JP2003530681A - ウェーハを回転するための装置及び方法 - Google Patents
ウェーハを回転するための装置及び方法Info
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Abstract
Description
においては、ガスの流れが前記物体の一面に沿って方向付けされ、前記物体に回
転を与え、また前記ガスの流れは、あるパターンの溝により前記物体への接線方
向である回転発生用成分を与えられる。
ては、ウェーハを輸送するための装置が明らかにされる。この装置は長い軌道を
有し、ガスは、ウェーハに移行運動を除いて回転運動を与えるような方法で下側
から加えられる。
ハのような物体を回転させる方法が知られる。反応装置内で浮遊支持される1個
のウェーハの処理中、できるだけ一様に処理を実行することがこの性質の処理に
とって重要である。従来技術において、この目的のために、ウェーハに回転運動
を与えることが提案される。従来技術によるこの回転運動は、ウェーハ表面に垂
直でなくむしろウェーハ表面に関して鋭角で終わり開口するガス導入開口を有す
ることによりなされる(「指向性空気ジェット」)。その結果、推進運動がウェ
ーハに加えられる。
時に流れ出すガスが極めて速やかにその接線方向成分を失うという事実のため達
成し得る回転速度が限定される。更に、この性質の反応装置壁は、開口は壁に関
してある角度で開口を鑽孔しなければならないため、その製作が複雑となる。
のにこの性質の回転を与えるために比較的費用を要せずかつ簡単な方法でこれを
可能とすることである。
とが本発明の更なる目的である。
体は実質的に回転するだけであり、そして前記物体の他方の面に更なるガス流が
向けられる上述の方法により具体化される。
に伸びる運動成分が与えられ、ウェーハに回転運動を与える。更に、ウェーハは
、他方の面から更なるガス流を受け、このため、反応装置内で正確に位置決めさ
れる。また、ガス流は、ウェーハが実質的に回転のみを行い平行移動運動は行わ
ないように制御されて提供される。
質的に直角方向に吹き出される。
ことが見いだされている。ガスは、溝が最小抵抗の方向であるため、好ましくは
溝の方向に流れ始めるであろう。この方法で、ガス流は、溝のある全距離にわた
って案内される。溝の方向が接線方向を含むならば、ガスにも接線方向の流れの
成分が与えられる。この接線方向の流れの成分がウェーハに回転を与える。この
性質の溝は、フライス加工により比較的容易に作ることができる。溝のパターン
は、適宜の希望の形を持つことができる。有利なデザインにより、溝のパターン
は螺旋状に配置される。この場合、溝は、ウェーハの中心近くで螺旋が出発しそ
してその周辺の縁の近くで終わるような方法で配置されることが好ましい。希望
の回転速度は、螺旋溝の形状の手段により設定することができる。ウェーハに供
給されるガスの全量は、希望回転速度とは無関係に選定でき、かつ最適の軸方向
及び半径方向の支持及び均一な処理を得ることのできるような方法に設定するこ
とができる。これは、螺旋溝の形状を適応させることにより達成することができ
る。結果として、比較的少量のガスで、反応装置内の均一性を維持するために作
動することが可能である。
更に大きくさせることができる。このことは、好ましい実施例により、開口はウ
ェーハ表面と本質的に直角方向に伸びるが、これらの開口が仮想の管路により連
結されるならば、結果は、起点がウェーハの希望の中心付近にありかつその終わ
りがウェーハの円周方向の縁の近くにある螺旋であることを意味する。回転中、
ウェーハ上の点は、従来技術における環状の処理パターンを生ずる円内に配列し
た同じ開口を常に「見る」ことはない。
布及びウェーハ表面の特に均一な処理を産む。
パターンを構成することである。この場合、溝の一方の端部の付近にガス導入開
口を設けることが重要である。この場合、ガス流が、好ましくは溝の方向で流れ
始める。溝の方向は、好ましくは接線方向であるため、この回転駆動方法は特に
有利であることが確かめられた。この変更例の別の利点は、回転駆動がウェーハ
の軸方向支持、換言すればウェーハを浮遊状態に保つガス流とは実質的に無関係
であることである。例えば、ウェーハ浮遊用のガス流を一定の大きさに保ちつつ
回転駆動用のガス流を増加させ又は中断させることが可能である。その結果、反
応装置内のその他の状態を実質的一定に保ちながら、ウェーハの回転速度が変化
する。ウェーハの縁の付近に円のセグメントとして配置された溝の位置決めが、
回転駆動の駆動モーメント及び効率を最大にする。また、溝の他方の端部付近に
おけるガス排出開口の配列が、回転駆動の効率を更に大きくする。回転駆動溝を
通るガスの流れの方向を逆にすることにより回転方向が逆転される。
応装置内に水平方向に置かれた場合は、ウェーハの上面に導かれる。即ち、駆動
回転は、上方から、下方から、並びに両側から実施することができる。
部分と底部部分とを備え、この間にウェーハを収容する室の境界が定められ、前
記頂部部分及び底部部分にはガス供給開口が設けられ、ガス導入開口は頂部部分
及び/又は底部部分と実質的に直角方向に伸び、前記物体に関して接線方向であ
る成分を前記ガス流に与える溝のパターンが、前記部分の少なくも一方に配置さ
れる前記反応装置にも関する。
れるであろう。
のみ示され、そして頂部部分2と底部部分3とを備える。図示されない適宜の希
望する方法で、ウェーハ10は、部分2と3との間に境界を定められた室又は処
理空間12内に入れることができる。ウェーハ用の処理ガスは、ウェーハの上方
及び下方の双方のガス導入開口4を経て導入され、このとき、このウェーハは浮
遊位置にされる。ガスは排出開口7を経て排出され、この排出開口は、適宜の考
え得る形式のものとすることができ、そして周囲の通路6からきた排出管路5に
連結される。
溝9が設けられる。溝9は螺旋状であり、そして螺旋の線の始点は、ウェーハ1
0の目標中心11の付近にある。螺旋の終点は、ウェーハの周囲の縁の付近に置
かれる。図3に図示されたような対数螺旋の形を有する溝9が選ばれる。この図
において、溝は9で示され、溝の間のダムとして知られる高い部分は15で示さ
れ、αは溝の角度を示し、γgrooveは溝の幅を示し、一方、γdamはダム幅を示
し、θは螺旋の角度座標を表す。P1は内径における圧力であり、P2は外径に
おける圧力である。対数螺旋の形は次式で記述される。
比が1:3であり、そして溝角度は42゜である。
回転させることが見いだされている。
。
の螺旋8に沿って配列される。この螺旋の始点は、同様にウェーハの希望中心1
1の付近に設けられる。
ができる。これら幾つかの要因には、溝の深さ、溝の角度、溝/幅の比、溝の数
などが含まれる。駆動溝9に関して導入開口4を効果的に位置決めすることによ
り更に影響を与えることができる。
な回転に到達することが試験により示された。これも条件に依存し、かつ与えら
れた諸要求に応じてこの時間を大きく減らし得ることは当然である。
ては意図された処理による。ウェーハを回転させる速度は処理に依存し、2から
100rpmの間であることが好ましい。
、図4に示された複数の円形セグメント19が、同じ円の上にある。この図に示
されたデザインにおいても、ガス導入開口14及び16がある。
。開口14を経てガスが導入されたときは、図4によるデザインでは、左に回転
を生じ、一方、開口16を経てガスが導入されたときは右に回転するであろう。
回転駆動溝の位置は、駆動モーメント及び駆動呼応率を最大にするのでウェーハ
の縁の付近にあるように選ばれる。溝の一方の端部付近でガスを噴出し、かつ溝
の他方の端部付近でガスを排出することにより、回転駆動効率を更に大きくする
ことができる。
らを同様に円セグメントの付近に設けることが可能である。更に、後者の場合、
希望するならば、ガス導入開口とガス排出開口との間の流れの方向を周期的に逆
にすることもできる。
理解されるであろう。本発明にとって重要なことの全ては、溝により生じた局所
的な低下圧力が直角方向に吹き出たガスに回転発生用の成分を与え、かつウェー
ハの前で水平方向に変わり得ることである。
者には、本発明の請求範囲内にある変更例が明らかであろう。本発明は、反応装
置内のウェーハを動かすことに関連して説明されたが、別のいかなる形式の室内
のいかなる物体も、これを動かすために等しく使用できるであろう。
示す。
Claims (16)
- 【請求項1】 ウェーハのような円板状物体(10)を回転させる方法にお
いて、前記物体の側に沿ってガス流が案内され、前記物体に回転を与え、前記ガ
ス流は溝のパターンにより前記物体への接線方向である成分を作る回転が与えら
れる方法であって、前記物体が全ての側で閉鎖された区画内に浮遊受入れされ、
前記物体が実質的に回転されるだけであること、及び前記物体の他の面に沿って
更なるガス流が向けられることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記円板状物体が実質的に水平方向に提供されかつ前記回転
発生用ガス流が前記円板状物体の上側において導入される請求項1による方法。 - 【請求項3】 前記少なくも一方のガス流が螺旋状の溝のパターンを使って
制御されることを特徴とする請求項1又は2の方法。 - 【請求項4】 螺旋の線の起点がウェーハの希望の中心(11)の付近にあ
り、更に螺旋の線の終点がウェーハの希望の円周の縁の付近にある請求項3によ
る方法。 - 【請求項5】 前記少なくも一方のガス流が溝のパターンを使用して制御さ
れ、この溝のパターンが円のセグメントよりなり、更に前記円のセグメントの付
近に少なくも1個のガス導入開口が配列される請求項1による方法。 - 【請求項6】 前記円のセグメントの付近に少なくも1個のガス排出開口が
配列される請求項5による方法。 - 【請求項7】 ウェーハが2−100rpmで回転される先行請求項の一に
よる方法。 - 【請求項8】 頂部部分(2)と底部部分(3)とを備え、この間に、ウェ
ーハを受け入れる室(2)の境界が定められ、前記頂部部分と底部部分とにガス
供給開口が設けられた半導体ウェーハの浮遊回転処理のための反応装置(1)で
あって、溝(9、19)のパターンが前記部分の少なくも一方に配列され、前記
溝のパターンが前記ガス流に前記物体に関して接線方向である成分を与えること
を特徴とする反応装置。 - 【請求項9】 ガス導入開口(4、14、16)が頂部部分(2)及び/又
は底部部分(3)に実質的に直角方向に伸びる請求項8による反応装置。 - 【請求項10】 前記溝のパターンが螺旋状の溝(9)のパターンを備える
請求項8又は9による反応装置。 - 【請求項11】 前記部分の少なくも一方において、前記ガス供給開口(4
)が螺旋の線(8)に沿って配列される請求項10による反応装置。 - 【請求項12】 前記螺旋の線の起点がウェーハ(10)の希望中心(11
)の付近にあり、更に前記螺旋の線の終点がウェーハの希望の周囲の縁の付近に
ある請求項10又は11によ反応装置。 - 【請求項13】 前記供給開口(4)が前記螺旋状の溝(9)の隣に配列さ
れる請求項11又は12の一による反応装置。 - 【請求項14】 前記螺旋状の溝が流れの方向に広くなるようにデザインさ
れる請求項11−13の一による反応装置。 - 【請求項15】 前記溝のパターンが円のセグメント(19)よりなり、少
なくも1個のガス導入開口が前記円のセグメントの付近に配列される請求項8に
よる反応装置。 - 【請求項16】 少なくも1個のガス排出開口が前記円のセグメントの付近
に配列される請求項15による反応装置。
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