JP2000090382A - 機械警備装置及びその保守点検方法と装置 - Google Patents

機械警備装置及びその保守点検方法と装置

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JP2000090382A
JP2000090382A JP10274276A JP27427698A JP2000090382A JP 2000090382 A JP2000090382 A JP 2000090382A JP 10274276 A JP10274276 A JP 10274276A JP 27427698 A JP27427698 A JP 27427698A JP 2000090382 A JP2000090382 A JP 2000090382A
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English (en)
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Koji Oda
宏二 織田
Kimito Kuriuchi
公人 栗内
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NIPPON DENSHI KOGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警備対象施設内に立ち入ることなく機械警備
装置の保守点検作業を1人で行えるようにすること。 【解決手段】 ワイヤレスセンサ装置3の発報情報を含
む無線送信信号f1を受信装置4により受信するように
した機械警備装置1において、ワイヤレスセンサ装置3
側でワイヤレスセンサ装置3の最新発報時刻を示す最新
時刻データTDを記憶しておき、最新時刻データTDを
含む動作確認信号32Cを所定の時間間隔で無線送信信
号f1として送出し、無線送信信号f1を受信装置4側
で受信して最新時刻データTDを取り出し、この最新時
刻データTDを含む保守用無線信号f2を所定の時間間
隔で送出するようにした。保守用無線信号f2を住宅2
の外側で受信することにより機械警備装置1が正常に機
能しているか否かを住宅2内に立ち入らずに最新時刻デ
ータTDの内容から判断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械警備装置及び
その保守点検方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械警備システムにおいては、一般に、
不法侵入者があったことを電気的に検出するため、ドア
センサ、ガラス破壊センサ、超音波センサ又は遠赤外線
を利用した焦電センサ等の侵入検知センサが従来から用
いられてきている。これらの侵入検知センサは、通常、
ワイヤによって警報装置と接続されており、侵入検知セ
ンサが発報した場合に、警報装置が作動し、電話線等を
介して所定の監視センタに侵入警報信号が送られる構成
となっている。
【0003】また、近年においては、侵入検知センサと
警報装置との間の配線作業の煩わしさを回避するため、
ワイヤレス式の侵入検知センサが広く用いられている。
このワイヤレス式の侵入検知センサを用いたワイヤレス
センサ方式警備システムにおいては、ワイヤレスセンサ
から次のような情報が無線で送信され、同一の警備対象
施設内に配置された受信部にて受信される構成となって
いる。 (1)侵入検出信号・・・監視エリア内に侵入があった
場合随時送信される。 (2)電池電圧低下信号・・・電池電圧が規定値より下
がった場合送信される。 (3)動作チェック信号・・・ワイヤレスセンサと受信
機との間の通信状態を確認するための信号であり、通
常、一定時間間隔で送信される。 (4)外筐体開閉信号・・・センサ外筐体を不法に開け
られた場合随時送信される。 (5)センサID及び電波法に規定されるメーカーコー
ド・コールサイン等・・・センサを識別するためのもの
で上記(1)〜(4)の信号が送信される度にこれらの
信号に付与される。
【0004】また、受信部ではこれらの信号を受信し警
報信号として非常通報装置へ送出し、非常通報装置はこ
れらの警報信号を電話回線経由で監視センタに送出して
いる。
【0005】一方、警備システムの信頼性を高めるため
の定期的な保守点検は、警備会社にとっては必要不可欠
であり、現状では、保守点検要員が2人1組で警備契約
先建物等に立ち入って実際にワイヤレスセンサを発報さ
せ、上記受信部又は非常通報装置に設備されている表示
灯によりシステムの動作の確認を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の構成による場合、次のような問題点があった。 (1)ワイヤレスセンサに対する不正工作、例えば、遠
赤外線検出センサへのカバーの取り付けによる監視視界
遮蔽、マグネットスイッチの短絡等が行われた場合、保
守点検時までワイヤレスセンサが実質的に機能しない状
態となり、機械警備システムが正常に機能しなくなる。 (2)保守点検を実施する場合、2人1組となり、1人
がワイヤレスセンサを故意に発報状態とし、残りの1人
が表示灯の表示をチェックして動作を確認するという作
業が必要となり、保守点検のコストが高くならざるを得
ない。 (3)ホームセキュリティ用途においては、保守点検時
に個人宅に立ち入ることになるので、プライバシー保護
の観点から時間的に制約を受けたり、顧客からの拒否を
受けたりするので、保守点検の作業効率が極めて悪く、
最悪の場合には保守点検を行うことができないという事
態も生じる。また、定期保守点検時以外にも、付近で落
雷、侵入等の事件があったりした場合には臨時に保守点
検を行う必要が生じる。しかし、予め予告して行う定期
保守点検と異なり、臨時保守点検の場合には種々の理由
で対象施設内に立ち入ることができず、ワイヤレスセン
サに対する不正工作の発見のチャンスを逃し、ワイヤレ
スセンサに対する不正工作の発見が遅れてしまうという
事態が生じうる。
【0007】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題点を解決することができるようにし
た、機械警備装置及びその保守点検方法と装置を提供す
ることにある。
【0008】本発明では、保守点検要員の省人化を図る
ことができ、機械警備装置が設置されている警備対象施
設内に立ち入ることなくその保守点検作業を行うことが
できるようにした、機械警備装置及びその保守点検方法
と装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明によれば、侵入検知を行うためのセ
ンサ部からの発報情報を無線信号により送出するように
したワイヤレスセンサと、前記無線信号を受信、処理
し、前記発報情報を受信した場合に警報信号を出力する
受信装置とを備えて成る機械警備装置において、前記ワ
イヤレスセンサが、時刻データを発生させるための時刻
データ発生手段と、前記センサ部の発報に応答し前記セ
ンサ部の発報毎に発報時における前記時刻データ発生手
段からの時刻データを最新時刻データとして記憶してお
くための手段とを備え、前記最新時刻データを内容とし
て含む動作確認無線信号を所与の時間間隔で送出するよ
うに構成されており、前記受信装置で前記動作確認無線
信号が受信された場合にその時得られた前記最新時刻デ
ータを内容とする保守用無線信号を送出する無線送信手
段が設けられている機械警備装置が提案される。ここ
で、所与の時間間隔は一定でもよいし、一定でなくても
よい。
【0010】このようにして動作確認無線信号を出力す
ると、ワイヤレスセンサと受信装置との間の通信状態の
チェックを行うことができるのは勿論、その内容に含ま
れる最新時刻データを利用してワイヤレスセンサから受
信装置に至るまでの系統が正常に機能しているか否かを
もチェックすることができる。
【0011】すなわち、昼間人の出入りのある場所にワ
イヤレスセンサが設置してあれば、人の出入りの状態に
応じた発報が適宜の時間間隔であるのが普通であり、し
たがって、保守用無線信号を受信して最新時刻データの
内容をチェックすれば、ワイヤレスセンサが正常に機能
しているか否かを容易にチェックすることができる。若
し、何らかの不正工作がなされていれば、最新の発報時
刻が数十時間前又は数日前などとなるので、最新時刻デ
ータの内容から不正工作の有無をチェックすることが可
能である。ここで、時刻データとは、時、分、秒のみの
データでもよいが、これに年、月、日等のデータを適宜
に加えたデータであってもよい。また、保守用無線信号
を正常に受信することができれば、ワイヤレスセンサか
ら受信装置までの系統が正常に動作していると判別する
ことができるので、ワイヤレスセンサのみならず、受信
装置の作動チェックも可能となる。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
機械警備装置のための保守点検方法であって、前記機械
警備装置が設置されている施設の外部において前記保守
用無線信号を受信し、受信された前記保守用無線信号か
ら得られた前記最新時刻データの内容に基づいて前記機
械警備装置の状態を判別するようにした機械警備装置の
保守点検方法が提案される。
【0013】請求項3の発明によれば、侵入検知を行う
ためのセンサ部からの発報情報を無線信号により送出す
るようにしたワイヤレスセンサと、前記無線信号を受
信、処理し、前記発報情報を受信した場合に警報信号を
出力する受信装置とを備えて成る機械警備装置のための
保守点検方法であって、前記ワイヤレスセンサにおい
て、前記センサ部の発報毎に発報時刻を示す時刻データ
を最新時刻データとして記憶しておき、所与の時間間隔
で該最新時刻データを前記受信装置に無線伝送し、前記
受信装置によって受信された前記最新時刻データを前記
受信装置から取り出して保守用無線信号として無線出力
し、該保守用無線信号を前記機械警備装置の設置されて
いる施設外で受信し、受信された前記保守用無線信号か
ら得られた前記最新時刻データの内容に基づいて前記機
械警備装置の状態を判別するようにした機械警備装置の
保守点検方法が提案される。
【0014】請求項4の発明によれば、請求項1記載の
機械警備装置のための保守点検装置であって、前記動作
確認無線信号を前記機械警備装置の設置されている施設
外で受信するための受信部と、該受信部からの受信出力
に応答し、前記動作確認無線信号から前記最新時刻デー
タを取り出すデータ取出手段と、少なくとも該データ取
出手段によって取り出された最新時刻データの内容を表
示又は印字するための手段とを備えて成る機械警備装置
の保守点検装置が提案される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明による機械警備装置の実施
の形態の一例を示すブロック図である。
【0017】機械警備装置1は、警備対象施設である個
人の住宅2内に設置されており、ワイヤレスセンサ装置
3と、ワイヤレスセンサ装置3からの無線送信信号f1
を受信するための受信装置4と、受信装置4からの警報
信号4Aの出力に応答して非常通報信号5Aを出力する
非常通報装置5とを備えて成っている。
【0018】非常通報装置5は、警備開始・解除スイッ
チ51を含んで成り、警備開始・解除スイッチ51が警
備開始に切り替えられている場合に受信装置4から警報
信号4Aが入力された場合、電話回線7を介して監視セ
ンタ6に対して所要の非常通報信号5Aを送る公知の構
成となっている。なお、警備開始・解除スイッチ51が
警備解除に切り替えられている場合には、受信装置4か
ら警報信号4Aが入力されても非常通報装置5は非常通
報信号5Aの送信を行わない。
【0019】ワイヤレスセンサ装置3は、人体から発し
ている遠赤外線を利用して住宅2の室内に人がいるか否
かを検出するための人体検知用のセンサとして構成され
た侵入検知センサ装置であり、焦電センサ31Aを含ん
で成る公知の構成のセンサユニット31を有している。
住宅2の室内に人がいる場合にはセンサユニット31が
発報して発報信号31Bが出力され、発報信号31Bは
送信信号処理ユニット32に入力される。
【0020】送信信号処理ユニット32は、マイクロコ
ンピュータを用いて構成され、発報信号31Bを処理す
るためのデータ処理装置として構成されている。送信信
号処理ユニット32は、時刻データを出力する時刻デー
タ発生部32Tを備えており、時刻データ発生部32T
からは時の流れの一点を特定するためのデータが出力さ
れる。すなわち、ここで時刻データとは、時、分、秒の
単位でのデータのみならず、年、月、日の単位でのデー
タをも含むものである。本実施の形態では、月、日、
時、分、秒を含んでいるが、これに限定されず、例えば
曜日のデータを含んでいてもよい。
【0021】送信信号処理ユニット32は、センサユニ
ット31から発報信号31Bが入力された場合、その入
力時点における時刻データ発生部31Tからの時刻デー
タをセンサユニット31の発報時刻を示す発報時刻デー
タ32Aとして出力し、これを最新時刻データTDとし
てメモリ33に格納する。すなわち、ワイヤレスセンサ
装置3は、センサユニット31の発報に応答しセンサユ
ニット31の発報毎に発報時における時刻データ発生部
31Tからの時刻データを最新時刻データTDとして記
憶しておくための手段を有している。
【0022】送信信号処理ユニット32は、さらに、発
報信号31Bの入力に応答して、ワイヤレスセンサ装置
3を特定するためワイヤレスセンサ装置3に割り当てら
れた識別IDと、センサユニット31が発報したことを
示す発報コードと、発報時刻データ32Aとから成る発
報通報信号32Bを送信ユニット34に送信する。送信
ユニット34は発報通報信号32Bの入力によって起動
され、発報通報信号32Bを内容とする無線送信信号f
1がアンテナ35から送信される。なお、符号36で示
されるのは、ワイヤレスセンサ装置3の各部に作動に必
要な電力を供給するための電池である。
【0023】送信信号処理ユニット32からは、ワイヤ
レスセンサ装置3からの発報信号31Bが入力される度
に発報時刻データ32Aがメモリ33に出力され、メモ
リ33内には、常に最新の発報時刻データ32Aが最新
時刻データTDとして格納される。すなわち、ある時点
で時刻tnを内容とする発報時刻データ32Aが出力さ
れると、メモリ33内に既に格納されている時刻tn−
1を内容とする最新時刻データTDは消去され、時刻t
nを内容とする発報時刻データ32Aが最新時刻データ
TDとしてメモリ33内に格納されることになる。
【0024】送信信号処理ユニット32は、さらに、ワ
イヤレスセンサ装置3と受信装置4との間の通信が正常
状態にあることを適宜の時間間隔で確認することができ
るようにする目的で、所定の時間間隔、例えば10分間
隔で送信ユニット34に対し、動作確認信号32Cを出
力する。本実施の形態にあっては、動作確認信号32C
は、識別ID、動作確認のための信号であることを示す
動作確認コード、及びメモリ33から読み出された最新
時刻データTDから成っている。
【0025】送信ユニット34は、動作確認信号32C
の入力に応答して起動され、動作確認用の動作確認信号
32Cを無線送信信号f1としてアンテナ35から送信
する構成となっている。したがって、受信装置4側で
は、無線送信信号f1を受信することにより発報通報信
号32B又は動作確認信号32Cを受け取ることができ
る。
【0026】この結果、受信装置4側では、発報通報信
号32Bの受け取りによりワイヤレスセンサ装置3のセ
ンサユニット31が発報したことを知ることができる。
また、動作確認信号32Cの定期的な受信によってワイ
ヤレスセンサ装置3と受信装置4との間の通信が正常に
行われていることを確認できると共に、最新時刻データ
TDによりワイヤレスセンサ装置3における最新の発報
時刻を同時に知ることができる。したがって、これによ
り、ワイヤレスセンサ装置3が正常に機能しているか否
かを受信装置4側において推測することができる。
【0027】すなわち、昼間人の出入りのある場所にワ
イヤレスセンサ装置3が設置してあれば、人の出入りの
状態に応じた発報が適宜の時間間隔であるのが普通であ
り、したがって、動作確認信号32Cを内容とする無線
送信信号f1を受信して最新時刻データTDの内容をチ
ェックすれば、ワイヤレスセンサ装置3が正常に機能し
ているか否かを受信装置4側において容易にチェックす
ることができる。若し、ワイヤレスセンサ装置3に対し
監視視界隠蔽の如き何らかの不正工作がなされていれ
ば、最新の発報時刻が数十時間前又は数日前などとなる
ので、最新時刻データTDの内容から不正工作の有無を
チェックすることが可能である。
【0028】送信信号処理ユニット32は、このほか、
電池36の電圧が所定レベル以下になったこと、及びワ
イヤレスセンサ装置3の外筐体が開かれたことに応答
し、これらの事態の発生を示すコードを識別IDと共に
送信ユニット34に送り、送信ユニット34を起動して
これらの事態の発生を示す信号を無線送信信号f1とし
てアンテナ35から送信することができる構成となって
いる。しかし、電池電圧のチェック及び外筐体の開かれ
たことを受信装置4側に報知する構成それ自体は公知で
あるから、ここではその詳細を説明するのを省略する。
【0029】次に、送信信号処理ユニット32の構成に
ついて説明する。図2は、マイクロコンピュータを用い
て構成されている送信信号処理ユニット32において、
送信信号処理ユニット32が上述した所要の機能を果た
すことができるようにプログラムされ送信信号処理ユニ
ット32で実行される信号処理プログラムを示すフロー
チャートである。
【0030】図2を参照して送信信号処理ユニット32
の動作について説明する。信号処理プログラムが起動さ
れると、ステップS1で発報信号31Bが入力されたか
否かが判別される。発報信号31Bが入力されていない
と判別された場合、ステップS1の判別結果はNOとな
り、ステップS2で動作確認信号32Cの送信時刻か否
かが判別される。動作確認信号32Cの送信時刻が未だ
きていないと判別された場合、ステップS2の判別結果
はNOとなり、ステップS1に戻り、上述の処理が繰り
返される。
【0031】ステップS1で発報信号31Bが入力され
たと判別されると、ステップS1の判別結果はYESと
なり、ステップS3に進む。ステップS3でこのときの
時刻データ発生部31Tからの時刻データを発報時刻デ
ータ32Aとして用意すると共に、識別ID及び発報コ
ードを用意する。次に、ステップS4でメモリ33にす
でに最新時刻データTDが記憶されているか否かが判別
される。メモリ33に最新時刻データTDが記憶されて
いないと判別された場合にはステップS4の判別結果は
NOとなり、ステップS6に入り、ここで、メモリ33
にステップS3で得られた発報時刻データ32Aを最新
時刻データTDとして書き込む。
【0032】一方、ステップS4でメモリ33にすでに
最新時刻データTDが記憶されていると判別された場合
には、ステップS4の判別結果はYESとなり、ステッ
プS5でメモリ33の内容をクリアしてからステップS
6に入り、ここでメモリ33にステップS3で得られた
発報時刻データ32Aを最新時刻データTDとして書き
込む。この結果、メモリ33には、常に、ワイヤレスセ
ンサ装置3の最新の発報時刻を示すデータが記憶されて
いることになる。
【0033】ステップS6の処理が終了した後、ステッ
プS7において、発報通報信号32Bを送信ユニット3
4に入力する。これにより送信ユニット34が起動され
発報通報信号32Bを内容とする無線送信信号f1がア
ンテナ35から送信されることになる。しかる後、ステ
ップS1に戻る。
【0034】ステップS1で発報信号31Bが入力され
ていないと判別されステップS1の判別結果がNOとな
った場合において、ステップS2で動作確認信号32C
の送信時刻になったと判別された場合には、ステップS
2の判別結果はYESとなり、ステップS8に入る。ス
テップS8では、最新時刻データTDをメモリ33から
読み出し、ステップS9で、識別ID、動作確認コー
ド、及び最新時刻データTDを用意し、しかる後ステッ
プS10で、動作確認信号32Cを送信ユニット34に
入力する。これにより送信ユニット34が起動され、動
作確認信号32Cを内容とする無線送信信号f1がアン
テナ35から送信される。そして、ステップS1に戻
る。
【0035】図1に戻ると、以上のようにして送信され
た発報通報信号32B又は動作確認信号32Cを内容と
する無線送信信号f1は、受信装置4のアンテナ41で
受信され、受信装置4において処理される。
【0036】受信装置4は、無線送信信号f1を受信し
て発報通報信号32B又は動作確認信号32Cを取り出
すための受信ユニット42と、発報通報信号32B及び
動作確認信号32Cを処理するためマイクロコンピュー
タを用いて構成される受信信号処理ユニット43とを備
えて成っている。受信信号処理ユニット43には、信号
出力回路44及びインターフェイス回路45が接続され
ている。信号出力回路44に、受信信号処理ユニット4
3において発報通報信号32Bを処理して得られた発報
コードが入力された場合、信号出力回路44はこれに応
答して非常通報装置5に警報信号4Aを送る。一方、イ
ンターフェイス回路45は、受信信号処理ユニット43
に入力された動作確認信号32Cを取り出し、インター
フェイス回路45を介して取り出された動作確認信号3
2Cは保守用送信ユニット46に入力される。
【0037】保守用送信ユニット46は、動作確認信号
32Cが入力されたことに応答して起動され、動作確認
信号32Cを内容とした保守用無線信号f2を出力す
る。保守用無線信号f2の周波数は無線送信信号f1の
周波数とは異なるように適宜に設定されており、保守用
無線信号f2は保守用送信ユニット46に接続されたア
ンテナ47から送信される。この保守用無線信号f2の
出力電力は住宅2の外部において受信できるような強度
に設定されている。
【0038】インターフェイス回路45は、また、保守
作業者が携帯している小型のコンピュータ8を接続し、
受信信号処理ユニット43内の各種データをインターフ
ェイス回路45を介してコンピュータ8に取り出し、又
はコンピュータ8から受信信号処理ユニット43に各種
のコマンドを送ることもできる構成となっている。
【0039】符号48で示されるのは、受信信号処理ユ
ニット43において得られた各種データを格納しておく
ためのデータメモリ、49は受信装置4の各部に所要の
電力を供給するための電源回路である。
【0040】図3は、マイクロコンピュータを用いて構
成されている受信信号処理ユニット43が所要の処理機
能を果たすようにプログラムされ受信信号処理ユニット
43で実行される受信信号処理プログラムを示すフロー
チャートである。
【0041】図3を参照して、受信信号処理ユニット4
3の動作について説明する。まず、ステップS21にお
いて、受信ユニット42より出力があったか否かが判別
される。受信ユニット42より出力がなかったと判別さ
れた場合、ステップS21の判別結果はNOとなり、再
びステップS21の処理が行われる。ステップS21で
受信ユニット42より出力があったと判別されると、ス
テップS21の判別結果がYESとなり、ステップS2
2で受信データをデータメモリ48に格納した後ステッ
プS23に入る。
【0042】ステップS23では、受信した識別IDに
基づいて登録ワイヤレスセンサ装置からの信号であるか
否かが判別される。登録ワイヤレスセンサ装置からの信
号でないと判別された場合はステップS23の判別結果
はNOとなり、ステップS28に入り、ここでステップ
S22でデータメモリ48にメモリされた受信データを
クリアした後、ステップS21に戻る。
【0043】一方、ステップS23において、受信した
信号が登録ワイヤレスセンサ装置、すなわちワイヤレス
センサ装置3からの信号であると判別された場合には、
ステップS23の判別結果はYESとなり、ステップS
24に入る。
【0044】ステップS24では、発報コードがあるか
否かが判別され、発報コードがあると判別された場合
は、ステップS24の判別結果はYESとなり、ステッ
プS25に入る。ステップS25で、非常通報装置5に
警報信号4Aを出力する処理を行った後、ステップS2
8に入り、ここでステップS22でデータメモリ48に
メモリされた受信データをクリアした後、ステップS2
1に戻る。一方、ステップS24において発報コードが
ないと判別された場合には、ステップS24の判別結果
はNOとなり、ステップS26に入る。
【0045】ステップS26では、動作確認コードが受
信されているか否かが判別される。動作確認コードが受
信されていないと判別された場合、ステップS26の判
別結果はNOとなってステップS29に入り、ステップ
S29でその他の処理が行われた後、ステップS28に
入り、ここでステップS22でメモリされた受信データ
をクリアした後、ステップS21に戻る。一方、ステッ
プS26で動作確認コードが受信されていると判別され
た場合には、ステップS26の判別結果はYESとな
り、ステップS27に進む。
【0046】ステップS27では、動作確認コードが所
定時間毎に受信されているか否かが判別される。動作確
認コードが所定時間毎に受信されていないと判別された
場合には、ステップS27の判別結果はNOとなり、ス
テップS25で非常通報装置5に警報信号4Aを出力す
る処理を行った後、ステップS28に入り、ここでステ
ップS22でデータメモリ48にメモリされた受信デー
タをクリアした後、ステップS21に戻る。
【0047】一方、ステップS27で動作確認コードが
所定時間毎に受信されていると判別された場合にはステ
ップS27の判別結果はYESとなり、ステップS30
に入る。ステップS30では、動作確認信号32Cをイ
ンターフェイス回路45を介して保守用送信ユニット4
6に送るための処理を行う。次に、ステップS28に入
り、ここでステップS22でデータメモリ48にメモリ
された受信データをクリアした後、ステップS21に戻
る。
【0048】以上説明したように、ワイヤレスセンサ装
置3では、動作確認のため無線送信信号f1として所定
時間毎に無線送信出力される動作確認信号32Cにセン
サユニット31の最新の発報時刻を示す最新時刻データ
TDを含ませたので、所定時間毎に受信される動作確認
信号32Cの最新時刻データTDをチェックすることに
より、ワイヤレスセンサ装置3の通信機能のみならず、
センサユニット31の作動状態をもチェックすることが
できる。この結果、ワイヤレスセンサ装置3に対する不
正工作の有無を早期に発見することが可能である。
【0049】また、ワイヤレスセンサ装置3からは動作
確認信号32Cが無線送信信号f1として無線送信出力
されるため、住宅2の外側において傍受可能である。し
たがって、無線送信信号f1を住宅2の外側で受信し、
動作確認信号32Cを得、動作確認信号32Cに含まれ
る最新時刻データTDの内容を分析すれば、ワイヤレス
センサ装置3の保守点検を住宅2内に立ち入らずに行う
ことができる。したがって、住宅2内に家人が居る居な
いに拘らず、いつでもワイヤレスセンサ装置3の保守点
検を行うことが可能となるので、住宅2の居住者のプラ
イバシーの保護に役立つのは勿論、その保守点検の作業
能率を飛躍的に向上させることができる。
【0050】また、上述の保守点検は1人で十分に行う
ことができるので、省人化を図ることもでき、保守点検
コストを大幅に低減させることができる。
【0051】図1に示した機械警備装置1は、動作確認
信号32Cを受信装置4によって受信し、この受信され
た動作確認信号32Cを保守用送信ユニット46から保
守用無線信号f2として無線出力しているので、この保
守用無線信号f2を住宅2の外部で受信して上記と同様
のチェックを行うことができる。ここで、保守用無線信
号f2は上述のように、受信装置4を経由した動作確認
信号32Cを利用しているので、保守用無線信号f2を
利用すれば、ワイヤレスセンサ装置3のみならず、受信
装置4の作動が正常か否かもチェックすることができる
という効果が得られる。したがって、例えば、アンテナ
41を折ったり電源を切断するなどの受信装置4に対す
る不正な工作をしても、これをチェックすることが可能
となる。さらに、受信ユニット42、受信信号処理ユニ
ット43、インターフェイス回路45、及び保守用送信
ユニット46のいずれかの故障による障害の発生もチェ
ック可能である。
【0052】図4には、機械警備装置1の保守点検を住
宅2の外部にて行うのに好適な保守点検装置の実施の形
態の一例がブロック図で示されている。
【0053】図4に示される保守点検装置80におい
て、81はアンテナ、82は受信ユニットで、無線送信
信号f1又は保守用無線信号f2を受信することができ
るように構成されている。このため、受信ユニット82
には受信周波数の選択を行う選択回路82Aが接続され
ており、選択回路82Aの操作によって無線送信信号f
1又は保守用無線信号f2のいずれか一方を任意に選択
的に受信することができる。
【0054】したがって、受信ユニット82によって無
線送信信号f1を受信した場合には、ワイヤレスセンサ
装置3から送出される発報通報信号32B又は動作確認
信号32Cが受信ユニット82から得られる。一方、受
信ユニット82によって保守用無線信号f2を受信した
場合には、受信装置4を経由して得られた発報通報信号
32B又は動作確認信号32Cが受信ユニット82から
得られる。
【0055】保守用処理ユニット83には、データメモ
リ84、ID入力ユニット85及び表示ユニット86が
接続されている。ID入力ユニット85は、チェックし
たいワイヤレスセンサ装置3の識別IDを入力するため
のものである。ID入力ユニット85から入力された所
要の識別IDは、保守用処理ユニット83で受信した動
作確認信号32Cに含まれる識別IDと照合される。両
識別IDが一致すると、動作確認信号32Cに含まれて
いる識別IDを含む全てのデータ内容が表示ユニット8
6上に表示される。したがって、操作者はここに表示さ
れた時刻の内容からワイヤレスセンサ装置3の動作状態
を判別することができ、また、所定時間毎に動作確認信
号32Cが送信されているか否かもチェックすることが
できる。保守点検結果はデータメモリ84にストアする
ことができる。符号87は、各部に所要の電力を供給す
るための電池である。
【0056】保守用処理ユニット83には、インターフ
ェイス回路88が接続されており、保守用処理ユニット
83での処理結果をプリンタ89で印字することができ
る。また、インターフェイス回路88にはパーソナルコ
ンピュータを接続してデータのやりとりをすることも可
能である。さらに、プリンタ89に代えて、又はプリン
タ89に加えてLCD表示器90を設け、保守用処理ユ
ニット83での処理結果をLCD表示器90で表示する
ように構成してもよい。
【0057】保守用処理ユニット83は、マイクロコン
ピュータを用いて構成されており、保守用処理ユニット
83において実行される上述の処理動作は、予めセット
されている保守用処理プログラムを中央演算処理装置で
実行することにより実現される。
【0058】図5は、保守用処理ユニット83において
実行される保守用処理プログラムを示すフローチャート
である。以下、図5を参照して保守用処理プログラムに
従う保守用処理ユニット83の動作について説明する。
【0059】まず、ステップS51において、受信ユニ
ット82より出力があったか否かが判別される。受信ユ
ニット82より出力がなかったと判別された場合、ステ
ップS51の判別結果はNOとなり、再びステップS5
1の処理が行われる。ステップS51で受信ユニット8
2より出力があったと判別されると、ステップS51の
判別結果はYESとなり、ステップS52で受信データ
をデータメモリ84に格納した後ステップS53に入
る。
【0060】ステップS53では、ID入力ユニット8
5より識別IDの入力があったか否かが判別される。I
D入力ユニット85より識別IDの入力がなかったと判
別された場合、ステップS53の判別結果はNOとな
り、再びステップS53の処理が行われる。ステップS
53でID入力ユニット85より識別IDの入力があっ
たと判別されると、ステップS53の判別結果はYES
となり、ステップS54で入力された識別IDをメモリ
した後ステップS55に入る。
【0061】ステップS55では、受信した識別IDに
基づいて登録ワイヤレスセンサ装置からの信号であるか
否かが判別される。登録ワイヤレスセンサ装置からの信
号でないと判別された場合はステップS55の判別結果
はNOとなり、ステップS58に入り、ここでステップ
S52でメモリされた受信データをクリアした後、ステ
ップS51に戻る。
【0062】一方、ステップS55において、受信した
信号が登録ワイヤレスセンサ装置、すなわちワイヤレス
センサ装置3からの信号であると判別された場合には、
ステップS55の判別結果はYESとなり、ステップS
56に入る。
【0063】ステップS56では、動作確認コードが受
信されているか否かが判別される。動作確認コードが受
信されていないと判別された場合、ステップS56の判
別結果はNOとなり、ステップS58に入り、ここでス
テップS52でメモリされた受信データをクリアした
後、ステップS51に戻る。
【0064】ステップS56で動作確認コードが受信さ
れていると判別された場合には、ステップS56の判別
結果はYESとなり、ステップS57に進む。ステップ
S57では、ステップS52でデータメモリ84に格納
された最新時刻データTDをデータメモリ84から読み
出し、読み出された最新時刻データTDをインターフェ
イス回路88を介してプリンタ89に送り、プリンタ8
9で最新時刻データTDにより示される時刻、すなわち
最新発報時刻を印刷する。この場合、既に述べたよう
に、インターフェイス回路88にLCD表示器90を接
続しておき、この最新発報時刻をLCD表示器90で表
示する構成としてもよい。勿論、両者を併用し、最新発
報時刻をプリンタ89で印刷すると共にLCD表示器9
0で表示するようにしてもよい。しかる後、ステップS
58に入り、ここでステップS52でメモリされた受信
データをクリアした後、ステップS51に戻る。
【0065】このように、保守点検装置80を用いれ
ば、機械警備装置1の保守点検作業を住宅2の外部にお
いて住宅2に立ち入ることなしに行うことができる。す
なわち、保守点検作業を住宅2の居住者の都合とは関係
なく保守点検作業者の都合の良い時に行うことができ
る。したがって、定期保守点検時以外にも、付近で落
雷、侵入等の事件があったりした場合に行う臨時保守点
検の際に、その警備対象施設である住宅2内への立ち入
りが種々の理由でできない場合であっても、住宅2の外
側で保守点検作業を行うことができるので、もしワイヤ
レスセンサ装置3及び又は受信装置4に対して不正工作
が行われていた場合には、定期保守点検を待つことなく
これを発見することができる。すなわち、機械警備装置
1に対する不正工作を早期に発見するのに役立つ。
【0066】さらに、上述の如く、住宅2に立ち入るこ
となくワイヤレスセンサ装置3からの無線送信信号f1
又は保守用無線信号f2を受信してワイヤレスセンサ装
置3の発報状態を知ることができるので、次のような効
果も期待できる。すなわち、機械警備システム1が警備
開始状態にある場合にワイヤレスセンサ装置3が発報
し、これにより警備員が現場に出動した場合、保守点検
装置80を携帯していれば、これを用いてワイヤレスセ
ンサ装置3のそのときの発報状態を住宅2内に入ること
なく知ることができるので、住宅2内に侵入者がまだ居
るか否かを判別することが可能となり、警備員の受傷事
故防止に大きく貢献することができる。
【0067】上記保守作業は、無線送信信号f1又は保
守用無線信号f2のいずれを受信しても可能であるが、
既に説明したように、保守用無線信号f2を受信して行
えば、ワイヤレスセンサ装置3のみならず受信装置4の
作動状態も併せてチェックすることができるので、より
信頼性の高い機械警備装置1の機能チェックを行うこと
ができる。
【0068】以上、本発明の実施の形態の一例について
説明したが、本発明の技術的範囲はこの一実施の形態の
構成に限定されるものではない。本発明によるワイヤレ
スセンサ装置3は、個人住宅を対象としたホームセキュ
リティのシステムのほか、一般のテナントビル、工場、
銀行、商店などあらゆる警備対象施設に対しても同様に
して設置することができ、同様の効果を得ることができ
るのは勿論である。
【0069】また、図1に示した実施の形態では、ワイ
ヤレスセンサ装置3を1つだけ設けた場合の例を示した
が、勿論、ワイヤレスセンサ装置3を複数個設置するよ
うな機械警備装置においても同様に適用することができ
る。
【0070】さらに、図1の場合は、ワイヤレスセンサ
装置として焦電センサを用いた侵入検知センサ装置の例
を示したが、センサユニット31をマグネットスイッチ
としたドアセンサ、又は振動センサを用いたガラス破壊
センサの場合にあっても同様に本発明を適用でき、同様
の効果を得ることができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、動作確認
のため所定時間毎に無線送信出力される動作確認無線信
号にセンサ部の最新の発報時刻を示す最新時刻データを
含ませ、これを受信装置を経由して取り出し、保守用無
線信号として無線送信手段から送出するようにしたの
で、この保守用無線信号を警備対象施設の外側にて受信
し、所定時間毎に送られてくる最新時刻データをチェッ
クすることにより、ワイヤレスセンサから受信装置まで
の機能が正常に作動しているかどうかをチェックするこ
とができる。
【0072】このように、保守用無線信号を警備対象施
設の外側で受信し、ワイヤレスセンサの最新発報時刻を
示す最新時刻データの内容を分析すれば、機械警備装置
の保守点検を警備対象施設内に立ち入らずに行うことが
できる。したがって、警備対象施設内に人が居る居ない
に拘らず、いつでも機械警備装置の保守点検を行うこと
が可能となるので、プライバシーの保護に役立つのは勿
論、その保守点検の作業能率を飛躍的に向上させること
ができる。
【0073】さらに、定期保守点検時以外にも、付近で
落雷、侵入等の事件があったりした場合に行う臨時保守
点検の際に、その警備対象施設内への立ち入りが種々の
理由でできない場合であっても、警備対象施設の外側で
保守用無線信号を受信することにより警備対象施設内へ
入ることなく保守点検作業を迅速且つ能率良く行うこと
ができるので、もしワイヤレスセンサ或いは受信装置な
どに対して不正工作が行われていた場合には、定期保守
点検を待つことなくこれを発見することができる。すな
わち、ワイヤレスセンサ或いは受信装置などに対する不
正工作を早期に発見するのに役立つ。
【0074】保守点検装置を用いることにより、警備対
象施設に立ち入ることなく保守用無線信号を受信してワ
イヤレスセンサの発報状態を知ることができるので、発
報通報により警備員が現場に出動した場合、保守点検装
置を用いてワイヤレスセンサのそのときの発報状態を警
備対象施設内に入ることなく知ることができ、警備対象
施設内に侵入者がまだ居るか否かを警備対象施設に警備
員が入る前に判別することが可能となり、警備員の受傷
事故防止に大いに役立つ。
【0075】また、上述の保守点検は1人で十分に行う
ことができるので、省人化を図ることもでき、保守点検
コストを大幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機械警備装置の実施の形態の一例
を示すブロック図。
【図2】図1の送信信号処理ユニットにおいて実行され
る信号処理プログラムを示すフローチャート。
【図3】図1の受信信号処理ユニットにおいて実行され
る信号処理プログラムを示すフローチャート。
【図4】図1の機械警備装置の保守点検を住宅の外側か
ら行うための保守点検装置の実施の形態の一例を示すブ
ロック図。
【図5】図4の保守点検装置の保守用処理ユニットにお
いて実行される保守用処理プログラムを示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 機械警備装置 2 住宅 3 ワイヤレスセンサ装置 4 受信装置 4A 警報信号 5 非常通報装置 5A 非常通報信号 6 監視センタ 7 電話回線 8 コンピュータ 31 センサユニット 31B 発報信号 32 送信信号処理ユニット 32A 発報時刻データ 32B 発報通報信号 32C 動作確認信号 32T 時刻データ発生部 33 メモリ 34 送信ユニット 35、41、47 アンテナ 42 受信ユニット 43 受信信号処理ユニット 46 保守用送信ユニット 80 保守点検装置 82 受信ユニット 83 保守用処理ユニット 85 ID入力ユニット 86 表示ユニット 89 プリンタ TD 最新時刻データ f1 無線送信信号 f2 保守用無線信号
フロントページの続き Fターム(参考) 5C084 AA02 AA07 AA08 AA13 BB02 BB16 CC02 CC08 CC19 DD22 DD42 DD79 EE03 EE04 EE05 FF02 FF04 FF10 FF27 GG03 GG07 GG09 GG13 GG19 GG43 GG52 GG56 GG57 GG68 HH12 HH13 JJ07 5C087 AA02 AA03 AA04 AA21 AA22 AA25 BB12 BB20 BB39 BB74 CC02 CC04 CC10 CC12 CC52 DD05 DD23 DD25 DD27 EE11 EE16 EE18 EE20 FF01 FF04 FF13 FF17 FF19 FF20 FF23 GG09 GG11 GG18 GG21 GG24 GG30 GG43 GG46 GG51 GG57 GG66 GG81 GG83

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 侵入検知を行うためのセンサ部からの発
    報情報を無線信号により送出するようにしたワイヤレス
    センサと、前記無線信号を受信、処理し、前記発報情報
    を受信した場合に警報信号を出力する受信装置とを備え
    て成る機械警備装置において、 前記ワイヤレスセンサが、時刻データを発生させるため
    の時刻データ発生手段と、前記センサ部の発報に応答し
    前記センサ部の発報毎に発報時における前記時刻データ
    発生手段からの時刻データを最新時刻データとして記憶
    しておくための手段とを備え、前記最新時刻データを内
    容として含む動作確認無線信号を所与の時間間隔で送出
    するように構成されており、 前記受信装置で前記動作確認無線信号が受信された場合
    にその時得られた前記最新時刻データを内容とする保守
    用無線信号を送出する無線送信手段が設けられているこ
    とを特徴とする機械警備装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の機械警備装置のための保
    守点検方法であって、 前記機械警備装置が設置されている施設の外部において
    前記保守用無線信号を受信し、受信された前記保守用無
    線信号から得られた前記最新時刻データの内容に基づい
    て前記機械警備装置の状態を判別するようにしたことを
    特徴とする機械警備装置の保守点検方法。
  3. 【請求項3】 侵入検知を行うためのセンサ部からの発
    報情報を無線信号により送出するようにしたワイヤレス
    センサと、前記無線信号を受信、処理し、前記発報情報
    を受信した場合に警報信号を出力する受信装置とを備え
    て成る機械警備装置のための保守点検方法であって、 前記ワイヤレスセンサにおいて、前記センサ部の発報毎
    に発報時刻を示す時刻データを最新時刻データとして記
    憶しておき、所与の時間間隔で該最新時刻データを前記
    受信装置に無線伝送し、 前記受信装置によって受信された前記最新時刻データを
    前記受信装置から取り出して保守用無線信号として無線
    出力し、 該保守用無線信号を前記機械警備装置の設置されている
    施設外で受信し、 受信された前記保守用無線信号から得られた前記最新時
    刻データの内容に基づいて前記機械警備装置の状態を判
    別するようにしたことを特徴とする機械警備装置の保守
    点検方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の機械警備装置のための保
    守点検装置であって、 前記動作確認無線信号を前記機械警備装置の設置されて
    いる施設外で受信するための受信部と、 該受信部からの受信出力に応答し、前記動作確認無線信
    号から前記最新時刻データを取り出すデータ取出手段
    と、 少なくとも該データ取出手段によって取り出された最新
    時刻データの内容を表示又は印字するための手段とを備
    えて成ることを特徴とする機械警備装置の保守点検装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004005375A (ja) * 2002-03-29 2004-01-08 Matsushita Electric Works Ltd モニタリングシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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