JPH01279117A - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

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JPH01279117A
JPH01279117A JP10632788A JP10632788A JPH01279117A JP H01279117 A JPH01279117 A JP H01279117A JP 10632788 A JP10632788 A JP 10632788A JP 10632788 A JP10632788 A JP 10632788A JP H01279117 A JPH01279117 A JP H01279117A
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JP
Japan
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grease
oil
base oil
bearing device
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP10632788A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Ono
英明 大野
Takao Yoshitsugu
孝雄 吉嗣
Yukako Nojima
野島 由佳子
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、軸受装置のうち動圧型流体軸受装置に関する
ものである。
従来の技術 従来、軸受装置において、グリースはころがシ軸受で使
用されており、すベシ軸受では使用時にかかる剪断応力
によシ見掛は粘度が変化するため、回転数により見掛は
粘度が変化し、回転トルクを算出することがむずかしく
、また、グリースのもつチャーニングやチャネリングと
いう付着性、流動特性によりトルクにむらが生じるため
、実際に用いることは極めて少なく、動圧型流体軸受に
おいても、極く一部に用いられているだけである。
動圧型流体軸受に用いられているグリースは基油に炭化
水素系合成油等を用い、ステアリン酸リチウム等の金属
石鹸を増稠剤とした金属石鹸グリースや、二硫化モリブ
デンとシリコン油から出来たペースト状のものであった
この2つの従来例においても、基油氏のもつ起動時、停
止時の油性、極圧性をおぎなうため、多量に油性剤、極
圧剤を入れた結果、グリース伏、ペースト状になったも
のである。これらのグリースを動圧型流体軸受装置の流
体として用いた場合、比較的低回転、低剪断応力であれ
ば問題は生じないが、近年、家電製品、事務機器等の民
生機器の小型化、高品位、高精度化にともない回転主軸
部に要求される特性もさらに厳しいものとなってきてお
り従来のグリースでは対応が難しくなった。
以下図面を参照しながら上記した従来の流体軸受装置の
一例について説明する。
従来に例として第1図にスラスト軸受を示す。
第1図において、1は軸であシ、2はスリーブである。
3は軸1に設けられた溝に挿着された軸抜は止めで、4
は潤滑グリースで、基油にポリd−オレフィン(動粘度
■1 oo℃、 5.46cst 。
粘度指数133)を用いた稠度(W)274のステアリ
ン酸リチウムグリースである。6はスラスト板であり、
6は軸1またはスラスト板6のいずれか一方に設けられ
たスパイラル型動圧発生溝である。第1図に示すように
潤滑グリース4はグリース自身の付着力により保持され
ていることが分かる。
また、第2図はラジアル軸受とスラスト軸受を組み合わ
した流体軸受装置の従来例である。第2図において、7
は軸であり、8はスリーブである。
9は軸7に設けられた溝に挿着された軸抜は止めで、1
0は潤滑グリースである。11はクラス1−板であり、
12はスラスト板11に設けられたスパイラル型動圧発
生溝である。13a、および13bはスリーブ8に設け
られた動圧発生溝である。14は軸7とスリーブ8の軸
受部との間に自己の表面張力により保持された潤滑油で
ある。15はプラグ、/)である。潤滑グリース1oは
基油にポリ−α−オレフィン(動粘度■100℃、9.
62cst、粘度指数124)を用いた稠度(ス)28
2のステアリン酸リチウムグリースである。
また、潤滑油14はスクワランを基油にしたものである
。第2図も第1図と同様に潤滑グリース1゜はグリース
自身の付着力により保持されていることが分かる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成においては、従来の金属
石鹸グリースでは、高回転、高加速度による基油と増稠
剤の比重差による分離、高剪断応力による増稠剤の微細
化、等の問題が発生し、グリースの見掛は粘度の低下に
よる軸受剛性等の性能低下、軸受の停止状態に於けるグ
リースの稠度低下に伴うグリース付着力の低下、および
流失、更には軸受の焼付きを起こすという課題が生じた
本発明は上記課題に鑑み、グリースの見掛は粘度の低下
、グリース付着力の低下を防ぎ、高回転、高加速度、高
剪断応力に対応した流体軸受装置を提供するものである
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の流体軸受装置は、オ
レフィン系、またはジエステル系、またはネオペンチル
ポリオールエステル系の合成油、まだはスクワラン、ま
たはナフテン系鉱油のうちのいずれか一種類、またはそ
れらの混合油を基油とし、ウレア化合物を増稠剤とした
グリース(以下ウレアグリースという)を流体として用
いたものである。
このウレアグリースは、近年転がり軸受に用いられはじ
めたグリースであり、見掛は粘度の剪断依存性が大きく
、高温下で固化しやすいという性質があり、すべり軸受
、及び動圧型流体軸受には優ムられることがなかったが
、本発明ではウレアグリースの持つ付着力の強さ、剪断
応力に強いという特長を生かすため、多角的に検討し、
流体軸受装置に用いた。
ウレアグリースのなかでも流体軸受装置に適しだものと
、そうでないものがあり、具体的には、式 %式% (式中R2は炭素数6乃至16の芳香族基、R1および
R3は炭素数6乃至12の置換基を有する芳香族基、ま
だは置換基を有しない芳香族基、および、置換基を有す
るフルフリIし基、または置換基を有しないフルフリル
基)で表されるジウレア化合物を増稠剤とし、オレフィ
ン系、またはジエステル系、マタハネオペンチルポリオ
ールエステル系の合成油、またはスクワラン、またはナ
フテン系鉱油のうちのいずれか一種類、またはそれらの
混合油を基油としたウレアグリース、または式%式% (式中R1は炭素数12乃至24の脂肪族炭化水素基、
R2は2価のトリアジン誘導体基であり、R3は炭素数
6乃至15の芳香族基、まだはその誘導体基、R4は炭
素数2乃至24の脂肪族炭化水素基まだはその誘導体基
、および炭素数6乃至10の芳香族基、またはその誘導
体基)で表されるトリウレア化合物を増稠剤とし、オレ
フィン系、またはジエステル系、またはネオペンチルポ
リオールエステル系の合成油、またはスクワラン、また
はナフテン系鉱油のうちのいずれか一種類、およびそれ
らの混合油を基油としたウレアグリース、または、さら
に特願昭58−116866号(発明の名称、ポリウレ
アグリース組成物)に開示された組成を組み合わせウレ
アグリース等が好ましい。
一方、特公昭63−9243号公報(発明の名称、ポリ
ュリア増稠した潤滑剤)、および特公昭56−1115
8号公報(発明の名称、ジウレアグリース組成物)に開
示されたものは第1図に示すような流体軸受装置に用い
た場合、硬化し流体として機能しない為好ましくない。
作  用 本発明は上記したウレアグリースを用いることによって
、従来の金属石鹸系グリースが比較的長い繊維状結晶購
造の絡まりによりグリース特有の硬さ、稠度を示してい
るのに対し、ウレアグリースでは、ウレア化合物の比校
的短い結晶が分子中のウレア基の持つ水素に起因した強
固な水素結合によってグリース特有の硬さ、稠度を示し
ている。
この差は、ウレアグリースの持つ剪断応力に強い、また
3次元的網目溝造が壊れないため基油が毛管力により保
持されやすい、即ち基油と増稠剤の分離を抑え、高剪断
応力による稠度低下、更に付着力低下によるグリースの
流失、軸受の焼付きを抑えることとなる。
実施例 以下本発明の実施例の流体軸受装置について説明するが
本発明はこれによシなんら限定されるものではない。
実施例1 2−オクタデシルウレイド−4−オクタデカノイルアミ
ノ−1,3,5−トリアジン98.1gと、ヘキサデシ
ルアミン16.9gと、P−アニンジン8.6gと、ジ
フェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート35.0
gからなるトリウレアを増稠剤とし、ペンタエリスリト
ールテトラカプレート841.49を基油として得られ
たトリウレアグリース組成物(特公昭61−2716号
公報、実施例4参照)を潤滑グリースとした、第2図に
示した流体軸受装置。
実施例2 特願昭59−87844号(発明の名称、ウレアグリー
スの組成物)の実施例の第1表の&1にちる、バラドア
レイジン13.849と、ジフェニ!レメタンー4.4
’−ジイソシアネー) 16.169からなるジウレア
を増稠剤とし、実施例の第1表の煮1では基油は鉱油1
70gとなっているが、基油のみをポリ−α−オレフィ
ン1709(動粘度■100’O、9,62cst、粘
度指数124)とした、第2図に示した流体軸受装置。
実施例3 新日鐵化学株式会社製ウレアグリース「シンループワイ
ドテンプWTJを潤滑グリースとした、第2図に示した
流体軸受装置。
比較例1 特公昭53−9243号公報(発明の名称、ポリュリア
増稠した潤滑剤)の実施例1にある、ジオクタデシルア
ミン120gと、3 、3’−ビトリレノ−4,4′−
ジイソシアネート30gからなるポリュリアを増稠剤と
し、基油にポリーd−オレフィン(動粘度■1oO℃、
9.62cst、粘度指数124)900gを用いた、
稠度(1A)285のウレアグリースを潤滑グリースと
した、第2図に示した流体軸装置。
比較例2 特公昭55−11156号公報(発明の名称、ジウレア
グリース組成物)の実施例1にある、ジフェニルメタン
−4,4′−ジイソシアネー)8.08gと、オクタデ
シルアミン8 、709と、シクロヘキシルアミン3.
2gからなるジウレアを増稠剤とし、鉱油(動粘度■1
00℃、 10.3cgt )174 gを用いたウレ
アグリースを潤滑グリースとした、第2図に示しだ流体
軸受装置。
比較例3 市販のステアリン酸リチウムグリース(基油にポリ−α
−オレフィン(動粘度■100℃、9.62cst、粘
度指数125程度)を用いた、稠度2号)を潤滑グリー
スとした、第2図に示した流体軸受装置。
比較例4 市販のアルミニウムコンプレックス型石鹸グリ2(M油
K)−2エチルヘキシルセパゲート((動粘度■100
℃、 3.31 cst、粘度指数149程度)を用い
た、稠度2号)を潤滑グリースとした、第2図に示した
流体軸受装置。
上記実施例1から3、ならびに、比較例1から4の流体
軸受装置において、軸7を静止時から2000Orpm
までを3秒で起動でき、かつ2000Orpm回転時か
ら6秒で静止状態まで減速することの出来る図に示して
いないモータによ枚80℃の環境において30秒回転3
0秒停止の間欠運転を行い各時間毎にスラスト板11を
はずしグリースの観察を行った。また各流体軸受装置の
グリースにかかる剪断応力は、4〜7X105s””1
程度である。
観察の結果を表−1に示す。
表−1から本発明の流体軸受装置がいかに安定したもの
かが明らかである。
発明の効果 以上のように本発明は流体軸受装置の流体として、オレ
フィン系、またはジエステル系、またはネオペンチルポ
リオールエステル系の合成油、またはスクワラン、また
はナフテン系鉱油のうちのいずれか一種類、またはそれ
らの混合油を基油とし、ウレア化合物を増稠剤としたグ
リースを用いたことにより、基油と増稠剤の分離を抑え
、高剪断応力による稠度低下、更に付着力低下によるグ
リースの流失、軸受の焼付きを抑えることができる。1
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ならびに従来例のスラスト軸受の構成を
示した図、第2図は本発明ならびに従来例のラジアル軸
受とスラスト軸受を組み合わした流体軸受装置の構成を
示した図である、1.7・・・・・・軸、2,8・・・
・・・スリーブ、3.9・・・・・・軸抜は止め、4,
1o・・・・・・潤滑グリース、5゜11・・・・・・
スラスト板、θ、12・・・・・・スパイラル型動圧発
生溝、13a、13b・・・・・・動圧発生溝、14・
・・・・・潤滑油、15・・・・・・ブラケット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 軸とスリーブからなり、前記軸とスリーブの互いに対向
    する軸受面のいずれか一方に動圧発生溝を形成した流体
    軸受装置において、オレフィン系、またはジエステル系
    、またはネオペンチルポリオールエステル系の合成油、
    またはスクワラン、またはナフテン系鉱油のうちのいず
    れか一種類、またはそれらの混合油を基油とし、ウレア
    化合物を増稠剤としたグリースを流体として用いたこと
    を特徴とする流体軸受装置。
JP10632788A 1988-04-28 1988-04-28 流体軸受装置 Pending JPH01279117A (ja)

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JP10632788A JPH01279117A (ja) 1988-04-28 1988-04-28 流体軸受装置

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JPH01279117A true JPH01279117A (ja) 1989-11-09

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ID=14430815

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001092741A1 (en) * 2000-05-31 2001-12-06 Ntn Corporation Over-running clutch pulley with clutch and bearing lubricant
CN103562363A (zh) * 2011-05-31 2014-02-05 出光兴产株式会社 轴承用润滑脂
US8916509B2 (en) 2011-02-10 2014-12-23 Moresco Corporation Bearing lubricant and use thereof

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US9206371B2 (en) 2011-05-31 2015-12-08 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Bearing grease

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