JP2019113930A - 見守りシステム、見守りテレビ、見守りリモコン、見守り受信機及び見守り情報処理装置 - Google Patents

見守りシステム、見守りテレビ、見守りリモコン、見守り受信機及び見守り情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】見守り対象者宅にインターネット回線を接続することなく見守り対象者を見守ることができる見守りシステム、見守りテレビ、見守りリモコン、見守り受信機及び見守り情報処理装置を提供すること。【解決手段】本発明の見守りシステムは、ユーザにより見守られる見守り対象者のテレビ用リモコンの操作情報を取得する操作情報取得装置と、操作情報を含む見守り情報を受信し、該見守り情報に基づく見守り報知情報を生成してユーザ端末に送信する見守り情報処理装置と、見守り報知情報を受信するユーザ端末と、を備え、操作情報取得装置は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより識別番号に関する識別情報とともに見守り情報を見守り情報処理装置に送信し、見守り情報処理装置は、見守り報知情報を生成して識別情報に対応するユーザの所有するユーザ端末に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、日常的に使用される家庭のテレビや付属機器を用いて、在宅中の高齢者等の見守り対象者の状況を見守る見守りシステム、見守りテレビ、見守りリモコン、見守り受信機及び見守り情報処理装置に関する。
近年、在宅中の高齢者等の見守り対象者を見守る見守りシステムとして、テレビリモコンの電源ON/OFFやチャンネルの切り替えを行うリモコンから発信される赤外線信号を用いた見守りシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の見守りシステムでは、テレビリモコンから発信された赤外線信号に含まれるテレビ操作情報のイベント情報(電源ON/OFF)、イベント情報の発生時のタイムスタンプ情報、見守り対象者を識別するID情報からなる視聴情報(見守り情報)を収集する視聴情報収集ユニットと、視聴情報収集ユニットにて収集した視聴情報を蓄積して管理する視聴情報蓄積サーバに送信する通信ユニット(ルータ)と、を備えている。
また、特許文献1に記載の見守りシステムは、視聴情報収集ユニットにより収集された見守り情報を分析する見守り情報分析システムを更に有しており、この見守り情報分析システムにより見守り対象者に変化や異変があると判定したとき、すなわち、見守り対象者の見守り情報が予め設定された所定の閾値を超えたと判定されたときに、見守り対象者を見守るユーザの端末に通報(見守り情報を送信)することとしている。
特開2017−117168号公報
ところで、特許文献1に記載の構成では、見守り情報分析システムを構成する通信ユニットがルータにより構成されるため、見守り対象者の住居にインターネット回線が接続されている必要がある。このため、インターネット回線が接続されていない住居に居住する見守り対象者を見守るために特許文献1に記載の見守り情報分析システムを導入するには、見守り対象者の住居にインターネット回線を接続する必要がある。
しかしながら、インターネット回線が接続されていない住居にて生活を営む高齢者等の見守り対象者が自らインターネット回線を自宅に接続するのは容易ではなく、見守り対象者を見守るユーザ(例えば、見守り対象者の遠方で生活する子息)がインターネット回線を接続する場合であっても、少なくとも一度は見守り対象者宅に在宅し、その接続作業を行う必要があり、煩雑である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、高齢者等の見守り対象者宅にインターネット回線を接続することなく見守り対象者を見守ることができる見守りシステム、見守りテレビ、見守りリモコン、見守り受信機及び見守り情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の見守りシステムは、ユーザにより見守られる見守り対象者のテレビ用リモコンの操作情報を取得する操作情報取得装置と、前記操作情報取得装置から送信された前記操作情報を含む見守り情報を受信し、該見守り情報に基づく見守り報知情報を生成して前記ユーザが所有するユーザ端末に送信する見守り情報処理装置と、前記見守り報知情報を受信するユーザ端末と、を備え、前記操作情報取得装置は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより前記識別番号に関する識別情報とともに前記見守り情報を前記見守り情報処理装置に送信し、前記見守り情報処理装置は、前記見守り報知情報を生成して前記操作情報取得装置により送信された前記識別情報に対応するユーザの所有するユーザ端末に送信する。
本発明では、テレビ用リモコンの操作情報を含む見守り情報を取得する操作情報取得装置が無線携帯電話回線モジュール及びSIMカードを備えているので、無線携帯電話回線ネットワークにより識別情報とともに見守り情報が見守り情報処理装置に送信される。これによれば、操作情報取得装置をインターネット回線に直接接続することなく、見守り情報の送信が可能となる。したがって、見守り対象者宅にインターネット回線を接続する手間を省くことができ、操作情報取得装置を設置するだけで、見守り情報に基づく見守り報知情報がユーザ端末に送信されるので、見守り対象者を容易に見守ることができる。
本発明の見守りシステムの好ましい態様としては、前記見守り情報処理装置は、前記見守り情報を分析する分析サーバと、前記見守り報知情報を生成して該見守り報知情報を前記ユーザ端末に送信する提供サーバと、前記操作情報取得装置から送信された前記見守り情報を前記見守り対象者の履歴情報として記憶する保管サーバと、を備え、前記保管サーバは、前記ユーザ端末に前記見守り報知情報を送信するタイミングが定められたサービスプラン情報を記憶しており、前記提供サーバは、前記サービスプラン情報において前記見守り報知情報を送信するタイミングである場合に、前記見守り情報を加工して前記見守り報知情報を生成する情報加工部を有するとよい。
ここで、上記サービスプランとしては、例えば、見守り対象者が1日で初めてテレビの電源ON操作が実行された際にメール(テキスト情報)等により見守り報知情報を受け取る「簡易プラン」や、見守り対象者のテレビの電源ON操作及び電源OFF操作が実行される度にメール等により見守り報知情報を受け取る「通常プラン」等が挙げられる。
上記態様では、情報加工部が上述した各サービスプランに対応するサービスプラン情報において見守り報知情報を送信するタイミングである場合に見守り情報を加工して見守り報知情報を生成するので、ユーザは自らが契約したサービスプランに応じた見守り報知情報をユーザ端末にて取得できる。
本発明の見守りシステムの好ましい態様としては、前記保管サーバは、予め設定された登録パターンを保管しており、前記分析サーバは、前記見守り情報から前記見守り対象者による前記テレビ用リモコンの操作が前記登録パターンに沿って実行されたか否かを判定するパターン認識部を有し、前記提供サーバは、前記パターン認識部により判定された前記テレビ用リモコンの操作が前記登録パターンに沿って実行されていないと判定され、かつ、前記見守り報知情報を送信するタイミングである場合に、前記登録パターンに沿って実行されていないと判定された前記見守り情報を前記情報加工部により加工して前記見守り報知情報を生成し、該見守り報知情報を前記ユーザ端末に送信するとよい。
ここで、登録パターンとは、見守り対象者により実行されるテレビ用リモコンの操作のうち、テレビの電源ON操作に関する電源ON情報と、その操作が実行される時間帯情報とからなるON操作登録パターン情報、又は、見守り対象者により実行されるテレビの電源OFF操作に関する電源OFF情報と、その操作が実行される時間帯情報とからなるOFF操作登録パターン情報をいう。
例えば、見守り対象者の起床が7時であり、テレビの電源をONにするのが7時30分であることが習慣化されている場合には、電源ON情報と、7時30分±15分の範囲の時間帯情報と、を登録パターン情報(ON操作登録パターン情報)としてユーザが予め登録する。そして、操作情報取得装置から送信された見守り情報により、見守り対象者がテレビ用リモコンを用いて電源ON操作を実行したのが7時20分と認識された場合、パターン認識部は、操作情報が電源ON情報であり、操作を実行した日時情報がON操作登録パターン情報の時間帯情報の範囲に含まれるので、テレビ用リモコンの操作が登録パターンに一致していると判定する。一方、電源ON操作を実行したのが7時50分と認識された場合、操作情報が電源ON操作であっても、操作を実行した日時情報がON操作登録パターン情報の時間帯情報の範囲に含まれていないので、登録パターンに一致していないと判定する。
上記態様では、分析サーバにより見守り情報から見守り対象者によるテレビ用リモコンの操作が登録パターンに沿って実行されたか否かを判定し、その操作が登録パターンに沿って実行されていないと判定された場合に見守り報知情報がユーザ端末に送信される。すなわち、見守り対象者が通常と同じ操作を実行している場合にはユーザ端末に見守り報知情報が報知されることがなく、通常とは異なる操作を実行した場合にユーザ端末に見守り報知情報が報知される。換言すると、見守り対象者に異変がない場合に、見守り報知情報がユーザに報知されることがないので、見守り対象者がテレビの電源操作をする度に見守り報知情報が報知される場合に比べて、ユーザに対して煩雑な見守り報知情報が報知されることを抑制できる。
本発明の見守りシステムの好ましい態様としては、前記分析サーバは、前記パターン認識部により判定された前記テレビ用リモコンの操作が前記登録パターンに沿って実行されていないと複数回繰り返されて判定された場合に、前記見守り対象者の予測パターンを生成し、前記ユーザ端末に前記登録パターンを前記予測パターンに変更するか否かの選択を促す変更案内報知情報を前記ユーザ端末に送信し、前記予測パターンへの変更を許可する変更許可情報を前記ユーザ端末から受信した場合に当該予測パターンを前記登録パターンとして置き換えて前記保管サーバに記憶するパターン学習部を有するとよい。
ここで、予測パターンとは、上記電源ON情報と、その操作が過去複数回の操作の日時情報から算出された見守り対象者により将来実行されると予測される時間帯情報とからなるON操作予測パターン情報、又は、上記電源OFF情報と、その操作が過去複数回の操作の日時情報から算出された見守り対象者により将来実行される予測される時間帯情報とからなるOFF操作予測パターン情報をいう。
上記態様では、パターン認識部により判定されたテレビ用リモコンの操作が登録パターンに沿って実行されていないと複数回繰り返されて判定された場合に、見守り対象者の予測パターンを生成し、ユーザ端末に登録パターンを予測パターンに変更するか否かの選択を促す変更案内報知情報をユーザ端末に送信し、予測パターンへの変更を許可する変更許可情報をユーザ端末から受信した場合に、その予測パターンを登録パターンとして置き換えて記憶する。
例えば、電源ON情報と、7時30分±15分の範囲の時間帯情報と、が登録パターン情報(ON操作登録パターン情報)として記憶されており、見守り対象者が5日間連続で8時30分±15分の範囲内でテレビの電源ON操作を実行した場合、パターン学習部は、電源ON情報と、その操作が過去複数回の操作の日時情報から算出された見守り対象者により将来実行されると予測される時間帯情報(8時30分±15分の範囲の時間帯情報)とを予測パターン情報(ON操作予測パターン情報)として生成する(予測パターンの生成)。そして、ユーザ端末に対して登録パターン情報を予測パターン情報に変更するか否かの選択を促す変更案内報知情報を送信する。このユーザ端末において、ユーザが予測パターンへの変更を許可することを選択すると、変更許可情報が見守り情報処理装置に送信され、この変更許可情報を受信した際にパターン認識部における登録パターン情報として上記予測パターン情報を保管サーバに記憶する。
これによれば、見守り対象者の生活習慣が変化した際に、変化した生活習慣に合わせた予測パターンが生成され、ユーザの許可を得た場合にのみ上記登録パターンとして予測パターンを置き換えて保管サーバに記憶することができるので、見守り対象者の生活習慣に合わせて見守り報知情報をユーザ端末に送信できる。したがって、見守り対象者が新たな生活習慣に基づいてテレビの電源操作を実行した場合に、従来の生活習慣に合わせた見守り報知情報がユーザ端末に送信されることがないので、ユーザに対して煩雑な見守り報知情報が報知されることを確実に抑制でき、ユーザの利便性をより向上できる。
本発明の見守りシステムの好ましい態様としては、前記提供サーバは、前記ユーザの要求又は所定のタイミングで前記サービスプラン情報に係るサービスプランの解約を含む変更を選択するためのサービス選択報知情報を前記ユーザ端末に送信するサービス案内部を有し、前記サービス案内部は、前記サービス選択報知情報を送信する前のサービスプランとは異なるサービスプランに変更するサービス変更情報を前記ユーザ端末から受信した際に、該サービス変更情報に基づくサービスプラン情報を前記保管サーバに記憶するとよい。
上記態様では、サービス選択報知情報がユーザ端末に送信されるので、ユーザは、自らが望んだタイミング若しくは所定のタイミングでサービスプランの解約を含む変更を選択でき、サービスプランが変更された際には、変更されたサービスプラン情報が保管サーバに記憶されるので、ユーザが所望するタイミングで見守り報知情報を取得できる。したがって、ユーザの利便性を更に向上できる。
本発明の見守りシステムの好ましい態様としては、前記操作情報取得装置は、前記見守り対象者の自宅内の室温を検出する温度センサと、前記見守り対象者の前記自宅内の照度を検出する照度センサと、を備え、前記自宅内の室温及び前記自宅内の照度からなる環境情報を前記識別情報及び前記見守り情報とともに前記見守り情報処理装置に送信し、前記見守り情報処理装置は、前記見守り情報及び前記環境情報に基づいて前記見守り報知情報を生成して前記ユーザ端末に送信する。
上記態様では、見守り対象者の自宅内の室温及び照度からなる環境情報及び見守り情報に基づいて見守り報知情報が生成され、ユーザ端末に送信されるので、ユーザは、見守り対象者の存否に加えて、見守り対象者宅内の環境も認識でき、よりきめ細やかに見守り対象者を見守ることができる。
本発明の見守りシステムの好ましい態様としては、前記操作情報取得装置は、前記見守り対象者が押下することで、自らの危険を知らせるためのSOSボタンを有し、該SOSボタンが押下された際に前記無線携帯電話回線ネットワークにより前記見守り対象者の危険を知らせるための緊急情報を前記識別情報とともに前記見守り情報処理装置に送信し、前記見守り情報処理装置は、前記緊急情報に基づく緊急報知情報を生成し、前記識別情報に対応するユーザの前記ユーザ端末に前記緊急報知情報を送信するとよい。
上記態様では、見守り対象者がSOSボタンを押下した場合に、見守り対象が危険な状態にあることを示す緊急報知情報がユーザに確実に報知されるので、見守り対象者をより確実に見守ることができる。
本発明の見守りシステムの好ましい態様としては、前記操作情報取得装置は、位置信号の発信及び受信が可能なビーコンを有しているとよい。
上記態様では、ビーコンから発信される位置信号を受信可能な機器で受信することにより、ビーコンの位置を探索できる。これにより、例えば、見守り対象者の自宅が水没したり倒壊したりした場合に、該ビーコンを用いることでユーザが見守り対象者を容易に発見できる。
本発明の見守りシステムの好ましい態様としては、前記操作情報取得装置は、前記テレビ用リモコン、該テレビ用リモコンにより操作されるテレビ、前記テレビ用リモコンから送信される操作信号を受信する受信部を有する受信機のいずれかにより構成されているとよい。
上記態様では、操作情報取得装置がテレビ用リモコン、テレビ、受信機のいずれかにより構成されるので、見守り対象者の生活環境に応じて、いずれかから選択できる。
本発明の見守りテレビは、ユーザにより見守られる見守り対象者が視聴可能な見守りテレビであって、前記ユーザが操作するテレビ用リモコンの操作情報を取得する操作情報取得部と、取得した前記操作情報を含む見守り情報を見守り情報処理装置に送信する送信部と、を備え、前記送信部は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより前記識別番号に関する識別情報とともに前記見守り情報を前記見守り情報処理装置に送信する。
本発明の見守りリモコンは、ユーザにより見守られる見守り対象者が操作可能なテレビ用の見守りリモコンであって、前記見守りリモコンの操作情報を取得する操作情報取得部と、取得した前記操作情報を含む見守り情報を見守り情報処理装置に送信する送信部と、を備え、前記送信部は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより前記識別番号に関する識別情報とともに前記見守り情報を前記見守り情報処理装置に送信する。
本発明の見守りリモコンの好ましい態様としては、テレビの電源をON状態にするONボタンと、前記テレビの電源をOFF状態にするOFFボタンと、を備え、前記操作情報取得部は、前記見守り対象者の前記ONボタンの押下又は前記OFFボタンの押下のいずれであるかを検出して、該検出された情報を前記操作情報に付与するとよい。
上記態様では、テレビの電源をON状態にするONボタン及びOFF状態にするOFFボタンが設けられ、見守り対象者の操作がONボタンの押下又はOFFボタンの押下のいずれであるかを検出して、検出された情報が操作情報に付与されるので、見守り情報処理装置に送信される操作情報に正確な電源ON/OFF情報が付与される。このため、例えば、見守り対象者宅に2台以上のテレビが配置されている場合であっても、より的確に操作情報を見守り情報処理装置に送信できる。具体的には、電源のON/OFFを切り替える1つの電源ボタンのみが設けられている場合、1台のテレビがON状態にされた後、これとは異なるテレビをON状態にすると、電源ボタンの押下という同一の操作であるので、前回操作と異なる操作と認識されてテレビがOFF状態にされたと判断されるのに対し、上記態様では、上記の場合に、2台のテレビがON状態になったことを確実に認識できる。したがって、見守り対象者の行動をより確実に認識できる。
本発明の見守り受信機は、ユーザにより見守られる見守り対象者が操作可能なテレビ用リモコンの操作情報を取得する操作情報取得部と、取得した前記操作情報を含む見守り情報を見守り情報処理装置に送信する送信部と、を備え、前記送信部は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより前記識別番号に関する識別情報とともに前記見守り情報を前記見守り情報処理装置に送信する。
本発明の見守り情報処理装置は、ユーザにより見守られる見守り対象者の操作情報を含む見守り情報を無線携帯電話回線ネットワークにより受信し、該見守り情報に基づいて見守り報知情報を生成して前記ユーザが所有するユーザ端末に送信する。
本発明によれば、高齢者等の見守り対象者宅にインターネット回線を接続することなく見守り対象者を見守ることができる。
本発明の第一実施形態に係る見守りシステムの概略構成を示す図である。 図1に示す見守り受信機の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す見守り情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。 図1に示すユーザ端末の内部構成を示すブロック図である。 図1に示すユーザ端末の表示部に見守り報知情報が表示された一例を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る見守りシステムの概略構成を示す図である。 図6に示す見守りテレビの内部構成を示すブロック図である。 本発明の第三実施形態に係る見守りシステムの概略構成を示す図である。 図8に示す見守りリモコンの内部構成を示すブロック図である。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態に係る見守りシステムについて図面を用いて説明する。
[見守りシステムの概略構成]
図1は、本実施形態の見守りシステム100の概略構成を示す図である。
本実施形態の見守りシステム100は、見守り対象者(例えば、高齢者)を見守るユーザ(例えば、見守り対象者の遠方で生活する子息)が見守り対象者の存否等を確認できる見守りサービスを提供するシステムである。この見守りシステム100は、見守り対象者の自宅1内に配置されるテレビ2の操作をテレビ用リモコン3により実行した際に、その操作信号を見守り受信機4が取得し、該見守り受信機4により操作信号に電源ON/OFF情報が付与された操作情報を含む見守り情報が無線携帯電話回線ネットワーク5を介して見守り情報処理装置6に送信され、見守り情報処理装置6がその見守り情報に基づく見守り報知情報を、無線携帯電話回線ネットワーク5を介してユーザ端末7に送信することで、ユーザが見守り対象者の存否等を容易に認識できるシステムである。なお、本実施形態では、見守り受信機4から送信される見守り情報の送信が無線携帯電話回線ネットワーク5を介して実行される点を特徴としている。
なお、以下の説明では、複数の各種情報を用いて説明が行われる。これら各種情報を表1に示している。
Figure 2019113930
表1に示すように、操作情報とは、テレビ用リモコン3から送信される操作信号と、その操作信号がテレビ2の電源ON操作又は電源OFF操作であるのかを示す電源ON/OFF情報と、を含むものをいう。また、見守り情報とは、操作情報にその操作が実行された日時情報を含む情報をいう。
環境情報とは、自宅1内の室内温度情報と、自宅1内の室内照度情報と、を含むものをいう。また、識別情報とは、SIMカード9の識別番号に関する情報をいう。また、緊急情報とは、見守り対象者によりSOSボタン12が押下されたことを示す情報をいう。
ON操作登録パターン情報とは、見守り対象者により実行されるテレビ用リモコンの操作のうち、テレビの電源ON操作に関する電源ON情報と、その操作が実行される時間帯の範囲を示す時間帯情報とからなる情報をいう。また、OFF操作登録パターン情報とは、見守り対象者により実行されるテレビの電源OFF操作に関する電源OFF情報と、その操作が実行される時間帯情報とからなるOFF操作登録パターン情報をいう。
ON操作予測パターン情報とは、上記電源ON情報と、その操作が過去複数回の操作の日時情報から算出された見守り対象者により将来実行されると予測される時間帯情報とからなる情報をいい、OFF操作予測パターン情報とは、上記電源OFF情報と、その操作が過去複数回の操作の日時情報から算出された見守り対象者により将来実行される予測される時間帯情報とからなる情報をいう。
見守り報知情報とは、見守り情報に基づく報知情報をいい、緊急報知情報とは、緊急情報に基づく情報をいう。また、警告報知情報とは、見守り情報を24時間見守り情報処理装置6が受信できない場合に生成される報知情報をいう。
変更案内報知情報とは、ユーザ端末に登録パターン情報(ON操作登録パターン情報又はOFF操作登録パターン情報)を予測パターン情報(ON操作予測パターン情報又はOFF操作登録パターン情報)に変更するか否かの選択を促す報知情報をいう。また、変更許可情報とは予測パターン情報の登録パターン情報への変更を許可する情報をいう。
サービスプラン情報とは、ユーザが選択したサービスプランに関する情報と、上記ON/OFF操作登録パターン情報と、を含むものをいう。また、サービス選択報知情報とは、サービスプランの解約を含む変更を選択するための報知情報をいう。
サービス変更情報とは、サービス選択報知情報をユーザ端末に送信する前のサービスプランとは異なるサービスプランに変更するための情報をいい、サービス維持情報とは、サービス選択報知情報をユーザ端末に送信する前のサービスプランを維持する情報をいう。
ユーザ情報とは、ユーザに関する情報全般をいい、履歴情報とは、操作情報、日時情報、環境情報及び上記各報知情報を含むものをいう。
なお、上記各報知情報は、テキスト情報により構成されるが、これに限らず、例えば、画像等により構成されてもよい。
見守りシステム100は、図1に示すように、見守り対象者の自宅1内に配置されるテレビ2、テレビ用リモコン3、見守り受信機4、無線携帯電話回線ネットワーク5、見守り情報処理装置6及びユーザ端末7により構成される。これらのうち、テレビ2及びテレビ用リモコン3は、市販されているどのようなテレビ及びテレビ用リモコンでもよい。

[見守り受信機の構成]
図2は、見守り受信機4の内部構成を示すブロック図である。
見守り受信機4は、本発明の操作情報取得装置に相当し、図2に示すように、無線携帯電話回線モジュール8と、識別番号が付与されたSIMカード9と、時刻を計時する計時部10と、テレビ用リモコン3から送信された操作信号を受信する受信部11と、ビーコン15と、を内蔵している。これらのうち、無線携帯電話回線モジュール8及びSIMカード9は、本発明の送信部を構成する。また、見守り受信機4の外装筐体には、見守り対象者が押下することで、自らの危険を知らせるためのSOSボタン12、自宅1内の温度を検出する温度センサ13及び自宅1内の照度を検出する照度センサ14が設けられている。
無線携帯電話回線モジュール8は、例えば、3G及び4G無線携帯電話回線モジュールにより構成され、無線携帯電話回線ネットワーク5に接続する機能を有している。なお、本実施形態では、無線携帯電話回線モジュール8は、3G携帯電話回線又は4G携帯電話回線を使用することとしているが、今後開発される5G携帯電話回線であってもよい。すなわち、無線携帯電話回線モジュール8は、3G以上の無線携帯電話回線ネットワーク5に接続できればよい。
SIMカード9は、他のSIMカードとの違いを識別するための識別番号が付与されたものである。この識別番号に関する識別情報は、無線携帯電話回線モジュール8により、受信部11にて受信されたテレビ用リモコン3から送信された操作信号及び電源ON/OFF情報からなる操作情報と、その操作信号を受信した日時情報と、からなる見守り情報とともに、無線携帯電話回線ネットワーク5を介して見守り情報処理装置6へと送信される。また、無線携帯電話回線モジュール8は、上記見守り情報を送信する際、温度センサ13により検出された室内温度と、照度センサ14により検出された室内照度とからなる環境情報を、無線携帯電話回線ネットワーク5を介して見守り情報処理装置6へと送信する。さらに、見守り受信機4は、SOSボタン12が押下された際には、上記見守り情報の送信に関わらず、SOSボタン12が押下されたことを示す緊急情報を識別情報とともに見守り情報処理装置6へと送信する。
すなわち、本実施形態では、無線携帯電話回線モジュール8は、見守り受信機4により送信される見守り情報、環境情報及び緊急情報を識別情報とともに見守り情報処理装置6へと送信する機能を有し、環境情報は、見守り情報とともに見守り情報処理装置6へと送信され、緊急情報は、見守り情報及び環境情報とは別に識別情報とともに見守り情報処理装置6へと送信される。
なお、本実施形態では、環境情報は、見守り情報とともに見守り情報処理装置6に送信されることとしたが、例えば、所定の条件を満たした際(例えば、ユーザがテレビ2の操作情報に室温等の情報を加えた情報を見守り報知情報として受信できる見守りサービスプランに加入している場合等)にのみ見守り情報とともにこれを送信することとしてもよい。
受信部11は、テレビ用リモコン3から送信される各種操作信号のうち、テレビ2の電源の操作信号を受信する。この際、テレビ用リモコン3には、電源ボタンが1つしか設けられていないため、テレビ2の電源の操作信号は、電源をONする際及びOFFする際のいずれも同じ操作信号が送信される。このため、受信部11は、操作信号を受信する度にテレビ2の電源をONする操作信号及びテレビ2の電源をOFFする操作信号であるかを交互に認定し、その操作信号に電源ON/OFF情報を付与して操作情報を生成する。
ビーコン15は、位置信号の発信及び受信が可能なチップにより構成され、ビーコン15から発信される位置信号を、例えば、ユーザが所有するビーコン15から発信される位置信号を受信可能な機器で受信することにより、ビーコン15の位置を探索できる。これにより、例えば、見守り対象者の自宅1が水没したり倒壊したりした場合に、該ビーコン15を用いることでユーザが見守り対象者を容易に発見できる。
無線携帯電話回線ネットワーク5は、無線携帯電話回線ネットワーク5を構成する携帯電話事業者の電話局50の他、携帯電話事業者が全国に多数設置した基地局51,52を有している。この基地局51,52のそれぞれは、見守り対象者の自宅(見守り受信機4)ユーザ端末7のそれぞれとの間で無線携帯電話回線ネットワーク5の末端として無線通信を行う。また、電話局50及び各基地局51,52間は、有線(電話回線、専用線)又は無線・衛星回線で接続される。
また、基地局51,52の選択は、見守り対象者の自宅1及びユーザ端末7のそれぞれから最も近い基地局51,52がそれぞれ選択される。
なお、いずれの携帯電話事業者が設置した基地局を選択するかは、ユーザが選択した携帯電話事業者がA携帯電話事業者である場合、A携帯電話事業者が設置した基地局のうち、自宅1から最も近いA携帯電話事業者の基地局及びユーザ端末7から最も近いA携帯電話事業者の基地局がそれぞれ選択される。一方、ユーザがB携帯電話事業者を選択した場合、B携帯電話事業者が設置した基地局のうち、自宅1から最も近いB携帯電話事業者の基地局及びユーザ端末7から最も近いB携帯電話事業者の基地局がそれぞれ選択される。このような基地局は、全国を略網羅しているため、自宅1がどのような地域に存在していても容易に基地局51(無線携帯電話回線ネットワーク5)を介して上記見守り情報を、電話局50を介して見守り情報処理装置6へと送信できる。
[見守り情報処理装置の構成]
図3は、見守り情報処理装置6の内部構成を示すブロック図である。
見守り情報処理装置6は、図3に示すように、無線携帯電話回線ネットワーク5と通信可能に構成され、見守り受信機4から見守り情報を受信し、ユーザ端末7に見守り報知情報等の各種情報を送信可能な通信部601と、通信部601による通信に対するセキュリティを確認し、必要な権限を付与するセキュリティ認証部602と、見守り情報を分析する分析サーバ61と、分析サーバ61により分析された見守り情報に基づいた見守り報知情報を生成し、ユーザ端末7に該見守り報知情報を送信する提供サーバ62と、受信した見守り情報等の各種情報を保管(記憶)する保管サーバ63と、を備えている。
[分析サーバの構成]
分析サーバ61は、図3に示すように、パターン認識部611及びパターン学習部612を有している。
パターン認識部611は、受信した見守り情報の識別情報を基に保管サーバ63の識別情報記憶部631内を検索し、その識別情報に関係付けられているサービスプラン情報記憶部633内のサービスプラン情報を読み出し、そのサービスプラン情報の登録パターンと見守り情報の操作情報及び日時情報とを比較してこれら操作情報及び日時情報が登録パターンに一致しているか否かを判定する。この登録パターンは、初期設定時においては、ユーザにより設定され、ON操作登録パターン情報及びOFF操作登録パターン情報として保管サーバ63のサービスプラン情報記憶部633に記憶される。
例えば、見守り対象者の起床が7時であり、テレビの電源をONにするのが7時30分であることが習慣化されている場合には、電源ON情報と、7時30分±15分の範囲の時間帯情報と、をON操作登録パターン情報としてユーザが予め登録し、これがサービスプラン情報記憶部633に記憶される。
そして、見守り受信機4から送信された見守り情報により、見守り対象者がテレビ用リモコンを用いて電源ON操作を実行したのが7時20分と認識された場合、パターン認識部611は、操作情報が電源ON情報であり、操作を実行した日時情報がON操作登録パターン情報の時間帯情報の範囲に含まれるので、テレビ用リモコンの操作が登録パターンに一致していると判定する。一方、電源ON操作を実行したのが7時50分と認定された場合、パターン認識部611は、操作情報が電源ON操作であっても、操作を実行した日時情報がON操作登録パターン情報の時間帯情報の範囲に含まれていないので、登録パターンに一致していないと判定する。
なお、パターン認識部611により見守り情報に含まれる操作情報が電源OFF情報である場合、上記日時情報が上記時間帯情報の範囲内であるか否かに関わらず、登録パターンに一致していないと判定する。このパターン認識部611により認識された見守り情報は、その都度、保管サーバ63の履歴情報記憶部634に記憶される。
また、例えば、見守り対象者が就寝前にテレビ2の電源をOFFにする(テレビ2の電源OFF操作を実行する)のが22時であることが習慣化されている場合には、電源OFF情報と、22時±15分の範囲の時間帯情報と、をOFF操作登録パターン情報としてユーザが予め登録し、これがサービスプラン情報記憶部633に記憶される。
そして、見守り受信機4から送信された見守り情報により、見守り対象者がテレビ2の電源OFF操作を実行したのが22時10分と認識された場合、パターン認識部611は、見守り情報に含まれる操作情報が電源OFF情報であり、かつ日時情報がOFF操作登録パターン情報の時間帯情報の範囲に含まれる場合に、登録パターンに一致していると判定する。一方、電源OFF操作を実行したのが22時30分と認識された場合、パターン認識部611は、操作情報が電源OFF情報であっても、日時情報がOFF操作登録パターン情報の時間帯情報の範囲に含まれないので、登録パターンに一致していないと判定する。
なお、パターン認識部611により見守り情報に含まれる操作情報が電源ON情報である場合、上記日時情報が上記時間帯情報の範囲内であるか否かに関わらず、登録パターンに一致していないと判定する。
また、上記実施形態では、時間帯情報において±15分の範囲を設定したが、これに限らず、その範囲は任意に設定でき、±5分の範囲であってもよいし、±30分の範囲であってもよい。
パターン学習部612は、保管サーバ63の履歴情報記憶部634に記憶された見守り情報に基づいて、見守り対象者のパターンを分析し、見守り対象者の予測パターンを生成し、パターン認識部611における登録パターンとして当該予測パターンを置き換えて保管サーバ63に記憶する。
例えば、電源ON情報と、7時30分±15分の範囲の時間帯情報と、が登録パターン情報(ON操作登録パターン情報)として記憶されており、見守り対象者が5日間連続で8時30分±15分の範囲内でテレビの電源ON操作を実行した場合、すなわち、パターン認識部611が5日間連続で登録パターンに一致しないと判定した場合、パターン学習部612は、電源ON情報と、その操作が過去複数回の操作の日時情報から算出された見守り対象者により将来実行されると予測される時間帯情報(8時30分±15分の範囲の時間帯情報)と、を予測パターン情報(ON操作予測パターン情報)として生成する(予測パターンの生成)。
この予測パターン情報における時間帯情報の算出は、例えば、過去複数回の操作の日時情報から平均時刻を算出することにより行われ、その平均時刻±15分の範囲を予測パターン情報における時間帯情報としている。なお、予測パターン情報における時間帯情報は、上記算出方法に限らず、過去複数回の操作の時刻のうち、2日以上連続して略同じ時刻に電源ON操作が実行されたと認識された場合は、その時刻±15分の範囲を予測パターン情報における時間帯情報としてもよい。すなわち、予測パターン情報における時間帯情報の算出は適宜変更できる。
そして、ユーザ端末7に対して登録パターン情報を予測パターン情報に変更するか否かの選択を促す変更案内報知情報を送信する。このユーザ端末7において、ユーザが予測パターンへの変更を許可することを選択すると、変更許可情報が見守り情報処理装置6に送信され、この変更許可情報を受信した際にパターン認識部における登録パターン情報として上記予測パターン情報を保管サーバ63のサービスプラン情報記憶部633に記憶する。これにより、電源ON情報と、8時30分±15分の範囲の時間帯情報とからなる予測パターン情報が新たな登録パターン情報(ON操作登録パターン情報)としてサービスプラン情報記憶部633に記憶される。
なお、パターン学習部612は、見守り情報に含まれる電源ON/OFF情報及び日時情報が登録パターン情報と一致しないと判定され、パターンが認識された場合に、予測パターン情報を生成することとしたが、これに限らず、例えば、10日以上登録パターンと異なるパターンが認識された場合に予測パターン情報を生成してもよいし、3日程度でもよい。また、予測パターン情報の生成を曜日ごとに実行してもよいし、連続していなくても例えば、7日中4日以上登録パターンと異なるパターンを認識した場合に実行してもよい。
また、上述したように予測パターン情報を登録パターン情報として置き換えて記憶する際には、ユーザ端末7に対して登録パターン情報を変更してもよいか否かの選択を迫る変更案内報知情報を、提供サーバ62を介して送信し、ユーザが予測パターン情報を登録パターンに変更してもよいと判断し、上記変更を許可した場合は予測パターン情報を登録パターンとして置き換えてサービスプラン情報記憶部633に記憶するが、変更を許可しなかった場合はそれまでの登録パターン情報を維持する。
[提供サーバの構成]
提供サーバ62は、図3に示すように、情報加工部621及びサービス案内部622を有している。
情報加工部621は、ユーザが見守りサービスを使用する際に予め選択したサービスプランに関するサービスプラン情報に基づいて、見守り情報を加工して見守り報知情報を生成する。このサービスプラン情報は、上述したように保管サーバ63のサービスプラン情報記憶部633に記憶されている。
このようなサービスプランとしては、例えば、見守り対象者が1日で初めてテレビ2の電源ON操作が実行された際にメール(テキスト情報)により見守り報知情報を受け取る「簡易プラン」の他、見守り対象者のテレビ2の電源ON操作及び電源OFF操作が実行される度にメールにより見守り報知情報を受け取る「通常プラン」や、該通常プランに加えて、電源ON操作及び電源OFF操作が実行される度に、その情報とともに、環境情報に基づく室温や室内の明るさ等の情報をメールにて受け取る「高度見守りプラン」の他、見守り対象者のテレビ2の電源ON操作及びOFF操作が登録パターンを充足していない場合にのみ見守り報知情報を受け取る「気になるときだけプラン」等が挙げられる。
情報加工部621は、このような各サービスプランのサービスプラン情報に基づいて見守り情報及び環境情報を加工して見守り報知情報を生成する。例えば、ユーザが「簡易プラン」を選択している場合、見守り対象者が1日の始めにテレビ2の電源ON操作を実行したこと及びその日時等の情報をテキスト形式に加工した見守り報知情報を生成する。具体的には、情報加工部621は、見守り受信機4から無線携帯電話回線ネットワーク5を介して受信した見守り情報のうち、1日の最初に受信した見守り情報(例えば、0時〜24時の間に、16回見守り情報を受信した場合、最初に受信した1回目の見守り情報)に基づいて、見守り報知情報を生成し、残りの15回送信された見守り情報は、履歴情報記憶部634に記憶するが、見守り報知情報は生成しない。すなわち、残りの15回送信された見守り情報に対する情報加工部621による見守り報知情報の生成はキャンセルされる。
また、ユーザが「気になるときだけプラン」を選択している場合、見守り報知情報を送信するタイミングは、パターン認識部611により、見守り情報から見守り対象者の操作パターンが登録パターンに一致していない場合に設定されていることから、その場合にのみ見守り対象者がテレビ2の電源ON操作若しくは電源OFF操作を実行したこと及びその日時等の情報をテキスト形式に加工した見守り報知情報を生成する。具体的には、情報加工部621は、見守り受信機4から無線携帯電話回線ネットワーク5を介して受信した見守り情報のうち、分析サーバ61のパターン認識部611により見守り情報に含まれる電源ON/OFF情報及び日時情報が登録パターン情報に一致していない場合において、その見守り情報に基づく見守り報知情報を生成する。
一方、見守り情報に含まれる電源ON/OFF情報及び日時情報が登録パターンに一致している場合には、見守り情報に対する情報加工部621による見守り報知情報の生成はキャンセルされる。
このように、ユーザが「簡易プラン」及び「気になるときだけプラン」を選択している場合、情報加工部621は、「簡易プラン」においては、1日の始めの電源ON操作以外の操作を実行した場合、「気になるときだけプラン」においては、パターン認識部611により電源ON/OFF情報及び日時情報が登録パターン情報に一致しているとき)には、見守り報知情報を生成しない。すなわち、情報加工部621は、見守り報知情報を送信するタイミングである場合にのみ見守り情報を加工して見守り報知情報を生成する。
一方、ユーザが「通常プラン」又は「高度見守りプラン」を選択している場合、見守り対象者がテレビ2の電源ON操作及び電源OFF操作を実行する度に電源ON操作及び電源OFF操作を実行したこと及びその時間日時等の情報をテキスト形式に加工した見守り報知情報を生成する。また、「高度見守りプラン」においては、これらに加え、環境情報に基づく室内温度情報及び室内照度情報をテキスト形式に加工した見守り報知情報(図5参照)を生成する。
また、情報加工部621は、見守り対象者の危険を報知する緊急報知情報と、警告報知情報を生成する。これらのうち、緊急報知情報は、緊急情報を受信した際に情報加工部621が生成する。
一方、警告報知情報は、上述したように、見守り情報を24時間見守り情報処理装置6が受信できない場合に生成される報知情報であり、より具体的には、見守り受信機4から見守り情報を受信し、該見守り情報に含まれる操作情報が電源ON情報であり、その後24時間以上テレビ2の電源OFF操作を実行したことを示す操作情報(電源OFF情報)を含む見守り情報を受信していない場合、及び見守り受信機4から見守り情報を受信し、該見守り情報に含まれる操作情報が電源OFF情報であり、その後24時間以上テレビ2の電源ON操作を実行したことを示す操作情報(電源ON情報)を含む見守り情報を受信していない場合に生成される報知情報である。この警告報知情報は、上記条件を充足した際に情報加工部621が生成する。
つまり、提供サーバ62は、上記各条件を充足する際に対応する緊急報知情報及び警告報知情報のいずれかを生成し、通信部601を介してユーザ端末7に緊急報知情報又は警告報知情報を識別情報とともに送信する。
サービス案内部622は、所定のタイミングでサービスプランの解約を含む変更を選択できるサービス選択報知情報をユーザ端末7に通信部601を介して送信する。このサービス案内部622は、例えば、ユーザ端末7からの要求があった場合、若しくは、1月に1回のペースで、サービス選択報知情報を送信する。
また、このようなサービス選択報知情報を送信した後、ユーザ端末7からサービスプランを変更するサービス変更情報を取得した場合、サービス案内部622は、サービスプラン情報記憶部633に変更されたサービスプランに係るサービスプラン情報を記憶する。一方、所定期間内にサービスプラン情報を取得できない場合、若しくはサービスプランを変更しないサービス維持情報を取得した場合、サービス案内部622は、サービスプラン情報記憶部633に記憶されたサービスプラン情報を維持する。
[保管サーバの構成]
保管サーバ63は、識別情報記憶部631、ユーザ情報記憶部632、サービスプラン情報記憶部633及び履歴情報記憶部634を有する。
識別情報記憶部631は、各見守り対象者の自宅1に設けられる受信機4に装着されるSIMカード9の識別番号に関する識別情報をそれぞれ記憶している。また、ユーザ情報記憶部632は、各ユーザの情報を記憶している。
サービスプラン情報記憶部633は、各サービスプラン情報及び各登録パターン情報を記憶している。なお、サービスプラン情報として「気になるときだけプラン」に関するサービスプラン情報が記憶されていない場合には、各登録パターン情報は、記憶されていなくてもよい。この場合、例えば、サービスプランが変更された際に、各登録パターン情報がユーザにより登録される。
また、履歴情報記憶部634は、見守り情報処理装置6が受信した見守り情報から操作情報及び日時情報を取得し、これらを時系列で記憶している。また、環境情報、緊急情報及び見守り報知情報を含む各報知情報も併せて記憶している。
なお、識別情報記憶部631に記憶されている各識別情報と、ユーザ情報記憶部632に記憶されている各ユーザ情報、サービスプラン情報記憶部633に記憶されている各サービスプラン情報及び各登録パターン情報、並びに履歴情報記憶部634に記憶されている操作情報、日時情報、環境情報、緊急情報及び見守り報知情報を含む各報知情報と、は、識別情報をキーとして対応付けられて記憶されている。
[ユーザ端末の構成]
ユーザ端末7は、いわゆるスマートフォン等により構成される携帯端末であり、ユーザがそれぞれ所有している一般的な市販品である。このユーザ端末7は、図4に示すように、見守り情報処理装置6と通信可能な通信部71と、各種情報を表示可能な表示部72と、音声を出力する音声出力部73と、を備えている。
例えば、ユーザが「高度見守りプラン」を選択している場合に、見守り情報処理装置6から無線携帯電話回線ネットワーク5を介して見守り報知情報がユーザ端末7に対して送信されると、ユーザ端末7は、通信部71により見守り報知情報を受信し、図5に示すように、該見守り報知情報に基づくテキスト情報を表示部72に表示させる。これにより、ユーザは、見守り対象者のテレビ2の電源ON操作を実行した時間、見守り対象者の自宅1の室温及び室内の明るさ等を視認でき、見守り対象者が在宅かつ存命していることを容易に認識できる。さらに、室温や室内の明るさ等も視認できるため、ユーザが直接見守り対象者に、部屋の電気をつけることや、部屋の温度を温めることを促すことができる。
また、見守り情報処理装置6から無線携帯電話回線ネットワーク5を介して緊急報知情報又は警告報知情報がユーザ端末7に対して送信されると、ユーザ端末7は、通信部71により緊急報知情報又は警告報知情報を受信し、緊急報知情報に基づくテキスト情報又は警告報知情報に基づくテキスト情報を表示部72に表示させる。これにより、ユーザは、見守り対象者に異変があったことを確実に認識できる。
また、ユーザ端末7には、見守りシステムと連携が可能な見守りアプリケーションが内蔵(ダウンロード)されている。この見守りアプリケーションでは、例えば、自らが契約した見守りプランに関わらず、見守り対象者のテレビ2の操作が時系列で表示された情報を表示部72に表示させることができる。この見守り対象者のテレビ2の操作が時系列で表示された情報は、見守り情報処理装置6の保管サーバ63の履歴情報記憶部634から取得される。これにより、ユーザは、例えば、「簡易プラン」の契約をしている場合でも、上記アプリケーションを利用して、見守り対象者の状況を容易に確認できる。
以上説明した見守りシステム100では、テレビ2の操作情報を含む見守り情報を取得する見守り受信機4が無線携帯電話回線モジュール8及びSIMカード9を備えていることから、無線携帯電話回線ネットワーク5により見守り情報が見守り情報処理装置6に送信される。これにより、見守り受信機4をインターネット回線に直接に接続することなく、見守り情報の送信が可能となる。したがって、見守り対象の自宅1にインターネット回線を接続する手間を省くことができ、見守り情報に基づく見守り報知情報がユーザ端末7に送信されるので、見守り受信機4を自宅1内に設置するだけで、見守り対象者を容易に見守ることができる。
また、情報加工部621が各サービスプランに対応するサービスプラン情報において見守り報知情報を送信するタイミングである場合に見守り情報を加工して見守り報知情報を生成するので、ユーザは自らが契約したサービスプランに応じた見守り報知情報をユーザ端末7にて取得できる。
また、分析サーバ61により見守り情報から見守り対象者によるテレビ用リモコンの操作が登録パターンに沿って実行されたか否かを判定し、その操作が登録パターンに沿って実行されていないと判定された場合に見守り報知情報がユーザ端末7に送信される。すなわち、「気になるときだけプラン」をユーザが選択していれば、見守り対象者が通常と同じ操作を実行している場合にはユーザ端末7に見守り報知情報が報知されることがなく、通常とは異なる操作を実行した場合にユーザ端末7に見守り報知情報が報知される。換言すると、見守り対象者に異変がない場合に、見守り報知情報がユーザに放置されることがないので、見守り対象者がテレビ2の電源操作をする度に見守り報知情報が報知される場合に比べて、ユーザに対して煩雑な見守り報知情報が報知されることを抑制できる。
見守り対象者の生活習慣が変化した際に、変化した生活習慣に合わせた予測パターンが生成され、ユーザの許可を得た場合にのみ上記登録パターンとして予測パターンを置き換えて保管サーバに記憶することができるので、見守り対象者の生活習慣に合わせて見守り報知情報をユーザ端末7に送信できる。したがって、見守り対象者が新たな生活習慣に基づいてテレビ2の電源操作を実行した場合に、従来の生活習慣に合わせた見守り報知情報がユーザ端末に送信されることがないので、ユーザに対して煩雑な見守り報知情報が報知されることを確実に抑制でき、ユーザの利便性をより向上できる。
また、ユーザが「高度見守りプラン」を選択した場合、見守り対象者の自宅1内の室温及び照度からなる環境情報及び見守り情報に基づいて見守り報知情報が生成され、ユーザ端末7に送信されるので、ユーザは、見守り対象者の存否に加えて、見守り対象者の自宅1内の環境も認識でき、よりきめ細やかに見守り対象者を見守ることができる。
サービス選択報知情報がユーザ端末7に送信されるので、ユーザは、自らが望んだタイミング若しくは所定のタイミングでサービスプランの解約を含む変更を選択でき、サービスプランが変更された際には、変更されたサービスプラン情報が保管サーバ63のサービスプラン情報記憶部633に記憶されるので、ユーザが所望するタイミングで見守り報知情報を取得できる。
また、見守り対象者がSOSボタン12を押下した場合に、見守り対象が危険な状態にあることを緊急報知情報としてユーザに確実に報知されるので、見守り対象者をより確実に見守ることができる。
また、本実施形態では、操作情報取得装置が上記見守り受信機4により構成されているので、無線携帯電話回線モジュール8及びSIMカード9をテレビ2やテレビ用リモコン3に内蔵する必要がないため、受信機4のみを見守り対象の自宅1に配置するだけで、見守りシステム100を構築できる。すなわち、既存のテレビやテレビ用リモコンをそのまま使用できるので、低コストにて見守り対象を見守ることができる。
[第二実施形態]
以下、本発明の第二実施形態について、図面を用いて説明する。図6は、本実施形態の見守りシステム200の概略構成を示す図である。
見守りシステム200は、見守り対象者の自宅1内に配置されるテレビ2A、テレビ用リモコン3、無線携帯電話回線ネットワーク5、見守り情報処理装置6及びユーザ端末7により構成される。すなわち、本実施形態では、見守り受信機4を備えていない他、テレビ2に代えて上記見守り受信機4と略同一の機能を有するテレビ2Aを備えている点で、上記第一実施形態と異なる。
なお、以下の説明では、上記第一実施形態と同一又は略同一の構成については、同じ番号を付し、説明を省略又は簡略化する。
テレビ2Aは、第一実施形態における見守り受信機4と略同一の構成を備えている。具体的には、テレビ2Aは、本発明の操作情報取得装置に相当し、図7に示すように、無線携帯電話回線モジュール8と、SIMカード9と、計時部10と、本発明の操作情報取得部に相当する受信部11と、ビーコン15と、を内蔵している。また、テレビ2Aの外装筐体には、SOSボタン12、温度センサ13及び照度センサ14が設けられている。
上記実施形態では、テレビ用リモコン3から送信される操作信号を受信する受信機を操作情報取得装置として別途設ける必要がないため、見守りシステム200を構築する装置数を少なくできる。
また、例えば、上記第一実施形態の場合では、テレビ2を部屋の模様替えなどにより移動させた際に見守り受信機4も併せて移動させる必要があり、テレビ2とともに移動させない場合には、見守り受信機4により操作情報を受信することができなかったのに対し、本実施形態では、テレビ2Aが操作情報取得装置として機能するので、テレビ2Aのみを移動させるだけで確実に操作情報を受信し、見守り情報を見守り情報処理装置6に送信できる。
[第三実施形態]
以下、本発明の第三実施形態について、図面を用いて説明する。図8は、本実施形態の見守りシステム300の概略構成を示す図である。
見守りシステム300は、見守り対象者の自宅1内に配置されるテレビ2、テレビ用リモコン3A、無線携帯電話回線ネットワーク5、見守り情報処理装置6及びユーザ端末7により構成される。すなわち、本実施形態では、見守り受信機4を備えていない他、テレビ用リモコン3に代えて見守り受信機4と略同一の機能を有するテレビ用リモコン3Aを備えている点で、上記第一実施形態と異なる。
なお、以下の説明では、上記第一実施形態と同一又は略同一の構成については、同じ番号を付し、説明を省略又は簡略化する。
テレビ用リモコン3Aは、第一実施形態における見守り受信機4と略同一の構成を備え、受信部11に代えて動作認識部19を備える他、電源ONボタン16、電源OFFボタン17及びチャンネル切り替えボタン18を更に備えている。具体的には、テレビ用リモコン3Aは、本発明の操作情報取得装置に相当し、図9に示すように、無線携帯電話回線モジュール8と、SIMカード9と、計時部10と、ビーコン15と、本発明の操作情報取得部に相当する動作認識部19と、を内蔵している。また、テレビ用リモコン3Aの外装筐体には、SOSボタン12、温度センサ13、照度センサ14の他、電源ONボタン16、電源OFFボタン17及びチャンネル切り替えボタン18が設けられている。
また、本実施形態では、一般的なテレビ用リモコンと異なり、テレビ2の電源をONにするONボタン16と、テレビ2の電源をOFFにするOFFボタン17とがそれぞれ設けられている。このため、動作認識部19は、いずれのボタン16,17が押下されたかを認識するだけでよく、例えば、上記受信部11のように操作信号を受信する度にテレビ2の電源をONする操作信号及びテレビ2の電源をOFFする操作信号であるかを交互に認定し、その操作信号に電源ON/OFF情報を付与して操作情報を生成する必要がない。
上記実施形態では、上記第二実施形態と同様、テレビ用リモコン3Aから送信される操作信号を受信する受信機を操作情報取得装置として別途設ける必要がないため、見守りシステム300を構築する装置数を少なくできる。
また、テレビ2の電源をON状態にする電源ONボタン16及びOFF状態にする電源OFFボタン17が設けられ、見守り対象者の操作がONボタンの押下又はOFFボタンの押下のいずれであるかを検出して、検出された電源ON/OFF情報が操作情報に付与されるので、見守り情報処理装置に送信される操作情報に正確な電源ON/OFF情報が付与される。このため、例えば、見守り対象者の自宅1に2台以上のテレビが配置されている場合に、より的確に操作情報を見守り情報処理装置に送信できる。具体的には、電源のON/OFFを切り替える1つの電源ボタンのみが設けられている場合、1台のテレビがON状態にされた後、これとは異なるテレビをON状態にすると、電源ボタンの押下という同一の操作であるので、前回操作と異なる操作と認識されてテレビがOFF状態にされたと判断されるのに対し、本実施形態では、上記の場合に、2台のテレビがON状態になったことを確実に認識できる。したがって、見守り対象者の行動をより確実に認識できる。
その他、細部構成は上記各実施形態の構成のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上記各実施形態では、ユーザ端末7は、いわゆるスマートフォンにより構成されることとしたが、これに限らず、ユーザ宅内に配置されたパーソナルコンピュータでもよいし、タブレット端末等であってもよい。例えば、ユーザ宅内に配置されたパーソナルコンピュータによりユーザ端末7が構成されている場合、ユーザ端末7と見守り情報処理装置6との通信は、インターネット回線網を通じて行われる。
上記各実施形態では、ユーザ端末7内には、上記アプリケーションが内蔵されていなくてもよく、この場合、例えば、情報加工部621が1日の見守り対象者のテレビ2の操作状況を時系列で表示した情報を生成し、所定時間(例えば、22時)に見守り報知情報として送信するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、警告報知情報は、見守り情報を24時間見守り情報処理装置6が受信できない場合に生成される報知情報であることとしたが、これに限らない。例えば、ユーザが「気になるときだけプラン」を選択している場合において、登録パターン情報における時間帯情報で示される時間帯を1時間徒過しても、対応する電源ON情報又は電源OFF情報の取得がない場合に、警告報知情報を生成して、ユーザ端末7に送信することとしてもよい。
また、見守り受信機4、見守りテレビ2A、見守りリモコン3Aのそれぞれに、SOSボタン12、温度センサ13、照度センサ14及びビーコン15を設けることとしたが、これらは内蔵されていなくてもよいし、これらの一部のみが内蔵されていてもよい。
上記各実施形態では、操作情報としては、テレビ2の電源ON操作を示す電源ON情報及び電源OFF操作を示す電源OFF情報のみを取得することとしたが、これに限らず、例えば、テレビ2での放送チャンネル操作及び音量操作等に関する情報も併せて操作情報として取得することとしてもよい。この場合、情報加工部621は、見守り対象者の視聴しているチャンネル及び音量も把握でき、見守り対象者をよりきめ細やかに見守ることができる。
1 自宅
2 テレビ
2A テレビ(見守りテレビ)
3 テレビ用リモコン
3A テレビ用リモコン(見守りリモコン)
4 見守り受信機
5 無線携帯電話回線ネットワーク
50 電話局
51,52 基地局
6 見守り情報処理装置
7 ユーザ端末
8 無線携帯電話回線モジュール
9 SIMカード
10 計時部
11 受信部
12 SOSボタン
13 温度センサ
14 照度センサ
15 ビーコン
16 電源ONボタン
17 電源OFFボタン
18 チャンネル切り替えボタン
19 動作認識部
100,200,300 見守りシステム
601 通信部
602 セキュリティ認証部
61 分析サーバ
62 提供サーバ
63 保管サーバ
611 パターン認識部
612 パターン学習部
621 情報加工部
622 サービス案内部
631 識別情報記憶部
632 ユーザ情報記憶部
633 サービスプラン情報記憶部
634 履歴情報記憶部

Claims (14)

  1. ユーザにより見守られる見守り対象者のテレビ用リモコンの操作情報を取得する操作情報取得装置と、
    前記操作情報取得装置から送信された前記操作情報を含む見守り情報を受信し、該見守り情報に基づく見守り報知情報を生成して前記ユーザが所有するユーザ端末に送信する見守り情報処理装置と、
    前記見守り報知情報を受信するユーザ端末と、を備え、
    前記操作情報取得装置は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより前記識別番号に関する識別情報とともに前記見守り情報を前記見守り情報処理装置に送信し、
    前記見守り情報処理装置は、前記見守り報知情報を生成して前記操作情報取得装置により送信された前記識別情報に対応するユーザの所有するユーザ端末に送信することを特徴とする見守りシステム。
  2. 前記見守り情報処理装置は、前記見守り情報を分析する分析サーバと、
    前記見守り報知情報を生成して該見守り報知情報を前記ユーザ端末に送信する提供サーバと、
    前記操作情報取得装置から送信された前記見守り情報を前記見守り対象者の履歴情報として記憶する保管サーバと、を備え、
    前記保管サーバは、前記ユーザ端末に前記見守り報知情報を送信するタイミングが定められたサービスプラン情報を記憶しており、
    前記提供サーバは、前記サービスプラン情報において前記見守り報知情報を送信するタイミングである場合に、前記見守り情報を加工して前記見守り報知情報を生成する情報加工部を有することを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記保管サーバは、予め設定された登録パターンを保管しており、
    前記分析サーバは、前記見守り情報から前記見守り対象者による前記テレビ用リモコンの操作が前記登録パターンに沿って実行されたか否かを判定するパターン認識部を有し、
    前記提供サーバは、前記パターン認識部により判定された前記テレビ用リモコンの操作が前記登録パターンに沿って実行されていないと判定され、かつ、前記見守り報知情報を送信するタイミングである場合に、前記登録パターンに沿って実行されていないと判定された前記見守り情報を前記情報加工部により加工して前記見守り報知情報を生成し、該見守り報知情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項2に記載の見守りシステム。
  4. 前記分析サーバは、前記パターン認識部により判定された前記テレビ用リモコンの操作が前記登録パターンに沿って実行されていないと複数回繰り返されて判定された場合に、前記見守り対象者の予測パターンを生成し、前記ユーザ端末に前記登録パターンを前記予測パターンに変更するか否かの選択を促す変更案内報知情報を前記ユーザ端末に送信し、前記予測パターンへの変更を許可する変更許可情報を前記ユーザ端末から受信した場合に当該予測パターンを前記登録パターンとして置き換えて前記保管サーバに記憶するパターン学習部を有することを特徴とする請求項3に記載の見守りシステム。
  5. 前記提供サーバは、前記ユーザの要求又は所定のタイミングで前記サービスプラン情報に係るサービスプランの解約を含む変更を選択するためのサービス選択報知情報を前記ユーザ端末に送信するサービス案内部を有し、
    前記サービス案内部は、前記サービス選択報知情報を送信する前のサービスプランとは異なるサービスプランに変更するサービス変更情報を前記ユーザ端末から受信した際に、該サービス変更情報に基づくサービスプラン情報を前記保管サーバに記憶することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  6. 前記操作情報取得装置は、前記見守り対象者の自宅内の室温を検出する温度センサと、
    前記見守り対象者の前記自宅内の照度を検出する照度センサと、を備え、
    前記自宅内の室温及び前記自宅内の照度からなる環境情報を前記識別情報及び前記見守り情報とともに前記見守り情報処理装置に送信し、
    前記見守り情報処理装置は、前記見守り情報及び前記環境情報に基づいて前記見守り報知情報を生成して前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  7. 前記操作情報取得装置は、前記見守り対象者が押下することで、自らの危険を知らせるためのSOSボタンを有し、該SOSボタンが押下された際に前記無線携帯電話回線ネットワークにより前記見守り対象者の危険を知らせるための緊急情報を前記見守り情報処理装置に送信し、
    前記見守り情報処理装置は、前記緊急情報に基づく緊急報知情報を生成し、前記識別情報に対応するユーザの前記ユーザ端末に前記緊急報知情報を送信することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  8. 前記操作情報取得装置は、位置信号の発信及び受信が可能なビーコンを有していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  9. 前記操作情報取得装置は、前記テレビ用リモコン、該テレビ用リモコンにより操作されるテレビ、前記テレビ用リモコンから送信される操作信号を受信する受信部を有する受信機のいずれかにより構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の見守りシステム。
  10. ユーザにより見守られる見守り対象者が視聴可能な見守りテレビであって、
    前記ユーザが操作するテレビ用リモコンの操作情報を取得する操作情報取得部と、
    取得した前記操作情報を含む見守り情報を見守り情報処理装置に送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより前記識別番号に関する識別情報とともに前記見守り情報を前記見守り情報処理装置に送信することを特徴とする見守りテレビ。
  11. ユーザにより見守られる見守り対象者が操作可能なテレビ用の見守りリモコンであって、
    前記見守りリモコンの操作情報を取得する操作情報取得部と、
    取得した前記操作情報を含む見守り情報を見守り情報処理装置に送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより前記識別番号に関する識別情報とともに前記見守り情報を前記見守り情報処理装置に送信することを特徴とする見守りリモコン。
  12. テレビの電源をON状態にするONボタンと、
    前記テレビの電源をOFF状態にするOFFボタンと、を備え、
    前記操作情報取得部は、前記見守り対象者の前記ONボタンの押下又は前記OFFボタンの押下のいずれであるかを検出して、該検出された情報を前記操作情報に付与することを特徴とする請求項11に記載の見守りリモコン。
  13. ユーザにより見守られる見守り対象者が操作可能なテレビ用リモコンの操作情報を取得する操作情報取得部と、
    取得した前記操作情報を含む見守り情報を見守り情報処理装置に送信する送信部と、を備え、
    前記送信部は、無線携帯電話回線モジュールと、識別番号が付与されたSIMカードと、を有し、無線携帯電話回線ネットワークにより前記識別番号に関する識別情報とともに前記見守り情報を前記見守り情報処理装置に送信することを特徴とする見守り受信機。
  14. ユーザにより見守られる見守り対象者の見守り情報を無線携帯電話回線ネットワークにより受信し、該見守り情報に基づいて見守り報知情報を生成して前記ユーザが所有するユーザ端末に送信することを特徴とする見守り情報処理装置。
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