JP2003513970A - 中枢神経系障害の治療のための[(インドール−3−イル)−シクロアルキル]−3−置換アゼチジン - Google Patents

中枢神経系障害の治療のための[(インドール−3−イル)−シクロアルキル]−3−置換アゼチジン

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JP2003513970A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、新規な化合物および医薬組成物、ならびに、これらの化合物を中枢神経系障害、例えば、不安およびうつ病の治療に用いる方法を提供する。これらの化合物は、式(I): 【化1】 [式中、XはN-R、O、S(O);mは0〜2;nは0〜4;Arは炭素数6〜12のアリール基(1〜3個のR基で置換されていてもよい)または炭素数4〜10のヘテロアリール基(1〜3個のR基で置換されていてもよい);RおよびRは独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、炭素数1〜6のアルコキシカルボニル、炭素数1〜6のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素数1〜4のアルキルアミノカルボニル;RおよびRは独立して、H、炭素数1〜4の直鎖アルキル、炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、ハロ、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロアルキル、OH、ニトロ、アミノ、スルホニル、CN、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル、炭素数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素数1〜4のアルキルアミノカルボニル]で示され、および全ての結晶形またはその医薬上許容される塩である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、セロトニンの影響を受ける神経系の障害により引き起こされる疾患
、例えば、うつ病および不安の治療用の医薬品として有用な新規なN-(インドリ
ル-シクロアルキル)アゼチジン誘導体に関する。
【0002】 (背景技術) セロトニン作動性の神経伝達を増強する医薬品は、多くの精神医学的な障害、
例えば、うつ病および不安の治療に有用である。第1世代の非選択的セロトニン
作用薬物は様々な生理学的機能を通じて作用し、それらはいくつかの副作用を有
する傾向がある。ごく最近処方される薬物である選択的セロトニン(5-HT)再
取込み阻害薬(SSRI)は、主に、シナプスで放出される5-HTがシナプス前
セロトニン輸送担体を介してシナプス間隙から活発に除去されるのを阻害するこ
とにより作用する。
【0003】 本発明は、5-HTトランスポーターにおいて作用する能力を有する新規なク
ラスの分子に関する。かかる化合物は、それゆえ、うつ病および他のセロトニン
障害の治療に有用であるかもしれない。
【0004】 WO 95/20588に記載されているのは、一般式:
【0005】
【化3】
【0006】 [式中、RおよびRは各々独立して、水素もしくはC1−4アルキル、または
RおよびRは結合してアゼチジン環を形成する] で示される化合物である。これらの化合物は、5-HT受容体における活性を
有し、片頭痛、頭痛および血管障害に関連する頭痛の治療に有用であると報告さ
れている。
【0007】 (発明の開示) 本発明によれば、式(I):
【0008】
【化4】
【0009】 [式中、XはN-R、O、S(O); mは0〜2の整数; nは0〜4の整数; Arは炭素数6〜12のアリール基(R、RおよびRから独立して選択
される1〜3個の基で置換されていてもよい)または炭素数4〜10のヘテロア
リール基(R、RおよびRから独立して選択される1〜3個の基で置換さ
れていてもよい); RおよびRは独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の
有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、炭素数1〜6のアルコキシカ
ルボニル、炭素数1〜6のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素
数1〜4のアルキルアミノカルボニル; R、R、RおよびRは独立して、H、炭素数1〜4の直鎖アルキル、
炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、炭素数1〜4
のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロアルキル、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、
スルホニル、シアノ、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル、炭素
数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素数1〜4のアル
キルアミノカルボニル] で示される一群の化合物および全ての結晶形またはその医薬上許容される塩が提
供される。
【0010】 本発明の好ましい態様では、式(I)[式中、 XはOまたはN-R; nは0〜1の整数; Arは炭素数6〜10のアリール基(R、RおよびRから独立して選択
される1〜3個の基で置換されていてもよい)または炭素数5〜10のヘテロア
リール基(R、RおよびRから独立して選択される1〜3個の基で置換さ
れていてもよい); RおよびRは独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の
有枝鎖アルキルまたは炭素数3〜6のシクロアルキル; R、R、RおよびRは独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、
炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、ハロゲン、炭
素数1〜4のアルコキシ、炭素数1〜4のハロアルキル、ヒドロキシ、ニトロ、
ニトリル、アミノ、スルホニル、シアノ、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキ
シカルボニル、炭素数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または
炭素数1〜4のアルキルアミノカルボニル]で示される化合物および全ての結晶
形またはその医薬上許容される塩が提供される。
【0011】 本発明の別の好ましい化合物および全ての結晶形またはその医薬上許容される
塩の群では、 XがS(O); mが0〜2の整数; nが0〜1の整数; Arが炭素数6〜10のアリール基(R、RおよびRから独立して選択
される1〜3個の基で置換されていてもよい)または炭素数5〜10のヘテロア
リール基(R、RおよびRから独立して選択される1〜3個の基で置換さ
れていてもよい); RおよびRが独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の
有枝鎖アルキルまたは炭素数3〜6のシクロアルキル; R、R、RおよびRが独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、
炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、ハロゲン、炭
素数1〜4のアルコキシ、炭素数1〜4のハロアルキル、ヒドロキシ、ニトロ、
ニトリル、アミノ、スルホニル、シアノ、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキ
シカルボニル、炭素数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または
炭素数1〜4のアルキルアミノカルボニルである。
【0012】 これらの好ましい化合物の部分集合は、XがS(O);mが0〜2の整数;お
よびArがフェニル環(上で定義したR、RおよびRから独立して選択さ
れた1〜3個の基で置換されていてもよい)であるものを包含する。
【0013】 アリールは、ここで用いるように、6〜12員の単環または多環の芳香環基を
意味し、例えば、フェニル、ナフタレン、アントラセン、フェナントレン、イン
デンおよびインダセンが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の具体例
によっては、アリール基は、R、RおよびRから選択される1〜3個の基
で置換されていてもよい。
【0014】 ヘテロアリールは、ここで用いるように、窒素、酸素および硫黄から独立して
選択される1〜3個のヘテロ原子を有する5〜10員の単環または多環の芳香環
基を意味し、例えば、フラン、チオフェン、ピロール、イミダゾール、オキサゾ
ール、チアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、イソチアゾール、オキサジ
アゾール、トリアゾール、チアジアゾール、キノリジン、キノリン、イソキノリ
ン、シンノリン、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、ナフチリジン、プテ
リジン、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、ピラン、トリアジン、
インドール、イソインドール、インダゾール、インドリジンおよびイソベンゾフ
ランが挙げられるが、これらに限定されない。本発明の具体例によっては、ヘテ
ロアリール基は、R、RおよびRのものから選択される1〜3個の基で置
換されている。
【0015】 アルキルは、単独で用いるか、別の基の一部として用いるかによらず、1〜6
個の炭素原子を含有する直鎖および有枝鎖のアルキル基を包含する。例えば、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、i-ブチルおよびt-ブチルが
用語アルキルに包含される。ここでのアルキル含有基、例えば、アルキルカルボ
ニル基およびアルキルアミノカルボニル基では、表示した炭素原子の数は、アル
キル基それ自体に該当し、カルボニル炭素は含まない。本発明の具体例によって
は、アルキルは置換または無置換のアルキルを意味することがある。これらの化
合物における置換アルキル基は、例えば、全ハロゲン化された化合物の場合のよ
うに、完全に置換されていてもよい。これらの定義における他のアルキル基は、
ハロゲン、ヒドロキシ、CN、NOまたはNHから選択される1〜3個の置
換基で置換されていてもよい。炭素数は炭素骨格に適用され、アルコキシ置換基
などの置換基の炭素原子を包含しない。
【0016】 ハロゲンは、好ましくは、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードである。
【0017】 本発明の最も好ましい化合物の中には、 {1-[シス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-ア
ゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン; {1-[トランス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]
-アゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン; 3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘ
キシル}-1H-インドール-5-カルボニトリル; 3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シク
ロヘキシル}-1H-インドール-5-カルボニトリル; 2-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘ
キシル}-1H-インドール-5-カルボニトリル; 2-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シク
ロヘキシル}-1H-インドール-5-カルボニトリル; {1-[シス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-ア
ゼチジン-3-イル)-(3-フルオロ-フェニル)-アミン; {1-[シス-4-(1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-アゼチジン-3-
イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン; {1-[トランス-4-(1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-アゼチジン-
3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン; 2-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘ
キシル}-1H-インドール; 2-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シク
ロヘキシル}-1H-インドール; 5-フルオロ-3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イ
ル]-シクロヘキシル}-1H-インドール; 5-フルオロ-3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1
-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール; 5-フルオロ-3-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イ
ル]-シクロヘキシル}-1H-インドール; 5-フルオロ-3-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1
-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール; 3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘ
キシル}-1H-インドール; 3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シク
ロヘキシル}-1H-インドール; 6-フルオロ-3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イ
ル]-シクロヘキシル}-1H-インドール; 6-フルオロ-3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1
-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール; またはこれらの化合物の1つの医薬上許容される塩が存在する。
【0018】 式(I)で示される化合物の定義は、R、R、RまたはRが不斉炭素を含
有する場合、以下で考察する活性を有する全ての可能な立体異性体およびその混
合物を包含すると理解される。特に、それは必要とされる活性を有するラセミ体
および任意の光学異性体を包含する。光学異性体は標準的な分離技術により純粋
な形態で得ればよい。
【0019】 医薬上許容される塩は、乳酸、クエン酸、酢酸、酒石酸、コハク酸、マレイン
酸、マロン酸、シュウ酸、フマル酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、
メタンスルホン酸および同様に公知の許容される酸などの有機酸および無機酸か
ら誘導されるものである。R、R、RまたはRがカルボキシル基を含有す
る場合、アルカリ金属(Na、K、Li)またはアルカリ土類金属(CaまたはM
g)などの塩基を用いて、本発明の化合物の塩を形成してもよい。
【0020】 すでに説明したように、式(I)で示される化合物は、5-HT再取込みトラン
スポーターに対する親和性を有することが見出されている。それらは、それゆえ
、セロトニンの影響を受ける神経系の障害により影響を受ける疾患、例えば、う
つ病および不安、睡眠障害、性的機能不全、アルコールおよびコカイン嗜癖、認
識強化および関連する問題の治療の有用である。本発明は、従って、これらの疾
患の治療または予防の方法、それを必要とする哺乳動物(好ましくは、ヒト)に医
薬上有効量の本発明の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することから
なる方法を提供する。
【0021】 本発明は、本発明の1種またはそれ以上の化合物またはその医薬上許容される
塩を1種またはそれ以上の医薬上許容される担体または補形剤と組合せまたは会
合させてなる医薬組成物をも提供する。これら組成物は、好ましくは経口または
皮下投与に適合するようにされる。しかし、それらは他の投与様式に適合させて
もよい。
【0022】 本発明の組成物は、従来の補形剤、例えば、充填剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤
、香味剤などを用いて製剤すればよい。それらは、従来の方法、例えば、公知の
抗高血圧薬、利尿薬およびβ-遮断薬に用いられるのと同様の方法で製剤される
【0023】 適用可能な固形担体または補形剤は、香味剤、滑沢剤、可溶化剤、懸濁化剤、
充填剤、流動化剤、圧縮助剤、結合剤または錠剤崩壊剤としても作用しうる1種
もしくはそれ以上の物質またはカプセル化材料を包含することができる。散剤の
場合、担体は細かく粉砕された固形物であり、細かく粉砕された有効成分と混合
されている。錠剤の場合、有効成分は、必要な圧縮特性を有する担体と適当な割
合で混合され、所望の形状および寸法に圧縮成形される。散剤および錠剤は、好
ましくは99%までの有効成分を含有する。適当な固形担体としては、例えば、
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、砂糖、ラクトース、デ
キストリン、デンプン、ゼラチン、セルロース、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリジン、低融点ワックスおよびイ
オン交換樹脂が挙げられる。
【0024】 液状担体は、液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤およびエリキシル剤を調製する
のに用いればよい。本発明の有効成分は、医薬上許容される液状担体、例えば、
水、有機溶媒、両方の混合物、または医薬上許容される油脂に溶解または懸濁す
ることができる。液状担体は、他の適当な医薬用添加剤、例えば、可溶化剤、乳
化剤、緩衝剤、保存剤、甘味剤、香味剤、懸濁化剤、増粘剤、着色剤、粘度調節
剤、安定剤または浸透圧調節剤を含有することができる。経口および非経口投与
用の液状担体の適当な例としては、水(特に、上記のような添加剤、例えば、セ
ルロース誘導体、好ましくはカルボキシメチルセルロースナトリウム溶液を含有
する)、アルコール(例えば、一価アルコールおよび多価アルコール、例えば、グ
リコール)およびそれらの誘導体、ならびに油(例えば、分別ヤシ油および落花生
油)が挙げられる。非経口投与の場合、担体はオレイン酸エチルおよびミリスチ
ン酸イソプロピルなどの油状エステルとすることもできる。無菌の液状担体は、
非経口投与用の無菌液状組成物に用いられる。
【0025】 無菌の液剤または懸濁剤である液状の医薬組成物は、例えば、筋肉内、腹腔内
または皮下注射により利用することができる。また、無菌の液剤は静脈内に投与
することもできる。経口投与は液状または固形のいずれの組成物形態であっても
よい。
【0026】 好ましくは、上記医薬組成物は単位剤形、例えば、錠剤またはカプセル剤であ
る。かかる形態では、組成物は適当量の有効成分を含有する単位量に細分される
;単位剤形は包装された組成物、例えば、分包散剤、バイアル、アンプル、充填
済みシリンジまたは含液薬袋とすることができる。単位剤形は、例えば、カプセ
ル剤または錠剤それ自体とすることができるし、かかる組成物を適当数だけ包装
形態とすることもできる。
【0027】 投与の一貫性を得るために、本発明の組成物は医薬上有効な単位量の形態であ
ることが好ましい。適当な単位量の形態としては、錠剤、カプセル剤、および、
薬袋またはバイアル中の散剤が挙げられる。かかる単位量の形態は、本発明の化
合物を0.1〜100mg、好ましくは2〜50mg含有すればよい。さらに好
ましい単位剤形は、本発明の化合物を5〜25mg含有する。本発明の化合物は
、約0.01〜100mg/kgの投与量範囲で、好ましくは0.1〜10mg/k
gの投与量範囲で、経口的に投与することができる。かかる組成物は、1日あた
り1〜6回、より一般的には1日あたり1〜4回、投与すればよい。
【0028】 以下の具体的な実施例は、中間体および本発明の化合物の製造のための合成法
を例示するものであり、本開示の範囲を限定するものとして解釈すべきではない
。有機合成分野の当業者は、本発明の化合物を製造するさらに他の経路を知って
いるかもしれない。反応体および中間体は、市販品を利用するか、または標準的
な文献に記載の方法に従って製造することができる。
【0029】 本発明によれば、式(I)で示される化合物は、スキームIにより製造すればよ
い。
【0030】
【化5】
【0031】 かくして、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J. Org. Chem.),
1996年,61,3849に、アブデル-マジッド(Abdel-Magid)、カールソン(Carson)、ハ
リス(Harris)、マリヤノフ(Maryanoff)およびシャー(Shah)により記載された方
法に従って、式(2)で示される化合物を、ジクロロエタンなどの溶媒中、トリア
セトキシホウ水素化ナトリウムなどの還元剤、および酢酸の存在下、23℃で、
式(3)で示される化合物と反応させて、式(I)で示される化合物を得る。
【0032】 本発明によれば、式(3)で示される化合物は、スキームIIにより製造すればよ
い。
【0033】
【化6】
【0034】 かくして、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J. Med. Chem.),
1997年,40,250に、ウストロウ(Wustrow)らにより記載されているように、式(4)
で示される化合物を、メタノール中、65℃で、1,4-シクロヘキサンジオンモ
ノエチレンケタール、水酸化カリウムと反応させて、式(5)で示される化合物を
得る。式(6)で示される化合物への水素化は、適当な溶媒(例えば、アルコール
であるが、エタノールに限定されない)中、Hおよび5%Pd/Cで処理するこ
とにより実現することができる。式(3)で示される化合物への加水分解は、TH
Fおよび水の1:1混合物中、1N HClを用いて実施することができる。
【0035】 本発明によれば、式(2)で示される化合物は、スキームIIIにより製造すれば
よい。
【0036】
【化7】
【0037】 かくして、式(7)で示される化合物は、ジクロロメタンなどの溶媒中、N-ベ
ンズヒドリル-3-ヒドロキシアゼチジンをメタンスルホニルクロリドおよびトリ
エチルアミンと反応させることにより製造される。化合物(7)は、アセトニトリ
ルなどの溶媒中、炭酸カリウムなどの塩基の存在下、式(9)で示される化合物と
反応させて、式(8)で示される化合物を得る。メタノールなどのアルコール溶媒
中、ギ酸アンモニウムでアゼチジン窒素を脱保護化して、式(2)で示される化合
物を得る。
【0038】 式(2)[式中、XはNR]で示される化合物は、スキームIVに従って製造され
る。式(9)[式中、Rは水素]で示される化合物を式(9)[式中、Rはアルキル
]で示される化合物に変換するには、標準的なN-アルキル化法を用いればよい
【0039】
【化8】
【0040】 上記の反応スキームはR基だけで置換された中間体を示すが、これらの化合
物には、必要に応じて、RおよびRが存在していてもよいことは理解される
【0041】 さらに、本発明は活性な治療物質として用いるための本発明の化合物を提供す
る。式(I)で示される化合物は、特に、セロトニンの障害により影響を受ける疾
患の治療に有用である。
【0042】 さらに、本発明は哺乳動物(ヒトを含む)のうつ病および不安を治療する方法を
提供する。かかる方法は、罹患した哺乳動物に、有効量の本発明の化合物または
医薬組成物を投与することからなる。
【0043】 以下の実施例は本発明を限定するよりむしろ例示するために与えられる。
【0044】 (実施例) 本発明の化合物の5-HTトランスポーター親和性は、以下のように、代表的
な化合物を用いて、標準的な医薬上許容された試験法に従って確立された。
【0045】 ラット脳H-パロキセチン結合アッセイ(RB 5-HTトランスポーター): 以下のアッセイは、化合物の5-HTトランスポーター親和性を測定するのに
用いた。 チーサム(Cheetham)ら(ニューロファマコロジー,1993年,32,737)により用いら
れたものと同様のプロトコルを用いた。簡単には、雄S.D.ラットから調製した
前皮質膜をH-パロキセチン(0.1nM)と25℃で60分間インキュベートし
た。全ての試験管は、賦形剤、試験化合物(1〜8種類の濃度)、または特異的な
結合を規定する飽和濃度のフルオキセチン(10μM)を含有していた。全ての反
応を氷冷トリス緩衝液の添加により停止させた後、トム・テック(Tom Tech)の濾
過装置を用いて、急速に濾過して、遊離のH-パロキセチンから結合物を分離
する。結合物の放射活性は、ウォラック(Wallac)の1205ベータ・プレート(B
eta Plate;登録商標)カウンターを用いて定量化した。非線形回帰分析を用いて
、IC50値を求め、チェン(Cheng)およびプルソフ(Prusoff)の方法(バイオケ
ミカル・ファーマコロジー(Biochem. Pharmacol.),1973年,22,3099)を用いて、
これをK値に変換した。 IC50=―――――――――――――― 放射リガンド濃度/(1+KD)
【0046】 ヒト5-HTトランスポーター(HC 5-HTトランスポーター)を有する細胞
によるH-5-HT取込みの阻害 低い内生レベルの5-HTトランスポーターを有するヒト癌腫細胞系(ジャー(J
ar)細胞)を96ウェルプレートに播種し、アッセイの少なくとも18時間前にス
タウロスポリンで処理する。[スタウロスポリンは5-HTトランスポーターの
発現を非常に増加させる。]アッセイの当日、賦形剤、過剰のフルオキセチン、
または試験化合物をプレート上の様々なウェルに加える。次いで、全てのウェル
H-5-HTを加え、37℃で5分間インキュベートする。次いで、ウェルを
氷冷50mMトリス-HCl(pH7.4)緩衝液で洗浄し、吸引して、遊離の
-5-HTを除去する。次いで、25μlの0.25M NaOHを各ウェルに加え
て、細胞を溶解し、75μlのシンチレーションカクテル(マイクロシント(Micr
oscintTM)20)を加えた後、パッカード(Packard)のトップカウント(Top Coun
t)装置で定量化する。賦形剤を有する試験管は全ての可能な取込みを表し、非特
異的な結合/取込みを表すフルオキセチンを有する試験管中でカウントされた放
射活性は全ての可能な取込みから差し引いて、全ての可能な特異的な取込みを得
る。次いで、この非特異的な結合(通常は数が少ない)を、様々な試験化合物(ま
たは異なる濃度の試験薬物)を有するウェルで得られたカウントから差し引いて
、薬物存在下における特異的な取込みを得る。次いで、特異的な取込みを対照値
の%として表し、非線形回帰分析(プリズム(Prizm))を用いて分析して、IC
値を求める。化合物が5-HT取込みを阻害するのに活性であれば、そのカウ
ントはフルオキセチンで得られたものに近い。
【0047】 これらの2つのアッセイの結果を以下の表Iに示す。
【0048】
【表1】
【0049】 実施例1a {1-[シス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-ア
ゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン
【0050】
【化9】
【0051】 工程1 4-(5-フルオロ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサ-3-エン-エチレンケタ
ール 5-フルオロインドール(4.96、0.036モル)、1,4-シクロヘキサンジ
オンモノエチレンケタール(7.17g、0.046モル)および水酸化カリウム(6
g、0.043モル)を70mLのメタノール中で6時間加熱還流した。反応物を
冷却し、生成物を濾過により単離し、水で洗浄して、8.59g(86%)の生成
物を白色の固形物として得た。融点153〜155℃。
【0052】 工程2 4-(5-フルオロ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサノンエチレンケタール エタノール(200mL)中における4-(5-フルオロ-1H-3-インドリル)-シ
クロヘキサ-3-エン-エチレンケタール(8.5g)および10%パラジウム/炭素(
2.72g)の混合物を5時間水素化した。触媒を濾別し、溶媒を真空下で除去し
た。クロマトグラフィー(メタノール-塩化メチレン)により、7.55g(82%)
の生成物を白色の固形物として得た。融点183〜185℃。
【0053】 工程3 4-(5-フルオロ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサノン 2Lの1:1テトラヒドロフラン-塩酸(1N)中における4-(5-フルオロ-1
H-3-インドリル)-シクロヘキサノンエチレンケタール(2.8g、10ミリモル
)の溶液を室温で16時間攪拌した。溶媒を真空下でエバポレートした。粗生成
物を酢酸エチルに溶解し、1N水酸化ナトリウム(3×150mL)で洗浄した。
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。クロマトグラフィー(40
%酢酸エチル/ヘキサン)により、2.1g(91%)の生成物を黄色の固形物とし
て得た。融点112〜114℃。
【0054】 工程4 1-(ジフェニルメチル)-3-メタンスルホニルアゼチジン 200mLのCHCl中における34g(0.142モル)の1-(ジフェニ
ルメチル)-3-ヒドロキシアゼチジンの冷たい溶液に、30mL(212モル)の
トリエチルアミンを加えた。この冷たい混合物に、50mLのCHCl中に
おおける19.5g(0.171モル)のメタンスルホニルクロリドの溶液を滴下し
た。反応物を室温で2時間攪拌した。水を加え、塩化メチレンを真空下で除去し
た。生成物をエーテルで抽出し、合わせた抽出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥さ
せ、濾過して、36gの生成物を得た。H NMR(300MHz,CDCl)
δ2.98(s,3H),3.21(m,2H),3.66(m,2H),4.39(s,3H)
,5.10(m,1H),7.22(m,2H),7.27(m,4H),7.38(m,4H)
【0055】 工程5 (1-ベンズヒドリル-アゼチジン-3-イル)-(2-メトキシ-フェニル)-アミン 20mLのDMF中における4.1g(0.033モル)のo-アニシジンの溶液
に、4.6g(0.033モル)のKCOを加えた後、9.5g(0.030モル)
の1-(ジフェニルメチル)-3-メタンスルホニルアゼチジンを加えた。反応物を
80℃に5時間加熱した。水を加え、生成物をエーテルで抽出した。有機層を乾
燥させ、溶媒を真空下で除去した。残渣をシリカゲルで濾過し、100%塩化メ
チレンから開始した後、25%塩化メチレン/ヘキサンにより、1.5gの所望生
成物を得た。融点75〜77℃。H NMR(300MHz,CDCl)δ2.
89(dd,2H),3.70(dd,2H),3.84(s,3H),4.13(m,1H)
,4.40(m,1H),4.38(s,1H),6.42(dd,1H),6.69(dd,
1H),6.79(m,2H),7.20(m,2H),7.26(m,4H),7.42(m,
4H);MS(ES)m/z(相対強度):345(M+H)。 元素分析の結果(C2324Oとして): 計算値:C,80.20;H,7.02;N,8.13 実測値:C,80.53;H,7.17;N,8.13。
【0056】 工程6 アゼチジン-3-イル-(2-メトキシ-フェニル-アミン) 30mLのメタノール中における2.0gの(1-ベンズヒドリル-アゼチジン-
3-イル)-(2-メトキシフェニル)-アミンの溶液をメタノール中における10%
Pd/Cの懸濁液に加えた。4.0gのギ酸アンモニウムを少しずつ加え、反応物
を2時間加熱還流した。この混合物を冷却し、セライトで濾過し、濾液をエバポ
レートした。残渣をCHClと共に摩砕し、濾過した。濾液をエバポレート
して、0.840gの所望生成物を得た。
【0057】 工程7 {1-[シス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-ア
ゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン 10mLのCHCl中における0.170gの(1-ベンズヒドリル-アゼチ
ジン-3-イル)-(2-メトキシ-フェニル)-アミンの溶液に、4-(5-フルオロ-1
H-3-インドリル)-シクロヘキサノンを加えた後、0.420gのトリアセトキ
シホウ水素化ナトリウムを加えた。反応物を室温で一晩攪拌した。それを1N
NaOHでクエンチし、生成物をエーテルで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥させた。生成物を150mLのシリカゲルで濾過し、50
%酢酸エチル/ヘキサン、75%酢酸エチル/ヘキサン、最後に100%酢酸エチ
ルを用いて、0.150gの所望生成物を得た。融点158〜160℃。H N
MR(300MHz,CDCl)δ1.50-1.94(m,8H),2.28(m,1H
),2.84-2.90(m,2H),3.80-3.85(m,5H),4.08-4.14(
m,1H),4.38(m,1H),6.51-6.68(dd,1H),6.69-6.91(
m,4H),7.07(d,1H),7.24-7.28(m,2H),8.02(s,1H);
MS(ES)m/z(相対強度):394(M+H)。
【0058】 実施例1b {1-[トランス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]
-アゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン
【0059】
【化10】
【0060】 実施例1aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時にオフホワイト色
の固形物(0.045g)として単離された。融点73〜76℃;MS(ES)m/z
(相対強度):394(M+H)。
【0061】 実施例2a 3-(シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘ
キシル)-1H-インドール-5-カルボニトリル
【0062】
【化11】
【0063】 工程1 4-(5-シアノ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサ-3-エン-エチレンケター
ル 表題化合物は、5-フルオロインドールに代えて5-シアノインドールを用いた
こと以外は、実施例1aの工程1の方法に従って調製した。収率:50%;融点
158〜160℃。
【0064】 工程2 4-(5-シアノ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサノンエチレンケタール 表題化合物は、4-(5-シアノ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサ-3-エン-
エチレンケタールを用いて、実施例1aの工程2の方法に従って調製した。収率
:95%;融点153〜155℃。
【0065】 工程3 3-(4-オキソ-シクロヘキシル)-1H-インドール-5-カルボニトリル 表題化合物は、4-(5-シアノ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサノンエチレ
ンケタールを用いたこと以外は、実施例1の工程3の方法に従って調製した。収
率:81%;融点162〜164℃。
【0066】 工程4 1-ベンズヒドリル-3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン 250mLのアセトニトリル中における3.9g(0.035モル)の3-フルオ
ロフェノールの溶液に、6.3g(0.045モル)のKCOを加えた後、実施
例1aの工程4の方法に従って調製した12.25g(0.039モル)の1-(ジフ
ェニルメチル)-3-メタンスルホニルアゼチジンを加えた。反応混合物を75で
18時間加熱した。溶媒を真空下で除去し、残渣をエーテルおよび水の混合物中
に入れた。水層をエーテルで抽出し、合わせた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥
させ、溶媒を真空下で除去した。生成物を500mLのシリカゲルで濾過し、5
0%CHCl/ヘキサン、次いで15%酢酸エチル/ヘキサンで溶出して、3
.4gの表題化合物を得た。融点81〜82℃。H NMR(300MHz,CD
Cl)δ3.17(dd,2H),3.72(dd,2H),4.46(s,1H),4.7
7(m,1H),6.48(dd,1H),6.53(dd,1H),6.63(m,1H),
7.72(m,3H),7.29(m,4H),7.31(dd,4H);MS(ES)m/z(
相対強度):334(M+H)。
【0067】 工程6 3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン 10mLのTHF中における2.50gの1-ベンズヒドリル-3-(3-フルオロ
-フェノキシ)-アゼチジンの溶液をメタノール中における10%Pd/Cの懸濁液
に加えた。ギ酸アンモニウム(4.6g)を少しずつ加え、反応物を3時間加熱還
流した。この混合物を冷却し、セライトで濾過し、濾液を濃縮した。残渣をCH Clと共に摩砕し、濾過した。濾液を濃縮して、0.840gの所望生成物
を得た。
【0068】 3-(シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘ
キシル)-1H-インドール-5-カルボニトリル 10mLのCHCl中における0.170gの3-(3-フルオロ-フェノキ
シ)-アゼチジンの溶液に、0.180gの3-(4-オキソ-シクロヘキシル)-1H-
インドール-5-カルボニトリルを加えた後、0.420gのトリアセトキシホウ
水素化ナトリウムを加えた。反応物を室温で一晩攪拌した。それを1N NaO
Hでクエンチし、生成物をエーテルで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナト
リウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。生成物を150mLのシリカゲルで濾過
し、50%酢酸エチル/ヘキサン、75%酢酸エチル/ヘキサン、最後に100%
酢酸エチルを用いて、0.095gの所望生成物を得た。融点187〜190℃
H NMR(300MHz,CDCl)δ1.51-1.65(m,2H),1.6
9-1.75(m,4H),1.77-1.90(m,2H),2.45(m,1H),2.90
(m,1H),3.03(dd,2H),3.81(dd,2H),4.77(m,1H),6.
53-6.59(m,2H),6.66(m,1H),7.13-7.22(m,2H),7.3
9(dd,2H),8.00(s,1H),8.28(s,1H);MS(ES)m/z(相対
強度):390(M+H)。 元素分析の結果(C2424FNOとして): 計算値:C,74.01;H,6.21;N,10.79 実測値:C,73.95;H,6.24;N,10.45。
【0069】 実施例2b 3-(トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シク
ロヘキシル)-1H-インドール-5-カルボニトリル
【0070】
【化12】
【0071】 実施例2aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時に白色の固形物(
0.037g)として単離された。融点186〜192℃。H NMR(300M
Hz,CDCl)δ1.98-1.33(m,2H),1.45-1.49(m,2H),1
.95-1.99(m,2H),2.14-2.23(m,3H),2.73-2.83(m,1
H),3.17(dd,2H),3.89(dd,2H),4.78(m,1H),6.48-
6.70(m,3H),7.06(d,1H),7.18-7.24(m,2H),7.40(d
d,2H),8.00(s,1H),8.23(s,1H);MS(ES)m/z(相対強度)
:390(M+H)。
【0072】 実施例3a 2-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘ
キシル}-1H-インドール-5-カルボニトリル
【0073】
【化13】
【0074】 表題化合物は、工程5のm-メトキシ-フェノールおよび工程7の3-(4-オキ
ソ-シクロヘキシル)-1H-インドール-5-カルボニトリルを用いて、実施例2a
の方法に従って調製した。融点126〜127℃。MS(ES)m/z(相対強度)
:402(M+H)。
【0075】 実施例3b 2-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シク
ロヘキシル}-1H-インドール-5-カルボニトリル
【0076】
【化14】
【0077】 実施例3aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時に白色の固形物(
0.055g)として単離した。融点58〜62℃。MS(ES)m/z(相対強度)
:402(M+H)。
【0078】 実施例4 {1-[シス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-ア
ゼチジン-3-イル}-(3-フルオロ-フェニル)-アミン
【0079】
【化15】
【0080】 表題化合物は、m-フルオロアニリンを用いて、実施例1aの工程5の方法に
従って調製した。融点67〜70℃。MS(ES)m/z(相対強度):382(M +H)。
【0081】 実施例5a {1-[シス-4-(1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-アゼチジン-3-
イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン
【0082】
【化16】
【0083】 表題化合物は、工程7の3-(4-オキソ-シクロヘキシル)-1H-インドールを
用いて、実施例1aの方法に従って調製した。融点67〜70℃。MS(ES)m
/z(相対強度):382(M+H)。
【0084】 実施例5b {1-[トランス-4-(1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシル]-アゼチジン-
3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミン
【0085】
【化17】
【0086】 実施例5aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時にオフホワイト色
の固形物(0.045g)として単離した。融点73〜76℃。MS(ES)m/z(
相対強度):394(M+H)。
【0087】 実施例6a 2-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘ
キシル}-1H-インドール
【0088】
【化18】
【0089】 表題化合物は、工程5のm-メトキシ-フェノールおよび工程7の3-(4-オキ
ソ-シクロヘキシル)-1H-インドールを用いて、実施例2aの方法に従って調製
した。融点126〜127℃。MS(ES)m/z(相対強度):383(M+H)
。 元素分析の結果(C2324として): 計算値:C,72.23;H,6.33;N,7.32 実測値:C,72.43;H,5.88;N,7.07。
【0090】 実施例6b 2-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シク
ロヘキシル}-1H-インドール
【0091】
【化19】
【0092】 実施例6aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時にオフホワイト色
の固形物として単離された。融点52〜57℃。MS(ES)m/z(相対強度):
383(M+H)。
【0093】 実施例7a 5-フルオロ-3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イ
ル]-シクロヘキシル}-1H-インドール
【0094】
【化20】
【0095】 表題化合物は、4-(5-フルオロ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサノンを用
いて、実施例2aの工程7の方法に従って調製した。融点119〜125℃。M
S(ES)m/z(相対強度):383(M+H)。
【0096】 実施例7b 5-フルオロ-3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1
-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール
【0097】
【化21】
【0098】 実施例7aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時にオフホワイト色
の固形物として単離された。融点52〜57℃。MS(ES)m/z(相対強度):
395(M+H)。
【0099】 実施例8a 5-フルオロ-3-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イ
ル]-シクロヘキシル}-1H-インドール
【0100】
【化22】
【0101】 表題化合物は、工程5のm-メトキシ-フェノールおよび工程7の4-(5-フル
オロ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサノンを用いて、実施例2aの方法に従
って調製した。融点125〜127℃。MS(ES)m/z(相対強度):395(M +H)。
【0102】 実施例8b 5-フルオロ-3-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1
−イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール
【0103】
【化23】
【0104】 実施例8aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時に白色の固形物(
0.055g)として単離された。融点59〜63℃。MS(ES)m/z(相対強度
):395(M+H)。 元素分析の結果(C2427FNとして): 計算値:C,73.07;H,6.90;N,7.10 実測値:C,72.98;H,7.32;N,6.51。
【0105】 実施例9a 3-{4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘキシル
}-1H-インドール
【0106】
【化24】
【0107】 表題化合物は、工程7の3-(4-オキソ-シクロヘキシル)-1H-インドールを
用いて、実施例2aの方法に従って調製した。融点114〜117℃。MS(E
S)m/z(相対強度):365(M+H)。
【0108】 実施例9b 3-{4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘキシル
}-1H-インドール
【0109】
【化25】
【0110】 実施例9aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時に白色の固形物(
0.055g)として単離された。融点146〜148℃。MS(ES)m/z(相対
強度):365(M+H)。
【0111】 実施例10a 6-フルオロ-3-{4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アセチジン-1-イル]-シ
クロヘキシル}-1H-インドール
【0112】
【化26】
【0113】 表題化合物は、工程7の4-(5-フルオロ-1H-3-インドリル)-シクロヘキサ
ノンを用いて、実施例2aの方法に従って調製した。融点117〜123℃。M
S(ES)m/z(相対強度):383(M+H)。 元素分析の結果(C2324NOとして): 計算値:C,72.23;H,6.33;N,7.32 実測値:C,72.19;H,6.49;N,7.13。
【0114】 実施例10b 6-フルオロ-3-{4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アセチジン-1-イル]-シ
クロヘキシル}-1H-インドール
【0115】
【化27】
【0116】 実施例10aの化合物のトランス異性体は、シス異性体と同時に白色の固形物
として単離された。融点111〜114℃。MS(ES)m/z(相対強度):38
3(M+H)。
【0117】 実施例11 N-メチルo-アニシジン
【0118】
【化28】
【0119】 50mLのギ酸エチル中における12.3gのo-アニシジンの溶液を6時間加
熱還流した。過剰のギ酸エチルを真空下で除去した。残渣をエーテルで洗浄して
、10.0gのN-ホルミルo-アニジシンを得た。 50mLのTHF中における9.0gのN-ホルミルo-アニシジンの冷たい溶
液に、THF中におけるLAHの1M溶液66mLを0℃で滴下した。添加を完
了した後、反応混合物を0℃で1時間攪拌した。次いで、反応物を酢酸エチルで
クエンチした後、NHClの飽和溶液でクエンチした。この混合物をエーテル
で抽出し、合わせた抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を除去して、6
.0gの生成物を得た。H NMR(300MHz,CDCl)δ2.85(s,3
H),3.83(s,3H),4.16(s,1H),6.61(dd,1H),6.69(m,
1H),6.75(dd,1H),6.87(m,1H)。
【0120】 実施例12 (1-ベンズヒドリル-アゼチジン-3-イル)-(2-メトキシ-フェニル)-メチル-
アミン
【0121】
【化29】
【0122】 15mLのアセトニトリル中における0.65gのN-メチルo-アニシジンの
溶液に、0.280gのKCOを加えた後、0.650gの1-(ジフェニルメ
チル)-3-メタンスルホニルアゼチジンを加えた。反応混合物を80℃で1時間
、次いで50℃で一晩加熱した。水を加え、この混合物をエーテルで抽出した。
有機層を乾燥させ、溶媒を真空下で除去した。生成物を100mLのシリカゲル
で濾過し、15%酢酸エチル/ヘキサン、次いで25%酢酸エチル/ヘキサンで溶
出して、0.200gの所望生成物を得た。融点91〜95℃。MS(ES)m/z
(相対強度):356(M+H)。 元素分析の結果(C2426Oとして): 計算値:C,80.41;H,7.31;N,7.81 実測値:C,80.57;H,7.39;N,7.69。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 リチャード・エリック・ミューショー アメリカ合衆国19406ペンシルベニア州キ ング・オブ・プルシア、ウエスト・デカル ブ・パイク251番、アパートメント・ビー −509 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB05 CC06 DD02 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC13 GA07 MA01 MA04 NA14 ZA12 ZA18

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、XはN-R、O、S(O); mは0〜2の整数; nは0〜4の整数; Arは炭素数6〜12のアリール基(R、RおよびRから独立して選択
    される1〜3個の基で置換されていてもよい)または炭素数4〜10のヘテロア
    リール基(R、RおよびRから独立して選択される1〜3個の基で置換さ
    れていてもよい); RおよびRは独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の
    有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、炭素数1〜6のアルコキシカ
    ルボニル、炭素数1〜6のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素
    数1〜4のアルキルアミノカルボニル; R、R、RおよびRは独立して、H、炭素数1〜4の直鎖アルキル、
    炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、炭素数1〜4
    のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロアルキル、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、
    スルホニル、シアノ、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル、炭素
    数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素数1〜4のアル
    キルアミノカルボニル] で示される化合物および全ての結晶形またはその医薬上許容される塩。
  2. 【請求項2】 XがOまたはN-R; nが0〜1の整数; Arが炭素数6〜10のアリール基(R、RおよびRから独立して選択
    される1〜3個の基で置換されていてもよい)または炭素数5〜10のヘテロア
    リール基(R、RおよびRから独立して選択される1〜3個の基で置換さ
    れていてもよい); RおよびRが独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の
    有枝鎖アルキルまたは炭素数3〜6のシクロアルキル; R、R、RおよびRが独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、
    炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、ハロゲン、炭
    素数1〜4のアルコキシ、炭素数1〜4のハロアルキル、ヒドロキシ、ニトロ、
    ニトリル、アミノ、スルホニル、シアノ、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキ
    シカルボニル、炭素数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または
    炭素数1〜4のアルキルアミノカルボニルである、 請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  3. 【請求項3】 XがS(O); mが0〜2の整数; nが0〜1の整数; Arが炭素数6〜10のアリール基(R、RおよびRから独立して選択
    される1〜3個の基で置換されていてもよい)または炭素数5〜10のヘテロア
    リール基(R、RおよびRから独立して選択される1〜3個の基で置換さ
    れていてもよい); RおよびRが独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の
    有枝鎖アルキルまたは炭素数3〜6のシクロアルキル; R、R、RおよびRが独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、
    炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、ハロゲン、炭
    素数1〜4のアルコキシ、炭素数1〜4のハロアルキル、ヒドロキシ、ニトロ、
    ニトリル、アミノ、スルホニル、シアノ、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキ
    シカルボニル、炭素数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または
    炭素数1〜4のアルキルアミノカルボニルである、 請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  4. 【請求項4】 {1-[シス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-シ
    クロヘキシル]-アゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミンである請
    求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  5. 【請求項5】 {1-[トランス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)
    -シクロヘキシル]-アゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミンである
    請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  6. 【請求項6】 3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-1
    -イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール-5-カルボニトリルである請求項1記
    載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  7. 【請求項7】 3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジ
    ン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール-5-カルボニトリルである請求
    項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  8. 【請求項8】 2-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-1
    -イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール-5-カルボニトリルである請求項1記
    載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  9. 【請求項9】 2-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジ
    ン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドール-5-カルボニトリルである請求
    項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  10. 【請求項10】 {1-[シス-4-(5-フルオロ-1H-インドール-3-イル)-
    シクロヘキシル]-アゼチジン-3-イル)-(3-フルオロ-フェニル)-アミンである
    請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  11. 【請求項11】 {1-[シス-4-(1H-インドール-3-イル)-シクロヘキシ
    ル]-アゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミンである請求項1記載
    の化合物またはその医薬上許容される塩。
  12. 【請求項12】 {1-[トランス-4-(1H-インドール-3-イル)-シクロヘ
    キシル]-アゼチジン-3-イル}-(2-メトキシ-フェニル)-アミンである請求項1
    記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  13. 【請求項13】 2-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチジン-
    1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1記載の化合物または
    その医薬上許容される塩。
  14. 【請求項14】 2-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)-アゼチ
    ジン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1記載の化合物
    またはその医薬上許容される塩。
  15. 【請求項15】 5-フルオロ-3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)
    -アゼチジン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1記載の
    化合物またはその医薬上許容される塩。
  16. 【請求項16】 5-フルオロ-3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノ
    キシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1
    記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  17. 【請求項17】 5-フルオロ-3-{シス-4-[3-(3-メトキシ-フェノキシ)
    -アゼチジン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1記載の
    化合物またはその医薬上許容される塩。
  18. 【請求項18】 5-フルオロ-3-{トランス-4-[3-(3-メトキシ-フェノ
    キシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1
    記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  19. 【請求項19】 3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチジン-
    1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1記載の化合物または
    その医薬上許容される塩。
  20. 【請求項20】 3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)-アゼチ
    ジン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1記載の化合物
    またはその医薬上許容される塩。
  21. 【請求項21】 6-フルオロ-3-{シス-4-[3-(3-フルオロ-フェノキシ)
    -アゼチジン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1記載の
    化合物またはその医薬上許容される塩。
  22. 【請求項22】 6-フルオロ-3-{トランス-4-[3-(3-フルオロ-フェノ
    キシ)-アゼチジン-1-イル]-シクロヘキシル}-1H-インドールである請求項1
    記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  23. 【請求項23】 式: 【化2】 [式中、XはN-R、O、S(O); mは0〜2の整数; nは0〜4の整数; RおよびRは独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の
    有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、炭素数1〜6のアルコキシカ
    ルボニル、炭素数1〜6のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素
    数1〜4のアルキルアミノカルボニル; R、R、RおよびRは独立して、H、炭素数1〜4の直鎖アルキル、
    炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、炭素数1〜4
    のアルコキシ基、炭素数1〜4のハロアルキル、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ、
    スルホニル、シアノ、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキシカルボニル、炭素
    数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素数1〜4のアル
    キルアミノカルボニル] で示される化合物および全ての結晶形またはその医薬上許容される塩。
  24. 【請求項24】 XがN-RまたはO; nが0〜4の整数; RおよびRが独立して、H、炭素数1〜6の直鎖アルキル、炭素数3〜6の
    有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、炭素数1〜6のアルコキシカ
    ルボニル、炭素数1〜6のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素
    数1〜4のアルキルアミノカルボニル; R、R、RおよびRが独立して、H、炭素数1〜4の直鎖アルキル、
    炭素数3〜6の有枝鎖アルキル、炭素数3〜6のシクロアルキル、ハロゲン、炭
    素数1〜4のアルコキシ、炭素数1〜4のハロアルキル、ヒドロキシ、ニトロ、
    アミノ、スルホニル、シアノ、カルボキシ、炭素数1〜4のアルコキシカルボニ
    ル、炭素数1〜4のアルキルカルボニル、アミノカルボニル、または炭素数1〜
    4のアルキルアミノカルボニルである、 請求項22記載の化合物および全ての結晶形またはその医薬上許容される塩。
  25. 【請求項25】 XがN-R; RがH、炭素数1〜4の直鎖アルキルまたは炭素数3〜6の有枝鎖アルキル; R、R、R、RおよびRが請求項23と同意義である、 請求項23記載の化合物および全ての結晶形またはその医薬上許容される塩。
  26. 【請求項26】 哺乳動物の不安を治療する方法であって、それを必要とす
    る哺乳動物に、医薬上有効量の請求項1記載の化合物またはその医薬上許容され
    る塩を投与することからなる方法。
  27. 【請求項27】 哺乳動物のうつ病を治療する方法であって、それを必要と
    する哺乳動物に、医薬上有効量の請求項1記載の化合物またはその医薬上許容さ
    れる塩を投与することからなる方法。
  28. 【請求項28】 有効量の請求項1記載の化合物またはその医薬上許容され
    る塩と、医薬上許容される担体または補形剤とを含有する医薬組成物。
  29. 【請求項29】 不安またはうつ病を治療するのに用いるための請求項1〜
    24のいずれか1項記載の化合物。
  30. 【請求項30】 不安またはうつ病の治療用の医薬品の製造のための請求項
    1〜24のいずれか1項記載の化合物の使用。
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