JP6192247B2 - 情報通知システム、情報通知サーバ、情報通知方法およびプログラム - Google Patents
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Description
また、ユーザが自分の予定などの情報を忘れないようにするために、ウェブサイトやアプリケーションなどのリマインダ機能を操作して、予め設定した時刻に電子メールなどで自分宛にメッセージを送信させるといったことも行われている。
例えば、特許文献1には、第1ユーザ端末から入力された基本情報をインターネット経由で受信し、この基本情報に基づいて合成した所定の音声コンテンツを第1ユーザ端末と同じユーザが所有する第2ユーザ端末装置に送信するウェブサーバが記載されている。
このような観点からすると、ユーザが端末に対する操作などを行わなくとも、ユーザにとって有用な情報が、そのときの状況に応じて適切に通知されるようになれば、ユーザにとって便利である。
しかし、特許文献1に記載の技術は、例えば第1ユーザ端末に対するユーザの設定により、予め定められた所定時刻に定型の音声メッセージが第2ユーザ端末に送信されるのにとどまっており、上記のような要求を満たすものではない。
記憶部が、前記情報機器の機器情報と、該情報機器の所有者情報と、前記位置情報とを関連付けて記憶する記憶ステップと、通知制御部が、前記位置情報に応じて、前記所有者情報に関連する内容の音声メッセージを出力させるための通知制御を、前記人検知情報に対応する出力機器に実行させる通知制御ステップと、を備える。
図1は、本発明の実施形態としての情報通知システムの全体構成例を示している。
この図に示す情報通知システムは、複数のユーザ利用装置100(100−1〜100−8)と、複数の人検知装置200(200−1〜200−6)と、複数のスピーカ装置300(300−1から300−6)を備える。また、情報通知システムは、情報通知サーバ500と情報サービスサーバ600を備える。
なお、図1においては、8つのユーザ利用装置100−1〜100−8が示されているが、以降において、これらのユーザ利用装置100−1〜100−8について個々に説明する場合には、それぞれのユーザ利用装置の機器種別に応じた名称を記載する。具体的に、ユーザ利用装置100−1〜100−8の各々については、エアコンディショナ100−1、照明機器100−2、テレビジョン受像機100−3、電子レンジ100−4、洗濯機100−5、体重計100−6、睡眠センサ100−7、スマートフォン100−8と記載する。
リビングルーム11−1には、ユーザ利用装置100として、エアコンディショナ100−1、照明機器100−2、テレビジョン受像機100−3が設置されている。
キッチン11−2には、ユーザ利用装置100として電子レンジ100−4が設置されている。
洗濯場11−3には、ユーザ利用装置100として洗濯機100−5が設置されている。
洗面所11−4には、ユーザ利用装置100として体重計100−6が設置されている。
寝室11−5には、ユーザ利用装置100として睡眠センサ100−7が設置されている。
また、スマートフォン100−8は、家屋10に居住するユーザのうちの1人が所有するもので、そのユーザが携帯するユーザ利用装置100の1つである。
なお、図1においては、8つの人検知装置200が示されているが、これらの人検知装置200について個々に説明する場合には、それぞれの種別により示す。具体的に、人検知装置200の各々は、人感センサ200−1〜200−6、カメラ200−7、カード認証ドア鍵200−8である。
また、上記の例では、人検知装置200とユーザ利用装置100とがそれぞれ独立した装置である例を挙げているが、例えばユーザ利用装置100として人検知装置200を備えるものがあってもよい。このようなユーザ利用装置100の具体例として、人感センサにより検出した人の存在の有無に応じて電源コントロールなどを行うテレビジョン受像機を挙げることができる。また、部屋における人の存在の有無や人の位置などの人の存在状況に応じて空調を制御するエアコンディショナを挙げることができる。
また、カード認証ドア鍵200−8は、玄関11−6のドアに設けられる。
このように、カメラ200−7は、個人認識処理により、設置された部屋において存在するユーザが誰であるのかを特定するように人検知を行うことができる。そして、カメラ200−7は、人を検知した結果を示す人検知情報として、検知したユーザのユーザ識別子を示す情報を出力することができる。
このように、カード認証ドア鍵200−8は、人を検知した結果を示す人検知情報として、解錠または施錠に際して個人認証を行ったユーザのユーザ識別子を示す情報を出力することができる。
人検知装置200は、上記のように出力した人検知情報を機器状態情報として情報通知サーバ500に対して送信する。
これらの監視対象家屋10Aの情報送信機器も、情報通知サーバ500に対して機器状態情報を送信する。
[第1例]
以下、本実施形態の情報通知システムにより実現可能な音声メッセージ通知の具体例について、第1例から第5例を挙げて説明する。なお、ここでの説明は、図1の家屋10に居住しているユーザが父、母、長男、長女の4人から成る家族であり、監視対象家屋10Aには、父の母が一人で居住している場合に対応する。
つまり、家屋10において母であるユーザが、キッチン11−2において電子レンジ100−4に或る温め時間を設定して料理の温めを開始させた後、リビングルーム11−1に移動してテレビジョン受像機100−3の電源をオンにして視聴をはじめた。この途中、電子レンジ100−4は温め時間を経過して温めを終了したのであるが、母であるユーザはテレビジョン受像機100−3を視聴したまま電子レンジ100−4の料理を取り出すのを忘れてしまった。そして、電子レンジ100−4が温めを終了した時点から、電子レンジ100−4から料理が取り出されることなく一定時間を経過した。
これに応じて、情報通知サーバ500は、例えば「電子レンジから料理を取りだしてください。」という内容の音声メッセージを生成する。そして、情報通知サーバ500は、通知対象である母としてのユーザが存在している位置がリビングルーム11−1であることに対応して、音声メッセージをリビングルーム11−1のスピーカ装置300−1に送信する。スピーカ装置300−1は、受信した音声メッセージを再生出力する。
このように再生された音声メッセージを聞くことで、母であるユーザは、電子レンジ100−4に料理を入れ忘れたままであることに気付くことができる。
次に、音声メッセージ通知の具体例の第2例について説明する。第2例は、以下の状況に対応する。
母であるユーザは、毎日ほぼ決まった時刻に体重計100−6で体重を測っている。しかし、その日、母は、多忙であったために、その時刻に体重を測ることを忘れていた。そして、その日において体重を測っているはずの時刻から一定時間が経過した。
これに応じて、情報通知サーバ500は、例えば「未だ体重を測っていませんね、体重を測りませんか。」という内容の音声メッセージを生成する。そして、情報通知サーバ500は、通知対象である母としてのユーザが存在している位置(部屋)を、人検知装置200から受信した機器状態情報などを利用して判定する。次に、情報通知サーバ500は、このユーザが存在していると判定した部屋のスピーカ装置300に音声メッセージを送信する。スピーカ装置300は、受信した音声メッセージを再生出力する。
このように再生された音声メッセージを聞くことで、母であるユーザは、今日は未だ体重を測っていないことに気付くことができる。
次に、第3例について説明する。第3例は、以下の状況に対応する。
家屋10内に居たユーザが外出しようとして玄関11−6まで移動してきた。この時点での情報サービスサーバ600が提供している最新の天気予報のサービス情報によると、この日は、以降において雨になる可能性が高い。
これに応じて、情報通知サーバ500は、例えば「傘を持ってでかけましょう。」という内容の音声メッセージを生成する。そして、情報通知サーバ500は、通知対象であるユーザが玄関11−6に位置していることに基づき、玄関11−6のスピーカ装置300−6に音声メッセージを送信する。スピーカ装置300−6は、受信した音声メッセージを再生出力する。
このように再生された音声メッセージを聞くことで、玄関11−6にいるユーザは、今日の天気予報を事前に把握していなくとも、これから降る雨に備えて事前に傘を持っていくことができる。
次に、第4例について説明する。第4例は、以下の状況に対応する。
家屋10において父であるユーザは、平日においては、通勤のために所定の路線を利用する。そのうえで、或る平日において、父であるユーザが未だ寝ているときに路線でトラブルが発生して運行スケジュールが大幅に遅れ始めた。
このように、情報通知サーバ500は、第4例としての状況を認識する。
情報通知サーバ500は、睡眠センサ100−7が送信してくる機器状態情報に基づいて、父であるユーザが目を覚ましたことを認識すると、このタイミングで、例えば、「電車が遅れています。」という内容の音声メッセージを生成する。そして、情報通知サーバ500は、通知対象であるユーザが寝室11−5に存在していることに基づき、寝室11−5のスピーカ装置300−5に音声メッセージを送信する。スピーカ装置300−6は、受信した音声メッセージを再生出力する。
このように再生された音声メッセージを聞くことで、寝室11−5で目を覚ましたユーザは、自分が通勤で利用する電車が遅れていることを知ることができる。
次に、第5例について説明する。第5例は、以下の状況に対応する。
ある日の夜、父であるユーザは、家屋10には居ないのであるが、例えば仕事からの帰りで家に向かって歩いており、その途中で家屋10までの距離が一定以下になった。
情報通知サーバ500は、スマートフォン100−8が機器状態情報として送信してくる位置情報の時間経過に応じた推移に基づいて、父であるユーザが家屋10に近づいており、或る時点で家屋10までの距離が一定以下になったことを認識する。
そして、情報通知サーバ500は、例えば人検知装置200などから送信された機器状態情報に基づいて、通知対象ユーザが位置している部屋を判定し、この判定した部屋のスピーカ装置300に音声メッセージを送信する。このように送信された音声メッセージの再生音声を聞いた母であるユーザは、父であるユーザがもうすぐ帰宅することを知ることができる。
次に、第6例について説明する。第6例は、以下の状況に対応する。
監視対象家屋10Aには一人暮らしのユーザが居住している。ある日、この監視対象家屋10Aに居住するユーザは、体調不良のためにまったく外出しなかった。
この状況に応じて、情報通知サーバ500は、例えば、「Aさんが今日一日外出していません。連絡してみてください。」という内容の音声メッセージを生成する。この場合にも、通知対象ユーザは、母のユーザであることが予め設定されているものとする。
そして、情報通知サーバ500は、例えば人検知装置200などから送信された機器状態情報に基づいて、家屋10において通知対象ユーザが位置している部屋を判定し、この判定した部屋のスピーカ装置300に音声メッセージを送信する。このように送信された音声メッセージの再生音声を聞いたユーザは、すぐさま、安否確認の電話をしてみたり、近ければ、監視対象家屋10Aに直接赴くというように対応することができる。
また、音声メッセージ出力態様についても、上記の第1例〜第6例として挙げたものに限定されない。例えば、ユーザが玄関11−6を出ようとするときに家屋10内の照明機器100−2が点灯した状態のままである状況の場合に、照明機器100−2の消灯を促す音声メッセージを玄関11−6のスピーカ装置300−6から出力させることも可能である。
次に、図2を参照して、ユーザ利用装置100の構成例について説明する。
この図に示すユーザ利用装置100は、機器機能部110、機器状態情報送信部120および通信部130を備える。
図3は、人検知装置200の構成例を示している。この図に示す人検知装置200は、人検知部210、機器状態情報送信部220および通信部130を備える。
人検知装置200が人感センサ200−1〜200−6である場合、人検知部210は、例えば赤外線や音波による反射を利用して、あるいは、サーモグラフィなどにより人を検知する。
通信部230は、ゲートウェイ400からネットワーク700経由で情報通知サーバ500と通信を実行する。
図4は、スピーカ装置300の構成例を示している。この図に示すスピーカ装置300は、通信部310、音声処理部320およびスピーカ330を備える。
スピーカ330は音声処理部320から供給された音声信号を音として再生出力する。
図5は、情報通知サーバ500の構成例を示している。
この図に示す情報通知サーバ500は、記憶部501、機器状態情報取得部502、サービス情報取得部503、ユーザ位置判定部504、行動パターン判定部505、通知制御部506および通信部507を備える。
機器基本情報テーブル510は、電子機器(情報送信機器(ユーザ利用装置100と人検知装置200)とスピーカ装置300)ごとの仕様などに関する基本情報を格納するテーブルである。
図6は、機器基本情報テーブル510の構造例を示している。
なお、この図における機器基本情報テーブル510の内容例は、例えば家屋10に対応して登録された電子機器に対応するものの一部を示している。
1つのレコードは、例えば、機器識別子511、機器種別512、設置場所513、所有者514の各情報を対応付けた構造である。
機器識別子511は、対応の電子機器を一意に識別する識別子を示す。
機器種別512は、対応の電子機器の種別(機種)を示す。
設置場所513は、対応の電子機器が設置される設置場所を一意に識別する設置場所識別子を示す。
所有者514は、対応の電子機器を所有するユーザのユーザ識別子を示す。
なお、所有者514の「shared」は、対応の電子機器は、固有のユーザが所有するものではなく、例えば家屋10に居住するユーザが共有するものであることを示す。
機器基本情報テーブル510における3行目のレコードは、図1のリビングルーム11−1に設置されるテレビジョン受像機100−3に対応する。
機器基本情報テーブル510における4行目のレコードは、図1のリビングルーム11−1に設置される人感センサ200−1に対応する。
機器基本情報テーブル510における5行目のレコードは、図1のリビングルーム11−1に設置される人検知装置としてのカメラ200−7に対応する。
機器基本情報テーブル510における6行目のレコードは、図1のリビングルーム11−1に設置されるスピーカ装置300−1に対応する。
機器基本情報テーブル510における6行目のレコードは、図1のリビングルーム11−1に設置されるスピーカ装置300−1に対応する。
機器基本情報テーブル510における7行目のレコードは、図1のキッチン11−2に設置される電子レンジ100−4に対応する。
機器基本情報テーブル510における8行目のレコードは、図1のキッチン11−2に設置される人感センサ200−2に対応する。
機器基本情報テーブル510における9行目のレコードは、図1のキッチン11−2に設置されるスピーカ装置300−2に対応する。
また、機器基本情報テーブル510において、機器識別子511が「sm01」を示すレコードは、図1のスマートフォンは100−8に対応する。このスマートフォン100−8に対応する所有者514において格納される「userID=01」は、所有者が家屋10に居住する父としてのユーザであることを示す。
また、図6の機器基本情報テーブル510における最後のレコードは、図1の監視対象家屋10Aにおいて備えられるテレビジョン受像機100−10に対応する。
図7は、ユーザ情報テーブル520の構造例を示している。
なお、この図に示すユーザ情報テーブル520の内容例は、例えば家屋10に対応して登録されたユーザに対応している。
ユーザ情報テーブル520は、ユーザごとに、ユーザ識別子521と、名称522とを対応付けた構造を有する。
名称522は、対応のユーザについて付与した名称を示す。この名称522の内容は、例えば音声メッセージにユーザの名称を含める必要のある場合に使用される。
本実施形態において、図1の家屋10に居住しているユーザは、父、母、長男、長女の4人から成る家族である。また、監視対象家屋10Aには、父の母が一人で居住している。これに対応して、ユーザ情報テーブル520における1行目から5行目のテーブルは、それぞれ、家屋10に居住する父、母、長男、長女と、家屋10に居住する父の母とに対応する。
図8は、機器状態履歴テーブル530の構造例を示す。
機器状態履歴テーブル530における1レコードは、情報送信機器から送信された1つの機器状態情報に対応する。1レコードは、機器状態情報ごとに機器識別子531と日時532と機器状態533とを対応付けた構造である。
機器識別子531は、対応の機器状態情報の送信元である情報送信機器を一意に識別する識別子である。この機器識別子531には、例えば対応の機器状態情報に含まれていた機器識別子が反映される。
日時532は、対応の機器状態情報が情報通知サーバ500にて受信された日時を示す。
機器状態533は、対応の機器状態情報に含まれていた機器状態の内容を示す。
つまり、母であるユーザは、キッチン11−2において、2012年4月25日の12時30分00秒に電子レンジ100−4の扉を開け(1行目)、料理を電子レンジ100−4のトレーに載せた後、12時30分20秒に電子レンジ100−4の扉を閉めた(2行目)。次に、母であるユーザは、12時30分30秒に電子レンジ100−4の温めを開始させた(3行目)。
この後、母は、キッチン11−2からリビングルーム11−1に移動する。これに応じて、リビングルーム11−1の人感センサ200−1は、12時32分40秒において、リビングルーム11−1において人が存在していない状態から人が1名存在する状態に変化したことを示す(4行目)。また、リビングルーム11−1のカメラ200−7は、12時32分41秒において、リビングルーム11−1において母(UserID=02)が存在していることを検知した(5行目)。
次に、母は、リビングルーム11−1において、12時35分30秒にテレビジョン受像機100−3の電源をオンにして(6行目)、1chに切り替えた(7行目)。そして、リビングルーム11−1において母がテレビジョン受像機100−3をそのまま視聴している間に、12時40分30秒に電子レンジ100−4が温めを終了した(8行目)。
これらのレコードの機器状態533の位置情報の変化は、例えばスマートフォン100−8の所有者である父としてのユーザが、家屋10の外におり、かつ、家屋10に近づいている状況に対応している。
図9は、ユーザ位置履歴テーブル540の構造例を示している。ユーザ位置履歴テーブル540における1レコードが、1ユーザについての或る日時における位置を示す。ユーザ位置履歴テーブル540の1レコードは、ユーザ識別子541、日時542およびユーザ位置情報543を対応付けた構造である。
日時542は、対応のユーザがユーザ位置情報543により示される位置に存在していたときの日時を示す。この日時542には、例えば、後述のユーザ位置判定部504が、機器状態履歴テーブル530の更新に応じてユーザ位置を判定した日時が反映される。
また、ユーザ位置情報543は、ユーザの位置を示す。このユーザの位置は、ユーザ位置判定部504により判定された位置が反映される。
なお、ユーザ位置情報543は、その位置が家屋10内である場合には、家屋10における部屋ごとに付された部屋識別子により位置を示す。また、ユーザ位置情報543は、その位置が家屋10の外である場合には、例えば緯度と経度により位置を示す。
図10は、行動パターンテーブル550の構造例を示している。行動パターンテーブル550は、1ユーザについての1つの行動パターンごとに、ユーザ識別子551と行動パターン552を対応付けた構造である。
行動パターン552は、対応のユーザについての1つの行動パターンを示すデータである。
また、行動パターンテーブル550における2行目は、父であるユーザが、毎日23:00に寝て翌日の7:30に起床するという行動パターンであることが示されている。
また、行動パターンテーブル550における3行目は、母であるユーザが、毎日において15:00において体重計100−6により体重を計る行動パターンであることが示されている。
図11は、サービス情報テーブル560の構造例を示している。サービス情報テーブル560は、1つのサービス情報ごとに、受信日時561、情報種別562および情報内容563を対応付けた構造である。
受信日時561は、対応のサービス情報を受信した日時を示す。
情報種別562は、対応のサービス情報の種別を示す。
情報内容563は、サービス情報の内容を示す。
図12は、メッセージデータベース570の構造例を示している。
この図に示すメッセージデータベース570における1レコードは、1つの所定の状況に対応する音声メッセージの内容を示す。1レコードは、レコード番号571、通知条件572、音声メッセージ内容573、通知対象ユーザ574および通知タイミング575を対応付けた構造である。
通知条件572は、音声メッセージを通知すべき状況についての条件内容を示す。
音声メッセージ内容573は、対応の通知条件572の内容に応じて出力すべき音声メッセージの内容を示す。
通知対象ユーザ574は、対応の音声メッセージ内容573の内容の通知対象となるユーザを示す。
通知タイミング575は、対応の通知条件572が生じたタイミング以降において、音声メッセージを通知すべきタイミングを示す。
図5において、機器状態情報取得部502は、上記のように通信部507により受信された機器状態情報を取得して機器状態履歴テーブル530に格納する。具体的に、機器状態情報取得部502は、取得した機器状態情報の内容を示す機器状態533と、取得した機器状態情報に含まれていた機器識別子を示す機器識別子531と、機器状態情報を取得した日時を示す日時532とを含む1レコードを生成する。そして、機器状態情報取得部502は、このように生成したレコードを、機器状態履歴テーブル530に新規に格納する。
図5において、サービス情報取得部503は、このように受信されたサービス情報を取得してサービス情報テーブル560に格納する。
具体的に、サービス情報取得部503は、取得したサービス情報の内容を示す情報内容563と、取得したサービス情報に含まれていた情報種別を示す情報種別562と、今回取得したサービス情報が受信された日時を示す受信日時561とを含む1レコードを生成する。そして、サービス情報取得部503は、このように生成したレコードを、サービス情報テーブル560に新規に格納する。
具体的に、ユーザ位置判定部504は、ユーザの位置を示すユーザ位置情報543と、判定対象のユーザを示すユーザ識別子541と、今回ユーザ位置を判定した日時を示す日時542とを含む1レコードを生成する。そして、ユーザ位置判定部504は、このように生成したレコードを、ユーザ位置履歴テーブル540に新規に格納する。
具体的に、行動パターン判定部505は、例えば過去の一定期間(例えば1週間〜1ヶ月程度)におけるユーザ位置履歴テーブル540と機器状態履歴テーブル530の内容に基づいて、習慣的に行われるユーザの行動パターンを認識する。
つまり、父であるユーザは、月曜日から金曜日において、8:00頃から30分ほどの間において、通勤のために、ABC線でD駅からE駅まで移動するというパターン化した行動をとる。このとき、父であるユーザが携帯するスマートフォン100−8は、一定時間ごとに(例え数分おき)に位置情報を機器状態情報として送信している。
この場合の行動パターン判定部505は、ユーザ位置履歴テーブル540における父であるユーザに関する位置情報の履歴を参照する。なお、例えば機器状態履歴テーブル530におけるスマートフォン100−8の機器状態533が示す位置情報を参照してもよい。これにより、行動パターン判定部505は、月曜日から金曜日の8:00頃から30分ほどの間においてABC線によるD駅からE駅までの移動に応じた位置情報のパターンが同じであることを判定する。
つまり、行動パターン判定部505は、機器状態履歴テーブル530における体重計100−6の履歴を参照することにより、毎日15:00頃において定期的に体重が計測されていることを認識する。
次に、行動パターン判定部505は、ユーザ位置履歴テーブル540を参照することにより、15:00頃において体重計100−6が設置されている洗面所11−4に存在しているユーザが母であることを認識する。
そして、行動パターン判定部505は、母を示すユーザ識別子551と、毎日15:00において体重計100−6により体重計が測定されることを示す行動パターン552を含む1レコードを、行動パターンテーブル550に対して新規に格納する。
このように、本実施形態の情報通知サーバ500は、情報送信機器から送信される機器状態情報により示されるユーザ利用装置100やユーザの状況などに応じて音声メッセージを出力するようにされている。これにより、ユーザは、自分にとって有用であって、かつ、そのときのユーザをとりまく状況に応じた適切な内容の情報を適宜受け取ることができる。
図13は、情報通知サーバ500における機器状態情報取得部502とユーザ位置判定部504が実行する処理手順例を示している。
そして、機器状態情報が受信されるのに応じて(ステップS101−YES)、機器状態情報取得部502は、機器状態履歴テーブル530を更新する(ステップS102)。
つまり、機器状態情報取得部502は、受信された機器状態情報を通信部507から取得する。そのうえで、その取得した機器状態情報を含む新たなレコードを生成し、このレコードを機器状態履歴テーブル530に対して新規に登録する。
なお、例えば家屋10の外で使用されているスマートフォンを携帯するユーザの位置を判定するにあたっては、機器基本情報テーブル510を参照して、そのスマートフォンの所有者が示すユーザ識別子を認識することにより、スマートフォンを携帯するユーザの個人を認識することができる。
つまり、ユーザ位置判定部504は、上記のように判定したユーザ位置をユーザ位置情報543とし、ユーザ位置情報543に存在しているユーザのユーザ識別子541と、今回のユーザ位置情報543を判定した日時542とを対応付けたレコードを生成する。そして、ユーザ位置判定部504は、このように生成したレコードを、ユーザ位置履歴テーブル540に新規登録する。
まず、行動パターン判定部505は、一定期間が経過するのを待機している(ステップS201−NO)。そして、一定期間が経過するのに応じて(ステップS201−YES)、行動パターン判定部505は、機器状態履歴テーブル530から過去の一定期間における機器状態履歴(レコード)を読み出す(ステップS202)。また、行動パターン判定部505は、ユーザ位置履歴テーブル540から過去の一定期間におけるユーザ位置履歴(レコード)を読み出す(ステップS203)。
図15の処理に対応する通知制御部506は、機器状態履歴テーブル530またはユーザ位置履歴テーブル540が更新された場合、または、一定時間が経過した場合に、通知制御を実行する。
そこで、通知制御部506は、機器状態履歴テーブル530が更新されるのを待機する(ステップS301−NO)。また、通知制御部506は、ユーザ位置履歴テーブル540が更新されるのを待機する(ステップS302−NO)。また、通知制御部506は、一定時間が経過するのを待機する(ステップS303−NO)。
同様に、ユーザ位置履歴テーブル540が更新された場合(ステップS302−YES)、通知制御部506は、記憶部501に記憶されている制御情報を参照する(ステップS304)。
また、一定時間が経過した場合(ステップS303−YES)、通知制御部506は、記憶部501に記憶されている制御情報を参照する(ステップS304)。
ここで、該当する状況が無い場合(ステップS305−NO)、通知制御部506はステップS301に戻る。
これに対して、該当する状況が有る場合(ステップS305−YES)、通知制御部506は、メッセージデータベース570において、その状況が該当した通知条件572に対応付けられている音声メッセージ内容573を読み込む。そして、この読み込んだ音声メッセージ内容573が示す音声メッセージの音声信号を生成するための音声合成処理を実行する(ステップS306)。
このような場合に、複数の音声メッセージをスピーカ装置300から同時に出力させてしまうと、ユーザにとっては個々の音声メッセージの内容が聴き取りにくい。そこで、このような場合、通知制御部506は、複数の音声メッセージの出力順を決定する。
ここで、音声メッセージが複数である場合(ステップS309−YES)、通知制御部506は、予め定めたアルゴリズムにしたがって複数の音声メッセージについての出力順を決定する(ステップS310)。これに対して、音声メッセージが1つである場合(ステップS309−NO)、通知制御部506は、ステップS310をスキップする。
この際に、ステップS310により複数の音声メッセージについて出力順を決定している場合、通知制御部506は、決定した出力順にしたがって、例えば一定時間間隔ごとに、これら複数の音声メッセージを順次送信させる。これにより、音声メッセージ出力先のスピーカ装置300からは、決定された出力順にしたがって、複数の音声メッセージの音声が順次出力される。
なお、ステップS305、S307およびS308の処理の結果として、1つの音声メッセージ出力を複数の部屋のスピーカ装置300により出力させることになった場合、通知制御部506は、ステップS311において、以下のように処理を実行すればよい。つまり、通知制御部506は、複数のスピーカ装置300それぞれ送信先として指定して1つの音声メッセージを送信すればよい。
ただし、1つの音声出力先のスピーカ装置300から複数の音声メッセージを順次出力させるようにしたほうが、ユーザにとって必要な情報を取捨選択することなくすべて通知することが容易になる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
110 機器機能部
120 機器状態情報送信部
130 通信部
200 人検知装置
210 人検知部
220 機器状態情報送信部
230 通信部
300 スピーカ装置
310 通信部
320 音声処理部
330 スピーカ
400 ゲートウェイ
500 情報通知サーバ
501 記憶部
502 機器状態情報取得部
503 サービス情報取得部
504 ユーザ位置判定部
505 行動パターン判定部
506 通知制御部
507 通信部
510 機器基本情報テーブル
520 ユーザ情報テーブル
530 機器状態履歴テーブル
540 ユーザ位置履歴テーブル
550 行動パターンテーブル
560 サービス情報テーブル
570 メッセージデータベース
600 情報サービスサーバ
700 ネットワーク
Claims (6)
- 人を検知する人検知装置と、情報機器と、情報通知サーバとを備える情報通知システムであって、
前記人検知装置は、
検知された人を示す人検知情報を前記情報通知サーバに送信する人検知情報送信部
を備え、
前記情報機器は、
該情報機器の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
該位置情報を前記情報通知サーバに送信する位置情報送信部と、
を備え、
前記情報通知サーバは、
前記人検知情報と前記位置情報とを取得する取得部と、
前記情報機器の機器情報と、該情報機器の所有者情報と、前記位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記位置情報に応じて、前記所有者情報に関連する内容の音声メッセージを出力させるための通知制御を、前記人検知情報の送信元である人検知装置から送信された機器状態情報に基づいて、通知対象として予め定められたユーザが位置している場所を判定し、判定結果として得られた場所に対応する出力機器に実行させる通知制御部と、
を備える
ことを特徴とする情報通知システム。 - 人を検知する人検知装置によって検知された人を示す人検知情報と情報機器によって取得された該情報機器の位置を示す位置情報とを取得する取得部と、
前記情報機器の機器情報と、該情報機器の所有者情報と、前記位置情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記位置情報に応じて、前記所有者情報に関連する内容の音声メッセージを出力させるための通知制御を、前記人検知情報の送信元である人検知装置から送信された機器状態情報に基づいて、通知対象として予め定められたユーザが位置している場所を判定し、判定結果として得られた場所に対応する出力機器に実行させる通知制御部と、
を備える
ことを特徴とする情報通知サーバ。 - 前記人検知装置の少なくとも1つは個人としてのユーザを認識するように人を検知する個人認識用の人検知装置であり、前記個人認識用の人検知装置の人検知情報送信部は、認識されたユーザを示す人検知情報を前記情報通知サーバに送信する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報通知サーバ。 - 所定の提供元が提供するサービス情報を取得し、取得したサービス情報をサービス情報テーブルに格納するサービス情報取得部をさらに備え、
前記通知制御部は、前記サービス情報テーブルを含む制御情報を利用して前記通知制御を実行させる
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の情報通知サーバ。 - 人を検知する人検知装置によって検知された人を示す人検知情報と情報機器によって取得された該情報機器の位置を示す位置情報とを取得する取得ステップと、
前記情報機器の機器情報と、該情報機器の所有者情報と、前記位置情報とを関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記位置情報に応じて、前記所有者情報に関連する内容の音声メッセージを出力させるための通知制御を、前記人検知情報の送信元である人検知装置から送信された機器状態情報に基づいて、通知対象として予め定められたユーザが位置している場所を判定し、判定結果として得られた場所に対応する出力機器に実行させる通知制御ステップと、
を備える
ことを特徴とする情報通知方法。 - コンピュータに、
人を検知する人検知装置によって検知された人を示す人検知情報と情報機器によって取得された該情報機器の位置を示す位置情報とを取得する取得ステップと、
前記情報機器の機器情報と、該情報機器の所有者情報と、前記位置情報とを関連付けて記憶する記憶ステップと、
前記位置情報に応じて、前記所有者情報に関連する内容の音声メッセージを出力させるための通知制御を、前記人検知情報の送信元である人検知装置から送信された機器状態情報に基づいて、通知対象として予め定められたユーザが位置している場所を判定し、判定結果として得られた場所に対応する出力機器に実行させる通知制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
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