JP2003518173A - エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体 - Google Patents

エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体

Info

Publication number
JP2003518173A
JP2003518173A JP2001547188A JP2001547188A JP2003518173A JP 2003518173 A JP2003518173 A JP 2003518173A JP 2001547188 A JP2001547188 A JP 2001547188A JP 2001547188 A JP2001547188 A JP 2001547188A JP 2003518173 A JP2003518173 A JP 2003518173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
ethylene
styrene
compound
terpolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001547188A
Other languages
English (en)
Inventor
シュエチャン ジャン、
ジャエ ゴン リム、
スン チョル ユーン、
ヒュン ジュン キム、
ユン サブ リー、
Original Assignee
サムソン ジェネラル ケミカルズ カンパニー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サムソン ジェネラル ケミカルズ カンパニー リミテッド filed Critical サムソン ジェネラル ケミカルズ カンパニー リミテッド
Publication of JP2003518173A publication Critical patent/JP2003518173A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F212/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring
    • C08F212/02Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical
    • C08F212/04Monomers containing only one unsaturated aliphatic radical containing one ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/62Refractory metals or compounds thereof
    • C08F4/64Titanium, zirconium, hafnium or compounds thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F210/02Ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/62Refractory metals or compounds thereof
    • C08F4/64Titanium, zirconium, hafnium or compounds thereof
    • C08F4/659Component covered by group C08F4/64 containing a transition metal-carbon bond
    • C08F4/65912Component covered by group C08F4/64 containing a transition metal-carbon bond in combination with an organoaluminium compound

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明のエチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体は、下記構造式(I)で表現される遷移金属化合物及び助触媒を用いて、エチレン50〜90mol%、芳香族ビニル化合物1〜55mol%及びビニルノルボルネン1〜55mol%を共重合することにより調製される: 前記式において、Mはチタニウム、ジルコニウムまたはハフニウムのようなIV族遷移金属であり;Cpは置換基のないシクロペンタジエニル基、直鎖状のアルキル置換基1〜4個を有するシクロペンタジエニル基、置換基を持つかまたは持たないインデニル基、テトラハイドロインデニル基、置換基を持つかまたは持たないフルオレニル基、またはオクタハイドロフルオレニル基であり;Yは水素またはC1〜10のシリル基、C1〜10のアルキル基、C1〜10のアリール基及びこれらの組合からなることができ;AはC1〜30のアルキル基か、C1〜30のアルキルアミド基か、またはCp と同一のシクロペンタジエニル基の誘導体かであり;Xは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基またはジエン基からなるグループから選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネンの三元共重合
体に関する。より具体的に、本発明は温和な(mild)条件で少量の助触媒を
使っても高い活性、高分子量及び高含量の芳香族ビニル化合物を有するエチレン
−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
エチレン及びスチレンなどのような芳香族ビニル化合物の共重合は去る10年
ぐらい前から実施されてきた。初期には非均一系チーグラ−ナッタ触媒(Pol
ymer Bulletin 20,237−241(1988))を用いた方
法が試みられたが、伝統的な非均一系チーグラ−ナッタ触媒系の場合、触媒活性
が非常に低く生成された共重合体中のスチレンの含量が低く、共重合体の均一度
が劣り、かつほとんど大部分単独重合体の混合物が得られる。なお、遷移金属化
合物と有機アルミニウム化合物からなる均一系チーグラ−ナッタ触媒系を用いた
エチレン−スチレン共重合体の製造がすでに知られている。
【0003】 日本特許公開平7−53618号は、不自然な配列を持つ触媒(Constr
ained Geometry Catalyst)を用いて一般的なスチレン
鎖のない疑似ランダム(pseudo−random)エチレン−スチレン共重
合体を開示しており、ここで一般的なスチレン鎖というのはスチレンの頭−尾結
合を意味する。しかし、疑似ランダムエチレン−スチレン共重合体の交代配列構
造に存在するフェニル基は立体規則性を持たなく特定のスチレン含量以上では結
晶性をぜんぜん持たない無定形樹脂の特徴を表す。
【0004】 日本特許公開平6−49132号とPolymer Preprints,J
apan 42,2292(1993)とは類似の構造のエチレン−スチレン共
重合体の製造を開示しているが、一般のスチレン鎖が存在しなくて疑似ランダム
共重合体と命名し、架橋連結された(Bridged)Cp形Zr錯物及び助触
媒を用いて製造されたのである。しかし、Polymer reprints,
Japan 42,2292(1993)によると、疑似ランダム共重合体内の
エチレン−スチレン交代配列構造でフェニル基は何の立体規則性も持たない。
【0005】 また、日本特許公開平3−250007号及びStud.Surf.Sci.
Catal.517(1990)ではフェノール置換基を有するTi複合体(c
omplex)を用いることにより製造されるエチレン−スチレン交代配列共重
合体を開示している。前記共重合体はエチレン−スチレン交代配列以外の何の構
造(エチレン鎖、スチレン鎖(スチレンの頭−頭または尾−尾結合も含む))も
含まない。また、前記共重合体は少なくとも70以上の、そして好ましくは90
以上の非常に高い水準の交代配列程度(Alternating degree
)を有するほぼ完璧な交代配列共重合体である。しかし、エチレン及びスチレン
の含量が50重量%対50重量%程度に固定されていて共重合体の組成を変化さ
せることができない短所がある。またフェニル基はイソタクチック(Isota
ctic)立体規則性を有するがイソタクチックジアド指数(isotacti
c diad index)が0.92水準に至る。前記共重合体の分子量は2
0,000以下であるから物性的な面で不適合であり、触媒活性が非常に低く共
重合時多量のシンジオタクチックポリスチレン(sPS)などの単独重合体が生
成されるなど実際的に相溶化するには不適合の面がたくさんある。
【0006】 反面、Macromol.Chem.,191,2387(1990)には遷
移金属化合物としてCpTiClを用いメチルアルミノキサンを助触媒として
用いたスチレン−エチレン共重合体製造が開示されている。しかし、特定の触媒
と助触媒の比率下ではスチレン鎖のない少量の疑似ランダム共重合体が生成され
、この時の活性も非常に低い。そして前記文献上にはフェニル基の立体規則度に
対する内容が報告されなかった。
【0007】 Eur.Polym.J.,31,79(1995)に開示されたことによる
と、前記と同一の触媒のアルキル化物(CpTiBz)を用いて多様な条件で
エチレン−スチレン共重合を実施した結果、共重合体ではなくポリエチレン及び
シンジオタクチックポリスチレン(sPS)の単独重合体の混合物を得ることが
できた。
【0008】 Macromolecules,29,1158(1996)にはCpTiC
とボロン形助触媒を用いてエチレン−スチレン共重合を実施した結果を開示
しているが、その結果高い水準の交代配列構造を有する共重合体とシンジオタク
チックポリスチレン(sPS)及びポリエチレンなどの混合物を得ることができ
た。しかし、前記文献上にもフェニル基の立体規則度に対する内容は報告されな
かった。
【0009】 米国特許第5,883,213号は少なくとも81,000の重量平均分子量
及び1〜55mol%のスチレン含量を有するエチレン−スチレン共重合体を開
示しているが、ここでエチレン−スチレン交代配列構造内のフェニル基の立体規
則度は0.75以上のイソタクチックジアド指数で表われる。
【0010】 同様に、日本特許公開平3−163088号及び日本特許公開平7−5361
8号は多量の有機アルミニウムを用いた製造方法を開示しているが、温和な反応
条件下ではエチレンスチレン共重合体の以外に多量のシンジオタクチックポリス
チレンを生成させるため効率的な製造方法とはいえない。
【0011】 それで本発明者たちは温和な条件で少量の助触媒を用いても高い活性、高分子
量及び高含量の芳香族ビニル化合物を有するエチレン−芳香族ビニル化合物−ビ
ニルノルボルネン三元共重合体を製造することになった。
【0012】 本発明の目的は、エチレン−芳香族ビニル化合物共重合体の製造において、従
来の非均一系チーグラ−ナッタ触媒系の低い活性、低いスチレン導入量、過量の
ホモ重合体生成及び不均一な組成などを改善することにある。
【0013】 本発明の他の目的は、少量の助触媒を用いても多量のエチレン−芳香族ビニル
化合物共重合体を製造することにある。
【0014】 本発明のまた他の目的は、前記のエチレン−芳香族ビニル化合物共重合体に末
端二重結合を導入して枝化(branching)または交差結合(cross
linking)などに応用し、究極的には長い鎖枝(long chain
branch)を導入して溶融状態粘度を向上させ、そして加工性を増大させる
ことにある。
【0015】 本発明の前記及びその他の目的は、下記で説明される本発明によって全て達成
できる。
【0016】 発明の詳細な説明 本発明は、エチレン50〜90mol%、芳香族ビニル化合物1〜55mol
%及びビニルノルボルネン1〜55mol%で共重合されたエチレン−芳香族ビ
ニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体に関する。
【0017】 前記エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体を製造
するためには遷移金属化合物と助触媒からなる触媒系が用いられる。
【0018】 前記三元重合体を共重合するための好ましい反応条件は大気圧から1,000
気圧までの圧力及び0〜200℃の温度である。各単量体の自動重合温度を超え
る温度での重合はフリーラジカル重合から少量の単独重合体を生成させる。
【0019】 本発明の触媒系を用いて重合される前記芳香族ビニル化合物であるスチレン系
及びスチレン系誘導体は、アルキルスチレン、ハロゲン化スチレン、ハロゲン置
換アルキルスチレン、アルコキシスチレン、ビニルバイフェニル、ビニルフェニ
ルナフタリン、ビニルフェニルアントラセン、ビニルフェニルピレン、トリアル
キルシリルビニルバイフェニル、トリアルキルステニバイフェニル、アルキルシ
リルスチレン、カルボキシメチルスチレン、アルキルエステルスチレン、ビニル
ベンゼンスルホン酸エステル及びビニルベンジルジアルコキシホスファイドなど
を含むことができる。
【0020】 前記アルキルスチレンとしては、スチレン、メチルスチレン、エチルスチレン
、ブチルスチレン、パラ−メチルスチレン、パラ−t−ブチルスチレン及びジメ
チルスチレンなどがあり;前記ハロゲン化スチレンとしてはクロロスチレン、ブ
ロモスチレン及びフルオロスチレンなどがあり;前記ハロゲン置換アルキルスチ
レンとしてはクロロメチルスチレン、ブロモメチルスチレン及びフルオロメチル
スチレンなどがあり;前記アルコキシスチレンとしてはメトキシスチレン、エト
キシスチレン及びブトキシスチレンなどがあり;前記ビニルバイフェニルとして
は4−ビニルバイフェニル、3−ビニルバイフェニル、2−ビニルバイフェニル
などがあり;前記ビニルフェニルナフタリンとしては1−(4−ビニルバイフェ
ニルナフタリン)、2−(4−ビニルバイフェニルナフタリン)、1−(3−ビ
ニルバイフェニルナフタリン)、2−(3−ビニルバイフェニルナフタリン)及
び1−(2−ビニルバイフェニルナフタリン)などがあり;前記ビニルフェニル
アントラセンとしては1−(4−ビニルフェニル)アントラセン、2−(4−ビ
ニルフェニル)アントラセン、9−(4−ビニルフェニル)アントラセン、1−
(3−ビニルフェニル)アントラセン、9−(3−ビニルフェニル)アントラセ
ン及び1−(4−ビニルフェニル)アントラセンなどがあり;前記ビニルフェニ
ルピレンとしては1−(4−ビニルフェニル)ピレン、2−(4−ビニルフェニ
ル)ピレン、1−(3−ビニルフェニル)ピレン、2−(3−ビニルフェニル)
ピレン、1−(2−ビニルフェニル)ピレン及び2−(2−ビニルフェニル)ピ
レンなどがあり;前記トリアルキルシリルビニルバイフェニルとしては4−ビニ
ル−4−トリメチルシリルバイフェニルなどがあり;そして前記アルキルシリル
スチレンとしてはp−トリメチルシリルスチレン、m−トリメチルシリルスチレ
ン、o−トリメチルシリルスチレン、p−トリエチルシリルスチレン、m−トリ
エチルシリルスチレン及びo−トリエチルシリルスチレンなどがある。
【0021】 前記芳香族ビニル化合物は、共重合体中、好ましくは少なくとも0.1mol
%以上、より好ましくは0.5〜55mol%、最も好ましくは1.0〜55m
ol%含量を達成することができるようにその比率が調節できる。
【0022】 また、本発明の触媒系を用いて重合される前記ビニルノルボルネンは、非−コ
ンジュゲートされたジエンの一種として、ジシクロペンタジエン、5−エチリデ
ン−2−ノルボルネン及びメチルヘキサジエンなどを含み、共重合体中で好まし
くは0.01〜10mol%含量を有する。
【0023】 本発明のエチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネンの三元共重合体
は、下記構造式(I)で表現される遷移金属化合物及び助触媒よりなる触媒系を
用いて重合される:
【0024】
【0025】 前記式において、Mは、IV族のチタニウム、ジルコニウムまたはハフニウ
ムであり;Cpは、置換基のないシクロペンタジエニル基、直鎖状のアルキル
置換基1〜4個を持つシクロペンタジエニル基、置換基を持つかまたは持たない
インデニル基、テトラハイドロインデニル基、置換基を持つかまたは持たないフ
ルオレニル基、またはオクタハイドロフルオレニル基であり;Yは、水素または
1〜10のシリル、アルキル、アリール及びこれらの組合からなることができ
;Aは、C1〜30のアルキルまたはアルキルアミド、またはCpのようなシ
クロペンタジエニル基の誘導体であり;Xは、水素、ハロゲン、アルキル、アリ
ール基またはジエンから選択される。
【0026】 Aがシクロペンタジエニル基の誘導体である場合、遷移金属錯物はd−for
mまたはl−formのラセミック混合物であることができ、本発明ではd−f
ormかl−formかのいずれかを使うことができる。
【0027】 本発明において、前記メタロセン触媒は助触媒とともに用いられる。前記助触
媒はアルキルアルミノキサン及びアルキルアルミニウム化合物のような有機金属
化合物であり、これはこの分野の通常的な技術者によく知られている。前記アル
キルアルミノキサンの代表的な例としてはメチルアルミノキサン(MAO)及び
改質されたメチルアルミノキサン(MMAO)があり、そして前記アルキルアル
ミノキサンは下記構造式(II)で表示される単位を有するアルキルアルミノキ
サン、下記構造式(III)で表示される鎖状のアルキルアルミノキサン及び下
記構造式(IV)で表示される環状のアルキルアルミノキサンが含まれる:
【0028】
【0029】 前記式(II)〜(IV)において、Rは水素、C1〜5のアルキル基または
1〜6のアリール基でそれぞれ同一または異なり、m及びnは0〜100の整
数である。
【0030】 選択的に、異種のアルミノキサンの混合物を用いてもよく、トリメチルアルミ
ニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム及びジメチルア
ルミニウムクロライドのようにアルミノキサンとアルキルアルミニウム混合物を
用いることもできる。
【0031】 前記新規メタロセン触媒及び助触媒である有機金属化合物を用いることにおい
て、有機金属化合物の成分中でアルミニウム:新規メタロセン触媒成分中IV 族遷移金属とのモル比は1:1〜1×10:1であり、より好ましくは10:
1〜1×10:1である。
【0032】 前記助触媒として非配位ルイス酸及びアルキルアルミニウムの混合物が使える
。前記非配位ルイス酸は、N,N−ジメチルアニリンテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート、トリフェニルカベニウムテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、フェロセリウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート及びトリス(ペンタフルオロフェニル)ボレートがあり、そして前記アルキ
ルアルミニウムとしてはトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、ジ
エチルアルミニウムクロライド、ジメチルアルミニウムクロライド、トリイソブ
チルアルミニウム、ジイソブチルアルミニウムクロライド、トリ(n−ブチル)
アルミニウム、トリ(n−プロピル)アルミニウム及びトリイソプロピルアルミ
ニウムがある。
【0033】 本発明の触媒系で前記非配位ルイス酸:前記遷移金属のモル比は、0.1:1
〜20:1が好ましく、1:1が最も好ましい。0.01:1より少ない比率で
は金属錯物を有効に活性化できなく、100:1を超過すると経済的に不利であ
る。
【0034】 本発明の共重合体には、本発明の効果を妨害しない範囲で、ポリマーに通常用
いられる添加剤及び助剤などを添加することができ、好ましい前記添加剤及び助
剤としては、酸化防止剤、活剤、可塑剤、紫外線吸収剤、安定剤、顔料、着色剤
、充鎮剤及び発泡剤などが含まれる。
【0035】 本発明の触媒系を用いてエチレン−芳香族ビニル化合物を共重合するための重
合温度は、0〜140℃が好ましく、30〜100℃がより好ましい。−78℃
未満の重合温度は工業的に不利であり、200℃を超過する重合温度では金属錯
物の分解が起こるため好ましくない。
【0036】 本発明のエチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネンの三元共重合体
は、好ましくは5,000以上、より好ましくは10,000以上、最も好まし
くは30,000以上の重量平均分子量(Mw)を有し、0.001〜1000
の溶融指数(ASTM D−1238;方法A及び条件E)を有し、好ましくは
0.01〜100、最も好ましくは0.1〜30の溶融指数を有する。
【0037】 本発明の40〜50mgのエチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネ
ンの三元共重合体試料を熱いトリクロロベンゼンとベンゼン−重水素−6の混合
溶媒に溶け5mmのNMRカラムに入れた後、100MHzの13C NMRス
ペクトルにより分析した。
【0038】 本発明の重合前単量体及び溶媒(溶媒を用いた場合)は、真空蒸留またはアルミ
ナ、シリカまたは分子ふるい(Molecular Sieve)に接触させて
精製できる。またトリアルキルアルミニウム化合物、アルカリ金属及び金属合金
、特にNa/Kなどを用いて不純物を除去できる。
【0039】 本発明により製造された重合体は、変性可否にかかわらず、合成または天然の
重合体と混合して好ましい性質を有するようにブレンドすることができる。特に
、本発明のポリマー組成物に、ポリエチレン、エチレン/α−オレフィン共重合
体、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイソシアネート、ポリウレタン、ポリア
クリロニトリル、シリコン及びポリフェニレンオキシドがブレンドでき、スチレ
ン系共重合体、即ち、エチレン−スチレン共重合体及びポリスチレンなどとのブ
レンドも好ましい。好ましくは0.5〜50重量%の量で用いられる。
【0040】 また本発明の三元共重合体は、アスファルトまたは瀝青(bitumen)の
組成物の変性剤としても有用に用いられる。好ましくは、エチレン−スチレン−
ビニルノルボルネン三元共重合体が用いられる。前記「瀝青」という用語は、天
然の固体、半固体、液体または気体の炭化水素化合物を通称するのである。本発
明の目的上、液体、半固体または固体の瀝青を用いるのが好ましい。商業的には
、瀝青は、一般的にアスファルト、タール及びピッチ(pitch)に制限され
る。組成物に用いられる瀝青の量は好ましくは65〜99重量部であり、より好
ましくは80〜98重量部である。
【0041】 本発明により製造されたエチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン
三元共重合体は、室温でその長さの2倍延伸後もとの長さに戻る物質として、A
STM Special Technical Bulletin No.18
4によるエラストマー性物質であり、熱可塑性または熱硬化性であり、枝化(b
ranching)、グラフト、水素化、交差結合などの反応で容易に変形でき
る。更に、スルホン化または塩素化などのように官能基を前記二重結合に導入す
ることによりも変形できる。
【0042】 本発明は下記の実施例によりより一層明確に理解でき、下記の実施例は本発明
の例示目的のだけで、添付された特許請求範囲により限定される保護範囲を制限
しようとするのではない。
【0043】
【実施例】
実施例1 2Lの高圧反応機(Autoclave)に、MAO(1mmol Al)、
スチレン(200mL)及びビニルノルボルネン(20mL)を入れ、攪拌させ
ながら70℃に昇温させた。20μmolのジメチルシリル(t−ブチルアミド
テトラメチルシクロペンタジエニル)チタニウムジクロライド(Dimethy
lsilyl(t−butylamidotetramethylcyclop
entadienyl)titaniumdichloride)を注入した後
、4気圧のエチレンを注入しながら共重合を始めた。エチレンの消費量、発熱量
及び攪拌状態を観察して、ほとんど攪拌できなくなるまで重合を進行した。15
分後エチレンガスを放圧し、塩酸/メタノール溶液を投入して反応を中止し洗浄
した後、粘性のある重合体を回収した。少量の酸化防止剤を処方し、130℃で
6時間以上減圧下で乾燥し、62gの三元共重合体を得た。
【0044】 実施例2 スチレン(200mL)及びビニルノルボルネン(30mL)を入れること、
及び、15分後反応を終了することを除いては実施例1と同一の方法で行った。
41gの三元共重合体を得た。
【0045】 実施例3 スチレン(200mL)及びビニルノルボルネン(10mL)を入れること、
及び、150分後反応を終了することを除いては実施例1と同一の方法で行った
。52gの三元共重合体を得た。
【0046】 実施例4 スチレン(200mL)及びビニルノルボルネン(5mL)を入れること、及
び、120分後反応を終了することを除いては実施例1と同一の方法で行った。
39gの三元共重合体を得た。
【0047】 実施例5 スチレン(100mL)、ビニルノルボルネン(20mL)及びヘプタン(10
0mL)を入れること、及び、45分後反応を終了することを除いては実施例1
と同一の方法で行った。27gの三元共重合体を得た。
【0048】 実施例6 スチレン(100mL)、ビニルノルボルネン(10mL)及びヘプタン(1
00mL)を入れること、及び、20分後反応を終了することを除いては実施例
1と同一の方法で行った。22gの三元共重合体を得た。
【0049】 実施例7 スチレン(50mL)、ビニルノルボルネン(5mL)及びヘプタン(150
mL)を入れること、及び、31分後反応を終了することを除いては実施例1と
同一の方法で行った。17gの三元共重合体を得た。
【0050】 実施例8 スチレン(100mL)、ビニルノルボルネン(10mL)及びIsopar
E(300mL)を入れること、及び、120分後反応を終了することを除い
ては実施例1と同一の方法で行った。18gの三元共重合体を得た。
【0051】 実施例9 スチレン(50mL)、ビニルノルボルネン(5mL)及びIsopar E
(150mL)を入れること、及び、120分後反応を終了することを除いては
実施例1と同一の方法で行った。9.1gの三元共重合体を得た。
【0052】 実施例10 スチレン(1000mL)及びビニルノルボルネン(2mL)を入れて10気
圧のエチレン大気下で60分間反応させることを除いては実施例1と同一の方法
で行った。126gの三元共重合体を得た。
【0053】 実施例11 スチレン(750mL)及びビニルノルボルネン(2mL)を入れて10気圧
のエチレン大気下で60分間反応させることを除いては実施例1と同一の方法で
行った。147gの三元共重合体を得た。
【0054】 実施例12 スチレン(500mL)、ビニルノルボルネン(2mL)及びヘキサン(50
0mL)を入れて10気圧のエチレン大気下で60分間反応させることを除いて
は実施例1と同一の方法で行った。137gの三元共重合体を得た。
【0055】 実施例13 スチレン(250mL)、ビニルノルボルネン(2mL)及びヘキサン(75
0mL)を入れて10気圧のエチレン大気下で60分間反応させることを除いて
は実施例1と同一の方法で行った。132gの三元共重合体を得た。
【0056】 実施例14 スチレン(100mL)、ビニルノルボルネン(2mL)及びヘキサン(90
0mL)を入れて10気圧のエチレン大気下で60分間反応させることを除いて
は実施例1と同一の方法で行った。111gの三元共重合体を得た。
【0057】 実施例15 スチレン(50mL)、ビニルノルボルネン(2mL)及びヘキサン(100
0mL)を入れて10気圧のエチレン大気下で60分間反応させることを除いて
は実施例1と同一の方法で行った。98gの三元共重合体を得た。
【0058】 実施例16 スチレン(10mL)、ビニルノルボルネン(2mL)及びヘキサン(100
0mL)を入れて10気圧のエチレン大気下で60分間反応させることを除いて
は実施例1と同一の方法で行った。124gの三元共重合体を得た。
【0059】 比較例1 1Lの高圧ガラス重合反応機に、MAO(1mmol Al)及びスチレン(
200mL)を入れ、攪拌しながら70℃に昇温させた。20μmolのCGC
−Tを注入した後、4気圧のエチレンを注入しながら共重合を始めた。エチレン
の消費量、発熱量及び攪拌状態を観察して、ほとんど攪拌できなくなる時まで重
合を進行した。60分後エチレンガスを放圧し、塩酸/メタノール溶液を投入し
て反応を中止し洗浄した後、粘つく重合体を回収した。少量の酸化防止剤を処方
し、130℃で6時間以上減圧下で乾燥し、49gの共重合体を得た。
【0060】 比較例2 スチレン(150mL)及びヘキサン(50mL)を入れることを除いては比
較例1と同一の方法で行った。35gの共重合体を得た。
【0061】 比較例3 スチレン(50mL)及びヘキサン(150mL)を入れることを除いては比
較例1と同一の方法で行った。24gの共重合体を得た。
【0062】 比較例4 スチレン(1000mL)を入れて10気圧のエチレン大気下で反応させるこ
とを除いては比較例1と同一の方法で行った。78gの共重合体を得た。
【0063】 比較例5 スチレン(500mL)及びヘキサン(500mL)を入れて10気圧のエチ
レン大気下で反応させることを除いては比較例1と同一の方法で行った。61g
の共重合体を得た。
【0064】 比較例6 スチレン(100mL)及びヘキサン(900mL)を入れて10気圧のエチ
レン大気下で反応させることを除いては比較例1と同一の方法で行った。68g
の共重合体を得た。
【0065】 比較例7 スチレン(1000mL)及びビニルノルボルネンの代わりに1,7−オクタ
ジエン(10mL)を入れて10気圧のエチレン大気下で60分間反応させるこ
とを除いては実施例1と同一の方法で行った。14.3gの三元共重合体を得た
【0066】 比較例8 スチレン(1000mL)及びビニルノルボルネンの代わりに1,7−オクタ
ジエン(5mL)を入れて10気圧のエチレン大気下で60分間反応させること
を除いては実施例1と同一の方法で行った。5.9gの三元共重合体を得た。
【0067】 前記各実施例及び比較例の重合条件及び結果は表1のとおりである。
【0068】
【表1】
【0069】 Isopar E(商品名):炭化水素の混合物(Exxon);VN:ビニ
ルノルボルネン;及びOD:1,7−オクタジエン
【0070】 重合条件:メタロセン触媒(20μmol);MAO/Ti=500;及び7
0℃
【0071】 前記の実施例と比較例を通じて製造された三元共重合体の構造は13C NM
Rを用いて分析され、実施例1及び比較例1で得られた重合体の13C NMR
を図1に表した。前記13C NMRの測定はトリクロロベンゼンとベンゼン−
重水素−6の混合溶媒で100℃でTMS(トリメチルシラン)を基準として行
った。前記三元共重合体は実質的に室温でTHFまたはCHClに一部可溶で
あり、沸騰するTHFには完全に溶けた。13C NMR分析の結果、スチレン
の頭−尾構造により42ppm付近ではぜんぜんピークが表さなくて前記文献、
Macromolecules、1980、849で報告されたとおりにエチレ
ン−スチレンの疑似ランダム(pseudo−random)構造であることが
わかる。
【0072】 また、本発明の三元共重合体は、112及び114ppm付近で特徴的な末端
二重結合のピークを示すが、共重合体内に導入されたほぼ全量のビニルノルボル
ネン単量体が、環の外に露出された二重結合ではなく、環に含まれた二重結合の
方に重合に参与することがわかる。これはノルボルネンの環内に含まれた二重結
合が不安定で末端二重結合より反応速度が早いことに起因する。前記のピークを
通じて導入されたビニルノルボルネンの含量を定量し、その結果は表1に示した
【0073】 比較例7及び8からわかるとおり、1,7−オクタジエンを用いた結果三元共
重合活性が低く、1,7−オクタジエンの共重合性が非常に低いことが確認でき
るが、このような結果はビニルノルボルネンの環内二重結合の重合参与をよく示
している。
【0074】 また図2は13C NMRを用いた三元共重合体中でスチレン及びビニルノル
ボルネンなどの共単量体定量及び微細構造確認方法を示し、前記図2においてS
は2次炭素を意味し、Vは末端のビニル基を意味し、そして[St]、[E]
及び[VN]はそれぞれスチレン、エチレン及びビニルノルボルネンの含量を意
味する。
【0075】 また実施例1において、微細構造上のそれぞれ炭素の化学シフトによる積分(
Integral)及び共単量体の定量の結果は下記表2のとおりである。
【0076】
【表2】
【0077】 また、FT−IR分析を通じてそれぞれの末端二重結合であるC=C及び=C
−Hによる伸縮バンド(stretching band)を確認することによ
り、三元共重合体内で末端二重結合の存在を確認した。
【0078】 ビニルノルボルネンを用いて三元共重合を遂行した結果、同一条件のエチレン
−スチレン共重合に比べ活性が増加し、導入されたスチレンの含量が増加したが
、その結果は図3及び図4に表した。実施例1〜9の場合、図3で表したとおり
スチレンの注入モル比が同じ時、大きくは50%以上のスチレン共重合性が向上
されることが分かられ、またビニルノルボルネンの注入モル比が大きいほど大き
く向上された。図4は実施例10〜16の場合、即ちビニルノルボルネンを少量
(2ml)注入した結果を表したのである。従って図3及び図4を比較した結果
、実施例1〜9の三元共重合体で導入されたスチレンのmol%が大きく向上す
ることがわかる。
【0079】 また同一の条件でのエチレン−スチレン共重合体に比べて本発明の三元重合体
は表1のように分子量及び分子量分布がともに増加した。図5は実施例1及び比
較例1の三元共重合体をゲル透過クロマトグラフィー(GPC)した結果を表す
。ポリマー領域でピークが示された。比較例1とは異なり、実施例1では、ビニ
ルノルボルネンが導入されることにより分子量分布が広く表した。
【0080】 このようにエチレン−スチレン−ビニルノルボルネン三元共重合体は、従来の
エチレン−スチレン共重合体に比べて、高活性、高分子量、広い分子量分布及び
高いスチレン共重合性を有すると分かられる。特に実施例10〜13では少量の
ビニルノルボルネンを注入して三元共重合を遂行した結果を見せるが、13
NMR分析により導入されたビニルノルボルネン基を確認することはできなかっ
たが、分子量及び活性が増加し、分子量分布が広くなり、スチレン単量体の導入
が改善されることを確認した。
【0081】 本発明は、前記の実施例により、より具体化されるが、前記の実施例は本発明
の例示だけが目的で、添付された特許請求範囲により限定される保護範囲を制限
しようとするのではない。本発明の単純な変形ないし変更はこの分野の通常の知
識を有する者により容易に利用されることができ、このような変形や変更は全て
本発明の領域に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1により製造された三元共重合体の13C NMRスペクトル。
【図2】 13C NMRを用いて三元共重合体中のスチレン及びビニルノルボルネンな
どの共単量体定量及び微細構造確認のための方法。
【図3】 60psiのC圧力条件でスチレン単量体の注入量比による共重合体内のス
チレン含量の比較。
【図4】 150psiのC圧力条件でスチレン単量体の注入量比による共重合体内の
スチレン含量の比較。
【図5】 実施例1及び比較例1の三元共重合体をゲル透過クロマトグラフィー(GPC
)した結果。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ジャン、 シュエチャン 大韓民国 305−390 テジョン ユソン− グ ジョンミン−ドン セジョン アパー ト 104−302 (72)発明者 リム、 ジャエ ゴン 大韓民国 305−390 テジョン ユソン− グ ジョンミン−ドン セジョン アパー ト 101−708 (72)発明者 ユーン、 スン チョル 大韓民国 131−222 ソウル チュンナン −グ サンボン−2ドン 113−20 (72)発明者 キム、 ヒュン ジュン 大韓民国 305−390 テジョン ユソン− グ ジョンミン−ドン セジョン アパー ト 103−1505 (72)発明者 リー、 ユン サブ 大韓民国 305−390 テジョン ユソン− グ ジョンミン−ドン セジョン アパー ト 101−1508 Fターム(参考) 4J100 AA02P AB02Q AB03Q AB07Q AB08Q AB09Q AB10Q AB13Q AS15R BA72Q BB01Q BB03Q BB07Q BC44Q BC48Q BC49Q CA05 DA01 FA10 4J128 AA01 AB01 AC01 AC20 AC28 AD02 AE15 BA01 BB01 BC14 BC25 BC43 EA01 EB02 EB15 EB21 EC04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構造式(I)で表現される遷移金属化合物及び助触媒か
    らなる触媒システムの存在下で、エチレン50〜90mol%、芳香族ビニル化
    合物1〜55mol%及びビニルノルボルネン1〜55mol%から共重合され
    る、エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体の製造方
    法: 前記式において、 Mは、チタニウム、ジルコニウムまたはハフニウムのようなIV族遷移金属で
    あり; Cpは、置換基のないシクロペンタジエニル基、直鎖状のアルキル置換基1〜
    4個を有するシクロペンタジエニル基、置換基を持つかまたは持たないインデニ
    ル基、テトラハイドロインデニル基、置換基を持つかまたは持たないフルオレニ
    ル基、またはオクタハイドロフルオレニル基であり; Yは水素またはC1〜10のシリル基、C1〜10のアルキル基、C1〜10
    アリール基及びこれらの組合せからなることができ; Aは、C1〜30のアルキル基か、C1〜30アルキルアミド基か、Cpと同
    一のシクロペンタジエニル基の誘導体かであり; Xは、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基またはジエン基からな
    るグループから選択される。
  2. 【請求項2】 前記助触媒は、有機金属化合物か、非配位ルイス酸とアルキ
    ルアルミニウムとの混合物かである、請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記有機金属化合物は、アルキルアルミノキサンまたは有機
    アルミニウム化合物である、請求項2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アルキルアルミノキサンは、メチルアルミノキサン(M
    AO)または修飾されたメチルアルミノキサン(MMAO)である、請求項3に
    記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記有機アルミニウム化合物は、下記構造式(II)で表示
    される繰り返し単位を持つアルミノキサンであって、下記構造式(III)で表
    示される直鎖状のアルミノキサンと、下記構造式(IV)で表示される環状のア
    ルミノキサンとを含み、前記式(II)〜(IV)において、Rは水素、C1〜 のアルキル基またはC1〜6のアリール基で、それぞれが同一でも異なるもの
    でもよく、m及びnは0〜100の整数である、請求項3に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記非配位ルイス酸は、N,N−ジメチルアニリンテトラキ
    ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカベニウムテトラキス(
    ペンタフルオロフェニル)ボレート、フェロセリウムテトラキス(ペンタフルオ
    ロフェニル)ボレート、及びトリス(ペンタフルオロフェニル)ボレートからな
    るグループから選択される、請求項2に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 下記構造式(I)で表現される遷移金属化合物及び助触媒から
    なる触媒システムの存在下で、エチレン50〜90mol%、芳香族ビニル化合
    物1〜55mol%及びビニルノルボルネン1〜55mol%から重合されるエ
    チレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体: 前記式において、 Mは、チタニウム、ジルコニウムまたはハフニウムのようなIV族遷移金属で
    あり; Cpは、置換基のないシクロペンタジエニル基、直鎖状のアルキル置換基1〜
    4個を有するシクロペンタジエニル基、置換基を持つかまたは持たないインデニ
    ル基、テトラハイドロインデニル基、置換基を持つかまたは持たないフルオレニ
    ル基、またはオクタハイドロフルオレニル基であり; Yは、水素またはC1〜10のシリル基、C1〜10のアルキル基、C1〜10 のアリール基及びこれらの組合せからなることができ; Aは、C1〜30のアルキル基か、C1〜30のアルキルアミド基か、Cp
    同一のシクロペンタジエニル基の誘導体かであり; Xは、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基またはジエン基からな
    るグループから選択される。
  8. 【請求項8】 前記ビニルノルボルネン共単量体は末端二重結合を含む、請
    求項7に記載のエチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合
    体。
  9. 【請求項9】 前記三元共重合体は13C NMRのスペクトルで112及
    び114ppm付近に末端二重結合に起因するピークがある、請求項7に記載の
    エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体。
  10. 【請求項10】 前記三元共重合体はFT−IRのスペクトルで1636及
    び995cm−1付近にそれぞれ末端二重結合のC=C及び=C−Hに起因する
    伸縮バンドがある、請求項7に記載のエチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノ
    ルボルネン三元共重合体。
  11. 【請求項11】 前記三元共重合体の重量平均分子量は5,000以上であ
    る、請求項7に記載のエチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元
    共重合体。
JP2001547188A 1999-12-20 2000-12-18 エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体 Pending JP2003518173A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1999/59308 1999-12-20
KR10-1999-0059308A KR100416470B1 (ko) 1999-12-20 1999-12-20 에틸렌-방향족 비닐 화합물-비닐 노보넨 삼원공중합체
PCT/KR2000/001483 WO2001046282A1 (en) 1999-12-20 2000-12-18 Ethylene-aromatic vinyl compound-vinyl norbonene terpolymer

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003518173A true JP2003518173A (ja) 2003-06-03

Family

ID=19627209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001547188A Pending JP2003518173A (ja) 1999-12-20 2000-12-18 エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20030130446A1 (ja)
EP (1) EP1268588B1 (ja)
JP (1) JP2003518173A (ja)
KR (1) KR100416470B1 (ja)
AT (1) ATE459669T1 (ja)
AU (1) AU2030801A (ja)
DE (1) DE60043945D1 (ja)
WO (1) WO2001046282A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019078083A1 (ja) * 2017-10-20 2019-04-25 株式会社ブリヂストン 多元共重合体、ゴム組成物、架橋ゴム組成物、ゴム製品、及びタイヤ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7296991B2 (en) * 2004-12-10 2007-11-20 Irwin Jere F Adjustable extruder die assembly die lip adjustment apparatus
KR100969226B1 (ko) * 2009-10-05 2010-07-09 신정옥 압화 장식물 및 그 제조방법
WO2018191706A1 (en) * 2017-04-13 2018-10-18 Braskem America, Inc. Azide-modified polynorbornene as polymeric coupling agent

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4123602A (en) * 1976-05-24 1978-10-31 Asahi Glass Company, Ltd. Terpolymers of tetrafluoroethylene, ethylene and perfluoroalkyl vinyl monomer and process for producing the same
FR2486530B1 (fr) * 1980-07-10 1985-05-31 Charbonnages Ste Chimique Procede de preparation de copolymeres greffes a base de styrene et d'un polymere caoutchouteux
JPS57177004A (en) * 1981-04-22 1982-10-30 Osaka Soda Co Ltd Preparation of chlorinated ethylenic terpolymer
JPH0710900B2 (ja) * 1982-06-18 1995-02-08 エクソン リサーチ アンド エンヂニアリング コムパニー 中級蒸留物燃料油用流動性改良剤
US4847339A (en) * 1987-02-02 1989-07-11 National Distillers And Chemcial Corporation Process for preparing interpolymers of ethylene, vinyl acetate, and reactive halogen-containing monomers
NZ235032A (en) 1989-08-31 1993-04-28 Dow Chemical Co Constrained geometry complexes of titanium, zirconium or hafnium comprising a substituted cyclopentadiene ligand; use as olefin polymerisation catalyst component
JPH04320411A (ja) * 1991-04-18 1992-11-11 Sumitomo Chem Co Ltd 加硫性ゴム組成物および加硫ゴム製品
JP3773546B2 (ja) * 1992-02-25 2006-05-10 出光興産株式会社 環状オレフィン系共重合体からなるポリオレフィン用低温耐衝撃性改良剤及び環状オレフィン系共重合体の製造方法
DE19546500A1 (de) * 1995-12-13 1997-06-19 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung eines Cycloolefincopolymeren
DE19711339B4 (de) * 1996-03-19 2008-09-11 Denki Kagaku Kogyo K.K. Copolymer aus Ethylen und aromatischer Vinylverbindung, Verfahren zu dessen Herstellung, Formkörper daraus sowie Zusammensetzung umfassend das Copolymer
DE19620119C1 (de) * 1996-05-18 1997-10-23 Hoechst Ag Terpolymerisate des Ethylens, ihre Herstellung und ihre Verwendung als Additive für Mineralöldestillate
DE19620118C1 (de) * 1996-05-18 1997-10-23 Hoechst Ag Terpolymerisate des Ethylens, ihre Herstellung und ihre Verwendung als Additive für Mineralöldestillate
JPH11171918A (ja) * 1997-12-11 1999-06-29 Mitsui Chem Inc ノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法
AU1688199A (en) * 1997-12-25 1999-07-19 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Polymerization catalyst and process for producing olefin polymer or copolymer with the same
JPH11246617A (ja) * 1998-02-27 1999-09-14 Nippon Zeon Co Ltd ノルボルネン系重合体の製造方法及び触媒
DE19826743A1 (de) * 1998-06-16 1999-12-23 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von geträgerten Polymerisationskatalysatorsystemen und Verwendung dieser zur Homo- und Copolymerisation ungesättigter Monomere

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019078083A1 (ja) * 2017-10-20 2019-04-25 株式会社ブリヂストン 多元共重合体、ゴム組成物、架橋ゴム組成物、ゴム製品、及びタイヤ
JPWO2019078083A1 (ja) * 2017-10-20 2020-11-26 株式会社ブリヂストン 多元共重合体、ゴム組成物、架橋ゴム組成物、ゴム製品、及びタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001046282A1 (en) 2001-06-28
DE60043945D1 (de) 2010-04-15
KR100416470B1 (ko) 2004-01-31
KR20010064893A (ko) 2001-07-11
US20030130446A1 (en) 2003-07-10
AU2030801A (en) 2001-07-03
EP1268588A1 (en) 2003-01-02
ATE459669T1 (de) 2010-03-15
EP1268588B1 (en) 2010-03-03
EP1268588A4 (en) 2006-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4132672B2 (ja) オレフィンを重合するための方法、そのためのメタロセン触媒およびメタロセンプロ触媒を活性化するための助触媒
US20010034426A1 (en) High-melting polyolefin copolymer elastomers, catalysts and methods of synthesis
EP0598543A2 (en) Method for producing Alpha-olefin polymers
JPH09157322A (ja) オレフインの重合法
KR20050027268A (ko) 폴리올레핀 블럭 공중합체
JP4319346B2 (ja) フッ素化オレフィンの共重合
JP3202370B2 (ja) プロピレンブロック共重合体の製造法
EP1448633A1 (en) Two-step polymerization process
CA2417412A1 (en) Method for producing highly productive supported ionic catalyst for gas phase polymerization
WO2001046276A1 (en) Metallocene catalysts having multi-nuclear constrained geometry and ethylene/aromatic vinyl compound co-polymers prepared by using the same
JP2003518173A (ja) エチレン−芳香族ビニル化合物−ビニルノルボルネン三元共重合体
JP2002003553A (ja) クロス鎖にポリエンを含むクロス共重合体及びその製造方法
CN111989350B (zh) 基于烯烃的共聚物及其制备方法
CN111491961B (zh) 基于烯烃的聚合物
CN112020521B (zh) 基于烯烃的共聚物及其制备方法
JP3506147B2 (ja) エチレン/α−オレフィン共重合体及びそれを含有する熱可塑性樹脂組成物
KR100455842B1 (ko) 스티렌계 공중합체 및 그 제조방법
JP3660066B2 (ja) 溶融張力が改良されたポリエチレン組成物の製造方法
JP3378073B2 (ja) 熱可塑性エラストマー重合粒子並びにその製造法
KR100455844B1 (ko) 스티렌계 공중합체 및 그 제조방법
JP3420916B2 (ja) クロロプレン共重合体
KR100455843B1 (ko) 스티렌계 공중합체 및 그 제조방법
JPH0649132A (ja) エチレン系共重合体の製造方法
CN114401977A (zh) 过渡金属化合物和包含该化合物的催化剂组合物
KR20220135028A (ko) 올레핀계 중합체

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050315