JPH09138896A - 非常通報システム - Google Patents

非常通報システム

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JPH09138896A
JPH09138896A JP29644595A JP29644595A JPH09138896A JP H09138896 A JPH09138896 A JP H09138896A JP 29644595 A JP29644595 A JP 29644595A JP 29644595 A JP29644595 A JP 29644595A JP H09138896 A JPH09138896 A JP H09138896A
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Shigenari Hase
重成 長谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な非常通報システムにおいて、誰が警戒
に入る操作を行ったか、誰が警戒解除の操作を行ったか
をセンター装置に通報できるようにする。 【解決手段】 警戒を解除する場合にはカード読み取り
部3でカードの操作を行ってから所定時間内にテンキー
12で暗証番号を入力する。これによって制御部11は
入力された暗証番号と警戒が解除された旨を通信回線1
7を介してセンター装置へ通報する。警戒に入る場合に
はテンキー12で暗証番号を入力する。これによって制
御部11は入力された暗証番号と警戒に入った旨を示す
情報を通信回線17を介してセンター装置へ通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、侵入者があった場
合等、所定の異常が発生したときに通信回線を介して監
視センターに通報する非常通報システムに係り、特に警
戒、解除を設定するための防犯操作装置を備えた非常通
報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】熱線センサ等の防犯センサによって異常
を検知した場合に電話回線等の通信回線を介して異常事
態が発生した旨を通報するものとして非常通報システム
が知られている。
【0003】非常通報システムは種々の構成を採ること
ができるが、安価なシステム構成として図1に示す構成
が知られている。なお、図1において、1は防犯操作装
置、2は制御部、3はカード読み取り部、10は非常通
報装置、11は制御部、12はテンキー、13は回線制
御部、15は防犯操作装置1の制御部2から非常通報装
置10の制御部11への信号線、16は非常通報装置1
0の制御部11から防犯操作装置1の制御部2への信号
線、17は通信回線を示す。
【0004】防犯操作装置1は警戒、警戒の解除を設定
するための装置であり、当該分野においては広くリモコ
ンと通称されているものである。そして、この防犯操作
装置1は出入口の屋外側に設置されている。
【0005】なお、図1においては防犯操作装置1は1
個しか示されていないが、これは図面が煩雑になること
を避けるために代表的に1個で示しているに過ぎないも
のであって、複数個の防犯操作装置1を用いることが可
能であることは当然である。
【0006】さて、防犯操作装置1は、CPU及びその
周辺回路で構成される制御部2、及びカード読み取り部
3を備えている。制御部2には、予め登録されているコ
ード番号が記憶されている。
【0007】防犯操作装置1の動作を説明すると次のよ
うである。カード読み取り部3はカードが操作される
と、読み取ったコード番号を制御部2に通知する。な
お、カードは磁気カードでもよく、ICカードでもよ
く、光学式のカードでもよい。
【0008】そして、制御部2は、警戒の状態にあると
きにカード読み取り部3からコード番号が通知される
と、当該コード番号が登録されているコード番号である
か否かを判断し、当該コード番号が登録されていないコ
ード番号であった場合には無視するが、登録されている
コード番号であった場合には警戒の解除を設定して、信
号線15に警戒解除を示す信号を設定する。
【0009】また、制御部2は、警戒が解除されている
状態にあるときにカード読み取り部3からコード番号が
通知された場合には、当該コード番号が登録されている
コード番号であるか否かを判断し、当該コード番号が登
録されていないコード番号であった場合には無視する
が、登録されているコード番号であった場合には警戒を
設定して、信号線15に警戒を示す信号を設定する。
【0010】一方、非常通報装置10は屋内に設置され
ており、図1では省略しているが侵入者を検知するため
の熱線センサ、あるいは窓が開けられたことを検知する
マグネットセンサ等の異常を検知するための種々の防犯
センサ、及びベルやサイレン等の威嚇装置を備えてい
る。
【0011】また、非常通報装置10は、一般加入電話
回線あるいは専用回線からなる通信回線17を介して、
当該非常通報装置10の設置箇所の警備の委託先である
警備会社に設置されている、いわゆるセンター装置と接
続されており、そのセンター装置との通信を行うための
ものとして回線制御部13を備えている。
【0012】更に、非常通報装置10は動作遅延機能を
有している。動作遅延機能とは、警戒の状態にあるとき
に防犯センサから異常を示す信号が出力されたとして
も、防犯センサから最初の異常を示す信号が出力されて
から所定の時間は異常事態が発生したとは判断しない機
能、及び、警戒が解除されている状態において警戒状態
に入る設定がなされた場合には警戒状態に入る操作がな
された時から所定の時間は防犯センサが異常を示す信号
が出力しても異常事態が発生したとは判断しない機能を
いう。ここで上記の所定の時間は、出入口から当該非常
通報装置1が設置されている個所までの距離に応じて任
意に定めることができるが、10sec 〜60sec の範囲で設
定されるのが通常である。
【0013】従って、防犯センサが異常を示す信号を出
力することを発報と称することにすると、非常通報装置
10の制御部11は、警戒状態にあるときに防犯センサ
が発報しても、その最初の発報から所定の時間は異常事
態が発生したとは判断しない。また、警戒が解除されて
いる状態において、後述するようにテンキー12によっ
て警戒状態に入る操作がなされた場合には、その操作が
なされたときから所定時間内に防犯センサが発報したと
しても、異常事態が発生したとは判断しないのである。
これが動作遅延機能である。
【0014】さて、図1に示す非常通報システムにおい
ては警戒状態を解除する操作、警戒が解除されている状
態から警戒状態に入るための操作は防犯操作装置1で行
うこともでき、非常通報装置10で行うこともできる。
【0015】まず、警戒状態を解除するための操作及び
そのときの各部の動作について説明する。
【0016】警戒状態にあるときに防犯操作装置1のカ
ード読み取り部3においてカードの操作がなされると、
制御部2は、このとき読み取られたコード番号が登録さ
れているものである場合には警戒の解除を設定して、信
号線15に警戒解除を示す信号を設定する。
【0017】信号線15に警戒解除を示す信号が設定さ
れると、非常通報装置10の制御部10は警戒が解除さ
れたことを認識し、回線制御部13を起動して防犯操作
装置1によって警戒が解除された旨を通信回線17を介
してセンター装置へ通報すると共に、信号線16に警戒
解除を示す信号を設定する。このことによって、防犯操
作装置1の制御部2は非常通報装置10の制御部11が
警戒解除の状態になったことを確認する。
【0018】また、警戒を解除するための操作は非常通
報装置10で行うこともでき、この場合には、当該操作
者は防犯操作装置1のカード読み取り部3でカードの操
作を行うことなく出入口から屋内に入り、非常通報装置
10のテンキーで自分の暗証番号を入力する。
【0019】このとき、当該出入口から非常通報装置1
0が設置されている箇所までのエリアに視野を有する防
犯センサは発報することになるが、制御部11の動作遅
延機能によって防犯センサの最初に発報したときから所
定時間は保留されることになり、従って動作遅延機能に
設定されている所定時間内に非常通報装置10のテンキ
ー12から正規の暗証番号、即ち制御部11に予め登録
されている暗証番号を入力すればよい。
【0020】そして、制御部11は、防犯センサの最初
の発報から所定時間内にテンキー12から正規の暗証番
号が入力された場合には警戒が解除されたと判断し、回
線制御部13を起動してこのときテンキー12から入力
された暗証番号を付して警戒が解除された旨をセンター
装置へ通報すると共に、信号線16に警戒解除を示す信
号を設定する。
【0021】信号線16に警戒解除を示す信号が設定さ
れると、防犯操作装置1の制御部2は非常通報装置10
の制御部11が警戒解除の状態になったと判断して信号
線15に警戒解除を示す信号を設定する。
【0022】しかし、防犯センサの発報があってから動
作遅延機能に設定されている所定時間内にテンキー12
が操作されない場合、及びテンキー12が操作された場
合であっても入力された暗証番号が正規の暗証番号でな
かった場合には、制御部11は動作遅延機能に設定され
ている所定時間が経過したとき、異常事態が発生したと
判断して、威嚇装置を動作させると共に回線制御部13
を起動して保留していた防犯センサの発報をセンター装
置へ通報する。
【0023】次に、警戒が解除されている状態から警戒
に入れるための操作、及びそのときの各部の動作につい
て説明する。
【0024】警戒に入れる操作も防犯操作装置1で行う
こともでき、非常通報装置10で行うこともできる。防
犯操作装置1で行う場合には、警戒が解除されている状
態において出入口から出て防犯操作装置1のカード読み
取り部3でカードの操作を行えばよい。このとき制御部
2は読み取られたコード番号が登録されているものであ
る場合には警戒を設定して、信号線15に警戒を示す信
号を設定する。
【0025】信号線15に警戒を示す信号が設定される
と、非常通報装置10の制御部10は警戒の状態が設定
されたと認識し、回線制御部13を起動して防犯操作装
置1によって警戒の状態に入った旨をセンター装置へ通
報すると共に、信号線16に警戒を示す信号を設定す
る。このことによって、防犯操作装置1の制御部2は非
常通報装置10の制御部11も警戒解除の状態になった
ことを確認する。
【0026】そして、警戒状態に入った後に防犯センサ
が発報すれば、非常通報装置10の制御部11は最初の
発報があってから動作遅延機能に設定されている所定時
間は当該防犯センサの発報を保留するが、テンキー12
が操作されることなくその所定時間が経過すると異常事
態が発生したと判断して威嚇装置を動作させると共に、
回線制御部13を起動して保留していた防犯センサの発
報をセンター装置へ通報することになる。
【0027】また、上述したように、警戒が解除されて
いる状態から警戒に入るための操作は非常通報装置10
で行うこともでき、この場合には、当該操作者は非常通
報装置10のテンキー12で自分の暗証番号を入力すれ
ばよい。
【0028】警戒が解除されている状態においてテンキ
ー12から正規の暗証番号が入力されると、制御部11
は警戒の状態が設定されたと判断し、回線制御部13を
起動してこのときテンキー12から入力された暗証番号
を付して警戒の状態に入った旨をセンター装置へ通報す
ると共に、信号線16に警戒を示す信号を設定する。
【0029】信号線16に警戒を示す信号が設定される
と、防犯操作装置1の制御部2は非常通報装置10の制
御部11が警戒の状態になったと判断して信号線15に
警戒を示す信号を設定する。このことによって制御部1
1は防犯操作装置1の制御部2も警戒の状態に入ったこ
とを確認することができる。
【0030】しかしこのとき、操作者がテンキー12で
暗証番号を入力してから出入口を出るまでの間に当該エ
リアに視野を有する防犯センサが発報することになる
が、制御部11の動作遅延機能によって防犯センサの最
初に発報したときから所定時間は当該発報は保留される
ことになり、従って操作者は動作遅延機能に設定されて
いる所定時間内に出入口から出ればよい。
【0031】なお、信号線15、16の回路は本発明に
おいては本質的な事項ではなく、要するに信号線15は
非常通報装置10の制御部11に対して警戒の状態にな
ったか、警戒解除の状態になったかを認識させることが
でき、信号線16は防犯操作装置1の制御部2に対して
警戒の状態になったか、警戒解除の状態になったかを認
識させることができるものであればよく、このような回
路は種々に構成できるものであるので詳細な説明は省略
する。例えば、一番簡単な構成としては、制御部2は警
戒が解除されている状態から警戒に入った場合には信号
線15にハイレベルを出力し、警戒の状態から警戒が解
除された場合には信号線15にローレベルを出力するよ
うにすればよい。信号線16についても同様である。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述したところから明
らかなように、図1に示す従来の非常通報システムにお
いては、警戒に入る操作、警戒を解除する操作が非常通
報装置10で行われた場合にはテンキー12から入力さ
れた暗証番号がセンター装置に通報されるので、センタ
ー装置側においては誰が警戒に入る操作を行ったか、あ
るいは誰が警戒を解除する操作を行ったかを確認するこ
とができるが、防犯操作装置1において行われた場合に
はセンター装置に対しては単に警戒に入る操作あるいは
警戒を解除する操作が防犯操作装置1で行われたことが
通報されるだけであるのでセンター装置側では誰が操作
したかを確認することができないという問題があった。
【0033】つまり、近年では警戒に入る操作あるいは
警戒を解除する操作が防犯操作装置1で行われた場合に
も誰がその操作を行ったかを確認したいという要望が高
まってきているのであるが、図1に示す従来の非常通報
システムにおいてはその要望に応えることができないと
いう問題があるのである。
【0034】これに対して、防犯操作装置の制御部と、
非常通報装置の制御部とで通信によってデータの授受を
行うようにすれば上記の要望に応えることができる。即
ち、防犯操作装置の制御部は警戒に入る操作あるいは警
戒を解除する操作が行われた場合に、そのときカード読
み取り部で読み取られたコード番号を非常通報装置の制
御部に通信で知らせるようにし、非常通報装置の制御部
は防犯操作装置の制御部から受けたコード番号をセンタ
ー装置に通報するようにすれば、センター装置側では誰
が防犯操作装置で操作を行ったかを確認することができ
る。
【0035】しかし、このような防犯操作装置の制御部
と非常通報装置の制御部とで通信によってデータの授受
を行うシステムは非常に高価であるばかりでなく、新規
に非常通報システムを構築する場合には有利ではあって
も、既存の非常通報システムに適用することは得策では
ない。なぜなら、既存の非常通報システムを上述したよ
うな防犯操作装置の制御部と非常通報装置の制御部とで
通信によってデータの授受を行うシステムに変更する場
合には、既存の防犯操作装置及び非常通報装置を新規な
システムに適合したものと交換し、且つ防犯操作装置と
非常通報装置の間に通信回線を敷設する工事を必要とす
るので、コストが非常に高くなるからである。
【0036】そこで、本発明は、上記の課題を解決する
ものであって、安価な構成で、しかもどのような場合で
も警戒に入る操作あるいは警戒を解除する操作を誰が行
ったかをセンター装置に通報することができる非常通報
システムを提供することを目的とするものである。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の非常通報システムは、警戒、解除を設定
するための防犯操作装置と、防犯操作装置と信号線によ
って接続されると共に、電話回線等の通信回線を介して
監視センターと接続されてなる非常通報装置とを備える
非常通報システムにおいて、非常通報装置は、操作者の
識別番号を入力する操作手段と、防犯操作装置が警戒の
解除が設定された旨の信号を信号線に設定した場合に
は、当該信号を受けてから予め定められた所定の時間内
に操作手段によって登録されている暗証番号の入力操作
が行われた場合に限り、入力された暗証番号及び警戒を
解除した旨を通信回線を介して監視センターに通報し、
警戒が解除されている状態において操作手段によって登
録されている暗証番号が入力された場合には入力された
暗証番号及び警戒状態になった旨を通信回線を介して監
視センターに通報する制御手段とを備えることを特徴と
する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ発明の実
施の形態について説明する。本発明に係る非常通報シス
テムのハード的な構成は図1に示すと同じであるが、後
述するように操作方法及び非常通報装置10の制御部1
1の動作が異なっている。
【0039】まず、警戒状態を解除するための操作及び
そのときの各部の動作について説明する。
【0040】警戒状態にあるときに防犯操作装置1のカ
ード読み取り部3においてカードの操作がなされると、
制御部2は、このとき読み取られたコード番号が登録さ
れているものである場合には警戒の解除を設定して、信
号線15に警戒解除を示す信号を設定する。
【0041】信号線15に警戒解除を示す信号が設定さ
れると、非常通報装置10の制御部10は警戒が解除さ
れたことを認識し、信号線16に警戒解除を示す信号を
設定すると共に、動作遅延機能を起動して所定時間待機
する。
【0042】そしてこの後、この非常通報システムにお
いては、操作者には、防犯操作装置1のカード読み取り
部3でカードの操作を行った後に出入口から屋内に入
り、非常通報装置10のところに行き、自分に割り当て
られた暗証番号をテンキー12から入力することが要求
される。
【0043】このとき、当該出入口から非常通報装置1
0が設置されている箇所までのエリアに視野を有する防
犯センサは発報することになるが、制御部11の動作遅
延機能によって防犯センサが最初に発報したときから所
定時間は当該発報は保留されることになる。
【0044】そして、動作遅延機能に設定されている所
定時間内に非常通報装置10のテンキー12から正規の
暗証番号が入力された場合には、制御部11は警戒を解
除するための操作が正しく行われたと判断して、回線制
御部13を起動してこのときテンキー12から入力され
た暗証番号を付して警戒が解除された旨をセンター装置
へ通報する。
【0045】また制御部11は信号線16に設定されて
いる警戒解除を示す信号をそのまま保持する。これによ
って、防犯操作装置1の制御部2は正規な手続きによっ
て警戒が解除されたことを認識することができる。
【0046】しかし、信号線15に警戒解除を示す信号
が設定されてから動作遅延機能に設定されている所定時
間内にテンキー12から暗証番号が入力されなかった場
合、及びテンキー12が操作された場合であっても入力
された暗証番号が正規の暗証番号でなかった場合には、
制御部11は動作遅延機能に設定されている所定時間が
経過すると警戒解除の操作が正しく行われなかったと判
断して、解除ミスを示す情報を回線制御部13を起動し
てセンター装置へ通報すると共に、信号線16に警戒を
示す信号を設定する。
【0047】信号線16に警戒を示す信号が設定される
と、これに応じて防犯操作装置1の制御部2は警戒の状
態に入り、信号線15に警戒を示す信号を設定する。
【0048】また、警戒を解除するための操作は非常通
報装置10だけで行うこともでき、この場合の操作及び
動作は従来の技術の項で説明したと同じであるので説明
は省略する。
【0049】次に、警戒が解除されている状態から警戒
に入れるための操作についてであるが、従来においては
警戒に入れるための操作は防犯操作装置1のカード読み
取り部3でカードの操作を行うことによっても行うこと
ができたが、この非常通報システムにおいては非常通報
装置10のテンキー12により行い、従来のように防犯
操作装置1におけるカードの操作で行うことはできな
い。
【0050】即ち、この非常通報システムにおいては、
警戒が解除されている状態から警戒に入るための操作は
非常通報装置10のテンキー12で暗証番号を入力する
操作を行うだけでよい。
【0051】警戒が解除されている状態においてテンキ
ー12から正規の暗証番号が入力されると、制御部11
は警戒の状態が設定されたと判断し、回線制御部13を
起動してこのときテンキー12から入力された暗証番号
を付して警戒の状態に入った旨をセンター装置へ通報す
ると共に、信号線16に警戒を示す信号を設定する。そ
して、このとき制御部11は、テンキー12から正規の
暗証番号が入力されると動作遅延機能を起動して所定時
間待機し、その所定時間が経過すると警戒の状態に入
る。
【0052】信号線16に警戒を示す信号が設定される
と、防犯操作装置1の制御部2は非常通報装置10の制
御部11が警戒の状態になったと判断して信号線15に
警戒を示す信号を設定する。このことによって制御部1
1は防犯操作装置1の制御部2も警戒の状態に入ったこ
とを確認する。
【0053】なお、このとき、操作者がテンキー12で
暗証番号を入力してから出入口を出るまでの間に当該エ
リアに視野を有する防犯センサが発報することになる
が、制御部11の動作遅延機能によって防犯センサの最
初に発報したときから所定時間は当該発報は保留される
ことになり、従って操作者は動作遅延機能に設定されて
いる所定時間内に出入口から出ればよいことは上述した
通りである。
【0054】以上のようであるので、この非常通報シス
テムによれば警戒を解除する場合にも、警戒に入る場合
にも必ず非常通報装置10のテンキー12から暗証番号
を入力することが要求されるので、この入力された暗証
番号をセンター装置へ通報することができ、以てセンタ
ー装置側では誰が警戒を解除したか、あるいは誰が警戒
に入れたかを明確に確認することができる。
【0055】また、この非常通報システムのハード構成
は従来と全く同じであり、動作の態様だけが異なるの
で、既存の非常通報システムを変更する場合にも容易に
対応することができ、しかもその変更に要するコストは
安価である。
【0056】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能である。
【0057】例えば、上記の実施態様では警戒に入る場
合には非常通報装置10のテンキー12のみを操作すれ
ばよいものとしたが、防犯操作装置1でのカードの操作
を組み合わせることも可能である。つまり、まずテンキ
ー12で暗証番号を入力し、その後所定時間内に防犯操
作装置1のカード読み取り部3で正規のコード番号が書
き込まれたカードを操作するようにするのである。従っ
てこの場合には制御部2は信号線16に警戒を示す信号
が設定された場合に即座に警戒の状態に入るのではな
く、信号線16に警戒を示す信号が設定された後に所定
時間待機し、その所定時間内に正規のカードが操作され
た場合にのみ警戒の状態に入り、信号線15に警戒を示
す信号を設定するようにすればよい。
【0058】また、この場合、当該所定時間内に正規の
カードが操作されなかった場合には制御部2は信号線1
5を警戒解除を示す信号を設定し続けることになるが、
これに対して制御部11は信号線15の信号が所定時間
以上警戒解除を示している場合には警戒に入るための操
作が正しく行われなかったと判断して、警戒セットミス
を示す情報を回線制御部13を起動してセンター装置へ
通報すると共に、信号線16に警戒を示す信号を設定し
直しするようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 非常通報システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…防犯操作装置、2…制御部、3…カード読み取り
部、10…非常通報装置、11…制御部、12…テンキ
ー、13…回線制御部、15、16…信号線、17…通
信回線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警戒、解除を設定するための防犯操作装置
    と、 防犯操作装置と信号線によって接続されると共に、電話
    回線等の通信回線を介して監視センターと接続されてな
    る非常通報装置とを備える非常通報システムにおいて、 非常通報装置は、 操作者の識別番号を入力する操作手段と、 防犯操作装置が警戒の解除が設定された旨の信号を信号
    線に設定した場合には、当該信号を受けてから予め定め
    られた所定の時間内に操作手段によって登録されている
    暗証番号の入力操作が行われた場合に限り、入力された
    暗証番号及び警戒を解除した旨を通信回線を介して監視
    センターに通報し、警戒が解除されている状態において
    操作手段によって登録されている暗証番号が入力された
    場合には入力された暗証番号及び警戒状態になった旨を
    通信回線を介して監視センターに通報する制御手段とを
    備えることを特徴とする非常通報システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010177935A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Aiphone Co Ltd インターホンシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010177935A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Aiphone Co Ltd インターホンシステム

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