JP5869449B2 - インターホンシステム及び集合住宅インターホンシステム - Google Patents

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本発明は、居住者に異常が発生したら、住戸玄関の解錠データと共に異常発生を特定の人物に通知するインターホンシステム、及び集合住宅インターホンシステムに関する。
従来より、玄関子機に設けられた玄関カメラでバーコード等の画像データが描かれたカードを撮像させ、居室親機において認識させて、予め設定していた画像データであると認識したら解錠キーが無くても玄関扉の電気錠を解錠するシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
一方で、居住者に異常が発生した場合に、それを感知して外部に通報するインターホンシステムがある。例えば特許文献2では、電気ポットの使用状況、照明装置の点灯状況等から居住者の異常を感知する生活異変センサを設置して、異常が発生したら携帯電話等に通知するよう構成されている。
特開平6−303615号公報 特開2012−27787号公報
居住者が高齢者である場合、居住者に異常があった場合に保護を行なう人は通常民生委員等特定の人であり、居住者とは血縁のない人物である場合が殆どである。そのため、上記特許文献1のような画像による解錠方法では、室内の居住者が入室を希望しない緊急事態ではない時にも、カードを保有する人物であれば誰でも入室することができてしまい、セキュリティ上の問題があった。また、居住者のプライバシーが守られなくなるという問題も発生した。
また、異常発生の通報を受けて解錠するという要求仕様への適用を考えた場合、室内の居住者の保護を行なう人物1名に対し、通常は多数の居住者が保護の対象となるため、いつ発生するかわからない緊急事態のために、保護対象の人数分のカードを携行する必要があり、カード管理が厄介であるという問題があった。
一方、上記特許文献2の場合、居住者の異常を感知したら外部へ通報することができるが、通報先は遠方の家族を対象としたものであった。そのため、この通報先を民生委員等の比較的近くにいる人物として引用文献2の技術を適用した場合、通報を受けて短時間に訪問することは可能となるが、玄関扉のキーを携行している訳ではないので、居住者に開けてもらわない限り入室できない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、居住者に異常が発生したことを玄関扉解錠の為のキー情報と合わせて保護を行う特定の人物の携帯端末に通知することで、プライバシーに配慮でき且つセキュリティを維持できるインターホンシステム、及び集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、住戸外に設置されて居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するための玄関カメラを備えた玄関子機と、住戸内に設置されて玄関子機からの呼び出しに応答する機能及び玄関カメラで撮像された映像を表示するモニタ、玄関扉の電気錠を解/施錠する錠制御部を備え、更に異常検知センサが接続された居室親機とを有するインターホンシステムであって、玄関カメラが撮像した画像が所定の画像データであったら、電気錠を解錠するための解錠許可信号を出力する監視手段を備え、監視手段は、異常検知センサの検知動作を受けて電気錠を解錠するためのキー画像データを生成する画像生成部と、生成したキー画像データの有効期限を管理するタイマー部と、玄関カメラが撮像した画像とキー画像データとを比較する画像比較部と、キー画像データを公衆通信ネットワークを介して画像表示部を有する所定の携帯端末に送信する通信部と、を備えて、監視手段から送信されたキー画像データを表示した携帯端末の画面が玄関カメラに撮像されると、画像比較部により玄関カメラ撮像画像とキー画像データとが比較され、所定の条件を満たしたら解錠許可信号が居室親機に送信され、錠制御部が電気錠を解錠することを特徴とするインターホンシステム。
この構成によれば、特定の携帯端末を携行する人物に対して解錠するためのキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、入室できる人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。また、キー画像データが外部に送信されてもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
また、キー画像データ受信者がデータ送信元にすぐにかけつけることができない場合には、代わりの人にメール送信等によりキー画像データを転送すれば、速やかな対処が可能となる。
尚、キー画像データは、例えばQRコード(登録商標)やカメレオンコード(登録商標)等の画像データが使用できる。
請求項2の発明は、住戸外に設置されて居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するための玄関カメラを備えた玄関子機と、住戸内に設置されて玄関子機からの呼び出しに応答する機能及び玄関カメラで撮像された映像を表示するモニタ、玄関扉の電気錠を解/施錠する錠制御部を有し、更に異常検知センサが接続された居室親機とを有するインターホンシステムであって、居室親機は、公衆通信ネットワークを介して外部機器と通信を行う親機通信部、及び通信を制御する親機通信制御部を有すると共に、電気錠を解錠するための解錠許可信号を出力する監視手段が、公衆通信ネットワークを介して居室親機と通信を可能とし、監視手段は、異常検知センサの動作を受けて居室親機が出力する異常検知信号を受けて電気錠解錠のためのキー画像データを生成する画像生成部と、生成したキー画像データの有効期限を管理するタイマー部と、玄関カメラが撮像した画像と生成画像とを比較する画像比較部と、居室親機及び所定の携帯端末と公衆通信ネットワークを介して通信を実施する監視制御部とを有し、監視制御部は、異常検知信号を受けて、画像表示部を有する所定の1乃至複数の携帯端末に対して異常通知情報を送信し、更に異常通知情報を受信した携帯端末から画像データの要求を受けたら生成したキー画像データを返信し、監視手段から送信されたキー画像データを表示した携帯端末の画面が玄関カメラに撮像されたら、親機通信制御部が撮像した画像を監視手段に送信し、画像比較部により玄関カメラ撮像画像と生成したキー画像データとが比較され、所定の条件を満たしたら解錠許可信号が居室親機に送信され、錠制御部が電気錠を解錠することを特徴とする。
この構成によれば、監視手段をセキュリティ会社等の監視機関に設置でき、1台の監視手段で複数の居室親機からの異常検知信号を管理できる。そして、特定の携帯端末を携行する人物に対してキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、入室できる人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。また、外部に送信されるキー画像データであってもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
また、複数の関係者に異常発生を認識させ、そのうち対処できる人がキー画像データを入手して異常発生元に入ることができるため、居住者のプライバシーに配慮しながら速やかに対処できる。更に、複数の人物に通知しても誰が解錠したかを把握することが可能であり、対処の遅れ等を管理できる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の構成において、携帯端末及び監視手段は通話機能を有する一方、居室親機の通信制御部は、玄関カメラの撮像画像から錠制御部が電気錠を解錠したら、解錠情報を監視手段に送信し、監視手段は、解錠情報を受けてキー画像データを提示した携帯端末或いは居室親機のいずれかと通話路を確保することを特徴とする。
この構成によれば、解錠時に限り遠隔監視をしているセキュリティ会社等の監視者と解錠して保護を行っている人物との間で通話することができ、状況を把握し易いし救急車等の手配がし易い。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の構成において、居室親機の通信制御部は、異常検知センサの動作情報に加えて電気錠の動作情報を監視手段に送信することを特徴とする。
この構成によれば、誤解錠や要解錠時の未解錠等の異常事態を監視手段に通知できる。そのため、監視手段をセキュリティ会社等の監視機関に設置すれば、訪問状況を把握でき、異常発生の対処が遅滞するような事態を防止できる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の構成において、玄関カメラは、玄関子機が呼出操作されてから一定時間撮像を行い、錠制御部は玄関カメラが撮像を行なっている期間のみ解錠を実施することを特徴とする。
この構成によれば、呼出操作する簡易な操作で解錠機能が有効になるため、操作ミスが発生し難い。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の構成において、玄関子機機は、異常検知センサの検知動作を受けて警報発報する警報部を有し、キー画像データにより錠制御部が電気錠を解錠したら、警報部の警報が停止することを特徴とする。
この構成によれば、駆けつけた保護を行う人は、警報発報により異常発生を認識でき、速やかに解錠動作に入ることができる。また、警報音が鳴動していなければ、先に来た関係者により居住者が保護が行われた、或いは行われていることを認識でき、状況を把握し易い。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の構成において、画像比較部は、玄関カメラの撮像画像が生成したキー画像データと一致しても、有効期限を過ぎていたら解錠許可信号を送信せずに期限切れ信号を送出することを特徴とする。
この構成によれば、解錠のために発行されたキー画像データであっても、一定時間が経過したら解錠操作できないため、過去に発行されたキー画像データにより解錠することはできない。よって、悪用されることを防止できる。
更に、期限切れの場合は期限切れ信号が送出されることで、この期限切れ信号を解錠者以外に送信すれば不審者の存在等を外部に積極的に通知でき、防犯に有効である。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の構成において、異常検知センサが、居住者に生じた異常を感知する生活異変センサであって、監視手段は、生活異変センサの検知動作を受けて起動することを特徴とする。
この構成によれば、生活異変センサが居住者の異常発生を検知したら外部に通知するので、一人暮らしの居住者が自身で異常を通報できなくても、速やかに保護することが可能となる。
請求項9の発明は、集合住宅のエントランスに設置されて居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するための集合玄関カメラを備えた集合玄関機と、集合住宅の個々の住戸内に設置されて集合玄関機からの呼び出しに応答する機能及び集合玄関カメラで撮像された映像を表示するモニタ、集合玄関のオートドアを制御するオートドア制御部を備え、更に異常検知センサが接続された居室親機と、集合玄関機及び居室親機を制御する制御機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、集合玄関カメラが撮像した画像が所定の画像データであったら、オートドアを解錠するための解錠許可信号を出力する監視手段が制御機に接続される一方、居室親機は、異常検知センサが異常検知動作したら異常検知信号を監視手段に送信する親機制御部を有し、監視手段は、異常検知信号を受けて、オートドアを解錠するためのキー画像データを生成する画像生成部と、生成したキー画像データの有効期限を管理するタイマー部と、集合玄関カメラが撮像した画像と生成画像とを比較する画像比較部と、キー画像データを公衆通信ネットワークを介して画像表示部を有する所定の携帯端末に送信する通信部とを有し、監視手段から送信されたキー画像データを表示した携帯端末の画面を集合玄関カメラが撮像したら、親機制御部が撮像画像データを制御機を介して監視手段に送信し、監視手段の画像比較部が、集合玄関カメラの撮像画像と生成したキー画像データとを比較して、所定の条件を満たしたら解錠許可信号を居室親機に送信し、オートドア制御部がオートドアを解錠することを特徴とする。
この構成によれば、集合住宅の複数の居室親機からの異常検知信号を1台の監視手段で対処することができる。そして、特定の携帯端末を携行する人物に対して解錠するためのキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、入室できる人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。また、外部に送信されるキー画像データであってもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
更に、キー画像データ受信者が、データ送信元にすぐにかけつけることができない場合には、代わりの人にメール送信等によりキー画像データを転送すれば、速やかな対処が可能となる。
また、複数の居室親機に対して、外部通信手段及び監視手段は1台で済むため、低コストで構成できる。
請求項10の発明は、集合住宅のエントランスに設置されて居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するための集合玄関カメラを備えた集合玄関機と、集合住宅の個々の住戸内に設置されて集合玄関機からの呼び出しに応答する機能及び集合玄関カメラで撮像された映像を表示するモニタ、集合玄関のオートドアを制御するオートドア制御部を備え、更に異常検知センサが接続された居室親機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、居室親機が公衆通信ネットワークを介して外部機器と通信を実施するための外部通信手段を有して、オートドアを解錠するための解錠許可信号を出力する監視手段が公衆通信ネットワークを介して居室親機と通信を可能とすると共に、居室親機は監視手段との通信を制御する親機通信制御部を有し、監視手段は、異常検知センサの動作を受けて居室親機が出力する異常検知信号を受信したらオートドア解錠のためのキー画像データを生成する画像生成部と、生成したキー画像データの有効期限を管理するタイマー部と、玄関カメラが撮像した画像と生成画像とを比較する画像比較部と、居室親機及び所定の携帯端末と公衆通信ネットワークを介して通信を実施する監視制御部とを有し、監視制御部は、異常検知信号を受けて、画像表示部を有する所定の1乃至複数の携帯端末に対して異常通知情報を送信し、更に異常通知情報を受信した携帯端末からキー画像データの要求を受けたら生成したキー画像データを返信し、監視手段から入手したキー画像データを表示した携帯端末の画面を集合玄関カメラが撮像したら、撮像した画像データを親機通信制御部が監視手段に送信し、画像比較部により、集合玄関カメラの撮像画像データと生成したキー画像データとが比較され、所定の条件を満たしたら解錠許可信号が居室親機に送信され、オートドア制御部がオートドアを解錠することを特徴とする。
この構成によれば、監視手段をセキュリティ会社等の監視機関に設置でき、1台の監視手段で複数の居室親機からの異常検知信号を管理できる。そして、特定の携帯端末を携行する人物に対して解錠するためのキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、入室できる人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。また、外部に送信されるキー画像データであってもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
更に、複数の関係者に異常発生を認識させ、そのうち対処できる人がキー画像データを入手して異常発生元に入ることができ、居住者のプライバシーに配慮しながら速やかに対処できる。更に、複数の人物に通知しても誰が解錠したかを把握することが可能であり、対処の遅れ等を管理できる。
また、複数の居室親機に対して、外部通信手段及び監視手段は1台で済むため、低コストで構成できる。
請求項11の発明は、請求項9又は10記載の構成において、画像比較部は、集合玄関カメラの撮像画像が生成したキー画像データと一致しても、有効期限を過ぎていたら解錠許可信号を送信せずに期限切れ信号を送出することを特徴とする。
この構成によれば、解錠のために発行されたキー画像データであっても、一定時間が経過したら解錠操作できないため、過去に発行されたキー画像データにより解錠することはできない。よって、悪用されることを防止できる。
更に、期限切れの場合は期限切れ信号が送出されることで、この期限切れ信号を解錠者以外に送信すれば不審者の存在等を外部に積極的に通知でき、防犯に有効である。
請求項12の発明は、請求項9乃至11の何れかに記載の構成において、異常検知センサが、居住者に生じた異常を感知する生活異変センサであって、監視手段は、生活異変センサの検知動作を受けて起動することを特徴とする。
この構成によれば、生活異変センサが居住者の異常発生を検知したら外部に通知するので、一人暮らしの居住者が自身で異常を通報できなくても、速やかに保護することが可能となる。
本発明に係るインターホンシステムによれば、特定の携帯端末を携行する人物に対して解錠するためのキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、入室できる人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。また、外部に送信されるキー画像データであってもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
また、本発明に係る集合住宅インターホンシステムによれば、上記効果に加えて複数の居室親機に対して、外部通信手段及び監視手段は1台で済むため、低コストで構成できる。
インターホンシステムの一例を示す構成図である。 インターホンシステムの他の例を示す構成図である。 集合住宅インターホンシステムの一例を示す構成図である。 集合住宅インターホンシステムの他の例を示す構成図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るインターホンシステムの一例を示す構成図であり、1は玄関等の住戸外に設置されて居住者を呼び出すための玄関子機、2は住戸内に設置されて玄関子機1からの呼び出しに応答するための居室親機、3は電気錠4より施/解錠される玄関扉、5は住戸内に設置されて電気錠4を解錠するためのキー画像データを生成する監視装置、6は携帯電話、7は異常検知センサである。
玄関子機1は伝送線L1を介して居室親機2に接続され、電気錠4は伝送線L2を介して居室親機2に接続され、監視装置5は伝送線L3を介して居室親機2に接続され、異常検知センサ7は伝送線L4を介して居室親機2に接続されている。
玄関子機1は、居住者を呼び出す呼出ボタン11、来訪者を撮像するための玄関カメラ12、マイク13及びスピーカ14を有する子機音響部を備えている。
居室親機2は、電気錠4を施/解錠する錠制御部21、玄関子機1を接続する第1インターフェース(第1IF)22、応答操作等各種操作を行うための操作部23、異常検知センサ7が接続されるセンサインターフェース(センサIF)24、玄関カメラ12が撮像した映像を表示するモニタ25、マイク及びスピーカを備えて来訪者と通話し、また警報音を発するための親機音響部26、居室親機2全体を制御する親機CPU27、監視装置5を接続する第2インターフェース(第2IF)28等を備えている。
監視装置5は、電気錠4を解錠するためのキー画像データを生成する画像生成部51、生成したキー画像データの有効時間をカウントするタイマー部52、携帯電話6のメールアドレスを記憶するアドレス記憶部53、居室親機2と接続する親機通信インターフェース(親機通信IF)54、公衆通信ネットワークNを介して携帯電話6等と通信して異常通知メールを送信する通信インターフェース(通信IF)55、画像生成部51が生成したキー画像データと玄関カメラ12が撮像した画像とを比較して一致した場合に解錠許可信号を出力すると共に、監視装置5全体を制御する監視装置CPU56等を備えている。尚、異常通知メールは、居住者の氏名等のID情報及びキー画像データを含み監視装置CPU56により作成される。
携帯電話6は、通話機能に加えて画像を表示する表示部61を備え、異常通知メールを受信したら居住者の保護を行なう民生委員等の人物が携行する。
異常検知センサ7は、具体的に一定時間以上水道が使われなかったら異常発生信号を出力する水道センサ、一定時間以上人物を検知しなかったら異常発生信号を出力する人感センサ、一定時間以上開閉操作が無かったら異常発生信号を出力するドアセンサ等の生活異変センサが主に使用されるが、火災センサやガスセンサを更に接続しても良い。
上記の如く構成されたインターホンシステムの動作を次に説明する。但し、玄関子機1から呼び出しを実施し、居室親機2において居住者が応答する動作、呼出操作に連動して玄関カメラ12が撮像を開始してモニタ25に表示される動作は、従来と同様であるため説明を省略し、ここでは居住者に異常が発生した場合の動作を中心に説明する。
例えば居住者が室内で倒れた場合、異常検知センサ7がそれを検知して居室親機2に対して異常信号を送信する。例えば、一定時間以上水道水が使用されない状態を水道センサが検知すると異常信号を出力するし、ドアセンサが一定時間ドアの開閉を検知しなければ異常信号を出力する。
異常信号を受信した居室親機2の親機CPU27は、親機音響部26及び子機音響部(スピーカ14)から警報音を鳴動させる。そして、この警報が一定時間継続したら、親機CPU27は監視装置5に対して異常検知信号を出力する。
尚、発報が誤報である場合には、居住者が居室親機2の操作部23により所定の警報停止操作を実施することで、警報はキャンセルされ、その後異常検知信号は出力されない。
異常検知信号を受信した監視装置5は、監視装置CPU56が画像生成部51に玄関扉3を解錠するためのキー画像データを生成させ、タイマー部52に設定された有効時間のカウントを開始させる。この時、画像生成部51において、例えばQRコード(登録商標)或いはカメレオンコード(登録商標)等の2次元バーコードデータが生成される。
そして、異常検知信号に含まれる居住者情報を基に、居住者の氏名等の識別情報及び有効期限情報を含む異常通知情報としての異常通知メールを作成し、生成したキー画像データと共に公衆通信ネットワークNを介して予め登録した携帯電話6のメールアドレスに送信する。こうしてメールを受信した携帯電話6の携行者は、居住者に異常が発生したこと認識し、保護を行うために居住者宅に赴く。
尚、この時のメール送信先は、特定の民生委員であったり、異常発生を監視するセキュリティ会社の人物であり、室内の居住者の保護を行なう特定の人物が携行している携帯電話6である。
異常通知元の住戸へ到着した保護を行う人物(以後、訪問者とする)は、玄関子機1から警報音が報音されている場合は、その報音により、異常発生を認識できるため、玄関扉3の解錠操作に入る。解錠操作は、呼出ボタン11を押下して玄関カメラ12を起動させ、携帯電話6に受信したメールのキー画像データを表示した表示部61を玄関カメラ12に撮像させる。
玄関カメラ12に撮像されると、居室親機2に撮像画像が伝送され、親機CPU27においてキー画像データであるか判断される。キー画像であると認識されたら、監視装置5に更に伝送される。
キー画像データが伝送された監視装置5は、監視装置CPU56が伝送されたキー画像データと画像生成部51が生成したキー画像データと比較すると共に、タイマー部52のカウントデータから有効期限内であるか判断し、画像生成手段で生成したキー画像データと同一であり、且つ有効期限内であったら、解錠許可信号を居室親機2に送信する。
居室親機2は、解錠許可信号を受けて、親機CPU27が錠制御部21に解錠信号を出力し、錠制御部21により玄関扉3の電気錠4が解錠される。また、解錠に合わせて警報音が停止する。この結果、訪問者は住戸に入ることができ、居住者に対して必要な処置を行ったり保護することができる。
一方、訪問者が到着した際に警報が報音されていない場合は、呼出操作して状況の確認が行われる。玄関子機1の呼出ボタン11が押下されて居住者が呼び出されると、居室親機2で呼出音が鳴動する。また、モニタ25に玄関カメラ12で撮像された訪問者映像が表示される。この呼出操作で応答がなかった場合、訪問者は実際に異常が発生したと認識し、玄関扉3を解錠するためにキー画像データを表示した表示部61を撮像動作中の玄関カメラ12に翳す。その後の解錠制御の流れは上記流れと同様となる。
尚、呼び出しに対して応答が成された場合は、誤報かどうか状況を居住者に確認すればよく、訪問者は住戸内に入ること無く認識できる。また、保護の為の人が先に到着している場合も、同様に警報音の停止等で把握できる。
玄関カメラ12が撮像したキー画像データが、生成したキー画像データと一致するが有効期限を過ぎていると判断した場合、監視装置CPU56は居室親機2に解錠許可信号ではなく期限切れ信号を出力する。居室親機2は、この期限切れ信号を受けて警報音を発する。このとき、警報音が鳴動中である場合は、異なる警報動作に移行して警報が継続される。
また、期限切れ信号は携帯電話6にも送信される。玄関カメラ12に翳した画像が期限切れのキー画像データである場合は、訪問者が不審者であることが考えられ、携帯電話6に通知することで、不審者の存在等の異常発生を外部で認識でき、セキュリティ向上に有効である。
尚、メールを受けた保護を行なう人物が、遠方に出かけている等で直ぐには訪問できない場合には、受信したメールを転送することにより、代わりの人に訪問を依頼しても良い。この場合、メールを転送された人物は同様の操作で居住者住戸の玄関扉3を開けて必要な処置をすることができ、異常通知メールに対して速やかに対処できる。
また、異常検知センサ7の検知動作に依らず、居住者が自身の異常を認識した場合に、異常検知信号を速やかに監視装置5に通知するために、居住者自身が操作する異常通知ボタンを居室親機2に設けても良い。
このように、特定の携帯電話6を携行する人物に対して解錠するためのキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、住戸に入る人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。また、外部に送信されるキー画像データであってもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
また、警報発報により、駆けつけた保護を行う人は異常発生を認識でき、速やかにキー画像データの認証動作に入ることができるし、警報音が鳴動していなければ、先に来た関係者により居住者の保護が行われた、或いは行われていることを認識でき、状況を把握し易い。
更に、解錠のために発行されたキー画像データであっても、一定時間が経過したら解錠操作できないため、過去に発行されたキー画像データにより解錠することはできない。よって、悪用されることを防止できる。また、期限切れの場合は期限切れ信号が送出されるので、携帯電話6等に送信すれば不審者の存在等を外部に積極的に通知でき、防犯に有効である。
また、居住者が自身で異常を通報できなくても、異常検知センサ7が居住者に発生した異常を検知して外部に通知するので、一人暮らしの居住者に異常が発生しても、速やかに保護することが可能となる。更に、呼出ボタン11を押下する簡易な操作で解錠機能が有効になるため、解錠操作ミスが発生し難い。
尚、監視装置5は居室親機2と別体としているが、一体に構成しても良い。また、電気錠4は居室親機2に接続されているが、玄関子機1に接続しても良く、その場合は錠制御部21を玄関子機1に設けることができる。更に、監視装置5を玄関子機1に設ける事も可能である。
図2はインターホンシステムの他の形態を示し、図1とは警報装置5の設置場所が異なっている。図2に示すように、監視装置5は住戸外に設置されて、公衆通信ネットワークNを介して居室親機2と通信を実施するよう構成されている。このような構成は、監視装置5が複数の住戸の居室親機2を一括管理するようなセキュリティ会社等の監視機関に設置される場合に好適である。
そのため、居室親機2は監視装置5と通信を実施するための親機通信IF28aを備えている。尚、図1と共通する構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
このように構成した場合、住戸毎に監視装置を設置する必要がないためコストダウンを図ることができる。また、特定の連絡先に加えて、監視機関でも異常発生を認識でき、異常発生後の処置が遅滞するような事態を防止することができるし、その後の経過を監視機関が把握することも可能であり、放置されるような事態を防止できる。
図2のインターホンシステムの動作を以下説明する。ここでは、監視装置5が特にセキュリティ会社等の監視機関に設置されているものとし、特定の携帯電話と監視機関の双方に異常発生を通知する構成を説明する。
居住者が室内で倒れた等で異常検知センサ7が異常信号を居室親機2に送信すると、居室CPU27は異常信号を受けて、親機音響部26、及び子機音響部(スピーカ14)から警報音を鳴動する。尚、誤報である場合には居住者が居室親機2を警報停止操作することにより警報はキャンセルされる。
異常信号を受けて一定時間経過しての警報停止操作が行なわれなかったら、親機CPU27は異常検知信号を公衆通信ネットワークNを介して監視装置5に送信する。
異常検知信号を受信した監視装置5は、監視装置CPU56が図示しない通話部を制御して、異常検知信号送信元の居室親機2の呼び出しが行われる。この呼び出しに対して無応答であったら、或いは応答が成されて監視機関の監視者との通話が行われ、居住者の異常を監視者が確認したら、玄関扉3を解錠するための鍵となるキー画像データを画像生成部51が生成し、監視装置CPU56が記憶する。同時に、タイマー部52が設定した有効期限のカウントを開始する。
尚、呼び出しに対し応答が無かった場合は監視装置CPU56の制御でキー画像データを生成するが、監視者との間で通話が成された場合は、監視者の操作によりキー画像データが生成される。
そして、監視装置CPU56は、異常検知信号に含まれる異常信号送信元の居住者の氏名等のID情報と共に異常発生を通知する異常通知情報としての異常通知メールを作成し、公衆通信ネットワークNを介して予め登録した複数の携帯電話6のメールアドレスに送信する。
異常通知メールを受信した携帯電話6の携行者は、居住者の保護を行なう人物であり、居住者に異常が発生したことを認識し、携帯電話6から監視装置5にアクセスし、玄関扉3を解錠するためのキー画像データを入手する。
具体的に、異常通知メールを受信した人物は、監視装置5にアクセスして暗証番号の通知等で個人認証を行ない、認証されたら有効期限を記した電子データとともに、直前に生成されたキー画像データが監視装置5から送信される。こうしてキー画像データを入手した人物は、居住者を保護するために、異常発生元の住戸へ赴く。こうして、暗証番号により個人認証を行うことで、携帯端末8の携行者を明確にでき、セキュリティ性を高めることができる。
尚、監視装置5にはキー画像データの送信記録が保存され、異常通知メールを送信した複数の携帯電話携行者のうち、誰がキー画像データを入手したか管理される。
異常が発生した居住者宅に到着した保護を行う人物(訪問者)は、玄関子機1を操作して居住者を呼び出す。この操作で、居室親機2では呼出音が鳴動し、モニタ25に玄関カメラ12が撮像を開始した映像が表示される。誤報である場合には、居住者が居室親機2を応答操作して訪問者と通話し、口頭で誤報であることを通知することができる。
呼出操作が行われても応答がない場合、実際に異常状態が発生したと認識して、受信したキー画像データを表示した携帯電話6の表示部61を玄関カメラ12に翳す。
こうして、画像は親機CPU27で判断され、キー画像データであると判断されると公衆通信ネットワークNを介して監視装置5に撮像したキー画像データが送信され、問い合わせが行われる。
キー画像データを受信した監視装置5は、自身が生成したキー画像データと受信したキー画像データとを比較して、一致するかどうか更に有効期限が経過していないか確認する。この結果、一致し、有効時間内であると確認したら、居室親機2に解錠許可信号を送信する。
解錠許可信号を受信した親機CPU27は、錠制御部21に解錠信号を出し、錠制御部21が玄関扉3の電気錠4を解錠する。この結果、保護のために訪問した人物は住戸に入り込んで居住者に対して必要な処置を行うことができる。
尚、異常発生により玄関子機1や居室親機2で報音された警報音は、玄関扉3の解錠により停止する。この警報音に関する動作は、上記図1の動作と同様であり、詳細な説明を省略する。
そして、解錠信号を出力した親機CPU27は、監視装置5に解錠情報を送信して解錠した旨を通知する。この解錠情報を受信した監視装置5は、報音等で監視者に対して解錠を通知し、監視装置5の図示しない通話部と居室親機2との間の通話路の形成制御を実施する。
この通話路の形成を受けて、居住者に対して必要な処置を行っている訪問者が、居室親機2を応答操作すれば、別途携帯電話等で通話操作することなく訪問者と監視機関の監視者との間で通話を実施できる。そのため、訪問者は監視者に対して救急車の手配の必要性等の状況を容易に通知でき、管理者は状況を容易に把握できる。
また、異常通知メール送信後、あるいはキー画像データ発行後、一定時間解錠情報を監視装置5が受信しない場合、監視者は異常発生元の居住者への対応が遅れていることを認識でき、追加のメール送信、セキュリティ会社からの直接派遣等の追加対応作業を行なうことも可能となる。
このように、監視装置5を住戸外に設置する場合、セキュリティ会社等の監視機関に設置できる。そして、特定の携帯端末を携行する人物に対して解錠するためのキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、入室できる人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。また、外部に送信されるキー画像データであってもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
また、複数の関係者に異常発生を認識させ、そのうち対処できる人がキー画像データを入手して異常発生元に入ることができることで、居住者のプライバシーに配慮しながら速やかに対処できる。
尚、監視装置5を外部に設置した上記図2の構成において、訪問者が玄関扉3を解錠したら親機音響部26と監視装置5と間で通話路を形成したが、これに代えて携帯電話6と監視装置5との通話路を開くことも好適である。
図3は、本発明に係る集合住宅インターホンシステムの構成図を示し、101は集合住宅のエントランスに設置されて居住者を呼び出して通話するための集合玄関機、102は集合住宅の個々の住戸内に設置されて集合玄関機101からの呼び出しに応答するための居室親機、103は個々の住戸玄関に設置される玄関子機、104は集合玄関機101と居室親機102との間の通信を制御する制御機、105は監視装置、106はエントランスに設置されたオートドア、107は住戸毎に設置された玄関扉、108は携帯電話、109は異常検知センサである。
集合玄関機101は伝送線L11を介して制御機104に接続され、居室親機102は親機幹線L12を介して制御機104に接続され、オートドア106は信号線L13を介して制御機104に接続され、監視装置105は伝送線L14を介して制御機104に接続されている。
集合玄関機101は、集合住宅の中の住戸を選択して呼出操作する操作部111、来訪者を撮像する集合玄関カメラ112、マイク113及びスピーカ114を備えた音響部等を備えている。
居室親機102は、玄関扉107を施/解錠する錠制御部121、玄関子機103及び制御機104を接続し、監視装置105と通信する親機インターフェース(親機1IF)122、応答操作等各種操作を行うための操作部123、異常検知センサ109が接続されるセンサインターフェース(センサIF)124、集合玄関カメラ112が撮像した映像を表示するモニタ125、マイク及びスピーカを備えて来訪者と通話するための親機音響部126、監視装置105との通信を制御すると共に居室親機102全体を制御する親機CPU127等を備えている。
制御機104は、集合玄関機101を接続する集玄インターフェース(集玄IF)141、居室親機102と通信する居室インターフェース(居室IF)142、オートドア106を接続するオートドアインターフェース(オートドアIF)143、監視装置105を接続する外部インターフェース(外部IF)144、制御機104全体を制御する制御機CPU145等を備えている。
監視装置105は、オートドア106の解錠(及び玄関扉107の電気錠を解錠)するためのキー画像データを生成する画像生成部151、生成したキー画像データの有効時間をカウントするタイマー部152、キー画像データ送信先メールアドレスを記憶するアドレス記憶部153、制御機104と接続する制御機通信インターフェース(制御機通信IF)154、公衆通信ネットワークNを介して携帯電話108と通信する通信インターフェース(通信IF)155、画像生成部151が生成したキー画像データと受信した画像とを比較判断し、また通信を制御し、更に監視装置105全体を制御する監視装置CPU156等を備えている。
尚、個々の住戸の設置された玄関扉107、携帯電話108は、上記図1の玄関扉3、携帯電話6と同様の構成である。
上記の如く構成された集合住宅インターホンシステムの動作は以下のようである。但し、集合玄関機101から居住者の呼び出しを行い、居室親機102において居住者が応答する動作、呼出操作に連動して集合玄関カメラ112が撮像を開始して居室親機102のモニタ125に表示される動作等は、従来と同様であるため説明を省略する。ここでは、居住者に異常が発生した場合の動作を中心に説明する。
上述した戸建住宅に対応したインターホンシステムの場合と同様に、室内で倒れた等居住者に異常が発生した場合、異常検知センサ109がそれを検知して異常信号を出力する。居室親機102の親機CPU127は、この異常信号を受けて玄関子機103の音響部及び親機音響部126から警報音を鳴動する。この警報の報音に対して一定時間停止操作が行なわれなかったら、親機CPU127が、制御機104を介して監視装置105に異常検知信号を送信する。尚、この異常検知信号には、送信元の住戸番号等のID情報が添付されている。
異常検知信号を受信した監視装置105は、監視装置CPU156が画像生成部151に解錠の鍵となるキー画像データを生成させ、異常検知信号に含まれる居住者情報を基に、居住者の氏名等の識別情報及び有効期限情報を含む異常通知情報としての異常通知メールを作成し、生成したキー画像データと共に公衆通信ネットワークNを介して予め登録されている携帯電話108のメールアドレスに送信する。
メールを受信した携帯電話108の携行者は、居住者の保護を行なう人物であり、室内の居住者に異常が発生したことを認識して、保護するために居住者の自宅がある集合住宅に赴く。
こうして集合住宅のエントランスに入った保護を行う人物(以下、訪問者と称する)は、集合玄関機101を操作して訪問先の居室親機102を呼び出して通話を試みる。呼出先の居室親機102では呼出音が親機音響部126から鳴動し、モニタ125に集合玄関カメラ112で撮像された関係者が表示される。この呼び出しにより、誤報である場合には居住者が応答することで、口頭で誤報であることを通知することができる。
訪問者が、集合玄関機101から居室親機102を呼び出して応答がなかった場合は、実際に異常が発生したと認識して携帯電話108で受信したメールのキー画像データを集合玄関カメラ112に翳すと、キー画像データは居室親機102に伝送されて親機CPU127で読み取られ、キー画像データであると認識されると監視装置105に送信される。
キー画像データを受信した監視装置CPU156は、画像生成部151が生成したデータと同一かどうか、更に有効期限内であるか判断する。
同一であり、且つ有効期限内であると判断されたら、制御機104を介して居室親機102に解錠許可信号が送信され、親機CPU127が解錠許可信号を受けてオートドア106の解錠信号を出力し、制御機104を介してオートドア106が解錠される。
こうして解錠したオートドア106を通過した訪問者が、目的の住戸に到達したら、玄関子機103の呼出ボタンを押下して、集合玄関機101からの呼び出しと同様に受信したキー画像データを玄関カメラに翳すと、撮像したキー画像データが再び監視装置105で判断され、同一であり、かつ有効期限が経過していないことが確認されると、居室親機102に対して解錠許可信号が送信される。この玄関子機103を使用した解錠操作は上記図1の作用と同様であるため、詳細な説明を省略する。
そして、監視装置105から送信された解錠許可信号は、制御機104、親機幹線L12を介して居室親機102に送信され、この信号を受信した親機CPU127は錠制御部121を起動して錠制御部121が玄関扉107を解錠する。この結果、訪問者は住戸に入り居住者を保護することができる。
尚、異常発生により玄関子機103や居室親機102で報音された警報音は、玄関扉107の解錠により停止する。この警報音に関する動作は、上記図1の動作と同様であり、詳細な説明を省略する。
このように、制御機104に監視装置を接続することで、1台の監視手段で集合住宅の複数の居室親機102から発信された異常検知信号に対応することができ、低コストで構成できる。そして、特定の携帯電話108を携行する人物に対して解錠するためのキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、入室できる人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。また、外部に送信されるキー画像データであってもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人物はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
更に、キー画像データ受信者がデータ送信元にすぐに駆けつけることができない場合には、代わりの人にメール送信等によりキー画像データを転送すれば、速やかな対処が可能となる。
図4は、本発明に係る集合住宅インターホンシステムの他の例を示す構成図であり、上記図3の構成とは警報装置5の設置場所が異なっている。図4に示すように、監視装置5は集合住宅外に設置され、公衆通信ネットワークNを介して制御機104と通信を行うよう構成されている。このような構成は、監視装置5をセキュリティ会社等の監視機関に設置するとができ、好適である。
そのため、制御機104は公衆通信ネットワークNを介して監視装置5と通信を実施するための外部通信インターフェース(外部通信IF)144aを備えている。尚、図3と共通する構成要素には同一の符号を付与して説明を省略する。
このように構成した場合、特定の連絡先に加えて、監視機関等でも異常発生を認識でき、異常発生後の処置が遅滞するような事態を防止することができるし、その後監視機関が経過を把握することも可能であり、放置されるような事態を防止できる。
図4の集合住宅インターホンシステムの動作を以下説明する。ここでは、監視装置5が特にセキュリティ会社等の監視機関に設置されているものとし、ここでは、居住者に異常が発生し、特定の携帯電話108と監視機関の双方に異常発生を通知する構成を説明する。
居住者が室内で倒れた等で異常検知センサ109が異常信号を居室親機102に送信すると、親機CPU127は異常信号を受けて、親機音響部126、及び玄関子機103の音響部から警報音を鳴動する。尚、誤報である場合には居住者が居室親機102の操作部123を警報停止操作することにより警報はキャンセルされる。
異常信号を受けて一定時間経過しての警報停止操作が行なわれなかったら、親機CPU127は異常検知信号を制御機104、公衆通信ネットワークNを介して監視装置105に送信する。
異常信号を受信した監視装置105は、監視装置CPU156が図示しない通話部を制御して呼出動作を行い、この呼び出しに対して無応答であったら、或いは応答が成されて監視機関の監視者との通話が行われ、居住者の異常を監視者が確認したら、オートドア106を解錠するための鍵となるキー画像データを画像生成部151が生成し、監視装置CPU156が記憶する。同時に、タイマー部152が設定した有効期限のカウントを開始する。
更に、監視装置CPU156は、異常検知信号に含まれる居住者の氏名等のID情報と共に異常発生を通知する異常通知情報として作成した異常通知メールを公衆通信ネットワークNを介して予め登録した携帯電話108のメールアドレスに送信する。
異常通知メールを受信した携帯電話108の携行者は、居住者に異常が発生したことを認識し、携帯電話108から監視装置105にアクセスして、オートドア106を解錠するためのキー画像データを入手する。
具体的に、異常通知メールを受信した人物が、監視装置105にアクセスして暗証番号の通知等で個人認証を行い、認証されたら有効期限を記した電子データと共に、直前に生成されたキー画像データが監視装置105から送信される。尚、このとき監視装置105にはキー画像データ送信記録が保存される。
目的とする集合住宅に到着した人物(以後、訪問者とする)は、確認の為の集合玄関機112を操作して居住者の呼び出しを行い、通話を試みる。誤報である場合には居住者が呼び出しに応答し、口頭で誤報であることを通知される。
この呼び出しで応答がなかった場合は、実際に異常状態が発生したと認識して、受信したキー画像データを集合玄関カメラ112に翳すと、キー画像データは居室親機102に伝送されて親機CPU127で読み取られ、これがキー画像データであると判断されると、制御機104、公衆通信ネットワークNを介して監視装置105に送信され、問い合わせが行われる。
監視装置105に送信されたキー画像データは、監視装置CPU156により画像生成部151が生成したデータと同一かどうか、更に有効期限内であるか確認が行われる。この結果、同一であり、且つ有効期限内であると判断されたら、解錠許可信号が出力され、公衆通信ネットワークN、制御機104を介して居室親機102に送信される。解錠許可信号を受けた親機CPU127は、オートドア解錠信号を制御機104を介してオートドア106に出力し、エントランスのオートドア106が解錠される。
こうして解錠したオートドア106を通過した訪問者が、目的の住戸に到達したら、玄関子機103の呼出ボタンを押下して、集合玄関機101からの呼び出しと同様に受信したキー画像データを玄関カメラにかざすと、撮像したキー画像データが再び監視装置105で判断され、同一であり、かつ有効期限が経過していないことが確認されると、居室親機102に対して解錠許可信号が送信される。この玄関子機103を使用した解錠操作は上記図1の作用と同様であるため、詳細な説明を省略する。
そして、監視装置105から送信された解錠許可信号は、制御機104、親機幹線L12を介して居室親機102に送信され、この信号を受信した親機CPU127は錠制御部121を起動して錠制御部121が玄関扉107を解錠する。この結果、訪問者は住戸に入り居住者を保護することができる。
また、解錠信号を出力した親機CPU127は、監視装置105に解錠情報を送信して解錠した旨を通知する。この解錠情報を受信した監視装置CPU156は、報音等で監視者に対して解錠されたを通知し、図示しない監視装置105の通話部と居室親機102との間の通話路の形成制御を実施する。
この通話路の形成を受けて、居住者に対して必要な処置を行っている訪問者が、居室親機102を応答操作すれば、別途携帯電話等で通話操作することなく訪問者と監視機関の監視者との間で通話を実施できる。そのため、訪問者は監視者に対して救急車の手配の必要性等の状況を容易に通知でき、管理者は状況を容易に把握できる。
また、異常通知情報である異常通知メール送信後、あるいはキー画像データ発行後、一定時間解錠情報を監視装置105が受信しない場合、監視者は発信元居住者への対応が遅れていることを認識でき、追加のメール送信、セキュリティ会社からの直接派遣等の追加対応作業を行なうことも可能となる。
このように、監視装置105をセキュリティ会社等の監視機関に設置でき、1台の監視装置105で複数の居室親機102からの異常検知信号を管理でき低コストで構成できる。そして、特定の携帯電話108を携行する人物に対してオートドア106を解錠するためのキー画像データを送信して異常発生を通知することができるため、入室できる人を特定の人物に設定でき、居住者のプライバシーに配慮できる。
また、外部に送信されるキー画像データであってもその都度作成されるため、高いセキュリティ性を維持できるし、保護を行う人はキー画像データを常時保存しておく必要がない。
更に、複数の関係者に異常発生を認識させ、そのうち対処できる人がキー画像データを入手して異常発生元の住戸に入ることができるため、居住者のプライバシーに配慮しながら速やかに対処できる。
また、複数の人物に通知しても誰が解錠したかを把握することが可能であり、対処の遅れ等を管理できる。
尚、上記集合住宅インターホンシステムでは、メールの送信に制御機104を介しているが、これにかぎらず、居室親機102から無線LAN等で居室内の無線アクセスポイントに接続して、制御機104を介さずに公衆通信ネットワークNを介して監視装置105にメールを送信しても良い。
また、監視装置105を公衆通信ネットワークNを介して直接居室親機102と接続した上記図2の構成は、集合住宅の個々の居室親機102に対しても適用でき、このように構成しても1台の監視装置105により集合住宅全体の居室親機102を一括管理できる。
1・・玄関子機、2・・居室親機、3・・玄関扉、4・・電気錠、5・・監視装置(監視手段)、6・・携帯電話(携帯端末)、7・・異常検知センサ、11・・呼出ボタン、12・・玄関カメラ、21・・錠制御部、27・・親機CPU(親機通信制御部)、28a・・親機通信インターフェース(親機通信部)、51・・画像生成部、52・・タイマー部、56・・監視装置CPU(画像比較部、監視制御部)、61・・表示部(画像表示部)、101・・集合玄関機、102・・居室親機、104・・制御機(外部通信手段)、105・・監視装置(監視手段)、108・・携帯電話(携帯端末)、109・・異常検知センサ、112・・集合玄関カメラ、121・・錠制御部、127・・親機CPU(オートドア制御部、親機通信制御部)、151・・画像生成部、152・・タイマー部、156・・監視装置CPU(画像比較部、監視制御部)、N・・公衆通信ネットワーク。

Claims (12)

  1. 住戸外に設置されて居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するための玄関カメラを備えた玄関子機と、住戸内に設置されて前記玄関子機からの呼び出しに応答する機能及び前記玄関カメラで撮像された映像を表示するモニタ、玄関扉の電気錠を解/施錠する錠制御部を備え、更に異常検知センサが接続された居室親機とを有するインターホンシステムであって、
    前記玄関カメラが撮像した画像が所定の画像データであったら、前記電気錠を解錠するための解錠許可信号を出力する監視手段を備え、
    前記監視手段は、前記異常検知センサの検知動作を受けて前記電気錠を解錠するためのキー画像データを生成する画像生成部と、生成したキー画像データの有効期限を管理するタイマー部と、前記玄関カメラが撮像した画像と前記キー画像データとを比較する画像比較部と、前記キー画像データを公衆通信ネットワークを介して画像表示部を有する所定の携帯端末に送信する通信部と、を備えて、
    前記監視手段から送信された前記キー画像データを表示した前記携帯端末の画面が前記玄関カメラに撮像されると、前記画像比較部により玄関カメラ撮像画像と前記キー画像データとが比較され、所定の条件を満たしたら前記解錠許可信号が前記居室親機に送信され、前記錠制御部が前記電気錠を解錠することを特徴とするインターホンシステム。
  2. 住戸外に設置されて居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するための玄関カメラを備えた玄関子機と、住戸内に設置されて前記玄関子機からの呼び出しに応答する機能及び前記玄関カメラで撮像された映像を表示するモニタ、玄関扉の電気錠を解/施錠する錠制御部を有し、更に異常検知センサが接続された居室親機とを有するインターホンシステムであって、
    前記居室親機は、公衆通信ネットワークを介して外部機器と通信を行う親機通信部、及び通信を制御する親機通信制御部を有すると共に、前記電気錠を解錠するための解錠許可信号を出力する監視手段が、公衆通信ネットワークを介して前記居室親機と通信を可能とし、
    前記監視手段は、前記異常検知センサの動作を受けて前記居室親機が出力する異常検知信号を受けて前記電気錠解錠のためのキー画像データを生成する画像生成部と、生成したキー画像データの有効期限を管理するタイマー部と、前記玄関カメラが撮像した画像と前記生成画像とを比較する画像比較部と、前記居室親機及び所定の携帯端末と公衆通信ネットワークを介して通信を実施する監視制御部とを有し、
    前記監視制御部は、前記異常検知信号を受けて、画像表示部を有する所定の1乃至複数の携帯端末に対して異常通知情報を送信し、更に前記異常通知情報を受信した前記携帯端末から画像データの要求を受けたら前記生成したキー画像データを返信し、
    前記監視手段から送信された前記キー画像データを表示した前記携帯端末の画面が前記玄関カメラに撮像されたら、前記親機通信制御部が撮像した画像を画像監視手段に送信し、
    前記画像比較部により玄関カメラ撮像画像と前記生成したキー画像データとが比較され、所定の条件を満たしたら前記解錠許可信号が前記居室親機に送信され、前記錠制御部が前記電気錠を解錠することを特徴とするインターホンシステム。
  3. 前記携帯端末及び前記監視手段は通話機能を有する一方、前記居室親機の前記通信制御部は、前記玄関カメラの撮像画像から前記錠制御部が前記電気錠を解錠したら、解錠情報を前記監視手段に送信し、
    前記監視手段は、前記解錠情報を受けて前記キー画像データを提示した前記携帯端末或いは前記居室親機のいずれかと通話路を確保することを特徴とする請求項2記載のインターホンシステム。
  4. 前記居室親機の前記通信制御部は、前記異常検知センサの動作情報に加えて前記電気錠の動作情報を前記監視手段に送信することを特徴とする請求項2又は3記載のインターホンシステム。
  5. 前記玄関カメラは、前記玄関子機が呼出操作されてから一定時間撮像を行い、前記錠制御部は前記玄関カメラが撮像を行なっている期間のみ解錠を実施することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のインターホンシステム。
  6. 前記玄関子機は、前記異常検知センサの検知動作を受けて警報発報する警報部を有し、
    前記キー画像データにより前記錠制御部が前記電気錠を解錠したら、前記警報部の警報が停止することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のインターホンシステム。
  7. 前記画像比較部は、前記玄関カメラの撮像画像が前記生成したキー画像データと一致しても、前記有効期限を過ぎていたら前記解錠許可信号を送信せずに期限切れ信号を送出することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のインターホンシステム。
  8. 前記異常検知センサが、居住者に生じた異常を感知する生活異変センサであって、
    前記監視手段は、前記生活異変センサの検知動作を受けて起動することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のインターホンシステム。
  9. 集合住宅のエントランスに設置されて居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するための集合玄関カメラを備えた集合玄関機と、集合住宅の個々の住戸内に設置されて前記集合玄関機からの呼び出しに応答する機能及び前記集合玄関カメラで撮像された映像を表示するモニタ、集合玄関のオートドアを制御するオートドア制御部を備え、更に異常検知センサが接続された居室親機と、前記集合玄関機及び前記居室親機を制御する制御機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、
    前記集合玄関カメラが撮像した画像が所定の画像データであったら、前記オートドアを解錠するための解錠許可信号を出力する監視手段が前記制御機に接続される一方、前記居室親機は、前記異常検知センサが異常検知動作したら異常検知信号を前記監視手段に送信する親機制御部を有し、
    前記監視手段は、前記異常検知信号を受けて、前記オートドアを解錠するためのキー画像データを生成する画像生成部と、生成したキー画像データの有効期限を管理するタイマー部と、前記集合玄関カメラが撮像した画像と前記生成画像とを比較する画像比較部と、前記キー画像データを公衆通信ネットワークを介して画像表示部を有する所定の携帯端末に送信する通信部とを有し、
    前記監視手段から送信された前記キー画像データを表示した前記携帯端末の画面を前記集合玄関カメラが撮像したら、前記親機制御部が撮像画像データを前記制御機を介して前記監視手段に送信し、
    前記監視手段の前記画像比較部が、集合玄関カメラの撮像画像と生成したキー画像データとを比較して、所定の条件を満たしたら解錠許可信号を前記居室親機に送信し、前記オートドア制御部が前記オートドアを解錠することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  10. 集合住宅のエントランスに設置されて居住者を呼び出して通話する機能及び来訪者を撮像するための集合玄関カメラを備えた集合玄関機と、集合住宅の個々の住戸内に設置されて前記集合玄関機からの呼び出しに応答する機能及び前記集合玄関カメラで撮像された映像を表示するモニタ、集合玄関のオートドアを制御するオートドア制御部を備え、更に異常検知センサが接続された居室親機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、
    前記居室親機が公衆通信ネットワークを介して外部機器と通信を実施するための外部通信手段を有して、前記オートドアを解錠するための解錠許可信号を出力する監視手段が前記公衆通信ネットワークを介して前記居室親機と通信を可能とすると共に、前記居室親機は前記監視手段との通信を制御する親機通信制御部を有し、
    前記監視手段は、前記異常検知センサの動作を受けて前記居室親機が出力する異常検知信号を受信したら前記オートドア解錠のためのキー画像データを生成する画像生成部と、生成したキー画像データの有効期限を管理するタイマー部と、前記玄関カメラが撮像した画像と前記生成画像とを比較する画像比較部と、前記居室親機及び所定の携帯端末と公衆通信ネットワークを介して通信を実施する監視制御部とを有し、
    前記監視制御部は、前記異常検知信号を受けて、画像表示部を有する所定の1乃至複数の携帯端末に対して異常通知情報を送信し、更に前記異常通知情報を受信した前記携帯端末から前記キー画像データの要求を受けたら前記生成したキー画像データを返信し、
    前記監視手段から入手した前記キー画像データを表示した前記携帯端末の画面を前記集合玄関カメラが撮像したら、撮像した画像データを前記親機通信制御部が前記監視手段に送信し、
    前記画像比較部により、集合玄関カメラの撮像画像データと前記生成したキー画像データとが比較され、所定の条件を満たしたら解錠許可信号が前記居室親機に送信され、前記オートドア制御部が前記オートドアを解錠することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  11. 前記画像比較部は、前記集合玄関カメラの撮像画像が前記生成したキー画像データと一致しても、前記有効期限を過ぎていたら前記解錠許可信号を送信せずに期限切れ信号を送出することを特徴とする請求項9又は10記載の集合住宅インターホンシステム。
  12. 前記異常検知センサが、居住者に生じた異常を感知する生活異変センサであって、
    前記監視手段は、前記生活異変センサの検知動作を受けて起動することを特徴とする請求項9乃至11の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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