JPH11171918A - ノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法 - Google Patents

ノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法

Info

Publication number
JPH11171918A
JPH11171918A JP34104297A JP34104297A JPH11171918A JP H11171918 A JPH11171918 A JP H11171918A JP 34104297 A JP34104297 A JP 34104297A JP 34104297 A JP34104297 A JP 34104297A JP H11171918 A JPH11171918 A JP H11171918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
compound
norbornene
zirconium dichloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34104297A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Yamaguchi
口 昌 賢 山
Kazuyuki Takimoto
本 和 幸 瀧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP34104297A priority Critical patent/JPH11171918A/ja
Publication of JPH11171918A publication Critical patent/JPH11171918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ノルボルネン類から導かれる構成単位の含有割
合が大きく、Tgが高いノルボルネン系ランダム共重合
体の製造方法を提供すること。 【解決手段】(a)α−オレフィンと(b)ノルボルネ
ン類とを、(A)2個のシクロペンタジエニル骨格を有
する基が2価の炭化水素基を介して結合されているメタ
ロセン化合物と、(B)(B-1) 有機アルミニウムオキシ
化合物および/または(B-2) 遷移金属化合物と反応して
イオン対を形成する化合物とを含む触媒の存在下に共重
合させて、ノルボルネン類から導かれる構成単位を60
モル%を超える割合で含有し、Tgが160℃以上であ
る共重合体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノルボルネン類成分
の含有量が大きく、ガラス転移点(Tg)が高いノルボ
ルネン系ランダム共重合体の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【発明の技術的背景】エチレンとノルボルネン類との共
重合体は、光学的性質、機械的性質、熱的性質などのバ
ランスのとれた合成樹脂であり、たとえば光学メモリデ
ィスク、光学ファイバーなどの光学材料の分野などに用
いられている。このようなノルボルネン系ランダム共重
合体は、エチレンとノルボルネン類とを、たとえばメタ
ロセン化合物と、有機アルミニウムオキシ化合物および
/または遷移金属化合物と反応してイオン性錯体を形成
し得る化合物、および必要に応じて有機アルミニウム化
合物からなる触媒を用いて共重合させることにより製造
することができることは既に知られている。しかしなが
らノルボルネン含量が高いノルボルネン系ランダム共重
合体を効率よく製造する方法は、ほとんど知られていな
い。
【0003】特開平5−112621号公報には、ノル
ボルネン含量が60モル%以上であり、ガラス転移温度
(Tg)が160℃以上であるノルボルネン系共重合体
に関する技術が開示されているが、現実にこの方法で得
られるノルボルネン系共重合体は、分子量が充分大きく
ならないばかりか、収率が低いという欠点がある。
【0004】このようにノルボルネン類から導かれる構
成単位の含有割合が60モル%を超えるノルボルネン系
ランダム共重合体を効率よく製造するには、どのような
条件で重合を行えばよいのか知られていなかった。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術に鑑みて
なされたものであって、ノルボルネン類から導かれる構
成単位の含有割合が大きく、ガラス転移点(Tg)が高
いノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【発明の概要】発明に係るノルボルネン系ランダム共重
合体は、(a)炭素原子数が2〜20のα−オレフィン
と、(b)下記一般式(I)で表される少なくとも1種
のノルボルネン類とを、
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1 〜R8 は、互いに同一でも異
なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子または炭化
水素基であり、R5 〜R8 で示される炭化水素基はその
一部が結合してそれぞれが結合する炭素原子とともに単
環を形成していてもよく、かつ該単環は二重結合を有し
ていてもよく、またR5 とR6 とで、またはR7 とR8
とでアルキリデン基を形成していてもよい。) (A)下記一般式(II)で表される遷移金属化合物と、
【0009】
【化4】
【0010】(式中、Mは、チタン、ジルコニウムまた
はハフニウムを示し、R11およびR12は、互いに同一で
も異なっていてもよく、シクロペンタジエニル基、置換
シクロペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニ
ル基、フルオレニル基または置換フルオレニル基を示
し、R13およびR14は、互いに同一でも異なっていても
よく、炭素原子数が1〜10のアルキル基、炭素原子数
が6〜10のアリール基、炭素原子数が2〜10のアル
ケニル基、炭素原子数が7〜40のアリールアルキル
基、炭素原子数が7〜40のアルキルアリール基または
炭素原子数が8〜40のアリールアルケニル基を示し、
1 およびX2 は、互いに同一でも異なっていてもよ
く、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数1〜
20のハロゲン化炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有
基、ケイ素含有基、水素原子またはハロゲン原子を示
す。) (B)(B-1) 有機アルミニウムオキシ化合物および/ま
たは(B-2) 前記遷移金属化合物と反応してイオン対を形
成する化合物と、必要に応じて、 (C)有機アルミニウム化合物とを含む触媒の存在下に
共重合させて、前記一般式(I)で表されるノルボルネ
ン類から導かれる構成単位を60モル%を超える割合で
含有し、ガラス転移点(Tg)が160℃以上である共
重合体を得ることを特徴としている。
【0011】前記遷移金属化合物(A)は、前記一般式
(II)においてR11とR12とが互いに異なる遷移金属化
合物であることが好ましい。本発明によると、ノルボル
ネン類から導かれる構成単位の含有割合が大きく、ガラ
ス転移点(Tg)が高いノルボルネン系ランダム共重合
体を効率よく製造することができる。
【0012】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るノルボルネン
系ランダム共重合体の製造方法について具体的に説明す
る。
【0013】本発明では、(a)炭素原子数が2〜20
のα−オレフィンと、(b)下記一般式(I)で表され
る少なくとも1種のノルボルネン類とを、(A)下記一
般式(II)で表される遷移金属化合物と、(B)(B-1)
有機アルミニウムオキシ化合物および/または(B-2) 前
記遷移金属化合物と反応してイオン対を形成する化合物
と、必要に応じて、(C)有機アルミニウム化合物とを
含む触媒の存在下に共重合させて、特定のノルボルネン
系ランダム共重合体を製造している。
【0014】(a)α−オレフィン 本発明で用いられる(a)炭素原子数が2〜20のα−
オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1-ブテ
ン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、1
-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1
-ヘキサデセン、1-オクタデセン、1-エイコセンなどが
挙げられる。これらのα−オレフィンは、1種単独でま
たは2種以上組合わせて用いることができる。これらの
うち、特にエチレンが好ましく用いられる。
【0015】(b)ノルボルネン類 本発明で用いられる(b)ノルボルネン類は、下記一般
式(I)で表されるノルボルネン(ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト-2-エン)骨格を有する化合物である。
【0016】
【化5】
【0017】式中、R1 〜R8 は、互いに同一でも異な
っていてもよく、水素原子、ハロゲン原子または炭化水
素基である。ここでハロゲン原子は、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子およびヨウ素原子である。
【0018】炭化水素基として具体的には、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、アミル、ヘキシル、オ
クチル、デシル、ドデシル、オクタデシルなどの炭素原
子数が1〜20のアルキル基;シクロヘキシルなどの炭
素原子数が3〜15のシクロアルキル基;フェニル、ナ
フチル、アントリル、ビフェニリル、ベンジル、トリ
ル、エチルフェニル、イソプロピルフェニルなどの炭素
原子数が6〜20の芳香族炭化水素基などが挙げられ
る。これらの炭化水素基はハロゲン置換基を有していて
もよい。
【0019】R5 〜R8 で示される炭化水素基は、その
一部が結合してそれぞれが結合する炭素原子とともに単
環を形成していてもよく、かつ該単環は二重結合を有し
ていてもよい。このような単環の例を下記に示す。
【0020】
【化6】
【0021】なお上記例示において、1または2の番号
を付した炭素原子は、それぞれR5(R6)またはR
7 (R8)が結合しているノルボルネン環の炭素原子を
示す。またR5 とR6 とで、またはR7 とR8 とでアル
キリデン基を形成していてもよい。このようなアルキリ
デン基としては、エチリデン、プロピリデン、イソプロ
ピリデンなどが挙げられる。
【0022】前記一般式(I)で表されるノルボルネン
類として、より具体的には、
【0023】
【化7】
【0024】などのビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン誘導
体;5-フェニル、5-メチル-5-フェニル、5-ベンジル、5
-トリル、5-(エチルフェニル)、5-(イソプロピルフ
ェニル)、5-(ビフェニリル)、5-(β−ナフチル)、
5-(α−ナフチル)、5-(アントリル)、5,6-ジフェニ
ルなどの炭化水素基を有するビシクロ[2.2.1]ヘプト-
2-エン誘導体;
【0025】
【化8】
【0026】などのトリシクロ[4.4.0.12,5]-3-ウンデ
セン誘導体などが挙げられる。これらのうちでも、ノル
ボルネンなどのビシクロ[2.2.1]ヘプト-2-エン誘導体
が好ましい。
【0027】前記一般式(I)で表されるノルボルネン
類は、シクロペンタジエンと対応する構造を有するオレ
フィン類とを、ディールス・アルダー反応させることに
よって製造することができる。
【0028】なおノルボルネン系ランダム共重合体で
は、前記一般式(I)で表されるノルボルネン類の少な
くとも一部は、下記式(I')で表される繰り返し単位を
構成していると考えられる。
【0029】
【化9】
【0030】式中、R1 〜R8 は前記式(I)と同じで
ある。これらのノルボルネン類は、1種単独でまたは2
種以上組合わせて用いることができる。
【0031】触 媒 本発明では、前記(a)炭素原子数が2〜20のα−オ
レフィンと、前記(b)ノルボルネン類とを共重合させ
るに際して(A)下記一般式(II)で表される遷移金属
化合物と、(B)(B-1) 有機アルミニウムオキシ化合物
および/または(B-2) 前記遷移金属化合物と反応してイ
オン対を形成する化合物と、必要に応じて、(C)有機
アルミニウム化合物とを含むオレフィン重合用触媒が用
いられる。
【0032】図1に、本発明で用いられるオレフィン重
合触媒の調製工程を示す。以下、本発明で用いられるオ
レフィン重合用触媒を構成する各成分について順次説明
する。
【0033】(A)遷移金属化合物 本発明で用いられる遷移金属化合物は、下記一般式(I
I)で表される化合物である。
【0034】
【化10】
【0035】式中、Mは、チタン、ジルコニウムまたは
ハフニウムを示し、好ましくはジルコニウムである。R
11およびR12は、互いに同一でも異なっていてもよく、
シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル
基、インデニル基、置換インデニル基、フルオレニル
基、置換フルオレニル基などのシクロペンタジエニル骨
格を有する基を示し、たとえばシクロペンタジエニル
基;メチルシクロペンタジエニル基、ジメチルシクロペ
ンタジエニル基、トリメチルシクロペンタジエニル基、
テトラメチルシクロペンタジエニル基、ペンタメチルシ
クロペンタジエニル基、エチルシクロペンタジエニル
基、ジエチルシクロペンタジエニル基、トリエチルシク
ロペンタジエニル基、テトラエチルシクロペンタジエニ
ル基、メチルエチルシクロペンタジエニル基、プロピル
シクロペンタジエニル基、メチルプロピルシクロペンタ
ジエニル基、ブチルシクロペンタジエニル基、メチルブ
チルシクロペンタジエニル基、ヘキシルシクロペンタジ
エニル基などの置換シクロペンタジエニル基;インデニ
ル基;メチルインデニル基、ブチルインデニル基、ベン
ゾインデニル基、4,5,6,7-テトラヒドロインデニル基な
どの置換インデニル基;フルオレニル基;ジブチルフル
オレニル基、オクタヒドロフルオレニル基などの置換フ
ルオレニル基などを例示することができる。これらの基
は、炭素原子数が1〜20の(ハロゲン化)炭化水素
基、酸素含有基、イオウ含有基、ケイ素含有基、ハロゲ
ン原子などで置換されていてもよい。
【0036】本発明ではR11およびR12は、互いに異な
る基であることが好ましい。R13およびR14は、互いに
同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜10のア
ルキル基、炭素原子数1〜10のアルコキシ基、炭素原
子数6〜10のアリール基、炭素原子数6〜10のアリ
ールオキシ基、炭素原子数2〜10のアルケニル基、炭
素原子数7〜40のアリールアルキル基、炭素原子数7
〜40のアルキルアリール基または炭素原子数8〜40
のアリールアルケニル基を示す。
【0037】炭素原子数が1〜10のアルキル基として
は、たとえばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキ
シル、オクチル、デシルなどが挙げられ、炭素原子数6
〜10のアリール基としては、たとえばフェニル、ナフ
チルなどが挙げられ、炭素原子数2〜10のアルケニル
基としては、たとえばエテニル、プロペニル、4-メチル
-1-ペンテニル、デセニルなどが挙げられ、炭素原子数
7〜40のアルキルアリール基としては、たとえばトリ
ル、エチルフェニル、プロピルフェニル、n-ブチルフェ
ニル、t-ブチルフェニルなどが挙げられ、炭素原子数7
〜40のアリールアルキル基としては、たとえばベンジ
ル、フェネチル、1-フェニルプロピルなどが挙げられ、
炭素原子数8〜40のアリールアルケニル基としては、
たとえばフェニルエチレニル基などが挙げられる。
【0038】X1 およびX2 は、互いに同一でも異なっ
ていてもよく、炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素
原子数1〜20のハロゲン化炭化水素基、酸素含有基、
イオウ含有基、ケイ素含有基、水素原子またはハロゲン
原子を示す。
【0039】炭素原子数が1〜20の炭化水素基として
は、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、ア
リールアルキル基、アリール基などが挙げられ、より具
体的には、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシ
ル、オクチル、ノニル、ドデシル、アイコシルなどの炭
素原子数が1〜20のアルキル基;シクロペンチル、シ
クロヘキシル、ノルボルニル、アダマンチルなどの炭素
原子数が3〜20のシクロアルキル基;ビニル、プロペ
ニル、シクロヘキセニルなどの炭素原子数が2〜10の
アルケニル基;ベンジル、フェニルエチル、フェニルプ
ロピルなどの炭素原子数が6〜40のアリールアルキル
基;フェニル、トリル、ジメチルフェニル、トリメチル
フェニル、エチルフェニル、プロピルフェニル、ビフェ
ニリル、ナフチル、メチルナフチル、アントリル、フェ
ナントリルなどの炭素原子数が6〜20のアリール基が
挙げられる。
【0040】炭素原子数が1〜20のハロゲン化炭化水
素基としては、前記炭素原子数が1〜20の炭化水素基
にハロゲンが置換した基が挙げられる。酸素含有基とし
てはヒドロキシ基;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシなどのアルコキシ基;フェノキシ、メチルフェ
ノキシ、ジメチルフェノキシ、ナフトキシなどのアリー
ロキシ基;フェニルメトキシ、フェニルエトキシなどの
アリールアルコキシ基などが挙げられる。
【0041】イオウ含有基としては前記酸素含有基の酸
素がイオウに置換した置換基、およびメチルスルフォネ
ート、トリフルオロメタンスルフォネート、フェニルス
ルフォネート、ベンジルスルフォネート、p-トルエンス
ルフォネート、トリメチルベンゼンスルフォネート、ト
リイソブチルベンゼンスルフォネート、p-クロルベンゼ
ンスルフォネート、ペンタフルオロベンゼンスルフォネ
ートなどのスルフォネート基;メチルスルフィネート、
フェニルスルフィネート、ベンゼンスルフィネート、p-
トルエンスルフィネート、トリメチルベンゼンスルフィ
ネート、ペンタフルオロベンゼンスルフィネートなどの
スルフィネート基が挙げられる。
【0042】ケイ素含有基としてはメチルシリル、フェ
ニルシリルなどのモノ炭化水素置換シリル;ジメチルシ
リル、ジフェニルシリルなどのジ炭化水素置換シリル;
トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリプロピルシ
リル、トリシクロヘキシルシリル、トリフェニルシリ
ル、ジメチルフェニルシリル、メチルジフェニルシリ
ル、トリトリルシリル、トリナフチルシリルなどのトリ
炭化水素置換シリル;トリメチルシリルエーテルなどの
炭化水素置換シリルのシリルエーテル;トリメチルシリ
ルメチルなどのケイ素置換アルキル基;トリメチルフェ
ニルなどのケイ素置換アリール基などが挙げられる。
【0043】ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子などが挙げられる。以下に
前記一般式(II)で表される遷移金属化合物の具体的な
化合物を例示する。
【0044】イソプロピリデン-ビス(シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン-
ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロ
ピリデン-ビス(フルオレニル)ジルコニウムジクロリ
ド、イソプロピリデン(4-メチルシクロペンタジエニ
ル)(3-メチルインデニル)ジルコニウムジクロリド、イ
ソプロピリデン(4-tert-ブチルシクロペンタジエニル)
(3-メチルインデニル)ジルコニウムジクロリド、イソ
プロピリデン(4-tert-ブチルシクロペンタジエニル)(3
-tert-ブチルインデニル)ジルコニウムジクロリド、イ
ソプロピリデン(3-tert-ブチルシクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピ
リデン(シクロペンタジエニル)(メチルシクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン
(シクロペンタジエニル)(ジメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シク
ロペンタジエニル)(トリメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペ
ンタジエニル)(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペン
タジエニル)(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニ
ル)(ジエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジク
ロリド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(ト
リエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(テトラ
エチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(フルオ
レニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン
(シクロペンタジエニル)(2,7-ジ-t-ブチルフルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シク
ロペンタジエニル)(オクタヒドロフルオレニル)ジルコ
ニウムジクロリド、イソプロピリデン(メチルシクロペ
ンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリ
ド、イソプロピリデン(ジメチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロ
ピリデン(エチルシクロペンタジエニル)(フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(ジエ
チルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロリド、イソプロピリデン(メチルシクロペンタ
ジエニル)(2,7-ジ-t-ブチルフルオレニル)ジルコニウ
ムジクロリド、イソプロピリデン(ジメチルシクロペン
タジエニル)(2,7-ジ-t-ブチルフルオレニル)ジルコニ
ウムジクロリド、イソプロピリデン(エチルシクロペン
タジエニル)(2,7-ジ-t-ブチルフルオレニル)ジルコニ
ウムジクロリド、イソプロピリデン(ジエチルシクロペ
ンタジエニル)(2,7-ジ-t-ブチルフルオレニル)ジルコ
ニウムジクロリド、イソプロピリデン(メチルシクロペ
ンタジエニル)(オクタヒドロフルオレニル)ジルコニウ
ムジクロリド、イソプロピリデン(ジメチルシクロペン
タジエニル)(オクタヒドロフルオレニル)ジルコニウム
ジクロリド、イソプロピリデン(エチルシクロペンタジ
エニル)(オクタヒドロフルオレニル)ジルコニウムジク
ロリド、イソプロピリデン(ジエチルシクロペンタジエ
ニル)(オクタヒドロフルオレニル)ジルコニウムジクロ
リド、イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(イン
デニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン
(メチルシクロペンタジエニル)(インデニル)ジルコニ
ウムジクロリド、イソプロピリデン(ジメチルシクロペ
ンタジエニル)(インデニル)ジルコニウムジクロリド、
イソプロピリデン(エチルシクロペンタジエニル)(イン
デニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン
(ジエチルシクロペンタジエニル)(インデニル)ジルコ
ニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペンタジ
エニル)(ベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリド、
イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(テトラヒド
ロインデニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリ
デン(メチルシクロペンタジエニル)(テトラヒドロイン
デニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン
(ジメチルシクロペンタジエニル)(テトラヒドロインデ
ニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(エ
チルシクロペンタジエニル)(テトラヒドロインデニル)
ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(ジエチル
シクロペンタジエニル)(テトラヒドロインデニル)ジル
コニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペンタ
ジエニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、イ
ソプロピリデン(メチルシクロペンタジエニル)(フルオ
レニル)ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン
(イソプロピルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)
ジルコニウムジクロリド、イソプロピリデン(シクロペ
ンタジエニル)(インデニル)ジルコニウムジクロリド、
イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(ベンゾイン
デニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン
(シクロペンタジエニル)(メチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(シ
クロペンタジエニル)(ジメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(シクロ
ペンタジエニル)(トリメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(シクロペ
ンタジエニル)(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(シクロペ
ンタジエニル)(エチルシクロペンタジエニル)ジルコニ
ウムジクロリド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジ
エニル)(ジエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジクロリド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)(トリエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)(テトラエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウム
ジクロリド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニ
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7-ジ-t-ブチル
フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメ
チレン(シクロペンタジエニル)(オクタヒドロフルオレ
ニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン
(メチルシクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ジフェニルメチレン(ジメチルシク
ロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロ
リド、ジフェニルメチレン(エチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニ
ルメチレン(ジエチルシクロペンタジエニル)(フルオレ
ニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレン
(メチルシクロペンタジエニル)(2,7-ジ-t-ブチルフル
オレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメチレ
ン(ジメチルシクロペンタジエニル)(2,7-ジ-t-ブチル
フルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニルメ
チレン(エチルシクロペンタジエニル)(2,7-ジ-t-ブチ
ルフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニル
メチレン(ジエチルシクロペンタジエニル)(2,7-ジ-t-
ブチルフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェ
ニルメチレン(メチルシクロペンタジエニル)(オクタヒ
ドロフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニ
ルメチレン(ジメチルシクロペンタジエニル)(オクタヒ
ドロフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニ
ルメチレン(エチルシクロペンタジエニル)(オクタヒド
ロフルオレニル)ジルコニウムジクロリド、ジフェニル
メチレン(ジエチルシクロペンタジエニル)(オクタヒド
ロフルオレニル)ジルコニウムジクロリドなど。
【0045】また上記のような化合物中のジルコニウム
を、チタニウムまたはハフニウムに代えた化合物を挙げ
ることもできる。遷移金属化合物触媒成分として、2個
のシクロペンタジエニル骨格を有する基がイソプロピリ
デンを介して結合されている遷移金属化合物を用いる
と、ノルボルネン類から導かれる構成単位の含有割合が
大きく、分子量が高いノルボルネン系ランダム共重合体
を高収率で得ることができる。また遷移金属化合物触媒
成分として、2個の異なるシクロペンタジエニル骨格を
有する基がイソプロピリデンを介して結合されている遷
移金属化合物を用いると、ノルボルネン類から導かれる
構成単位の含有割合がより大きく、分子量が高いノルボ
ルネン系ランダム共重合体を、高収率で得ることができ
る。
【0046】(B-1) 有機アルミニウムオキシ化合物 有機アルミニウムオキシ化合物 (B-1)は、従来公知のベ
ンゼン可溶性のアルミノキサンであってもよく、また特
開平2−276807号公報で開示されているようなベ
ンゼン不溶性の有機アルミニウムオキシ化合物であって
もよい。
【0047】上記のような有機アルミニウムオキシ化合
物は、例えば下記のような方法によって製造することが
でき、通常炭化水素の溶液として得られる。 (1)吸着水を含有する化合物または結晶水を含有する
塩類、例えば塩化マグネシウム水和物、硫酸銅水和物、
硫酸アルミニウム水和物、硫酸ニッケル水和物、塩化第
1セリウム水和物などの炭化水素媒体懸濁液に、トリア
ルキルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物を添
加して、吸着水または結晶水と、有機アルミニウム化合
物とを反応させる方法。 (2)ベンゼン、トルエン、エチルエーテル、テトラヒ
ドロフランなどの媒体中で、トリアルキルアルミニウム
などの有機アルミニウム化合物に直接水、氷または水蒸
気を作用させる方法。 (3)デカン、ベンゼン、トルエン等の媒体中でトリア
ルキルアルミニウム等の有機アルミニウム化合物に、ジ
メチルスズオキシド、ジブチルスズオキシド等の有機ス
ズ酸化物を反応させる方法。
【0048】なおこの有機アルミニウムオキシ化合物
は、少量の有機金属成分を含有してもよい。また回収さ
れた上記のアルミノキサンの溶液から溶媒あるいは未反
応有機アルミニウム化合物を蒸留して除去した後、溶媒
に再溶解してもよい。
【0049】有機アルミニウムオキシ化合物を製造する
際に用いられる有機アルミニウム化合物としては、具体
的には、下記に有機アルミニウム化合物(C)として示
したものと同様のものが挙げられる。これらのうち、ト
リアルキルアルミニウムおよびトリシクロアルキルアル
ミニウムが特に好ましい。このような有機アルミニウム
化合物は、1種単独でまたは2種以上組合わせて用いる
ことができる。
【0050】有機アルミニウムオキシ化合物の製造の際
に用いられる溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、クメン、シメンなどの芳香族炭化水素、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカ
ン、ヘキサデカン、オクタデカンなどの脂肪族炭化水
素、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロオクタ
ン、メチルシクロペンタンなどの脂環族炭化水素、ガソ
リン、灯油、軽油などの石油留分あるいは上記芳香族炭
化水素、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素のハロゲン化
物(塩素化物、臭素化物など)などの炭化水素溶媒が挙
げられる。その他、エチルエーテル、テトラヒドロフラ
ンなどのエーテル類を用いることもできる。これらの溶
媒のうち特に芳香族炭化水素が好ましい。
【0051】またベンゼン不溶性の有機アルミニウムオ
キシ化合物は、60℃のベンゼンに溶解するAl成分が
Al原子換算で10%以下、好ましくは5%以下、特に
好ましくは2%以下であり、ベンゼンに対して不溶性あ
るいは難溶性である。
【0052】このような有機アルミニウムオキシ化合物
のベンゼンに対する溶解性は、100ミリグラム原子の
Alに相当する該有機アルミニウムオキシ化合物を10
0mlのベンゼンに懸濁した後、攪拌下60℃で6時間
混合した後、ジャケット付G−5ガラス製フィルターを
用い、60℃で熱時濾過を行ない、フィルター上に分離
された固体部を60℃のベンゼン50mlを用いて4回
洗浄した後の全濾液中に存在するAl原子の存在量(x
ミリモル)を測定することにより求められる(x%)。
【0053】これらの有機アルミニウムオキシ化合物
(B-1)は、1種単独でまたは2種以上組合わせて用いる
ことができる。(B-2) 遷移金属化合物と反応してイオン対を形成する化
合物 前記遷移金属化合物(A)と反応してイオン対を形成す
る化合物 (B-2)(以下「成分 (B-2)」ともいう)として
は、特開平1−501950号公報、特開平1−502
036号公報、特開平3−179005号公報、特開平
3−179006号公報、特開平3−207703号公
報、特開平3−207704号公報、USP−5321
106号明細書などに記載されたルイス酸、イオン性化
合物およびカルボラン化合物を挙げることができる。
【0054】ルイス酸としては、トリフェニルボロン、
トリス(4-フルオロフェニル)ボロン、トリス(p-トリ
ル)ボロン、トリス(o-トリル)ボロン、トリス(3,5-
ジメチルフェニル)ボロン、トリス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボロン、MgCl2、Al23 、SiO2-Al
23 などを挙げることができる。
【0055】イオン性化合物としては、トリフェニルカ
ルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ート、トリn-ブチルアンモニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、N,N-ジメチルアニリニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、フェ
ロセニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート
などを挙げることができる。
【0056】カルボラン化合物としては、ドデカボラ
ン、1-カルバウンデカボラン、ビスn-ブチルアンモニウ
ム(1-カルベドデカ)ボレート、トリn-ブチルアンモニ
ウム(7,8-ジカルバウンデカ)ボレート、トリn-ブチル
アンモニウム(トリデカハイドライド-7-カルバウンデ
カ)ボレートなどを挙げることができる。
【0057】これらの前記遷移金属化合物(A)と反応
してイオン対を形成する化合物 (B-2)は、1種単独でま
たは2種以上組合わせて用いることができる。本発明で
用いられるオレフィン重合用触媒は、前記(A)遷移金
属化合物と、(B) (B-1)有機アルミニウムオキシ化合
物および/または(B-2) 前記遷移金属化合物と反応して
イオン対を形成する化合物とから形成されるが、必要に
応じて(C)有機アルミニウム化合物を含んでいてもよ
い。
【0058】(C)有機アルミニウム化合物 必要に応じて用いられる有機アルミニウム化合物(C)
は、たとえば下記一般式(i)で示される。
【0059】Ra n AlX3-n … (i) (式中、Ra は炭素原子数が1〜12の炭化水素基を示
し、Xはハロゲン原子または水素原子を示し、nは1〜
3である。) 上記一般式(i)において、Ra は炭素原子数が1〜1
2の炭化水素基、例えばアルキル基、シクロアルキル基
またはアリ−ル基であるが、具体的には、メチル、エチ
ル、n-プロピル、イソプロピル、イソブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、オクチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、フェニル、トリルなどである。
【0060】このような有機アルミニウム化合物(C)
としては、具体的には、トリメチルアルミニウム、トリ
エチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウム、トリオクチルアルミニウ
ム、トリ2-エチルヘキシルアルミニウムなどのトリアル
キルアルミニウム、イソプレニルアルミニウムなどのア
ルケニルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリ
ド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジイソプロピルア
ルミニウムクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリ
ド、ジメチルアルミニウムブロミドなどのジアルキルア
ルミニウムハライド、メチルアルミニウムセスキクロリ
ド、エチルアルミニウムセスキクロリド、イソプロピル
アルミニウムセスキクロリド、ブチルアルミニウムセス
キクロリド、エチルアルミニウムセスキブロミドなどの
アルキルアルミニウムセスキハライド、メチルアルミニ
ウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド、イソ
プロピルアルミニウムジクロリド、エチルアルミニウム
ジブロミドなどのアルキルアルミニウムジハライド、ジ
エチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライドなどのアルキルアルミニウムハイド
ライドなどを挙げることができる。
【0061】また有機アルミニウム化合物(C)とし
て、下記一般式(ii)で表される化合物を用いることも
できる。 Ra nAlY3-n … (ii) (式中、Ra は上記と同様であり、Yは−ORb 基、−
OSiRc 3 基、−OAlRd 2 基、−NRe 2 基、−S
iRf 3 基または−N(Rg)AlRh 2 基であり、nは
1〜2であり、Rb 、Rc 、Rd およびRh はメチル、
エチル、イソプロピル、イソブチル、シクロヘキシル、
フェニルなどであり、Re は水素原子、メチル、エチ
ル、イソプロピル、フェニル、トリメチルシリルなどで
あり、Rf およびRg はメチル、エチルなどである。) 前記一般式(ii)で表される有機アルミニウム化合物と
して具体的には、下記のような化合物が挙げられる。 (1)Ra n Al(ORb)3-n で表される化合物、たと
えばジメチルアルミニウムメトキシド、ジエチルアルミ
ニウムエトキシド、ジイソブチルアルミニウムメトキシ
ドなど、(2)Ra n Al(OSiRc 3) 3-nで表される
化合物、たとえばEt2Al(OSiMe3)、(iso-B
u)2Al(OSiMe3)、(iso-Bu)2Al(OSiE
3)など、(3)Ra n Al(OAlRd 2)3-n で表され
る化合物、たとえば、Et2 AlOAlEt2 、(iso-
Bu)2AlOAl(iso-Bu)2 など、(4) Ra n
l(NRe 2)3-n で表される化合物、たとえば、Me2
lNEt2 、Et2 AlNHMe 、Me2 AlNHEt
、Et2 AlN(SiMe3)2 、(iso-Bu)2AlN
(SiMe3)2 など、(5)Ra n Al(SiRf 3)3-n
で表される化合物、たとえば、(iso-Bu)2AlSi M
3 など、(6)Ra n Al(N(Rg)AlRh 2)3-n
で表される化合物、たとえば、Et2 AlN(Me)A
lEt2 、(iso-Bu)2AlN(Et)Al(iso-B
u)2 など。
【0062】これらのうちでは、一般式Ra 3 Al、Ra
n Al(ORb3-n またはRa n Al(OAlRd 2)
3-n で表わされる化合物が好ましく、特にRa がイソア
ルキル基であり、n=2である化合物が好ましい。
【0063】これらの有機アルミニウム化合物(C)
は、1種単独でまたは2種以上組合わせて用いることが
できる。本発明では重合に際して上記各成分を個別に重
合系に添加することができ、また上記各成分のうち少な
くとも2種を予め混合した後重合系に添加することもで
きる。この場合、(A)遷移金属化合物と(B-1) 有機ア
ルミニウムオキシ化合物とを予め混合することが好まし
く、混合温度は通常0〜70℃、混合時間は1〜30分
である。
【0064】また触媒成分を混合する際には超音波照射
を行ってもよく、予め混合した触媒に超音波を照射する
と重合活性がより高くなる。重合方法 本発明では、前記(a)α−オレフィンと、前記(b)
ノルボルネン類とを、前記(A)遷移金属化合物と、前
記(B)(B-1) 有機アルミニウムオキシ化合物および/
または(B-2) 前記遷移金属化合物と反応してイオン対を
形成する化合物と、必要に応じて、前記(C)有機アル
ミニウム化合物とを含む触媒の存在下に共重合させてノ
ルボルネン系ランダム共重合体を製造する。
【0065】重合方法としては通常懸濁重合法、溶液重
合法などの液相重合法が採用される。液相重合法で用い
られる炭化水素媒体として具体的には、たとえばプロパ
ン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、デカン、ドデカン、ヘキサデカンなどの脂肪族炭化
水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロ
ペンタン、シクロオクタンなどの脂環族炭化水素;ベン
ゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素;エチ
レンクロリド、クロルベンゼン、ジクロロメタンなどの
ハロゲン化炭化水素;ガソリン、灯油、軽油などの石油
留分あるいはこれらの混合物などを用いることができ
る。さらに重合に用いられるオレフィンも炭化水素媒体
として用いることができる。これらのなかでは、芳香族
炭化水素が好ましい。
【0066】本発明では、本発明の目的を損なわない範
囲で、必要に応じて、前記(a)α−オレフィン、
(b)ノルボルネン類以外の共重合体可能なモノマーを
用いることもできる。
【0067】重合を行うに際して(A)遷移金属化合物
は、重合反応系内の遷移金属原子の濃度として、通常1
-8〜10-3グラム原子/リットル(媒体)、好ましく
は10-7〜10-4グラム原子/リットル(媒体)の量で
用いられる。
【0068】(B-1) 有機アルミニウムオキシ化合物は、
該有機アルミニウムオキシ化合物中のアルミニウム(A
l)と、(A)遷移金属化合物中の遷移金属(M)との
原子比(Al/M)が、通常10〜10000、好まし
くは20〜5000となるような範囲の量で用いられ
る。
【0069】成分(B-2) は、(A)遷移金属化合物と成
分(B-2) とのモル比〔(A)/(B-2) 〕が、通常0.0
1〜10、好ましくは0.1〜5の範囲となるような量
で用いられる。
【0070】また、必要に応じて用いられる(C)有機
アルミニウム化合物中のアルミニウム原子(Alc)と
(B-1) 有機アルミニウムオキシ化合物中のアルミニウム
原子(AlB-1)との原子比(AlC/AlB-1)が、通
常0.02〜20、好ましくは0.2〜10の範囲とな
るような量で用いられる。
【0071】重合反応の際の温度は通常−50〜230
℃、好ましくは−30〜200℃の範囲であり、重合圧
力は、通常、常圧〜100kg/cm2 、好ましくは常
圧〜50kg/cm2 の条件下である。重合反応は、回
分式、半連続式、連続式のいずれの方法においても行う
ことができ、さらに重合を反応条件の異なる2段以上に
分けて行うことも可能である。得られる共重合体の分子
量は、水素および/または重合温度によって調整するこ
とができる。
【0072】本発明では、重合反応が終了した重合反応
混合物を常法によって処理することによりノルボルネン
系ランダム共重合体が得られる。上記のような方法で得
られたノルボルネン系ランダム共重合体は、(a)α−
オレフィンから導かれる構成単位が通常0.1モル%以
上40モル%未満、好ましくは1〜35モル%、より好
ましくは5〜30モル%の範囲にあり、(b)ノルボル
ネン類から導かれる構成単位が通常60モル%を超え9
9.9モル%以下、好ましくは65〜99モル%、より
好ましくは70〜95モル%の範囲にある。ガラス転移
点(Tg)は、通常160℃以上、好ましくは165℃
以上、より好ましくは170℃以上である。
【0073】またノルボルネン系ランダム共重合体の1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[η]は通常0.
005〜20dl/g、好ましくは0.01〜10dl
/gの範囲にあり、またゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(GPC)により測定した分子量分布は、通
常3以下、好ましくは2.5以下である。
【0074】このノルボルネン系ランダム共重合体は、
(a)α−オレフィンから導かれる構成単位と(b)ノ
ルボルネン類から導かれる構成単位とが、ランダムに配
列して結合し、実質的に線状構造を有している。この共
重合体が実質的に線状であって、実質的にゲル状架橋構
造を有していないことは、この共重合体が有機溶媒に溶
解した際に、この溶液に不溶分が含まれていないことに
より確認することができる。
【0075】本発明の製造方法で得られたノルボルネン
系ランダム共重合体は、透明性が高く、耐衝撃性、耐熱
性に優れており、たとえば光学メモリディスク、光学フ
ァイバー、光学レンズなどの光学材料の分野に用いるこ
とができる。
【0076】
【発明の効果】本発明に係るノルボルネン系ランダム共
重合体の製造方法は、ノルボルネン類から導かれる構成
単位の含有割合が大きく、ガラス転移点(Tg)が高い
ノルボルネン系ランダム共重合体を効率よく製造するこ
とができる。
【0077】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0078】
【実施例1】触媒の予備活性化 窒素置換を充分に行ったガラス容器にイソプロピリデン
(シクロペンタジエニル)(インデニル)ジルコニウム
ジクロリド 14.4mgを秤量し、これにメチルアル
ミノキサン(以下「MAO」と略す)の1.637ミリ
モル/mlトルエン溶液を14.0ml(アルミニウム
原子換算で23ミリモル)加え、23℃で15分間超音
波照射を行ない触媒溶液(A)とした。
【0079】重合 減圧乾燥および窒素置換してある5リットルのオートク
レーブに、常温でノルボルネン(以下「NB」と略す)
950g、シクロヘキサン2193ml、トリイソブチ
ルアルミニウムの1ミリモル/mlシクロヘキサン溶液
を3ml加え、続いて攪拌下にエチレンを6kg/cm
2-G まで加圧した後脱圧し、この加圧脱圧操作を3回繰
り返した。その後、系内をエチレンで1.5kg/cm
2-G に加圧し、昇温を開始し60℃に到達させた。その
後、エチレンにて内圧が3kg/cm2-G となるように
加圧した。15分間攪拌した後、先に用意した触媒溶液
(A)から13.7mlを系内に添加することによっ
て、エチレンとNBとの共重合を開始させた。このとき
の触媒濃度は、全系に対してイソプロピリデン(シクロ
ペンタジエニル)(インデニル)ジルコニウムジクロリ
ドが0.0123ミリモル/リットル、MAOが7.5
ミリモル/リットルであった。重合中、エチレンを連続
的に供給することにより内圧を3kg/cm2-G に保持
した。60分後、重合反応をイソプロピルアルコールを
添加することにより停止した。脱圧後、ポリマー溶液を
取り出し、水1リットルに対し濃塩酸5mlを添加した
水溶液とこのポリマー溶液とを1:1の割合で混合し、
触媒残渣を水相に移行させた。この接触触媒溶液を静置
した後、水相を分離除去しさらに蒸留水で2回水洗し、
重合液相を油水分離した。次いで油水分離された重合液
相を3倍量のアセトンと強攪拌下に接触させ、重合体を
析出させた後、アセトンで充分に洗浄し固体部(共重合
体)を濾過により採取した。窒素流通下、130℃、3
50mmHgで12時間乾燥した。以上のようにして得
られたエチレン・NB共重合体の収量は140g、13
5℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.68d
l/g、ガラス転移温度(Tg)が174℃、NB含量
が67モル%であり、重合活性は3800g/ミリモル
−Zrであった。
【0080】
【実施例2】NBの仕込み量を1050gとし、シクロ
ヘキサンの仕込み量を2113mlとしたこと以外は、
実施例1と同様にしてエチレンとNBとを共重合した。
得られたエチレン・NB共重合体の収量は130g、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.58
dl/g、ガラス転移温度(Tg)が179℃、NB含
量は69モル%であり、重合活性は3500g/ミリモ
ル−Zrであった。
【0081】
【実施例3】NBの仕込み量を1240gとし、シクロ
ヘキサンの仕込み量を1953mlとしたこと以外は、
実施例1と同様にしてエチレンとNBとを共重合した。
得られたエチレン・NB共重合体の収量は120g、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.58
dl/g、ガラス転移温度(Tg)が190℃、NB含
量が75モル%であり、重合活性は3250g/ミリモ
ル−Zrであった。
【0082】
【実施例4】触媒の予備活性化 窒素置換を充分に行ったガラス容器にイソプロピリデン
(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロリド 16.3mgを秤量し、これにMAOの
1.637ミリモル/mlトルエン溶液を9.2ml
(アルミニウム原子換算で15ミリモル)加え、23℃
で15分間超音波照射を行ない触媒溶液(B)とした。
【0083】重合 触媒溶液(A)に代えて前記触媒溶液(B)を3.7m
l用い、NBの仕込み量を1300gとし、シクロヘキ
サンの仕込み量を1903mlとし、触媒濃度を全系に
対してイソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(フ
ルオレニル)ジルコニウムジクロリドが0.005ミリ
モル/リットル、MAOが2.0ミリモル/リットルと
したこと以外は実施例1と同様にしてエチレンとNBと
を共重合した。得られたエチレン・NB共重合体の収量
は250g、135℃デカリン中で測定した極限粘度
[η]が0.8dl/g、ガラス転移温度(Tg)が1
70℃、NB含量が66モル%であり、重合活性は16
000g/ミリモル−Zrであった。
【0084】
【比較例1】触媒の予備活性化 イソプロピリデン(シクロペンタジエニル)(インデニ
ル)ジルコニウムジクロリドに代えてジメチルシリレン
ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリドを用いたこ
と以外は実施例1と同様にして触媒溶液(C)を調製し
た。
【0085】重合 触媒溶液(A)に代えて前記触媒溶液(C)を用いたこ
と以外は実施例1と同様にしてエチレンとNBとを重合
した。得られたエチレン・NB共重合体の収量は85
g、135℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が
0.33dl/g、ガラス転移温度(Tg)が149
℃、NB含量が55モル%であり、重合活性は2300
g/ミリモル−Zrであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で用いられるオレフィン重合用触媒の
調製工程を示す説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)炭素原子数が2〜20のα−オレフ
    ィンと、(b)下記一般式(I)で表される少なくとも
    1種のノルボルネン類とを、 【化1】 (式中、R1 〜R8 は、互いに同一でも異なっていても
    よく、水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基であ
    り、R5 〜R8 で示される炭化水素基はその一部が結合
    してそれぞれが結合する炭素原子とともに単環を形成し
    ていてもよく、かつ該単環は二重結合を有していてもよ
    く、またR5 とR6 とで、またはR7 とR8とでアルキ
    リデン基を形成していてもよい。) (A)下記一般式(II)で表される遷移金属化合物と、 【化2】 (式中、Mは、チタン、ジルコニウムまたはハフニウム
    を示し、R11およびR12は、互いに同一でも異なってい
    てもよく、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタ
    ジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、フルオ
    レニル基または置換フルオレニル基を示し、R13および
    14は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子
    数が1〜10のアルキル基、炭素原子数が6〜10のア
    リール基、炭素原子数が2〜10のアルケニル基、炭素
    原子数が7〜40のアリールアルキル基、炭素原子数が
    7〜40のアルキルアリール基または炭素原子数が8〜
    40のアリールアルケニル基を示し、X1 およびX
    2 は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数
    1〜20の炭化水素基、炭素原子数1〜20のハロゲン
    化炭化水素基、酸素含有基、イオウ含有基、ケイ素含有
    基、水素原子またはハロゲン原子を示す。) (B)(B-1) 有機アルミニウムオキシ化合物および/ま
    たは(B-2) 前記遷移金属化合物と反応してイオン対を形
    成する化合物と、必要に応じて、 (C)有機アルミニウム化合物とを含む触媒の存在下に
    共重合させて、前記一般式(I)で表されるノルボルネ
    ン類から導かれる構成単位を60モル%を超える割合で
    含有し、ガラス転移点(Tg)が160℃以上である共
    重合体を得ることを特徴とするノルボルネン系ランダム
    共重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記遷移金属化合物(A)は、前記一般
    式(II)においてR 11とR12とが互いに異なる遷移金属
    化合物である請求項1に記載のノルボルネン系ランダム
    共重合体の製造方法。
JP34104297A 1997-12-11 1997-12-11 ノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法 Pending JPH11171918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34104297A JPH11171918A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 ノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34104297A JPH11171918A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 ノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11171918A true JPH11171918A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18342704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34104297A Pending JPH11171918A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 ノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11171918A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000046254A1 (fr) * 1999-02-04 2000-08-10 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Catalyseur de polymerisation d'olefines, procede de production correspondant, et procede de production d'un polymere d'olefines
KR100416470B1 (ko) * 1999-12-20 2004-01-31 삼성아토피나주식회사 에틸렌-방향족 비닐 화합물-비닐 노보넨 삼원공중합체
JP2008285656A (ja) * 2007-04-02 2008-11-27 Topas Advanced Polymers Gmbh シクロオレフィンコポリマー、その製造方法、及びその使用、並びに触媒
JP2011079219A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Gunze Ltd ガスバリアフィルムおよびその製造方法
JP2011258514A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Gunze Ltd フィルム型色素増感太陽電池
CN109627366A (zh) * 2017-10-09 2019-04-16 中国石化扬子石油化工有限公司 一种茂金属催化剂及在环烯烃共聚物制备中的应用
JP2020164624A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三井化学株式会社 光学部品

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000046254A1 (fr) * 1999-02-04 2000-08-10 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Catalyseur de polymerisation d'olefines, procede de production correspondant, et procede de production d'un polymere d'olefines
KR100416470B1 (ko) * 1999-12-20 2004-01-31 삼성아토피나주식회사 에틸렌-방향족 비닐 화합물-비닐 노보넨 삼원공중합체
JP2008285656A (ja) * 2007-04-02 2008-11-27 Topas Advanced Polymers Gmbh シクロオレフィンコポリマー、その製造方法、及びその使用、並びに触媒
JP2011079219A (ja) * 2009-10-07 2011-04-21 Gunze Ltd ガスバリアフィルムおよびその製造方法
JP2011258514A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Gunze Ltd フィルム型色素増感太陽電池
CN109627366A (zh) * 2017-10-09 2019-04-16 中国石化扬子石油化工有限公司 一种茂金属催化剂及在环烯烃共聚物制备中的应用
JP2020164624A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三井化学株式会社 光学部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2693517B2 (ja) ベンゼン不溶性の有機アルミニウムオキシ化合物の製造方法
EP0664304B1 (en) Olefin polymerization catalyst and process for olefin polymerization
US5869586A (en) Process for preparing a cycloolefin copolymer
JP3517471B2 (ja) 環状オレフィン共重合体の製造方法
JP3459272B2 (ja) オレフィンの重合および共重合方法
EP0918803B1 (en) Process for the preparation of olefinic polymers using supported metallocene catalyst
US6174972B1 (en) Alkylation process
JPH11171918A (ja) ノルボルネン系ランダム共重合体の製造方法
JPH08239426A (ja) 環状オレフィン共重合体の製造方法
JPH06329713A (ja) アルミニウム化合物及びそれを含有する重合用触媒
JPH08165310A (ja) ポリオレフィン製造用触媒成分、該成分を含むポリオレフィン製造用触媒及びポリオレフィンの製造方法
JPH09235313A (ja) 遷移金属化合物、オレフィン重合用触媒、オレフィン重合体の製造方法およびオレフィン重合体
JP2000169480A (ja) アルミニウムオキシ化合物、オレフィン重合用触媒成分及びポリオレフィンの製造方法
JPH03203904A (ja) エチレン(共)重合用触媒およびエチレンの(共)重合方法
JP3370121B2 (ja) ポリオレフィンの製造方法
JPH05262817A (ja) オレフィン系グラフト共重合体の製造方法及びオレフィン系グラフト共重合体
JP3339019B2 (ja) ポリオレフィンの製造方法
JPH05140224A (ja) オレフイン重合用触媒およびオレフインの重合方法
JPH10298219A (ja) 新規な遷移金属化合物および該遷移金属化合物からなるオレフィン重合用触媒成分
JPH04353502A (ja) オレフィン系重合体の製造法
JP3860638B2 (ja) 遷移金属化合物および該遷移金属化合物からなるオレフィン重合用触媒成分
JP3387946B2 (ja) オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
JPH07233211A (ja) オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
JPH07233212A (ja) オレフィン重合用触媒およびオレフィンの重合方法
JP3465309B2 (ja) オレフィン重合触媒の調製方法、オレフィン重合触媒およびオレフィンの重合方法