JP2003525783A - オフセット印刷時のインキ及び湿し液の決定 - Google Patents

オフセット印刷時のインキ及び湿し液の決定

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ネッターフィールド,ロジャー・プライス
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ファーラント,デーヴィッド・イアン
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コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガナイゼイション
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Abstract

(57)【要約】 オフセット印刷版の像領域及び非像領域の性質を決定する光学式計測器が開示される。レーザ光源30がオフセット印刷版60の表面層50にレーザビーム35を向ける。分光状態で反射されたビーム45は光検出器40によって検出される。更に、散乱光55は光検出器50によって検出される。検出器40、50は、反射光及び散乱光に対する光の強さ信号をそれぞれ発生させる。データプロセッサ70は、印刷版の非像領域及び像領域上に存在する湿し液及びインキに関する色々な性質をそれぞれ決定するため強さ信号を処理する。これらの性質は、非像領域における湿し液の厚さ、可動の印刷版の像領域における像の濃度、及び印刷版の非像領域におけるスカミングの発生を含む。処理した強さ信号は、オフセット印刷機に対するインキ及び湿し液の付与を制御するために使用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、全体として、可動面又は静止面における薄い膜、特に、オフセット
印刷機の印刷版上におけるかかる膜を略実時間にて監視することに関する。
【0002】
【背景技術】
オフセット印刷は、印刷版の印刷領域と非印刷領域とを区別するためインキ及
び湿し液を使用する。非像領域が親水性の性質であり及び像領域が親油性の性質
であることは、オフセット印刷過程の基本的必須条件である。均一に高品質の製
作物を作成するためには、印刷版の像領域をインキで十分に被覆し、非像領域を
湿し液で十分に被覆することが必要である。インキ対湿し液の比が非像領域と像
領域とを明確に識別できるとき、きれいで且つ鮮明な像が形成される。
【0003】 簡単に説明すれば、非像領域は、湿し液の層を保持する一方、印刷領域はイン
キが粘着するフォトリソグラフィック膜の層を有する。また、印刷領域内でイン
キに対し湿し液が僅かに寄与することもある。
【0004】 当該技術において、印刷領域と非印刷領域との間におけるインキ対湿し液の比
(又はその逆)を意味する、「インキ/水のバランス」という表現として、「水
」として湿し液を簡単に説明することが一般的である。
【0005】 施されるインキが過少であるならば、像は薄くなり、色バランスが不正確とな
り、また、像の濃度が不均一となり、鋭角な端縁は不鮮明となる。他方、施され
るインキが過多であるならば、像は端縁の鮮明度が不良となり、非像領域のおよ
ぎ(スカミング)が生じ、色バランスが不正確となり、また、インキのこすれ及
び裏移り(すなわち、折ったとき、頁間のインキの移り)の虞れが増大する。
【0006】 過多及び過少のインキは、印刷の質の低下を生じ、かかる印刷材料は、廃棄し
なければならない。印刷の質を最小レベル以上に保つことは、損紙を減少させ、
用紙、インキ及び湿し液を節約することになる。
【0007】 最適な印刷の質を実現するためには、印刷機及び作動状態が異なれば、異なる
インキ/水のバランスが必要となる。インキと水との正確なバランスを実現する
ことに加えて、インキ及び水の絶対量は二次的効果を有する。水及びインキの双
方を減少させることは、ある段階にて、スカミングを生じ、従って、回避しなけ
ればならない。水及びインキの双方を増すことは、印刷の質を保つことになるが
、同一の結果を得るためその双方を無駄な量にて使用することになる。また、そ
の結果、通常の取扱いの過程にて余剰なインキが容易に除去される場合、こすれ
及び裏移りも生じるであろう。高品質の印刷及び極めて経済的な印刷製作物を作
成するという目標は、インキ/水のバランスをスカミングレベルを僅かに上廻る
程度に正確に設定することである。実際には、この目標範囲は、印刷機の温度及
び印際版の磨耗のような因子の結果として状態が漸進的に変化するため、印刷過
程の全体に亙って変化し勝ちである。
【0008】 印刷業は、製作物の質を決定するため客観的な測定法に著しく依存する。特に
、合意させた一連の業界標準に対して印刷した製品を等級付けるため視覚的検査
法が使用される。次に、印刷機のオペレータは、得られた人間の経験に基づいて
インキ対湿し液の比を調節する。サンプリングした点にて視覚的に検査するとい
う現在の方法を使用する場合、印刷機のオペレータは、印刷の質の漸進的又は間
欠的な劣化に気付かない。また、印刷の質は、関係する人間に依存して、印刷過
程毎に変化することもある。
【0009】 湿し液の厚さの問題点に対する解決策を開発しようとする試みは、米国特許第
5,646,738号(2000年2月29日付けでフクオカ(Fukuoka
)らに対して発行)、米国特許第6,029,577号(1997年7月8日付
けでホンカワ(Honkawa)らに対して発行)、及び米国特許第4,737
,035号(1988年4月12日付けでアオキ(Aoki)らに対して発行)
から認識できる。これらの従来技術の文献のうち、湿し液の厚さの変化を実時間
にて決定することを可能にするものは無い。上述した文献の何れも空間的高解像
度の測定(すなわち、1mm2測定面積以下)を実現するものは無い。
【0010】 米国特許第5,341,734号(1994年8月30日付けでジェシカ(J
echke)らに対して発行)には、版上の試験パターン領域から幾分かの湿し
液を除去する(エネルギを加えることにより)ことが記載されている。このため
、試験パターンは、版の他の部分よりも低い湿し程度にて印刷し、このため、版
のその他の部分よりも早期にスカムを開始させる。スカミングは、非像領域内へ
のインキの移行として試験領域内で測定される。
【0011】 米国特許第5,551,342号(1996年9月3日付けでフーチス(Fu
chs)らに対して発行)、米国特許第5,568,769号(1996年10
月29日付けでレウエラー(Leuerer)に対して発行)、及び米国特許第
4,649,502号(1987年3月10日付けでケラー(Keller)ら
に対して発行)は全て、印刷機からの出口点にて印刷した頁のインキ濃度を測定
する方法を記載している。インキ濃度の測定値を保存した設定値又は最初の校正
コピーからの測定値と比較し、及び印刷設定値を補正するためにフィードバック
信号が使用される。
【0012】 インキの濃度の低下が測定されたとき(版、ブランケット又は紙上で)、従来
技術の文献の何れもそれがインキ不足(すなわち、インキが十分でない)又は過
度の湿し液(すなわち、過剰なエマルジョン化を生じさせる過多の水)の結果で
あるかどうかを決定することができるものは皆無である。
【0013】 本発明の目的は、湿し液及び(又は)インキの厚さの表示値を正確に且つ実時
間にて得ることにより、従来技術に伴う1つ又はより多くの問題点を解消し又は
少なくとも緩和することである。また、インキ及び湿し液の双方及びそれらの相
対量を自動的に監視することを可能にし、更に、これに基づいて印刷機用の制御
機構を提供することも望ましい。
【0014】
【発明の開示】
オフセット印刷版の非像領域内での湿し液の厚さの変化を決定する方法であっ
て、 既知の強さの光源をオフセット印刷版に向ける工程と、 上記版から分光状態で反射された光を検出し且つその強さ信号を発生させる工
程と、 湿し液の厚さの変化の指標として上記検出された光の強さ信号の相対的変化を
決定する工程とを備える方法が提供される。
【0015】 オフセット印刷版上における湿し液の厚さの変化を決定する計測器であって、 オフセット印刷版に既知の強さの光を向ける光源と、 上記版から分光状態で反射された光を受け取り且つその強さ信号を発生させる
光検出器と、 湿し液の厚さの変化の指標である、反射された光の強さ信号の相対的変化を決
定するデータプロセッサとを備える計測器が更に提供される。
【0016】 検出された光の強さ信号の相対的変化は、光源の強さ信号と検出された光の強
さ信号との比として決定することができ、又は、光源の強さが一定に保持される
とき、検出された光の強さ信号から直接、決定することができる。
【0017】 可動のオフセット印刷版上における像の濃度の変化を決定する方法であって、 上記オフセット印刷版に光源を向ける工程と、 上記版から散乱した光を検出し且つその強さを表わす信号を発生させる工程と
、 像領域を識別するため上記の散乱した強さ信号をデータ処理する工程と、 像領域の各々内にて像の濃度を決定するため上記の像データを更にデータ処理
する工程とを備える方法が更に提供される。
【0018】 可動のオフセット印刷版における像の濃度の変化を決定する計測器であって、 オフセット印刷版に光を向ける光源と、 該版から散乱した光を受け取り且つその強さ信号を発生させる光検出器と、 上記散乱した強さ信号から像領域を識別し且つ各像領域内にて像の濃度を決定
するデータプロセッサとを備える計測器が更に提供される。
【0019】 非像領域の場合、散乱した強さ信号は零濃度となるようにされ、その値は像の
濃度を決定する1つの基準値として使用される。閾値のレベルは、その散乱する
強さ信号を比較することにより像領域と非像領域と区別するために画成すること
ができる。
【0020】 可動のオフセット印刷版における湿し液の厚さを決定する方法であって、 上記オフセット印刷版に光源を向ける工程と、 上記版から散乱した光を検出し且つその強さ信号を発生させる工程と、 上記版から分光状態で反射された光を検出し且つその強さ信号を発生させる工
程と、 非像領域を識別するため上記散乱した強さ信号をデータ処理する工程と、 上記識別した非像領域に相応するデータのみを受け入れ得るように上記反射し
た強さ信号をろ過する工程と、 上記ろ過したデータから湿し液の厚さを決定する工程とを備える方法が更に提
供される。
【0021】 可動のオフセット印刷版における湿し液の厚さを決定する計測器であって、 オフセット印刷版における光源と、 上記版から散乱した光を受け取り且つその強さ信号を発生させる検出器と、 上記版から分光状態で反射された光を受け取り且つその強さ信号を発生させる
光検出器と、 非像領域を識別し得るように上記散乱した強さ信号を処理し、非像領域に相応
するデータのみを受け取るように上記反射した強さ信号をろ過し、上記ろ過した
データから湿し液の厚さを決定するデータプロセッサとを備える計測器が更に提
供される。
【0022】 非像領域に関係するデータのみを通すように反射した強さ信号に対して印刷版
の空間的マッピングを適用することによりろ過を行うことができる。その散乱す
る強さ信号を比較することにより像領域と非像領域とを区別し得るように閾値の
レベルを画定することができる。
【0023】 オフセット印刷機におけるスカミングの発生を決定する方法であって、 上記オフセット印刷版に光源を向ける工程と、 上記版から散乱した光を検出し且つその強さ信号を発生させる工程と、 非像領域を表わす1つ又はより多数の位置の記録を保存する工程と、 上記位置におけるインキの存在を識別するため、上記散乱した強さ信号をデー
タ処理する工程とを備える方法が更に提供される。
【0024】 オフセット印刷機におけるスカミングの発生を決定する計測器であって、 オフセット印刷版に光を向ける既知の強さの光源と、 上記版から散乱した光を受け取り且つその強さ信号を発生させる光検出器と、 非像領域を表わす1つ又はより多数の位置の記録を保存し且つ上記位置にてイ
ンキが存在することを識別するため上記散乱した強さ信号を処理するデータプロ
セッサとを備える計測器が更に提供される。
【0025】 散乱した強さ信号は、スカミング発生を表わす閾値に対して比較することがで
きる。この閾値はインキが存在しない印刷版から集められたデータから求めるこ
とができる。
【0026】 可動のオフセット印刷版の像領域及び非像領域の性質を決定する光学式計測器
であって、 光ビームを上記オフセット印刷版に向け得るように配置された光源と、 上記版から分光状態で反射された光を受け取り且つその強さ信号を発生させ得
るように配置された第一の光検出器と、 上記版から散乱した光を検出し且つその強さ信号を発生させる第二の光検出器
とを備える光学式計測器が更に提供される。
【0027】 光源は光を印刷版の表面に対して鋭角な角度に向け得るように配置することが
できる。更に、第一の検出器は同様の鋭角な角度にて配置し、第二の検出器は印
刷版の表面に対しほぼ直角に配置することができる。最も好ましくは、光源はレ
ーザ源であるようにする。該光源、第一及び第二の検出器は単一の囲い物内に収
容することができる。反射した強さ信号及び散乱した強さ信号を受け取り且つ処
理するデータプロセッサを更に設けることができる。
【0028】 本発明の多数の実施の形態に関して図面を参照して以下に説明する。
【0029】
【最良の形態を含む詳細な説明】
測定計測器 図1には、エレクトロニクス構成要素(以下に説明)を保持する囲い物20が
指向性光源30と、反射した光の検出器40と、散乱した光の検出器50とを保
持する計測器10が図示されている。光源は入射経路35に従い、一度び、印刷
版60上に位置する(理想化した)薄い膜の表面58と相互作用したならば、分
光状態で反射した経路45及び散乱した経路55となる。
【0030】 指向性光源30は任意の光源とすることができるが、容易に利用可能であり且
つ光源を所定の標的に向けることが容易であるため、レーザであることが好まし
い。検出器40、50は、市販のシリコンセル検出器を使用して容易に具体化さ
れる。光源30及び検出器40、50と関係した光学フィルタは明確化のために
図示されていない。
【0031】 より具体的には、光源30は、プラスチック製の非球面レンズ300−036
0−780を使用する平行化レンズを備える650nm、3mWダイオードレー
ザモジュールであることが便宜である。米国のオプティマプリシジョン(Opt
ima Precision)インコーポレーテッドが製造するモデルDLM2
103−650レーザモジュールが適当である。該光源は用途/印刷速度に依存
して版における異なる寸法の領域を検出し得るように平行化し又は合焦させるこ
とができる。更に、好ましい入射角度にて反射された信号の強さを最大にし得る
ように、好ましくはs−偏光状態(この場合、電気ベクトルは入射面に対して直
交する)を使用して光を光源付近で偏光させることができる。また、例えば、典
型的に検出器の直前に配置されて、人工光又は太陽光からの干渉波長を遮断する
フィルタを内蔵させることもできる(上述したように)。スカミングについて測
定されるインキの色及び(又は)濃度に依存してその他の波長のレーザ光源を有
益に採用することができる。
【0032】 検出器40、50は、平均面積15mm2及び波長範囲400−1050nm
を有する、英国のセントロニック(Centronic)リミテッドから入手可
能なOSD15−5Tモデルのようなシリコンフォトダイオード型とすることが
できる。反射及び散乱検出器40、50からの出力データ信号r(t)、s(t
)は便宜な形態のデータプロセッサ70に提供される。
【0033】 図2Aには、図1の装置の計測器10の分解概略図が図示されている。主要本
体100は、構成要素に対する気密の堅固な囲い物として提供される。測定ビー
ムスポット寸法が0mm2乃至25mm2の範囲にあるレーザ30が指向性のコヒ
ーレントな光源を提供し且つ明瞭なビジョンモジュール110を介して装置から
出る前に光学要素105を通過する。反射検出器40は分光状態で反射された光
が一度び光学要素115を通過したならば、その光を検出し得るように配置され
ている。分光検出器50は、光学要素120を通過する散乱した光を検出し得る
ように垂直に取り付けられている。色々な光学要素105、115、120を取
り付けるためそれぞれのOリング125が設けられている。
【0034】 レーザ30の制御は、レーザ30からの光の強さを一定に(任意の適宜なレベ
ル)に保つ作用をするエレクトロニクスボード130を介して行われる。特定の
電子回路について図2Bを参照して説明する。
【0035】 光学要素及び検出器が塵、蒸気、霧無しの状態を保つことを保証するため、乾
燥した圧縮空気を供給する、空気窓に対する空気供給管135が設けられている
。この構成により洗浄及び保守は通常、不要である。
【0036】 頂部板140はその工業的適用のために装置の組立てを完了する。装置の寸法
は約32H×94W×96Lmmである。計測器10は、安定的な測定面の上方
を8mmの作用距離にて作動し且つ毎秒当たり最小限1000回の測定を連続的
に行い得る設計とされている。勿論、計測器の寸法は個々の必要条件の物理的必
要性に従って変更可能である。
【0037】 図1を再度参照すると、パーソナルコンピュータ70は、計測器の「ボード上
で」行われた前処理による信号を反射検出器40及び散乱検出器50から受け取
る。次に、図2Bを参照すると、マイクロプロセッサ利用のエレクトロニクスの
1つの好ましい実施の形態が図示されている。2つの検出器40、50からのア
ナログ信号は、典型的に20MHzとして作動するアナログ対デジタル回路20
0(テキサスインスルメンツ(Texas Instruments)TMS3
20F241)に提供される。マイクロプロセッサ205(テキサスインスルメ
ンツTMS320F241)は、構成部品たるメモリー210と、メモリー(R
AM及びROM)215と、システムクロック220と、通信インターフェース
225とを有している。図2Aに図示したコネクタ145は、典型的にRS48
5標準に基づく2方向データバス230を表わす。マイクロプロセッサによって
行われる機能は次のものを含む。
【0038】 (i)版空隙の検出、 (ii)版空隙に対する位置の計算、 (iii)印刷機速度の計算、 (iv)像領域及び非像領域の区別、 (v)湿し液の厚さの決定、 (vi)インキの厚さの決定、 (vii)平均値、標準偏差、統計学的プロセスの管理限界値のような統計学
的演算、 (viii)予め設定した版の位置における測定の開始、 (ix)ホストシステムとの通信、 (x)診断目的の自己チェック及びホストコンピュータへの状況の報告。 湿し液の厚さの決定 第一の実施の形態は印刷版の非像部分における湿し液の厚さを略実時間測定す
ることを可能にする。この実施の形態は、裸の印刷版又は印刷ローラのような非
像領域にのみ適用される。作動原理は、湿し材料の薄い膜によって覆われる印刷
ローラの非像部分にコヒーレントである必要はない光源を向けることである。薄
い膜から反射された光の量を測定し、反射した光の強さと入力光との比(Ii
o)が得られる。
【0039】 1つの代替的な形態において、光源の強さ(出力パワー)が一定であるならば
、反射した光を測定すれば十分である、すなわち、この比を求める必要はない。 上述したように、指向性光源30は、0mm2乃至25mm2の範囲のビーム寸
法を有することが好ましい指向性光ビーム35を発生させる。光ビーム35は、
印刷版60にて湿し液58(又は場合に応じてインキ)の被覆上に好ましくは3
0°乃至60°の範囲の角度で入射する。図1に図示した湿し液58は理想図で
あり、真の表面被覆は、印刷版が多孔質の性質であるため、マイクロレベルにて
不均一であることが理解されよう。
【0040】 液体が印刷版60を完全に覆わないならば、上記に示したように、反射した方
向への分光ビーム55の強さは湿し液の被覆の程度と共に単調に増大する。反射
したビーム45の強さは、湿し液58が印刷版60を完全に被覆するとき飽和し
勝ちである。
【0041】 パーソナルコンピュータ75又はオンボード型マイクロプロセッサ130のよ
うな関係したデータプロセッサによって、反射した光ビーム45の強さと指向性
光ビーム35の強さとの比を決定することが可能である。湿し液50の被覆にお
けるかかる変化を識別し得ることは、印刷機のオペレータが不良な製作物の量を
減少させることを可能にする。このため、高品質の印刷製品の製作に助力し得る
ように湿し液の厚さを定量的に略実時間にて測定することが実現可能となる。
【0042】 図3には、ローランド(Roland)2000オフセット印刷機にて行った
試験中に図2に図示した装置の実施の形態により得られたグラフが示してある(
すなわち、反射した光の検出器40のみが接続されている)。y軸は時間に亙っ
て計算した反射信号である。点Aにて、印刷機は毎時約3000枚の印刷を行い
、高品質であると承認された製作物を作成する。点Bにて、湿し液の流れを僅か
な増分量で増加方向に調節し且つ点Cまで安定することを許容する。点Cにて、
湿し液の流れを顕著な値だけ減少させ、点Dに達したとき、印刷版に残る湿し液
は殆ど無い。次に、点Eにて湿し液の流れが増大する。点Fは、湿し液の量は安
定化するが、過度に多量の湿し液が存在し、点Gまでその状態が続く様子を示す
。再度、湿し液の流れを減少させ、点Hまで、印刷版に存在する湿し液は極めて
少ない。点Jにて、湿し液は点Aにおけるその当初の流量よりも僅かだけ多い量
を回復し、点K及びそれよりも先にて安定化する。
【0043】 測定した反射光と入力信号及び印刷版を被覆する湿し液の厚さとの間には単調
に増大する関係が存在することが理解できる。このように、信号の比を観察すれ
ば、湿し液の厚さの妥当な程度に十分な測定値が求められる。
【0044】 図4には、毎時50,000枚の新聞の頁を印刷するマン−ローランドカラー
マン40(MAN−Roland Colorman)40印刷機(すなわち、
毎時当たり25,000回転する二重丸型胴)を使用して、装置の1つの実施の
形態の試験から得られたデータが示してある。46分間の印刷運転の間、約3k
Hzのデータ速度にてデータをデータプロセッサ70に記録した。装置の結果を
確認するため、その運転中、長時間に亙って、作動ディスプレイコンソール及び
クロックをモニターするため印刷機の運転時間の間、ビデオカメラを設定した。
コンソールにおける湿し液の値が変化する毎に、その後、その変化をその変化の
経過時間に対して記録した。上部トレース(すなわち、「コンソール」)はコン
ソールの設定値を表わし、下部トレース(すなわち、「tmfi」)は図2の計
測器10により決定された反射光の強さを表わす。
【0045】 印刷運転の開始後、約26分にて、湿し液の測定値が30単位を示す迄、毎分
当たり約2単位だけ湿し液の設定値を増大させた。その後、毎分毎に、コンソー
ルディスプレイが14単位を示す迄、湿し液の設定値を約2単位だけ減少させた
。その時点にて、検査した頁に過剰な青インキが見られ、カラー印刷の問題点が
明らかとなった。次に、湿し液の制御値を約20単位の正常な設定値に戻した。
グラフから、計測器10から得られた測定値はコンソール計測器とほぼ一致する
ことが分かる。しかし、計測器10は、多分、印刷版における湿し液の跳ね返り
に起因して点A、Bにて大きい変化を検出することが明らかであり、かかる変化
は、コンソール計測器によっては検出されずに見過ごしたものであった。新聞業
界にて使用される通常の湿し液の設定値範囲内で、装置の応答性はほぼ直線状で
あると考えられる。更に、計測器は、工業的環境及び商業的印刷速度にて満足し
得る測定値を実現することが分かった。
【0046】 図5は、マンローランドカラーマンS印刷機に取り付けられた計測器10によ
って得られた測定値に関するものである。湿し液の厚さの区別可能な測定値が決
定され、y軸は反射検出器40から得られた平均化した出力信号を示す。x軸は
、印刷版の最適な湿し液の被覆範囲からの偏倚値として測定された機械のコンソ
ール計測値を示す(パーセントで表示)。データは同様に、単調に増大する湿し
液の厚さの関数を示す。 像の濃度の決定 上述したように、計測器10は、印刷機のローラ表面から散乱した光を集める
。測定された光の強さの程度は版上に存在する湿し液の量からほぼ独立している
。検出された信号の大きさは、ローラ表面の粗さ、ローラにおけるインキの存在
及びその量による影響を受ける。このようにして散乱した信号における光の強さ
を測定することは、ローラ表面の粗さ、像領域におけるインキ濃度の変化及び非
像領域内でのインキの存在(一般にスカミングと称される)を含む幾つかの因子
(以下に説明)を示すことになる。
【0047】 具体的には、全印刷速度にて運転する新聞印刷機における試験にて求められた
ように、印刷版における像の濃度を測定するため、散乱検出器50を利用するこ
とができる。図6には、1つの印刷版(15,000回の胴回転数/時にて作動
するマンローランドゲオマン(MAN Roland GEOMAN)印刷機)
に対して記録された散乱検出器50からの信号が示してある。この版は、像の濃
度が増大する像ブロックの試験パターンから成るものとした。顕著により大きい
信号が非像領域(標識した)から測定される。非像領域からの測定値は版の全体
に亙ってほぼ同様であり、また、同時に測定される湿し液の量からほぼ独立して
いる。十分に確立された光散乱モデル(例えば、レイリー(Rayleigh)
及びミー(Mie))によれば、散乱信号は光の波長及び測定された媒質、すな
わち印刷版の粗さ程度に大きく関係している。このため、非像領域に対する散乱
信号の大きさは、印刷版の状態及び準備を判断するための相対的測定値を提供す
る。
【0048】 図6に図示するように、像の濃度の異なる領域を容易に識別することができる
。閾値S1(図示するように)を割当てることにより、像領域又は非像領域を表
わす一連のデータ(すなわち、それぞれその線の下方及び上方)を特徴的に識別
することができる。「閾値以上」のデータは、同時に測定された湿し液の測定値
を(実質的に)表現するものとすることができる。換言すれば、反射検出器40
から分光状態で反射した光信号(湿し液の厚さの測定値を与える)は、閾値に従
って散乱データから広帯域ろ過を介して像領域のデータを除外することにより特
定することができる。データ処理の意味において、散乱検出器50からの信号は
画成した閾値設定値と比較し、得られる信号を使用して測定領域が画像領域か又
は非画像領域かを決定することができる。 インキの厚さの決定 印刷版における像の分布パターンは特定の印刷運転中、変化してはならないが
、これら版に付与されたインキの量は変化してもよい。既知の一定の像点にて散
乱信号を繰り返して測定することにより、インキの量の相対的変化を計算するこ
とができる。図6の状態において、これは1つの像領域を表わすデータ点の大き
さの相対的変化を識別する過程である。このように、印刷運転中の測定値を直接
的に(すなわち、像の濃度が同一の領域から)比較するひとが可能であることを
確実にし得るよう、印刷版におけるほぼ同一の位置にて計測器10が繰り返して
測定し得ることが重要である。
【0049】 目標とするインキ付着量は、最大の色濃度が実現されるときに得られる。提供
されるインキの量が目標値よりも少ない場合、インキの濃度は可能な最大値を実
現しない。インキの量が過多であるならば、スカミングを防止するため、より多
くの湿し液が必要となり、インキの濃度もインキ及び水の過剰なエマルジョン化
に起因して可能な最大値以下となろう。更に、エマルジョン化したインキ層は印
刷された製作物の永久不変性を低下させる傾向となる。このことは読み手の手に
インキがこすれ又は裏移りすることになり、この裏移りとは、新聞を切断し且つ
印刷機内で折畳むとき、一方の頁がその反対側の部材に印刷される状態をいう。
【0050】 上述した散乱検出器40及び反射検出器50を使用して、濃度不足を湿し液の
量と相関させることができる。湿し液の量が正常である(例えば、印刷作業の最
初の最適化時のような、それ以前に決定した設定値に対して)ならば、インキの
濃度はインキを増すことにより向上させることができる。これと逆に、湿し液の
量が通常よりも多いと考えられるならば、インキの濃度は水及びインキの双方を
減少させることにより向上させることができる。
【0051】 図7には、10%乃至100%の濃度範囲の像ブロックから成る印刷版の試験
パターンに対する厚さの測定値が図示されている。挿入部分は、試験パターンを
1回印刷する毎に実際の散乱した信号の測定値が現れることを示す。パターンの
全体は、印刷時毎に測定される。主要なグラフは、(最適化しない)「正常な」
印刷状態及びインキの重要な設定値を「10クリック」だけ増大させた後の、パ
ターンに対する散乱信号のステップ高さを示す。10乃至90%の濃度範囲に亙
って、測定した散乱信号のステップは、20%だけ増大した。0%(像無し)の
とき、信号は、100%の像ブロックを有する場合(これは、既に最大濃度であ
ることを示す)と同一状態のままであった(測定すべきインキが無し)。
【0052】 湿し液の量及びインキの濃度を同時に測定する方法を利用することにより、イ
ンキ及び湿し液の量の双方をフィードバック制御下に置くことが可能である。 版の空隙の検出システム 散乱検出器50によって集められた信号の別の用途は、空隙を検出することで
ある。例えば、散乱の強さを測定することは、印刷版のタイミング及びゲーティ
ングを可能にする。反射した光の検出器、r(t)は、また、それ自体にて又は
散乱信号s(t)と組み合わせて空隙の検出のために使用することができる。
【0053】 典型的な印刷機の作動速度にて版の空隙を正確に検出するためには、100μ
s以上の時間解像能が必要となる。また、この性能を実現するためには、毎秒当
たり12,000以上のサンプルのデータ獲得速度も必要とされる。
【0054】 この目的のため、データ獲得システムを使用することは、アナログ対デジタル
変換器及び処理速度に顕著な条件を課す。更に、この構成は、湿し液の測定のた
めに必要とされるよりも著しく多量のデータを獲得する。
【0055】 実用化するためには、図8に図示するようなハイブリッドマイクロコンピュー
タ/ハードウエア利用の空隙検出システムであることが好ましい。反射センサ4
0又は反射センサ50(密信号であることを特徴とする)の何れかから空隙情報
を保持するアナログ信号250に対して増幅及びろ過252を行い、次に、追加
的な信号処理254を行って、比較器256に入力する。比較値は、マイクロプ
ロセッサ258からデジタル対アナログ信号によって提供され且つ自動的に決定
し又は手動で設定することができる。空隙の状態が比較器256によって識別さ
れるならば、中断要求信号がマイクロプロセッサ258に送られる。
【0056】 版胴の回転速度を判断し且つデータの獲得を同期化して、版における空間的正
合を確保するために遥かに少ない測定回数によって済むようにするため、空隙信
号がマイクロプロセッサ258によって使用される。例えば、インキの厚さの場
合、2つの版における同一の点を検知することが望ましい。
【0057】 特定の印刷機が版胴の周縁の周りに2つの印刷版を有するならば、版上にて正
確な空間的位置を決定し且つそれら2つの版を区別するためにも空隙信号の測定
は重要である。 自動化した測定の同期化 マイクロプロセッサ制御、中断要求利用の空隙の検出、印刷速度の判断及びマ
イクロプロセッサのプログラミングの特徴を一体化することにより、自動化した
測定の同期化能力が実現される。図9Aを参照すると、計測器10は、版の空隙
を検出することにより(上述したように)、印刷機の作動を同期化する。連続的
な空隙をタイミング化することにより、マイクロプロセッサは、印刷機の速度を
正確に判断する。版における単一又は複数の(空間的)測定位置は、マイクロプ
ロセッサの直接的なプログラミングにより又はホストシステムからのデジタル通
信を介して特定される。これらの特定の位置、空隙の同期化及び印刷機の速度の
判断を入力として使用し、マイクロプロセッサは、連続的な版の測定のため、正
確なタイミング励起点を計算する。計算した時点において、マイクロプロセッサ
は、測定を行い且つ指令を受けることになろう、その他の任意の処理に続いて、
版におけるその特定の空間的位置に関する結果は、ホストコンピュータに連絡さ
れる(すなわち、[位置]、[反射信号]、[散乱信号]として)。
【0058】 図9Bには、自動化した測定の同期化を具体化する状態を示すフローチャート
が図示されている。 工程300において、版の周縁の周りで行われるべき測定分布状態の所定の仕
様が決定される。工程302において、この情報は、メモリーの位置に保存され
る。このことは、印刷測定値304の空間的分布のライブラリーを形成する。工
程306において、印刷機の速度を計算し、印刷測定値の空間的分布と共に、工
程308にて、一連の時間利用の励起点を計算することを許容し、この励起点は
、次の測定サイクルにて使用することができ、これにより測定値の時間的分布の
ライブラリー310を形成する。
【0059】 工程312において、過程は次の版の空隙を保護することを待つ。版の空隙を
検出したとき、工程314は、版の印刷のため測定の開示を励起し、タイマーが
再設定されるようにする。工程316において、現在のタイマー値とデータ獲得
イベントとの比較が為される。一度びこれらが一致したならば、工程318にお
いて、測定及びデータの記録が励起され、その結果、保存されたデータの記録3
20が形成される。工程322において、任意の必要な統計学的演算が行われ、
その結果、統計学的計算324のデータ記録が形成される。工程326において
、最後のデータ点がサンプリングされたかどうかの点検が為され、点検が為され
ていないならば、過程は、316にループを介して戻る。最後のデータ点が処理
されたならば、次に、工程328において、保存したデータ記録及び計算結果が
ホストコンピュータに伝送される。工程330において、過程は、次の印刷を準
備し、工程306から過程を繰り返す前に工程332にてホストコンピュータか
らの命令を待つ。
【0060】 この方法を使用して、装置は、その最大の空間的解像度及び空間的反復性を実
現するが、また、データの通信を穏当な量に保つ。これらの結果が連絡されるホ
ストシステムは、強力な獲得及び処理システムである必要はない。
【0061】 この一貫した設計は、典型的に印刷の管理にて具体化されるシステムコントロ
ーラと計測器を一体化することを容易にする。 平均的湿し液の厚さの計算 図6に関して説明したように、印刷版における平均的湿し液の厚さの測定及び
計算は、像領域からの測定値を自動的に区別し且つ排除し得るような仕方にて行
うことができる。図10は、かかる過程の具体化の詳細を示すフローチャートで
ある。
【0062】 工程350において、非像領域の閾値が設定される。工程352において、反
射センサ40及び散乱センサ50からデータが獲得される。次に、工程354に
おいて、印刷版の空隙が検出される。その結果が「ノー」であるならば、印刷版
からデータ点が得られ、工程356において、その領域が非像領域であるか否か
に関する決定が為される。このことは、散乱信号のデータ値を閾値Stに対して
試験することにより行われる。データ値が閾値以上であるならば、その比較の結
果は「イエス」であり、工程358において、運転中の湿し液の平均値を新たな
反射した信号の値にて更新し、平均的湿し液の厚さの値の記録360として保存
される。版の空隙の発生が工程354にて検出されたならば、次に、工程362
にて、湿し液の厚さの平均値が伝送される。 湿し液の適用の閉ループ制御 業界の方法は、現在、湿し液の厚さを直接測定しない。かかる測定を半自動又
は全自動の湿し液の制御システムに一体化することのできる多数の方法がある。
第一の実施の形態において、計測器は局部的に、湿し液コントローラに一体化さ
れる。この状態において、印刷機の制御システムは、湿し液システムに対し版に
特定の湿し液の膜の厚さを供給するよう指令する。次に、湿し液コントローラは
、一定の湿し液の膜の厚さを保つ仕方にて版に付与する湿し液を内部にて補正す
べく湿し液の膜の厚さの測定値を使用する。この構成は、フィードバック制御ル
ープは極めて小さい時間定数を有することができるため、湿し液システムの応答
性の短時間及び長時間の変動を補正するのに特に適している。
【0063】 図11に示した第二の実施の形態において、計測器10は、データバス400
及びセンサコントローラ405に介して印刷機の制御システム410に直接、接
続されている。印刷機のオペレータは、各版425における湿し液の量を監視し
且つ制御することができる。水の膜の厚さが所望の設定値から変化するならば、
印刷機の制御システム410は、湿し液の制御システム415に対し、必要に応
じて湿し液の量を加減するよう指令する。設定時、オペレータ及び印刷機の制御
システムは、印刷機内の状態を遥かにより完全に把握している。このことは、例
えば、現在、印刷機制御システム410により測定されている多数のパラメータ
の設定値の任意のものに応答して水/インキのバランスを調節するため印刷機コ
ントローラが使用されるならば、極めて重要なことである。
【0064】 最適な設定状態にて印刷機が使用可能となる前に、システムの全体は、印刷機
の「フート印刷」という広範囲に亙り且つ集中的な方法を使用して特徴付け且つ
最適化しなければならない。この方法は、数日に亙る測定及び調節を含むことが
でき、この間、商業的目的のために製作物を使用できないような程度まで印刷の
質が変化する可能性がある。このため、印刷機をフート印刷することは、無駄が
多く且つコスト高の過程である。本発明の計測器を印刷版425内に組み込み、
信号を印刷機コントローラ410に伝送して戻すことは、印刷機を自動的に特定
の製作物の品質範囲内に保つことを可能にする。印刷機のオペレータは、印刷の
特徴を設定するためインキの量又は湿し液の量のような印刷機のパラメータを調
節することができるが、製作物の品質が予め設定した値以下に低下することにな
る全ての調節は印刷機の制御システムによって直ちに反作用を受ける。このため
、フート印刷する間でも、印刷機の名目的な製作物の質を所定のレベル以上にす
ることが確実化され、このことは、フート印刷方法を商業的運転の範囲内で行う
ことを許容する。このことは、印刷機のオーナにとって無駄及びコスト上顕著な
利点を与えるものである。 印刷機フィードバック特徴の自動的な最適化 図11の更なる特徴は、異なる印刷機の形態に対し最適なフィードバック動作
を判断する機構を提供するものである。
【0065】 最小限の装置は、通信バス400を介してセンサコントローラ405に連結さ
れた計測器10から成っている。一方、センサコントローラ405は、印刷機制
御システム410に接続されている。該印刷機制御システム410は湿し液制御
システム415に対し湿し液を付与するとき及び付与すべき湿し液の量を指令す
る。計測器を湿し液コントローラ415と一体化することは、湿し液コントロー
ラが版の上に存在する実際の湿し液の量を監視することを可能にし、このため、
誤り信号を計算し且つ湿し液の量を補正するために使用されるフィードバック機
構を提供する。湿し液の必要量を変更する印刷機の形態の変化は、フィードバッ
ク機構を介して自動的に補正される。かかるファクタは、非限定的に、印刷機構
成要素の温度の変化を含む(例えば、版胴を加熱すると、湿し液の蒸発量が増し
、紙の吸収度、版の磨耗の変化を生ぜ勝ちとなる)。
【0066】 センサを印刷機制御システムと直接的に又は間接的に一体化することは、印刷
機制御ソフトウエア内のアルゴリズムにより完全な測定及びフィードバックの制
御を可能にする。印刷機制御システムの集中性を保つことは、印刷システムの全
体が対象とされる最も自由度に富んだアプローチ法を許容する。
【0067】 このアプローチ法を使用して湿し液の量及びインキの量の双方がフィードバッ
ク制御可能である。インキの濃度が、インキ又は湿し液の量の何れか一方の変化
に起因して変化するものとし、これに応じてその変化を補正することができる。
インキの場合、同一又は更なる計測器10、10´の何れかを利用し、同一のデ
ータバス400に接続することができる。インキの量のコントローラ420は、
印刷機制御システム410と連通している。
【0068】 制御システム内のフィードバック特徴を最適化するためには、コントローラが
発する指令に対する印刷機の動的応答性を推定することを必要とする。計測器を
印刷版上に配置することは、印刷した材料が印刷機から出るとき、その材料を検
査する場合よりも遥かにより迅速であり、従って、より安定的なフィードバック
機構を可能にする。印刷機の応答性の活動性を推定する1つの好ましい方法は、
許容可能な印刷質の製作物となる状態で印刷機を作動させ、一度び安定的な形態
が実現されたならば、湿し液の顕著な動揺を作用させる(コンピュータ又は印刷
機コントローラを使用して自動的に)ことである。インキ及び湿し液の量を監視
する。応答速度、その程度及び振動成分を検査するならば、従来のフィードバッ
ク方法又は中立の回路網又は人工知能のような適応型プロセス管理機構の何れか
を使用して、フィードバックパラメータ(比例、積分及び微分−PID)を推定
することが可能となろう。更なる最適化方法において、印刷機はインキ及び水の
フィードバック制御下にて作動させ、湿し液は手操作で動揺させる。印刷機を当
初の作動設定値に戻すフィードバック制御の効果を計測し且つフィードバックパ
ラメータを必要に応じて調節し、臨界的な湿し状態のシステムに可能な限り正確
に近似するようにする。この型式のアプローチ法は十分に文献に記載されている
。例えば、英国ピーター・ぺリグレンス(Peter Perigrenus)
の1988年、ケビン・ワーウィック(Kevin Warwick)による「
自己調節型コントローラの具体化(Implementation of Se
lf Tuning Controller)」(ISBN086341127
4)、又はジョン・ウィリー&サンズ(John Wiley&Sons)の1
991年、P.E.ウェルステッド・アンド・M.B.ザロップ(P.E.We
llstead and M.B.Zarrop)による「自己調節型システム
:制御及び信号の処理(Self−Tuning Systems:Contr
ol&Signal Processing)」(ISBN047192883
6)がある。
【0069】 インキ量を動揺させることを含む、同様のアプローチ方法を行うこともできる
。 スカミングの検出 スカミングは、不十分な湿し液にて印刷機を運転する結果である。インキが版
の非像領域に粘着するのを防止するのに十分な水がないため、インキフォームロ
ーラからのインキは、印刷版の非像領域に移行する。スカミングの視覚的結果は
、インキが印刷した頁の全体に亙っておよぐパターンとなることである。スカミ
ングは最も望ましくない。計測器内の散乱光検出器50は、インキの存在に起因
する光の吸収を感知可能である。このため、スカミングが生じたときを決定する
ため出力信号s(t)を使用することもできる。この信号は、湿し液コントロー
ラ又は印刷機のコントローラシステム(上述したような)の何れかに一体化する
ことができ、次に、これらのコントローラは、それ以後のスカミングを防止する
のに必須の調節を行う。
【0070】 図12Aは、スカミングの検出を具体化する方法を説明するフロー図である。
工程450において、スカミング閾値に対する数値が提供される。スカミング閾
値は記録451として保存される。工程452、454は、印刷機のオペレータ
が、印刷機が許容可能な状態で作動していると決定する時点迄、1つ又はより多
くの非像位置にて散乱光検出器50からデータを連続的に獲得する状態を示す。
一度びこの状態が生じたならば、次に、工程456にて、一組みの好ましい測定
位置の計算が行われ且つ分布記録458として保存される。これらの位置は、印
刷版の他の部分(例えば、その後に高濃度の像領域が続く非像領域)と比較して
、早期のスカミングが生じ易いことが従来の経験から既知の位置を表わすことが
できる。
【0071】 工程460において、測定値の分布記録458に基づいてデータの獲得サイク
ルが行われる。このデータセットは、許容可能な印刷質の基準値を表わし、工程
462にて保存され、この値に対して、センサの基準データセットの記録464
が確立される。次に、この過程は、監視段階に入り、この段階にて、データは、
工程466にて完全に版を印刷するため獲得され、次に、工程468にて、基準
記録464と比較される。工程470にてその差が閾値よりも大きいと決定され
たならば、次に、工程472にて、ホストコンピュータに警報が送られる。工程
474において、更なる指令が待たれ、この指令は、工程476にて、監視を再
開させるものとし、工程466において、監視を中止し、工程478にて更なる
指令を待つものとすることができる。
【0072】 図12Bには、マンローランドゲオマン印刷機を使用して商業的な新聞の印刷
運転中、散乱光検出器50から得られた信号の例を示すグラフが図示されている
。上側のグラフは、スカミングが観察されていないときの応答性を示す。版の表
面を亙って散乱した信号は狭い範囲に止まる。下側トレースで示すように、スカ
ミングが生じるとき、インキは、印刷製作物の頁に亙って観察され、このインキ
は、また、散乱光検出器によって版上でも観察される。平均信号の大きさは、小
さくなり、信号の見掛けのノイズが増す。スカミングが存在しない期間中の非像
領域の空間的分布状態にて制御システムを学習させることにより、インキが任意
の非像領域に存在するとき(すなわち、スカミング状態時)を計測器データの処
理により識別することができる。印刷過程の全体に亙って採用し、かかる信号を
印刷機コントローラに伝送して戻したとき、オペレータには、印刷運転中の任意
の位置にてスカミングが生じるときの警報が為されよう。
【0073】 上述したように、センサは、測定領域が像領域又は非像領域から成るかどうか
の特徴を最初に把握することができる。この情報は、スカミングの検出測定を非
像領域として既知の領域に向けるため使用することができる。スカミングは高濃
度像のブロックの直後で開始され易いため、スカミングの検出をかかる領域に集
中させることができる。 ブランケット後の位置における水の厚さの測定 上述した測定は、計測器の位置が湿し液及びインキの後方であるが、ブランケ
ットローラの前方にあるものと想定したものである(図10参照)。ブランケッ
トローラ430と版胴425との相互作用は、水及びインキが版胴からブランケ
ットローラに移り、次に、紙上に転写されるようなものである。このため、ブラ
ンケットローラと接触前及び接触後、本発明を具体化する計測器を採用すること
ができる。ブランケット後の位置において、計測器10は、残留する全ての湿し
液の厚さを測定することができ、このことは、水の全てがブランケットローラに
移る訳ではないことを示す。
【0074】 図13には、色々な湿し液の設定値(X軸に沿って図示)におけるブランケッ
ト後の水の厚さの測定結果が示されている。このグラフは、水の膜の厚さはブラ
ンケット前の位置におけるものと同一程度であるため、ブランケット後の位置に
て測定することの有用性を示す。 計測器の位置 計測器の位置が印刷版における測定箇所にのみ限定されるものではないことは
当該技術分野の当業者に容易に理解されよう。また、湿し液の供給フォームロー
ラ435上にて又はインキ及び湿し液を版425から紙440に転写するブラン
ケットローラ430上にて有意義に測定することができる。また、ブランケット
ローラ430及び版胴425の双方に、有意義な情報を提供する複数の位置が存
在することも認識されよう。図14には、計測器を設置することのできる複数の
位置が図示されている。 本発明の実施の形態により提供される更なる有利な点 従来の技術と相違して、センサシステムが水量及びインキの濃度を同時に決定
することができるから、本開示の実施の形態は、試験パターンが不要である。ま
た、印刷箇所に極めて近い位置にて測定され、このため、下流での紙の測定に伴
う待ち時間が無い。このことは、より効果的な制御ループを具体化することを可
能にする。
【0075】 ブリュースタ角反射の変化による効果は、s−偏光(すなわち、入射面に対し
て直角の電気ベクトル)を使用することにより減少させることができる。 保護のため透明な窓をセンサハウジング内に引込ませて内蔵することは有益な
ことである。これらの窓は、一定の清浄な空気流を窓表面に作用させることによ
り汚染無しの状態に保たれる。窓を計測器本体内に引込ませることは、空気が外
部環境に流れるときに通る管を提供する。この流れは、急速に移動する流体の滴
又は粒子物のような衝撃性汚染物の進入さえも防止する。
【0076】 内蔵させた従来のフィルタ(薄膜干渉フィルタの如き)は、光源の強さの光が
通過することは可能にするが、人工的光源又は太陽光のような、干渉性のある光
源からの強さの光は遮断する。また、検出前に、光信号を光学的に分析する偏光
要素にて光学フィルタを構成してもよい。光学フィルタは、また、感度を向上さ
せ且つ迷光による干渉からの感受性を低下させる合焦要素から成るものとするこ
ともできる。
【0077】 当該技術分野の当業者には、印刷機の幅を横断するように計測器検出器を並進
させるスキャナ機構に計測器を有意義に設置することが可能であることが容易に
理解されよう。
【0078】 上述したような計測器は、ブランケット、水又はインキフォームローラのよう
な、印刷機におけるその他の面に適用可能である。 上記の説明は、本発明の1つの実施の形態/幾つかの実施の形態のみを記述し
たものであり、本発明の範囲及び精神から逸脱せずに、改変及び(又は)変形を
為すことができ、従って、これらの実施の形態は単に一例であり且つ限定的なも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 理想的な印刷版に対する測定装置の1つの実施の形態の概略図である。
【図2】 2Aは、装置の1つの実施の形態の概略分解図である。 2Bは、図2Aに図示したエレクトロニクスモジュールの概略回路図である。
【図3】 湿し液の量が変化するとき測定された反射光の強さを示すグラフである。
【図4】 試験中に得られたコンソール計測器の測定値と装置の1つの実施の形態の測定
値との間の関係を示すグラフである。
【図5】 計測器の測定値が製作制御信号に相応する状態を示すグラフである。
【図6】 試験版における試験パターンから像の濃度を決定する状態を示すデータの図で
ある。
【図7】 厚さの測定値を示すグラフである。
【図8】 版空隙の検出システムの概略回路図である。
【図9】 図9Aは、自動化した測定同期化状態とするための構成及びデータの図である
。図9Bは、図9Aの自動化した測定同期化状態に関係するフローチャートであ
る。
【図10】 平均的な湿し液の厚さの決定に関係するフローチャートである。
【図11】 印刷機のフィードバック特徴を最適化することに関する概略図である。
【図12】 図12Aは、スカミングの検出に関係するフローチャートである。図12Bは
、スカミングを検出するための測定値を示すグラフである。
【図13】 ブランケット後における湿し液の厚さの測定値データを示す図である。
【図14】 可能な計測器の位置を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01F 23/28 J (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ネッターフィールド,ロジャー・プライス オーストラリア国ニュー・サウス・ウェー ルズ 2074,タラムラ,ワーラガル・ロー ド 50エイ (72)発明者 フリュンド,クリストファー・ヘイーズ オーストラリア国ニュー・サウス・ウェー ルズ 2756,マクグラス・ヒル,ロバー ト・プレイス 19 (72)発明者 グラス,モンティ オーストラリア国ニュー・サウス・ウェー ルズ 2112,ライド,フィッシャー・アベ ニュー 9 (72)発明者 ファーラント,デーヴィッド・イアン オーストラリア国ニュー・サウス・ウェー ルズ 2112,ライド,グラッドストーン・ アベニュー 36 (72)発明者 ブラザーズ,マイケル・ローレンス オーストラリア国ニュー・サウス・ウェー ルズ 2747,ケンブリッジ・ガーデンズ, サマーフィールド・サーキット 71 Fターム(参考) 2C250 EA23 EA29 EB20 EB35 EB43 2F014 AA05 FA01 2F065 AA30 BB00 CC00 FF44 GG04 HH08 HH12 JJ05 JJ08 JJ09 JJ18 LL21 LL67 UU01 UU02 UU03 2G059 AA05 BB20 EE02 GG01 GG02 KK10 MM05 MM09 MM10

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフセット印刷版の非像領域の湿し液の厚さの変化を決定す
    る方法において、 既知の強さの光源をオフセット印刷版に向ける工程と、 前記版から分光状態で反射された光を検出し且つその強さ信号を発生させる工
    程と、 前記検出された光の強さ信号の相対的変化を湿し液の厚さの変化の1つの指標
    として決定する工程とを備える、方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、光源の強さ信号と検出され
    た光の強さ信号との比を形成することにより、検出された光の強さ信号の前記相
    対的変化が決定される、方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、検出された光の強さ信号の
    前記相対的変化が、前記光源の強さが一定に保たれるとき、前記検出された光の
    強さ信号から直接決定される、方法。
  4. 【請求項4】 オフセット印刷版における湿し液の厚さの変化を決定する計
    測器において、 既知の強さの光をオフセット印刷版に向ける光源と、 前記版から分光状態で反射された光を受け取り且つその強さ信号を発生させる
    光検出器と、 湿し液の厚さの変化の1つの指標である、反射された光の強さ信号の相対的変
    化を決定するデータプロセッサとを備える、計測器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の計測器において、検出された光の強さ信号
    の前記相対的変化が、光源の強さ信号と検出された光の強さ信号との比を形成す
    ることにより決定される、計測器。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の計測器において、検出された光の強さ信号
    の前記相対的変化が、前記光源の強さが一定に保たれるとき、前記検出された光
    の強さ信号から直接決定される、計測器。
  7. 【請求項7】 可動のオフセット印刷版における像の濃度の変化を決定する
    方法において、 前記オフセット印刷版に光源を向ける工程と、 前記版から散乱された光を検出し且つその強さを表わす信号を発生させる工程
    と、 像領域を識別すべく前記散乱した強さ信号をデータ処理する工程と、 像領域の各々における像の濃度を決定すべく、前記像データを更にデータ処理
    する工程とを備える、方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法において、前記処理する工程が、前記
    散乱する強さ信号を比較することにより、像領域と非像領域とを区別すべく閾値
    レベル値を画成することを含む、方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の方法において、非像領域に対し、前記散乱
    した強さ信号を零濃度に割り当て、該濃度値を像の濃度の処理工程の基準値とし
    て利用する更なる工程を備える、方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法において、前記像の濃度を処理する
    工程が、前記散乱した強さ信号の大きさを前記基準値に対して判断することによ
    り行われる、方法。
  11. 【請求項11】 可動のオフセット印刷版における像の濃度の変化を決定す
    る計測器において、 オフセット印刷版に光を向ける光源と、 該版から散乱した光を受け取り且つその強さ信号を発生させる光検出器と、 前記散乱した強さ信号から像領域を識別し且つ各像領域内の像の濃度を決定す
    るデータプロセッサとを備える、計測器。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の計測器において、前記データプロセッ
    サが、前記散乱する強さ信号を比較することにより、像領域と非像領域とを区別
    すべく閾値レベル値を利用する、計測器。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の計測器において、非像領域に対し、前
    記データプロセッサが前記散乱した強さ信号を零濃度に割り当て、像の濃度を決
    定する基準値として前記濃度値が利用される、計測器。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の計測器において、前記データプロセッ
    サが、前記散乱した強さ信号の大きさを前記基準値に対して判断することにより
    像の濃度を決定する、計測器。
  15. 【請求項15】 可動のオフセット印刷版における湿し液の厚さを決定する
    方法において、 前記オフセット印刷版に光源を向ける工程と、 前記版から散乱した光を検出し且つその強さ信号を発生させる工程と、 前記版から分光状態で反射された光を検出し且つその強さ信号を発生させる工
    程と、 非像領域を識別するため前記散乱した強さ信号をデータ処理する工程と、 前記識別した非像領域に相応するデータのみを受け入れ得るように前記反射し
    た強さ信号をろ過する工程と、 前記ろ過したデータから湿し液の厚さを決定する工程とを備える、方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法において、前記ろ過する工程が、
    非像領域に関するデータのみを通過させるべく前記反射した強さ信号に対し前記
    印刷版の空間的マッピングを行う、方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法において、前記データを処理する
    工程が、前記散乱する強さ信号を比較することにより、像領域と非像領域とを区
    別すべく閾値レベル値を画成することを含む、方法。
  18. 【請求項18】 可動のオフセット印刷版における湿し液の厚さを決定する
    計測器において、 オフセット印刷版における光源と、 前記版から散乱した光を受け取り且つその強さ信号を発生させる検出器と、 前記版から分光状態で反射された光を受け取り且つその強さ信号を発生させる
    光検出器と、 非像領域を識別し得るように前記散乱した強さ信号を処理し、非像領域に相応
    するデータのみを受け取るように前記反射した強さ信号をろ過し、前記ろ過した
    データから湿し液の厚さを決定するデータプロセッサとを備える、計測器。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の計測器において、非像領域に関するデ
    ータのみを通過させるべく前記印刷版の空間的マッピングを行うことにより、前
    記データプロセッサが前記反射した強さ信号をろ過する、計測器。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の計測器において、前記データプロセッ
    サが、前記散乱する強さ信号を比較することにより、像領域と非像領域とを区別
    すべく閾値レベル値を保存する、計測器。
  21. 【請求項21】 オフセット印刷機におけるスカミングの発生を決定する方
    法において、 前記オフセット印刷版に光源を向ける工程と、 前記版から散乱した光を検出し且つその強さ信号を発生させる工程と、 非像領域を表わす1つ又はより多数の位置の記録を保存する工程と、 前記位置におけるインキの存在を識別するため、前記散乱した強さ信号をデー
    タ処理する工程とを備える、方法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の方法において、前記データを処理する
    工程が、前記散乱した強さ信号をスカミングの発生を表わす閾値に対して比較す
    ることを備える、方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の方法において、インキが存在しない印
    刷版から集められたデータから前記閾値が求められる、方法。
  24. 【請求項24】 オフセット印刷機におけるスカミングの発生を決定する計
    測器において、 オフセット印刷版に光を向ける既知の強さの光源と、 前記版から散乱した光を受け取り且つその強さ信号を発生させる光検出器と、 非像領域を表わす1つ又はより多数の位置の記録を保存し且つ前記位置にてイ
    ンキが存在することを識別するため前記散乱した強さ信号を処理するデータプロ
    セッサとを備える、計測器。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の計測器において、前記データプロセッ
    サが、散乱した強さ信号をスカミングの発生を表わす閾値に対して比較する、計
    測器。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の計測器において、インキが存在しない
    印刷版から集められたデータから前記閾値が求められる、計測器。
  27. 【請求項27】 可動のオフセット印刷版の像領域及び非像領域の性質を決
    定する光学式計測器において、 光ビームを前記オフセット印刷版に向け得るように配置された光源と、 前記版から分光状態で反射された光を受け取り且つその強さ信号を発生させ得
    るように配置された第一の光検出器と、 前記版から散乱した光を検出し且つその強さ信号を発生させる第二の光検出器
    とを備える、光学式計測器。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の光学式計測器において、前記光源が光
    を印刷版の表面に対して鋭角な角度に向け得るように配置され、前記第一の検出
    器が同様の鋭角な角度にて配置され、前記第二の検出器が印刷版の表面に対しほ
    ぼ直角に配置される、光学式計測器。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の光学式計測器において、前記光源がレ
    ーザ源である、光学式計測器。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の計測器において、前記光源、第一の光
    検出器及び第二の光検出器が単一の囲い物内に収容される、計測器。
  31. 【請求項31】 請求項27乃至30の何れか1つに記載の計測器において
    、前記反射した強さ信号及び前記散乱した強さ信号を受け取り且つ処理するデー
    タプロセッサを更に備える、計測器。
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