JP2003524080A - インサート成形ヘルメット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 インサート成形から作製される快適で自動調整する保護ヘルメット。ヘルメットは、ヘルメットの構造部分を互いに接続するために、ヘルメットの層内に埋込まれている有孔性材料から成るアーマチュアすなわち挿入部材を具備する。ヘルメット内に使用されるものとしてのアーマチュアは、ヒンジング及びサイジングを含むいくつかの他の機能にも用いられる。係止システムが、着用者の頭部上のヘルメットの安定性を向上させるために、ヘルメット上に戦略的に配置されている。本発明の１つの実施例は、袋に変換されることが可能である、インサート成形ヘルメットである。本発明の１つのさらなる実施例は、区画に適する、ヘルメットの後ろ側における突出部を含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 ＜発明の分野＞ 本発明は、インサート成形のプロセスから形成された、快適で、自動調整、キ
ャップタイプ保護ヘルメットに関する。より詳細には、本発明は、自転車運転者
に特に有用であり、特定の好ましい方法で配置されている複数のセグメントを含
み、安定化を改善するための、戦略的に配置されているあごひもを有するヘルメ
ットに関する。本発明の１つの実施例は、袋に変換されることが可能であるイン
サート成形ヘルメットを含む。本発明の別の１つの実施例は、改善されたひもガ
イドを含む。本発明の１つのさらなる実施例は、格納区画に適する、ヘルメット
の後ろ側に配置されている突出部を含む。

【０００２】 ＜発明の背景＞ 保護ヘルメット及び他の保護ヘッドギヤは、経年的に進化した。例えば自転車
に乗ったり、乗馬したり、ローラーブレードしたり、サッカーをしたり、野球を
したり、ホッケーをしたり、スキー及びスケートをしたりする場合に、及び、他
の一般的な安全な目的のために、保護ヘッドギヤを着用することは、個人にとっ
て稀ではない。従来のヘッドギヤは、しばしば、硬く、厚く、着用者の頭蓋骨を
包囲する耐衝撃性材料から成る。従来のヘッドギヤは、ある程度まで、着用者の
頭部を保護することは事実であるが、通常、従来のヘッドギヤは、硬く、厚く、
多数の欠点を有する。

【０００３】 従来のヘッドギヤは、例えば、しばしば、非常に面倒である。頭部から外され
ると、このようなヘッドギヤは、特に寸法、形状及び重量に起因して、担持する
のが困難である。加えて、従来のヘッドギヤは、着用するのが不快であり、しば
しば、頭部の周りに苦痛を発生させ、頭部の様々な部分に過剰な発汗を発生させ
る。通常のヘッドギヤの最も重大な欠点のうちの１つは、ユーザーの頭部に適切
に適合することが不可能であることにある。従来の保護ヘッドギヤを購入すると
、ユーザーは、しばしば、ヘッドギヤをユーザーの頭部に強制的に適合させなけ
ればならない。強制的適合は、最もしばしば、ヘッドギヤの内側辺縁のの周りの
ポケット内にサイジングパッドを挿入することにより、達成される。サイジング
パッドの使用におり、保護ヘッドギヤを僅かにより良好に適合させることが可能
であるが、ユーザーの頭部に関して得られた適合は、通常、完全でないか、ある
いは、きつく、サイジングパッドを使用する人間の不確かな熟練度に依存する。
これは、保護ヘッドギヤの部分と、サイジングパッドと組合せの保護ヘッドギヤ
とが、ユーザーの頭部と直接に接触せず、従って、不完全な適合が、例えば、ユ
ーザーの頭部と、ヘッドギヤとの間の間隙の形となって発現することを意味する
。 このような不完全な適合により、ユーザーの頭部は、「二次的な衝撃」力に曝
されることがあると信じられている。これは、事故または落下が発生すると、保
護ヘッドギヤは、例えば別の自転車または地面または他の障害物と接触し、ユー
ザーの頭部が、ヘルメットの内側部分と接触する（二次的衝撃）ことを意味する
。このような二次的衝撃は、従来のヘルメットの保護能力を消滅させると信じら
れている。

【０００４】 二次的衝撃に加えて、ユーザーの頭部に強制的に統合される従来の保護ヘッド
ギヤは、接触に由来する負荷を効率的に消散させることが可能でないと信じられ
ている。負荷を効率的に消散させることができないことは、重度の頭部傷害に寄
与する。

【０００５】 着用が快適で、頭部傷害のリスクを効率的に最小化する保護ヘッドギヤを作製
することが重要である。本発明は、従って、部分的に、インサート成形により作
製され、従来技術のヘルメットの欠点を大幅に克服する構造的構成要素を実施す
る優れた保護ヘルメットに関する。これらのインサート成形保護ヘルメットは、
快適で、面倒でなく、事故または落下の間に傷害のリスクを最小化するために、
ユーザーの頭部に適合して形成されることが可能である。

【０００６】 本願明細書の譲受人に譲渡された米国特許第5,515,546号明細書は、折畳み可
能でパッド付きのヘルメットを説明している。本譲受人に譲渡された米国特許第
Re35,193号明細書も、自転車運転者のための袋状保護ヘルメットを説明する。本
譲受人のこれらの明細書は、引用することにより、本願明細書の一部を成すもの
とする。

【０００７】 従来技術のうちのいくつかは、可撓性ヘルメットを説明するが、このようなヘ
ルメットは、例えば着用者の頭部に適合しないなどの、重大な欠点を有する構造
で組立られている複数の個々の接続部分から成る。これらの従来技術の装置は、
製造プロセスを複雑にし、ヒンジング及びサイジングにおいて必要な均等性を一
般的に提供しない個々の複数の接続部分を有する。加えて、既存のヘルメットの
ジオメトリは、ヘルメットの後ろ側に格納区画を付加することを可能にする突出
部を有するヘルメットの構造を一般的に可能にしない。さらに、従来のヘルメッ
トのあごひもは、常には、最大の安定性を提供しない。

【０００８】 従って、本発明の１つの目的は、インサート成形のプロセスにより作製される
新規のヘルメットを提供することにある。

【０００９】 本発明の別の１つの目的は、画分化された複数のパネルから成り、ほぼ水平方
向と垂直方向との間の枢転軸を有し、これにより、着用者の頭部の周りでパネル
の湾曲を可能にする新規のヘルメットを提供することにある。

【００１０】 本発明の別の１つの目的は、特に好ましい方法で配置されている複数の画分化
されたパネルから成る新規のヘルメットを提供することにある。

【００１１】 本発明の別の１つの目的は、前部に適合パネルが無い構造で、着用者の頭部に
適合する複数の画分化されたパネルから成る新規のヘルメットを提供することに
ある。

【００１２】 本発明の別の１つの目的は、着用者の頭部の周りに横方向で適合する複数の画
分化されたパネルから成る新規のヘルメットを提供することにある。

【００１３】 本発明の別の１つの目的は、着用者の頭部の各側に、少なくとも２つの画分化
されたパネルを有する新規のヘルメットを提供することにある。

【００１４】 本発明の別の１つの目的は、着用者の頭部の周りに横方向で適合する複数の画
分化されたパネルから成り、さらに、頂部パネルを含む新規のヘルメットを提供
することにある。

【００１５】 本発明の別の１つの目的は、頂部パネルが、着用者の頭部の各側に配置されて
いる２つの画分化された側方パネルを跨る新規のヘルメットを提供することにあ
る。

【００１６】 本発明の別の１つの目的は、頂部パネルが、頂部パネルと周辺パネルとの間の
間隙に重畳し、これにより、さらに、物質が着用者の頭部に漏洩するこをから着
用者の頭部を保護する新規のヘルメットを提供することにある。

【００１７】 本発明の別の１つの目的は、画分化されたパネルとパネルとの間の間隙が、望
ましい折畳みあるいは他の不安定性またはヘルメットの適合の完全性の欠如を阻
止するために食い違い配置されている新規のヘルメットを提供することにある。

【００１８】 本発明の別の１つの目的は、１部品アーマチュアによりヒンジング及びサイジ
ングにおける均等性を有する新規のヘルメットを提供することにある。

【００１９】 本発明の別の１つの目的は、パネルとパネルとの間でアーマチュアに取付けら
れている強化リミッタつまみを有する、ヘルメットの画分化されたパネル内に成
形されたアーマチュアを具備する新規のヘルメットを提供することにある。

【００２０】 本発明の別の１つの目的は、頂部パネルが、周辺パネル内に成形されたアーマ
チュアにより形成されているループを有する周辺パネルに接続されている新規の
ヘルメットを提供することにある。

【００２１】 本発明の別の１つの目的は、ヘルメットの画分化パネル内に成形され、ヘルメ
ットの頂部で不連続的であるアーマチュアを具備する新規のヘルメットを提供す
ることにある。

【００２２】 本発明の別の１つの目的は、ヘルメットの画分化パネル内に成形されたアーマ
チュアを具備し、アーマチュアは、ヘルメットの頂部パネルまたは複数のパネル
に非一体的に接続されている新規のヘルメットを提供することにある。

【００２３】 本発明の別の１つの目的は、ヘルメットの画分化周辺パネル内にインサート成
形されたアーマチュアと、ヘルメットの頂部パネルまたは複数のパネルに同様に
インサート成形された、アーマチュアから突出するつまみとを具備する新規のヘ
ルメットを提供することにある。

【００２４】 本発明の別の１つの目的は、アーマチュアが、周辺パネル内にインサート成形
されている新規のヘルメットを提供することにある。

【００２５】 本発明の別の１つの目的は、アーマチュアが、周辺パネル内にインサート成形
され、１つの別個のアーマチュアが、頂部パネルまたは複数のパネル内にインサ
ート成形され、前記２つのアーマチュアが、周辺パネルに頂部パネルまたは前記
複数のパネルを固定する手段として互いに接続されている新規のヘルメットを提
供することにある。

【００２６】 本発明の別の１つの目的は、安定性を改善するために、戦略的に配置されてい
る係止システムを有する新規のヘルメットを提供することにある。

【００２７】 本発明の別の１つの目的は、複数の画分化パネルと、着用者の頭部の近傍にパ
ネルを位置させ、これにより、着用者の頭部のサイズ及び形状にパネルを適合さ
せる係止システムとを具備する新規のヘルメットを提供することにある。

【００２８】 本発明の別の１つの目的は、ヘルメットの頂部セグメントの前部、ヘルメット
の頂部セグメントの中央領域、ヘルメットの頂部セグメントの後ろ側、ヘルメッ
トの周辺パネル、ヘルメットの外側、及びアーマチュアのうちの少なくとも１つ
に結合されている係止システムを具備し、アーマチュアは、ヘルメット内にイン
サート成形されている新規のヘルメットを提供することにある。

【００２９】 本発明の別の１つの目的は、係止システムをアーマチュアに係合するための、
アーマチュア上の突出部を有する、ヘルメットの画分化パネル内に成形されたア
ーマチュアを具備する新規のヘルメットを提供することにある。

【００３０】 本発明の別の１つの目的は、着用者の前頭部から着用者の首まで配置されてい
る２つのセグメントを有する新規のヘルメットを提供することにある。

【００３１】 本発明の別の１つの目的は、小さい物体を保持するための袋として機能するこ
とが可能であり、着用者の頭部に着用されていない場合、腰の周りに取付けられ
るか、または、肩部を跨って懸架されることが可能である、改善されたヘルメッ
トを提供することにある。

【００３２】 本発明の別の１つの目的は、格納区画が内部に形成されている、ヘルメットの
後ろ側から延びる突出部を有するヘルメットを提供することにある。

【００３３】 本発明の他の目的及び利点は、好ましい実施例の詳細な説明により明らかにな
る。

【００３４】 ＜発明の概要＞ 本発明は、好ましくはインサート成形のプロセスから作製される、快適で、自
動調整する保護ヘルメットに関する。ヘルメットは、ヘルメットの構造部分を互
いに接続する、ヘルメットの層として埋込まれている可撓性有孔性材料から成る
、アーマチュアすなわちインサート部分を具備する。ヘルメットは、数珠のよう
にアーマチュアにより接続されている多数の周辺パネルも具備する。ヘルメット
の頂部は、頂部部品を周辺パネルに固定するための、アーマチュアにより形成さ
れているループを有する周辺パネルに適合されることが可能である。代替的に、
頂部部品は、１つの別個のアーマチュアによりインサート成形されることが可能
であり、前記２つのアーマチュアは、頂部部品を周辺パネルに固定する手段とし
て、互いに接続されることが可能である。ヘルメットにおいて使用されるものと
してのアーマチュアは、アーマチュアがパネル間隙とパネル間隙との間で露出さ
れている場所でのヒンジング機能及びサイジング機能を含むいくつかの他の機能
にも用いられる。係止システムが、着用者の頭部上のヘルメットの安定性を増加
するために、ヘルメット上に戦略的に配置されている。ひものジオメトリに起因
してヘルメットの安定性が改善されることに加えて、ひもを制御下で配置するこ
とにより、頭蓋骨への適合性が改善され、誤用または劣悪な調整の潜在的可能性
が、低減される。係止システムは、パネルを着用者の頭部の近傍に位置させ、こ
れにより、パネルは、着用者の頭部のサイズ及び形状にさらに適合することが惹
起される。

【００３５】 本発明の１つの実施例では、ヘルメットは、ヘルメットを物体担持袋に変換す
るために、折畳まれることが可能である。一旦ヘルメットが、袋に変換されると
、袋は、ヘルメットに取付けられている調整可能なひもを使用して、着用者の腰
の周りに取付けられるか、あるいは、着用者の肩部を跨って懸架されることが可
能である。ヘルメットを袋に変更することにより、着用者は、ヘルメットを持ち
運ぶ必要がなく、さらに、袋の中に手袋またはサングラスなどの物体を入れて持
ち運ぶことが可能である。

【００３６】 本発明の別の１つの実施例では、ヘルメットは、改善されたひもガイドを有し
、ロッキング機構が、ヘルメットの内張り内に成形されている凹部により提供さ
れる。

【００３７】 本発明の別の１つの実施例では、突出部が、ヘルメットの後ろ側に形成される
。空洞が、小さい物体を担持する目的のために、ヘルメットの後ろ側内のこの突
出部内に形成されることが可能である。このような物体は、衛星ナビゲーション
システム，自動誘導装置、鍵、金銭または多数の他の物体を含む。

【００３８】 前述の目的及び実施例は、次の説明に記載され、以下に説明される図面に示さ
れている。

【００３９】 ＜好ましい実施例の詳細な説明＞ 図１は、本発明の１つの好ましい実施例の斜視図である。図１において、（短
い線に包囲されている暗化部分として示されている）一部品アーマチュアが、内
部に埋込まれ、複数の周辺パネル１２と、頂部パネル１４とを接続して、ヘルメ
ット１０を形成する。一部品アーマチュア１６は、好ましくは、パネル１２及び
１４内にインサート成形された非伸張性で可撓性で有孔性の材料から成る。様々
な材料が、アーマチュア１６のために使用されることが可能であるが、１つの好
ましい実施例では、アーマチュア材料は、メッシュ内に織り込まれたスパンポリ
エステル線維から成り、ポリ塩化ビニル(PVC)によりコーティングされた市販の
製品である。材料は、アーマチュア１６の形状に打抜きされる。

【００４０】 １つの好ましい方法では、インサート成形は、アーマチュア１６を型内に配置
し、伸張性ポリスチレン(EPS)が、注入されて、複数の周辺パネル１２のそれぞ
れの形状の最終部品を形成し、これにより、アーマチュア１６は、周辺パネル組
立体２６内に埋込まれる（図２参照）。一部品アーマチュア１６は、パネル１４
及び１４のすべてを連結する多数の小型コネクタの必要性を無くし、これにより
、製造プロセスを簡単化する。加えて、一部品アーマチュア１６の使用は、パネ
ル１２及び１４を互いにヒンジングする場合の均等性を付加的に高め、ヘルメッ
ト１０の全体的サイジング及び適合における均等性を付加的に高める。

【００４１】 複数のパネル１２及び１４は、ヘルメット１０が、アーマチュア１６の可撓性
に起因して、自動調整し、着用者の頭部の形状に適合することを可能にする。複
数のパネル１２及び１４は、パネル１２と１４との間の広がりを制限する。１つ
の好ましい実施例では、周辺パネル１２は、着用者の頭部の各側における少なく
とも２つのパネル１２と、着用者の頭部の後ろ側における１つの周辺パネルを具
備し、このようにして、全部で少なくとも５つの周辺パネル１２が、頂部パネル
１４に取付けられる。この好ましい実施例では、２つのパネル、すなわち、頂部
パネル１４と、着用者の頭部の後ろ側における周辺パネル１２とが、着用者の前
頭部から着用者の首までに配置される。複数の周辺パネル１２は、着用者の頭部
の形状に均等性を提供し、このようにして、ただ１つの頂部パネル１４が、２つ
以上の頂部パネル１４が使用されることが可能であるにもかかわらず、充分であ
る。アーマチュア１６は、周辺パネル１２を互いに接続し、さらに、周辺パネル
１２を頂部パネル１４に接続するので、自動調整は、水平方向及び垂直方向で行
われる。着用者の頭部に対するこの適合性は、かなりの快適性及び安全性を提供
する。ヘルメット１０との衝突または他の接触において、ヘルメットが表面と接
触するところの最初の衝撃は、着用者の頭部が、ヘルメット１０の内側に当ると
ころの二次的衝撃に比して、ヘルメット着用者に対して損傷度は低いこともある
。着用者の頭部に密に適合することにより、このヘルメット１０は、二次的衝撃
を低減する面でかなりの安全性を提供する。さらに、着用者の頭部へのヘルメッ
ト１０の適合は、通常、着用者の頭部にヘルメットを適合させるのに必要なサイ
ジングパッドの必要性を除去する。従来技術のサイジングパッドは、通常、ヘル
メットの内側周辺の周りのポケット内に挿入されて、不快感を低減し、ヘルメッ
ト内の不適合を低減する。ヘルメット１０の最大サイズは、アーマチュア１６の
サイズに依存し、アーマチュア１６は、ヘルメットが、一般的にほぼすべての成
人の着用者の頭部に適合することを可能にしなければならず、一方、アーマチュ
ア１６の可撓性は、ヘルメット１０が、ほぼすべての頭部形状に適合することを
可能にする。僅かに小型の変形が、子供のために使用可能であり、ヘルメット１
０の成人のための形状のすべての利点を示す。

【００４２】 ヘルメット１０の１つの好ましい実施例では、頂部パネル１４は、頂部パネル
１４と、周辺パネル１２との間の間隙１５に重畳し（図３参照）、これにより、
着用者の頭部に物質が漏洩することから、着用者の頭部を保護する。１つの好ま
しい実施例でも、パネル１２と１４との間の間隙は、食い違いに配置されて、望
ましくない畳み込みあるいは他の不安定性を阻止し、ヘルメット１０の適合性の
完全性を向上させる。

【００４３】 さらに、図１のヘルメット１０の１つの好ましい実施例では、着用者が、高温
の気候の間あるいは過度の肉体的活動の間に過熱するのを阻止するために、パネ
ル１２及び１４のうちのいくつかの間に通気孔３０が形成されている。通気孔３
０の付加的なものが、パネル１２及び１４内に成形されることが可能であり、こ
れにより、過熱を防ぐ付加的な手段を提供する。理想的には、アーマチュア１６
は、低温からの保護も向上させるために、ヘルメット１０の下にキャップを着用
する人間のために、ヘルメット１０の下に適切な空間を形成することを可能にす
るのに充分に大きくかつ充分に可撓性である。この場合にも、適合性の万能性及
び良好性は、着用者が、異なる季節あるいは着用の異なる条件において、異なる
サイジングパッドなどを付加する必要性なしに、キャップまたは他のヘッドカバ
リングと一緒にヘルメット１０を使用することを可能にする。

【００４４】 図２は、頂部パネル１４への取付けの前の組立の間に周辺パネル組立体２６を
示す。アーマチュア１６は、頂部で不連続的であるので、アーマチュア１６から
のつまみ３２は、周辺パネル１２から上方へ延びて、取付けループ２２を形成す
る。これらのつまみ３２は、好ましくは、最初に、長手方向に折畳まれ、次いで
、頂部パネル１０を周辺パネル１２に取付ける前に、縫合されて、取付けループ
１２を形成し、これにより、付加的に強度が高められる。１つの代替実施例では
、アーマチュア１６からのつまみ３２は、頂部パネル１６にインサート成形され
る。（ファントム画法で示されている）強化リミッタつまみ１６も、アーマチュ
ア１６に縫合されることが可能であり、この場合、周辺パネル１２が、接合され
る。つまみ１７は、付加的な強度を提供する。あごひもハンガー１８は、アーマ
チュア１０に取付けられるかまたはアーマチュア１０から突出して、着用者の頭
部へのヘルメット１０の適合性を付加的に向上させる。

【００４５】 図３は、組立の間のヘルメット１０の頂部側及び右側の斜視図であり、頂部パ
ネル１４が周辺パネル１２に取付けられているのを示す。アーマチュア１６の取
付けループ２２は、頂部パネル１４内の穴２３を貫通して挿入され、これにより
、周辺パネル組立体２６を頂部パネル１４に固定する。パネル１２及び１４は、
EPSまたは任意の他のパッディング材料から成形されることが可能である。加え
て、装飾的シェル（図示せず）が、ヘルメット１０の側面及び頂部におけるパネ
ル１２及び１４を被覆することが可能である。

【００４６】 １つの代替実施例では、アーマチュア１６は、周辺パネル１２内にインサート
成形されることが可能であり、別個のアーマチュア１６が、頂部パネル１４内に
インサート成形されることが可能である。２つのアーマチュア１６は、次いで、
周辺パネル１２に頂部パネル１４を固定する手段として、互いに接続されること
が可能である。

【００４７】 図４ａは、子供のサイズのヘルメット１０の好ましい形状の、図１の１-１切
断線に沿って切断して示す縦断面図であり、係止システム３６の位置を示す。係
止システム３６は、あごひも３８と、例えばナイロンから成る襟首ひも４０を有
する。あごひも３８の右側及び左側は、頂部パネル１４を貫通して経路案内され
（短い線を参照）、これにより、強度が高められる。あごひも３８は、ヘルメッ
ト１０の頂部セグメント１４の前面、中央領域または後ろ側に結合されることが
可能である。襟首ひも４０は、好ましくは、近傍の周辺パネル１２の顔面に取付
けられて、安定性及び適合性を提供する。あごひもハンガー１８及び襟首ひもガ
イド２０は、ヘルメット１０の外面に取付けられる。製造の１つの好ましい方法
では、あごひもハンガー１８と、襟首ひもガイド２０とは、それらの最終形状を
達成するために、型内に注入されるペレットを形成する。あごひもハンガー１８
及び襟首ひもガイド２０は、射出成形、打抜きまたは熱成形プロセスにより製造
されることも可能である。図示され説明された方法でひも３８及び４０を固定す
ることにより、水平方向及び垂直方向での安定性が、ヘルメット１０が着用者の
頭部に固定されると、達成される。

【００４８】 図４ｂは、図４ａのヘルメット１０の検出システム３６の部分断面図である。
ひも３８及び４０は、三角形リング４４で接合され、これにより、ひも３８及び
４０が緊張されると、ひも３８及び４０は、内方へ引張られて、着用者の頭部に
当接する。次いで、三角形リング４４は、ひも５０の短いループによりバックル
４６に取付けられる。あごひも３８及び襟首ひも４０は、それらの長さを調整す
るために、三角形リング４４の周りをスライドすることを可能にされている。ひ
も３８及び４０の端部は、次いで、それぞれのひも３８及び４０のそれぞれに配
置されている、Nexus Corportionの商標Tri-glides^TMなどのスライド調整器５２
で終端する。

【００４９】 固定されてない場合、ヘルメットは、一般に、仮想的枢転点４１を中心として
着用者の頭部上で回転する自然の傾向を有する。本発明のヘルメット１０の前方
向回転を阻止するために、襟首ひも４０は、枢転点４１から遠くの距離で、ヘル
メット１０の後部から、着用者の顎に固定される（図４ａ参照）。理想的なシス
テムは、優れた安定性を提供し、ひも３８及び４０のある程度のゆるみに対処す
ることが可能である。何故ならば、大量のゆるみが、大幅な量で回転するために
、ヘルメット１０に対して要求されるからである。比較的短い長さであごひも３
８を固定することにより、良好な前方向及び逆方向の耐回転性が得られる。短い
固定長のあごひも３８により、枢転点４１は、ひも３８及び４０のいずれかの直
接上あるいは密な近傍に維持されるのではなく、あごひも３８と襟首ひも４０に
対して中央の領域内に維持される。典型的なヘルメット係止システムにおいては
、約６つの調整点すなわち自由度が存在し、それぞれの調整点は、ユーザーによ
り制御され、これにより、ひもの位置が不良で、これにより、安定性が不良とな
ることがある。短い固定長のあごひも３８を有する本発明の係止システム３６の
１つの好ましい実施例は、ただ２つの調整点、すなわち、襟首ひも４０及びひも
５０の短いループを有する。着用者が、ひも３８及び４０を不良な位置に位置さ
せる潜在的可能性は、大幅に制限されている。係止システム３６の予測可能なた
だ１つの誤用は、襟首ひも４０またはひも５０内に大幅にゆるんだままにするか
、あるいはバックル４６を締付けしない着用者により惹起される。これら双方の
場合、ヘルメット１０は、着用者に適切に適合されず、これにより、着用者は、
何かが修正されなければならないことに気付く。この形態は、ほぼ水平方向と垂
直方向との間に枢転軸線を形成し、これにより、着用者の頭部の周りのパネル１
２及び１４の融通性ひいては適合性を向上させる。係止システム３６は、自動調
整する、すなわち、係止システム３６を頭部に固定すると、同時に、周辺パネル
１２が引張られて、着用者の頭部に当接し、ヘルメット１０の適合性を調整する
。

【００５０】 子供の頭部上のあごひも３８の配置及び位置は、しばしば、多数のヘルメット
製造業者により無視される要因である。子供の下あごは、最初の数年で、小さい
凹状の骨から、成人に見られる大きい凸状の骨に急速に発展する。これにより、
あごひも３８は、保護目的のための良好な安定性と、快適性とを達成するために
、さらに大幅に後方へ配置され、頭蓋骨に対して傾斜した配向で配置されること
が必要となる。ヘルメット１０上の係止システム３６の位置は、広い年齢領域に
わたり、良好な適合性及び安定性を提供するのに非常に適する。

【００５１】 ヘルメットの安全で快適な形状が、子供のために本発明により提供され、この
形状は、子供の頭部とともに伸長する。ヘルメット１０の子供用モデルは、さも
なければ、子供の頭部が成長するにつれて、子供のヘルメット１０を進行的に置
換しなければならない親にとっても、安価な代替品である。ヘルメットのデザイ
ンにおいて、よちよち歩きの子供の頭部が、衝撃許容度が低く、軽量であること
に起因して、子供のヘルメットの変更例としては、周辺パネル組立体２６のより
柔らかく厚い壁を含むようにしても良い。これは、人間の頭部に類似の内部形状
での周辺パネル組立体２６のより柔らかく厚い壁を提供し、CPSC自転車ヘルメッ
ト基準の安定性要求を満足することにより、達成される。

【００５２】 図５ａ及び５ｂは、ひもガイド２０のための外側受容部材２１を示す、周辺パ
ネル１２のうちの１つの１つの好ましい形状の部分断面図である。図５ｃ及び後
ｄは、ひもガイド２０のための内側受容部材１９を示す、周辺パネル１２の１つ
の１つの好ましい形状の部分断面図である。ひもガイド１２は、柔軟性プラスチ
ック（低密度ポリエチレンまたは熱可塑性エラストマ）から成る単一部分つまみ
２４から成り、周辺パネル１２内に成形されたスロット（図５ｃ参照）内に挿入
される。つまみ２４は、端部２４がヘルメット１０内で露出されるまで、周辺パ
ネル１２内のスロット２９内に挿入され、次いで、９０゜だけねじられて、その
ロック位置到達する（図５ｄ参照）。つまみ２４と、外側受容部材を形成する凹
部との下の鋭角エッジにより、ガイド２０はヘルメットに半恒久的に取付けられ
る。つまみ２４は、外側受容部材２１内の突出部により、側方からロックされる
ことが可能であり、この突出部は、つまみ２４がロック位置にねじられるとつま
み２４が上に重なる。つまみ２４のロック位置は、挿入前にのその最初の形状に
対応し、これにより、この機構をロック解除するためには、手動での介入を必要
とする。何故ならば、つまみ２４は、通常の使用の間にはほぐれないからである
。つまみ２４へのアクセスは、指がつまみ２４に到達することを阻止するのに充
分に小さく内側受容部材１９を維持することにより、または、快適パッドにより
内側受容部材１９を被覆することにより、制限されることが可能である。つまみ
２４の可撓性により、つまみ２４は、衝撃下で屈曲及び圧潰することが可能とな
るが、つまみ２４は、つまみ２４が、着用者により引出されることを阻止するの
に充分に強靭である。

【００５３】 図６は、本発明の代替的な実施例及び使用を示し、ヘルメット１０は、ヘルメ
ットを物体担持袋６０に変換する方法で畳まれることが可能である。この実施例
では、ヘルメット１０は、２つの頂部パネル１４と、ヘルメット１０の中央から
出発する、複数の周方向で間隔を置いて配置されおおよそ半径方向に走行する折
り目線とを具備する。折り目線６２は、整列された横方向折り目線の周りにヘル
メット１０を折畳むことを容易にする、頂部パネル１４の両側にわたり走行する
、整列された折り目線を含む。ヘルメットの頂部の折畳み可能な前部半体と後部
半体６４及び６６は、それらの間に、物体担持袋空洞を形成する。ファスナー６
８が、前部半体及び後部半体６４及び６６を固定して、その中に配置されている
物体を保持するために、設けられている。ファスナー６８は、Velcｒo（商標）
及びジッパーを含む様々なファスナーから成ることが可能である。調整可能な長
さのベルト及び肩部ひもシステム７０が、ヘルメット１０上に含まれることが可
能であり、これにより、ヘルメット及び袋６０の組合せは、着用者の肩部から懸
架されるか、または、着用者の腰の周りに締付けられたベルトとして着用される
ことが可能である。ヘルメット１０を袋６０に変換することにより、着用者は、
面倒なヘルメットを持ち運ぶ必要がなく、さらに、袋６０内に手袋またはサング
ラスなどの物体を入れて運ぶことが可能である。折畳みのために、パネル１２及
び１４全部の好ましい数は６であるが、より大きい数も容易に実現可能である。

【００５４】 図７は、ヘルメット１０の後ろ側における突出部７２を有する本発明の別の１
つの実施例の右側の図であり、突出部７２は、格納区画７４を収容することが可
能である。このジオメトリに起因して、特に、周辺パネル１２が頂部パネル１４
に取付けられている構成に起因して、ヘルメット１０は、通常のヘルメットが、
突出部７２の負荷によりバランスを崩すようにはバランスを崩さない。突出部７
２内の区画７４は、衛星ナビゲーションシステム、電話装置、ホーミング装置、
鍵、金銭または多数の他の物体を保持することを含む多数の目的に使用されるこ
とが可能である。

【００５５】 図８は、本発明の別の１つの代替実施例の図であり、着用者の頭部に輪郭適合
性を提供するために、ヘルメット１０内にインサート成形されたアーマチュア１
６を有する（横断面図での）１つのすべてを包囲する外側シェル７６を示す。

【００５６】 好ましい実施例が、図示及び説明されが、変化及び変更が、本発明から逸脱す
ることなしに、本発明のより広い面で行われることが可能である。本発明の様々
な特徴は請求の範囲に記載されている。

【図面の簡単な説明】

【図１】 ヘルメットの斜視図である。

【図２】 ヘルメットの一部を形成する周辺パネル組立体の図である。

【図３】 ヘルメットの上部側及び右側の斜視図であり、頂部パネルが周辺パネル組立体
に取付けられているのを示す。

【図４】 図４ａは、子供のサイズのヘルメットの、図１の１-１切断線に沿って切断し
て示す縦断面図であり、図４ｂは、図４ａのヘルメットの係止システムの部分断
面図である。

【図５】 図１のヘルメットの周辺パネルの部分断面図であり、ひもガイドのための内側
受容部材及び外側受容部材を示す。

【図６】 袋モードにおけるへるめの１つの代替実施例の斜視図である。

【図７】 ヘルメットの後ろ側における突出部を有するヘルメットの右側の図である。

【図８】 ヘルメット内にインサート成形されたアーマチュアを有する１つのすべてを包
囲する外側シェルを示すヘルメットの縦断面図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ， ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，Ｃ Ｕ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ， ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，Ｕ Ｇ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 バラッティ，アルド・エフ カナダ国オンタリオ州ケイ４ピー １エム ７，グリーリー，ドンウィル・ドライヴ 6999 (72)発明者 フレッチャー，マーク・エイ カナダ国オンタリオ州ケイ２エス １イー ６，オタワ，ホームウッド・アヴェニュー 315，＃817 (72)発明者 シェフチェンコ，ニコラス カナダ国ケベック州ジェイ０エックス １ エヌ０，チェルシー，ルーラル・ロード ＃１，ボックス 78，アーサー・ストリー ト ６ (72)発明者 ベイン，ティモシー・ダグラス カナダ国オンタリオ州ケイ１ゼット ８エ ム６，オタワ，フィッシャー・アヴェニュ ー 601−1150 (72)発明者 ウィズノール，クリストファー・ロバー ト・パトリック カナダ国オンタリオ州ケイ２ジェイ ４ケ イ４，ネピアン，セドナ・ストリート 61 Ｆターム(参考） 3B107 AA01 BA02 DA01

Claims (23)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 着用者頭部の形状に適合する複数の画分化されたパネルと、
   前記画分化されたパネル内に埋込まれているアーマチュアとを具備し、前記アー
   マチュアは、前記画分化されたパネルを互いに接続するヘルメット。
2. 【請求項２】 前記複数の画分化されたパネルが、複数の周辺パネルと、少
   なくとも１つの頂部パネルとから成る請求項１に記載のヘルメット。
3. 【請求項３】 前記複数の画分化されたパネルが、５つの周辺パネルと水の
   頂部パネルとから成る請求項１に記載のヘルメット。
4. 【請求項４】 前記複数の画分化されたパネルが、着用者の頭部の各側に、
   少なくとも２つの周辺パネル、１つの後部パネル及び１つの頂部パネルから成る
   請求項１に記載のヘルメット。
5. 【請求項５】 前記頂部パネルが、前記側部パネルすなわち前記周辺パネル
   の間の間隙を跨る請求項４に記載のヘルメット。
6. 【請求項６】 前記複数の画分化されたパネルが、６つのパネルから成る請
   求項１に記載のヘルメット。
7. 【請求項７】 前記ヘルメットの少なくとも１つの頂部パネルが、前記アー
   マチュアにより形成されるループにより、前記周辺パネルに嵌められる請求項２
   に記載のヘルメット。
8. 【請求項８】 １つのアーマチュアが、前記周辺パネル内にインサート成形
   され、第２のアーマチュアが、前記少なくとも１つの頂部パネル内にインサート
   成形され、前記２つのアーマチュアが、互いに接続されて、前記少なくとも１つ
   の頂部パネルを前記周辺パネルに固定する請求項２に記載のヘルメット。
9. 【請求項９】 前記アーマチュアが、多孔性可撓性材料を含む請求項１に記
   載のヘルメット。
10. 【請求項１０】 さらに、ヘルメットの後ろ側から延びる突出部と、突出部
    内の区画とを具備する請求項１に記載のヘルメット。
11. 【請求項１１】 さらに、前記ヘルメットの顔面を被覆する装飾的シェルを
    具備する請求項１に記載のヘルメット。
12. 【請求項１２】 さらに、前記ヘルメットを畳み込むことにより、物体担持
    袋状空洞が形成される請求項１に記載のヘルメット。
13. 【請求項１３】 着用者の腰の周りにヘルメットを取付けるための手段を具
    備する請求項１２に記載のヘルメット。
14. 【請求項１４】 さらに、着用者の肩部から懸架される前記ヘルメットを担
    持するための手段を具備する請求項１２に記載のヘルメット。
15. 【請求項１５】 さらに、前記袋状空洞を維持するために、前記ヘルメット
    の他方の側に、前記ヘルメットの片側を留めるための手段を具備する請求項１２
    に記載のヘルメット。
16. 【請求項１６】 請求項１に記載のヘルメットのための戦略的に配置されて
    いる係止システムにおいて、 前記係止システムが、 左側及び右側を有する固定長あごひもと、 襟首ひもと、 少なくとも１つのプラスチック緊張ガイドとを具備する係止システム。
17. 【請求項１７】 前記あぼひもの左側及び右側が、前記ヘルメットの頂部パ
    ネルを貫通して経路案内され、 前記襟首ひもが、前記ヘルメットの後ろ側の顔面に取付けられ、 前記あごひも及び前記襟首ひものうちの１つが、前記少なくとも１つのプラスチ
    ック緊張ガイドを貫通する請求項１６に記載の緊張システム。
18. 【請求項１８】 前記アーマチュアが、一部品から成るアーマチュアである
    請求項１に記載のヘルメット。
19. 【請求項１９】 前記ひもガイドが、 １部品つまみと、 前記ヘルメット内に成形されている内側受容部材と、 前記ヘルメット内に成形されている外側受容部材とを具備する請求項１に記載の
    ひもガイド
20. 【請求項２０】 さらに、前記つまみのさらなるねじれを阻止するための、
    前記内側受容部材内の突出部を具備する請求項１９に記載のひもガイド。
21. 【請求項２１】 一部品つまみと、 前記ヘルメット内に成形されている内側受容部材と、 前記ヘルメット内に成形されている外側受容部材とを具備したヘルメットのた
    めのひもガイドにおいて、 前記つまみは、前記内側受容部材及び前記外側受容部材のうちの１つを貫通し
    て挿入され、該挿入は、前記つまみが、前記内側受容部材及び前記外側受容部材
    のうちの他方を貫通して露出され、次いで、前記つまみが、ロックされた位置に
    ねじれて到達するまで行われるひもガイド。
22. 【請求項２２】 さらに、前記つまみのさらなるねじれを阻止するための、
    前記内側受容部材内の突出部を具備する請求項２１に記載のひもガイド。
23. 【請求項２３】 前記ヘルメットの後ろ側から延びる突出部を具備し、前記
    突出部内の区画を具備するヘルメット。