JP2003534991A - バナナの包装 - Google Patents

バナナの包装

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JP2003534991A JP2001588101A JP2001588101A JP2003534991A JP 2003534991 A JP2003534991 A JP 2003534991A JP 2001588101 A JP2001588101 A JP 2001588101A JP 2001588101 A JP2001588101 A JP 2001588101A JP 2003534991 A JP2003534991 A JP 2003534991A
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ランデック コーポレイション
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/24Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants

Abstract

(57)【要約】 酸素、二酸化炭素及びエチレンに対して透過性を有するようにつくられた容器にバナナを梱包する。容器は好適には、(1)微孔性薄膜および(2)微孔性薄膜のポリマーコーティングを含むガス透過性膜を含む。該容器は、制御された条件化でバナナを保存および/または成熟させることができる。該新規容器を使用することによって、輸送中にバナナを成熟させる、または輸送の際に詰められていた袋を開けることなく従来型の成熟室内でバナナを成熟させることができる。さらに、十分に成熟した状態でバナナを長期間保存することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バナナの梱包に関する。
【0002】
【従来の技術】
呼吸する生体物質は、気温と成長段階に応じた速度で酸素(O)を消費し二
酸化炭素(CO)を生成する。理想的には、呼吸する物質は、(i)パッケー
ジ外の気圧、(ii)物質がOを消費しCOを生成する速度、および(ii
i)容器内に所望の気圧を生成する気温、と相関するOおよびCOに対して
透過性を有する容器に保存される。これが気圧制御包装(CAP; Controlled
Atmosphere Packaging)および気圧調整包装(MAP; Modified Atmosphere P
ackaging)技術の基本理念である。これらの技術は、例えば、米国特許第345
0542号(Badran)、同第3450544号(Badran他)、同第379833
3号(Cummin他)、同第4734324号(Hill)、同第4830863号(Jo
nes)、同第4842875号(Anderson)、同第4879078号(Antoon)
、同第4910032号(Antoon)、同第4923703号(Antoon)、同第5
045331号(Antoon)、同第5160768号(Antoon)、同第52543
54号(Stewart)および同第6013293号(De Moor)、同一出願人による
ともに出願中の米国特許出願番号08/759602(Clarke他)および09/
121082(Clarke他)、国際公開番号WO94/12040(Fresh Wester
n)、WO96/38495(Landec)およびWO00/04787(Landec)
、およびヨーロッパ特許出願番号0351115および0351116(Courta
ulds)に公開されている。これら特許それぞれの開示内容、出願内容および公開
内容を、ここに参照し本明細書に包含する。
【0003】 バナナは呼吸する生体物質であり、その保存と成熟には以下の理由で重大な問
題点が存在する; (i) バナナは消費される場所から遠く離れた場所で作られる。 (ii) 約14.4℃未満の気温ではバナナは傷んでしまう。(その被害範
囲は該温度未満で保存されていた時間と、保存温度が14.4℃(華氏58度)
をどの程度下回っていたかによって決まる。) (iii) バナナは成熟するとクリマクテリックと呼ばれる転換期に入り、
呼吸速度と熱生成が共に上昇する。 (iv) バナナは成熟するとエチレンを生成し、バナナ周囲のエチレン濃度
が上昇するにつれて成熟が進む。つまり、1つの成熟したバナナによりその他多
数の未成熟のバナナの成熟が引き起こされる。 (v) 一度成熟し、外気にさらされると、バナナは急速に過成熟の状態に移
行する。 これら問題は現在まで解決されていない。従来からの手順は、堅く青い未成熟
の状態でバナナを収穫する;青いバナナを13℃から14℃で消費地まで輸送す
る;消費地にて成熟室でエチレンに曝すことによりバナナを成熟させる;成熟し
たバナナを出荷する、というものである。バナナの収穫時期は、販売地までの輸
送時間に従って決定する。よって、典型的にはバナナは11週目(花が咲いてか
ら11週間後)または12週目に収穫される。青いバナナは、厚さ約0.04か
ら0.06mmのポリエチレンからなる袋に1袋当たり18kg(40lb)と
なるように詰められ、ダンボール箱内に保持された状態で船積みされる。多くの
場合、バナナを袋詰した後で、袋は大部分の空気を抜いてシールする。これは米
国特許第3450542号(Badran)に記載されている手順である。袋に通気穴
が開けられる場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の手順の重大な欠点は、十分に成熟するはるか前にバナナを収穫しなけれ
ばならない点である。バナナは、もっと遅く、実が大きく成長してから収穫する
のが望ましい。しかし、収穫が遅くなる程小さい濃度のエチレンによりクリマク
テリックが引き起こされる傾向が強くなり、現在確立されているスケジュールよ
りも遅いタイミングでバナナを収穫した場合、通気孔の開いた袋に入れて出荷す
ると消費地では未成熟となり、シールされた袋に入れて出荷した場合はいわゆる
「グリーンライプ」という状態となることが分かっている。グリーンライプのバ
ナナとは、柔らかくなっているが色は青いままで、不快な味がする。
【0005】 従来の手順の別の重大な欠点は、青いバナナをエチレンに曝すことにより成熟
させるためには、多くの場合出荷の際にシールされている出荷用の袋を1つ1つ
開けなければならない点である。
【0006】 従来の手順の別の重大な欠点は、バナナは成熟後数日で販売しなければならず
、それが出来ない場合は廃棄処分となってしまう点である。
【0007】 従来の手順の別の重大な欠点は、バナナの成熟によって発生する熱は比較的短
期間に発生し、それによりバナナが熱せられてバナナの脱水状態が起こる、およ
び/またはバナナの温度を維持するために冷蔵設備が必要になる点である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、酸素(O)および二酸化炭素(CO)に対し、さらには本発明
の多数の様態においてはエチレンに対し、所定の透過性を有する袋(または容器
)でバナナを包装することにより、上記欠点の1つまたは複数を緩和、または解
消する。本発明の幾つかの実施形態は、クリマクテリック前および/または後に
、青いバナナの保存および/または成熟が制御可能な梱包雰囲気中でバナナの状
態を維持することを可能にする。本発明の別の実施形態は、クリマクテリック後
に、従来可能である期間よりも長い期間に亘り、所望の変色段階の範囲内(例え
ば、小売販売に最も適した色の範囲)でバナナを保存することを可能にする。
【0009】 必ずしも必要ではないが、本発明に使用される容器は、OおよびCOの経
路を提供し、 (1)微孔性薄膜、および (2)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性の膜よりなる少なくとも1つの気圧制御部材を含んでいること
が望ましい。 該気圧制御部材は、好ましくは、本明細書に包含する文献の、同一出願人によ
るともに出願中の米国特許出願番号08/759602および09/12108
2、および米国特許第6013293号の1つまたは複数に開示された制御部材
である。本発明の別の様態は、シールした容器内(例えば従来型の成熟室)で、
またはバナナの輸送中に、バナナを成熟させること;および/または現在可能で
あるよりももっと遅い時期にバナナを収穫すること;および/または現在可能で
あるよりも長期間バナナを十分成熟した状態に保存することを可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の様態は、以下の特徴のうち少なくとも一方、好ましくは両方を
有する、バナナの梱包に適した容器を提供する; (1)容器は、少なくとも4kg、好適には少なくとも15kg、特に好適に
は16から22kgに定められた所定の量のバナナをシールして収容することが
でき、バナナをシールしている際は、13℃における容器中のバナナ1kg当た
りの酸素透過性(OP13/kg)が、少なくとも700、好ましくは少なくと
も1,000、特に好ましくは少なくとも1500ml/気圧・24時間であり
、13℃におけるR率が、少なくとも2、好ましくは少なくとも3であり、好ま
しくはさらに、13℃におけるバナナ1kg当たりのエチレン透過性(EtOP
13/kg)が、容器のOP13/kgの少なくとも3倍、好ましくは少なくと
も4倍である; (2)容器は、(i)O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入るまたは
該雰囲気から出るための経路を提供する、(ii) (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング からなるガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む。
【0011】 本発明の第2の様態は、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、バナナおよびバナナを包む梱包雰囲気 を含むパッケージを提供する。 該シールされた容器は、13℃における、容器中のバナナ1kg当たりの酸素
透過性(OP13/kg)が、少なくとも700、好ましくは少なくとも1,0
00、特に好ましくは少なくとも1,500ml/気圧・24時間であり、13
℃におけるR率が、少なくとも2、好ましくは少なくとも3である。
【0012】 本発明の第3の様態は、青いバナナを成熟させる方法を提供し、該方法は、 (A) (a)13℃における容器中のバナナ1kg当たりの酸素透過性(OP13
/kg)が、少なくとも700、好適には少なくとも1,000、特に好適には
少なくとも1,500ml/気圧・24時間であり、13℃におけるR率が、少
なくとも2、好適には少なくとも3であり、好ましくはさらに、13℃における
バナナ1kg当たりのエチレン透過性(EtOP13/kg)が、容器のOP1
3/kgの少なくとも3倍、好適には少なくとも4倍であるシールされた容器、
および (b)シールされた容器内の、青いバナナおよび青いバナナを包む梱包雰囲
気 を含むシールされたパッケージを提供することと、 (B)エチレンを含む雰囲気中に該シールされた容器を置くこと を含む。
【0013】 本発明の第4の様態は、青いバナナを成熟させる方法を提供し、該方法は、 (A)シール可能な容器内に (a)青いバナナ、および (b)エチレン源 を置くことと、 (B)青いバナナとエチレン源を収容する容器をシールすることにより、 (a)13℃における容器中のバナナ1kg当たりの酸素透過性(OP13
/kg)が、少なくとも700、好適には少なくとも1,000、特に好適には
少なくとも1,500ml/気圧・24時間であり、13℃におけるR率が、少
なくとも2、好ましくは少なくとも3であり、好ましくはさらに、13℃におけ
るバナナ1kg当たりのエチレン透過性(EtOP13/kg)が、容器のOP
13/kgの少なくとも3倍、好ましくは少なくとも4倍であるシールされた容
器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナ、エチレン源および青いバナナを
包む梱包雰囲気 を含むシールされたパッケージを提供することと、 (C)シールされた容器内のバナナをシールされた容器内でエチレン源からの
エチレンに曝すこと を含む。
【0014】 本発明の第5の様態は、青いバナナを保存する方法を提供し、該方法は、 (A)青いバナナを (1)微孔性ポリマー薄膜、および (2)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含む気圧制御部材を備える容器内に置くことと、 (B)容器をシールすることにより、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナおよび青いバナナを包む梱包雰囲
気 を含むシールされたパッケージを提供することと、 (C)シールされた袋の温度を13℃から18℃に保つこと を含む。
【0015】 本発明の第6の様態は、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、クリマクテリックを過ぎ、5未満の変色段階に
あるバナナ1kgから2.5kg(2lbから5lb)と、バナナを包む梱包雰
囲気 を含む、空気中で保存されるパッケージを提供し、 該シールされた容器は、OおよびCOが梱包雰囲気に入るまたは該雰囲気
から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含み、 該梱包雰囲気中のO量は、少なくとも0.8%、好適には1.5%から6%
、特に好適には1.5%から3%であり、CO量は、15%未満、好適には7
%未満であり、且つOとCOの合計量が16%未満、好適には10%未満で
ある。
【0016】 本発明の第7の様態は、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、バナナとバナナを包む梱包雰囲気 を含むパッケージを提供し、 該シールされた容器は、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入るまた
は該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む。
【0017】 本発明の第8の様態は、青いバナナを成熟させる方法を提供し、該方法は、 (A) (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナと青いバナナを包む梱包雰囲気 を含むシールされたパッケージであって、 該シールされた容器は、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入るま
たは該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、シール
されたパッケージを提供することと、 (B)該シールされたパッケージをエチレンを含む雰囲気中に置くこと を含む。
【0018】 本発明の第9の様態は、青いバナナを成熟させる方法を提供し、該方法は、 (A)シール可能な容器内に (a)青いバナナ、および (b)エチレン源 を置くことと、 (B)青いバナナおよびエチレン源を収容する容器をシールすることにより、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナ、エチレン源、および青いバナナ
を包む梱包雰囲気 を含むシールされたパッケージであって、 該シールされた容器が、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入るまた
は該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、シール
されたパッケージを提供することと、 (C)シールされた容器内のバナナをシールされた容器内でエチレン源からの
エチレンに曝すこと を含む。
【0019】 本発明の第10の様態は、青いバナナの保存法を提供し、該方法は、 (A)青いバナナを (1)微孔性薄膜、および (2)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含む気圧制御部材を含む容器内に置くことと、 (B)容器をシールすることにより、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナおよび青いバナナを包む梱包雰囲
気 を含むシールされた容器を提供することと、 (C)シールされた袋の温度を13℃から18℃に保つこと を含む。
【0020】 本発明の第11の様態は、OおよびCOの経路を提供し、 (a)微孔性薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を含む、少なくとも1つの透過性制御部材を含む容器をバナ
ナの梱包に使用することに関する。
【0021】 実施例および請求の範囲を含め本明細書では、本発明に特有の特徴について説
明する。本明細書に開示される本発明の内容は、そのような特徴の適当な組み合
わせのすべてを含む。例えば、本発明の特定の実施例または実施形態の中で開示
された特定の特徴は、適当な範囲内で、本発明の他の特定の実施例および実施形
態に、および本発明全体に、使用することができる。
【0022】 本発明を以下に開示し、請求の範囲を明らかにする上で、以下の略記、定義お
よび測定方法を使用する。OTRとはO透過性である。COTRはCO透過
性である。EtTRはエチレン伝達速度である。OTR、COTRおよびEtT
R値はml/m・気圧・24時間で表示するが、場合によっては括弧中に表記
したcc/100インチ・気圧・24時間で表示する。ここで使用するOTR
およびCOTR値は、透過性細胞(Millipore社)を使用し、特に別の条件に言
及しない限り0.7kg/cm(10psi)の圧力にて、O、COおよ
びヘリウムの混合を試料に加え、試料を通過するガスをガスクロマトグラフによ
りOおよびCOについて分析することにより測定される。細胞は温度調節の
ため水槽に入れる。略記P10は、第1の温度T℃における酸素透過性と第2
の温度T℃における酸素透過性との比率を表すために用いられ、ここでT
(T−10)℃であって、特に別の数値を示さない限りTは10℃であり、
は0℃である。略記RまたはR率は、CO透過率とO透過率の比率を表
すために用いられ、特に別途示さない限り両透過率とも20℃で測定される。本
明細書における孔径は、水銀細孔分布測定装置またはそれに相当する方法により
測定される。割合およびパーセンテージは重量に基づいて示すが、ガスのパーセ
ンテージのみ例外的に容積に基づいて示す。気温は摂氏で表し、分子量は重量平
均分子量をダルトンで表す。結晶性ポリマーについては、略記Tにて融解点を
、略記Tにて結晶融解点を、略記ΔHにて融解熱を示す。T、TおよびΔ
Hは、示差走査熱量計(DSC)を用いて、10℃/分の速度および第2加熱サ
イクルで測定する。TおよびTは当業者に既知の方法を用いて測定される。
よって、TはDSC曲線のピークの温度であり、TはDSCピークの基線と
開始線の交差点の温度である。該開始線は、Tより下に位置するDSC曲線の
勾配の最も大きい部分の接線と定義する。
【0023】 ここでバナナを収容する袋のシールについて説明すると、シールすることは気
密にシールすることとしてもよい。但し、本発明では通常は気密にシールするこ
ととしない。本発明では従来の方法を利用して袋をシールする。該従来の方法に
は、例えば、袋の口をシールするケーブル結束が含まれる。従来の方法により作
られたムーンシール(moon seal)は、気密シールではなく、袋の内側と外側の
気圧を均衡させるという利点を有する。袋を気密にシールする場合、袋に1つま
たは複数のピンホールを開けることにより、同様の均衡を達成することが望まし
い。
【0024】 制御部材 上述のように、本発明は、好適には、(a)微孔性ポリマー薄膜、および(b
)微孔性薄膜のポリマーコーティングを含む気圧制御部材を利用する。好適には
、微孔性ポリマー薄膜は、少なくとも70%の孔径が0.24ミクロン未満であ
って、平均孔径が0.24ミクロン未満の孔が相互に接続した網状組織を含む。
微孔性薄膜の孔が微孔性薄膜に占める割合は、好適には重量比で35%から80
%である。好適な微孔性薄膜は、(i)少なくとも18デシリットル/gの固有
粘度を有する本質的に線形の超高分子量ポリエチレン、または(ii)少なくと
も6デシリットル/gの固有粘度を有する本質的に線形の超高分子量ポリプロピ
レン、または(iii)(i)および(ii)の混合体を含むポリマー基質を含
む。微孔性薄膜は、薄膜全体に分散された状態で、薄膜の重量に基づき30%か
ら90重量%の、実質的に不溶性である微細に分割された微粒子の充填材を有し
てもよい。適切な微孔性薄膜を用意するための好適な行程は、 (A)粉末、充填材およびプロセスオイルの形態のポリマー基質材料を含む均
等な混合物を用意することと、 (B)前記混合物を押し出し加工して連続シートにすることと、 (C)前記連続シートを、引っ張らずに、一対の加熱したカレンダーロールに
送り出すことと、 (D)連続シートをカレンダーロールに通してさらに薄いシートを形成するこ
とと、 (E)ステップ(D)で得られたシートを第1抽出領域に通し、プロセスオイ
ルに対しては良好な溶解力を有し、ポリマー基質材料に対しては溶解力を有さな
い、プロセスオイルより揮発性の高い有機抽出液を用いた抽出によりプロセスオ
イルを取り除くことと、 (F)ステップ(E)で得られたシートを第2抽出領域に通し、蒸気または水
またはその両方により有機抽出液の大部分を取り除くことと、 (G)ステップ(F)で得られたシートを通風乾燥機に通し、残っている水分
および有機抽出液を取り除くこと を含む。
【0025】 制御部材のポリマーコーティングは、好適には、−5℃から40℃(例えば0
℃から15℃、または10℃から20℃)の融解最高温度Tと、(T−T )が10℃未満である融解開始温度Tと、および少なくとも5J/gの融解熱
を有する結晶性ポリマーを含む。ポリマーは、好適には、(i)n−アルキルグ
ループが少なくとも12、好適には少なくとも14(16から50、好適には1
6から22など)、例えば重量比で35%から100%、好適には50%から1
00%、通常80%から100%の炭素原子を有する、少なくとも1つのn−ア
ルキルアクリルまたはメタクリル酸塩(またはアミドなど同等のモノマー)、お
よび(ii)エステル化グループが10未満の炭素原子を含むアクリル酸、メタ
クリル酸およびアクリル酸またはメタクリル酸のエステルから選択した1つ以上
のコモノマー、から得られたユニットを含む、また随意的にそれらからなる、側
鎖結晶性ポリマー成分を含む。ポリマーは、うち一つのブロックが定義されたよ
うな結晶性ポリマーであり、それ以外のブロックが結晶性または非結晶質である
ブロックコポリマーでもよい。好適なブロックコポリマーは、(i)ポリシロキ
サンポリマーブロック、および(ii)−5℃から40℃のTを有する結晶性
ポリマーブロックを含む。そのようなポリマーは、(i)n−アルキルグループ
が少なくとも12の炭素原子を含む、少なくとも1つのn−アルキルアクリルま
たはメタクリル塩酸と、(ii)その一端に重合化グループを有するポリシロキ
サン、を含む反応物の混合を重合することによりつくられる。
【0026】 微孔性薄膜のコーティングに使用できる他のポリマーは、シス−ポリブタジェ
ン、ポリ(4−メチルペンテン)、ポリジメチルシロキサン、およびエチレン−
プロピレンゴムを含む。
【0027】 ガス透過性膜は次のうち1つまたは複数の特性を有していることが好ましい。 (i)−5℃から15℃、または10℃から20℃の間の、少なくとも1つの
10℃の範囲で、P10率が少なくとも2.0から2.8である。 (ii)20℃から25℃の間の全ての温度で酸素透過率が2,480,00
0から7,000,000ml/m・気圧・24時間(160,000から4
50,000cc/100インチ・気圧・24時間)である。 (iii)R率が少なくとも2.0、好ましくは少なくとも3.0、特に好ま
しくは少なくとも3.5である。
【0028】 1つの実施例で、制御部材は (a)ガス透過性膜、および (b)ガス透過性膜とパッケージを包む空気の間に位置する開口カバー部材 を含み、 ガス透過性膜は、開口カバー部材の非存在下で、 (i)少なくとも155,000ml/m・気圧・24時間(10,000
cc/100インチ・気圧・24時間)のO透過性、OTRperm、およ
び (ii)少なくとも2の透過率、Rperm を有し、開口カバー部材は (i)OTRpermの0.5倍未満、好ましくは0.01倍未満の酸素透過
性OTRbarを有するバリヤ部分と、 (ii)少なくとも0.015インチの面積の開口を少なくとも1つ含み、
それを通してガス透過性膜がパッケージを包む空気に露出する開口部分であって
、制御部材の透過率RcontrolがRpermの0.9倍以下、好ましくは
0.8倍以下であって、好ましくは1.00よりも大きくなるような開口部分、
からなる。カバー部材の開口部分の面積Aopenは、ガス透過性膜の面積であ
るApermの最大0.04倍とすることができる。開口部分は1つ以上の開口
からなり、各開口は0.155インチ未満の面積、Aapertureを有す
る。このような気圧制御部材の詳細については、米国特許第6013293号を
参照されたい。
【0029】 気圧制御部材の有無に関係なく、容器の透過性は、容器に複数のピンホールを
空ける穴あけ加工により変化させることができる。
【0030】 エチレン環境下でバナナを成熟させる方法 本発明の第3および第8の様態では、青いバナナはシールされた容器中で成熟
させられる。この方法は、必ずしもそうである必要はないが通常は500ppm
から1,000ppmの濃度のエチレンを含む従来型の成熟室で実行することが
できる。驚くべきことには、適切な容器を使うことにより、袋を開けるという従
来の手順が不要になり、しかもバナナは十分に成熟する。このバナナ成熟法の重
要な利点は、バナナの成熟をさらに制御することができるので、バナナの最高温
度を低下させることができ、それにより、室温より低い温度で成熟させたとき、
冷蔵設備の必要性を低減することができ、バナナの脱水状態を緩和することがで
きる点である。
【0031】 成熟させる温度および雰囲気中のエチレン濃度は成熟速度に影響を与える。一
般に、成熟の速度が遅い程、バナナは所望の変色段階の範囲に長期間留まる。一
方、小売店が望む配達日および在庫制限との調整も必要である。通常、エチレン
を含む雰囲気は、22℃未満、好適には20℃未満、例えば16℃から21℃に
維持する。
【0032】 バナナがOを消費してCOを生成するため、成熟段階が進むにつれて、袋
内の雰囲気は大幅に変化する。好適には、バナナがクリマクテリックに達する前
の少なくとも一時期の間、梱包雰囲気中のO量は少なくとも10%、好適には
12%、特に好適には14%から19%であり、CO量は10%未満、好適に
は4%未満であり、且つOとCOの合計量が20%未満、好適には17%未
満である。バナナがクリマテリックを過ぎた後の少なくとも一時期の間、梱包雰
囲気中のO量は少なくとも0.8%、好適には1.5%から6%、特に好適に
は1.5%から3%であり、CO量は15%未満、好適には7%未満であり、
且つOとCOの合計量が16%未満、好適には10%未満である。
【0033】 容器中のエチレン源を使用してバナナを成熟させる方法 本発明の第4および第9の様態では、青いバナナは、容器中にバナナとともに
置かれたエチレン源を使用して成熟させられる。本発明のこの様態は、船などで
輸送中にバナナを成熟させるのに特に有益である。目的地に着いたときバナナが
所望の色になっているように成熟過程を制御できる。成熟過程の間、輸送中バナ
ナの袋を包む通常の気圧を変える必要はない。(但し、本発明は気圧制御使用の
可能性を排除するものではない。)エチレン源により、梱包後、すぐに、または
所望の時間を置いて、エチレンを使用することができる。
【0034】 本発明のこれらの様態においては、バナナの成熟が比較的遅いことが所望され
、よってバナナの袋の周囲の温度は、通常、成熟期間の少なくとも一時期の間、
18度未満、好適には16度未満、例えば14℃から15℃に制御される。
【0035】 いかなるエチレン源を利用してもよい。本明細書で時に2CPAと記す、2−
クロロエチルホスホリン酸を使用した際に良好な結果が得られた。2CPAは、
例えば3%から4%の濃度の、水溶液の形態で使用することができる。2CPA
がエチレンを生成する速度は水溶液のpHが上昇するにつれて増加し、緩衝液お
よび/または重炭酸ナトリウム溶液など適当な物質を添加することによって、例
えば4以上、特に7以上に調節することができる。1つの実施形態では、2CP
A溶液と任意のpH調製物質を同一または別々の吸収パッド(例えば紙パッド)
に吸収させ、バナナを詰める前に該パッドを袋の底に配設し、ポリマーシートで
覆う。別の実施形態では、浸漬または噴霧などによりバナナに2CPA溶液を青
いバナナに塗布し、その後袋詰めする。
【0036】 エチレンを含む雰囲気中でバナナを成熟させる本発明の様態では、エチレン源
を有するシールされた袋内の雰囲気は、成熟の過程で変化する。エチレンを含む
雰囲気中でバナナを成熟させる際は、クリマクテリックの前後の少なくとも一時
期の間、袋内の雰囲気を上述の状態にすることが望ましい。
【0037】 バナナの量 本発明は基本的にいかなる量のバナナにも使用できる。しかしながら、本発明
をバナナの成熟または青いバナナの保存に使用する際には、比較的大量のバナナ
を使用すると特に効果的である。よって、シールされた容器は通常少なくとも4
kg、好適には少なくとも15kg、特に好適には16kgから22kgのバナ
ナを収容することが好ましい。しかしながら、本発明の第6の様態においては、
所望の変色段階でのバナナの保存期間を延長するために、それよりもずっと少な
い量を使用している。
【0038】
【実施例】
以下に本発明の実施例に従って説明する。その多くが比較実施例であり、これ
を実施例番号の前に付した文字「C」で表す。実施例で使用したバナナ、袋およ
び制御部材は以下の通りである。
【0039】 バナナ 実施例1A−B、C11−12、2、C2、4A−BおよびC41−42では
エクアドル産の、実施例5A−CおよびC5ではコスタリカ産の、それ以外の実
施例についてはコロンビア産のキャヴェンディッシュ(Cavendish)種のバナナ
を使用した。
【0040】 ラージサイズの袋は、厚さ約0.056mm(2.2ミル)のポリエチレンフ
ィルム(Roplast Industries、登録商標RA3030)からつくられ、幅約0.
96m(38インチ)、長さ約1.2m(50インチ)の大きさである。ポリエ
チレンフィルムのOTRは13℃で約2,915(188)、22℃で約4,6
50(300)であり、EtTRは13℃で約11,400(735)、22℃
で約18,100(1,170)であり、R率は約4.5であり、(0℃から1
0℃の間の)P10率は約1.76である。スモールサイズの袋は同じポリエチ
レンフィルムからつくられ、幅約0.3m(12インチ)および長さ約0.46
m(18インチ)である。
【0041】 制御部材 S型の制御部材は同一出願人による継続中の米国特許出願番号09/121,
082およびそれに対応する国際公開番号WO00/04787に記載されてい
るもので、ポリシロキサン/SCCブロックコポリマーでコーティングした微孔
性のポリエチレンフィルムを含む。S型部材のOTRは、13℃で約3,803
,850(245,410)、22℃で約5,000,000(324,000
)であり、そのEtTRは13℃で約16,280,000(1,050,30
0)、22℃で約19,500,000(1,260,000)であり、R率は
約3.8であり、(0℃から10℃の間の)P10率は約1.8である。微孔性
ポリエチレンフィルムは50%から60%のシリカを含み、その厚さは約0.1
8mm(0.007インチ)、引裂強さは約90g、気孔率は約65%、平均孔
径は約0.1ミクロンおよび最大孔径は4ミクロンから10ミクロンである(PP
G industries、商標名Teslin SP 7)。ブロックコポリマーは、米国特許出願番
号09/121,082の実施例A7およびそれに対応する国際公開番号WO0
0/04787に記載されているように、一端がメタクリロキシプロピルグルー
プで終結するポリジメチルシロキサン(Gelest、商標名MCR M17)40%、ドデ
シルアクリル26.8%、およびテトラデシルアクリル33.2%を反応させる
ことによりつくられる。
【0042】 A型の制御部材は同一出願人による継続中の米国特許出願番号08/759,
602およびそれに対応する国際公開番号WO96/38495に記載されてい
るもので、ドデシルアクリル42%、デトラデシルアクリル53%、およびアク
リル酸5%のSCCポリマーでコーティングされた同じ微孔性ポリエチレンフィ
ルムを含む。A型部材のOTRは、22℃で約1,705,000(110,0
00)であり、そのR率は約4であり、(0℃から10℃の間の)P10率は約
1.4である。
【0043】 いずれの実施例においても、制御部材は、袋の、1つ以上の丸穴が切り取られ
た部分に固定されている。制御部材の有効面積は、制御部材が固定されている袋
の部分に開いた1つまたは複数の穴の面積にほぼ等しい。しかしながら、実施例
1A−B、C11−12、2、C2、3A−DおよびC31−33では、制御部
材の周縁部が袋の内側にヒートシールされており、よって米国特許第60132
93号に開示された種類の制御部材を形成している。他の実施例では、制御部材
の周縁部に塗った粘着剤の層により制御部材が袋の外側に固定されている。
【0044】 実施例の中で使用される変色段階は、当業界で認められているものであり、そ
れぞれの変色段階は以下のように定義されている。 変色段階1: 95%が緑色 変色段階2: 80%が緑色、20%がやや黄色 変色段階3: 50%が黄色、50%が緑色 変色段階4: 80%が黄色、20%が薄い緑色 変色段階5: 95%が黄色、茎および底部に薄い緑色 変色段階6: 100%黄色 変色段階7: 100%黄色、茶色のシュガースポットが発現 バナナは販売時に変色段階の3.5から5にあることが望ましい。
【0045】 複数の実施例を表1から8にまとめた。表中、1つの実施例に対して複数の結
果が示されている場合は、同じ条件で複数回の試験を行ったことを意味する。
【0046】 実施例1A−B、C11−12、2およびC2 ここでは、いずれの実施例についてもラージサイズの袋を使用した。実施例C
11、1A−Bおよび2では、それぞれの袋に2つ以上の穴を開け、その下に1
つのS型の制御部材を配置する。実施例C11では、面積1,935mm(3
インチ)の制御部材を、直径20.5mm(0.81インチ)の穴2つの下に
配置した。実施例1Aでは、面積6,450mm(10インチ)の制御部材
を、直径20.5mm(0.81インチ)の穴6つの下に配置した。実施例1B
および2では、面積12,900mm(20インチ)の制御部材を、直径2
8.7mm(1.13インチ)の穴6つの下に配置した。それぞれの袋には約2
0kg(44lb)の青いバナナを詰めた。バナナは11週目で収穫され、収穫
後、梱包される前の約11日間13℃から14℃で保存されていたものであった
。実施例C12およびC2を除き、袋内の過剰な空気は真空ポンプを使用して抽
出し、その後袋を梱包具を使用してシールした。実施例C12およびC2では、
袋を開けたままにした。袋を13℃で、実施例1A、1B、C11およびC12
については62日間、実施例2およびC2については40日間保存した。結果を
下の表1に示す。実施例2では、(バナナの成熟により発生した)エチレンの痕
跡が実施例1で使用したテストチャンバに残っていたことにより、それ以外の点
では同じ条件である実施例1Bよりもバナナの成熟速度が早まった。これにより
、長期に亘る保存期間が必要である場合は、エチレンを排除することが望ましい
ということが分かる(反対に、必要に応じて成熟を早めるために使用することが
できる。)
【表1】
【0047】 実施例3およびC31−33 ここでは、いずれの実施例についてもラージサイズの袋を使用した。実施例C
31−33および3では、それぞれの袋に1つ以上の穴を開け、その下に1つの
S型の制御部材を配置する。実施例C31では、面積967mm(1.5イン
)の制御部材を、直径20.6mm(0.81インチ)の1つの穴の下に配
置した。実施例C32では、面積1,935mm(3インチ)の制御部材を
、直径20.6mm(0.81インチ)の穴2つの下に配置した。実施例C33
では、面積3,225mm(5インチ)の制御部材を、直径19mm(0.
75インチ)の穴4つの下に配置した。実施例3では、面積12,900mm (20インチ)の制御部材を、直径25mm(1インチ)の穴6つの下に配置
した。実施例C34には制御部材を使用しなかった。それぞれの袋に約18.1
kg(40lb)の青いバナナを詰めた。バナナは13週目で収穫され、収穫後
、梱包される前の約11日間13℃から14℃で保存されていたものであった。
実施例C34を除き、袋内の過剰な空気は真空ポンプを使用して抽出し、その後
袋をきつく縛った(しかし、実施例1および2のように完全にシールされている
状態ではない)。実施例C34では、袋を開けたままにした。シールした袋を約
13℃に冷却し、約13℃を保ったままミシシッピ州ガルフポート経由でカリフ
ォルニア州サンフランシスコへ輸送した。梱包から36日後、サンフランシスコ
で各実施例について半分の袋を開け、残りの半分はそのままとした。その後、す
べての袋を業務用成熟室で24時間エチレン(500ppmから1,000pp
m)に曝した。予想通り、開けた袋のバナナは急速に成熟した。すなわち、43
日目までに変色段階は6に達し、46日目までには7を超え、49日目には過熟
となった。シールしたままの袋は49に目に開けた。49日目に開けた袋のバナ
ナについての結果を下の表2に示す。これらの実施例により、13週目で収穫さ
れたバナナを適切に設計された袋に入れて輸送し、該袋を通して、または袋を開
けた後、エチレンに曝すことにより、良好な成熟段階にある製品にすることがで
きることが分かる。
【表2】
【0048】 実施例4A、4B、C41およびC42 ここでは、いずれの実施例についてもスモールサイズの袋を使用した。実施例
4A−Bでは、それぞれの袋に4つまたは5つの穴を開け、その上に1つのA型
の制御部材を配置する。実施例4Aでは、面積145mm(5.7インチ
の制御部材を、直径19mm(0.75インチ)の穴4つの上に配置した。実施
例4Bでは、面積4,516mm(7インチ)の制御部材を、直径19mm
(0.75インチ)の穴5つの上に配置した。実施例C41では、制御部材がコ
ーティングされていない微孔性薄膜である点を除き、制御部材と袋の穴について
は4Aと同じものを使用した。実施例C42では、袋に直径約0.5mm(26
ゲージ)のピンホールを200個開けただけであった。それぞれの袋に、収穫後
約11日間13℃から14℃で保存した青いバナナ約1.35kg(3lb)を
詰めた。実施例C42を除き、袋内の過剰な空気を真空ポンプを使用して抽出し
、その後袋をきつく縛った。実施例C42では、袋を開けたままにした。3日後
、梱包雰囲気を平衡させるため、袋を成熟室でエチレン(500ppmから1,
000ppm)に曝した。結果を下の表3に示す。これらの実施例により、少量
のバナナを適切に設計された袋内で成熟させ、空気に曝すよりも数日間長く、袋
内で良好な状態を維持することが可能であることが分かる。
【表3】
【0049】 実施例5A、5B、5CおよびC5 これらの実施例は、気圧制御部材を含む容器内において、バナナは成熟時によ
り均一に熱を発することを示す。ここでは、いずれの実施例についても、ラージ
サイズの袋に約18.1kg(40lb)の青いバナナを詰めた。バナナは13
日前に収穫され、収穫以来13℃から14℃で保存されていたものであった。温
度センサ(マサチューセッツ州ベバリーSensitech社、商標名「Template P」)
を各バッグ1つのバナナに挿入した。各実施例5A、5Bおよび5Cで、面積1
1,300mm(17.5インチ)のS型の制御部材2つを設置した。各制
御部材を、実施例5Aでは直径70mm(2.75インチ)の、実施例5Bでは
74.4mm(2.93インチ)の、実施例5Cでは78.7mm(3.1イン
チ)の、袋の穴1つの上に配置した。実施例C5では、バナナが空気で包まれる
ように袋を穿孔した。その後、すべての袋をゴムバンドでシールした。シールし
た袋を約13℃の冷蔵室に入れた。約84時間後、室温を約16.7℃に上げ、
12時間後エチレン生成器を使用して室内の初期エチレン濃度を500ppmか
ら1,000ppmとした。エチレン生成開始から約24時間後、部屋を換気し
た。バナナの温度は約15日間監視したところ、エチレン生成開始から約60時
間後に最高に達した。この時、OおよびCOの濃度を測定した。結果を下の
表4に示す。制御部材を含む袋内の最高温度は穿孔した袋内の最高温度より実質
的に低いことが分かる。
【表4】
【0050】 実施例6A−E ここでは、いずれの実施例につても、それぞれ11,300mm(17.5
インチ)の面積を有する2つのS型制御部材を有するラージサイズの袋を使用
した。各制御部材を直径25.4mm(1インチ)の、袋の穴7つの上に配置し
た。2CPA(3.9%)の水溶液を含浸させた約300×400mm(12×
16インチ)の紙パッドを各袋の底に配設し、ポリエチレンのシートで覆った。
下の表5に示すように、溶液の量を実施例によって変化させた。約18.1kg
(40lb)の青いバナナをそれぞれの袋に詰め、袋をゴムバンドでシールした
。青いバナナは収穫後11日間13℃から14℃で保存したものを使用した。シ
ールした袋を13℃から14℃の冷蔵室に保存し、バナナの変色段階を監視した
。変色段階4および5.5に達するまでに要した時間(日)を表5に示す。
【表5】
【0051】 実施例7A−DおよびC71−74 実施例6の手順に以下の変更を加え、実験を行った。 1.実施例7A−Dでは、2つの制御部材の下の穴は、直径82.5mm(3
.25インチ)で、1つのみであった。 2.実施例7A、7B、7Cおよび比較実施例C72およびC73では、2C
PA溶液を含浸させた紙パッドに隣接して0.1N NaHCO溶液を含浸さ
せた紙パッドを配設することにより、2CPA溶液のpHを増加させ、かつエチ
レン生成速度を上昇させた。下の表6に示すように、NaHCO溶液の量を実
施例によって変化させた。 3.実施例7DおよびC74では、2CPAは使用せず、梱包の3日後に、1
6.7℃およびエチレン含有量を500ppmから1,000ppmに設定した
従来型の成熟室で、バッグを24時間エチレンに曝した。 4.エチレンを使用せず(C71)、または袋をシールし制御部材を使用せず
(C72、C73)、または袋をシールせず(C74)に、比較実施例C71−
74を実行した。 5.梱包後、袋内のエチレン濃度を数回に分けて測定した。 得られた結果を下の表6に示す。
【表6】
【0052】 実施例8A−JおよびC81−83 実施例7A−CおよびC71−74の手順に以下の変更を加え、実験を行った
。 1.エチレン、OおよびCOの濃度を数回に分けて測定した。 2.実施例のいくつかにおいて、第2の紙パッドに、(i)フタル酸カリウム
を含み、pHが4である、または(ii)二塩基のリン酸ナトリウム、一塩基の
リン酸カルシウム、クロム酸ナトリウムおよび重クロム酸カリウムを含み、pH
が7である、または(iii)炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムを含み、
pHが10である、水溶緩衝液30mlを含浸させた。 3.実施例8HおよびC83では、梱包から3日後に袋を成熟室に移した。 4.実施例8Gでは、シールした袋を室温21℃で保存した。(他の実施例で
は室温は13℃から14℃であった。) 5.実施例C83では、袋をシールしなかった。 結果を下の表7に示す。
【表7】
【0053】 実施例9A−CおよびC91−92 実施例6の手順に以下の変更を加え、実験を行った。 1.各制御部材の下の穴は、直径82.5mm(3.25インチ)で、1つの
みであった。穴の総面積は5,350mmであった。 2.袋には2CPAを含浸した紙パッドを配置しなかった。 3.袋詰する前のバナナを2CPAの水溶液に浸した。下の表8に示すように
、2CPAの濃度を実施例によって変化させた。 4.制御部材を使用しない(C91)か、またはバナナを2CPA溶液で処理
しない(C92)比較実施例C91およびC92を実行した。 比較実施例C91は比較実施例C71と同一である。 結果を下の表8に示す。
【表8】
【0054】 下の表9は、実施例5A−C、6A−Eおよび7A−Eの各袋について、O に対する透過性およびエチレンに対する透過性(表9中に「Et」で示す)と、
制御部材およびバッグの他の部分それぞれが寄与している度合いを示したもので
ある。この計算のために、シール後の袋の大きさを0.96×1.04m(38
インチ×41インチ)、すなわち総面積2m(3,115インチ)と仮定し
た。
【表9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3E035 AA11 AB01 BB02 BC02 BD01 3E067 AA11 AB09 BA12A BB14A BC03A CA03 CA04 EA06 EA24 EA27 FA01 FB11 FC01 GB03 GD10 3E086 AD01 BA02 BA15 BB03 BB04 BB05 CA18 DA08 4B069 AA03 HA13 KA03 KB10 KC05 KD01 KD03 KD07

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の特徴のうち少なくとも一方、好ましくは両方を有する
    、バナナの梱包に適した容器。 (1)容器は、少なくとも4kg、好適には少なくとも15kg、特に好適に
    は16kgから22kgに定められた所定の量のバナナをシールして収容するこ
    とができ、バナナをシールしている際は、13℃における容器中のバナナ1kg
    当たりの酸素透過性(OP13/kg)が、少なくとも700、好適には少なく
    とも1,000、特に好適には少なくとも1,500ml/気圧・24時間であ
    り、13℃におけるR率が、少なくとも2、好適には少なくとも3であり、好ま
    しくはさらに、13℃におけるバナナ1kg当たりのエチレン透過性(EtOP
    13/kg)が、容器のOP13/kgの少なくとも3倍、好適には少なくとも
    4倍である;および (2)容器は、(i)O,COおよびエチレンが梱包雰囲気に入るまたは
    該雰囲気から出るための経路を提供し、(ii) (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング からなるガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む。
  2. 【請求項2】 (i)ガス透過性膜のP10率が、−5℃から25℃、例え
    ば−5℃から15℃、または10℃から20℃の間の、少なくとも1つの10℃
    の範囲で、少なくとも1.3、好適には少なくとも1.5、例えば1.5から2
    .8または2.0から2.8であり;および (ii)該ガス透過性膜の酸素透過率が、20℃から25℃の間の全ての温度
    、好適には13℃から25℃の間の全ての温度で、少なくとも775,000m
    l/m・気圧・24時間(50,000cc/100インチ・気圧・24時
    間)、好適には少なくとも2,480,000ml/m・気圧・24時間(1
    60,000cc/100インチ・気圧・24時間)、例えば2,480,0
    00から7,000,000ml/m・気圧・24時間(160,000から
    450,000cc/100インチ・気圧・24時間)である、 上記請求項の上記特徴(1)と(2)を備えた請求項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】 微孔性ポリマー薄膜は、少なくとも70%の孔径が0.24
    ミクロン未満であって、平均孔径0.24ミクロン未満の孔が相互に接続した網
    状組織を含む、請求項1または2に記載の容器。
  4. 【請求項4】 微孔性薄膜は、 (A)粉末、充填材およびプロセスオイルの形態のポリマー基質材料を含む均
    等な混合物を用意することと、 (B)前記混合物を押し出し加工して連続シートにすることと、 (C)前記連続シートを、引っ張らずに、一対の加熱したカレンダーロールに
    送り出すことと、 (D)連続シートをカレンダーロールに通してさらに薄いシートを形成するこ
    とと、 (E)ステップ(D)で得られたシートを第1抽出領域に通し、プロセスオイ
    ルに対しては良好な溶解力を有し、ポリマー基質材料に対しては溶解力を有さな
    い、プロセスオイルより揮発性の高い有機抽出液を用いた抽出によりプロセスオ
    イルを取り除くことと、 (F)ステップ(E)で得られたシートを第2抽出領域に通し、蒸気または水
    またはその両方により有機抽出液の大部分を取り除くことと、 (G)ステップ(F)で得られたシートを通風乾燥機に通し、残っている水分
    および有機抽出液を取り除くこと を含む行程により作られている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の容器
  5. 【請求項5】 (1)微孔性薄膜の孔が微孔性薄膜に占める割合は、重量比
    で35%から80%であり;および (2)微孔性薄膜は、 (a)(i)少なくとも18デシリットル/gの固有粘度を有する本質的に
    線形の超高分子量ポリエチレン、または(ii)少なくとも6デシリットル/g
    の固有粘度を有する本質的に線形の超高分子量ポリプロピレン、または(iii
    )(i)および(ii)の混合体を含むポリマー基質を含み;および (b)薄膜全体に分散された状態で、薄膜の重量に基づき30%から90重
    量%の、実質的に不溶性である微細に分割された微粒子の充填材を 含む、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の容器。
  6. 【請求項6】 ポリマーコーティングは、Tが−5℃から25℃、好適に
    は0℃から15℃であって、(i)n−アルキルグループが少なくとも12の炭
    素原子を含む、少なくとも1つのn−アルキルアクリルまたはメタクリル塩酸、
    および(ii)エステル化グループが10未満の炭素原子を含む、アクリル酸、
    メタクリル酸およびアクリル酸またはメタクリル酸のエステルから選択した1つ
    以上のコモノマー、から得られたユニットを含む側鎖結晶性ポリマーである、結
    晶性ポリマー成分を含む、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の容器。
  7. 【請求項7】 ポリマーコーティングは、少なくとも5J/gの融解熱ΔH
    を有するブロックコポリマーであって、(i)ポリシロキサンポリマーブロック
    、および(ii)−5℃から40℃の融解点Tを有する結晶性ポリマーブロッ
    クを含む、ブロックコポリマーを含む、請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の容器。
  8. 【請求項8】 結晶性ポリマーブロックは、(i)n−アルキルグループが
    少なくとも12の炭素原子を含む、少なくとも1つのn−アルキルアクリルまた
    はメタクリル塩酸、および(ii)エステル化グループが10未満の炭素原子を
    含む、アクリル酸、メタクリル酸およびアクリル酸またはメタクリル酸のエステ
    ルから選択した1つ以上のコモノマー、から得られたユニットを含む、請求項7
    に記載の容器。
  9. 【請求項9】 ブロックコポリマーは、(i)n−アルキルグループが少な
    くとも12の炭素原子を含む、少なくとも1つのn−アルキルアクリルまたはメ
    タクリル塩酸と、(ii)その一端に重合化グループを有するポリシロキサン、
    を含む反応物の混合を重合することによりつくられる、請求項7または8に記載
    の容器。
  10. 【請求項10】 微孔性薄膜のポリマーコーティングは、シス−ポリブタジ
    エン、ポリ(4−メチルペンテン)、ポリジメチルシロキサン、およびエチレン
    −プロピレンゴムからなる、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の容器。
  11. 【請求項11】 制御部材は (a)ガス透過性膜、および (b)ガス透過性膜とパッケージを包む空気の間に位置する開口カバー部材 を含み、 ガス透過性膜は、開口カバー部材の非存在下で、 (i)少なくとも155,000ml/m・気圧・24時間(10,00
    0cc/100インチ・気圧・24時間)のO透過性、OTRperm、お
    よび (ii)少なくとも2の透過率、Rperm を有し、開口カバー部材は (i)OTRpermの0.5倍未満のO透過性OTRbarを有するバ
    リヤ部分と、 (ii)少なくとも0.015インチの面積の開口を少なくとも1つ含み
    、それを通してガス透過性膜がパッケージを包む空気に露出する開口部分であっ
    て、制御部材の透過率RcontrolがRpermの0.9倍以下となるよう
    な開口部分、 からなる、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の容器。
  12. 【請求項12】 梱包雰囲気に入るOの少なくとも75%は、バナナを容
    器にシールして収容した後、前記少なくとも1つの気圧制御部材を通過する、請
    求項1ないし11のいずれか1項に記載の容器。
  13. 【請求項13】 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、バナナおよびバナナを包む梱包雰囲気 を含むパッケージであって、シールされた容器は、13℃における容器中のバナ
    ナ1kg当たりの酸素透過性(OP13/kg)が、少なくとも700、好適に
    は少なくとも1,000、特に好ましくは少なくとも1,500ml/気圧・2
    4時間であり、13℃におけるR率が、少なくとも2、好適には少なくとも3で
    ある、パッケージ。
  14. 【請求項14】 容器の、13℃における容器中のバナナ1kg当たりのエ
    チレン透過性(EtOP13/kg)は、容器のOP13/kgの少なくとも2
    倍、好適には少なくとも4倍である、請求項13に記載のパッケージ。
  15. 【請求項15】 バナナが未だクリマクテリックに達しておらず、梱包雰囲
    気中のO量が少なくとも10%、好適には12%、特に好適には14%から1
    9%であり、CO量が10%未満、好適には4%未満であり、且つOとCO の合計量が20%未満、好適には17%未満である、請求項13または14に
    記載のパッケージ。
  16. 【請求項16】 バナナがクリマテリック期を過ぎており、梱包雰囲気中の
    量が少なくとも0.8%、好適には1.5%から6%、特に好適には1.5
    %から3%であり、CO量が15%未満、好適には7%未満であり、且つO とCOの合計量が16%未満、好適には10%未満である、請求項13または
    14に記載のパッケージ。
  17. 【請求項17】 容器は、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入る
    または該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、請求項
    13ないし16のいずれか1項に記載のパッケージ。
  18. 【請求項18】 透過性制御部材は請求項2ないし12のいずれか1項で定
    義される透過性制御部材である、請求項17に記載のパッケージ。
  19. 【請求項19】 シールされた容器は、少なくとも4kg、好適には15k
    g、特に好適には16kgから22kgのバナナを収容する、請求項13ないし
    18のいずれか1項に記載のパッケージ。
  20. 【請求項20】 青いバナナを成熟させる方法であって、 (A)(a)13℃における容器中のバナナ1kg当たりの酸素透過性(OP
    13/kg)が、少なくとも700、好適には少なくとも1,000、特に好適
    には少なくとも1,500ml/気圧・24時間であり、13℃におけるR率が
    、少なくとも2、好適には少なくとも3であり、13℃におけるバナナ1kg当
    たりのエチレン透過性(EtOP13/kg)が、容器のOP13/kgの少な
    くとも3倍、好適には少なくとも4倍であるシールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナおよび青いバナナを包む梱包雰囲
    気 を含むシールされたパッケージを提供することと、 (B)エチレンを含む雰囲気中に該シールされた容器を置くこと を含む方法。
  21. 【請求項21】 前記(B)の処置は、好適には500ppmから1,00
    0ppmの量のエチレンを含む成熟室にシールされた容器を置くことを含む、請
    求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記(B)の処置の少なくとも一部は、22℃未満、好適
    には20℃未満、例えば16℃から21℃の気温で実行される、請求項20また
    は21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 バナナがクリマクテリックに達する前の少なくとも一時期
    の間、梱包雰囲気中のO量が少なくとも10%、好適には少なくとも12%、
    特に好適には14%から19%であり、CO量が10%未満、好適には4%未
    満であり、且つOとCOの合計量が20%未満、好適には17%未満である
    、請求項20ないし22のいずれか1項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 バナナがクリマテリック期を過ぎた後の少なくとも一時期
    の間、梱包雰囲気中のO量が少なくとも0.8%、好適には1.5%から6%
    、特に好適には1.5%から3%であり、CO量が15%未満、好適には7%
    未満であり、且つOとCOの合計量が16%未満、好適には10%未満であ
    る、請求項20ないし23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 シールされた容器は、少なくとも4kg、好適には15k
    g、特に好適には16kgから22kgのバナナを収容する、請求項20ないし
    24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 【請求項26】 容器は、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入る
    または該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、請求項
    20ないし25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 【請求項27】 透過性制御部材は請求項2ないし12のいずれか1項で定
    義される透過性制御部材である、請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 青いバナナを成熟させる方法であって、 (A)シール可能な容器内に (a)青いバナナ、および (b)エチレン源 を置くことと、 (B)青いバナナとエチレン源を収容する容器をシールすることにより、 (a)13℃における容器中のバナナ1kg当たりの酸素透過性(OP13
    /kg)が、少なくとも700、好適には少なくとも1,000、特に好適には
    少なくとも1,500ml/気圧・24時間であり、13℃におけるR率が、少
    なくとも2、好ましくは少なくとも3であり、13℃におけるバナナ1kg当た
    りのエチレン透過性(EtOP13/kg)が、容器のOP13/kgの少なく
    とも3倍、好ましくは少なくとも4倍であるシールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナ、エチレン源および青いバナナを
    包む梱包雰囲気 を含むシールされたパッケージを提供することと、 (C)シールされた容器内のバナナをシールされた容器内でエチレン源からの
    エチレンに曝すこと を含む方法。
  29. 【請求項29】 エチレン源は、前記(C)の処置の間、好適には4より大
    きい、特に好適には7より大きいpHを有する、2−クロロエチルホスホリン酸
    である、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記(C)の処理の少なくとも一部を、18℃未満、好適
    には16℃未満、例えば14℃から15℃で実行する、請求項28または29に
    記載の方法。
  31. 【請求項31】 バナナがクリマクテリックに達する前の少なくとも一時期
    の間、梱包雰囲気中のO量が少なくとも10%、好適には少なくとも12%、
    特に好適には14%から19%であり、CO量が10%未満、好適には4%未
    満であり、且つOとCOの合計量が20%未満、好適には17%未満である
    、請求項28ないし30のいずれか1項に記載の方法。
  32. 【請求項32】 バナナがクリマテリック期を過ぎた後の少なくとも一時期
    の間、梱包雰囲気中のO量が少なくとも0.8%、好適には1.5%から6%
    、特に好適には1.5%から3%であり、CO量が15%未満、好適には7%
    未満であり、且つOとCOの合計量が16%未満、好適には10%未満であ
    る、請求項28ないし31のいずれか1項に記載の方法。
  33. 【請求項33】 シールされた容器は、少なくとも4kg、好適には15k
    g、特に好適には16kgから22kgのバナナを収容する、請求項28ないし
    32のいずれか1項に記載の方法。
  34. 【請求項34】 容器は、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入る
    または該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、請求項
    28ないし33のいずれか1項に記載の方法。
  35. 【請求項35】 透過性制御部材は請求項2ないし12のいずれか1項で定
    義される透過性制御部材である、請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 青いバナナの保存法であって、 (A)青いバナナを (1)微孔性薄膜、および (2)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含む気圧制御部材を備える容器内に置くことと、 (B)容器をシールすることにより、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナおよび青いバナナを包む梱包雰囲
    気 を含むシールされた容器を提供することと、 (C)シールされた袋の温度を13から18℃に保つこと を含む方法。
  37. 【請求項37】 梱包雰囲気中のO量が少なくとも10%、好適には少な
    くとも12%、特に好適には14%から19%であり、CO量が10%未満、
    好適には4%未満であり、且つOとCOの合計量が20%未満、好適には1
    7%未満である、請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 シールされた容器は、少なくとも4kg、好適には15k
    g、特に好適には16kgから22kgのバナナを収容する、請求項36または
    37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 容器は、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入る
    または該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、請求項
    36ないし38のいずれか1項に記載の方法。
  40. 【請求項40】 透過性制御部材は請求項2ないし12のいずれか1項で定
    義される透過性制御部材である、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 空気中で保存されるパッケージであって、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、クリマクテリックを過ぎ、5未満の変色段階に
    あるバナナ1kgから2.5kg(2lbから5lb)と、バナナを包む梱包雰
    囲気 を含み、 該シールされた容器は、OおよびCOが梱包雰囲気に入るまたは該雰囲気
    から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含み、 該梱包雰囲気中のO量は、少なくとも0.8%、好適には1.5%から6%
    、特に好適には1.5%から3%であり、CO量は、15%未満、好適には7
    %未満であり、且つOとCOの合計量が16%未満、好適には10%未満で
    ある、パッケージ。
  42. 【請求項42】 膜は請求項2ないし12のいずれか1項で定義される膜で
    ある、請求項41に記載のパッケージ。
  43. 【請求項43】 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、バナナとバナナを包む梱包雰囲気 を含むパッケージであって、 該シールされた容器は、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入るまた
    は該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、パッケ
    ージ。
  44. 【請求項44】 膜は請求項2ないし12のいずれか1項で定義される膜で
    ある、請求項43に記載のパッケージ。
  45. 【請求項45】 青いバナナを成熟させる方法であって、 (A)(a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナと青いバナナを包む梱包雰囲気 を含むシールされたパッケージであって、 該シールされた容器は、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入るま
    たは該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、シール
    されたパッケージを提供することと、 (B)該シールされたパッケージをエチレンを含む雰囲気中に置くこと を含む方法。
  46. 【請求項46】 膜は請求項2ないし12のいずれか1項で定義される膜で
    ある、請求項45に記載のパッケージ。
  47. 【請求項47】 青いバナナを成熟させる方法であって、 (A)シール可能な容器内に (a)青いバナナ、および (b)エチレン源 を置くことと、 (B)青いバナナおよびエチレン源を収容する容器をシールすることにより、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナ、エチレン源、および青いバナナ
    を包む梱包雰囲気 を含むシールされたパッケージであって、 該シールされた容器が、O、COおよびエチレンが梱包雰囲気に入るまた
    は該雰囲気から出るための経路を提供する、 (a)微孔性ポリマー薄膜、および (b)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む、シール
    されたパッケージを提供することと、 (C)シールされた容器内のバナナをシールされた容器内でエチレン源からの
    エチレンに曝すこと を含む方法。
  48. 【請求項48】 膜は請求項2ないし12のいずれか1項で定義される膜で
    ある、請求項47に記載の方法。
  49. 【請求項49】 青いバナナの保存法であって、 (A)青いバナナを (1)微孔性薄膜、および (2)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含む気圧制御部材を備える容器内に置くことと、 (B)容器をシールすることにより、 (a)シールされた容器、および (b)シールされた容器内の、青いバナナおよび青いバナナを包む梱包雰囲
    気 を含むシールされた容器を提供することと、 (C)シールされた袋の温度を13℃から18℃に保つこと を含む方法。
  50. 【請求項50】 膜は請求項2ないし12のいずれか1項で定義される膜で
    ある、請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 バナナの梱包における、OおよびCOが梱包雰囲気
    に入るまたは該雰囲気から出るための経路を提供する、 (1)微孔性薄膜、および (2)微孔性薄膜のポリマーコーティング を含むガス透過性膜を備えた、少なくとも1つの透過性制御部材を含む容器の使
    用。
  52. 【請求項52】 容器は請求項2ないし12のいずれか1項で定義される容
    器である、請求項51に記載の使用。
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