JP2000090378A - 機械警備装置及びその保守点検方法と装置 - Google Patents
機械警備装置及びその保守点検方法と装置Info
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Abstract
装置の保守点検作業を1人で行えるようにすること。 【解決手段】 センサ装置3から送出されたセンサ発報
情報を受信装置4により受信するようにした機械警備装
置1において、受信装置4側でセンサ装置3の最新発報
時刻を示す最新時刻データTDを記憶しておき、最新時
刻データTDを含む保守用信号41Bを一定の時間間隔
で保守用無線信号fとして送出するようにした。保守用
無線信号fを住宅2の外側で受信することにより機械警
備装置1が正常に機能しているか否かを住宅2内に立ち
入らずに最新時刻データTDの内容から判断することが
できる。
Description
その保守点検方法と装置に関するものである。
不法侵入者があったことを電気的に検出するため、ドア
センサ、ガラス破壊センサ、超音波センサ又は遠赤外線
を利用した焦電センサ等の侵入検知センサが従来から用
いられてきている。これらの侵入検知センサは、通常、
ワイヤによって警報装置と接続されており、侵入検知セ
ンサが発報した場合に、警報装置が作動し、電話線等を
介して所定の監視センタに侵入警報信号が送られる構成
となっている。
るための定期的な保守点検は、警備会社にとっては必要
不可欠であり、現状では、保守点検要員が2人1組で警
備契約先建物等に立ち入って実際にセンサを発報させ、
上記受信装置又は非常通報装置に設備されている表示灯
によりシステムの動作の確認を行っている。
の構成による場合、次のような問題点があった。 (1)センサに対する不正工作、例えば、遠赤外線検出
センサへのカバーの取り付けによる監視視界遮蔽、マグ
ネットスイッチの短絡等が行われた場合、保守点検時ま
でセンサが実質的に機能しない状態となり、機械警備装
置が正常に機能しなくなる。 (2)保守点検を実施する場合、2人1組となり、1人
がセンサを故意に発報状態とし、残りの1人が表示灯の
表示をチェックして動作を確認するという作業が必要と
なり、保守点検のコストが高くならざるを得ない。 (3)保守点検時に個人宅又は事務所、工場等の警備対
象施設内に立ち入ることになるので、プライバシー保護
の観点等から時間的に制約を受けたり、顧客からの拒否
を受けたりするので、保守点検の作業効率が極めて悪
く、最悪の場合には保守点検を行うことができないとい
う事態も生じる。また、定期保守点検時以外にも、付近
で落雷、侵入等の事件があったりした場合には臨時に保
守点検を行う必要が生じる。しかし、予め予告して行う
定期保守点検と異なり、臨時保守点検の場合には種々の
理由で対象施設内に立ち入ることができず、ワイヤレス
センサに対する不正工作の発見のチャンスを逃し、ワイ
ヤレスセンサに対する不正工作の発見が遅れてしまうと
いう事態が生じる。
おける上述の問題点を解決することができるようにし
た、機械警備装置及びその保守点検方法と装置を提供す
ることにある。
ことができ、機械警備装置が設置されている警備対象施
設内に立ち入ることなくその保守点検作業を行うことが
できるようにした、機械警備装置及びその保守点検方法
と装置を提供することを目的としている。
め、請求項1の発明によれば、侵入検知を行うためのセ
ンサと、該センサと配線接続され該センサの発報に応答
して警報信号を出力する受信装置とを備えて成る機械警
備装置において、前記受信装置が、時刻データを発生さ
せるための時刻データ発生手段と、前記センサの発報時
における前記時刻データ発生手段からの時刻データを最
新時刻データとして記憶しておくための手段と、前記最
新時刻データを内容として含む保守用無線信号を所与の
時間間隔で送出する無線送信手段とを備えている機械警
備装置が提案される。ここで、所与の時間間隔は一定で
もよいし、一定でなくてもよい。
と、センサ及び受信装置の作動状態のチェックを行うこ
とができるのは勿論、その内容に含まれる最新時刻デー
タを利用してセンサが正常に機能しているか否かをもチ
ェックすることができる。
ンサが設置してあれば、人の出入りの状態に応じた発報
が適宜の時間間隔であるのが普通であり、したがって、
保守用無線信号を受信して最新時刻データの内容をチェ
ックすれば、センサが正常に機能しているか否かを容易
にチェックすることができる。若し、何らかの不正工作
がなされていれば、最新の発報時刻が数十時間前又は数
日前などとなるので、最新時刻データの内容から不正工
作の有無をチェックすることが可能である。ここで、時
刻データとは、時、分、秒のみのデータでもよいが、こ
れに年、月、日等のデータを適宜に加えたデータであっ
てもよい。
機械警備装置のための保守点検方法であって、前記機械
警備装置が設置されている施設の外部において前記保守
用無線信号を受信し、受信された前記保守用無線信号か
ら得られた前記最新時刻データの内容に基づいて前記機
械警備装置の状態を判別するようにした機械警備装置の
保守点検方法が提案される。
ためのセンサと、該センサと配線接続され該センサの発
報に応答して警報信号を出力する受信装置とを備えて成
る機械警備装置のための保守点検方法であって、前記受
信装置側において、前記センサの最新の発報時刻を示す
時刻データを最新時刻データとして記憶しておき、所与
の時間間隔で該最新時刻データを保守用無線信号として
無線出力し、該保守用無線信号を前記機械警備装置の設
置されている施設外で受信し、受信された前記保守用無
線信号から得られた前記最新時刻データの内容に基づい
て前記機械警備装置の状態を判別するようにした機械警
備装置の保守点検方法が提案される。
機械警備装置のための保守点検装置であって、前記保守
用無線信号を前記機械警備装置の設置されている施設外
で受信するための受信部と、該受信部からの受信出力に
応答し、前記保守用無線信号から前記最新時刻データを
取り出すデータ取出手段と、少なくとも該データ取出手
段によって取り出された最新時刻データの内容を表示又
は印字するための手段とを備えて成る機械警備装置の保
守点検装置が提案される。
施の形態の一例につき詳細に説明する。
の形態の一例を示すブロック図である。
人の住宅2内に設置されており、センサ装置3と、セン
サ装置3からの発報信号31Bを受信する受信装置4
と、受信装置4からの警報信号4Aの出力に応答して非
常通報信号5Aを出力する非常通報装置5とを備えて成
っている。
チ51を含んで成り、警備開始・解除スイッチ51が警
備開始に切り替えられている場合に受信装置4から警報
信号4Aが入力された場合、電話回線7を介して監視セ
ンタ6に対して所要の非常通報信号5Aを送る公知の構
成となっている。なお、警備開始・解除スイッチ51が
警備解除に切り替えられている場合には、受信装置4か
ら警報信号4Aが入力されても非常通報装置5は非常通
報信号5Aの送信を行わない。
外線を利用して住宅2の室内に人がいるか否かを検出す
るための人体検知用のセンサとして構成された侵入検知
センサ装置であり、焦電センサ31Aを含んで成る公知
の構成のセンサユニット31を有している。住宅2の室
内に人がいる場合にはセンサユニット31が発報して発
報信号31Bが出力され、発報信号31Bは配線Wを介
して受信装置4に入力される。なお、符号32で示され
るのは、センサユニット31の作動に必要な電力を供給
するための電源である。
ためマイクロコンピュータを用いて構成される受信信号
処理ユニット41を備えており、受信信号処理ユニット
41には、信号出力回路42及びインターフェイス回路
43が接続されている。受信信号処理ユニット41に発
報信号31Bが入力された場合、受信信号処理ユニット
41からの指令により信号出力回路42から非常通報装
置5に警報信号4Aが送られる。
を出力する時刻データ発生部41Tを備えており、時刻
データ発生部41Tからは時の流れの一点を特定するた
めのデータが出力される。すなわち、ここで時刻データ
とは、時、分、秒の単位でのデータのみならず、年、
月、日の単位でのデータをも含むものである。本実施の
形態では、月、日、時、分、秒を含んでいるが、これに
限定されず、例えば曜日のデータを含んでいてもよい。
3から発報信号31Bを受け取った場合、その入力時点
における時刻データ発生部41Tからの時刻データをセ
ンサユニット31の発報時刻を示す発報時刻データ41
Aとして出力し、これを最新時刻データTDとして時刻
データメモリ44に格納する。すなわち、受信装置4
は、センサ装置3のセンサユニット31の発報に応答し
センサユニット31の発報毎に発報時における時刻デー
タ発生部41Tからの時刻データを最新時刻データTD
として記憶しておくための手段を有している。
らは、センサ装置3が発報する度に発報時刻データ41
Aが時刻データメモリ44に出力され、時刻データメモ
リ44内には、常に最新の発報時刻データ41Aが最新
時刻データTDとして格納される。すなわち、ある時点
で時刻tnを内容とする発報時刻データ41Aが出力さ
れると、時刻データメモリ44内に既に格納されている
時刻tn−1を内容とする最新時刻データTDは消去さ
れ、時刻tnを内容とする発報時刻データ41Aが最新
時刻データTDとして時刻データメモリ44内に格納さ
れることになる。
ンサ装置3及び受信装置4が正常に作動していることを
適宜の時間間隔で確認することができるようにする目的
で、所定の時間間隔、例えば10分間隔で保守用信号4
1Bを出力する。本実施の形態にあっては、保守用信号
41Bは、機械警備装置1に対して付与されている識別
IDと、そのとき時刻データメモリ44に格納されてい
る最新時刻データTDとから成っている。この保守用信
号41Bはインターフェイス回路43を介して取り出さ
れ、保守用送信ユニット9に入力される。
Bが入力されたことに応答して起動され、保守用信号4
1Bを内容とした保守用無線信号fを出力する。保守用
無線信号fは保守用送信ユニット9に接続されたアンテ
ナ91から送信される。この保守用無線信号fの出力電
力は住宅2の外部において受信できるような適宜の強度
に設定されている。
ことにより、最新時刻データTDを入手してセンサ装置
3における最新の発報時刻を知り、これにより、センサ
装置3が正常に機能しているか否か、及び受信装置4が
正常に作動しているか否かを住宅2内に立ち入ることな
く、住宅2の外側でチェックすることができる。
ンサ装置3が設置してあれば、人の出入りの状態に応じ
た発報が適宜の時間間隔であるのが普通であり、したが
って、保守用無線信号fを受信して最新時刻データTD
の内容をチェックすれば、センサ装置3が正常に機能し
ているか否かを受信装置4の機能チェックを含めて容易
にチェックすることができる。若し、センサ装置3に対
し監視視界隠蔽の如き何らかの不正工作がなされていれ
ば、最新の発報時刻が数十時間前又は数日前などとなる
ので、最新時刻データTDの内容から不正工作の有無を
チェックすることが可能である。すなわち、例えば、電
源を切断するなど受信装置4に対する不正な工作をして
も、これをチェックすることが可能となる。さらに、受
信信号処理ユニット41、インターフェイス回路43、
及び保守用送信ユニット9のいずれかの故障による障害
の発生のチェックも可能である。
作業者が携帯している小型のコンピュータ8を接続する
ことにより、受信信号処理ユニット41内の各種データ
をインターフェイス回路43を介してコンピュータ8に
取り出し、又はコンピュータ8から受信信号処理ユニッ
ト41に各種のコマンドを送ることもできる構成となっ
ている。
ニット41において得られた各種データを格納しておく
ためのデータメモリ、46は受信装置4の各部に所要の
電力を供給するための電源回路である。
成されている受信信号処理ユニット41が所要の処理機
能を果たすようにプログラムされ受信信号処理ユニット
41で実行される受信信号処理プログラムを示すフロー
チャートである。
1の動作について説明する。信号処理プログラムが起動
されると、ステップS1で発報信号31Bが入力された
か否かが判別される。発報信号31Bが入力されていな
いと判別された場合、ステップS1の判別結果はNOと
なり、ステップS2で保守用信号41Bの送信時刻か否
かが判別される。保守用信号41Bの送信時刻が未だき
ていないと判別された場合、ステップS2の判別結果は
NOとなり、ステップS1に戻り、上述の処理が繰り返
される。
たと判別されると、ステップS1の判別結果はYESと
なり、ステップS3に進み、ここで時刻データ発生部4
1Tからのその時の時刻データを発報時刻データ41A
としてデータメモリ45内に一時的に格納する。
4にすでに最新時刻データTDが記憶されているか否か
が判別される。時刻データメモリ44に最新時刻データ
TDが記憶されていないと判別された場合にはステップ
S4の判別結果はNOとなり、ステップS6に入り、こ
こで、時刻データメモリ44にステップS3で得られた
発報時刻データ41Aを最新時刻データTDとして書き
込む。
4にすでに最新時刻データTDが記憶されていると判別
された場合には、ステップS4の判別結果はYESとな
り、ステップS5で時刻データメモリ44の内容をクリ
アしてからステップS6に入り、ここで、時刻データメ
モリ44にステップS3で得られた発報時刻データ41
Aを最新時刻データTDとして書き込む。この結果、時
刻データメモリ44には、常に、センサ装置3の最新の
発報時刻を示すデータが記憶されていることになる。
常通報装置5に警報信号4Aを出力する処理を行った
後、ステップS1に戻る。
Bが入力されていないと判別された場合には、ステップ
S1の判別結果はNOとなり、このときステップS2で
保守用信号41Bの送信時刻であると判別された場合、
ステップS2の判別結果はYESとなり、ステップS8
に入る。ステップS8では、時刻データメモリ44から
最新時刻データTDが読み出され、次のステップS9
で、識別ID及びステップS8で読み出された最新時刻
データTDが用意され、これらに基づいて保守用信号4
1Bが作成される。
作成された保守用信号41Bを、インターフェイス回路
43を介して保守用送信ユニット9に送るための処理を
行い、しかる後、ステップS1に戻る。
報信号31Bが出力される度に、受信装置4においてそ
の発報時刻を示すデータが最新時刻データとして記憶さ
れ、所定の時間間隔でこの最新の発報時刻を示す最新時
刻データTDを含む保守用信号41Bを出力し、この保
守用信号41Bを内容とする保守用無線信号fを保守用
送信ユニット9から無線出力するようにしたので、保守
用無線信号fに含まれる最新時刻データTDを住宅2内
に立ち入ることなく住宅2の外側にてチェックすること
ができる。
保守用信号41Bを内容とする保守用無線信号fが無線
送信出力され、保守用無線信号fを住宅2の外側におい
て傍受可能である。したがって、保守用無線信号fを住
宅2の外側で受信し、保守用信号41Bを得、保守用信
号41Bに含まれる最新時刻データTDの内容を分析す
れば、センサ装置3及び受信装置4の保守点検を住宅2
内に立ち入らずに行うことができる。したがって、住宅
2内に家人が居る居ないに拘らず、いつでも機械警備装
置1の保守点検を行うことが可能となるので、住宅2の
居住者のプライバシーの保護に役立つのは勿論、その保
守点検の作業能率を飛躍的に向上させることができる。
ことができるので、省人化を図ることもでき、保守点検
コストを大幅に低減させることができる。
31Bの最新発報時刻を示す最新時刻データTDを受信
装置4内において記憶しておき、受信装置4から例えば
一定時間間隔でこの最新時刻データTDを内容に含む保
守用信号41Bを出力し、これを保守用送信ユニット9
から保守用無線信号fとして無線出力している。この保
守用無線信号fは上述のように、受信装置4を経由して
出力されているので、保守用無線信号fを利用すれば、
センサ装置3のみならず、受信装置4の作動が正常か否
かもチェックすることができる。したがって、例えば、
受信装置4に不正な工作をしてもこれをチェックするこ
とが可能である。
宅2の外部にて行うのに好適な保守点検装置の実施の形
態の一例がブロック図で示されている。
て、81はアンテナ、82は受信ユニットで、保守用無
線信号fを受信し、保守用信号41Bを出力することが
できるように構成されている。
リ84、ID入力ユニット85及び表示ユニット86が
接続されている。ID入力ユニット85は、チェックし
たい受信装置4の識別IDを入力するためのものであ
る。ID入力ユニット85から入力された所要の識別I
Dは、保守用処理ユニット83で受信した保守用信号4
1Bに含まれる識別IDと照合される。両識別IDが一
致すると、保守用信号41Bに含まれている識別IDを
含む全てのデータ内容が表示ユニット86上に表示され
る。したがって、操作者はここに表示された最新時刻デ
ータTDの内容からセンサ装置3の動作状態を判別する
ことができ、また、機械警備装置1全体の動作もチェッ
クすることができる。保守点検結果はデータメモリ84
にストアすることができる。符号87は、各部に所要の
電力を供給するための電池である。
ェイス回路88が接続されており、保守用処理ユニット
83での処理結果をプリンタ89で印字することができ
る。また、インターフェイス回路88にはパーソナルコ
ンピュータを接続してデータのやりとりをすることも可
能である。さらに、プリンタ89に代えて、又はプリン
タ89に加えてLCD表示器90を設け、保守用処理ユ
ニット83での処理結果をLCD表示器90で表示でき
るように構成してもよい。
ピュータを用いて構成されており、保守用処理ユニット
83において実行される上述の処理動作は、予めセット
されている保守用処理プログラムを中央演算処理装置で
実行することにより実現される。
実行される保守用処理プログラムを示すフローチャート
である。以下、図4を参照して保守用処理プログラムに
従う保守用処理ユニット83の動作について説明する。
ット82より出力があったか否かが判別される。受信ユ
ニット82より出力がなかったと判別された場合、ステ
ップS51の判別結果はNOとなり、再びステップS5
1の処理が行われる。ステップS51で受信ユニット8
2より出力があったと判別されると、ステップS51の
判別結果はYESとなり、ステップS52で受信データ
をデータメモリ84に格納した後ステップS53に入
る。
5より識別IDの入力があったか否かが判別される。I
D入力ユニット85より識別IDの入力がなかったと判
別された場合、ステップS53の判別結果はNOとな
り、再びステップS53の処理が行われる。ステップS
53でID入力ユニット85より識別IDの入力があっ
たと判別されると、ステップS53の判別結果はYES
となり、ステップS54で入力された識別IDをメモリ
した後ステップS55に入る。
基づいて登録ワイヤレスセンサ装置からの信号であるか
否かが判別される。登録ワイヤレスセンサ装置からの信
号でないと判別された場合はステップS55の判別結果
はNOとなり、ステップS58に入り、ここでステップ
S52でメモリされた受信データをクリアした後、ステ
ップS51に戻る。
信号が登録ワイヤレスセンサ装置、すなわちワイヤレス
センサ装置3からの信号であると判別された場合には、
ステップS55の判別結果はYESとなり、ステップS
56に入る。
信されているか否かが判別される。動作確認コードが受
信されていないと判別された場合、ステップS56の判
別結果はNOとなり、ステップS58に入り、ここでス
テップS52でメモリされた受信データをクリアした
後、ステップS51に戻る。
れていると判別された場合には、ステップS56の判別
結果はYESとなり、ステップS57に進む。ステップ
S57では、ステップS52でデータメモリ84に格納
された最新時刻データTDをデータメモリ84から読み
出し、読み出された最新時刻データTDをインターフェ
イス回路88を介してプリンタ89に送り、プリンタ8
9で最新時刻データTDにより示される時刻、すなわち
最新発報時刻を印刷する。この場合、既に述べたよう
に、インターフェイス回路88にLCD表示器90を接
続しておき、この最新発報時刻をLCD表示器90で表
示する構成としてもよい。勿論、両者を併用し、最新発
報時刻をプリンタ89で印刷すると共にLCD表示器9
0で表示するようにしてもよい。しかる後、ステップS
58に入り、ここでステップS52でメモリされた受信
データをクリアした後、ステップS51に戻る。
ば、機械警備装置1の保守点検作業を住宅2の外部にお
いて住宅2に立ち入ることなしに行うことができる。す
なわち、保守点検作業を住宅2の居住者の都合とは関係
なく保守点検作業者の都合の良い時に行うことができ
る。したがって、定期保守点検時以外にも、付近で落
雷、侵入等の事件があったりした場合に行う臨時保守点
検の際に、その警備対象施設である住宅2内への立ち入
りが種々の理由でできない場合であっても、住宅2の外
側で保守点検作業を行うことができるので、もしセンサ
装置3或いは受信装置4に対して不正工作が行われてい
た場合には、定期保守点検を待つことなくこれを発見す
ることができる。すなわち、機械警備装置1に対する不
正工作を早期に発見するのに役立つ。
して行うので、センサ装置3のみならず受信装置4の作
動状態も併せてチェックすることができるので、より信
頼性の高い機械警備装置1の機能チェックを行うことが
できる。
となく保守用無線信号fを受信してセンサ装置3の発報
状態を知ることができるので、次のような効果も期待で
きる。すなわち、機械警備システム1が警備開始状態に
ある場合にセンサ装置3が発報し、これにより警備員が
現場に出動した場合、保守点検装置80を携帯していれ
ば、これを用いてセンサ装置3のそのときの発報状態を
住宅2内に入ることなく知ることができるので、住宅2
内に侵入者がまだ居るか否かを判別することが可能とな
り、警備員の受傷事故防止に大きく貢献することができ
る。
説明したが、本発明の技術的範囲はこの一実施の形態の
構成に限定されるものではない。本発明による機械警備
装置1は、個人住宅を対象としたホームセキュリティの
システムのほか、一般のテナントビル、工場、銀行、商
店などあらゆる警備対象施設に対しても同様にして設置
することができ、同様の効果を得ることができるのは勿
論である。
サ装置3を1つだけ設けた場合の例を示したが、勿論、
センサ装置3を複数個設置するような機械警備装置にお
いても同様に適用することができる。
焦電センサを用いた侵入検知センサ装置の例を示した
が、センサユニット31をマグネットスイッチとしたド
アセンサ、又は振動センサを用いたガラス破壊センサの
場合にあっても同様に本発明を適用でき、同様の効果を
得ることができる。
らの発報情報を受信装置で受信する毎にセンサの最新の
発報時刻を示す最新時刻データを記憶しておき、該最新
時刻データを含む保守用無線信号を無線送信手段から所
与の時間間隔で送出するようにしたので、この保守用無
線信号を警備対象施設の外側にて受信し、所定時間毎に
送られてくる最新時刻データをチェックすることによ
り、センサから受信装置までの機能が正常に作動してい
るかどうかをチェックすることができる。
設の外側で受信し、センサの最新発報時刻を示す最新時
刻データの内容を分析すれば、機械警備装置の保守点検
を警備対象施設内に立ち入らずに行うことができる。し
たがって、警備対象施設内に人が居る居ないに拘らず、
いつでも機械警備装置の保守点検を行うことが可能とな
るので、プライバシーの保護に役立つのは勿論、その保
守点検の作業能率を飛躍的に向上させることができる。
落雷、侵入等の事件があったりした場合に行う臨時保守
点検の際に、その警備対象施設内への立ち入りが種々の
理由でできない場合であっても、警備対象施設の外側で
保守用無線信号を受信することにより警備対象施設内へ
入ることなく保守点検作業を迅速且つ能率良く行うこと
ができるので、もしセンサ或いは受信装置などに対して
不正工作が行われていた場合には、定期保守点検を待つ
ことなくこれを発見することができる。すなわち、セン
サ或いは受信装置などに対する不正工作を早期に発見す
るのに役立つ。
象施設に立ち入ることなく保守用無線信号を受信してセ
ンサの発報状態を知ることができるので、発報通報によ
り警備員が現場に出動した場合、保守点検装置を用いて
センサのそのときの発報状態を警備対象施設内に入るこ
となく知ることができ、警備対象施設内に侵入者がまだ
居るか否かを警備対象施設に警備員が入る前に判別する
ことが可能となり、警備員の受傷事故防止に大いに役立
つ。
ことができるので、省人化を図ることもでき、保守点検
コストを大幅に低減させることができる。
を示すブロック図。
る信号処理プログラムを示すフローチャート。
ら行うための保守点検装置の実施の形態の一例を示すブ
ロック図。
いて実行される保守用処理プログラムを示すフローチャ
ート。
Claims (4)
- 【請求項1】 侵入検知を行うためのセンサと、該セン
サと配線接続され該センサの発報に応答して警報信号を
出力する受信装置とを備えて成る機械警備装置におい
て、 前記受信装置が、時刻データを発生させるための時刻デ
ータ発生手段と、前記センサの発報時における前記時刻
データ発生手段からの時刻データを最新時刻データとし
て記憶しておくための手段と、前記最新時刻データを内
容として含む保守用無線信号を所与の時間間隔で送出す
る無線送信手段とを備えていることを特徴とする機械警
備装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の機械警備装置のための保
守点検方法であって、 前記機械警備装置が設置されている施設の外部において
前記保守用無線信号を受信し、受信された前記保守用無
線信号から得られた前記最新時刻データの内容に基づい
て前記機械警備装置の状態を判別するようにしたことを
特徴とする機械警備装置の保守点検方法。 - 【請求項3】 侵入検知を行うためのセンサと、該セン
サと配線接続され該センサの発報に応答して警報信号を
出力する受信装置とを備えて成る機械警備装置のための
保守点検方法であって、 前記受信装置側において、前記センサの最新の発報時刻
を示す時刻データを最新時刻データとして記憶してお
き、所与の時間間隔で該最新時刻データを保守用無線信
号として無線出力し、 該保守用無線信号を前記機械警備装置の設置されている
施設外で受信し、 受信された前記保守用無線信号から得られた前記最新時
刻データの内容に基づいて前記機械警備装置の状態を判
別するようにしたことを特徴とする機械警備装置の保守
点検方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の機械警備装置のための保
守点検装置であって、 前記保守用無線信号を前記機械警備装置の設置されてい
る施設外で受信するための受信部と、 該受信部からの受信出力に応答し、前記保守用無線信号
から前記最新時刻データを取り出すデータ取出手段と、 少なくとも該データ取出手段によって取り出された最新
時刻データの内容を表示又は印字するための手段とを備
えて成ることを特徴とする機械警備装置の保守点検装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27427898A JP4116162B2 (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 機械警備装置の保守点検方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27427898A JP4116162B2 (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 機械警備装置の保守点検方法 |
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CN107424366A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-12-01 | 深圳前海弘稼科技有限公司 | 大棚安全监控方法、系统、计算机设备和可读存储介质 |
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