JP5048976B2 - 警備装置、警備システム、携帯端末、警備方法、警備プログラム - Google Patents

警備装置、警備システム、携帯端末、警備方法、警備プログラム Download PDF

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Description

本発明は、警備装置、警備システム、携帯端末、警備方法、警備プログラムに関するものであり、特定の監視領域に住人以外の不審者が存在することを覚知させることに関するものである。
従来から、建物の出入口に設置されたオートロックシステムが一般に知られている。このようなオートロックシステムでは、建物の出入口において居住者が携帯しているICカードを読取らせたり、テンキーからパスワードを入力させたりすることによって、居住者か否かを判別し、居住者しか自動ドアが開かないように制御するものである。また、来客があった場合は、インターホンなどで来客を確認した上で自動ドアのロックを解除することによって、建物内に招き入れるものである。しかし、このようなオートロックシステムでは、来客を招き入れようとして自動ドアが開いた隙に、来客として確認されていない人が建物内に入ることができるという問題があった。
このような問題を解決するものとして、建物内に侵入してきた人を検知する侵入者検知装置が公開されている(特許文献1参照)。かかる侵入者検知装置では、来客が建物に入場する際に照合媒体を発行する。建物内に設置されている認識装置が人の滞在を検知した場合に、照合情報読取装置が照合媒体の読取りを行う。照合媒体を読取ることができない場合には、認識装置で認識された人は侵入者であると判断され、その位置や人数が住人や警備員に報知されるものである。
特開平9−270011号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、建物内のどの場所においても照合媒体を所持していない者が検知された場合に警報が発報されるため、居住者によっては、確認する必要のない場所で侵入者が検知された場合にも侵入者検知等を示す警報が発報することとなり、居住者の警報に対する確認の負担が大きいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、居住者に侵入者検知等の異常情報の確認負担が軽減でき、確実に危険を回避することができる警備装置、警備システム、携帯端末、警備方法、警備プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備える警備装置において、前記コントローラ部は、複数の監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報を記憶する通知設定記憶手段と、前記複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信手段と、前記検知情報受信手段によって前記検知情報を受信した場合で、かつ、前記通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の警備装置において、前記監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取る識別情報読取手段と、前記識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段と、前記識別情報読取手段によって読取られた前記識別情報および前記監視領域情報記憶手段に記憶された前記監視領域情報を取得する端末情報取得手段と、前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報および前記監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段と、をさらに備え、前記出力手段は、さらに前記不審者判定手段によって前記監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、前記通知設定情報において前記不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を出力すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の警備装置において、前記不審者判定手段は、前記端末情報取得手段によって取得された前記監視領域情報で示される前記監視領域ごとに前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報の数量と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備える警備装置と、居住者が所持する携帯端末と、を備える警備システムにおいて、前記コントローラ部は、複数の監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報を記憶する通知設定記憶手段と、前記複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信手段と、前記検知情報受信手段によって前記検知情報を受信した場合で、かつ、前記通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を前記携帯端末に送信する送信手段と、前記携帯端末は、前記警備装置から送信された前記検知情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記検知情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の警備システムにおいて、前記監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取る識別情報読取手段と、前記識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段と、前記識別情報読取手段によって読取られた前記識別情報および前記監視領域情報記憶手段に記憶された前記監視領域情報を取得する端末情報取得手段と、前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報および前記監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段と、をさらに備え、前記送信手段は、さらに前記不審者判定手段によって前記監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、前記通知設定情報において前記不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を前記携帯端末に送信し、前記受信手段は、前記警備装置から送信された前記不審者情報を受信し、前記出力手段は、前記受信手段によって受信された前記不審者情報を出力すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5に記載の警備システムにおいて、前記不審者判定手段は、前記端末情報取得手段によって取得された前記監視領域情報で示される前記監視領域ごとに前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報の数量と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部と、サーバとがネットワークを介して接続された警備装置において、前記サーバは、前記居室を識別する居室識別情報と、複数の監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報を記憶する通知設定記憶手段と、前記複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信手段と、前記検知情報受信手段によって前記検知情報を受信した場合で、かつ、前記通知設定情報において前記居室識別情報ごとに前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を前記居室識別情報に対応する前記居室に設置された前記コントローラ部に送信する送信手段と、前記コントローラ部は、前記サーバから送信された前記検知情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記検知情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7に記載の警備装置において、前記監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取る識別情報読取手段と、前記識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段と、前記識別情報読取手段によって読取られた前記識別情報および前記監視領域情報記憶手段に記憶された前記監視領域情報を取得する端末情報取得手段と、前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報および前記監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段と、をさらに備え、前記送信手段は、さらに前記不審者判定手段によって前記監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、前記通知設定情報において前記居室識別情報ごとに前記不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を前記居室識別情報に対応する前記居室に設置された前記コントローラ部に送信し、前記受信手段は、前記サーバから送信された前記不審者情報を受信し、前記出力手段は、前記受信手段によって受信された前記不審者情報を出力すること、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項8に記載の警備装置において、前記不審者判定手段は、前記端末情報取得手段によって取得された前記監視領域情報で示される前記監視領域ごとに前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報の数量と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定すること、を特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備える警備装置の警備方法において、複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信ステップと、前記検知情報受信ステップによって前記検知情報を受信した場合で、かつ、複数の前記監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を出力する出力ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備える警備装置と、居住者が所持する携帯端末と、を備える警備システムの警備方法において、複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信ステップと、前記検知情報受信ステップによって前記検知情報を受信した場合で、かつ、複数の前記監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を前記携帯端末に送信する送信ステップと、前記警備装置から送信された前記検知情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信された前記検知情報を出力する出力ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部と、サーバとがネットワークを介して接続された警備装置の警備方法において、複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信ステップと、前記検知情報受信ステップによって前記検知情報を受信した場合で、かつ、前記居室を識別する居室識別情報と、複数の前記監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において前記居室識別情報ごとに前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を前記居室識別情報に対応する前記居室に設置された前記コントローラ部に送信する送信ステップと、前記サーバから送信された前記検知情報を受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信された前記検知情報を出力する出力ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備えるコンピュータに実行させるための警備処理プログラムであって、
複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信ステップと、前記検知情報受信ステップによって前記検知情報を受信した場合で、かつ、複数の前記監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を出力する出力ステップと、を前記コンピュータに実行させる
請求項1にかかる発明によれば、検知情報受信手段によって、監視領域での異常の発生および当該監視領域を示す検知情報を受信し、出力手段によって、検知情報受信手段によって検知情報を受信した場合で、かつ、複数の監視領域と、監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において検知情報に含まれる監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する検知情報を出力することにより、予め設定された監視対象のみの検知情報が出力されるため、居住者による異常情報の確認負担が軽減できるとともに、危険を回避することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、識別情報読取手段によって、監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取り、端末情報取得手段によって、識別情報読取手段によって読取られた識別情報および識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段に記憶された監視領域情報を取得し、不審者判定手段によって、検知情報受信手段によって受信された検知情報と、端末情報取得手段によって取得された識別情報および監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定し、出力手段は、さらに不審者判定手段によって監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、通知設定情報において不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を出力することにより、携帯端末からの識別情報を用いて居住者以外の不審者を判定して通知することができるため、確実性の高い不審者情報を得ることができ、不審者の確認負担を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、不審者判定手段は、さらに監視領域ごとに検知情報受信手段によって受信された検知情報の数量と、端末情報取得手段によって取得された識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定することにより、監視領域ごとに携帯端末を所持していない者が不審者と判定されるため、監視領域での不審者を確実に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、検知情報受信手段によって、監視領域での異常の発生および当該監視領域を示す検知情報を受信し、送信手段によって、検知情報受信手段によって検知情報を受信した場合で、かつ複数の監視領域と、監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において検知情報に含まれる監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する検知情報を携帯端末に送信し、受信手段によって、警備装置から送信された検知情報を受信し、出力手段によって、受信手段によって受信された検知情報を出力することにより、予め設定された監視対象のみの検知情報が出力されるため、居住者による異常情報の確認負担が軽減できるとともに、危険を回避することができるという効果を奏する。また、携帯端末に異常情報を出力することにより、居室以外にいる場合においても危険を回避することができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、識別情報読取手段によって、監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取り、端末情報取得手段によって、識別情報読取手段によって読取られた識別情報および識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段に記憶された監視領域情報を取得し、不審者判定手段によって、検知情報受信手段によって受信された検知情報と、端末情報取得手段によって取得された識別情報および監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定し、送信手段は、さらに不審者判定手段によって監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、通知設定情報において不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を携帯端末に送信し、受信手段は、警備装置から送信された不審者情報を受信し、出力手段は、受信手段によって受信された不審者情報を出力することにより、携帯端末からの識別情報を用いて居住者以外の不審者を判定して通知することができるため、確実性の高い不審者情報を得ることができ、不審者の確認負担を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、不審者判定手段は、さらに監視領域ごとに検知情報受信手段によって受信された検知情報の数量と、端末情報取得手段によって取得された識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定することにより、監視領域ごとに携帯端末を所持していない者が不審者と判定されるため、監視領域での不審者を確実に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、検知情報受信手段によって、監視領域での異常の発生および当該監視領域を示す検知情報を受信し、送信手段によって、検知情報受信手段によって検知情報を受信した場合で、かつ、居室を識別する居室識別情報と、複数の監視領域と、監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において居室識別情報ごとに検知情報に含まれる監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する検知情報を居室識別情報に対応する居室に設置されたコントローラ部に送信し、受信手段によって、サーバから送信された検知情報を受信し、出力手段によって、受信手段によって受信された検知情報を出力することにより、各居室のコントローラ部ではなく、サーバ装置で不審者を判定し、不審者情報を居室の操作部に送信して出力するため、ネットワークに対する負荷が軽減でき、各居室のコントローラ部の構成や機能を簡易なものにすることができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、識別情報読取手段によって、監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取り、端末情報取得手段によって、識別情報読取手段によって読取られた識別情報および識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段に記憶された監視領域情報を取得し、不審者判定手段によって、検知情報受信手段によって受信された検知情報と、端末情報取得手段によって取得された識別情報および監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定し、送信手段は、さらに不審者判定手段によって監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、通知設定情報において居室識別情報ごとに不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を居室識別情報に対応する居室に設置されたコントローラ部に送信し、受信手段は、サーバから送信された不審者情報を受信し、出力手段は、受信手段によって受信された不審者情報を出力することにより、携帯端末からの識別情報を用いて居住者以外の不審者を判定して通知することができるため、確実性の高い不審者情報を得ることができ、不審者の確認負担を軽減することができという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、不審者判定手段は、さらに監視領域ごとに検知情報受信手段によって受信された検知情報の数量と、端末情報取得手段によって取得された識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定することにより、監視領域ごとに携帯端末を所持していない者が不審者と判定されるため、監視領域での不審者を確実に把握することができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明によれば、検知情報受信ステップによって、監視領域での異常の発生および当該監視領域を示す検知情報を受信し、出力ステップによって、検知情報受信ステップによって検知情報を受信した場合で、かつ、複数の監視領域と、監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において検知情報に含まれる監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する検知情報を出力することにより、予め設定された監視対象のみの検知情報が出力されるため、居住者による異常情報の確認負担が軽減できるとともに、危険を回避することができるという効果を奏する。
また、請求項11にかかる発明によれば、検知情報受信ステップによって、監視領域での異常の発生および当該監視領域を示す検知情報を受信し、送信ステップによって、検知情報受信ステップによって検知情報を受信した場合で、かつ、複数の監視領域と、監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において検知情報に含まれる監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する検知情報を携帯端末に送信し、受信ステップによって、警備装置から送信された検知情報を受信し、出力ステップによって、受信ステップによって受信された検知情報を出力することにより、予め設定された監視対象のみの検知情報が出力されるため、居住者による異常情報の確認負担が軽減できるとともに、危険を回避することができるという効果を奏する。また、携帯端末に異常情報を出力することにより、居室以外にいる場合においても危険を回避することができるという効果を奏する。
また、請求項12にかかる発明によれば、検知情報受信ステップによって、監視領域での異常の発生および当該監視領域を示す検知情報を受信し、送信ステップによって、検知情報受信ステップによって検知情報を受信した場合で、かつ、居室を識別する居室識別情報と、複数の監視領域と、監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において居室識別情報ごとに検知情報に含まれる監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する検知情報を居室識別情報に対応する居室に設置されたコントローラ部に送信し、受信ステップによって、サーバから送信された検知情報を受信し、出力ステップによって、受信ステップによって受信された検知情報を出力することにより、各居室のコントローラ部ではなく、サーバ装置で不審者を判定し、不審者情報を居室の操作部に送信して出力するため、ネットワークに対する負荷が軽減でき、各居室のコントローラ部の構成や機能を簡易なものにすることができるという効果を奏する。
また、請求項13にかかる発明によれば、予め設定された監視対象のみの検知情報が出力されるため、居住者による異常情報の確認負担が軽減できるとともに、危険を回避することができるという効果を奏する。また、携帯端末に異常情報を出力することにより、居室以外にいる場合においても危険を回避することができるという効果を奏する。また、各居室のコントローラ部ではなく、サーバ装置で不審者を判定し、不審者情報を居室の操作部に送信して出力するため、ネットワークに対する負荷が軽減でき、各居室のコントローラ部の構成や機能を簡易なものにすることができるという効果を奏する。目視と識別情報の数量で居住者以外の人の存在を把握することができるため、簡易な装置で危険を認識することができるという効果を奏する。また、目視と識別情報の数量で居住者以外の人の存在を把握することができるため、容易に危険を認識することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる警備装置、警備システム、携帯端末、警備方法、警備プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第1の実施の形態にかかる警備システムは、予め設定された監視領域で不審者が存在すると判定された場合に居室の操作部や居住者が所持している携帯端末に不審者情報を出力するものである。
まず、本発明が適用される警備システムの構成例について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる警備システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる警備システム10は、警備装置100と、携帯端末200と、を備えている。
警備装置100は、予め定められた監視領域での取得された情報によって不審者の存在を判定し、操作部に不審者情報を出力するものである。ここで、不審者とは、警備対象の建物の居住者や建物内のオフィス等の勤務者以外の者をいい、具体的には後述する携帯端末200を所持していない者である。警備装置100は、さらに複数の携帯端末リードライト部101a〜nと、複数のセンサ検知部102a〜nと、複数のコントローラ部103a〜mと、を備えている。携帯端末リードライト部101a〜nおよびセンサ検知部102a〜nは、警備対象である建物の内外の監視領域ごとに設置されている。コントローラ部103a〜mは、建物内の居室やテナント等ごとに設置されている。なお、警備装置100は、各コントローラ部103から図示しない監視センタと電話回線、無線ネットワーク、インターネットなどのネットワークを介して接続されている。
携帯端末リードライト部101は、居住者または予め建物内に入場が許可されている者(例えば、清掃作業員や管理人等)が所持している携帯端末200に記憶されている識別情報を読取り、読取られた識別情報および当該携帯端末リードライト部101が設置されている監視領域を示す監視領域情報を各コントローラ部103に送信する。また、携帯端末リードライト部101は、コントローラ部103から送信され、受信した不審者情報を携帯端末200に送信するものである。携帯端末リードライト部101は、警備対象である建物の内外に設置されているセンサ1021の監視領域に対応して複数設置される。
図2は、本実施の形態にかかる携帯端末リードライト部の構成を示すブロック図である。携帯端末リードライト部101は、さらに端末情報送受信部1011と、入出力制御部1012と、送受信部1013と、を備えている。また、図示しない監視領域情報記憶部に、当該携帯端末リードライト部101が設置されている監視領域を示す監視領域情報、例えば“1Fエレベータホール”等が格納されている。携帯端末リードライト部101は、センサ検知部102を介してコントローラ部103に接続されている。
端末情報送受信部1011は、通信領域内に存在する携帯端末200に記憶された識別情報を読取るものである。また、端末情報送受信部1011は、コントローラ部103から送信された不審者情報を携帯端末200に送信するものである。具体的には、RFID(Radio Frequency Identification)の技術を用いて携帯端末200との間で情報を送受信するものである。
入出力制御部1012は、端末情報送受信部1011によって読取られた識別情報を取得し、不審者情報を送出するものである。送受信部1013は、入出力制御部1012によって取得された識別情報および監視領域情報を、センサ検知部102を介してコントローラ部103に送信するものである。ここで、センサ検知部102を介してコントローラ部103への送受信を行うとは、センサが検知した検知情報をコントローラ部103に送信するために構築されている有線のセンサネットワークを用いて、携帯端末リードライト部101からの情報の送受信を行うものである。なお、かかるセンサネットワークを用いず、独自のネットワークや無線ネットワークによって携帯端末リードライト部101からの情報をコントローラ部103に送受信してもよい。
センサ検知部102は、監視領域内で人体等の異常を検知し、検知した検知情報を各コントローラ部103に送信するものである。なお、検知情報には、センサ1021が設置されている監視領域を示す監視領域情報を含んでいる。図3は、本実施の形態にかかるセンサ検知部の構成を示すブロック図である。センサ検知部102は、さらにセンサ1021と、検知情報取得部1022と、送受信部1023と、を備えている。
センサ1021は、人感センサであり、たとえば赤外線の受光量の変化をもとに人の存在を検出する赤外線センサ、赤外線などの受信が遮断されることで人の存在を検出する遮断センサ、電磁波の乱れで人の存在を検知する気配センサ、およびマグネットにより扉の開閉を検出するマグネットセンサなどの監視領域の異常を検知する各種センサであり、監視領域への侵入者を検知する等の目的で設置されたものである。なお、上述したセンサは、設置方法(例えばセンサが検知する領域を限定したり、スポット状にするように設置すること)によって人数をカウントすることが可能となる。また、センサ1021は、監視領域内の検知人数をより正確に判定するために、監視領域内を撮像した画像情報等によって人数を判定するセンサ、例えば画像センサ等を用いてもよい。
検知情報取得部1022は、センサ1021によって検知された検知情報を取得するものである。送受信部1023は、検知情報取得部1022によって取得された検知情報をコントローラ部103に送信するものである。
次に、コントローラ部103は、携帯端末リードライト部101によって読取られた識別情報および監視領域情報と、センサ検知部102によって検知された検知情報とを受信し、それらの情報から監視領域内に不審者が存在するか否かを判定するものである。図4は、本実施の形態にかかるコントローラ部の構成を示すブロック図である。コントローラ部103は、さらに送受信部1031と、不審者判定部1032と、入出力制御部1033と、識別情報記憶部1034と、操作部1035と、通知設定データベース1036と、を備えている。
通知設定データベース1036は、コントローラまたは携帯端末に対して、各監視領域の不審者の判定結果を通知するか否かを規定するものである。図5は、通知設定データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。通知設定データベース1036は、監視領域と、コントローラへの通知または非通知の設定と、携帯端末への通知または非通知の設定と、を対応付けて記憶している。
送受信部1031は、携帯端末リードライト部101またはセンサ検知部102と情報の送受信を行うものである。不審者判定部1032は、携帯端末リードライト部101によって読取られた識別情報および携帯端末リードライト部101が設置されている監視領域情報と、センサ検知部102によって検知された検知情報とに基づいて、当該監視領域内に不審者が存在しているか否かを判定するものである。
識別情報記憶部1034は、当該コントローラ部103が設置されている居室の居住者が所持する携帯端末200の識別情報を記憶するものである。携帯端末200から読取られた識別情報と、識別情報記憶部1034に記憶された識別情報が同一であれば、当該居室の居住者であると判断することができる。
操作部1035は、警備に関する情報が居住者によって入出力されるものである。また、操作部1035は、監視領域ごとに不審者情報を操作部1035または携帯端末200に通知して出力するか否かの情報が入力されるとともに、不審者判定部1032によって判定された不審者情報が出力されるものである。具体的には、液晶タッチパネルやテンキー、設定ボタン等である。
入出力制御部1033は、操作部1035からの入出力情報を送出または取得するものである。また、入出力制御部1033は、操作部1035によって入力された監視領域ごとに不審者情報を操作部1035または携帯端末200に通知するか通知しないかのいずれかの情報を取得し、通知設定データベース1036に格納するものである。
図6は、通知対象である監視領域および通知先を設定する際の操作部の一例を示す説明図である。図6に示す操作部1035は、不審者が滞在していると判定された場合に、コントローラ部103または携帯端末200に通知し、出力させる監視領域を設定している。図6に示す例は、部屋番号304の居住者が所持している携帯端末200に対して不審者の滞在の通知対象とする監視領域を指定したものである。この場合、階段31、各部屋の玄関32〜35、エレベータホール36を携帯端末に通知する監視領域として設定している。設定方法としては、テンキーから監視領域番号を入力するものである。なお、表示部がタッチパネルであれば直接監視領域に触れることによって設定してもよい。携帯端末挿入部は、当該居室の居住者が所持する携帯端末200を収納するための挿入部である。詳細は後述する。
図7は、不審者情報を出力する際の操作部の一例を示す説明図である。図7に示すように、監視対象としていた3階エレベータホールで不審者が存在していると判定された場合は不審者の位置を表示するとともに、ディスプレイに注意を喚起する文言、例えば“注意:居住者外人物滞在”を表示する。また、スピーカから注意を喚起する音声メッセージやブザー音等を出力してもよい。
携帯端末200は、居住者等が所持するものである。図8は、本実施の形態にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。携帯端末200は、さらに識別情報記憶部201と、送受信部202と、出力部203とを備えている。識別情報記憶部201は、携帯端末200を所持している者を識別するための識別情報が記憶されている。送受信部202は、携帯端末リードライト部101の送受信領域内に存在する人が携帯端末200を所持している場合、識別情報が携帯端末リードライト部101に送信される。また、送受信部202は、端末情報送受信部1011から送信された不審者情報を受信するものである。出力部203は、送受信部202によって受信された不審者情報を出力するものである。不審者情報の出力は、例えば不審者の人数をLEDの点灯によって表示することや、画面に不審者の人数を示す数字を表示することによって行う。また、スピーカから注意を喚起するためのブザー音や音声メッセージを出力してもよい。
図9は、本実施の形態にかかる携帯端末の適用の一例を示す説明図である。図9は、居室の出入口の鍵に携帯端末200を取り付けた例である。図9に示すように、携帯端末200は、出力部203として不審者の人数を示すLEDや音声を出力するスピーカを備えている。なお、監視領域ごとに点灯するLEDを定め、不審者が存在すると判定された監視領域に対応するLEDを点灯させてもよい。また、携帯端末200は、鍵と一体化した構成としてもよい。
図10は、本実施の形態にかかる携帯端末の適用の他の例を示す説明図である。図10に示す携帯端末200は、図9と同様に居室の出入口の鍵に携帯端末200を取り付けた構成をしている。図10に示すように、携帯端末200は出力部203としてディスプレイやスピーカを備える。ディスプレイやスピーカは、不審者の人数や不審者が検知された監視領域を出力する。また、携帯端末200は、不審者に対する注意を喚起するためにバイブレーション機能を備えてもよい。
上述したように構成されている警備システム10による通知先設定処理について説明する。図11は、警備装置のコントローラ部が行う通知先設定処理手順を示すフローチャートである。
まず、コントローラ部103の入出力制御部1033は、操作部1035によって入力された、通知対象機器ごと(コントローラまたは携帯端末)に不審者の判定結果を通知する監視領域を取得する(ステップS1101)。図6に示す場合を一例として説明する。部屋番号“304”に設置されているコントローラ部103の操作部1035によって監視領域が入力され、入出力制御部1033は、携帯端末に不審者の判定結果を通知する監視領域として、階段31、各部屋の玄関32〜35、エレベータホール36を取得する。入出力制御部1033は、通知対象機器ごとの監視領域の通知の有無を通知設定データベース1036に格納する(ステップS1102)。
次に、警備システムによる不審者通知処理について説明する。図12は、警備システムが行う不審者通知処理手順を示すフローチャートである。ここでは、不審者情報をコントローラ部103の操作部1035に出力する場合について説明する。
まず、不審者判定部1032は、通知設定データベース1036から不審者通知をコントローラ部103に対して行う監視領域を取得する(ステップS1201)。送受信部1031は、各監視領域のセンサ検知部102の検知情報を受信する(ステップS1202)。なお、検知情報には、監視領域情報を含んでいる。また、送受信部1031は、各監視領域の携帯端末リードライト部101から送信される携帯端末200の識別情報を受信する(ステップS1203)。なお、識別情報には、当該識別情報が読取られた監視領域情報が付加されているものとする。
不審者判定部1032は、監視領域ごとにセンサ1021による検知情報の数と、携帯端末200の識別情報の数とが等しいか否かを判断する(ステップS1204)。すなわち、監視領域内でのセンサ1021によって検知された人の数と検知された人が所持している携帯端末200の数から、携帯端末200を所持しない者、すなわち不審者の有無を判断するものである。センサ1021による検知情報数と携帯端末200の識別情報数とが等しいと判断した場合は(ステップS1204:Yes)、不審者は存在しないと判断されるため、処理を抜ける。
センサ1021による検知情報数と、携帯端末200の識別情報数とが等しくないと判断した場合には(ステップS1204:No)、不審者が存在すると判定する(ステップS1205)。なお、センサ1021による検知情報数と、携帯端末200の識別情報数との差分から、さらに不審者の人数を求めてもよい。さらに、不審者判定部1032は、コントローラ部103の通知対象となっている監視領域に不審者が存在するか否かを判断する(ステップS1206)。コントローラ部103の通知対象となっている監視領域に不審者が存在しないと判断した場合は(ステップS1206:No)、処理を抜ける。コントローラ部103の通知対象となっている監視領域に不審者が存在すると判断した場合は(ステップS1206:Yes)、操作部1035から不審者情報、例えば不審者が存在すると判断された監視領域、不審者の位置や人数等を出力する(ステップS1207)。
このように、居住者によって予め設定された監視領域に不審者が存在するか否かを判定し、不審者が存在すると判定された場合に不審者情報を図、文字や音声で出力することにより、居住者が通常使用する経路での不審者の有無を確認でき、他の監視領域での不在者情報が出力されることがないため、居住者は無駄な情報に煩わされることなく、監視の負担が軽減される。また、居住者が使用する経路について不審者情報が出力されるため、居住者は不審者に遭遇したり、不審者から危害を加えられるという危険を回避することができる。
なお、本実施の形態では、センサ検知部102によって検知された検知情報と携帯端末リードライト部101によって読取られた携帯端末200の識別情報および監視領域情報によって不審者を判定したが、2つの情報を用いず、センサ検知部102の検知情報のみで異常を判定して出力してもよい。また、コントローラ部103に表示する情報は、不審者情報のみでなく、他の情報、例えば居室への侵入情報や火災情報などを出力してもよい。その際は、情報の種別によって重要度を設定し、出力を制御してもよい。例えば、火災情報の場合は、予め設定された監視領域に関係なく、すべての監視領域での情報を出力するようにしてもよい。火災報知機での報知だけでなく、どこで火災が発生しているかの情報は、居住者がより安全に脱出することを手助けするのに有用である。
また、上述した説明では、センサ検知部102によって検知された検知情報と携帯端末リードライト部101によって読取られた携帯端末200の識別情報および監視領域情報がコントローラ部103に送信され、予め設定された監視領域に不審者が存在すると判定されれば不審者情報が出力されるが、不審者確認ボタンを押下した時や、警備装置100が警備状態である場合のみに、予め設定された監視領域について不審者の有無を判定し、出力してもよい。これにより、居住者が必要な場合のみに、不審者情報を確認することが可能となり、居住者の異常情報の確認負担を軽減することができる。
次に、携帯端末に不審者情報を出力する場合の処理について説明する。図13−1、図13−2は、警備システムが行う不審者通知処理手順を示すフローチャートである。
まず、利用者は、携帯端末200の電源をONにする。携帯端末200の送受信部202は、識別情報記憶部201に記憶されている識別情報を、警備装置100の携帯端末リードライト部101に送信する(ステップS1301)。
警備装置100では、携帯端末リードライト部101の端末情報送受信部1011が、送受信範囲内の携帯端末200から送信された識別情報を受信する(ステップS1302)。送受信部1013は、センサネットワークを介して識別情報をコントローラ部103に送信する(ステップS1303)。具体的には、端末情報リードライト部101の送受信部1013から送信された識別情報は、センサ検知部102の送受信部1023で送受信を行い、センサの検知情報を送受信するネットワークを介して、コントローラ部103の送受信部1031に送信される。
各コントローラ部103において、送信された識別情報が当該居住者の識別情報か否かを判断する(ステップS1304)。具体的には、送信された識別情報と識別情報記憶部1034に記憶された識別情報とを照合し、同一であれば、送信された識別情報が当該居住者の識別情報であると判断する。送信された識別情報が当該居住者の識別情報でないと判断した場合には(ステップS1304:No)、当該コントロール部103での処理は行わない。
送信された識別情報が当該居住者の識別情報であると判断した場合には(ステップS1304:Yes)、不審者判定部1032は通知設定データベース1036から携帯端末200に不審者情報を通知する監視領域を取得する(ステップS1305)。送受信部1031は、各監視領域のセンサ検知部102から送信される検知情報を受信する(ステップS1306)。なお、検知情報には、監視領域情報を含んでいる。送受信部1031は、各監視領域の携帯端末リードライト部101から送信される識別情報を受信する(ステップS1307)。なお、ここでは、識別情報に当該識別情報が読取られた監視領域情報が付加されているものとする。
不審者判定部1032は、監視領域ごとにセンサ1021による検知情報数と、携帯端末200の識別情報数とが等しいか否かを判断する(ステップS1308)。センサによる検知情報数と、携帯端末200の識別情報数とが等しいと判断した場合は(ステップS1308:Yes)、不審者は存在しないと判断されるため、処理を抜ける。
センサ1021による検知情報数と、携帯端末200の識別情報数とが等しくないと判断した場合は(ステップS1308:No)、不審者が存在すると判断する(ステップS1309)。なお、センサ1021による検知情報数と、携帯端末200の識別情報数との差分から、さらに不審者の人数を求めてもよい。さらに、不審者判定部1032は、携帯端末200の通知対象となっている監視領域に不審者が存在するか否かを判断する(ステップS1310)。携帯端末200の通知対象となっている監視領域に不審者が存在していないと判断した場合は(ステップS1310:No)、処理を抜ける。携帯端末200の通知対象となっている監視領域に不審者が存在すると判断した場合は(ステップS1310:Yes)、送受信部1031は不審者情報(例えば不審者の位置や人数、監視領域等)と識別情報を携帯端末リードライト部101に送信する(ステップS1311)。
携帯端末リードライト部101の送受信部1013は、不審者情報と識別情報を受信し、端末情報送受信部1011から携帯端末200に不審者情報と識別情報を送信する(ステップS1312)。携帯端末200では、送受信部202が不審者情報と識別情報を受信する(ステップS1313)。出力部203は、受信した識別情報と識別情報記憶部201に記憶されている識別情報が一致するか否かを判断する(ステップS1314)。受信した識別情報と識別情報記憶部201に記憶されている識別情報が一致すると判断した場合には(ステップS1314:Yes)、出力部203は不審者情報を出力する(ステップS1315)。受信した識別情報と識別情報記憶部201に記憶されている識別情報が一致しないと判断した場合は(ステップS1314:No)、処理を抜ける。
このように、居住者が所持している携帯端末に不審者情報を出力することができるため、居住者は外出から帰った建物の玄関付近において通常使用する通路に不審者が滞在していないか確認することができる。よって、居住者は不審者に遭遇したり、不審者から危害を加えられるという危険を回避することができる。
次に、上述した不審者通知処理について実際に不審者を検知しコントローラ部に不審者情報を出力する処理を図12のフローチャートを用いて説明する。図14は、警備対象である建物に滞在する居住者等の位置関係を示す説明図である。図14に示すように、居住者1は部屋番号“304”の居室に居る。携帯端末200を所持する人2が3階のエレベータホールに滞在し、携帯端末200を所持しない人3が1階のエレベータホールに滞在している。処理の説明を簡潔にするために、監視領域が“1Fエレベータホール”と“3Fエレベータホール”の2箇所である場合について説明する。
まず、不審者判定部1032は、通知設定データベース1036から不審者の通知をコントローラ部に対して行う監視領域を取得する(ステップS1201)。例えば、不審者が監視領域“1Fエレベータホール”または“3Fエレベータホール”に存在した場合、コントローラに“通知”すると設定されているものとする。
送受信部1031は、各センサの検知情報を受信する(ステップS1202)。具体的には、監視領域“3Fエレベータホール”のセンサ検知部102によって検知された人2の検知情報が、居室“304”のコントローラ部103の送受信部1031によって受信される。また、監視領域“1Fエレベータホール”のセンサ検知部102によって検知された人3の検知情報が、居室“304”のコントローラ部103の送受信部1031によって受信される。
次に、送受信部1031は、携帯端末リードライト部101によって取得された携帯端末200の識別情報を受信する(ステップS1203)。具体的には、監視領域“3Fエレベータホール”に滞在する人2の所持する携帯端末200の識別情報が、監視領域“3Fエレベータホール”の携帯端末リードライト部101によって受信され、さらにコントローラ部103の送受信部1031によって受信される。不審者判定部1032は、センサ1021による検知情報の数と、携帯端末の識別情報の数とが等しいか否かを判断する(ステップS1204)。具体的には、センサによる検知情報数は“2”であり、携帯端末の識別情報数は“1”である。
よって、センサ1021による検知情報数と携帯端末200の検知情報数とは等しくないと判断され(ステップS1204:No)、不審者が存在すると判断される(ステップS1205)。さらに、不審者判定部1032は、コントローラ部103の通知対象となっている監視領域、すなわち“1Fエレベータホール”と“3Fエレベータホール”に不審者が存在するか否かを判断する(ステップS1206)。居室“304”のコントローラ部103の通知対象となっている監視領域“1Fエレベータホール”に不審者が存在すると判断し(ステップS1206:Yes)、操作部1035のディスプレイに監視領域“1Fエレベータホール”の不審者の位置を表示し、音声メッセージを出力する(ステップS1207)。
さらに、不審者通知処理について実際に不審者を検知し、携帯端末に不審者情報を出力する処理について図13−1、図13−2のフローチャートを用いて説明する。図15は、警備対象である建物に滞在する居住者等の位置関係を示す説明図である。図15に示すように、居住者1は外出から帰宅し、建物の玄関に滞在している。1階のエレベータホールには、携帯端末200を所持する人2と、携帯端末200を所持しない人3が滞在している。説明を簡潔にするために、監視領域が“建物玄関”と“1Fエレベータホール”の2箇所である場合について説明する。
まず、居住者1は、携帯端末200の電源をONにする。携帯端末200の送受信部202は、識別情報記憶部201に記憶されている識別情報、例えば“XXX00101”を、携帯端末リードライト部101に送信する(ステップS1301)。具体的には、監視領域“建物玄関”の携帯端末リードライト部101に送信される。
警備装置100では、建物玄関に設定された携帯端末リードライト部101の端末情報送受信部1011の送受信範囲内に入った居住者1が所持する携帯端末200から送信された識別情報“XXX00101”を受信する(ステップS1302)。送受信部1031は、センサネットワークを介して識別情報“XXX00101”をコントローラ部103に送信する(ステップS1303)。
各コントローラ部103、例えば居室“101”のコントローラ部103において、送信された識別情報“XXX00101”が当該居住者の識別情報か否かを判断する(ステップS1304)。具体的には、送信された識別情報“XXX00101”と、識別情報記憶部1034に記憶された識別情報“XXX00101”とを照合し、送信された識別情報が当該居住者の識別情報であると判断し(ステップS1304:Yes)、不審者判定部1032は通知設定データベース1036から携帯端末200に不審者情報を通知する監視領域を取得する(ステップS1305)。例えば、不審者が監視領域“1Fエレベータホール”に存在した場合、携帯端末に“通知”すると設定されているものとする。
送受信部1031は、センサ検知部102から送信される検知情報を受信する(ステップS1306)。具体的には、監視領域“1Fエレベータホール”に設置されたセンサ検知部102によって人2と人3の検知情報を受信され、監視領域“建物玄関”に設置されたセンサ検知部102によって人1の検知情報を受信される。さらに、送受信部1031は携帯端末リードライト部101から送信される識別情報を受信する(ステップS1307)。具体的には、監視領域“1Fエレベータホール”に設置された携帯端末リードライト部101によって人2の所持する携帯端末200の識別情報が受信され、監視領域“建物玄関”に設置された携帯端末リードライト部101によって、人1の所持する携帯端末200の識別情報が受信される。
不審者判定部1032は、すべてのセンサ1021による検知情報数“3”と、携帯端末200の識別情報数“2”とが等しくないと判断し(ステップS1308:No)、不審者が存在すると判断する(ステップS1309)。さらに、不審者判定部1032は、コントローラ部103の通知対象となっている監視領域“1Fエレベータホール”に不審者が存在すると判断し(ステップS1310:Yes)、送受信部1031は不審者情報(例えば不審者が存在する監視領域や不審者の人数等)と識別情報“XXX00101”を携帯端末リードライト部101に送信する(ステップS1311)。
携帯端末リードライト部101の送受信部1013は、不審者情報と識別情報を受信し、端末情報送受信部1011から携帯端末200に不審者情報と識別情報を送信する(ステップS1312)。人1が所持している携帯端末200では、送受信部202が不審者情報と識別情報を受信する(ステップS1313)。出力部203は、受信した識別情報“XXX00101”と識別情報記憶部201に記憶されている識別情報“XXX00101”が一致すると判断し(ステップS1314:Yes)、出力部203は不審者情報を出力する(ステップS1315)。例えば、携帯端末200のディスプレイに“注意:1Fエレベータホールに不審者1名”と表示する。また、スピーカから音声メッセージやブザー音を出力し、注意を喚起するために携帯端末200をバイブレーションさせてもよい。
なお、携帯端末200は、コントローラ部103で行っている不審者判定処理を携帯端末200で行ってもよい。このような場合の通知対象とする監視領域の設定は、図11のフローチャートで示したようにコントローラ部103で設定を行い、図6で示した携帯端末挿入部に携帯端末200を挿入する際に読込むようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第2の実施の形態にかかる警備システムは、第1の実施の形態と同様に、予め設定された監視領域で不審者が存在すると判定された場合に居室の操作部や居住者が所持している携帯端末に不審者情報を出力するものである。本実施の形態は、第1の実施の形態において各居室に設置されたコントローラ部ごとに行っていた不審者判定処理をサーバ装置で一元的処理する点が異なる。
本発明が適用される警備システムの構成例について、第1の実施の形態と異なる部分を説明する。他の部分については第1の実施の形態と同様であるので、上述した説明を参照し、ここでの説明を省略する。図16は、第2の実施の形態にかかる警備システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の警備システム20は、警備装置300と、携帯端末200とを備えている。警備装置300は、さらに複数の携帯端末リードライト部101a〜nと、複数のセンサ検知部102a〜nと、複数のコントローラ部303a〜mと、サーバ装置304とを備えている。ここで、警備装置300の携帯端末リードライト部101a〜nと、センサ検知部102a〜nと、携帯端末200の構成、機能は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
コントローラ部303は、サーバ装置304で判定された不審者情報を受信し、出力するものである。図17は、本実施の形態にかかるコントローラ部の構成を示すブロック図である。コントローラ部303は、さらに送受信部1031と、居室情報記憶部3032と、入出力制御部3033と、操作部1035と、を備えている。ここで、送受信部1031と操作部1035の構成、機能は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
居室情報記憶部3032は、コントローラ部103が設置されている居室を識別する居室識別情報を記憶するものである。居室識別情報は、例えば部屋番号“101”を格納する。入出力制御部3033は、操作部1035から入力された不審者確認指示を取得し、サーバ装置304から送信された不審者情報を操作部1035に送出するものである。
サーバ装置304は、携帯端末リードライト部101によって読取られた識別情報および携帯端末リードライト部101が設置されている監視領域情報と、センサ検知部102によって検知された検知情報から監視領域内に不審者が滞在するか否かを判定し、予め設定された居室ごとの通知対象の監視領域に不審者が存在した場合に、各居室のコントローラ部に不審者情報を送信するものである。図18は、本実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置304は、さらに送受信部3041と、不審者判定部3042と、通知設定データベース3043と、を備えている。
通知設定データベース3043は、各居室の通知対象の監視領域を規定するものである。図19は、通知設定データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。通知設定データベース3043は、居室と、監視領域ごとの携帯端末、コントローラへの通知または非通知の設定と、を対応付けて記憶する。
送受信部3041は、携帯端末リードライト部101からの識別情報および監視領域情報やセンサ検知部102からの検知情報を受信するとともに、不審者判定部3042によって判定された不審者情報をコントローラ部303または携帯端末200へ送信するものである。
不審者判定部3042は、監視領域ごとの携帯端末リードライト部101から送信された識別情報および監視領域情報とセンサ検知部102から送信された検知情報とに基づいて、監視領域内に不審者が滞在しているか否かを判定するものである。
次に、上述したように構成されている警備システムによる不審者通知処理について説明する。図20は、警備装置が行う不審者通知処理手順を示すフローチャートである。
まず、サーバ装置304において、不審者判定部3042は、通知設定データベース3043から居室識別情報に対応した不審者通知の対象である監視領域を取得する(ステップS2001)。送受信部3041は、各監視領域のセンサ検知部102から送信される検知情報を受信する(ステップS2002)。なお、検知情報には、監視領域情報を含んでいる。送受信部3041は、各監視領域の携帯端末リードライト部101から送信される識別情報を受信する(ステップS2003)。なお、識別情報には、当該識別情報が読取られた監視領域情報が付加されている。
不審者判定部3042は、監視領域ごとにセンサ1021による検知情報数と、携帯端末の識別情報数とが等しいか否かを判断する(ステップS2004)。すなわち、監視領域内でのセンサ1021によって検知された人の数と、検知された人が所持している携帯端末200の数を判断することによって、携帯端末200を所持しない者である不審者の有無を判断するものである。センサによる検知情報数と、携帯端末200の識別情報数とが等しいと判断した場合は(ステップS2004:Yes)、不審者は存在しないと判断されるため、処理を抜ける。
センサ1021による検知情報数と、携帯端末200の識別情報数とが等しくないと判断した場合には(ステップS2004:No)、不審者が存在すると判断する(ステップS2005)。なお、センサ1021による検知情報数と、携帯端末200の識別情報数との差分から、さらに不審者の人数を求めてもよい。さらに、不審者判定部3042は、コントローラ部303の通知対象となっている監視領域に不審者が存在するか否かを判断する(ステップS2006)。コントローラ部303の通知対象となっている監視領域に不審者が存在しないと判断した場合は(ステップS2006:No)、処理を抜ける。コントローラ部303の通知対象となっている監視領域に不審者が存在すると判断した場合は(ステップS2006:Yes)、送受信部3041は不審者情報(例えば不審者の位置や人数、監視領域等)を居室識別情報に対応するコントローラ部303に送信する(ステップS2007)。
コントローラ部303において、送受信部1031は不審者情報を受信する(ステップS2008)。入出力制御部3033は、不審者情報を操作部1035に出力する(ステップS2009)。
このように、第1の実施の形態における効果に加えて、サーバ装置で一元的に不審者判定を行い、その結果である不審者情報をコントローラ部に送信するため、各コントローラ部で不審者判定を行う場合よりも、ネットワーク上に送受信される検知情報や識別情報のデータ量が削減され、処理速度の向上を図ることができる。また、各コントローラで不審者判定処理を行わないため、コントローラ部の構成が簡易となる。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に不審者情報をコントローラ部ではなく、携帯端末に出力してもよい。かかる処理は、図20の処理の一部を上述した図13−1、図13−2での携帯端末とのやり取りに置換えることによって実現可能である。よって、ここでの詳細な説明は省略する。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。第3の実施の形態にかかる警備システムは、通信距離内の存在する携帯端末同士が送受信することによって携帯端末を所持している人数を出力するものである。
本発明が適用される警備システムの構成例について、第1の実施の形態と異なる部分を説明する。他の部分については第1の実施の形態と同様であるので、上述した説明を参照し、ここでの説明を省略する。図21は、第3の実施の形態にかかる警備システムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の警備システム30は、警備装置400と、携帯端末500とを備えている。警備装置400は、さらに複数の携帯端末リードライト部101a〜nと、サーバ装置404とを備えている。ここで、警備装置400の携帯端末リードライト部101a〜nの構成、機能は、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
サーバ装置404は、携帯端末リードライト部101によって読込まれた識別情報が居住者の識別情報であるか否かを判定するものである。図22は、本実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置404は、さらに送受信部4041と、居住者判定部4042と、居住者識別データベース4043とを備えている。
居住者識別データベース4043は、警備対象である建物に居住する居住者を識別する居住者識別情報を記憶している。図23は、居住者識別データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。例えば、居住者識別情報として“XXX00101”が記憶されている。
送受信部4041は、携帯端末リードライト部101によって読取られた携帯端末500の識別情報を受信し、居住者判定部4042によって判定された居住者の人数を送信するものである。居住者判定部4042は、送受信部4041によって受信された携帯端末500の識別情報と、居住者識別データベース4043に格納されている居住者識別情報を照合し、読取られた識別情報から居住者の人数を判定するものである。
携帯端末500は、他の携帯端末に記憶された識別情報を受信し、受信した識別情報数をカウントするものである。図24は、本実施の形態にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。携帯端末500は、さらに識別情報記憶部201と、送受信部202と、出力部203と、識別情報カウント部504とを備えている。ここで、識別情報記憶部201と、送受信部202と、出力部203とは、上述した第1の実施の形態と同様であるので、ここでの説明は省略し、上述した説明を参照する。
識別情報カウント部504は、所定の時間を計測するとともに、所定の時間が経過するまでに送受信部202によって受信した識別情報の数をカウントするものである。
次に、上述したように構成されている警備システムによる居住者数通知処理について説明する。図25は、警備システムが行う居住者数通知処理手順を示すフローチャートである。
まず、携帯端末500では、識別情報カウント部504は予め指定された時間が経過したか否かを判断する(ステップS2501)。予め指定された時間が経過していないと判断した場合は(ステップS2501:No)、他の携帯端末500の識別情報を受信したか否かを判断する(ステップS2502)。他の携帯端末500の識別情報を受信したと判断した場合は(ステップS2502:Yes)、識別情報カウント部504は、受信した識別情報をメモリ上に保存し(ステップS2503)、ステップS2501に戻る。
ステップS2501において、予め指定された時間が経過したと判断した場合は(ステップS2501:Yes)、送受信部202は警備装置400にメモリ上の識別情報を暗号化して送信する(ステップS2504)。
警備装置400では、携帯端末リードライト部101の送受信部1011は、暗号化された識別情報を受信する(ステップS2505)。サーバ装置404の送受信部4041は、暗号化された識別情報を受信し、復号化する(ステップS2506)。居住者判定部4042は、居住者識別データベース4043から居住者識別情報を取得する(ステップS2507)。居住者判定部4042は、受信した識別情報のうち、居住者識別情報と同一の識別情報数をカウントする(ステップS2508)。送受信部4041は、居住者の識別情報数を携帯端末500に送信する(ステップS2509)。
携帯端末500では、送受信部202が居住者の識別情報数を受信する(ステップS2510)。出力部203は、居住者の識別情報数を出力する(ステップS2511)。例えば、居住者の識別情報数と同数のLEDを点灯させる。また、ディスプレイに居住者の識別情報数の数字を表示したり、音声で出力してもよい。識別情報カウント部504は、メモリ上の識別情報をクリアする(ステップS2512)。
このように、居住者が顔見知りでない人とエレベータホール等で一緒になった場合に、携帯端末の居住者数の表示と居住者の目視によって顔見知りでない人が居住者であるか否かを判断することができる。
さらに、他の例として、他の携帯端末500から読取った識別情報をカウントアップして出力する場合を説明する。図26は、携帯端末が行う居住者数通知処理手順を示すフローチャートである。
まず、識別情報カウント部504は、予め指定された時間が経過したか否かを判断する(ステップS2601)。予め指定された時間が経過していないと判断した場合は(ステップS2601:No)、識別情報カウント部504は他の携帯端末500の識別情報を受信したか否かを判断する(ステップS2602)。他の携帯端末500の識別情報を受信したと判断した場合は(ステップS2602:Yes)、識別情報カウント部504は受信した識別情報数をカウントアップし(ステップS2603)、ステップS2601に戻る。
ステップS2601において、予め指定された時間が経過したと判断した場合は(ステップS2601:Yes)、出力部203は識別情報数を出力する(ステップS2604)。識別情報カウント部504は、識別情報数をクリアする(ステップS2605)。
このように、携帯端末500のみの簡易なシステムで居住者数が確認でき、居住者でない見知らぬ人とエレベータに乗り合わせる等の危険の回避が可能となる。
なお、携帯端末500は、さらに識別情報を照合するための情報、例えば居住者識別情報や、居住者識別情報において警備対象の建物に共通する情報を記憶し、照合することによって、より精度の高い居住者数の確認を行うことができる。
図27は、携帯端末による他の携帯端末の識別情報の受信と居住者数の出力を時系列に示す説明図である。図27に示すように、携帯端末500は、ID(識別情報)送信をトリガーとして指定時間内は受信待機状態となり、指定時間中に他の携帯端末から3つのIDを受信した場合には、居住者数は“3”と通知される。また、次の指定時間内での受信待機状態には、他の携帯端末からのIDの受信がないので、居住者数は“0”と通知される。
次に、上述した居住者数通知処理について実際に居住者を検知し携帯端末に居住者数を出力する例を図25のフローチャートを用いて説明する。図28は、警備対象である建物の存在する居住者等の位置関係を示す説明図である。図28に示すように、居住者1は、1階のエレベータホールに滞在し、携帯端末500を所持する人2と、携帯端末500を所持しない人3が滞在している。
まず、居住者1が所持する携帯端末500の識別情報カウント部504は、予め指定された時間が経過したか否かを判断する(ステップS2501)。予め指定された時間が経過していないと判断した場合に(ステップS2501:No)、他の携帯端末500の識別情報を受信したか否かを判断する(ステップS2502)。この場合、人2が携帯端末500を所持しているので、人2の携帯端末500からの識別情報、例えば“XXX00202”を受信する。よって、他の携帯端末500の識別情報を受信したと判断し(ステップS2502:Yes)、識別情報カウント部504は、受信した識別情報“XXX00202”をメモリ上に保存し(ステップS2503)、ステップS2501に戻る。
ステップS2501において、予め指定された時間が経過したと判断した場合は(ステップS2501:Yes)、送受信部202は警備装置400にメモリ上の識別情報“XXX00202”を暗号化して送信する(ステップS2504)。
警備装置400では、携帯端末リードライト部101の送受信部1013は、暗号化された識別情報“XXX00202”を受信する(ステップS2505)。サーバ装置404の送受信部4041は、暗号化された識別情報を受信し、復号化する(ステップS2506)。居住者判定部4042は、居住者識別データベース4043から居住者識別情報を取得する(ステップS2507)。居住者判定部4042は、受信した識別情報のうち、居住者識別情報と同一の識別情報数をカウントする(ステップS2508)。図23に示すように、居住者識別データベース4043には“XXX00202”が格納されているので、居住者の識別情報数である“1”となる。送受信部4041は、居住者の識別情報数である“1”を携帯端末500に送信する(ステップS2509)。
携帯端末500では、送受信部202が居住者の識別情報数である“1”を受信する(ステップS2510)。出力部203は、居住者の識別情報数“1”をLEDの点灯等で出力する(ステップS2511)識別情報カウント部504は、メモリ上の識別情報をクリアする(ステップS2512)。
このように、居住者1は目視による人数が2人であり、携帯端末500に表示された居住者数が1人であることから、居住者でない者が1人居ることがわかり、エレベータに一緒に乗り合わせることを控えることができる。
なお、携帯端末500から出力する情報として、居住者数の他に居住者が何階の住人であるか等のプライバシーを侵害せず、かつ、危機回避に必要な情報を出力してもよい。
図26のフローチャートの場合でも、居住者1が所持する携帯端末500に、人2の所持する携帯端末500の識別情報が送信され、居住者数“1”が出力される。これにより、居住者1は、目視による人数2人と、携帯端末500に表示された居住者数1人との情報から、居住者でない者が1人居ることがわかる。
以上、本発明を第1から第3の実施の形態を用いて説明してきたが、上述した実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。なお、第1から第3の実施の形態において説明した構成や機能は、自由に組み合わせることができる。
第1の実施の形態にかかる警備システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる携帯端末リードライト部の構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるセンサ検知部の構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるコントローラ部の構成を示すブロック図である。 通知設定データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 通知対象である監視領域および通知先を設定する際の操作部の一例を示す説明図である。 不審者情報を出力する際の操作部の一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかる携帯端末の適用の一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかる携帯端末の適用の他の例を示す説明図である。 警備装置のコントローラ部が行う通知先設定処理手順を示すフローチャートである。 警備システムが行う不審者通知処理手順を示すフローチャートである。 警備システムが行う不審者通知処理手順を示すフローチャートである。 警備システムが行う不審者通知処理手順を示すフローチャートである。 警備対象である建物に滞在する居住者等の位置関係を示す説明図である。 警備対象である建物に滞在する居住者等の位置関係を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる警備システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるコントローラ部の構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 通知設定データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 警備装置が行う不審者通知処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる警備システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 居住者識別データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。 警備システムが行う居住者数通知処理手順を示すフローチャートである。 携帯端末が行う居住者数通知処理手順を示すフローチャートである。 携帯端末による他の携帯端末の識別情報の受信と居住者数の出力を時系列に示す説明図である。 警備対象である建物の存在する居住者等の位置関係を示す説明図である。
符号の説明
10 20 30 警備システム
100 300 400 警備装置
101 携帯端末リードライト部
102 センサ検知部
103 303 コントローラ部
1011 端末情報送受信部
1012 1033 3033 入出力制御部
1013 1023 1031 3041 送受信部
1021 センサ
1022 検知情報取得部
1032 3042 不審者判定部
1034 識別情報記憶部
1035 操作部
1036 3043 通知設定データベース
3032 居室情報記憶部
304 404 サーバ装置
200 500 携帯端末
201 識別情報記憶部
202 送受信部
203 出力部

Claims (13)

  1. 警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備える警備装置において、
    前記コントローラ部は、
    複数の監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報を記憶する通知設定記憶手段と、
    前記複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信手段と、
    前記検知情報受信手段によって前記検知情報を受信した場合で、かつ、前記通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする警備装置。
  2. 前記監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取る識別情報読取手段と、
    前記識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段と、
    前記識別情報読取手段によって読取られた前記識別情報および前記監視領域情報記憶手段に記憶された前記監視領域情報を取得する端末情報取得手段と、
    前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報および前記監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段と、をさらに備え、
    前記出力手段は、さらに前記不審者判定手段によって前記監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、前記通知設定情報において前記不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を出力すること、を特徴とする請求項1に記載の警備装置。
  3. 前記不審者判定手段は、前記端末情報取得手段によって取得された前記監視領域情報で示される前記監視領域ごとに前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報の数量と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定すること、を特徴とする請求項2に記載の警備装置。
  4. 警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備える警備装置と、居住者が所持する携帯端末と、を備える警備システムにおいて、
    前記コントローラ部は、
    複数の監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報を記憶する通知設定記憶手段と、
    前記複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信手段と、
    前記検知情報受信手段によって前記検知情報を受信した場合で、かつ、前記通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を前記携帯端末に送信する送信手段と、
    前記携帯端末は、
    前記警備装置から送信された前記検知情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記検知情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする警備システム。
  5. 前記監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取る識別情報読取手段と、
    前記識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段と、
    前記識別情報読取手段によって読取られた前記識別情報および前記監視領域記憶手段に記憶された前記監視領域情報を取得する端末情報取得手段と、
    前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報および前記監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段と、をさらに備え、
    前記送信手段は、さらに前記不審者判定手段によって前記監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、前記通知設定情報において前記不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を前記携帯端末に送信し、
    前記受信手段は、前記警備装置から送信された前記不審者情報を受信し、
    前記出力手段は、前記受信手段によって受信された前記不審者情報を出力すること、を特徴とする請求項4に記載の警備システム。
  6. 前記不審者判定手段は、前記端末情報取得手段によって取得された前記監視領域情報で示される前記監視領域ごとに前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報の数量と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定すること、を特徴とする請求項5に記載の警備システム。
  7. 警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部と、サーバとがネットワークを介して接続された警備装置において、
    前記サーバは、
    前記居室を識別する居室識別情報と、複数の監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報を記憶する通知設定記憶手段と、
    前記複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信手段と、
    前記検知情報受信手段によって前記検知情報を受信した場合で、かつ、前記通知設定情報において前記居室識別情報ごとに前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を前記居室識別情報に対応する前記居室に設置された前記コントローラ部に送信する送信手段と、
    前記コントローラ部は、
    前記サーバから送信された前記検知情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記検知情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする警備装置。
  8. 前記監視領域に設置され、居住者が所持する携帯端末の識別情報を読取る識別情報読取手段と、
    前記識別情報読取手段が設置されている監視領域を示す監視領域情報を記憶する監視領域情報記憶手段と、
    前記識別情報読取手段によって読取られた前記識別情報および前記監視領域情報記憶手段に記憶された前記監視領域情報を取得する端末情報取得手段と、
    前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報および前記監視領域情報とに基づいて、当該監視領域に不審者が存在するか否かを判定する不審者判定手段と、をさらに備え、
    前記送信手段は、さらに前記不審者判定手段によって前記監視領域に不審者が存在すると判定された場合で、かつ、前記通知設定情報において前記居室識別情報ごとに前記不審者判定手段によって不審者が存在すると判定された前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対する不審者情報を前記居室識別情報に対応する前記居室に設置された前記コントローラ部に送信し、
    前記受信手段は、前記サーバから送信された前記不審者情報を受信し、
    前記出力手段は、前記受信手段によって受信された前記不審者情報を出力すること、を特徴とする請求項7に記載の警備装置。
  9. 前記不審者判定手段は、前記端末情報取得手段によって取得された前記監視領域情報で示される前記監視領域ごとに前記検知情報受信手段によって受信された前記検知情報の数量と、前記端末情報取得手段によって取得された前記識別情報の数量が異なる場合に、当該監視領域に不審者が存在すると判定すること、を特徴とする請求項8に記載の警備装置。
  10. 警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備える警備装置の警備方法において、
    複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信ステップと、
    前記検知情報受信ステップによって前記検知情報を受信した場合で、かつ、複数の前記監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を出力する出力ステップと、
    を有することを特徴とする警備方法。
  11. 警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備える警備装置と、居住者が所持する携帯端末と、を備える警備システムの警備方法において、
    複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信ステップと、
    前記検知情報受信ステップによって前記検知情報を受信した場合で、かつ、複数の前記監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を前記携帯端末に送信する送信ステップと、
    前記警備装置から送信された前記検知情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記検知情報を出力する出力ステップと、
    を有することを特徴とする警備方法。
  12. 警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部と、サーバとがネットワークを介して接続された警備装置の警備方法において、
    複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信ステップと、
    前記検知情報受信ステップによって前記検知情報を受信した場合で、かつ、前記居室を識別する居室識別情報と、複数の前記監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において前記居室識別情報ごとに前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を前記居室識別情報に対応する前記居室に設置された前記コントローラ部に送信する送信ステップと、
    前記サーバから送信された前記検知情報を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップによって受信された前記検知情報を出力する出力ステップと、
    を有することを特徴とする警備方法。
  13. 警備対象である建物内の居室ごとに設置されたコントローラ部を備えるコンピュータに実行させるための警備処理プログラムであって、
    複数の監視領域それぞれに設けられ、前記監視領域内で人の存在を検知すると、当該監視領域を示す監視領域情報を含む検知情報を送信するセンサから、前記検知情報を受信する検知情報受信ステップと、
    前記検知情報受信ステップによって前記検知情報を受信した場合で、かつ、複数の前記監視領域と、前記監視領域のそれぞれに対して当該監視領域で発生した検知情報の通知または非通知のいずれかを対応付けた通知設定情報において前記検知情報に含まれる前記監視領域に対応して検知情報の通知が記憶されている場合に、当該監視領域に対応する前記検知情報を出力する出力ステップと、
    を前記コンピュータに実行させるための警備処理プログラム。
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