JP2003528773A - 自動車のオートマチックトランスミッションのためのシフト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、自動車のオートマチックトランスミッションにシフト命令を伝達するためのシフト装置１であって、ケーシングと、互いに直交するように配置された選択軸２及びシフト軸３と、外方右側及び外方左側の少なくとも１つのシフト路の内側で旋回可能に支承されたシフトレバー４と、シフトレバーの運動に基づきシフト命令をオートマチックトランスミッションに伝えるための手段とが設けられている形式のものに関する。本発明は、ケーシングに固定されたそれぞれ１つの補助軸６．１，６．２を中心として旋回可能な、側方に配置された少なくとも２つの別個の係止レバー５．１，５．２が設けられていて、該係止レバー５．１，５．２に右側又は左側のシフト路にあるシフトレバー４が間接的にまたは直接的に係合可能であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 本発明は、自動車のオートマチックトランスミッションにシフト命令を伝達す
るためのシフト装置であって、ケーシングと、互いに直交するように配置された
選択軸及びシフト軸と、ニュートラル位置に関して外方右側及び外方左側の少な
くとも１つのシフト路の内側で旋回可能に支承されたシフトレバーと、シフトレ
バーの運動に基づきシフト命令をオートマチックトランスミッションに伝えるた
めの手段とが設けられている形式のものに関する。

【０００２】 類似したシフト装置がドイツ連邦共和国特許出願公開第１９７５６０３４号明
細書により公知である。この明細書により、自動車のオートマチックトランスミ
ッションのためのシフト装置が公知である。このシフト装置は、シフト命令を自
動車のオートマチックトランスミッションに無動力式に伝達することができる。
このシフト装置は、ケーシングと、２つの軸線を中心として２つのシフト路へと
旋回可能に支承されたシフトレバーと、シフトレバー位置のための検出装置と、
オートマチックトランスミッションへのシフト命令のための伝達装置とを有して
いる。

【０００３】 この公知のシフト装置の問題点は、右ハンドルまたは左ハンドルとしての車両
の構成に応じて２つの異なる互いに鏡面対称的な構成に構成しなければならない
ので、構成形式が極めて特異かつ手間がかかるにある。このような構成により、
部材個数が少なくなり、ひいては不都合に高い製造コストを招き、ロジスティッ
クな問題が生じる。

【０００４】 そこで本発明の課題は、一方では、同一の構成部分を使用しながら右ハンドル
車両でも左ハンドル車両でも使用することができ、他方では、種々異なる要求に
答えるために、できるだけ多くの個数の僅かな構成部分を製造することにより製
造コストが安く、同時に、種々異なる車両のための多数の種々異なるシフト装置
により生じる手間のかかるロジスティックが不要であるような、自動車のオート
マチックトランスミッションにシフト命令を伝達するためのシフト装置を提供す
ることである。

【０００５】 本発明の課題は、請求項１の特徴を有するシフト装置により解決される。

【０００６】 これによれば、自動車のオートマチックトランスミッションにシフト命令を伝
達するためのシフト装置であって、ケーシングと、互いに直交するように配置さ
れた選択軸及びシフト軸と、ニュートラル位置に関して外方右側及び外方左側の
少なくとも１つのシフト路の内側で旋回可能に支承されたシフトレバーと、シフ
トレバーの運動に基づきシフト命令をオートマチックトランスミッションに伝え
るための手段とが設けられている形式のものにおいて、ケーシングに固定された
それぞれ１つの補助軸を中心として旋回可能な、側方に配置された少なくとも２
つの別個の係止レバーが設けられていて、該係止レバーにシフトレバーが間接的
にまたは直接的に係合可能であることことが提案されている。

【０００７】 これにより、シフト装置の簡単な構成が得られ、このシフト装置を、シフト装
置のための同一の構成部分を使用して種々異なる車両のために使用することがで
きる。さらに種々異なる車両のシフト装置のために多数の同一の構成部分が得ら
れ、必要なロジスティックも付加的に簡単になる。

【０００８】 シフト装置の構成のできるだけ高い対称性のために、シフト軸と選択軸とが１
つの平面に位置していると有利である。

【０００９】 係止レバーの補助軸が、係止レバーとシフトレバーとが、少なくともシフト路
の内側で共通の軸線を中心として旋回可能であるように配置されているならば、
係合個所への不要な摩擦を回避するために有利である。

【００１０】 さらに有利には係止レバーは、補助軸線とは反対側で、ケーシングに固定され
たガイド内で延びているので、大きすぎる側方のレバー力が、係止レバーの軸受
に加えられることはなく、これにより軸受を簡単に構成することができる。

【００１１】 シフト装置が、シフト命令を無動力式に伝達するように（シフト・バイ・ワイ
ヤ式シフト）設計されているならば、シフト命令を伝達するための手段は、シフ
トレバー位置の検出のために少なくとも２つの支持体を有している。この場合、
２つの支持体のための２つの固定装置は、両支持体がこの固定装置に相互に作用
できるように固定可能であるように設けられている。このようにしてシフト装置
は、支持体を交換することにより左ハンドル車両および右ハンドル車両のために
使用することができる。

【００１２】 この場合、有利には、両固定装置及び／又は両支持体を固定点に関して同一に
、及び／又は両支持体を同一に形成することができる。さらに支持体及び支持体
のための固定装置は、これらがクリップ固定または差込固定またはねじ固定され
るように構成することができる。

【００１３】 できるだけコンパクトな構成形式および簡単な製造プロセスを得るためには、
支持体が、上面に固定されたディテクタと、場合によっては、シフト命令を伝達
するためのディテクタのための運転電子機器とを備えたプリント配線板として形
成することができる。

【００１４】 シフトレバーをシフト路でガイドするために、シフト経路を設定するシフトゲ
ートが設けられている。この場合、例えば、ケーシングのカバーに取り付けられ
たシフトゲートが、１８０°ずらされた２つの位置でシフト装置に固定可能であ
るように形成されていると特に有利である。従って、ただ１つのシフトゲートを
左ハンドル車両でも右ハンドル車両でも使用することができる。

【００１５】 シフトレバーが２つの部分から構成されており、第１の部分が旋回可能に２つ
の軸に支承されていて、第２の部分が解離可能に、有利には差込結合またはねじ
結合を介して第１の部分に結合されていると、シフトレバーの解離可能な部分を
簡単に交換することにより、同じシフト装置を、車両座席に対してシフト装置の
相対位置が異なる車両でも使用することができる。このことの例として、このよ
うなシフト装置は乗用車でも、トラックでも使用することができる。この場合、
トラックのためには、シフトレバーの、延長された第２の部分が短い部分に対し
て交換されればよく、これによりトラックにおけるシフトノブの必要な高い位置
が得られる。

【００１６】 シフトレバーの無動力伝達の場合でも異なるシフト位置におけるシフトレバー
の快適なシフトフィーリングとポジショニングのために、２つの係止レバーが、
ばね負荷された球またはローラで係止部材に当接していてよい。

【００１７】 係止部材の有利な構成では、係止部材が、別個の交換可能なブロックに取り付
けられていて、このブロックのためにケーシング不動の保持装置が設けられてい
る。これによっても、シフト装置をさらにモジュール化することができ、シフト
装置を簡単に種々の要求に適合させることができる。例えば、ブロックと場合に
よってはセンサ機構を交換することにより、同じシフト装置を簡単に４段ギアま
たは５段ギアで使用することができる。

【００１８】 ブロックの有利な構成では、交換可能なブロックが、係止レバーのガイド機能
も有している。さらに、交換可能なブロックと、ケーシング固定の保持装置とは
このために、ブロックが相互交換可能であるように形成されている。

【００１９】 製造を単純にするために、両係止レバーが同一の形状を有しているとさらに有
利である。

【００２０】 シフト装置が、シフト命令の伝達との関連で、ボーデンケーブルを介してトラ
ンスミッションで直接に、または遠くに配置されたセンサ機構の操作のために使
用される場合には、少なくとも１つの係止レバーが、ボーデンケーブルのための
付加部を有しており、このボーデンケーブルは有利には２つの反対方向の位置に
固定可能であるように形成されている。

【００２１】 本発明のさらなる特徴および利点は、請求項２以下および、図面につき示した
有利な実施例の以下の説明に記載されている。

【００２２】 図面組１ａ〜１ｆから図５ａ〜５ｆまでには、本発明によるシフト装置がそれ
ぞれ６つの異なる視点で示されており、５つの個々の図面組は、シフトレバーの
５つの異なる位置で示されている。

【００２３】 図１ａ、図２ａ、図３ａ、図４ａ、図５ａは、本発明によるシフト装置１の上
方から見た図である。方向を明瞭に示すためにこれらの図面では、矢印とこれに
属した符号ｂ〜ｆにより、相応の符号を有する図面の視点方向を示している。

【００２４】 シフト装置１はシフトノブ１２と、シフトゲート９内で延びている、平面図で
は見えないシフトレバー４と、右側にオートマチックシフト路と、左側に、オー
トマチックトランスミッションのシーケンシャルシフトのためのシーケンシャル
シフト路とを有している。

【００２５】 図１ｂには本発明によるシフト装置１の斜視図が示されていて、図１ｃ〜図１
ｆには（図１ａの記載に相応して）側面図が示されている。シフト装置に所属の
ケーシングは、図面を見やすくするために図示されていない。

【００２６】 シフト装置１は２部分から成るシフトレバー４を有している。このシフトレバ
ーは第１の部分４．１と、差込可能な第２の部分４．２とから成っている。シフ
トレバー４の下端部は、選択軸２及びシフト軸３を中心として旋回可能に支承さ
れていて、シフトゲート９によってシフト路でガイドされている。シフトレバー
４の側方には２つの係止レバー５．１，５．２が位置している。これらの係止レ
バー５．１，５．２も同様に、第１の補助軸６．１及び第２の補助軸６．２を中
心として旋回可能に下端部で支承されている。特別な構成では、両補助軸６．１
，６．２がシフト軸３に対して同心的に配置されており、２つのシフト路の間の
移行のためにシフトレバー４の横方向の旋回を可能にする選択軸２は、シフト軸
３と同一平面に位置していて、これと交差する。

【００２７】 係止レバー５．１，５．２は、それぞれ２つの異なる係止部材により、シフト
レバーの係止がシフト路における異なるシフト位置で感知されるようにガイドさ
れる。

【００２８】 ゲートに応じてオートマチック路の終端位置でのみ行うことができる、選択軸
２を中心としたシフトレバーの側方旋回により、シフトレバー４は第１の係止レ
バー５．１または第２の係止レバー５．２に係合する。シフトレバー４がシーケ
ンシャルシフト路に位置している場合には、第１の係止レバー５．１が、係合エ
レメント１７を介してシフトレバー４に直接に係合しており、同時に第２の係止
レバー５．２との結合は解除されている。逆にシフトレバー４がオートマチック
路において係合エレメント１７によって第２の係止レバー５．２に係合している
ならば、第１の係止レバー５．１との結合は解除されている。係合エレメント１
７は図示の構成では単に溝・キー部材として形成されている。この溝・キー部材
は両側で、シフトレバーの下方の第１の部分と、係止レバーの内面とに組み込ま
れている。

【００２９】 従って、シフト軸３を中心としたシフトレバー４の旋回により同時に、その都
度、結合している係止レバー５．１もしくは５．２が運動する。これにより、係
止レバー５．１，５．２を介して相応のシフト命令がオートマチックトランスミ
ッションに伝えられる。

【００３０】 上述した図１ａ〜図１ｆの図面の説明は、図２ａ〜図２ｆから図５ａ〜図５ｆ
までにも当てはまる。この場合、個々の図面組は、シフトレバーの図示した位置
だけが異なるもので、図１ａ〜図１ｆから図４ａ〜図４ｆまでのシフトレバーは
オートマチックシフト路に位置していて、図５ａ〜図５ｆではシフトレバーはシ
ーケンシャルシフト路で示されている。

【００３１】 図６では、本発明によるシフト装置の縦断面図が、係止レバー５．２の係止部
材１０の領域で示されている。係止部材はこの場合、オートマチック路のための
係止部材であるので、球１３のための４つの係止点から成っている。球１３はば
ね１４によって係止部材１０の輪郭に押し付けられる。

【００３２】 本発明によれば、係止部材は、図７に示したように、交換可能なブロック１１
に取り付けられていてもよい。このようにして、例えば、オートマチック路のた
めの係止輪郭と、シーケンシャルシフト路のための係止輪郭とを、ブロック１１
の交換することにより交換することができる。ただしこの場合、シフトゲートは
、これが非対称的に形成されている場合には、回転または反転させなければなら
ない。

【００３３】 図８には、シフト命令の無動力伝達を行う本発明によるシフト装置の構成が示
されている。シフト命令の無動力伝達は、この場合、相応の伝達電子機器によっ
て行われる。伝達電子機器は、プリント配線板として形成されている２つの支持
体８．１，８．２に取り付けられている。支持体８．１，８．２は、係止レバー
に面した側にセンサ１５．１と１５．２とを有している。このセンサ１５．１と
１５．２とは、係止レバー側に取り付けられた発信機１６．１と１６．２とによ
ってトリガすることができ、オートマチックトランスミッションのために相応の
シフト命令を発動することができる。支持体８．１，８．２は、簡単に相互交換
ができ、このようにしてオートマチックシフト路の種々のシフト位置に達するこ
とができ、またはオートマチックシフト路とシーケンシャルシフト路との間の交
換も行えるように形成されている。

【００３４】 本発明によるシフト装置の図示の係止レバー５．１，５．２は同一に形成され
ているので、このような係止レバーの製造のためには１つの型で十分である。

【００３５】 図９及び図１０には、センサ１５．２，１５．１を有した、オートマチックシ
フト路もしくはシーケンシャルシフト路におけるシフトレバー位置を検知するた
めの２つの支持体もしくはプリント配線板８．１，８．２の平面図が示されてい
る。支持体８．２の４つのセンサ１５．２は円弧状に配置されていて、この円弧
の軸中心点は、対応する係止レバーの補助軸線に位置していて、これらのセンサ
の互いの距離はオートマチックシフト路の係止部材に相応するので、所属の係止
レバーの運動は、ここに取り付けられた発信機１６．２によりシフト位置に対応
するシフト命令を、接続されたオートマチックトランスミッションへの発動する
。４つのセンサは、図９の支持体上でシフト位置Ｐ、Ｒ、Ｎ、Ｄを検知する。相
応に支持体８．１は２つのセンサ１５．１を有している。これらのセンサ１５．
１により、シフトレバーがシーケンシャルシフト路にある場合に、ひいては係止
レバーに係合し、この係止レバーをシフト運動とともに連行する場合に、シーケ
ンシャルシフト路における高シフトおよび低シフトとを検知できる。支持体の形
状付与は本発明によれば、シフト装置における相互の交換が可能であるように選
択されている。この場合、固定点とその位置とは同一に形成されていなければな
らない。

【００３６】 総じて、本発明によれば、シフト命令を自動車のオートマチックトランスミッ
ションに伝達するためのシフト装置が提案されていて、このシフト装置によれば
、種々の車両のために同じ構成部分を使用することができる。この場合、同じ多
数の同じ構成部分を種々異なる車両のために使用できるので、これにより必要な
ロジスティックは簡単にされる。

【００３７】 上述の特徴および請求項の特徴はそれぞれ組み合わされて使用されるだけでは
なく、他の組合せまたは単独でも、本発明の範囲を逸脱することなしに使用可能
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 図１ａ〜図１ｆに、パーキング位置にあるシフトレバーを備えたシフト装置を
、６つの異なる方向から見て示した図である。

【図２】 図２ａ〜図２ｆに、ニュートラル位置にあるシフトレバーを備えたシフト装置
を、６つの異なる方向から見て示した図である。

【図３】 図３ａ〜図３ｆに、リバース位置にあるオートマチックトランスミッションの
シフトレバーを備えたシフト装置を、６つの異なる方向から見て示した図である
。

【図４】 図４ａ〜図４ｆに、ドライブ位置にあるオートマチックトランスミッションの
シフトレバーを備えたシフト装置を、６つの異なる方向から見て示した図である
。

【図５】 図５ａ〜図５ｆに、シーケンシャルシフト路の中間位置にあるシフトレバーを
備えたシフト装置を、６つの異なる方向から見て示した図である。

【図６】 係止レバーの係止装置が示されたシフト装置の縦断面図である。

【図７】 交換可能なブロックを有した係止レバーの係止装置を示した図である。

【図８】 側方に取り付けられたプリント配線板を備えたシフト装置を示した図である。

【図９】 オートマチックシフト路のためのセンサを有したプリント配線板／支持体の平
面図である。

【図１０】 シーケンシャルシフト路のためのセンサを有したプリント配線板／支持体の平
面図である。

【符号の説明】

１ シフト装置、 ２ 選択軸、 ３ シフト軸、 ４ シフトレバー、 ４
．１ 第１の部分、 ４．２ 第２の部分、 ５．１ 第１の係止レバー、 ５
．２ 第２の係止レバー、 ６．１ 第１の補助軸、 ６．２ 第２の補助軸、
７ ガイド、 ８．１ 第１の支持体／プリント配線板、 ８．２ 第２の支
持体／プリント配線板、 ９ シフトゲート、 １０ 係止部材、 １１ ブロ
ック、 １２ ノブ、 １３ 球、 １４ ばね、 １５．１，１５．２ セン
サ、 １６．１，１６．２ 発信機、 １７ 係合部材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3D040 AA22 AB01 AC24 AC36 AC57 AC62 3J067 AA03 AB21 DA02 FA13 FA26 FB67 GA01

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車のオートマチックトランスミッションにシフト命令を
   伝達するためのシフト装置（１）であって、ケーシングと、互いに直交するよう
   に配置された選択軸（２）及びシフト軸（３）と、ニュートラル位置に関して外
   方右側及び外方左側の少なくとも１つのシフト路の内側で旋回可能に支承された
   シフトレバー（４）と、シフトレバーの運動に基づきシフト命令をオートマチッ
   クトランスミッションに伝えるための手段とが設けられている形式のものにおい
   て、 ケーシングに固定されたそれぞれ１つの補助軸（６．１，６．２）を中心とし
   て旋回可能な少なくとも２つの別個の係止レバー（５．１，５．２）が設けられ
   ていて、該係止レバー（５．１，５．２）にシフトレバー（４）が間接的にまた
   は直接的に係合可能であることを特徴とする、自動車のオートマチックトランス
   ミッションにシフト命令を伝達するためのシフト装置。
2. 【請求項２】 シフトレバー（５．１，５．２）の補助軸（６．１，６．２
   ）が、その都度係合している係止レバー（５．１，５．２）とシフトレバー（４
   ）とが１つの共通の軸線を介して旋回可能であるように配置されている、請求項
   １記載のシフト装置。
3. 【請求項３】 シフト軸（３）と選択軸（２）とが１つの平面に位置してい
   る、請求項１又は２記載のシフト装置。
4. 【請求項４】 係止レバー（５．１，５．２）が、補助軸（６．１，６．２
   ）とは反対の側で、有利にはケーシング固定のガイド（７）内で延びている、請
   求項１から３までのいずれか１項記載のシフト装置。
5. 【請求項５】 シフト命令を伝達するための手段が、シフトレバー位置のデ
   ィテクタのための少なくとも２つの支持体（８．１，８．２）を有しており、各
   支持体につき１つの固定装置が設けられていて、支持体がこの固定装置に相互に
   作用できるように固定可能である、請求項１から４までのいずれか１項記載のシ
   フト装置。
6. 【請求項６】 両固定装置が同一に形成されている、請求項５記載のシフト
   装置。
7. 【請求項７】 両支持体（８．１，８．２）が固定点に関して同一に形成さ
   れている、請求項５又は６記載のシフト装置。
8. 【請求項８】 両支持体（８．１，８．２）が同一に形成されている、請求
   項５から７までのいずれか１項記載のシフト装置。
9. 【請求項９】 支持体（８．１，８．２）と、これら支持体（８．１，８．
   ２）のための固定装置とが、クリップ固定または差込固定またはねじ固定できる
   ように形成されている、請求項５から８までのいずれか１項記載のシフト装置。
10. 【請求項１０】 支持体（８．１，８．２）が、上面に固定されたディテク
    タと、このディテクタのための、場合によってはシフト命令を伝えるための運転
    電子機器とを備えたプリント配線板として形成されている、請求項５から９まで
    のいずれか１項記載のシフト装置。
11. 【請求項１１】 シフトレバー（４）をシフト路でガイドするためのシフト
    ゲート（９）が設けられている、請求項１から１０までのいずれか１項記載のシ
    フト装置。
12. 【請求項１２】 シフトゲート（９）が、１８０°ずらされた２つの位置で
    シフト装置（１）に固定可能であるように形成されている、請求項１１記載のシ
    フト装置。
13. 【請求項１３】 シフトレバー（４）が２つの部分から構成されており、第
    １の部分（４．１）が旋回可能に２つの軸に支承されていて、第２の部分（４．
    ２）が解離可能に、有利には差込結合またはねじ結合を介して第１の部分（４．
    １）に結合されている、請求項１から１２までのいずれか１項記載のシフト装置
    。
14. 【請求項１４】 ２つの係止レバー（５．１，５．２）が、ばね負荷された
    球（１３）またはローラで係止部材（１０）に当接している、請求項１から１３
    までのいずれか１項記載のシフト装置。
15. 【請求項１５】 係止部材（１０）が、別個の交換可能なブロック（１１）
    に取り付けられていて、このブロック（１１）のためにケーシング固定の保持装
    置が設けられている、請求項１４記載のシフト装置。
16. 【請求項１６】 交換可能なブロック（１１）が、係止レバー（５．１，５
    ．２）のガイド機能も有している、請求項１５記載のシフト装置。
17. 【請求項１７】 交換可能なブロック（１１）とケーシング固定の保持装置
    とがこのために、ブロックが相互に交換できるように形成されている、請求項１
    ５又は１６記載のシフト装置。
18. 【請求項１８】 両係止レバー（５．１，５．２）が同一の形状を有してい
    る、請求項１から１７までのいずれか１項記載のシフト装置。
19. 【請求項１９】 少なくとも１つの係止レバー（５．１，５．２）が、ボー
    デンケーブルのための付加部を有しており、このボーデンケーブルは場合によっ
    ては２つの方向で使用することができる、請求項１から１７までのいずれか１項
    記載のシフト装置。