JP5411772B2 - 警備装置 - Google Patents

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本発明は、監視対象の建物への不正侵入を検出して異常判定する警備装置に関する。
近年、オフィスビル、マンション、戸建住宅など監視対象の建物への不正侵入を監視し、異常発生時には通信回線を介して遠隔の監視センタへ異常通報する警備装置が広く普及している。不正侵入を検知する手段としては、建物出入口の扉や窓の開閉を検知する開閉検知センサや、建物内に存在する人体を検知する空間センサ等、種々のセンサが用いられている。警備装置は一般に、侵入監視を行う警戒モード及び侵入監視を行わない解除モードを警備モードとして持つ。解除モードは、正規の利用者が建物に入館して建物内にいる間設定され、警戒モードは、全ての利用者が建物から退館して建物内が無人となっている間設定される。例えば、オフィスを監視する場合であれば、従業員が建物にいる勤務時間帯は解除モードに設定され、最後の従業員が退社してから次に従業員が出社するまでの夜間は警戒モードに設定される。なお、警備モードの切替設定は、正規の利用者が所持するICカードや暗証番号の入力によって行われる。
上記のような警備装置では、警戒モード中に正規の利用者が誤って入館した場合でも、不審者による侵入との区別がつかないため侵入異常と判定してしまう。そこで、従来の警備装置では、センサが侵入行為を検知してから一定時間、正規利用者による通報キャンセルの操作を待機し、一定時間以内にキャンセル操作が為されなかった場合に異常通報することで、正規利用者による誤報の発生を抑制している(特許文献1)。
特開2002−352364号公報
しかしながら、制限無くキャンセル操作を許容してしまうと、かえってセキュリティ性が低下してしまうおそれがある。例えば、深夜など正規の利用者の入館である蓋然性が低い時間帯は、必要以上に侵入異常の通報遅延が生じたり、不審者に不正なキャンセル操作を行う猶予を与えることになる。
そこで、本発明は、正規利用者の行為に起因する誤報を適切に抑制可能な警備装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明の警備装置は、監視対象の建物に対する不正侵入を監視する警備装置において、監視対象の建物への侵入行為を検知して発報するセンサ部と、
取消操作を入力するための操作部と、前記センサ部の発報に応じて異常判定を行うとともに、前記取消操作が入力されると前記異常判定をキャンセルする監視制御部と、予め設定された所定の時間帯を記憶する記憶部と、を備え、前記監視制御部は、前記所定の時間帯においては前記異常判定をキャンセルしないことを特徴とする。
かかる構成によれば、通常は異常判定をキャンセル可能として誤報を防止するとともに、所定の時間帯においてはキャンセル不能とすることで、不審者による侵入行為を確実に異常認識することができる。すなわち、正規利用者の行為に起因する誤報を抑制可能かつ安全性が高い警備装置を提供することができる。
所定の時間帯とは、監視対象の正規利用者の行為に起因する誤報発生の可能性が低い時間帯が設定される。例えば、オフィスにおいて通常は従業員が居ることがない深夜時間帯や、住宅において通常は出勤や通学のために無人となる日中時間帯など、通常は利用者が建物を利用する蓋然性が低い入館制限時間帯を指す。警備装置は、この入館制限時間帯に正当な入館行為が為された場合、警備装置から遠隔の監視センタへ入館異常を通報するのが好ましい。あるいは、警備装置から正当な入館行為があった旨の通知(例えば解除モードの設定通知)を受けた監視センタにて、入館異常と判定してもよい。
また、上記構成において、前記監視制御部は、警備モードとして、少なくとも侵入監視を行う警戒モード及び侵入監視を行わない解除モードを有し、前記警戒モード中に前記センサ部が発報し、前記取消操作が入力されず所定の遅延時間が経過した場合に異常確定するとともに、前記所定の時間帯においては前記遅延時間を待たずに異常確定する。
かかる構成によれば、正規利用者に対しては所定の遅延時間だけ異常キャンセルする猶予を与えつつ、不審者の可能性が高い所定の時間帯には迅速かつ確実に異常判定することができる。
また、上記構成において、前記操作部は、前記警備モードを設定操作するための手段であり、前記監視制御部は、前記遅延時間の計時中に為された前記解除モードの設定操作を前記取消操作として認識する。
かかる構成によれば、正規利用者が解除モードの設定操作をし忘れて誤ってセンサ部を発報させてしまった場合、遅延時間以内にあらためて解除モードの設定操作を行うことで異常キャンセルことができる。
また、上記構成において、前記センサ部は、前記建物の入口を監視する入口センサ及び他の侵入センサを含む複数のセンサで構成され、前記操作部は、前記建物の入口の外側に設けられ、前記監視制御部は、前記他の侵入センサが発報した場合は前記所定の時間帯にかかわらず前記遅延時間を待たずに異常確定し、前記入口センサが発報した場合は、前記所定の時間帯以外は前記取消操作を前記遅延時間待って異常確定するとともに、前記所定の時間帯は前記遅延時間を待たずに異常確定する。
かかる構成によれば、正規利用者の入館行為に伴うに発報のみキャンセル可能とすることで、通常の入館行為でない侵入行為を識別して迅速かつ確実に異常判定することができる。
本発明によれば、誤報の可能性が低い予め設定された時間帯においては異常キャンセルできなくすることで、正規利用者の行為に起因する誤報を抑制可能かつ安全性が高い警備装置を提供することができる。
本実施形態における警備装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 監視対象の建物への警備装置の設置例を示す図である。 警戒モード中における警備装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の警備装置を適用した警備システムに関する実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
本実施形態の警備システムは、監視対象の建物に設置された警備装置と、通信網を介して警備装置と接続された監視センタとを含んで構成される。
警備装置は、各監視対象の建物ごとに設置され、建物内あるいは建物の外側を含む所定の範囲を監視領域として、賊による建物への侵入行為を監視する。侵入異常を検出した際は、監視センタに異常通報を行なう。また、警備モードとして、侵入監視を行う警戒モードおよび侵入監視を行わない解除モードが設定可能であり、建物への入館が許された正規の利用者による認証操作に基づき警備モードを切り替える。そして、警備モードを切り替えた旨の通知を監視センタへ行う。
監視センタは、複数の警備装置を統括管理する。警備装置から異常通報を受けると、管制員は監視対象の建物の近隣に待機する警備員や警察機関などに対処依頼を行う。また監視センタは、各警備装置に対して予め設定された入館制限時間帯に当該警備装置から解除モードが設定された旨の通知を受けると、入館異常と判定する。入館異常が検出された場合、管制員は入館理由等を電話により確認する。正規の利用者である確認が取れない場合や正当な理由が確認できない場合には、建物の管理者に緊急連絡したり、警備員や警察機関などに対処依頼を行う。
ここで、正規の利用者であっても、警戒モード中に誤って入館する等により侵入異常を発生させてしまうことがある。このような正規の利用者による誤報が監視センタに通報されることを防ぐため、警備装置は、侵入異常の検知をキャンセルするための操作手段を持つ。利用者は、操作手段にて正規利用者であることの認証を行うことで、侵入異常の通報をキャンセルさせることができる。しかしながら、正規の利用者が建物を利用する蓋然性が低い時間帯においてはキャンセル機能を無効とし、侵入異常の発生を迅速且つ確実に監視センタへ行うものとする。
以下、警備装置の構成及び動作について詳細に説明する。
図1は、警備装置の概略構成を示す機能ブロック図である。また図2は、監視対象の建物への警備装置の設置例を示す図である。
警備装置1は、侵入センサ10、カードリーダ20、制御端末30を含んで構成される。制御端末30は、センサI/F32、報知部34、リーダI/F36、時計部38、通報部40、記憶部42、監視制御部44を有して構成される。
侵入センサ10は、監視領域である建物の随所に複数設置され、監視領域への侵入行為を検出する。侵入行為を検出した場合は、自己の識別コードを付した検知信号を制御端末30へ出力する。侵入センサ10としては、例えば、人体から放出される赤外線を検出することで発報する空間センサ、投受光部間の赤外線の遮断を検出することで発報する赤外線センサ、扉が開放されたことを検出して発報する開閉検知センサなどを用いる。また、侵入センサ10は、建物の入口を監視する入口センサ10qと、その他の一般侵入センサ10pとに大別される。
図2の設置例では、建物内への侵入経路となり得る窓に、窓の開閉を検知する侵入センサ10−1〜10−4が設けられている。また建物の入口に、扉の開閉を検知する侵入センサ10−5が設けられている。さらに、建物内部に、各部屋に存在する人体を検知する侵入センサ10−6〜10−8が設けられている。これら侵入センサ10−1〜10−8のうち、通常の入館経路となる入口扉を監視する侵入センサ10−5が上記の入口センサ10qに相当し、他の侵入センサ10−1〜10−4及び10−6〜10−8が上記の侵入センサ10pに相当する。なお、入口付近を監視する侵入センサ10−6を入口センサ10qに含めてもよい。
カードリーダ20は、正規の利用者であることを認証するための入力手段であり、図2に示すように建物外側の入口近傍に設置される。カードリーダ20は、正規の利用者に予め貸与されているICカードと非接触で通信し、ICカードが記憶しているカード固有の識別コードを取得する。カードリーダ20は、前面近傍に対して所定周波数の質問信号を送出し、この範囲に存在するICカードの応答信号を受信する。そして応答信号に含まれたICカードの識別コードを抽出する。
またカードリーダ20には、警備モードを選択するための操作ボタンが設けられている。カードリーダ20は、警戒モードの設定ボタンが操作された上でICカードを読み取ると、取得したICカードの識別コード及び警戒モードへの設定要求信号を制御端末30へ送出する。解除モードの設定ボタンが操作された上でICカードを読み取ったときは、識別コード及び解除モードへの設定要求信号を制御端末30へ送出する。なお、解除モードの設定ボタンを省略し、ICカードを読み取るだけで識別コード及び解除モードへの設定要求信号を制御端末30へ送出する構成としてもよい。またカードリーダ20にはLED等の表示手段が設けられ、制御端末30から受信した認証結果や現在の警備モードを表示する。カードリーダ20は、本発明において警備モードを設定操作するための設定部および取消操作を入力するための操作部としての機能を担う。
制御端末30は、各侵入センサ10及びカードリーダ20と接続され、それぞれから入力される信号に基づいて、警備モードの設定や異常判定などの監視処理を実行する。図2に示すように、制御端末30は、監視対象の建物内に設置される。
センサI/F32は、各侵入センサ10から出力された検知信号を入力し、監視制御部44へ信号を受け渡しするインターフェースとして機能する。
報知部34は、周囲に異常発生等を報知する手段であり、スピーカやランプ等で構成される。
リーダI/F36は、監視制御部44とカードリーダ20との間で通信するためのインターフェースとして機能する。
時計部38は、現在時刻を計時する手段である。
通報部40は、通信網を介して監視センタとの通信を実行するモデム等の通信アダプタである。
記憶部42は、制御端末30を動作させるための各種プログラムを記憶する他、登録識別コード、現在設定されている警備モード、入館制限時間帯およびセンサ情報を更新可能に記憶する。登録識別コードは、正規の利用者が所持するICカードに付与された識別コードである。入館制限時間帯とは、通常、正規の利用者が建物を利用する予定がない時間帯であり、例えば、深夜時間帯である「00:00〜05:00」を設定しておく。また、センサ情報は、各侵入センサ10に固有の識別コードであり、各侵入センサ10が入口センサ10qか他の侵入センサ10pの何れであるかを区別可能とする。
監視制御部44は、各部を制御して監視処理を実行する。
監視制御部44は、カードリーダ20を介した利用者の操作に応じて警備モードを設定し、現在の警備モードを記憶部42へ登録する。本実施形態では、警備モードとして、警戒モードと解除モードとを有する。警戒モードは、利用者が監視領域の建物に居ない無人状態のときに、建物への侵入行為を監視して異常通報を行なう警備モードである。例えば、オフィスビルを監視対象とした場合、最後に退社する社員が設定し、社員が建物内に存在しない夜間および休日に用いられる。解除モードは、利用者が監視領域の建物に居る有人状態のときに、利用者による監視領域の建物内の移動、建物内外の出入りを自由にするべく、侵入監視を行わない警備モードである。例えば、オフィスビルを監視対象とした場合、社員等が建物に出入りする通常の勤務時間帯に用いられる。
監視制御部44は、カードリーダ20から警戒モードへの設定要求信号を受信した場合、同送されたICカードの識別コードと記憶部42に予め登録された登録識別コードと照合し、一致していれば警備モードを警戒モードに切り替え設定する。そして認証結果および警戒モードに設定した旨をカードリーダ20に返信する。既に警戒モード中である場合は、設定要求を無視する。同様に、カードリーダ20から解除モードへの設定要求信号を受信した場合も、登録識別コードと照合した上で解除モードに切り替え設定する。また監視制御部44は、警備モードを切り替えた場合、通報部40を介して監視センタへその旨を通知する。解除モードに設定されたときは解除設定通知を行い、警戒モードに設定されたときは警戒設定通知を行う。
また監視制御部44は、侵入センサ10からの検知信号およびカードリーダ20からの設定要求信号、記憶部42に登録された現在の警備モード、センサ情報及び入館制限時間帯に基づき、異常判定処理を実行する。賊による侵入と判定した場合は、監視センタへ侵入異常を通報する。
監視制御部44における監視処理について、図3を参照して説明する。
図3は、警戒モード中における警備装置1の動作を示すフローチャートである。
監視制御部44は、カードリーダ20からの設定要求に応じて警戒モードが設定されると、以下の監視処理を実行する。監視制御部44は、警戒モードに設定されている間、カードリーダ20からの解除モードへの設定要求信号および侵入センサからの検知信号の入力を監視する(S102〜S104)。正規利用者の操作に基づく解除モードの設定要求信号を受信した場合は(S102のYes)、警備モードを解除モードに切り替え設定するとともに(S106)、解除モードに設定した旨を監視センタへ通知する(S108)。監視センタでは、解除モードへの切替通知を受けると、現在の時刻が予め設定された入館制限時間帯であるか否かに基づき、入館異常の判定を行う。
侵入センサ10から検知信号を受信した場合は(S104のYes)、受信した侵入センサ10の識別コードを記憶部42のセンサ情報と照合して、発報した侵入センサ10が入口センサ10qであるか否か判定する(S110)。入口センサ10qではなく他の侵入センサ10pである場合(S110のNo)、即ち利用者の入館経路とは異なる窓などからの侵入や建物内に人体を検出した場合は、賊による侵入異常と判断して即座に侵入異常と確定する(S118)。そして報知部34を作動させて警報表示を行うとともに、監視センタへ侵入異常通報を行う(S120)。
発報したセンサが入口センサ10qである場合は(S110のYes)、続いて、現在の時刻が入館制限時間帯であるか否か判定する(S112)。
入館制限時間帯ではない場合は(S112のNo)、直ちに侵入異常を確定せず、正規の利用者の操作忘れによる誤報を救済するべく、所定時間だけ利用者によるキャンセル操作を待機した後に侵入異常を確定させる。すなわち、正規の利用者が警戒モードであることに気づかず解除モードの設定操作を忘れただけの可能性があり、このような利用者のミスによる誤報を抑止するために、入口センサによる発報に限り所定時間だけは異常をキャンセル可能とする。具体的には、入口センサ10qが検知してから所定の遅延時間が経過するまでの間に、カードリーダ20にて正規利用者による解除モードの設定操作が為されるか否かを監視する(S114〜S116)。
遅延時間以内にカードリーダ20から解除モードの設定要求信号を受信し、この要求が正規の利用者によるものと判定すると(S114のYes)、警備モードを解除モードに移行させるとともに(S106)、監視センタに解除モードへの切替通知を行う(S108)。また、解除モードの設定操作が行われることなく遅延時間が経過した場合は(S116のYes)、賊による侵入と判断して侵入異常を確定し(S118)、監視センタへ侵入異常通報を行う(S120)。
一方、入口センサ10qが発報した場合であっても入館制限時間帯である場合は(S112のYes)、そもそも正規利用者が建物を利用しない時間帯であり、利用者による単なる操作ミスとは考え難い。そこで、監視制御部44は、入館制限時間帯にあたる時刻ではキャンセル操作を無効とする。具体的には、解除モードへの設定操作を遅延時間待つことなく、即座に侵入異常を確定させ(S118)、侵入異常通報を行う(S120)。すなわち、入口センサ10qが発報した後に解除モードの設定操作がなされても異常キャンセルされない。
以上のように、本実施形態の警備装置によれば、正規利用者が解除モードの設定操作をし忘れて出入口扉を開ける等による誤報をキャンセル操作で救済可能とする一方、正規利用者による誤報の可能性が低い入館制限時間帯においては、キャンセル操作を無効として直ちに侵入異常を確定することで迅速且つ確実に緊急通報を行う。これにより、利便性と安全性を兼ねた警備サービスを実現することができる。
なお、上記実施形態では、遅延時間内の解除モード設定操作を異常のキャンセル操作と兼用する構成としたが、カードリーダにキャンセル操作用の取消ボタンを設け、解除モードの設定操作とは別にキャンセル操作を行うよう構成することもできる。この場合、誤って入口センサを発報させてしまった利用者は、一旦カードリーダで取消ボタンとICカードを使ってキャンセル操作を行った後、あらためて解除モードの設定操作を行い入館する。
また警備モードの設定やキャンセル操作の際、ICカードを用いて正規利用者であることを認証する構成としたが、ICカードに替えて指紋等の生体認証や暗証番号による認証を利用してもよい。この場合、生体情報の読み取りや暗証番号の入力を受け付ける操作器をカードリーダに替えて採用すればよい。
また、上記実施形態では、解除モードの設定操作を忘れて入口センサを発報させてしまった場合の異常キャンセルを例に説明したが、本例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で様々な場面に適用可能である。例えば、携帯型のキャンセル操作器等を用いて全てのセンサの発報を一定時間だけキャンセル可能な構成とし、予め設定された所定の時間帯だけはキャンセル操作を無効とする構成としてもよい。この構成は、住戸等の建物内に利用者が在室している間に建物外周(窓や扉など)の侵入センサのみを用いて侵入監視を行う場合であって、住戸に高齢者や子供だけが滞在する時間帯や、深夜など利用者が活動していない時間帯をキャンセル無効とし、迅速な異常通報を優先させるといった用途に適用され得る。
また、上記実施形態では、入館制限時間帯における正規利用者の入館異常を監視センタで判定する構成を例示したが、警備装置で本判定を行い、入館異常の発生を監視センタへ通報する構成としてもよい。この場合、警備装置は、図3に示した動作フローチャートにおいて、S102で解除操作ありと判定したとき、続いて現時刻が入館制限時間帯であるか否かを判定する。入館制限時間帯でない場合は、通常どおり解除モードの設定および切替通知を行う。一方、入管制限時間帯にあたる場合には、解除モードに設定するとともに、入館異常が発生した旨を監視センタに通報する。
また、上記実施形態では、侵入センサが発報したときキャンセル操作を遅延時間待って異常確定する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、侵入センサの発報に応じて一旦異常確定・異常通報した後、所定時間以内にキャンセル操作が為された場合に確定した異常をキャンセルするとともにキャンセル通報する構成としてもよい。
1 警備装置、10p 侵入センサ、10q 入口センサ、20 カードリーダ、30 制御端末、32 センサI/F、34 報知部、36 リーダI/F、38 時計部、40 通報部、42 記憶部、44 監視制御部

Claims (2)

  1. 監視対象の建物に対する不正侵入を監視する警備装置において、
    監視対象の建物への侵入行為を検知して発報するセンサ部と、
    警備モードとして、少なくとも侵入監視を行う警戒モード及び侵入監視を行わない解除モードを有し、前記警戒モード中において前記センサ部の発報に応じて異常判定を行う監視制御部と、
    前記警備モードを設定操作するための操作部と、
    予め設定された所定の時間帯を記憶する記憶部と、を備え、
    前記監視制御部は、前記警戒モード中において前記センサ部が発報した場合、
    前記所定の時間帯外においては、前記発報から所定の遅延時間が経過するまでに前記解除モードへの前記設定操作が有るか否かを判定し、当該判定において有りと判定すると異常確定せず、当該判定において無しと判定すると異常確定し、
    前記所定の時間帯においては、前記遅延時間の経過を待たずに異常確定することを特徴とする、警備装置。
  2. 前記センサ部は、前記建物の入口を監視する入口センサであり、
    前記警備装置は、前記入口センサの他、前記建物の入口以外を監視する一般侵入センサを備え、
    前記操作部は、前記建物の入口の外側に設けられ、
    前記監視制御部は、前記一般侵入センサが発報した場合は、前記所定の時間帯内か否かにかかわらず、前記遅延時間の経過を待たずに異常確定する、請求項1に記載の警備装置。
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