JP4933359B2 - 警備システム - Google Patents
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Description
そして、監視モードにおいては、侵入センサが建物内への侵入者を検知した場合に監視センタに通報するが、解除モードに設定した場合には、侵入者センサが検知しても監視センタには通報しない。尚、火災センサや非常ボタンの操作を検知した場合は警備解除モードであっても通報を行なう。
また、特許文献1には、警備対象である建物内部に在宅者がいる場合に「夜間モード」に設定し、窓等に設置したセンサーが感知した場合に警報出力を行なうようにした警備システムが記載されている。
また、特許文献1に記載された警備システムは一般の住宅家屋を対象としており、事務所や金融機関等における警備を考慮したものではなかった。
また、強盗などの非常事態であることを非常ボタン等を操作することなく、通報することができる警備システムを提供する。
上記目的を達成する本発明による警備システムは、監視領域の内部に設けられ、人の動作を検知する特定センサと、監視領域の出入口等の外周開口部に設けられて外部からの侵入者を検知する外周センサと、前記特定センサ及び前記外周センサと接続された制御装置を有し、前記各センサの検知信号に基づいて遠隔の監視センタに通報を行なう警備システムであって、前記制御装置は、警備モードとして、少なくとも警備セットモード及び在室セットモードを有し、前記警備モードが警備セットモードに設定されている場合に前記特定センサ及び前記外周センサのいずれかが検知すると前記監視センタに侵入異常信号を送信し、前記警備モードが在室セットモードに設定されている場合に前記外周センサの検知後、所定時間以内に前記特定センサが検知すると、前記監視センタに非常信号を送信することを特徴とする。
また、上記警備システムにおいて、制御装置は、警備セットモードに設定されるとセット信号を前記在室セット器に送信し、前記在室セット器は警備セット信号を受信すると在室セットモードを解除する。
図1は、本発明の警備システムの全体の構成を示す。監視建物1には、出入口11と窓12が設けられている。また、侵入者があったときに逃げ込めるパニックルーム13が設けられている。
監視建物1には、コントローラ5や在室セット器4、各種センサ6〜10が配置される。出入口11に最終センサ6が配置され、建物の外周である窓12には外周センサ7、パニックルーム13内には人体を検知する空間センサである特定センサ8が配置され、これらは在室セット器4に接続される。
パニックルーム13内の特定センサ8は、本発明における特定検知器を構成する。在室セット器4は、最終センサ6、外周センサ7、特定センサ8から検知信号を受信すると、在室セット操作器4の操作状況に応じて、非常信号又は検知信号をコントローラ5に出力する。
コントローラ5には、火災を検知する火災センサー9や非常ボタン10が接続されている。
又、コントローラ5は、電話回線網からなる通信回線2により遠隔の監視センタ3と接続されている。
コントローラ5は、在室セット器4から異常信号を受信した場合、その他、火災センサ9や非常ボタン10が作動した場合は、警備モードに応じて監視センタ3に各種の異常信号を通報する。
本例では警備モードとして、「警備セットモード」、「警備解除モード」、「在室セットモード」がある。
「警備セットモード」は、夜間や休日などで警備対象である建物1内が無人となる場合に設定する警備モードで、各センサが異常を検知した場合には直に遠隔の監視センタに通報動作を行なう。
「警備解除モード」は、就業時間中などで警備対象である建物1内に人がいる場合に設定する警備モードで、最終センサ6や外周センサ7や室内に設置された特定センサその他侵入センサが検知しても通報動作を行なわない。火災センサ9が検知した場合や非常ボタン10が作動した場合には通報動作を行なう。
最終センサ6からの検知信号は、最終センサI/F402を介して制御部401に入力される。
外周センサ7からの信号は、外周センサI/F403を介して制御部401に入力される。特定センサ8からの信号は、特定センサI/F404を介して制御部401に入力される。
制御部401には、更に、表示部405、操作部406、記憶部407が接続される。
コントローラ5からのセット信号は、セット信号入力部412を介して制御部401に入力される
本例では、コントローラ5と在室セット操作器4を別体として説明しているが、これは、既存のコントローラに本例の在室セット器4を付加するだけで実現できるという利点があるためである。もちろん、コントローラ5と在室セット操作器4を一体化して一つの装置としてもよい。
図4は、警備解除モード及び警備セットモードにおける在室セット器4の動作フローである。
図5は、在室セットモードにおける在室セット器4の動作フローである。
図4に示すフローチャートを参照して、警備解除モードにおける在室セット器4の動作を説明する。
在室セットモードは、前述のように、ユーザーが在室している場合であって、扉や窓が開放されて最終センサ6や外周センサ7が検知したときに、これをユーザーに報知したり必要に応じて監視センターに通報することができるモードである。
ユーザーは、警備解除モードの場合に、在室セットモードに設定することができる。
在室セットモードに設定する場合、ユーザーが在室セット4の操作部406であるテンキーボタンを使用して暗証番号を入力する。制御部401は、記憶部407に在室セット操作を記憶する。
制御部401は、最終センサI/F402又は外周センサI/F403を介して、最終センサ6または外周センサ7の検知信号を受信すると(ステップS501:YES)、表示部405のブザーを鳴動してユーザーに報知する(ステップS502)。そして、制御部401内部の計時手段にて計時動作を開始する(ステップS503)。
センサI/F509を介して、火災センサ9や非常ボタン10の動作信号を受信した場合にも、制御部501は信回線2を介して監視センタ3に通報を行なう。
「警備セットモード」は、前述のとおり、夜間や休日などで警備対象である建物1内が無人となる場合に設定する警備モードである。
警備セットモードに設定するには、警備解除モード又は在室セットモードのときに、ユーザーがコントローラ5の操作部507にて警備解除操作を行なう。警備解除操作は暗証番号やICカード等の公知の認証手段を利用すれば良い。コントローラ5の制御部501は記憶部511に警備セットが記憶される。
2・・・通信回線
3・・・監視センタ
4・・・在室セット器
5・・・コントローラ
6・・・最終センサ
7・・・外周センサ
8・・・特定センサ
9・・・火災センサ
10・・・非所ボタン
11・・・出入口
12・・・窓
13・・・パニックルーム
402・・・最終センサI/F
403・・・外周センサI/F
404・・・特定センサI/F
405・・・表示部
406・・・操作部
407・・・記憶部
408・・・最終侵入出力部
409・・・一般侵入出力部
410・・・在室侵入出力部
411・・・非常出力部
412・・・セット信号入力部
502・・・最終侵入入力部
503・・・一般侵入入力部
504・・・在室侵入入力部
505・・・非常入力部
506・・・セット信号出力部
507・・・操作部
508・・・表示部
509・・・センサI/F
510・・・通信制御部
511・・・記憶部
Claims (4)
- 監視領域の内部に設けられ、人の動作を検知する特定センサと、
監視領域の出入口等の外周開口部に設けられて外部からの侵入者を検知する外周センサと、
前記特定センサ及び前記外周センサと接続された制御装置を有し、前記各センサの検知信号に基づいて遠隔の監視センタに通報を行なう警備システムであって、
前記制御装置は、警備モードとして、少なくとも警備セットモード及び在室セットモードを有し、前記警備モードが警備セットモードに設定されている場合に前記特定センサ及び前記外周センサのいずれかが検知すると前記監視センタに侵入異常信号を送信し、前記警備モードが在室セットモードに設定されている場合に前記外周センサの検知後、所定時間以内に前記特定センサが検知すると、前記監視センタに非常信号を送信することを特徴とする警備システム。 - 監視領域の内部に設けられ、人の動作を検知する特定センサと、
監視領域の出入口等の外周開口部に設けられて外部からの侵入者を検知する外周センサと、
前記特定センサ及び前記外周センサと接続された在室セット器と、前記在室セット器と接続された制御装置を有し、前記各センサの検知に基づいて遠隔の監視センタに通報を行なう警備システムであって、
前記在室セット器にて、在室セットモードに設定されていない場合には前記特定センサ及び前記外周センサのいずれかが検知すると前記制御装置に侵入信号を送信し、前記在室セットモードに設定されている場合は、前記外周センサの検知後、所定時間以内に前記特定センサが検知すると前記制御装置に非常信号を送信し、
前記制御装置は、警備モードとして少なくとも警備セットモードと警備解除モードを有し、
警備セットモードに設定されている場合に前記在室セット器から侵入信号を受信すると前記監視センタに侵入異常信号を送信し、前記警備モードが解除モードに設定されている場合に前記在室セット器から非常信号を受信すると前記監視センタに非常信号を送信し前記在室セット器から侵入異常信号を受信しても通報動作を行なわないことを特徴とする警備システム。 - 前記在室セット器は、前記警備解除モードが設定されている場合に在室セットモードが設定できることを特徴とする請求項2に記載の警備システム。
- 前記制御装置は、前記警備セットモードに設定されるとセット信号を前記在室セット器に送信し、前記在室セット器は警備セット信号を受信すると在室セットモードを解除することを特徴とした請求項2に記載の警備システム。
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