JP2003535278A - スリップ手段を有するオーバーランニングクラッチプーリー - Google Patents

スリップ手段を有するオーバーランニングクラッチプーリー

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JP2003535278A JP2002500117A JP2002500117A JP2003535278A JP 2003535278 A JP2003535278 A JP 2003535278A JP 2002500117 A JP2002500117 A JP 2002500117A JP 2002500117 A JP2002500117 A JP 2002500117A JP 2003535278 A JP2003535278 A JP 2003535278A
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clutch
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ラッセル モナハン
ランダル キング
ロバート フレイヤー
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/20Freewheels or freewheel clutches with expandable or contractable clamping ring or band
    • F16D41/206Freewheels or freewheel clutches with expandable or contractable clamping ring or band having axially adjacent coils, e.g. helical wrap-springs

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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 発明の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリーは、滑車部材、滑車部材内にほぼ同心状に位置するハブ部材、クラッチ部材、スリップ手段を備え、それらが協働して入力装置と出力装置を回転自在に係合させる。滑車部材は好ましくは、入力装置に係合するようになっている滑車入力部と、滑車クラッチ面を形成する滑車クラッチ部を有する。同様にハブ部材は好ましくは、出力装置に係合するようになっているハブ出力部と、ハブクラッチ面を形成するハブクラッチ部を有する。好ましい実施例では、スリップ手段は、滑車部材が前記ハブ部材に対して第1の回転方向に減速すると、ハブクラッチ面に対してはほぼ係合した状態を保ち、滑車クラッチ面に対してスリップするように、クラッチ部材に影響を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
この発明は、一般的にはオーバーランニングクラッチ分野における装置、より
具体的には自動車エンジンによって、ベルトを介して駆動される補機に用いる改
良されたオーバーランニングクラッチプーリーに関する。
【0002】
【背景】
自動車エンジンの作動中に、様々な補機を駆動し、作動させるために駆動ベル
トが通常使われる。これらの補機の一つに、自動車に電力を供給する自動車用オ
ルターネータ(交流発電機)がある。駆動ベルトのいくつかの構造が用いられて
いるが、いくつかの補機を駆動する多軸掛け構造が現在最も好まれている。多軸
掛け構造は、エンジン(「出力装置」)のクランク軸に接続された駆動プーリー
と、駆動プーリーに掛け渡された駆動ベルトから成る。駆動ベルトはまた、様々
な補機(「入力装置」)の入力軸に接続された一つかそれ以上の従来の従動プー
リーにも掛け渡されている。
【0003】 大半の従来の従動プーリーは、オーバーランニング機能のない一体設計で形成
されている。言い換えると、従来の従動プーリーは入力軸に固定的に取り付けら
れており、従動プーリーの部分と入力軸間の相対回転運動を許容することができ
ない。オーバーランニング能力の欠如と、補機による大きな慣性の発生により、
駆動ベルトが入力軸に対して突然減速すると、駆動ベルトと従動プーリーの間で
相対的なスリップが起きることがある。この相対的なスリップは、聴覚的見地か
らいらいらさせる鳴きや、機械的見地から望ましくない駆動ベルトの過度の摩耗
を引き起こす可能性がある。
【0004】 通常の駆動状況において、駆動ベルトは入力軸に対して急激な減速を受けるこ
とがよくある。この状況は、たとえばスロットルを広く開けた加速状態での第1
ギアから第2ギアへのシフト中に起きることがある。この状況は、シフト直後に
スロットルが閉じられると悪化する。このような状況において、駆動ベルトは急
速に減速するが、補機からの高い慣性を受けている従動プーリーは、駆動ベルト
と従動プーリー間の摩擦にも係わらず高回転速度を維持する。
【0005】 急激な減速の場合に加え、駆動ベルトは、耳に聞こえる振動や望ましくない摩
耗を引き起こす他の状況に曝されることもある。一例として、従来の従動プーリ
ーを有する多軸掛け機構は、(燃費を向上させる)極端に低いアイドルエンジン
速度を有する自動車エンジンに用いられることがある。このような状況では、前
記機構は、自動車エンジンの定期的なシリンダーの爆発により、固有周波数内で
同機構の共鳴および駆動ベルトの耳に聞こえる振動や摩耗を引き起こすとき、駆
動ベルトの「ばたつき」を生じる。
【0006】 従来の従動プーリーの欠点、すなわち駆動ベルトの鳴き、摩耗、振動は、従来
の従動プーリーの代わりに、オーバーランニングクラッチプーリーを用いること
によって避けられる。オーバーランニングクラッチプーリーは、駆動ベルトの急
激な減速の後で、プーリーが同じ速度で同じ回転方向に回転し続けることを許容
する。ある意味でオーバーランニングは、自転車の後輪ハブのように機能する;
従来の自転車の後輪ハブと後輪は、自転車のペダルとクランク軸の急激な減速の
後でさえも、同じ回転速度で同じ回転方向に回転し続ける。オーバーランニング
クラッチプーリーの一例は、本発明と同じ譲受人に与えられ、ここに言及するこ
とによって全体が組み込まれた米国特許・5598913に記載されている。
【0007】 新しい自動車の顧客の多くは、新しい自動車に対して長寿命と少ない修理回数
を要求しているので、他の分野ではないとしても、自動車の分野では、耐摩耗性
が向上したオーバーランニングクラッチプーリーを開発する必要がある。本発明
は、オーバーランニングクラッチプーリーのコストを最小限に抑えつつ、耐摩耗
性を向上させる特徴を有するオーバーランニングクラッチプーリーを提供する。
【0008】
【好ましい実施例の詳細説明】 本発明の好ましい実施例の下記説明はこの発明の範囲を、実施例に限定するこ
とを意図したものではなく、オーバーランニングクラッチの分野の当業者が、こ
の発明を実施し、用いることができるようにするためのものである。
【0009】 図1に示すように、本発明は、入力装置12と出力装置14を回転方向に係合
させるためのオーバーランニングクラッチプーリー10を備えている。オーバー
ランニングクラッチプーリー10は、駆動ベルト16を入力装置12とし、円筒
軸18を出力装置14として用いられるようになっている。より具体的には、オ
ーバーランニングクラッチプーリー10は、溝が形成された面を有する駆動ベル
ト16と、自動車用オルターネータの円筒軸18に用いるように設計されている
。しかしオーバーランニングクラッチプーリー10は、他の環境では、滑らかな
ベルト、歯付きベルト、V形ベルト、あるいは歯付きギアも含む他の適当な入力
装置、および多角形軸等の他の適当な出力装置に用いてもよい。さらにオーバー
ランニングクラッチプーリー10は、回転入力の役割を交代して行う2つの装置
、および実際は回転入力を出す「出力装置」と実際は回転入力を受ける「入力装
置」と共に用いることもできる。このような実施例においては、「入力装置」「
出力装置」の用語は入替え可能である。
【0010】 図2に示すように、好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリー1
0は、滑車部材20と、滑車部材20内のほぼ同芯状に位置するハブ部材22と
、クラッチ部材24と、スリップ手段26を備え、それらは協働して駆動ベルト
と円筒軸に回転自在に係合する。滑車部材20は、好ましくは入力装置に係合す
るようになっている滑車入力部28、滑車クラッチ面32を形成する滑車クラッ
チ部30を備えている。同様にハブ部材22は、好ましくは出力装置に係合する
ようになっているハブ出力部34と、ハブクラッチ面38を形成するハブクラッ
チ部36を備えている。好ましい実施例では、スリップ手段26は、滑車部材2
0がハブ部材22に対して第1の回転方向に減速したとき、クラッチ部材24に
影響を与えて、ハブクラッチ面38に対してはロックして、滑車クラッチ面32
に対してはスリップし、これによってコストと重量は最小限に抑えつつ、オーバ
ーランニングクラッチプーリー10の耐摩耗性を増大させる。別の実施例のオー
バーランニングクラッチプーリーは、汚れがオーバーランニングクラッチプーリ
ー内に入ったり、グリースがそこから漏れるのを防ぐために、シール部材等の他
の要素や、滑車部材20、ハブ部材22、クラッチ部材24、スリップ手段26
の機能を実質的に妨げない他の適当な要素を備えていてもよい。
【0011】 第1の好ましい実施例の滑車部材20の滑車入力部28は、駆動ベルトに係合
するようになっている。滑車部材20と駆動ベルトの回転方向および軸方向のス
リップを実質的に防ぐために、滑車入力部28は、好ましくは2つの滑車入力肩
部42と、少なくとも一つの滑車入力溝44を有する滑車入力面40を形成する
。またはその代わりに滑車入力部28には、歯付き面、リブ付き面などの、入力
装置に係合する他の面が形成されていてもよい。滑車入力面40は、好ましくは
(オーバーランニングクラッチプーリー10の回転軸線から遠ざかる方向に)外
側を向いており、好ましくはほぼ円筒形である。滑車入力部28は、好ましくは
鋼などの従来の構造材料で従来の方法で形成されるが、その代わりに他の適当な
材料で、他の適当な方法で形成してもよい。
【0012】 第1の好ましい実施例のハブ部材22のハブ出力部34は、円筒軸に係合する
ようになっている。ハブ出力部34は、好ましくは(オーバーランニングクラッ
チプーリー10の組立体を円筒軸に組付け、心合わせする機能がある)滑らかな
部分48と、(ハブ部材22の回転を実質的に防ぎ、円筒軸に保持する機能があ
る)ネジ部50と、(オーバーランニングクラッチプーリー10を円筒軸に対し
て容易に締めつけ、緩めるためのアレンレンチと係合する機能がある)六角部5
2を有するハブ出力面46を形成する。もちろんハブ出力部34は、回転方向お
よび軸方向スリップを防ぐため、および円筒軸に係合するため、およびオーバー
ランニングクラッチプーリー10を円筒軸に締めつけ、緩めるために、他の適当
な装置を備えていたり、他の面を形成していてもよい。好ましくは、ハブ出力面
46は、内側(オーバーランニングクラッチプーリー10の回転軸線の方)を向
いており、好ましくはほぼ円筒形である。ハブ出力部34は、好ましくは鋼など
の従来の構造材料で、従来の方法で形成されるが、その代わりに他の適当な材料
で、他の適当な方法で形成されてもよい。
【0013】 第1の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリー10は、滑車部
材20とハブ部材22の相対回転を許容する機能がある軸受部材54を備えてい
る。好ましくは転がり要素型の軸受部材54は、好ましくは、滑車部材20に好
ましくはプレス嵌めされる外レース要素56と、好ましくはハブ部材22にプレ
ス嵌めされる内レース要素58と、好ましくは外レース要素56と内レース要素
58の間に設けられる玉軸受要素60と、好ましくは玉軸受要素60の両側で外
レース要素56と内レース要素58の間を延びる軸受シール62を備えている。
あるいはその代わりに軸受部材54は、ジャーナル軸受またはころ軸受等、他の
適当なタイプのものでもよく、あるいは他の適当な方法で取り付けてもよい。軸
受部材は公知の装置であるので、好ましくは従来の材料で、従来の方法で製造す
るが、その代わりに他の適当な材料で、他の適当な方法で製造してもよい。
【0014】 第1の好ましい実施例の滑車クラッチ部30とハブクラッチ部36は、それぞ
れクラッチ部材24と係合するための滑車クラッチ面32とハブクラッチ面38
を提供する機能がある。滑車クラッチ部30は好ましくは、滑車部材20から半
径方向内向きに延びる。こうして滑車クラッチ部30は、好ましくは滑車入力部
28と同じ材料で、同じ方法で製造されるが、他の適当な材料で、他の適当な方
法で製造してもよい。ハブクラッチ部36は、好ましくはハブ出力部材34から
半径方向外向きに、その上を軸方向に延びる。こうしてハブクラッチ部36は、
好ましくはハブ出力部34と同じ材料で、同じ方法で製造されるが、他の適当な
材料で、他の適当な方法で製造してもよい。好ましくは、ハブクラッチ部36は
、クラッチ部材を収容するために閉じたクラッチくぼみ64を形成する。
【0015】 第1の好ましい実施例では、滑車クラッチ面32とハブクラッチ面38は、軸
方向の隙間66を互いの間に介してほぼ隣接する位置にある。滑車クラッチ面3
2とハブクラッチ面38は、好ましくは内側(オーバーランニングクラッチプー
リー10の回転軸線の方)を向いており、好ましくはほぼ円筒形である。これら
の特徴が、クラッチ部材24に最適の性能を与える。滑車クラッチ面32とハブ
クラッチ面38は、これらおよび他の設計仕様に関して互いに異なっていてもよ
い。
【0016】 第1の好ましい実施例のクラッチ部材24は、ハブ部材22に対して滑車部材
20が第1の回転方向に加速すると、滑車クラッチ面32とハブクラッチ面38
に係合し、ハブ部材22に対して滑車部材20が第1の回転方向に減速すると、
滑車クラッチ面32とハブクラッチ面38の係合を解除する機能がある。好まし
い実施例では、クラッチ部材24はコイルバネ68である。従来の材料で、従来
の方法で製造されるコイルバネ68は、閉じたクラッチくぼみ64内のコイルバ
ネの特定のサイズおよび向きによって、上記特徴を達成する。別の実施例では、
クラッチ部材24は上記特徴を達成する他の適当な装置を備えていてもよい。
【0017】 コイルバネ68は、緩んだときの半径方向直径が好ましくは滑車クラッチ面3
2とハブクラッチ面38の内径より少し大きくなるように設計される。したがっ
て、閉じたクラッチくぼみ64に挿入され、滑車部材20またはハブ部材22が
回転運動をしていないときは、コイルバネ68は、滑車クラッチ面32とハブク
ラッチ面38の両方に摩擦的に係合し、外向きの力を加える。さらにコイルバネ
68は、好ましくはコイルが滑車クラッチ面32からハブクラッチ面38に第1
の回転方向に軸方向に延びる向きに、閉じたクラッチくぼみ64内に設けられる
。このような向きにすることによって、滑車部材20とハブ部材22の相対回転
によって、クラッチ部材24が締まったり、緩んだりする。言い換えると、滑車
部材20がハブ部材22に対して第1の回転方向へ加速されると、コイルバネ6
8は緩む方に付勢され、滑車部材20のハブ部材22に対する第1の回転方向へ
の減速は、コイルバネ68を締まる方に付勢する。
【0018】 コイルバネ68が緩むと、滑車クラッチ面32とハブクラッチ面38に対する
コイルバネ68の外向きの力が増加し、そのため滑車部材20とハブ部材22は
係合すなわち「ロック」する。この係合状態は、好ましくは、滑車部材20がハ
ブ部材22に対して第1の回転方向に加速すると起きる。一方コイルバネ68が
締まると、滑車クラッチ面32とハブクラッチ面38に対するコイルバネ68の
外力が減少し、そのため滑車部材20とハブ部材22は係合解除すなわち「スリ
ップ」する。この係合解除状態は、好ましくは、滑車部材20がハブ部材22に
対して第1の回転方向に減速すると起きる。
【0019】 オーバーランニングクラッチプーリー10の「スリップ」状態の間、コイルバ
ネ68は滑車クラッチ面32またはハブクラッチ面38を横切る方向に軽く擦れ
、熱を発生させる。適切に発散させないとオーバーランニングクラッチプーリー
の摩耗を増大させるかもしれない発熱は、ハブ部材22より表面積の大きい滑車
部材20を介して最も効果的、効率的に発散される。このため好ましい実施例の
スリップ手段26は、滑車部材20がハブ部材22に対して第1の回転方向に減
速したとき、クラッチ部材24に影響を与えて、ハブクラッチ面38に対して実
質的に係合した状態を保ち、滑車クラッチ面32に対してスリップする。スリッ
プ手段26は、好ましくは全ての場合に有効である。しかし他の要因がクラッチ
部材24の挙動に影響するかもしれない。このため「影響」という用語は、好ま
しくは「大抵の場合引き起こす」ことを意味する。スリップ手段26は、いくつ
かの異なる構造および方法で達成できる。
【0020】 図3に示すように、第1の好ましい実施例のスリップ手段26は、滑車クラッ
チ面32より小さい直径を成すハブクラッチ面38を有する。上で述べたように
、滑車部材20がハブ部材22に対して第1の回転方向に減速すると、コイルバ
ネ68が巻かれる方向に付勢され、コイルバネ68の滑車クラッチ面32とハブ
クラッチ面38に対する外向きの力が減少する。滑車クラッチ面32の径はハブ
クラッチ面38の径より大きいので、クラッチ部材24は影響を受け、滑車クラ
ッチ面32に対して係合が外れ、すなわち「スリップ」し、ハブクラッチ面38
にはほぼ係合したままとなる。ハブクラッチ面38と滑車クラッチ面32の径の
差は、好ましくは約1mmであるが、クラッチ部材24が適切に影響される限り、
それより大または小でもよい。さらにハブクラッチ面38は好ましくは直円筒形
であるが、その代わりにハブクラッチ面は、軸方向の隙間66を横切る通過を容
易にするために、傾斜した円錐形でもよい。
【0021】 図4に示すように、第2の好ましい実施例のスリップ手段26’は、滑車クラ
ッチ面32より大きい摩擦係数を有するハブクラッチ面38’を備えている。滑
車クラッチ面32の摩擦係数がハブクラッチ面38’の摩擦係数より小さいため
、クラッチ部材24は影響されて、滑車クラッチ面32に対してスリップし、ハ
ブクラッチ面38’にほぼ係合した状態に保たれる。ハブクラッチ面38’と滑
車クラッチ面32の摩擦係数の差は、好ましくは約0.05であるが、クラッチ
部材24が適切に影響される限り、それより大でも小でもよい。その差は、ハブ
クラッチ面38’または滑車クラッチ面32を特定の摩擦係数に形成したり、ハ
ブクラッチ面38’または滑車クラッチ面32を特定の摩擦係数を有するように
処理したり、ハブクラッチ面38’または滑車クラッチ面32を特定の摩擦係数
を有するように被覆するなどのいくつかの異なる方法で達成できる。ハブクラッ
チ面38’と滑車クラッチ面32間の摩擦係数に差を設けるためにいかなる方法
を用いてもよいが、摩擦被膜69を設けるのが好ましい。
【0022】 図5、6に示すように、第3の好ましい実施例のスリップ手段26"は、ハブ
クラッチくぼみ70が形成されたハブクラッチ面38"と、ハブクラッチくぼみ
70に係合可能なクラッチタング部72を備えたクラッチ部材24"を備えてい
る。クラッチタング部72は、好ましくはクラッチ部材24"の軸線と直角の方
向に、半径方向外向きに延びる。ハブクラッチくぼみ70は、好ましくはクラッ
チタング部72を収容できる形をしている。クラッチ部材24"のクラッチタン
グ部72はハブクラッチくぼみ70に係合できるので、クラッチ部材24"は影
響を受けて、滑車クラッチ面32に対してスリップし、ハブクラッチ面38"に
ほぼ係合した状態を維持する。第3の好ましい実施例のオーバーランニングクラ
ッチプーリーでは、クラッチ部材24"が滑車クラッチ面32と重なっている距
離が、クラッチ部材24"がハブクラッチ面38"に重なっている距離よりも長く
なっていてもよいという追加の特徴を有する。言い換えると、クラッチ部材24
"は長い「滑車側」と短い「ハブ側」を有していてもよい。この特定の特徴によ
り、第3の実施例のオーバーランニングクラッチプーリー10"の全長がより短
くなる。第3の好ましい実施例の変形例では、ハブクラッチ面にハブクラッチ突
起(図示略)が形成され、クラッチ部材には四角い端部(図示略)を形成しても
よい。これが好ましくは第3の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプ
ーリーと同様に機能する。
【0023】 オーバーランニングクラッチプーリーの分野の技術者なら、これまでの詳細説
明および図面、クレームから分かるであろうが、上記のクレームで定義されるこ
の発明の範囲から外れずに、発明の好ましい実施例に変更を加えることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 駆動ベルトを入力装置、円筒軸を出力装置として示す、本発明のオーバーランニ
ングクラッチプーリーの斜視図
【図2】 第1及び第2の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリーの、図1
の2−2線に沿った部分横断面図
【図3】 ハブクラッチ面が滑車クラッチ面より小さい径を成す状態で示す、図2のオーバ
ーランニングクラッチプーリーの拡大図
【図4】 摩擦被膜を設けた状態を示す、図2のオーバーランニングクラッチプーリーの拡
大図
【図5】 第3の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリーの、図2に似た部
分横断面図
【図6】 第3の好ましい実施例のオーバーランニングクラッチプーリーの、図5の線6−
6に沿った部分横断面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J031 AC10 BA08 BA19 CA03 3J056 AA38 AA47 AA62 BA02 BE27 BE28 CA12 CC13 CX23 GA03 GA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置に係合するようになっている滑車入力部と、滑車ク
    ラッチ面を形成する滑車クラッチ部を備えた滑車部材と、 前記滑車部材内にほぼ同心状に設けられ、出力装置に係合するようになってい
    るハブ出力部と、前記滑車クラッチ面に実質的に隣接するハブクラッチ面を形成
    するハブクラッチ部を備えたハブ部材と、 前記滑車部材が前記ハブ部材に対して第1の回転方向に加速すると、前記滑車
    クラッチ面と前記ハブクラッチ面にロックして、前記滑車クラッチ面と前記ハブ
    クラッチ面を係合させ、前記滑車部材が前記ハブ部材に対して第1の回転方向に
    減速すると、前記滑車クラッチ面と前記ハブクラッチ面の一方に対してスリップ
    して、前記滑車クラッチ面と前記ハブクラッチ面の係合を解除するようになって
    いるクラッチ部材と、 前記滑車部材が前記ハブ部材に対して第1の回転方向に減速すると、前記滑車
    クラッチ面に対してスリップするように前記クラッチ部材に影響を与えるための
    スリップ手段を備えた、 入力装置と出力装置を回転方向に係合させるためのオーバーランニングクラッ
    チプーリー。
  2. 【請求項2】 前記スリップ手段が、前記滑車クラッチ面より小さい直径を
    有する前記ハブクラッチ面を備えている請求項1のオーバーランニングクラッチ
    プーリー。
  3. 【請求項3】 前記スリップ手段が、前記滑車クラッチ面より大きい摩擦係
    数を有する前記ハブクラッチ面から成る請求項1のオーバーランニングクラッチ
    プーリー。
  4. 【請求項4】 前記スリップ手段が、ハブクラッチくぼみが形成された前記
    ハブクラッチ面と、前記ハブクラッチくぼみに係合可能なタング部を備えた前記
    クラッチ部材から成る請求項1のオーバーランニングクラッチプーリー。
  5. 【請求項5】 前記クラッチ部材が前記滑車クラッチ面に重なっている距離
    が、前記クラッチ部材が前記ハブクラッチ面に重なっている距離よりも長い請求
    項4のオーバーランニングクラッチプーリー。
  6. 【請求項6】 前記滑車入力部に、協働して入力装置としての溝付きベルト
    に係合して、滑車入力面と溝付きベルト間の回転方向および軸方向のスリップを
    防ぐ2つの滑車肩部といくつかの滑車入力溝を有する滑車入力面が形成されてい
    る請求項1のオーバーランニングクラッチプーリー。
  7. 【請求項7】 前記滑車クラッチ面が、内向きで円筒形である請求項1のオ
    ーバーランニングクラッチプーリー。
  8. 【請求項8】 前記滑車部材と前記ハブ部材の間に設けられ、前記滑車部材
    と前記ハブ部材の相対回転運動を許容する軸受部材をさらに備えている請求項1
    のオーバーランニングクラッチプーリー。
  9. 【請求項9】 前記ハブ出力部に、出力装置としての円筒軸に係合するハブ
    出力面が形成されている請求項1のオーバーランニングクラッチプーリー。
  10. 【請求項10】 前記ハブクラッチ面が、内向きで円筒形である請求項1の
    オーバーランニングクラッチプーリー。
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