JP2003521397A - 熱可塑的に成形可能な自己強化ポリ(メト)アクリレートシート、該シートの製造方法および該シートで製造されたサニタリー製品 - Google Patents
熱可塑的に成形可能な自己強化ポリ(メト)アクリレートシート、該シートの製造方法および該シートで製造されたサニタリー製品Info
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Abstract
Description
己強化シート、この型のポリ(メト)アクリレートシートを製造するための方法
、ならびにこれらの半製品シートから製造されてもよい浴槽、シャワートレイま
たは洗面器のようなサニタリー製品に関する。
含量で異なる少なくとも2つの層を有する熱可塑的に成形可能な自己強化シート
に関し、その際、充填剤含量は、それぞれの層の総重量に対する補強充填剤の百
分率比である。
ートレイまたは洗面器の製造に使用される。
って製造される。最初に、アクリルシートが製造され、その後に熱成形される。
しかしながら、成形体の機械的強度が不十分であるために、ガラス繊維/スチレ
ン混合物の噴霧によって、補強層を成形体の裏側に塗布しなければならない。木
材シートはしばしばこれらの基板領域の補強のために挿入され、さらに補強はガ
ラス繊維を含有する樹脂材料を噴霧塗布することによって確実にされる。
れらの操作の後に得られるサニタリー製品は、補強層を重合させるためにアニー
ルされなければならない。
望ましくない溶剤の流出、さらにはガラス繊維の取り扱いであり、この場合、こ
れは本質的に主要な危険性を伴う。最終的に、種々のプラスチック成分および補
強材料とプラスチックを含有する材料混合物の処理は、サニタリー製品の乏しい
再利用性を招く。
する欠点を回避するためのいくつかの方法を記載している。この刊行物によれば
、補強層は、冷却−硬化された(メト)アクリレート樹脂から成り、この場合、
これは、100μm以下の粒径を有する微細な充填剤1〜75重量%を含有して
いる。これは、完全に再利用可能なサニタリー製品を可能にし、かつ、任意の繊
維充填剤、たとえばアスベストまたはチョップトグラス繊維を使用することがな
いにもかかわらず、要求される機械的性質を有している。しかしながら、噴霧工
程による補強層の塗布は、少なくとも従事者の安全性、特に、操作者の健康面で
の危険性の点で、全く問題のないものではない。
塗布された(メト)アクリレート系を硬化させるための水性レドックス系を用い
て、労力および操作者の危険性を減少させることを提案している。これは、噴霧
工程中の溶剤(エチルメチルケトン、他のケトン類および有機溶剤等)の悪影響
を減少させるけれども、この減少は極めてわずかなものであり、それというのも
使用されるべき硬化剤の量は結合剤成分と比較してほとんどわずかなものである
からである。さらに、噴霧自体が、危険性を全く含まない操作ではない。例えば
、(メト)アクリレート樹脂の比較的揮発性の重合可能な成分の噴霧中に回避不
可能な極めて微細な分散液が生じることを挙げるべきであろう。MMAおよび他
のモノマーのMAC値は、実際にはかなり低く、かつ、たとえば、他の方法によ
る処理中よりも噴霧工程中においてより迅速に達成される。補強層の後噴霧また
は後塗布を省略可能であることは特に望ましい。
ポリ(メト)アクリレートから製造されたシート(シート状の半製品)を提供す
ることであり、これから、前記の詳細で記載されたサニタリー製品が、可能な限
り低い製造コストで製造できる。
アクリルシート”)を提供することは同様に本発明の目的である。
品の製造方法であり、この場合、これは可能な限り低い流出(溶剤、揮発性物質
および有害物質、例えばモノマー等)によって実施される。
なければならない。
トレイまたは洗面器の提供であり、この場合、これは、操作者に対する任意の危
険性がないかぎりは、特にアクリルシートのための公知の解重合方法を用いて、
金属浴によって、完全に再利用可能である。
製造されたサニタリー製品、好ましくはシャワートレイまたは洗面器は、まさに
この型のサニタリー製品の安定性に関する一般的な要求を、可能な限り原料をセ
ーブ(saving)しつつ満たすものである。
ート(半製品)の高性能成形中の危険性は、可能な限り低い程度に抑制されるべ
きである。
レートシートの形での半製品を提供することである。
形体)の双方は、可能な限り簡単に製造されるべきである。
を製造するための方法は、可能な限り高い程度で自動化され、かつ簡単な方法で
、無駄な部分なく実施される。
ニタリー製品の提供であり、この場合、このシートは、一つまたは多数、あるい
はすべてのこのような機械的パラメーター、たとえば、耐摩擦性、曲げ強度(成
形されたアクリルシートの内側(上面)で測定されたもの)、曲げ強度(裏側(
下面)で測定されたもの)、弾性率、衝撃強度(成形されたアクリルシートの内
側または上面で測定されたもの)、衝撃強度(裏側で測定されたもの(従来技術
の“被覆面”に相当する))に関して高いか、および/または改善された値を有
する。
リレートシートは、前記目的と一緒に、序文での従来技術の記載から簡単に推測
することができる他の目的か、またはこれによって自明であるとみなされる他の
目的を達成することができるが、しかしながら、これらは詳細には示されていな
い。
よって提供される。
される。方法の有利な変法は、生成物の独立請求項に従属する製造方法の請求項
によって保護されている。
を提供するものであり、かつ、有利な実施態様は、この生成物の請求項に従属す
る請求項の主題である。
とも2つの層を有し、その際、高い充填剤含量を有する破断点伸びと、低い充填
剤含量を有する破断点伸びとの比が1.5未満であるシートを提供し、この場合
、このポリ(メト)アクリレートシートから、たとえば、自体公知の熱支援型(
heat-assisted)成形工程によって、サニタリー製品が製造されてもよく、この
場合、これは、サニタリー製品の物理的特性上において、標準的規格および工業
的加工装置によって生じるすべての要求を含む良好なコンプライアンスを与える
。さらに、これらは他の多くの利点を有する。
用を回避することによって十分な再利用性が得られる(ポリエステル樹脂、アス
ベスト、ガラス繊維の不含)。
塗布を必要とせず、かつ、結果としてさらに製造方法が自動化される。
力(shaping capability)、衝撃強度、剛性)での良好なコンプライアンスが得
られる。
撃強度)での良好なコンプライアンスが得られる。
げ強度)での良好なコンプライアンスが得られる。
引張接着強さ)での良好なコンプライアンスが得られる。
の結合の優れた耐久性が得られる。
ニタリー製品の製造中で使用されてもよく、したがって、高価かつ専門的な成形
装置の使用は、大体において省略されてもよい。
製造中で溶剤の不含は、応力亀裂の危険性を最小限にする。アクリルシートから
製造された成形体に対する裏打ちは、DIN EN 198の温度サイクル試験
において、最終的な補強層中で特に応力亀裂の傾向がある場合には、場合によっ
ては溶剤含有系が使用される。
タリー製品の機械的および物理的特性が著しく改善される。
(メト)アクリレートから製造された自己強化シートは、その充填剤含量で異な
る少なくとも2つの層を有する。
造を示すものとされる。“自己強化”の用語は、“強化”および“自己”の用語
を組み合わせたものである。本明細書中で“強化”は、比較可能なシート上の機
械的特性の改善に関するが、しかしながら、高い充填剤含量の層を有するもので
はない。測定することができる一つの方法は、DIN 53457に関する弾性
率によるものである。本明細書中の弾性率の任意の増加は、強化とされるべきで
ある。“自己”の用語は、シートを成形しサニタリー製品を得るためにシートを
成形した後に、任意の“補強”を使用する必要ではないことを意味するものであ
る。むしろ、“自己強化”シートは、日常的使用に適したサニタリー製品を成形
する場合に、付加的な補強が不要であってもよい。
る少なくとも2つの層を含有していなければならない。充填剤含量はそれぞれの
層の総重量に対する補強充填剤の百分率比(重量%)である。補強充填剤の他に
、本質的に非補強充填剤、たとえば、有色顔料または他の自体公知の添加剤を使
用することが可能である。しかしながら、これらは、補強充填剤重量を設定する
ための補強充填剤含量の測定の場合のみならず、それぞれの層の総重量を設定す
る場合にも考慮しない。高い充填剤含量を有する層と低い充填剤含量を有する層
との比は、充填剤の重量に対して、好ましくは2以上、特に好ましくは4以上お
よび極めて好ましくは8以上16以下である。
0〜20重量%未満であるが、その一方で、高い充填剤含量を有する層の充填剤
含量は、一般には、より高いかまたは高い補強充填剤含量を有する層の総重量に
対して、20〜80重量%である。
まないことを提供する。この方法は、特に、たとえば、サニタリー製品用アクリ
ルシート中で好ましい高光沢性の表面を提供する上で特に好結果である。
よび組成物の固形添加剤である。これらは、無機材料または有機材料であっても
よい。
ましい適用に依存して広範囲で変更されてもよい。自己強化半製品の製造中で、
有利に使用されてもよい充填剤は、滑石、ドロマイト、滑石およびドロマイトの
天然に産する付着物、雲母、石英、緑泥石、酸化アルミニウム、水酸化アルミニ
ウム、粘土、二酸化珪素、珪酸塩、炭酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硫化物、金属酸
化物、粉末ガラス、ガラスビーズ、セラミックス、カオリン、ポーセレン、クリ
ストバライト、長石、チョーク、炭素および/または不活性ガス充填中空微粒子
を含む。
いうのも、シラン処理によって達成可能なマトリックスに対する接着は、シラン
処理されていない充填剤よりも良好であるためである。
とえば、ナインチ社(Naintsch)からの(R)Plastoritグレード 、
ナインチ社からのBC マイクログレード、滑石−ドロマイト合着物、特に白滑
石/純粋なドロマイトの合着物、ドルフナー社(Dorfner)からの(R)DOR
SILIT結晶石英粉末、スタウス社(Stauss)、St.Poeltenからの (R) SIL−CELL微孔性添加剤組み合わせ物、3M社からの(TM)Sc
otchlite中空ガラスマイクロビーズ、ピアーズ&スティーブンズ社(Pi
erce & Stevens Corp.)からの(TM)Dualite中空ポリマーマイクロビ
ーズ、PQ社(PQ Corporation)からの(R)Extendshperes X
OL 中空マイクロスフェアおよびナバルテク社(Nabaltec)からの(R)Ap
yral(水酸化アルミニウム)グレードである。
これらは規則的かまたは不規則であってもよい中空粒子であるが、しかしながら
、好ましくは球顆粒状かまたは球状であり、かつ、その空洞中に不活性ガスを有
しているものである。
ガラス、金属、金属酸化物、ポリマーまたは有機化合物から製造される中空マイ
クロビーズを含む。
チレン、塩化ポリビニル、塩化ポリビニリデン、ポリビニルアセテート、ポリア
クリレート、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン、ポリエチレンテレフタレ
ートから成る中空マイクロビーズが好ましく;他の好ましい中空マイクロビーズ
は、挙げられたコポリマーを形成するモノマーを基にしたコポリマーまたはター
ポリマーから製造されるものである。
リデン−アクリロニトリルコポリマー、塩化ポリビニリデン、塩化アクリロニト
リル−塩化ビニリデンコポリマー、アクリロニトリル−メタクリロニトリルコポ
リマー、アクリロニトリル−ジビニルベンゼン−塩化ビニリデンコポリマー等で
ある。
好ましい。
、処理特性を適応させるかまたは補強特性を変化させるための被膜で被覆されて
いてもよい。
中空マイクロビーズは、周囲媒体の影響に対する良好な適性を保証するために、
無機物質で覆われて(被覆されて)いてもよいポリマーから成るものである。
ウム、石英、雲母、水酸化アルミニウム、クリストバライト等から成っていても
よい。
スチックから製造された中空マイクロビースである。
r.およびMorris Bergによって示された、Mat.Res.Soc
.Symp.Proc.第372巻、1995年 Materials Res
earch Society,第3頁〜第13頁およびそれに引用された文献中
に記載されている。
ドは、(R)Dualite グレード、たとえば、(R)Dualite M
6032(Pierce & Stevens Corp.);(R)Expancelグレード、たと
えば、(R)Expancel 642WU、(R)Popaque グレード
、たとえば、(R)Ropaque OP62(Rohm and Hass Co.)、Mat
sumoto マイクロスフェア、たとえば、Microsphere F−3
0E(Matsumoto Yushi Seiyaku Co. Ltd.)等を含む。
球状であってもよいが、しかしながら、繊維またはフラグメントの形状を有する
充填剤はあまり好ましくない。存在する補強充填剤が、層状または針状である場
合には、生じる自己強化半製品は、特に性質の良好な組み合わせを有する。充填
剤が球顆粒状であるか、または特に層状かまたは針状である場合には、これらは
、たとえば、熱成形のような高性能な成形工程によって、サニタリー製品を生じ
る半製品の成形中に、これらが熱および/または圧力作用下で置かれる場合には
、プラスチック材料の流れの方向に沿った粒子の配向を許容する。補強充填剤粒
子のこの配向は、シートの形状の半製品の表面に対して平行であることが好まし
く、これによって、成形されたサニタリー製品中の均衡のとれた剛性−衝撃強度
比を得ることができ、かつ、サニタリー製品の良好な表面の質を可能にし、かつ
適切なフローライン抵抗性を与え、かつ耐熱性を改善させ、かつ一般には最終的
なサニタリー製品の手触りにおける好ましい作用が発揮される。
粒子は層状の充填剤である。本発明の目的に関して、これらは、(成形用熱可塑
性半製品の成形の)流れにおいて好ましい配向をとることができる充填剤である
。
のであってよい。たとえば、半製品の剛性およびそれによって得られるサニタリ
ー製品の剛性は、充填剤の適した寸法によって調整されていてもよい。補強充填
剤に関して一般に使用される粒径は、約0.01〜約100μmである。使用さ
れる充填剤の平均粒径は、有利には0.01〜80μm、特に0.05〜30μ
m、特に有利には0.1〜20μmの範囲である、 使用される補強充填剤が細かくなればなるほど、サニタリー製品の剛性および
衝撃強度は高くなる。得られる半製品は、充填剤がおおきくなればなるほど、よ
り脆くなる。本発明によれば、特に有利な半製品は、20μmの篩いを用いた場
合の充填剤からの残留物が、2重量%未満であることを特徴とする。
剤を含有していてもよいが、しかしながら、前記に示したように、含量は異なっ
ていなければならない。本明細書中で独立した層は、同一であるかまたは異なる
充填剤を有していてもよい。
しい。低い充填剤含量を有する層の充填剤が、高い充填剤含量を有する層の充填
剤と異なっていることが明らかであり、したがって、充填剤の種類および量は、
示された境界の範囲内で互いに独立している。
性充填剤は、アクリレートポリマーの解重合を妨げないかまたは本質的に悪影響
を及ぼさない物質である。充填剤のこの性質は、浴槽のような成形体の簡単な再
利用を可能にし、この場合、これは、ポリ(メト)アクリレートシートから製造
されてもよい。
は、特にその適用に依存する。一方では、薄いポリ(メト)アクリレートシート
は、特に簡単に処理される半製品であり、かつ材料に関しての省略によって経費
上の利点を有するが、しかしながら、他方では、シートの安定性は、厚さに伴っ
て増加し、したがって、シートの厚さまたはそれぞれの層の厚さにせまい制限を
与えるのは不可能である。シートが2個の層を有する場合には、2個の層のそれ
ぞれの厚さは0.5〜10mm、好ましくは1〜7.5mmである。
の厚さが2〜4mm、特に2.5〜3.5mmであり、その一方で、高い充填剤
含量を有する層の厚さが3〜8mm、好ましくは4〜6mmであることを特徴と
する。
個の層を有する。さらに、これは、ポリアクリレートシートが、異なるたわみ性
、強度および表面特性を有していてもよい3個、4個または5個の層を有してい
てもよいことを意味する。
によって、浴槽を得るための自体公知の方法も使用するといった目的のためには
、本発明によれば、シートのレオロジー特性が、一定の要求を満たすことが必要
である。
シート)を熱成形によってシャワートレイまたは浴槽を得る目的のために、高い
充填剤含量を有する層の破断点の伸びと、低い充填剤含量を有する層の破断点の
伸びとの比が、1.5未満、好ましくは1未満であるべきと示されている。高い
充填剤含量を有する層の破断点の伸びと、低い充填剤含量を有する層の破断点の
伸びとの比は、好ましくは0.8〜0.1の範囲であり、特に好ましくは0.6
〜0.1の範囲である。この破断点の伸びは、DIN EN ISO 527−
2で測定される(フォーストランスダクター 1kN、プレテンションフォース
0.05MPa、粘度 50mm/分、印加されたプレテンションフォースの
保圧時間 12分、試験粘度 500mm/分、試験温度 190度、条件:標
準的な温度および湿分の条件下で16時間)。
る。このパラメータは温度、さらにはこのパラメータが測定された時点での試験
粘度を含む。
層間の破断点の伸びの比を制限する。しかしながら、この性質の充填剤の影響は
、任意の一般的に適用可能な式によって記載することはできないが、流動性を増
加させる滑剤のような添加剤を用いるか、あるいは流動性を減少させる極めて高
い分子量を有するポリマーを用いることによって、破断点の伸びを調整すること
が可能である。さらに、また、溶融粘度上での充填剤の効果を測定する試験を用
い、かつ、適した割合で充填剤を混合することによって望ましい値に破断点の伸
びを調整することも可能である。以下の例は、当業者に公知のガイドラインとし
て特に役立つものである。
、好ましくは100〜300%であり、かつ特に好ましくは100〜200%で
ある。
であり、有利には600〜1200%であり、かつ特に好ましくは700〜11
00%である。
0%、好ましくは200〜600%、かつ、特に有利には300%以上の破断点
の伸びを有する。
これら双方の方法は、文献により公知である(たとえば、Ulmann's Encylopedia
of Industrial Chemistry, Fifth Edition on CD ROM 1998 edition, keyword
“polymethacrylates”)。
ト系の重合によって得られてもよく、この場合、これは: A)a)(メト)アクリレート 30〜100重量% a1)メチル(メト)アクリレート 0〜99.99重量% a2)C2〜C4(メト)アクリレート 0〜99.99重量% a3)≧C5(メト)アクリレート 0〜50重量% a4)2個またはそれ以上の官能性を有する(メト)アクリレート 0.01〜50重量% a5)ウレタン(メト)アクリレート 0〜50重量% b)コモノマー 0〜70重量% b1)ビニル芳香族基 0〜35重量% b2)ビニルエステル 0〜35重量% を有し、その際、成分a1)〜a5)は、a)が30〜100重量%である程度
に選択され、かつ、成分b1)〜b2)は、b)が0〜70重量%である程度に
選択され、その際、a)およびb)は一緒になって、成分A)100重量%であ
り、 B)A)の全ての重量部に対して、A)中で溶解可能かまたは膨潤可能な(プレ
)ポリマー 0〜12重量部、 C)成分A)を硬化させるのに十分な量の開始剤、 D)場合によっては、系の粘度を調整するもの、 E)A)の全ての重量部に対して、通常の添加剤 3重量部まで、 および F)A)〜E)の合計の総重量部に対して、補強充填剤 0.25重量部未満、
である。
よって得られてもよく、この場合、これは: A)a)(メト)アクリレート 50〜100重量% a1)メチル(メト)アクリレート 0〜99.99重量% a2)C2〜C4(メト)アクリレート 0〜99.99重量% a3)≧C5(メト)アクリレート 0〜50重量% a4)2個またはそれ以上の官能性を有する(メト)アクリレート 0.01〜50重量% a5)ウレタン(メト)アクリレート 0〜50重量% b)コモノマー 0〜50重量% b1)ビニル芳香族基 0〜50重量% b2)ビニルエステル 0〜50重量% を含有し、その際、成分a)およびb)は、一緒になって100重量%になる程
度に選択され、その一方で、重合可能な成分A)に対して、a1)〜a5)は一
緒になって50〜100重量%であり、かつ、b1)およびb2)は一緒になっ
て0〜50重量%であり、 B)A)の全ての重量部に対して、A)中で溶解可能かまたは膨潤可能な(プレ
)ポリマー 0〜12重量部、 C)成分A)を硬化させるのに十分な量の開始剤、 D)場合によっては、系の粘度を調整するもの、 E)結合剤の全ての重量部(A)〜E)の合計)に対して、補強充填剤0.25
〜4重量部 を含有する。
リレートはアクリレートおよび/またはメタクリレートである。
ト 少なくとも30重量%および高い充填剤含量を有する層に対して(メト)ア
クリレート 少なくとも50重量%を含有し、好ましい場合には、C1〜C4エ
ステル基を含有する単官能性(メト)アクリレートを得る。長鎖エステル、特に
、鎖が5個またはそれ以上の炭素原子を有するエステル基を有するものは、成分
A)中で50重量%に制限されている。成分A)は好ましくはメチルメタクリレ
ート 少なくとも40重量%を含有する。
。したがって、これらのエステルは、半製品をより柔軟にし、さらに軟化させる
ものであって、50重量%を上廻る量は性能を制限する。
いてもよく、これらの割合はそれぞれ70または50重量%に制限されている。
これらのコモノマー中において、ビニル芳香族基および/またはビニルエステル
基は成分A)中に存在していてもよく、それぞれの場合において、それぞれ35
重量%までであるかまたは50重量%である。ポリマー中に組み入れるビニル芳
香族基の高い割合は異なっており、かつ、系の分離を招く。ビニルエステル基の
高い割合は、さらに、低い温度での不十分な硬化を導き、かつ、収縮を増加させ
る傾向にある。
ましくは90〜100重量%含有するが、それというのも、これらのモノマーを
用いて製造された半製品は、サニタリー製品のための好ましい処理特性および性
能特性を有するからである。(メト)アクリレート中でのC2〜C4エステルの
割合が、成分A)中で50重量%に制限されていることは好ましく、かつ、成分
A)中に存在する前記エステルの量は、好ましくは30%を上廻ることはなく、
かつ特に有利には20%を上廻ることがない。これは、特に柔軟な層を構築する
ことを可能にする。
メタクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、エチ
ルトリグリコールメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートである。
。
れというのも、この高い含量は、重合中の問題を引き起こすからである。
トは、成分A)中で必要不可欠なものであり、かつ、0.01〜50重量%の量
で存在する。二官能性であるかまたはそれ以上の官能性を有する(メト)アクリ
レートは、重合中の架橋作用を有し、特に、これは、特に半製品の吸水性を減少
させ、かつこのようにして最終的なサニタリー製品が得られる。二官能性または
それ以上の官能性を有する(メト)アクリレートは、好ましくは成分A)の(メ
ト)アクリレートで、0.1〜30重量%、特に好ましくは0.2〜5重量%の
量で存在する。二官能性またはそれ以上の官能性を有する(メト)アクリレート
は、直鎖状ポリマー分子を架橋するのに役立つ。これは、たとえば、柔軟性、引
掻抵抗性、ガラス転移温度、融点または硬化挙動に影響を及ぼしてもよい。
ートは、好ましくは以下のものを含む: (1)二官能性(メト)アクリレート 式:
化合物、たとえば、プロパンジオールジ(メト)アクリレート、ブタンジオール
ジ(メト)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メト)アクリレート、オクタン
ジオールジ(メト)アクリレート、ノナンジオールジ(メト)アクリレート、デ
カンジオールジ(メト)アクリレートまたはエイコサンジオールジ(メト)アク
リレートであり;式
合物、たとえば、エチレングリコールジ(メト)アクリレート、ジエチレングリ
コールジ(メト)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メト)アクリレー
ト、テトラエチレングリコールジ(メト)アクリレート、ドデカエチレングリコ
ールジ(メト)アクリレート、テトラデカエチレングリコールジ(メト)アクリ
レート、プロピレングリコールジ(メト)アクリレート、ジプロピレングリコー
ルジ(メト)アクリレートまたはテトラデカプロピレングリコールジ(メト)ア
クリレートであり;かつ、グリセロールジ(メト)アクリレート、2,2’−ビ
ス[p−(γ−メタクリロキシ−β−ヒドロキシプロポキシ)フェニルプロパン
]またはビスGMA、ビスフェノールAジメタクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジ(メト)アクリレート、1分子当たり2個〜10個のエトキシ基を有する
2,2’−ジ(4−メタクリロキシ−ポリエトキシフェニル)プロパンおよび1
,2−ビス(3−メタクリロキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)ブタン、 (2)三官能性またはそれ以上の官能性を有する(メト)アクリレート、トリメ
チロールプロパントリ(メト)アクリレートおよびペンタエリトリトールテトラ
(メト)アクリレート を含む。
トは、特に、トリエチレングリコールジメタクリレート(TEDMA)、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート(TRIM)、1,4−ブタンジオールジ
メタクリレート(1,4−BDMA)、エチレングリコールジメタクリレート(
EDMA)を含む。
分は、二官能性またはそれ以上の官能性を有するウレタン(メト)アクリレート
である。
ト含有プレポリマー、その中で、オレフィン二重結合がヒドロキシル含有化合物
によって導入されたもの、たとえばヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
エチルメタクリレート、アリルアルコール、ビニルアルコールから得ることが可
能である。
得られる。これらは、(メト)アクリレートから誘導された、少なくとも3個の
反応停止性(reactive teriminal)エチレン性不飽和官能基を有する。これらは
、ヒドロキシアルキル(メト)アクリレートとポリイソシアネートおよび少なく
とも3個のヒドロキシル官能性基を有するポリオキシアルキレンとを反応させる
ことによって得ることが可能であり、その際、ポリエチレンオキシドの割合は、
ポリオキシアルキレンの総量に対して、50重量%未満である。
はそれ以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネートの割合を選択するこ
とによって望ましいように作用されてもよい。三官能性またはそれ以上の官能性
を有する化合物の割合が高くなればなるほど、極限引張強度は大きくなる。しか
しながら、破断点の伸びは著しく減少する。
質は、反応により簡単に導くが、しかしながら、結果として生じる制限は意図さ
れない。この型の好ましいポリイソシアネートの例は、イソホロンジイソシアネ
ートおよびこれから適切な反応によって誘導されてもよいそれぞれのウレタン(
メト)アクリレートである。
4個の反応停止性エチレン性不飽和官能基を有する。
タン(メト)アクリレートは、2段階合成で、たとえば、ヒドロキシルアルキル
(メト)アクリレートとポリイソシアネートとを等モル量で反応させ、かつ生じ
る反応生成物をその後に適した量のポリオキシアルキレンと反応させることで製
造することができる。適したポリイソシアネートの選択および適した反応の誘導
によって、その後に、特に、3個の反応停止性エチレン性不飽和官能基を有する
ウレタン(メト)アクリレートを得ることができる。
レン性不飽和官能基を有するウレタン(メト)アクリレートの混合物を生じる。
三官能性ポリオキシアルキレンが使用される場合には、生成物はしばしば、例に
よって前記に示された式(A.V.)の結合基を含有する、三官能性ウレタン(
メト)アクリレートである。生じる混合物は、(メト)アクリレート樹脂中で、
さらに精製をすることなく、添加物として使用されてもよい。
ましい。
混合されるポリマー物質であってもよい。他方では、A)は予備重合(prepolym
erized)されてもよく、この場合、これはシラップ(syrups)として公知のもの
を生じる。このシラップ自体は、その後に、群A)の単量体および群B)の多量
体を有し、互いに混合される。
せるために、B)のポリマーまたはプレポリマーは、示したように、成分A)に
添加されてもよい。この(プレ)ポリマーは、A)中で溶解可能かまたは膨張可
能であるべきである。A)の全ての部に関して、プレポリマーB)を0〜12部
使用する。ポリ(メト)アクリレートは、特に適しており、かつこれらは、A)
中で溶解された固体ポリマーの形かまたは公知のシラップとして、特に、適した
モノマーの部分的に重合された混合物として使用されてもよい。塩化ポリビニル
、ポリビニルアセテート、ポリスチレン、エポキシ樹脂、エポキシ(メト)アク
リレート、不飽和ポリエステル、ポリウレタン、およびこれらの混合物が適して
いる。これらのポリマーの効果の例は、特定の柔軟特性、収縮制御性、安定性ま
たは流れ改善性である。
対して、B)を4〜10部使用することは特に好ましい。(プレ)ポリマーを6
〜9部を用いて、重合可能なモノマー1部と混合させることは特に好ましい。A
)中に(プレ)ポリマーB)を溶解させることは好ましい。
:1の範囲である。性質の理想的な均衡は、この範囲内で達成される。
懸濁ポリマー、乳化ポリマーおよび/またはリグラインドが特に有利である。(
プレ)ポリマーの平均粒径は、通常は<0.8mmである。
マーが極めて有利である。このポリマーは、得られる成形体の適切な衝撃強度を
含む特性を有する層の製造を可能にする。
0.2〜0.8mmが好ましく、特に0.4〜0.8mmが好ましい。
補強層の硬さおよび柔軟性は、(プレ)ポリマーB)中のコモノマーの性質およ
び量によって影響されてもよい。使用されてもよく、かつ、それぞれの(プレ)
ポリマーB)の構造の一部分であるコモノマーは、アクリレートおよびメチルメ
タクリレート(MMA)の以外のメタクリレート、ビニルエステル、塩化ビニル
、塩化ビニリデン、スチレン、α−メチルスチレンおよび種々のハロゲン置換さ
れたスチレン、ビニルおよびイソプロペニルエ−テル、ジエン、たとえば、1,
3−ブタジエンおよびジビニルベンゼンを含む。
チルアセテート、2−エチルヘキシルアクリレート、エチルメタクリレート、n
−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタ
クリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、メタアクリル酸
、エチルトリグリコールメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートで
ある。
な成分である。
リーラジカル重合が好ましい。熱、放射線および開始剤は、重合のために使用さ
れてもよく、フリーラジカルを形成する開始剤が好ましい。それぞれの重合条件
は、選択されたモノマーおよび開始剤系に依存し、かつ当業者に公知である。
,1−アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル、さらにはペルオキシ化合物、た
とえば、メチルエチルケトンペルオキシド、アセチルアセトンペルオキシド、ケ
トンペルオキシド、メチルイソブチルケトンペルオキシド、シクロヘキサノンペ
ルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、t−ブチルペルオキシベンゾエート、
t−ブチルペルオキシイソプロピルカルボネート、2,5−ビス(2−エチル−
ヘキサノイルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、t−ブチルペルオキシ
2−エチルヘキサノエート、t−ブチルペルオキシ3,5,5−トリメチルヘキ
サノエート、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−
ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、クミ
ルヒドロペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、ジクミルペルオキシド
、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカルボネート、前記化合
物の2つまたはそれ以上の相互の混合物、さらに、示されていない遊離基を同様
に形成することができる前記化合物の混合物を含む。
性懸濁液中で粘質化(phlegmatized)される系は公知であり、かつ使用されても
よい。この型の系は、アクゾ社(Akzo)からの商標(R)Cadoxで得る
ことが可能である。
である。この方法は、重合反応の良好な調整を得ることができ、局所的不規則性
を回避することが可能であり、かつ、よりばらつきのない結果が得られる。また
、この方法は、後重合時間を短くすることができる(加熱キャビネット中の半製
品のアニーリング)。
)ポリマーの性質および量、さらに望ましい重合温度、および製造されるべきポ
リマーの好ましい分子量に依存する。たとえば、1000〜200000の分子
量(平均分子量)に関して生じるガイドライン値は、モノマー系の重合可能な成
分1モルに対して開始剤2×10−5〜約1×10−4モルである。使用された
1個または複数個の開始剤化合物の分子量に依存して、成分A)の重量部に対し
て、約1×10−3〜5×10−5重量部の成分C)が使用されてもよい。
かしながら、好ましくはこの系中に存在する。例は乳化剤である。好ましくは、
レシチン、たとえば大豆レシチンである。使用すべき物質の量は、広範囲で異な
っていてもよい。A)の全ての重量部に対して、D)を0.01〜1重量部を使
用することは好ましい。A)の全ての重量部に対して、D)を0.1〜0.2重
量%使用することは特に好ましい。
かつ、添加剤の例は前記に示した。E)は特に、F)に含まれないこれらの充填
剤を含む。したがって、これらのカテゴリーは非補強充填剤であり、たとえば、
有色顔料、帯電防止剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤、滑剤、染料、流れ促進剤
、光安定剤、有機燐化合物、たとえば、亜リン酸塩およびホスホネート、顔料、
チキソトロピー作用を有する薬剤、UV安定化剤、耐候安定剤および可塑剤であ
る。
する。E)として使用される充填剤の平均粒径は、好ましくは10μm未満の範
囲、有利には5μm未満および特に好ましくは1μm未満、および極めて好まし
くは0.01μm未満である。充填剤E)とF)との平均粒径の比は、有利には
1:3〜1:1000、好ましくは1:5〜1:100の範囲、かつ、特に好ま
しくは1:10〜1:50の範囲である。
含量を有する層は、任意の充填剤を有していてはならない。さらに、この成分は
、前記に詳細に示されている。
おいて著しく異なっていてもよいことが明確である。低い充填剤含量を有する層
は、特に良好な表面の質、特に、引掻抵抗性およびヘアラインクラッキング耐性
を有していなければならないが、その一方で、高い充填剤含量を有する層は、主
に補強に役立ち、したがって、これらの層の成分は、それぞれの層の目的に応じ
て最適化させることができる。
細書中での方法は以下の通りである。
、かつ、 d)金型から半製品を取り除く。
濃縮させる一つの特に有利な方法は、重合されるべき(メト)アクリレート系の
粘性を利用して、半製品を得ることである。本発明の半製品は、好ましくは、(
メト)アクリレート系の重合によって得られ、この場合、これは、重合前に、0
.02〜0.1Pa・s(20〜100cp)の範囲、好ましくは0.03〜0
.08Pa・s(30〜80cp)の範囲、特に好ましくは、0.04〜0.0
6Pa・s(40〜60cp)の範囲、極めて好ましくは、約0.05Pa・s
(50cp)で有する。シートの重合中の好ましい粘度範囲の使用は、高光沢性
表面を達成するために特に有利である。しかしながら、同時に、顔料または他の
通常の充填剤の均一な分散を達成することが可能であり、その際、これらは補強
充填剤よりも極めて微細である。したがって、本発明は、本発明のサニタリー製
品において、適切な自己強化作用を有する着色性および高光沢性表面の組み合わ
せ中で有利である。特に、高い充填剤含量を有する層は、また、層の厚さ上で補
強充填剤の勾配した分布(graded distribution)を有する。
、重合可能な組成物の粘度が、組成物中で重合可能なモノマーに対する(プレ)
ポリマーの割合を変更することによって調整されることを特徴とする。
ことによって、調剤の粘性を調節することは有利であってもよい。粘性を調整、
特に規制する作用物質は当業者に公知である。これらは、イオン性、非イオン性
および両性イオン性の乳化剤を含む。
化剤、好ましくは一つまたはそれ以上のレシチンを含有する。
利なものまたは方法は、特に以下の尺度を含む: 重合系の粘度は、調整剤の添加によって変更されていてもよい。
って、重合系の粘度を調整することは有利であってもよい。
tafor等の性質および量は、粘度を望ましい値に調節することを可能にする
。
表面処理)によって、重合系の粘度に影響する。
る作用物質(たとえば、(R)Aerosilグレード)によって変更されても
よい。
がって充填剤の沈降(settling-out)度合いにも作用する。
よって得ることができる。
法で、低い充填剤含量を有する層に対して、少なくとも一つの高い充填剤含量を
有する層を結合させるものである。本明細書中で、層は、接着するかまたは融合
によって結合されてもよい。これらの方法は自体公知である。
る層と、高い充填剤含量を有する層との同時押出成形によって得ることは可能で
ある。
公知の性質を有していなければならない。したがって、ポリマーの分子量および
使用された充填剤の量および性質の双方は制限される。さらに、押出成形は、従
来的に、架橋されていないポリマーに関してのみ有利であった。しかしながら、
本発明の方法の対費用効果は有利である。
低い充填剤含量を有する層を重合させるか、あるいは低い充填剤含量を有する層
上に高い充填剤含量を有する層を重合させる。
であり、その際、一つのポリ(メト)アクリレート層は、シートとしてセルの境
界を定めるのに役立ち、かつ、第2層は注入成形引き続いての第1層上の塊状重
合によって得られる。したがって、使用される高い充填剤含量を有する層はシー
トであり、この場合、これは、セル−注入成形工程中で、セル成形体のグラスの
下部シート上に置かれ、かつ、低い充填剤含量を有する層を得て、その後に(メ
ト)アクリレート系はセル中、高い充填剤含量を有する挿入されたシート上に注
がれ、かつ、セル−注入成形工程によって同様に重合される。
s)において、(メト)アクリレート系は、金型中に注ぎ入れられ、その後に重
合される。
サニタリー製品を得るために使用されてもよい。これらは、圧伸成形、引張成形
、延伸、圧力成形、熱成形、真空成形、引抜成形を含む。好ましい方法は、シー
トが可塑弾性状態でありながら成形されたものである。特に高く適した方法の例
は、熱成形とも呼称される熱支援型成形技術である。
れ、その後に成形体は、加熱され、支持されていないブランクを形成する応力に
よって好ましいように成形される。成形に使用される応力は、特に、真空または
圧縮空気によって生じるものであるか、または機械的応力、たとえば、プラグア
シストプレートまたは押え(hold-down)プレートによって生じるものであり、
かつ、これらは別個にかまたは組み合わせて使用されてもよい。成形工程中にお
いて、ポリアクリレートシートの壁厚は減少する。
特に好ましくは170〜190℃の範囲で加熱される。
は空気によってシートを加熱するか、またはたとえば好ましくは赤外線加熱と接
触させることによってシートを加熱するが、それというのも、この方法はシート
を均一に加熱するからである。
形のために使用された前記応力で生じる。熱支援型成形装置の主要な実施態様に
おいて、真空はシートと金型間の領域から空気を排除するために使用される。
雄型工程では、正確な再現が成形体の内側で生じ、それというのもこの側が金型
と接触するからである。
形体含量を有する層は、金型に対して調整することが好ましく、この場合、この
成形体は雄型工程によって生じる。
ディア オブ ケミストリー、第5版、CDRM 1998年度版(Ullmann's
Encyclopedia of Industrial Chemistry, Fifth edition on CD ROM, 1998 edit
ion)でキーワード“可塑化工程(Plastics processing)”であるか、あるいは
クンストストッフ−メカニーネン−フェーラー、ジョハンナバール、第3版、ハ
ンサーフェアラグ、1992年、第618頁以降(Kunststoff- Maschinen-Fueh
rer, Johannaber, 3rd edn. Hanser-Verlag, 1992, pp. 618 et seq.)で重要な
情報を見出すことができるであろう。
。PVC漏れ止めビーズは金型のガラスシート間に配置される。その後にクラン
プをガラスシートの3側面を固定するために使用する。セルの幅は種々の厚さの
漏れ止めビーズを使用することによって異なっていてもよい。例において、セル
の厚さを提供する隙間は約5mmであった。4番目の側面を、装填の後に密閉す
る。得られる密閉したシート系は水平に保存され、かつ、水槽中に置かれる。
A−8045からのBC−Micro special extenderは
、白色滑石−純粋なドロマイトの合着物であり、その組成物は、化学分析によっ
て、SiO2 12%、MgO 22%、CaO 24%、であり、1050℃
で1時間に亘る灰化で、40%の損失が生じる。ドロマイト含量(Leco)は
85%である。DIN66165の20μmに対するふるい分析は、2.0%の
残留物を生じる。
。
クリレートは、約10%の変換率(残留物モノマー90重量%)で、自体公知の
方法で重合される。プレポリマーの粘性は約450cpであった。
チル ナトリウム スルホスクシネートであり、かつ、剥離剤/離型剤として使
用される。
(Soja GmbH)からの製品であり、かつ、使用された充填剤のための湿潤剤とし
て使用される。
DOP)の混合物から本質的に成る。混合物は、本発明の顔料着色シートに使用
される。
社(the company Chiba-Spezialitatenchemie GmbH)からの光安定剤であり、か
つ、HALS生成物群に属する。
分の1中に分散する。この前に、分散剤を最初に計量供給し、かつ引き続いて必
要とされる添加剤、たとえば、調整剤、架橋剤、熱安定剤等を計量供給し、さら
に、補強充填剤を示された量(7、6、5、8、2)で供給する。
容器は冷却され、かつ排気されてもよい。
冷却し、かつ、プレポリマーの残りの量で希釈し、かつ、その後に、開始剤10
)を溶液中で攪拌する。この溶液をその後に、さらに30分に亘って、真空下で
ホモジナイズする。記載された混合物を金型中に注ぎ入れ;装填された金型を、
62℃で水槽中で水平に保存し、かつ、内容物を重合した。大部分の重合は、約
90%の変換率を達成する。シートを、120℃で、アニーリングオーブン中で
後重合させる。シートを冷却させるやいなや、ガラスの上部シートをセルから除
去し、かつ、半製品(ポリ(メト)アクリレートシート)を取り除く。
った。
し、かつ、30分に亘って、真空下でホモジナイズした。
水平に保存し、かつ、内容物を重合させる。大部分の重合は、約90%の変換率
で達成される。シートの後重合は、アニーリングオーブン中で120℃で生じる
。シートの冷却の後に、セルのガラスの上部プレートを除去し、かつ、半製品(
ポリ(メト)アクリレートシート)を取り除く。
するガラスシート上に置く。
がれるべき量は、低い充填剤含量を有する層の好ましい厚さに依存する。好まし
くは重合された層は、1〜5mmの寸法を有する。例3.1で重合された層の厚
さは3.2mmであった。主重合および後重合は、本明細書中例1以下に記載さ
れたようにおこなう。
に置く。金型の構築は、例1以下で記載したようにおこなわれる。
合された層の厚さは5mmであった。主重合および後重合は、本明細書中で1以
下で記載されたように実施される。
たシートを積層するために使用される。
によっておこなわれる(シート1と2とのサンドウイッチ、さらには適切である
場合には、接着促進剤)。包含される空気および過剰量の接着性樹脂を、積層さ
れるべき部分から除去し、2個のシート間で達成される得られる結合は予期せず
良好であった。
、熱を使用し、かつ圧力を導入することによっておこなわれる。
伸びの測定 破断点の伸びは、本明細書中において示された標準に対して測定される。
の寸法の半製品を熱成形し、シャワートレイを得る。これは、以下のように実施
される:成形されるべきシートを、金属フレームで固定する。シートの上面およ
び下面を、表面温度が約190℃に達するまで、赤外線源によって加熱する。そ
の後に、赤外線源を取り除き、かつ、金型をシートの下面に持っていき。シート
に対して気密性シールを形成する。加熱されたシートを、真空によって金型に圧
伸成形する。成形された製品を冷却後に除去してもよい。
の試験を、例のシャワートレイを例として実施し、かつ認められた: 1)EN249に対する耐化学薬品性: 2)EN249に対する耐温度サイクル性: 3)EN249に対する耐衝撃性; 4)2〜4mmが達成されたEN249(2mmを要求する)に対するたわみ性
Claims (20)
- 【請求項1】 ポリ(メト)アクリレートから製造され、熱成形によって、
特にサニタリー製品、例えば浴槽またはシャワートレイを製造するための熱可塑
的に成形可能な自己強化シートにおいて、このシートが、その充填剤含量で異な
る少なくとも2層を有し、その際、充填剤含量は、それぞれの層の総重量に対す
る補強充填剤の重量百分率比であり、高い充填剤含量を有する層の破断点伸びと
低い充填剤含量を有する層の破断点伸びとの比が、1.5未満であり、その際、
各層の破断点の伸びはDIN EN ISO 527−2に対して測定されてい
ることを特徴とする、熱可塑的に成形可能な自己強化シート。 - 【請求項2】 高い充填剤含量を有する層の破断点の伸びと低い充填剤含量
を有する層の破断点の伸びとの比が、0.8〜0.1、特に0.6〜0.1の範
囲であり、その際、各層の破断点の伸びはDIN EN ISO527−2で測
定されている、請求項1に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化シート。 - 【請求項3】 低い充填剤含量を有する層が補強充填剤を含まない、請求項
1または2に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化シート。 - 【請求項4】 高い充填剤含量を有する層の充填剤含量と低い充填剤含量を
有する層の充填剤含量との比が、2を上廻り、有利には4を上廻り、特に16を
上廻る、請求項1または2に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化シート。 - 【請求項5】 使用された補強充填剤が、滑石、ドロマイト、雲母、石英、
滑石とドロマイトとの天然に産ずる付着物、緑泥石、酸化アルミニウム、水酸化
アルミニウム、粘土、二酸化珪素、珪酸塩、炭酸塩、リン酸塩、硫酸塩、硫化物
、金属酸化物、粉末ガラス、ガラスビーズ、セラミックス、カオリン、ポーセレ
ン、クリストバライト、長石、チョーク、炭素および/または不活性ガスが充填
された中空微粒子から成る群から選択された一つまたはそれ以上の充填剤を含む
ことを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の熱可塑的に成形可
能な自己強化シート。 - 【請求項6】 補強充填剤が、球顆粒状、球状および/または層状の形状を
有する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の熱可塑的に成形可能な自己
強化シート。 - 【請求項7】 補強充填剤の平均粒径が、0.01〜80μm、特に0.0
5〜30μmである、熱可塑的に成形可能な自己強化シート。 - 【請求項8】 シートが、異なる充填剤含量を有する2個の層を含有し、そ
の際、それぞれの層の厚さが0.5〜10mm、特に1.5〜7mmの範囲であ
る、請求項1から7項までのいずれか1項に記載の熱可塑的に成形可能な自己強
化シート。 - 【請求項9】 低い充填剤含量を有する層の厚さが2〜4mm、特に2.5
〜3.5mmであり、かつ高い充填剤含量を有する層の厚さが、3〜8mm、好
ましくは4〜6mmである、請求項1から8までのいずれか1項に記載の熱可塑
的に成形可能な自己強化シート。 - 【請求項10】 低い充填剤含量を有する層が、 A)a)(メト)アクリレート 30 〜100重量% a1)メチル(メト)アクリレート 0 〜99.99重量% a2)C2〜C4(メト)アクリレート 0 〜99.99重量% a3)≧C5(メト)アクリレート 0 〜50重量% a4)2個またはそれ以上の官能性を有する(メト)アクリレート 0.01 〜50重量% a5)ウレタン(メト)アクリレート 0 〜50重量% b)コモノマー 0 〜70重量% b1)ビニル芳香族基 0 〜35重量% b2)ビニルエステル 0 〜35重量% を含有する(メト)アクリレートを重合することによって得られ、その際、成分
a1)〜a5)は、a)が30〜100重量%である程度に選択され、かつ成分
b1)〜b2)は、b)が0〜70重量%である程度に選択され、かつa)とb
)は一緒になって成分A)100重量%であり、 B)A)の全ての重量部に対して、A)中で溶解可能または膨潤可能な(プレ)
ポリマー0〜12重量部、 C)成分A)を硬化させるのに十分な量の開始剤、 D)場合によっては、系の粘度を調整するためのもの、 E)A)の全ての重量部に対して、通常の添加剤3重量部まで、および F)結合剤の全ての重量部(A)〜E)の総量)に対して、補強充填剤0.25
重量部未満 を含有する、(メト)アクリレート系を重合することによって得られる、請求項
1から9までのいずれか1項に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化シート。 - 【請求項11】 高い充填剤含量を有する層が、 A)a)(メト)アクリレート 50 〜100重量% a1)メチル(メト)アクリレート 0 〜99.99重量% a2)C2〜C4(メト)アクリレート 0 〜99.99重量% a3)≧C5(メト)アクリレート 0 〜50重量% a4)2個またはそれ以上の官能性を有する(メト)アクリレート 0.01 〜50重量% a5)ウレタン(メト)アクリレート 0 〜50重量% b)コモノマー 0 〜50重量% b1)ビニル芳香族基 0 〜50重量% b2)ビニルエステル 0 〜50重量% を含有する(メト)アクリレート系を重合することによって得られ、その際、a
)およびb)は一緒になって重合可能な成分A)100重量部になる程度に選択
され、 B)A)の全ての重量部に対して、A)中で溶解可能かまたは膨潤可能な(プレ
)ポリマー0〜12重量部、 C)成分A)を硬化させるのに十分な量の開始剤、 D)場合によっては、系の粘度を調整するためのもの、 E)A)の全ての重量部に対して、通常の添加剤3重量部まで、および F)結合剤(A)〜E)の総量)の全ての重量部に対して、補強充填剤 0.2
5重量部〜4重量部 を含有する、(メト)アクリレート系を重合することによって得られる、請求項
1から9までのいずれか1項に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化プラスチッ
クシート。 - 【請求項12】 請求項1から11までのいずれか1項に記載の熱可塑的に
成形可能な自己強化シートを製造する方法において、低い充填剤を有する層およ
び高い充填剤を有する層が同時に押出成形されることを特徴とする、請求項1か
ら11までのいずれか1項に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化シートを製造
する方法。 - 【請求項13】 請求項1から11までのいずれか1項に記載の熱可塑的に
成形可能な自己強化シートを製造する方法において、低い充填剤含量を有する層
が、高い充填剤含量を有する層上で重合されるか、あるいは高い充填剤含量を有
する層が低い充填剤含量を有する層上で重合される、請求項1から11までのい
ずれか1項に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化シートを製造する方法。 - 【請求項14】 高い充填剤含量で用いられる層が、セル−注入成形工程中
でガラスシート金型の下面に置かれるシートであり、かつ、低い充填剤含量を有
する層を得るために、その後に(メト)アクリレート系を、高い充填剤含量を有
する挿入されたシート上のセルに注ぎ入れ、かつこのシート上でセル−注入成形
工程によって重合させる、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】 請求項1から11に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化
シートを製造する方法において、押出成形によって得られ、かつ高い充填剤含量
を有する少なくとも一つの層を、適した方法で、低い充填剤含量を有する層と結
合させることを特徴とする、請求項1から11に記載の熱可塑的に成形可能な自
己強化シートを製造する方法。 - 【請求項16】 層が、適した接着剤を用いて、互いに貼り合わされる、請
求項15に記載の方法。 - 【請求項17】 低い充填剤含量を有する層を、発熱融合によって、高い充
填剤含量を有する層と結合させる、請求項15に記載の方法。 - 【請求項18】 請求項1から11に記載の熱可塑的に成形可能な自己強化
シートから製造されるサニタリー製品。 - 【請求項19】 サニタリー製品が浴槽、シャワートレイまたは洗面器であ
る、請求項18に記載のサニタリー製品。 - 【請求項20】 請求項18または19に記載のサニタリー製品を製造する
方法において、請求項1から11のいずれか1項に記載のシートが、熱および圧
力を用いて成形され、好ましくは熱成形される、請求項18または19に記載の
サニタリー製品を製造する方法。
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