JP2003535283A - 表面の微小硬度が向上したオーバーランニングクラッチプーリー - Google Patents

表面の微小硬度が向上したオーバーランニングクラッチプーリー

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JP2003535283A JP2002500124A JP2002500124A JP2003535283A JP 2003535283 A JP2003535283 A JP 2003535283A JP 2002500124 A JP2002500124 A JP 2002500124A JP 2002500124 A JP2002500124 A JP 2002500124A JP 2003535283 A JP2003535283 A JP 2003535283A
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clutch
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メアリィ−ジョー リストン
ジョン ミラー
ロバート フレイヤー
ランダル キング
ラッセル モナハン
ウィリアム アリソン
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/20Freewheels or freewheel clutches with expandable or contractable clamping ring or band
    • F16D41/206Freewheels or freewheel clutches with expandable or contractable clamping ring or band having axially adjacent coils, e.g. helical wrap-springs

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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリーは、協働して入力装置と出力装置を回転方向に係合させる、滑車部材、滑車部材内にほぼ同心状に設けられたハブ部材、クラッチ部材を備えている。滑車部材は好ましくは、入力装置に係合するようになっている滑車入力部と、滑車クラッチ面を形成する滑車クラッチ部を有する。同様にハブ部材は好ましくは、出力装置に係合するようになっているハブ出力部と、ハブクラッチ面を形成するハブクラッチ部を有する。好ましい実施例では滑車クラッチ面またはハブクラッチ面またはその両方が、ハブ出力部より大きい微小硬度を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
この発明は、一般的にはオーバーランニングクラッチ分野における装置、より
具体的には自動車エンジンによって、ベルトを介して駆動される補機に用いる改
良されたオーバーランニングクラッチプーリーに関する。
【0002】
【背景】
自動車エンジンの作動中に、様々な補機を駆動し、作動させるために駆動ベル
トが通常使われる。これらの補機の一つに、自動車に電力を供給する自動車用オ
ルターネータ(交流発電機)がある。駆動ベルトのいくつかの構造が用いられて
いるが、いくつかの補機を駆動する多軸掛け構造が現在最も好まれている。多軸
掛け構造は、エンジン(「出力装置」)のクランク軸に接続された駆動プーリー
と、駆動プーリーに掛け渡された駆動ベルトから成る。駆動ベルトはまた、様々
な補機(「入力装置」)の入力軸に接続された一つかそれ以上の従来の従動プー
リーにも掛け渡されている。
【0003】 大半の従来の従動プーリーは、オーバーランニング機能のない一体設計で形成
されている。言い換えると、従来の従動プーリーは入力軸に固定的に取り付けら
れており、従動プーリーの部分と入力軸間の相対回転運動を許容することができ
ない。オーバーランニング能力の欠如と、補機による大きな慣性の発生により、
駆動ベルトが入力軸に対して突然減速すると、駆動ベルトと従動プーリーの間で
相対的なスリップが起きることがある。この相対的なスリップは、聴覚的見地か
らいらいらさせる鳴きや、機械的見地から望ましくない駆動ベルトの過度の摩耗
を引き起こす可能性がある。
【0004】 通常の駆動状況において、駆動ベルトは入力軸に対して急激な減速を受けるこ
とがよくある。この状況は、たとえばスロットルを広く開けた加速状態での第1
ギアから第2ギアへのシフト中に起きることがある。この状況は、シフト直後に
スロットルが閉じられると悪化する。このような状況において、駆動ベルトは急
速に減速するが、補機からの高い慣性を受けている従動プーリーは、駆動ベルト
と従動プーリー間の摩擦にも係わらず高回転速度を維持する。
【0005】 急激な減速の場合に加え、駆動ベルトは、耳に聞こえる振動や望ましくない摩
耗を引き起こす他の状況に曝されることもある。一例として、従来の従動プーリ
ーを有する多軸掛け機構は、(燃費を向上させる)極端に低いアイドルエンジン
速度を有する自動車エンジンに用いられることがある。このような状況では、前
記機構は、自動車エンジンの定期的なシリンダーの爆発により、固有周波数内で
同機構の共鳴および駆動ベルトの耳に聞こえる振動や摩耗を引き起こすとき、駆
動ベルトの「ばたつき」を生じる。
【0006】 従来の従動プーリーの欠点、すなわち駆動ベルトの鳴き、摩耗、振動は、従来
の従動プーリーの代わりに、オーバーランニングクラッチプーリーを用いること
によって避けられる。オーバーランニングクラッチプーリーは、駆動ベルトの急
激な減速の後で、プーリーが同じ速度で同じ回転方向に回転し続けることを許容
する。ある意味でオーバーランニングは、自転車の後輪ハブのように機能する;
従来の自転車の後輪ハブと後輪は、自転車のペダルとクランク軸の急激な減速の
後でさえも、同じ回転速度で同じ回転方向に回転し続ける。オーバーランニング
クラッチプーリーの一例は、本発明と同じ譲受人に与えられ、ここに言及するこ
とによって全体が組み込まれた米国特許・5598913に記載されている。
【0007】 新しい自動車の顧客の多くは、新しい自動車に対して長寿命と少ない修理回数
を要求しているので、他の分野ではないとしても、自動車の分野では、耐摩耗性
が向上したオーバーランニングクラッチプーリーを開発する必要がある。本発明
は、オーバーランニングクラッチプーリー全体を特定の表面微小硬度を有するよ
うに形成したり、処理すれば、オーバーランニングクラッチプーリーの摩耗を減
少することができるが、このような処理は、オーバーランニングクラッチプーリ
ーのコストや、場合によっては重量の増加を招くかもしれない。本発明は、オー
バーランニングクラッチのコストと重量を最小限に抑えつつ、耐摩耗性を向上さ
せる特徴を有するオーバーランニングクラッチプーリーを提供する。
【0008】
【好ましい実施例の詳細説明】
本発明の好ましい実施例の下記説明はこの発明の範囲を、実施例に限定するこ
とを意図したものではなく、オーバーランニングクラッチの分野の当業者が、こ
の発明を実施し、用いることができるようにするためのものである。
【0009】 図1に示すように、本発明は、入力装置12と出力装置14を回転方向に係合
させるためのオーバーランニングクラッチプーリー10を備えている。オーバー
ランニングクラッチプーリー10は、駆動ベルト16を入力装置12とし、円筒
軸18を出力装置14として用いられるようになっている。より具体的には、オ
ーバーランニングクラッチプーリー10は、溝が形成された面を有する駆動ベル
ト16と、自動車用オルターネータの円筒軸18に用いるように設計されている
。しかしオーバーランニングクラッチプーリー10は、他の環境では、滑らかな
ベルト、歯付きベルト、V形ベルト、あるいは歯付きギアも含む他の適当な入力
装置、および多角形軸等の他の適当な出力装置に用いてもよい。さらにオーバー
ランニングクラッチプーリー10は、回転入力の役割を交代して行う2つの装置
、および実際は回転入力を出す「出力装置」と実際は回転入力を受ける「入力装
置」と共に用いることもできる。このような実施例においては、「入力装置」「
出力装置」の用語は入替え可能である。
【0010】 図2に示すように、好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリー1
0は、協働して駆動ベルトと円筒軸に係合する、滑車部材20と、滑車部材20
内にほぼ同心状に位置するハブ部材22と、クラッチ部材24を備えている。滑
車部材20は、好ましくは入力装置に係合するようになっている滑車入力部26
、滑車クラッチ面30を形成する滑車クラッチ部28を備えている。同様にハブ
部材22は、好ましくは出力装置に係合するようになっているハブ出力部32と
、ハブクラッチ面36を形成するハブクラッチ部34を備えている。好ましい実
施例では、滑車クラッチ面30、ハブクラッチ面36のどちらかまたは両方が、
コストと重量を最小限に抑えつつオーバーランニングクラッチプーリー10の耐
摩耗性を増大させる、ハブ出力部32より大きい表面微小硬度を有する。別の実
施例のオーバーランニングクラッチプーリーは、オーバーランニングクラッチプ
ーリーの内部にゴミが入ったり、グリースが外に漏れるのを実質的に防ぐシール
部材や、滑車部材、ハブ部材、クラッチ部材の機能に実質的に干渉しない他の適
当な要素等の他の要素を備えていてもよい。
【0011】 好ましい実施例の滑車部材20の滑車入力部26は、駆動ベルトに係合する役
目をする。滑車部材20と駆動ベルトの回転方向および軸方向のスリップを実質
的に防ぐために、滑車入力部26は、好ましくは2つの滑車入力肩部40と、少
なくとも一つの滑車入力溝42を有する滑車入力面38を形成する。またはその
代わりに滑車入力部26には、歯付き面、リブ付き面などの、入力装置に係合す
る他の面を形成してもよい。滑車入力面38は、好ましくは(オーバーランニン
グクラッチプーリー10の回転軸線から遠ざかる方向に)外側を向いており、好
ましくはほぼ円筒形である。滑車入力部26は、好ましくは鋼などの従来の構造
材料で従来の方法で形成されるが、他の適当な材料で、他の適当な方法で形成し
てもよい。
【0012】 好ましい実施例のハブ部材22のハブ出力部32は、円筒軸に係合するように
なっている。ハブ出力部32は、好ましくは(オーバーランニングクラッチプー
リー10の組立体を円筒軸に組付け、心合わせする機能がある)滑らかな部分と
、(ハブ部材22の回転を実質的に防ぎ、円筒軸に保持する機能がある)ネジ部
45と、(オーバーランニングクラッチプーリー10を円筒軸に対して容易に締
めつけ、緩めるためのアレンレンチと係合する機能がある)六角部を有するハブ
出力面44を形成する。もちろんハブ出力部32は、回転方向および軸方向スリ
ップを防ぐため、および円筒軸に係合するため、およびオーバーランニングクラ
ッチプーリー10を円筒軸に締めつけ、緩めるために、他の適当な装置を備えて
いたり、他の面を形成していてもよい。好ましくは、ハブ出力面44は、内側(
オーバーランニングクラッチプーリー10の回転軸線の方)を向いており、好ま
しくはほぼ円筒形である。ハブ出力部32は、好ましくは鋼などの従来の構造材
料で、従来の方法で形成されるが、他の適当な材料で、他の適当な方法で形成し
てもよい。
【0013】 好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリー10は、滑車部材20
とハブ部材22の相対回転運動を許容する機能がある軸受部材46を備えている
。好ましくは転がり要素型の軸受部材46は、好ましくは、滑車部材20に好ま
しくはプレス嵌めされる外レース要素48と、好ましくはハブ部材22にプレス
嵌めされる内レース要素50と、好ましくは外レース要素48と内レース要素5
0の間に設けられる玉軸受要素52と、好ましくは玉軸受要素52の両側で外レ
ース要素48と内レース要素50の間を延びる軸受シール53を備えている。あ
るいはその代わりに軸受部材46は、ジャーナル軸受またはころ軸受等の他の適
当なタイプのものでもよく、あるいは他の適当な方法で他の適当な面に取り付け
てもよい。軸受部材は従来の装置であるので、好ましくは従来の材料で、従来の
方法で製造するが、他の適当な材料で、他の適当な方法で製造してもよい。
【0014】 好ましい実施例の滑車クラッチ部28とハブクラッチ部34は、それぞれクラ
ッチ部材24と係合するための滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36を提供
する。滑車クラッチ部28は好ましくは、滑車部材20から半径方向内向きに延
びる。こうして滑車クラッチ部28は、好ましくは滑車入力部26と同じ材料で
、同じ方法で製造されるが、(下記のように)他の適当な材料で、他の適当な方
法で製造してもよい。ハブクラッチ部34は、好ましくはハブ出力部材32から
半径方向外向きに、その上を軸方向に延びる。ハブクラッチ部34は、好ましく
はハブ出力部32と同じ材料で、同じ方法で製造されるが、(下記のように)他
の適当な材料で、他の適当な方法で製造してもよい。好ましくは、ハブクラッチ
部34は、クラッチ部材24を収容するために閉じたクラッチくぼみ54を形成
する。
【0015】 好ましい実施例では、滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36は、軸方向の
隙間59を互いの間に介してほぼ隣接する位置にある。滑車クラッチ面30とハ
ブクラッチ面36は、好ましくは内側(オーバーランニングクラッチプーリー1
0の回転軸線の方)を向いており、好ましくはほぼ円筒形である。さらに滑車ク
ラッチ面30とハブクラッチ面36は、好ましくは同様の半径方向直径と同様の
軸方向長さと同様の滑らかな仕上げを有する。これらの特徴が、クラッチ部材に
最適の性能を与える。しかし滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36は、これ
らおよび他の設計仕様に関して互いに異なっていてもよい。
【0016】 好ましい実施例のクラッチ部材24は、ハブ部材22に対して滑車部材20が
第1の回転方向に加速すると、滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36に係合
し、ハブ部材22に対して滑車部材20が第1の回転方向に減速すると、滑車ク
ラッチ面30とハブクラッチ面36との係合を解除する機能がある。好ましい実
施例では、クラッチ部材24はコイルバネ58である。従来の材料で、従来の方
法で製造されるコイルバネ58は、閉じたクラッチくぼみ54内でのコイルバネ
の特定のサイズおよび向きによって、上記特徴を達成する。別の実施例では、ク
ラッチ部材24は上記特徴を達成する他の適当な装置を備えていてもよい。
【0017】 コイルバネ58は、緩んだときの直径が好ましくは滑車クラッチ面30とハブ
クラッチ面36の内径より少し大きいように設計されている。したがって、閉じ
たクラッチくぼみ54に挿入され、滑車部材20またはハブ部材22が回転運動
をしていないときは、コイルバネ58は、滑車クラッチ面30とハブクラッチ面
36の両方に摩擦係合し、外向きの力を加える。さらにコイルバネ58は、好ま
しくはコイルが滑車クラッチ面30からハブクラッチ面36に第1の回転方向に
軸方向に延びる向きに、閉じたクラッチくぼみ54内に設けられる。このような
向きにすることによって、滑車部材20とハブ部材22の相対回転運動によって
、クラッチ部材24が締まったり、緩んだりする。言い換えると、滑車部材20
がハブ部材22に対して第1の回転方向へ加速されると、コイルバネ58は緩む
方に付勢され、滑車部材20がハブ部材22に対して第1の回転方向へ減速する
と、コイルバネ58は締まる方に付勢される。
【0018】 コイルバネ58が緩むと、滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36に対する
コイルバネ58の外力が増加する傾向を示し、そのため滑車部材20とハブ部材
22は係合すなわち「ロック」する。この係合状態は、好ましくは、滑車部材2
0がハブ部材22に対して第1の回転方向に加速すると起きる。一方コイルバネ
58が締まると、滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36に対するコイルバネ
58の外向きの力が減少する傾向を示し、そのため滑車部材20とハブ部材22
は係合解除すなわち「スリップ」する。この係合解除状態は、好ましくは、滑車
部材20がハブ部材22に対して第1の回転方向に減速すると起きる。
【0019】 オーバーランニングクラッチプーリー10の「スリップ」状態の間、コイルバ
ネ58は滑車クラッチ面30またはハブクラッチ面36を横切る方向に擦れ、こ
れが上記面の摩耗を引き起こすかもしれない。同様にオーバーランニングクラッ
チプーリー10の「ロック」状態の間、コイルバネ58は強制的に滑車クラッチ
面30とハブクラッチ面36に係合し、これも上記面の摩耗を引き起こすかもし
れない。これらの面の摩耗に抗するために、滑車クラッチ面30とハブクラッチ
面36は、好ましくは十分な表面微小硬度を有するように形成されるか処理され
る。
【0020】 「表面微小硬度」という用語は、好ましくはロックウェル硬度の「C」基準で
適切に測定された表面の性質を指す。しかし場合によっては、表面を処理または
被覆して、ロックウェル硬度「C」基準に基づく測定を行うと、処理または被覆
に「孔があく」。このような場合は表面微小硬度の値は、好ましくは表面処理ま
たは被覆の距離の1/2のところで測定する。
【0021】 オーバーランニングクラッチプーリー10の残りの部分は、そのような表面微
小硬度を有するように形成または処理する必要がないので、滑車クラッチ面30
とハブクラッチ面36は、好ましくはオーバーランニングクラッチプーリー10
の残りの部分に対して、増大した表面微小硬度を有する。より具体的には、滑車
クラッチ面30とハブクラッチ面36は、好ましくはハブ出力部32より大きく
、50ロックウェル硬度「C」(「Rc」)と同等かそれより大きい表面微小硬
度を有する。この特定の表面微小硬度が、オーバーランニングクラッチプーリー
10の摩耗に抗すると共に、これらの面とオーバーランニングクラッチプーリー
10の残りの部分との表面微小硬度の違いが、コストを減らし、場合によっては
重量を減らす。好ましい実施例は、滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36の
表面微小硬度を増大させる場合について述べているが、別の実施例では、滑車ク
ラッチ面30とハブクラッチ面36の一方だけの微小硬度を増大させるようにし
てもよい。
【0022】 表面微小硬度の増大は、いくつかの異なる構造および方法で行うことができる
。本発明の第1の好ましい実施例では、この増大は、滑車クラッチ部28の滑車
クラッチ面30とハブクラッチ部34のハブクラッチ面36の処理によって達成
される。処理は好ましくは、炭素を滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36に
拡散させる工程を含む。一般的に浸炭として知られるこの処理は、冶金分野では
周知である。代わりに表面微小硬度の増大は、他の適当な処理を好ましい処理と
組み合わせるか、他の適当な処理によって行ってもよい。これらの他の適当な方
法には、浸炭窒化(大気中の少量の窒素の添加および温度が少し低いことを除け
ば浸炭に似ている)、高周波熱処理、輻射熱処理、レーザークラッディング、化
学蒸着あるいは電気メッキなどが含まれる。好ましい処理の使用により、好まし
くはハブ出力部32より大きく、50Rcと同等かそれより大きい表面微小硬度
を有する滑車クラッチ面30とハブクラッチ面36が得られる。
【0023】 図3に示すように、第2の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプー
リー10’においては、表面微小硬度の増大は、ハブクラッチ部34’とハブ出
力部32’を別々に形成して、後でそれらを結合することによって行われる。ハ
ブ出力部34’は浸炭窒化などの適当な方法を用いて処理してよく、一方ハブ出
力部32’は処理しないままでもよい。ハブクラッチ部34’は好ましくは、機
械的固定手段(図示略)によってハブ出力部32’に結合されるが、代わりに他
のいかなる適当な装置または方法で接続してもよい。この方法により、好ましく
はハブ出力部32’より大きく、50Rcと同等かそれより大きい表面微小硬度
を有するハブクラッチ面36が得られる。第2の好ましい実施例は、ハブクラッ
チ面34’とハブ出力部32’が2つの片であることしか記載していないが、本
発明の別の実施例では、滑車クラッチ部28と滑車入力部26を別々に形成して
、後で結合してもよい。
【0024】 図4に示すように、第3の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプー
リー10"においては、微小硬度の増大は、滑車クラッチ面30"と滑車クラッチ
部28を別々に形成して、後で結合し、ハブクラッチ面36"とハブクラッチ部
34を別々に形成して、後で結合することにより行われる。第2の好ましい実施
例の方法と同様に、滑車クラッチ面30"とハブクラッチ面36"は、浸炭窒化な
どの適当な方法を用いて処理し、滑車クラッチ部28とハブクラッチ部34の残
りの部分は、処理しないでおいてもよい。しかしこの実施例では、滑車クラッチ
面30"ハブクラッチ面36"は、好ましくは鋼などの金属材料で形成し、滑車ク
ラッチ部28、滑車入力部26、ハブクラッチ部34、ハブ出力部32の残りの
部分は好ましくは、非焼き入れ鋼あるいは非金属材料で形成する。滑車クラッチ
面30"とハブクラッチ面36"は、好ましくは滑車クラッチ部28とハブクラッ
チ部34に圧入によって連結するが、代わりに接着剤、機械的固定手段、成形処
理、あるいは他の適当な装置や方法で接続してもよい。第3の好ましい実施例で
は、滑車クラッチ面30"とハブクラッチ面36"は、鋼で形成し、残りの部分は
プラスチックで形成している。しかし別の実施例では、滑車クラッチ面30"と
ハブクラッチ面36"は、ハブ部材22のハブ出力部32より大きく、50Rc
と同等かそれより大きい表面微小硬度を有するように、他のいかなる適当な材料
で形成してもよい。
【0025】 図2に示すように、バネ部材を閉じたクラッチくぼみ54内に適切に位置決め
するために、好ましい実施例の滑車部材20は、滑車つば面62が形成された滑
車つば部60を備え、好ましい実施例のハブクラッチ部34にはハブフランジ面
64が形成されている。滑車つば部60は、好ましくは滑車クラッチ部28の近
くを滑車入力部26から半径方向内向きに延びる。滑車つば部62とハブフラン
ジ面64は、好ましくは閉じたクラッチくぼみ54の対向端に設けられる。こう
して滑車つば面62とハブフランジ面64は、滑車クラッチ面30とハブクラッ
チ面36と協働して、実際に閉じたクラッチくぼみ54を形成する。もちろん好
ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリー10は、閉じたクラッチく
ぼみ54内にバネ部材を適切に確実に位置決めするために、他の適当な仕掛けを
用いてもよい。これらの仕掛けは、滑車部材20またはハブ部材22の他の部分
によって形成された面や、他の適当な要素によって形成された面でもよい。滑車
クラッチ面30とハブクラッチ面36と同様に、滑車つば面62とハブフランジ
面64は好ましくは、ハブ出力部32より大きく、50Rcと同等かそれより大
きい表面微小硬度を有する。オーバーランニングクラッチプーリー10の耐摩耗
性をさらに向上させるこのような表面微小硬度の増大は、好ましくは滑車クラッ
チ面30とハブクラッチ面36について上記に説明した構造および方法の一つに
よって達成されるが、代わりに他の適当な構造または方法で達成してもよい。
【0026】 オーバーランニングクラッチプーリーの分野の技術者なら、これまでの詳細説
明および図面、クレームから分かるように、上記のクレームで定義されるこの発
明の範囲から外れずに、発明の好ましい実施例に変更を加えられることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 駆動ベルトを入力装置、円筒軸を出力装置として示す、本発明のオーバーランニ
ングクラッチプーリーの斜視図
【図2】 好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリーの、図1の2−2線に沿
った部分横断面図
【図3】 第2の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリーの、図2に似た部
分横断面図
【図4】第3の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリーの、
図2に似た部分横断面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キング ランダル アメリカ合衆国 49201 ミシガン ジャ クソン ヘンリー 1304 (72)発明者 モナハン ラッセル アメリカ合衆国 48108 ミシガン アナ ーバー シャグバーク 5845 (72)発明者 アリソン ウィリアム アメリカ合衆国 17601 ペンシルヴァニ ア ランカスター ハンターズ パス 901 Fターム(参考) 3J031 AA03 AC10 BA03 BA08 BA19 CA03 CA08 CA10 3J056 AA49 BA05 BC02 CD01 EA03 EA16 GA12 3J062 AA02 AB12 AC02 BA19 CF03 CF04 CF17

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置に係合するようになっている滑車入力部と、滑車ク
    ラッチ面を形成する滑車クラッチ部を備えた滑車部材と、 前記滑車部材内にほぼ同心状に設けられ、出力装置に係合するようになってい
    るハブ出力部と、前記滑車クラッチ面にほぼ隣接するハブクラッチ面を形成する
    ハブクラッチ部を備えたハブ部材と、 前記滑車部材が前記ハブ部材に対して第1の回転方向に加速すると、前記滑車
    クラッチ面と前記ハブクラッチ面に係合し、前記滑車部材が前記ハブ部材に対し
    て第1の回転方向に減速すると、前記滑車クラッチ面と前記ハブクラッチ面との
    係合が解除されるようになっているクラッチ部材とを備え、 前記滑車クラッチ面と前記ハブクラッチ面の一方が、ハブ出力部より大きい微
    小硬度を有する、 入力装置と出力装置を回転方向に係合させるためのオーバーランニングクラッ
    チプーリー。
  2. 【請求項2】 前記滑車入力部が、協働して入力装置としての駆動ベルトと
    係合して、前記滑車入力面と駆動ベルト間の回転方向および軸方向のスリップを
    実質的に防止する2つの滑車肩部と少なくとも一本の滑車入力溝を有する滑車入
    力面を形成している請求項1のオーバーランニングクラッチプーリー。
  3. 【請求項3】 前記滑車クラッチ面が、前記ハブ出力部より大きい表面微小
    硬度を有する請求項1のオーバーランニングクラッチプーリー。
  4. 【請求項4】 前記滑車クラッチ面が50Rcと同等かそれより大きい表面
    微小硬度の値を有する請求項3のオーバーランニングクラッチプーリー。
  5. 【請求項5】 前記滑車クラッチ面が内向きで、ほぼ円筒形である請求項3
    のオーバーランニングクラッチプーリー。
  6. 【請求項6】 前記滑車クラッチ部が前記滑車入力部と一体に形成されてい
    る請求項3のオーバーランニングクラッチプーリー。
  7. 【請求項7】 前記滑車クラッチ部が前記滑車入力部に分離して結合されて
    いる請求項3のオーバーランニングクラッチプーリー。
  8. 【請求項8】 前記滑車クラッチ部が金属材料で形成されている請求項7の
    オーバーランニングクラッチプーリー。
  9. 【請求項9】 前記滑車入力部が非金属材料で形成されている請求項8のオ
    ーバーランニングクラッチプーリー。
  10. 【請求項10】 前記滑車部材が、前記ハブ出力部より大きい表面微小硬度
    を有する滑車つば面が形成された滑車つば部をさらに備え、前記滑車クラッチ部
    と前記滑車つば部が協働して、前記クラッチ部材を収容するようになっているク
    ラッチくぼみを実質的に形成している請求項1のオーバーランニングクラッチプ
    ーリー。
  11. 【請求項11】 前記滑車つば面が50Rcと同等かそれより大きい表面微
    小硬度の値を有する請求項10のオーバーランニングクラッチプーリー。
  12. 【請求項12】 前記滑車部材と前記ハブ部材の間に設けられ、前記滑車部
    材と前記ハブ部材の相対回転運動を許容するようになっている軸受部材をさらに
    備えている請求項1のオーバーランニングクラッチプーリー。
  13. 【請求項13】 ハブ出力部に、出力装置としての円筒軸に係合するように
    なっているハブ出力面が形成されている請求項1のオーバーランニングクラッチ
    プーリー。
  14. 【請求項14】 前記ハブクラッチ面が、前記ハブ出力部より大きい表面微
    小硬度を有する請求項1のオーバーランニングクラッチプーリー。
  15. 【請求項15】 前記ハブクラッチ面が50Rcと同等かそれより大きい表
    面微小硬度の値を有する請求項13のオーバーランニングクラッチプーリー。
  16. 【請求項16】 前記ハブクラッチ面が内向きで、ほぼ円筒形である請求項
    13のオーバーランニングクラッチプーリー。
  17. 【請求項17】 前記ハブクラッチ部が前記ハブ出力部と一体に形成されて
    いる請求項14のオーバーランニングクラッチプーリー。
  18. 【請求項18】 前記ハブクラッチ部が前記ハブ出力部に分離して結合され
    ている請求項14のオーバーランニングクラッチプーリー。
  19. 【請求項19】 前記ハブクラッチ部が金属材料で形成されている請求項1
    8のオーバーランニングクラッチプーリー。
  20. 【請求項20】 前記ハブ出力部が非金属材料で形成されている請求項19
    のオーバーランニングクラッチプーリー。
  21. 【請求項21】 前記ハブ部材に、前記ハブ出力部より大きい表面微小硬度
    を有するハブフランジ面がさらに形成され、前記ハブクラッチ面と前記ハブフラ
    ンジ面が協働して、前記クラッチ部材を収容するようになっているクラッチくぼ
    みを実質的に形成している請求項1のオーバーランニングクラッチプーリー。
  22. 【請求項22】 前記ハブフランジ面が50Rcと同等かそれより大きい表
    面微小硬度の値を有する請求項21のオーバーランニングクラッチプーリー。
  23. 【請求項23】 滑車入力部と、滑車クラッチ面を形成する滑車クラッチ部
    を備えた滑車部材を設け、滑車入力部を入力装置に係合させ、 ハブ出力部と、ハブクラッチ面を形成するハブクラッチ部を備えたハブ部材を
    設け、ハブ出力部を出力装置に係合させ、 滑車クラッチ面とハブクラッチ面の一方を、ハブ出力部より大きい表面微小硬
    度を有するように処理し、 ハブ部材を、滑車クラッチ面がハブクラッチ面にほぼ隣接するように、滑車部
    材内にほぼ同心状に設け、 クラッチ部材を設け、前記滑車部材が前記ハブ部材に対して第1の回転方向に
    加速すると、クラッチ部材が前記滑車クラッチ面と前記ハブクラッチ面に係合し
    、前記滑車部材が前記ハブ部材に対して第1の回転方向に減速すると、前記滑車
    クラッチ面と前記ハブクラッチ面との係合が解除されるようにした、 入力装置と出力装置を回転方向に係合させるためのオーバーランニングクラッ
    チプーリーの製造方法。
  24. 【請求項24】 滑車クラッチ面を、ハブ出力部より大きい表面微小硬度を
    有するように処理する請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 滑車クラッチ面を50Rcと同等かそれより大きい表面微
    小硬度の値を有するように処理する請求項24の方法。
  26. 【請求項26】 滑車クラッチ部を滑車入力部と一体に形成する請求項24
    の方法。
  27. 【請求項27】 滑車クラッチ部を滑車入力部に分離して結合する請求項2
    4の方法。
  28. 【請求項28】 ハブクラッチ面を、ハブ出力部より大きい表面微小硬度を
    有するように処理する請求項23の方法。
  29. 【請求項29】 ハブクラッチ面を50Rcと同等かそれより大きい表面微
    小硬度の値を有するように処理する請求項28の方法。
  30. 【請求項30】 ハブクラッチ部をハブ出力部と一体に形成する請求項28
    の方法。
  31. 【請求項31】 ハブクラッチ部を前記ハブ出力部に分離して結合する請求
    項28の方法。
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