JP3215647B2 - オフセット印刷装置における湿し水量制御装置およびその方法 - Google Patents

オフセット印刷装置における湿し水量制御装置およびその方法

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JP3215647B2
JP3215647B2 JP05141797A JP5141797A JP3215647B2 JP 3215647 B2 JP3215647 B2 JP 3215647B2 JP 05141797 A JP05141797 A JP 05141797A JP 5141797 A JP5141797 A JP 5141797A JP 3215647 B2 JP3215647 B2 JP 3215647B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F33/00Indicating, counting, warning, control or safety devices
    • B41F33/0054Devices for controlling dampening

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオフセット印刷装置
における水量検出装置に関し、特に、目標値の設定に関
する。
【0002】
【従来の技術】湿し水の供給量がインキ供給に対して少
なくなると、画像部以外にもインキが付いて、いわゆる
地汚れ等が生ずる。逆に、湿し水供給量が過剰となると
インキ転写不良による印刷濃度不良や水マークといった
水負け現象が生ずる。このため、オフセット印刷機にお
いては、印刷時にインキと湿し水の供給量を適正値に保
持する必要がある。
【0003】かかる問題を解決するために、図3に示す
ような湿し水量を一定に保つ湿し水量制御装置が提案さ
れている(特開平4−83640号公報参照)。この装
置においては、制御器123に目標値を記憶しておき、
版33の水量を水量センサ41で検出する。検出された
水量と前記目標値が比較され、これに基づき制御器12
3はモータ25の回転数を制御する。これにより、水フ
ォンテンローラ28の回転数は変更し、版33に保持さ
れる湿し水の水量が制御器123に記憶されている目標
値に近づくように、フィードバック制御が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
湿し水量制御装置においては以下のような問題点があっ
た。目標値が確実に判明しているのであれば、これを制
御器123に記憶しておくことにより、印刷の仕上り具
合をコントロールできる。しかしながら、この目標値自
体は室内温度、湿度、版の種類等によって異なる。そし
て、この目標値は、操作者が印刷具合を見ながら、試行
しながら適切な目標値を探す必要がある。具体的には、
図4に示すように、目標値を設定し、湿し水量が安定化
するまで待ち、この状態で印刷の仕上り具合を調べ、仕
上り具合に応じて目標値を変更する。そして、これを繰
返す必要があった。このため、目標値を見つけ出すのに
時間がかかるという問題があった。
【0005】特に、最近の総印刷枚数が少ないような場
合には、実際に印刷に入るまでにかなりの無駄が生じ、
これが無視できない様になってきた。
【0006】この発明は、印刷開始時における版面にお
けるインキと水量とのバランスを表す特徴量の目標値の
設定時間を短縮可能なオフセット印刷装置における水量
検出装置またはその方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のオフセット印
刷装置における水量制御装置においては、与えられた供
給水量信号に基づいてオフセット版に水を供給する水供
給手段、前記オフセット版の版面におけるインキと水量
とのバランスを表す特徴量を計測する特徴量計測手段、
自動制御状態における前記特徴量の目標値を記憶する目
標値記憶手段、前記特徴量計測手段によって計測された
特徴量が前記目標値に一致するように、前記水供給手段
に供給水量信号を与える自動水量制御手段、を備えたオ
フセット印刷装置における水量制御装置において、非自
動制御状態におけるオフセット版に供給する水量を操作
者が入力すると、対応する供給水量信号を前記水供給手
段に与える手動水量制御手段、操作者の切換え命令に基
づいて、前記水供給手段へ与える供給水量信号を、前記
手動水量制御手段からの供給水量信号、または前記自動
水量制御手段からの供給水量信号に切換える切換え手
段、前記切換え手段によって前記水供給手段へ与える供
給水量信号が、前記手動水量制御手段からの供給水量信
号から前記自動水量制御手段からの供給水量信号に切り
換えられると、前記非自動制御状態において計測された
特徴量に基づいて、前記目標値を変更する目標値変更手
段、を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2のオフセット印刷装置における水
量制御装置においては、前記手動水量制御手段は、非自
動制御状態におけるオフセット版に供給する水量を手動
水量設定値として記憶しており、前記切換え手段によっ
て前記水供給手段へ与える供給水量信号が、前記自動水
量制御手段からの供給水量信号から前記手動水量制御手
段からの供給水量信号に切り換えられると、前記自動制
御状態における目標値に基づいて制御された供給水量に
基づいて、前記手動水量設定値を変更する手動水量設定
値変更手段を備えたことを特徴とする。
【0009】請求項3のオフセット印刷装置における水
量制御方法においては、予めオフセット版の版面におけ
るインキと水量とのバランスを表す特徴量の目標値を記
憶しておき、前記特徴量の計測結果が前記目標値に一致
するように、前記オフセット版に供給する水量を自動制
御するオフセット印刷装置における水量制御方法におい
て、操作者がオフセット版に供給する水量を指定できる
非自動制御状態に制御状態を切換可能とするとともに、
前記制御状態が、前記非自動制御状態から前記自動制御
状態に切り換えられると、前記非自動制御状態において
計測された特徴量に基づいて、前記目標値を変更するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4のオフセット印刷装置における水
量制御方法においては、操作者の入力による手動水量設
定値を記憶しており、前記制御状態が、前記自動制御状
態から前記非自動制御状態に切り換えられると、前記自
動制御状態における目標値に基づいて制御された供給水
量に基づいて、前記手動水量設定値を変更することを特
徴とする。
【0011】なお、本明細書において、オフセット版の
版面におけるインキと水量とのバランスを表す特徴量と
は、適切な印刷を行なう為の供給水量を制御する為のデ
ータであり、実施形態のように、版の非画像領域におけ
る水の膜厚それ自体である場合はもちろん、その他、イ
ンキローラ上のインキの含水率を含む。
【0012】
【発明の効果】請求項1のオフセット印刷装置における
水量制御装置においては、前記切換え手段は、操作者の
切換え命令に基づいて、前記水供給手段へ与える供給水
量信号を、前記手動水量制御手段からの供給水量信号、
または前記自動水量制御手段からの供給水量信号に切換
える。前記目標値変更手段は、前記切換え手段によって
前記水供給手段へ与える供給水量信号が、前記手動水量
制御手段からの供給水量信号から前記自動水量制御手段
からの供給水量信号に切り換えられると、前記非自動制
御状態において計測された特徴量に基づいて、前記目標
値を変更する。このように、手動制御状態から自動制御
状態に切り換えられると、手動制御状態において計測し
た特徴量に基づいて、自動制御状態における供給水量を
変化させることにより、従来必要であった水量安定まで
の待ち時間が不要となる。これにより、印刷開始時にお
ける版面のインキと水量とのバランスを表す特徴量の目
標値の設定時間を短縮可能なオフセット印刷装置におけ
る水量検出装置を提供することができる。
【0013】請求項2のオフセット印刷装置における水
量制御装置においては、前記手動水量制御手段は、非自
動制御状態におけるオフセット版に供給する水量を手動
水量設定値として記憶しており、前記手動水量設定値変
更手段は、前記切換え手段によって前記水供給手段へ与
える供給水量信号が、前記自動水量制御手段からの供給
水量信号から前記手動水量制御手段からの供給水量信号
に切り換えられると、前記自動制御状態における目標値
に基づいて制御された供給水量に基づいて、前記手動水
量設定値を変更する。したがって、つぎに、印刷する場
合に、自動制御状態における印刷特性が考慮された水量
にて、非自動制御状態における印刷を開始することがで
きる。
【0014】請求項3のオフセット印刷装置における水
量制御方法においては、操作者がオフセット版に供給す
る水量を指定できる非自動制御状態に制御状態を切換可
能とするとともに、前記制御状態が、前記非自動制御状
態から前記自動制御状態に切り換えられると、前記非自
動制御状態において計測された特徴量に基づいて、前記
目標値を変更する。これにより、印刷開始時において
は、操作者は前記非自動制御状態における目標値を素早
く設定することができ、さらに、自動制御状態に切換え
られると、検出した特徴量に基づいて変更された目標値
により、印刷を続けることができる。
【0015】請求項4のオフセット印刷装置における水
量制御方法においては、操作者の入力による手動水量設
定値を記憶しており、前記制御状態が、前記自動制御状
態から前記非自動制御状態に切り換えられると、前記自
動制御状態における目標値に基づいて制御された供給水
量に基づいて、前記手動水量設定値を変更する。したが
って、つぎに、印刷する場合に、自動制御状態における
印刷特性が考慮された水量にて、非自動制御状態におけ
る印刷を開始することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1に、オフセット印刷装置における水
量制御装置1の機能ブロック図を示す。
【0017】水量制御装置1は、水供給手段9、特徴量
計測手段7、目標値記憶手段3、自動水量制御手段5、
手動水量制御手段15、切換え手段13、目標値変更手
段11および手動水量設定値変更手段21を備えてい
る。
【0018】水供給手段9は、与えられた供給水量信号
に基づいてオフセット版に水を供給する。特徴量計測手
段7は、前記オフセット版の版面におけるインキと水量
とのバランスを表す特徴量を計測する。目標値記憶手段
3は、自動制御状態における前記特徴量の目標値を記憶
する。
【0019】自動水量制御手段5は、特徴量計測手段7
によって計測された特徴量および前記目標値に基づい
て、水供給手段9に供給水量信号を与える。手動水量制
御手段15は、非自動制御状態におけるオフセット版に
供給する水量を操作者が入力すると、対応する供給水量
信号を水供給手段9に与える。また、手動水量制御手段
15は、操作者の入力によって手動水量設定値を記憶し
ている。切換え手段13は、操作者の切換え命令に基づ
いて、手動水量制御手段15または自動水量制御手段5
からの供給水量信号を切換える。
【0020】目標値変更手段11は、切換え手段13が
手動水量制御手段15から水供給手段9への供給水量信
号を、自動水量制御手段5から水供給手段9への供給水
量信号への供給信号に切換えると、非自動制御状態にお
いて計測された特徴量に基づいて、目標値記憶手段3に
記憶された目標値を変更する。
【0021】手動水量設定値変更手段21は、切換え手
段13が自動水量制御手段5から水供給手段9への供給
水量信号を、手動水量制御手段15から水供給手段9へ
の供給水量信号への供給信号に切換えると、自動制御状
態において計測された特徴量に基づいて、前記自動水量
制御手段が決定する供給水量に前記手動水量設定値を変
更する。
【0022】自動制御と手動制御の制御処理について説
明する。操作者は、切換え手段13を手動制御状態とす
る。手動制御状態では、操作者が入力した水量に基づい
て、水供給手段9は版に水を供給する。操作者は、印刷
された紙の印刷状態を参照して、印刷状態に満足する場
合には、切換え手段13を自動制御状態に切換える。特
徴量計測手段7は、前記オフセット版の版面におけるイ
ンキと水量とのバランスを表す特徴量を計測しており、
前記切換えにより、目標値記憶手段3に現在の水量を目
標値として記憶する。自動水量制御手段5は、特徴量計
測手段7によって計測される特徴量が目標値に一致する
ように、水供給手段9に供給水量信号を与える。
【0023】このようにして、印刷開始時における版面
におけるインキと水量とのバランスを表す特徴量の目標
値の設定時間を短縮することができる。
【0024】また、切換え手段13を手動制御状態に切
換えると、自動制御状態において計測された特徴量に基
づいて、前記自動水量制御手段5が決定する供給水量に
前記手動水量設定値を変更する。これにより、再度印刷
を始めた場合でも、適切値にて手動制御状態を開始する
ことができる。
【0025】つぎに、本発明にかかる水量制御装置のハ
ードウェア構成について図2を用いて説明する。湿し水
制御装置100は、水量目標値記憶部31、水供給量記
憶部21、制御部23、スイッチSW1、モータ25、
水舟27、水フォンテンローラ28、水伝達ローラ2
9、水量センサ41、信号発生器43、A/D変換器4
5、位置記憶部47を備えている。
【0026】アップスイッチSW11およびダウンスイ
ッチSW12を操作することにより、水量目標値記憶部
31に水量目標値が記憶され、表示器51にこれが表示
される。水供給量記憶部21についても同様に、アップ
スイッチSW21およびダウンスイッチSW22を操作
することにより、手動水量設定値が記憶され、表示器6
1にこれが表示される。
【0027】切換えスイッチSW1は、自動制御モード
と手動制御モードの切換えスイッチである。
【0028】水量センサ41は版33の非画像領域部に
おける湿し水量を検出する。具体的には、エンコーダ4
6で検出された位置が、版胴32の位置記憶部47で予
め設定された位置と一致した場合に、信号発生器43に
対し信号発生命令がなされ、これにより前記設定された
位置における版33の湿し水量が検出される。検出され
た水量はA/D変換器45で、デジタルデータに変換さ
れ、制御部23に与えられる。
【0029】制御部23は、自動制御モードであれば、
与えられた検出湿し水量と水量目標値記憶部31の目標
値とを比較し、これに基づいてPID制御を行ない、操
作量をモータ25に与える。モータ25は、制御部23
から与えられた信号に基づいて水フォンテンローラ28
を回転させ、水舟27に保持されている水を水伝達ロー
ラ29を介して版33に与える。版33に与えられた水
は、インキと共にゴム胴35に与えられ、圧胴37との
間の圧により、紙39に印刷がなされる。
【0030】なお、版33に与えられた水量は水量セン
サ41によって検出され、制御部23に与えられる。制
御部23は、与えられた検出水量を再度目標値と比較
し、PID制御を行ない、操作量をモータ25に与え
る。このように、自動制御モードでは、フィードバック
制御を行なうことにより、版33の膜厚が水量目標値記
憶部31に記憶されている目標値に対応する水量に保持
される。
【0031】なお、制御部23は、手動制御モードであ
れば、水供給量記憶部21に記憶された設定値に基づい
て、モータ25の回転数を制御する。
【0032】つぎに、操作者が印刷する場合の目標値の
設定について説明する。操作者は、切換えスイッチSW
1を手動制御モードとし、スイッチSW21またはスイ
ッチSW22を操作して、水供給量を水供給量記憶部2
1に記憶する。記憶された水供給量は表示器61に表示
される。制御部23は、水供給量記憶部21に記憶され
た水供給量に対応する信号をモータ25に与え、水舟2
7に保持された水が版33に水フォンテンローラ28、
水伝達ローラ29を介して与えられる。
【0033】操作者は、紙39の仕上り具合を参照し
て、スイッチSW21、スイッチSW22を操作し、水
供給量記憶部21に記憶される水供給量を変更する。制
御部23は、水供給量記憶部21に記憶された水供給量
が変化すると、これに対応してモータ25の回転数を制
御する。操作者は、所望の印刷仕上り具合になったと判
断した場合には、切換えスイッチSW1を自動制御モー
ドに切換える。なお、手動制御モードにおいても、水量
センサ41は信号発生器43からの信号に基づいて、所
定位置における版33の湿し水量を検出している。
【0034】制御部23は、切換えスイッチSW1から
の切換え命令を受けて、自動制御モードによる制御を行
なう。具体的には、切換えられた時点における、水量セ
ンサ41にて検出された水量を目標値として、水量目標
値記憶部31のデータを書換える。これにより、水量目
標値記憶部31の目標値が切換えた際の湿し水量に設定
される。制御部23は、水量目標値記憶部31に記憶さ
れている目標値を読み出し、この目標値にてモータ25
の回転を制御する。これにより、手動制御モードにおい
て、操作者が満足した仕上り具合の印刷を行なった水量
が版33に与えられるようにモータ25の回転数が制御
されることとなる。
【0035】このように、印刷モードにおいて、当初は
手動制御モードで直接モータ25の回転数を制御し、適
正な仕上り具合になった段階で、その時点における水量
を水量目標値記憶部31に記憶させ、以降、水量目標値
記憶部31に記憶させた目標値にてモータ25の回転数
を制御することにより、目標値を素早く見つけることが
できる。
【0036】本実施形態においては、自動制御モードが
終了した段階で、手動制御モードに切換えると、制御部
23は、水供給量記憶部21のデータを、自動制御モー
ド終了時に制御部23がモータ25に出力している回転
速度に対応した水量供給データに書換えるようにしてい
る。このように、前の版における最終的な適正水量を水
供給量記憶部21に記憶させておくことにより次の版で
も適正水量にて手動制御による印刷を開始することがで
き、これにより版を交換した場合でも、適正水量を設定
する時間を短縮することができる。
【0037】この理由について以下に説明する。自動制
御中は、制御部23によって、版面の水量が目標値に対
応する水量と等しくなるように、モータ25の回転数が
制御される。一般に、長時間の印刷を行なっていると、
湿度や温度の変化または水を供給するローラへのインク
の付着等の印刷環境が変化する。かかる印刷環境が変化
した場合でも、版面の水量が目標値に対応する水量とな
るために、モータ25の回転速度を制御する。このよう
に、一旦、その版の適正な目標値さえ決定できれば、後
は、印刷環境が変動しても自動的に適切な印刷が行なわ
れることとなる。
【0038】ところで、その版の印刷が終了し、次の版
の印刷を行なう場合、手動制御によって適切な水量を供
給する必要がある。ここで、適正供給水量を決定する要
因として影響の大きいものは、室内温度、湿度、水を供
給するローラへのインキの付着、インキへの含水率等の
印刷環境であり、版の種類、画像面積率等はそれほど影
響を与えないことが知られている。したがって、ある版
の印刷を終え、次の版の印刷を開始する場合、印刷環境
はほぼそのままであるので、前の版に供給していた水量
で印刷開始することにより、ほぼ適正水量にて印刷する
ことができるからである。
【0039】なお、本実施形態においては、アップスイ
ッチSW11、ダウンスイッチSW12、アップスイッ
チSW21、ダウンスイッチSW22を用いて、それぞ
れスイッチSW10および20を形成したが、変わりに
テンキー等を用い、直接数値入力設定するようにしても
よい。
【0040】また、制御部23のフィードバック制御に
ついては、ニューロ制御、ファジィ制御等を行なうよう
にしてもよい。
【0041】なお、本実施形態においては、手動制御モ
ードから自動制御モードに切換えられたときに、水量目
標値記憶部31のデータを書換えるようにしている。し
かし、書換えるタイミングについてはこれに限定されな
い。水供給量記憶部21のデータの書換えについても同
様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る湿し水制御装置1の機能ブロック
図である。
【図2】湿し水制御装置湿し水制御装置100のハード
ウェアを示す図である。
【図3】従来の湿し水制御装置の概念図である。
【図4】従来の湿し水制御装置における水供給量、版面
水量および目標値の関係を説明する図である。
【符号の説明】
21 水供給量記憶部 23 制御部 31 水量目標値記憶部 33 版 SW1 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 7/24 - 7/40 B41F 33/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】与えられた供給水量信号に基づいてオフセ
    ット版に水を供給する水供給手段、 前記オフセット版の版面におけるインキと水量とのバラ
    ンスを表す特徴量を計測する特徴量計測手段、 自動制御状態における前記特徴量の目標値を記憶する目
    標値記憶手段、 前記特徴量計測手段によって計測された特徴量が前記目
    標値に一致するように、前記水供給手段に供給水量信号
    を与える自動水量制御手段、 を備えたオフセット印刷装置における水量制御装置にお
    いて、 非自動制御状態におけるオフセット版に供給する水量を
    操作者が入力すると、対応する供給水量信号を前記水供
    給手段に与える手動水量制御手段、 操作者の切換え命令に基づいて、前記水供給手段へ与え
    る供給水量信号を、前記手動水量制御手段からの供給水
    量信号、または前記自動水量制御手段からの供給水量信
    号に切換える切換え手段、 前記切換え手段によって前記水供給手段へ与える供給水
    量信号が、前記手動水量制御手段からの供給水量信号か
    ら前記自動水量制御手段からの供給水量信号に切り換え
    られると、前記非自動制御状態において計測された特徴
    量に基づいて、前記目標値を変更する目標値変更手段、 を備えたことを特徴とするオフセット印刷装置における
    水量制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1のオフセット印刷装置における水
    量制御装置において、 前記手動水量制御手段は、非自動制御状態におけるオフ
    セット版に供給する水量を手動水量設定値として記憶し
    ており、 前記切換え手段によって前記水供給手段へ与える供給水
    量信号が、前記自動水量制御手段からの供給水量信号か
    ら前記手動水量制御手段からの供給水量信号に切り換え
    られると、前記自動制御状態における目標値に基づい
    制御された供給水量に基づいて、前記手動水量設定値を
    変更する手動水量設定値変更手段を備えたこと、 を特徴とするオフセット印刷装置における水量制御装
    置。
  3. 【請求項3】予めオフセット版の版面におけるインキと
    水量とのバランスを表す特徴量の目標値を記憶してお
    き、前記特徴量の計測結果が前記目標値に一致するよう
    、前記オフセット版に供給する水量を自動制御するオ
    フセット印刷装置における水量制御方法において、 操作者がオフセット版に供給する水量を指定できる非自
    動制御状態に制御状態を切換可能とするとともに、 前記制御状態が、前記非自動制御状態から前記自動制御
    状態に切り換えられると、前記非自動制御状態において
    計測された特徴量に基づいて、前記目標値を変更するこ
    と、 を特徴とするオフセット印刷装置における水量制御方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3のオフセット印刷装置における水
    量制御方法において、 操作者の入力による手動水量設定値を記憶しており、 前記制御状態が、前記自動制御状態から前記非自動制御
    状態に切り換えられると、前記自動制御状態における目
    標値に基づいて制御された供給水量に基づいて、前記手
    動水量設定値を変更すること、 を特徴とするオフセット印刷装置における水量制御方
    法。
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