JP2002501920A - セロトニン−1a受容体作動薬としてのオキサゾール誘導体 - Google Patents

セロトニン−1a受容体作動薬としてのオキサゾール誘導体

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JP2002501920A JP2000529332A JP2000529332A JP2002501920A JP 2002501920 A JP2002501920 A JP 2002501920A JP 2000529332 A JP2000529332 A JP 2000529332A JP 2000529332 A JP2000529332 A JP 2000529332A JP 2002501920 A JP2002501920 A JP 2002501920A
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cycloalkyl
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マイケル・ジェラード・ケリー
リン・パディラ・グリーンブラット
フランシス・クリスティ・ネルソン
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アメリカン・ホーム・プロダクツ・コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、精神病(例えば、精神分裂病)、不安、うつ病、ならびに関連CNS障害および他の状態の治療(例えば、アルコールや薬物の禁断症状、性的機能不全、およびアルツハイマー病や他の痴呆症に関連する記憶欠損の治療)に有用な式(1) 【化1】 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6のアルコキシ、ベンジルオキシ、トリフルオロメチル、クロロ、ブロモまたはフルオロ;破線は所望により結合を表す;XはNR4または原子が存在しない;R2は炭素数1〜6のアルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、シクロアルキルアルキル(ここで、シクロアルキル部分は炭素数3〜8、アルキル部分は炭素数1〜6)、炭素数5〜12のアリールまたは炭素数6〜12のアリールアルキル;R3は炭素数5〜12のアリール、炭素数6〜12のアリールアルキルまたは環原子数5〜12のヘテロアリール;R4は水素または炭素数1〜6のアルキル]で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、5-ヒドロキシトリプタミン-1A(5-HT1A)受容体サブタイプ に関連するか、あるいは影響を受ける状態の治療に有用なオキサゾール誘導体を
提供する。これらの化合物は、特に精神病(例えば、精神分裂病)、不安、うつ病
、ならびに関連CNS障害および他の状態の治療(例えば、アルコールや薬物の 禁断症状、性的機能不全、およびアルツハイマー病に関連する記憶欠損の治療) に有用である。
【0002】 (発明の開示) 本発明によれば、精神病(例えば、精神分裂病)、不安、うつ病、ならびに関連
CNS障害および他の状態の治療(例えば、アルコールや薬物の禁断症状、性的 機能不全、およびアルツハイマー病や他の痴呆症に関連する記憶欠損の治療)に 有用な、構造
【0003】
【化9】
【0004】 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6アルコキシ、ベン ジルオキシ、トリフルオロメチル、クロロ、ブロモまたはフルオロ; 破線は所望により結合を表す; XはNR4または原子が存在しない; R2は炭素数1〜6のアルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、シクロアル キルアルキル(ここで、シクロアルキル部分は炭素数3〜8、アルキル部分は炭 素数1〜6)、炭素数5〜12のアリールまたは炭素数6〜12のアリールアル キル; R3は炭素数5〜12のアリール、炭素数6〜12のアリールアルキルまたは 環原子数5〜12のヘテロアリール; R4は水素または炭素数1〜6のアルキル] を有する式(1)で示される化合物またはその医薬上許容される塩が存在する。
【0005】 「アルキル」という用語は、直鎖および有枝鎖のアルキル部分のいずれをも包
含する。アリールアルキルのアリール、ヘテロアリールまたはアリール部分は、
所望により置換されていてもよい。芳香環上の2つの置換基は、共に結合して、
別の環系を形成していてもよい。かかる二環系の例は、所望により置換されてい
てもよい、式
【0006】
【化10】
【0007】 で示される基(すなわち、エチレンジオキシで置換されたフェニル)である。
【0008】 アリールアルキル置換基のアリールまたはアリール部分は炭素数6〜10であ
ることが好ましく、最も好ましくはフェニルまたは1,4-ベンゾジオキサン-5-
イル基である。アリールまたはアリール部分は、所望により、炭素数1〜6のア
ルキル、炭素数1〜6のアルコキシ、トリフルオロメチル、クロロ、フルオロ、
ブロモ、炭素数2〜7のアルコキシカルボニル、炭素数1〜6のアルキルアミノ
、およびジアルキルアミノ(ここで、アルキル基の各々は炭素数1〜6)からなる
群から選択される置換基で一置換、二置換または三置換されていてもよい。ヘテ
ロアリール環は、酸素、窒素および硫黄から選択される同一または相異なる1〜
3個のヘテロ原子を含有することが好ましく、特に好ましいヘテロアリール置換
基は、ピリジル、フリル、チエニル、キノリニル、イソキノリニルまたはインド
リルである。ヘテロアリール部分は、所望により、炭素数1〜6のアルキル、炭
素数1〜6のアルコキシ、トリフルオロメチル、クロロ、フルオロ、ブロモ、炭
素数2〜7のアルコキシカルボニル、炭素数1〜6のアルキルアミノ、およびジ
アルキルアミノ(ここで、アルキル基の各々は炭素数1〜6)からなる群から選択
される置換基で一置換、二置換または三置換されていてもよい。
【0009】 医薬上許容される塩は、有機酸および無機酸(例えば、酢酸、乳酸、クエン酸 、酒石酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、マロン酸、マンデル酸、リンゴ酸
、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硝酸、硫酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホ
ン酸および類似した公知の許容される酸であるが、これらに限定されない)から 誘導される塩である。
【0010】 本発明の化合物のうち、好ましいメンバーとしては、R2がアルキル、シクロ アルキルまたはシクロアルキルアルキルである化合物;およびR3がアリール、 より好ましくはフェニルである化合物が挙げられる。
【0011】 また、本発明は、式(1)で示される化合物を製造する方法を提供する。かかる
製造方法は、下記の a)式(8)
【0012】
【化11】
【0013】 [式中、X、R1、R2、R3および破線は上記と同意義] で示される化合物を脱水剤と反応させるか、あるいは b)式(2)
【0014】
【化12】
【0015】 [式中、Xおよび破線は上記と同意義] で示される化合物を式(4)
【0016】
【化13】
【0017】 [式中、R2およびR3は上記と同意義] で示される化合物と反応させること、 のうちの一方からなる。
【0018】 本発明の化合物は、例えば、下記スキーム1に示す分離AおよびBを利用し、
従来の方法を用いて、適宜、製造すればよい。
【0019】
【化14】
【0020】 アリールピペリジン(2、X=原子が存在しない)およびアリール-テトラヒド ロピリジン(2、X=原子が存在しない)は、市販品を利用することができるか、
あるいは、例えば、スキーム2に示すように、適当なN-保護化-4-ピペリドン とアリール-リチウムまたはアリール-マグネシウム化合物との反応により、有機
合成分野の当業者が容易に製造することができる。
【0021】
【化15】
【0022】 経路Aにおいて、式(3)で示される塩化アミドアルキルは、有機合成分野の当
業者に公知の標準的なアシル化条件を用いて、対応するアミン(5)から製造すれ
ばよい。
【0023】
【化16】
【0024】 塩化アルキル(5)は、容易に利用可能であり、例えば、アルント-アイステル ト(Arndt-Eistert)反応を用いて、対応する保護化アミノ酸(6)から製造すれば よい。例えば、(6)で示される酸塩化物をジアゾメタンと反応させ、得られたα
-ジアゾケトン(7)をHClで処理することにより、所望の生成物が得られる。
【0025】
【化17】
【0026】 (2)を塩化アルキル(3)と反応させることにより、ケトアミド(8)を得る。こ
の生成物は、塩素化剤POCl3などの脱水剤の作用により、所望のオキサゾー ル(1)に環化することができる。
【0027】
【化18】
【0028】 経路Bにおいて、クロロアルキルオキサゾール(4)は、POCl3などの脱水 剤の作用により、ケトアミド(3)から製造すればよい。引き続いて(2)を塩化物
(4)でアルキル化するには、所望により、塩基(例えば、炭酸カリウムまたはト リエチルアミン)を酸捕捉剤として利用して、適当な溶媒(例えば、アセトン)中 で実施すればよい。
【0029】
【化19】
【0030】 本発明の化合物は、5-HT1A作動薬である。セロトニン5-HT1A受容体
に対する親和性は、ヒト5-HT1A受容体で安定にトランスフェクトされたC HO細胞における[3H]8-OH-DPAT結合を置換する化合物の能力を測定す る標準的な薬理学的試験法で確立した。安定にトランスフェクトされたCHO細
胞は、10%熱不活化FBSおよび非必須アミノ酸を含有するDMEM中で増殖
させる。細胞をプレートから掻き取り、遠心チューブに移し、緩衝液(50mM トリス、pH7.5)中で遠心(2000rpm、10分間、4℃)により2回洗浄
する。得られたペレットを一定量に等分し、−80℃で保存する。アッセイの日
に、これらの細胞を氷上で解凍し、緩衝液に再懸濁する。結合アッセイは、全容
量250μLの96ウェル・マイクロタイタープレートで実施する。非特異的結
合は、10mM 5-HTの存在下で測定する。最終的なリガンド濃度は、1.5 nMである。室温で30分間インキュベートした後、氷冷緩衝液を加え、事前に
0.5%PEIに30分間浸漬したGF/Bフィルターに通して急速に濾過するこ
とにより、反応を終結させる。まず単一ポイントアッセイで化合物を試験して、
1、0.1および0.01mMにおける阻害率(%)を測定し、活性化合物について
、Ki値を求める。
【0031】 本発明の代表的な化合物である実施例9の化合物を上記の標準的な薬理学的試
験法で評価したところ、Ki値が4.4nMであった。このことは5-HT1A受
容体に対する高い親和性を示している。標準的な薬理学的試験法で得られた結果
に基づいて、本発明の化合物は、アルツハイマー病、パーキンソン病、肥満およ
び偏頭痛の治療に加えて、うつ病、不安、睡眠障害、性的機能不全、アルコール
およびコカイン嗜癖、認識強化ならびに関連する問題などの中枢神経系障害の治
療に有用である。
【0032】 本発明の化合物は、そのままで、あるいは従来の医薬用担体と組み合せて、経
口的または非経口的に投与すればよい。適用可能な固形担体としては、香味剤、
滑沢剤、可溶化剤、懸濁化剤、充填剤、流動化剤、圧縮助剤、結合剤または錠剤
崩壊剤としても作用しうる1種またはそれ以上の物質あるいはカプセル化材料を
挙げることができる。散剤の場合、担体は細かく粉砕された固形物であり、やは
り細かく粉砕された有効成分と混合されている。錠剤の場合、有効成分は必要な
圧縮特性を有する担体と適当な割合で混合され、所望の形状および寸法に圧縮成
形される。粉剤および錠剤は、好ましくは99%までの有効成分を含有する。適
当な固形担体としては、例えば、リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム
、タルク、砂糖、乳糖、デキストリン、デンプン、ゼラチン、セルロース、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリドン
、低融点ワックスおよびイオン交換樹脂が挙げられる。
【0033】 液状担体は、溶液剤、懸濁液剤、乳濁液剤、シロップ剤およびエリキシル剤を
製造するのに用いればよい。本発明の有効成分は、水、有機溶媒、両者の混合物
または医薬上許容される油脂などの医薬上許容される液状担体に溶解または懸濁
することができる。液状担体は、可溶化剤、乳化剤、緩衝剤、保存剤、甘味剤、
香味剤、懸濁化剤、増粘剤、着色剤、粘度調節剤、安定剤または浸透度調節剤な
どの他の適当な医薬用添加剤を含有することができる。経口および非経口投与用
の液状担体の適当な例としては、水(特に上記のような添加剤、例えば、セルロ ース誘導体、好ましくはカルボキシメチルセルロースナトリウム溶液を含有する
)、アルコール(一価アルコールおよび多価アルコール(例えば、グリコール)を含
む)およびそれらの誘導体、ならびに油(例えば、分別ヤシ油および落花生油)が 挙げられる。非経口投与の場合、担体は、オレイン酸エチルおよびミリスチン酸
イソプロピルなどの油状エステルとすることもできる。無菌の液状担体は、非経
口投与用の無菌液状形態の組成物に用いられる。
【0034】 無菌の溶液剤または懸濁液剤である液状の医薬組成物は、例えば、筋肉内、腹
腔内または皮下注射により利用することができる。無菌の溶液剤は、静脈内に投
与することもできる。経口投与は、液状または固形の組成物形態のいずれであっ
てもよい。
【0035】 好ましくは、上記医薬組成物は、単位剤形、例えば、錠剤またはカプセル剤で
ある。かかる形態では、当該組成物は適当量の有効成分を含有する単位用量に細
分されており、単位剤形は包装された組成物、例えば、分包散剤、バイアル剤、
アンプル剤、充填済シリンジまたは液体含有小袋とすることができる。単位剤形
は、例えば、カプセル剤または錠剤それ自体とすることもできるし、かかる組成
物を適当数だけ包装形態とすることもできる。
【0036】 特定の精神病の治療に用いるべき治療上有効な用量は、担当の医師が主観的に
決定しなければならない。関係する変数としては、特定の精神病または不安の状
態、ならびに患者の体格、年齢および応答パターンが挙げられる。治療上の処置
において、本発明の化合物の計画的な一日量は、経口投与の場合に0.1〜20 00mg/kg、好ましくは0.5〜500mg/kgであり、非経口投与の場合 に0.1〜100mg/kg、好ましくは0.5〜50mg/kgである。
【0037】 以下の非限定的な実施例は本発明の代表的な化合物の製造を例示する。
【0038】 実施例1 N-シクロヘキサノイル-L-フェニルアラニルクロロメチルケトン CH2Cl2(30mL)中におけるL-フェニルアラニルクロロメチルケトン(3
.2ミリモル)および水(10mL)中における炭酸カリウム(10ミリモル)を含有
する(−10℃に)冷却した混合物をシクロヘキサンカルボニルクロリド(3.2ミ
リモル)で処理した。得られた混合物を周囲温度で2時間攪拌した。有機層を分 離し、水(3×20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。濾過お
よび真空下での濃縮により、表題化合物をクリーム色の固形物(2.6ミリモル、
81%)として得た。 元素分析の結果(C1722ClNO2として): 計算値:C,66.33;H,7.20;N,4.55 実測値:C,66.12;H,7.12;N,4.34
【0039】 実施例2 4-ベンジル-5-クロロメチル-2-シクロヘキシル-オキサゾール 窒素雰囲気下で、実施例1のクロロメチルケトン(2.6ミリモル)のベンゼン 溶液(26mL)をジメチルホルムアミド(2mL)およびオキシ塩化リン(26ミ リモル)で処理した。この混合物を、ディーン・シュタルク(Dean-Stark)装置で 水を集めながら、15分間加熱還流した。室温に冷却した後、この反応混合物を
氷(25g)に注ぎ込み、この溶液を重炭酸ナトリウムで塩基性にし、生成物を酢
酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機物を水(2×30mL)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗精製物を
得た。これを、ジクロロメタンで溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフ
ィーにより精製して、表題生成物を明るい黄色の油状物(1.03ミリモル、40
%)を得た。 元素分析の結果(C1720ClNOとして): 計算値:C,70.46;H,6.96;N,4.83 実測値:C,70.35;H,7.12;N,5.02
【0040】 実施例3 N-ピバロイル-L-フェニルアラニルクロロメチルケトン 表題化合物は、上記実施例1に概説した方法において塩化ピバロイル(5ミリ モル)を用いた場合に、収率80%で単離した。 元素分析の結果(C1520ClNO2として): 計算値:C,63.94;H,7.15;N,4.97 実測値:C,64.23;H,7.27;N,5.12
【0041】 実施例4 4-ベンジル-5-クロロメチル-2-tert-ブチル-オキサゾール 表題化合物は、実施例2に記載した方法においてN-ピバリル-L-フェニルア ラニルクロロメチルケトン(4ミリモル)を用いて製造した。生成物は、SiO2 「フラッシュ」クロマトグラフィー後に、明るい黄色の油状物(2.24ミリモル
、収率56%)として得た。 元素分析の結果(C1518ClNOとして): 計算値:C,68.30;H,6.88;N,5.31 実測値:C,68.52;H,7.02;N,5.42
【0042】 実施例5 N-ベンゾイル-L-フェニルアラニルクロロメチルケトン 表題化合物は、上記実施例1に概説した方法において塩化ベンゾイル(5ミリ モル)を代用することにより、収率88%で製造した。生成物(4.4ミリモル)は
、黄色の油状物として得られ、さらに精製することなく用いた。 元素分析の結果(C1716ClNO2として): 計算値:C,67.66;H,5.34;N,4.64 実測値:C,67.55;H,5.30;N,4.54
【0043】 実施例6 4-ベンジル-5-クロロメチル-2-フェニル-オキサゾール 表題化合物は、実施例2に記載した方法においてN-ベンゾイル-L-フェニル アラニルクロロメチルケトン(4.4モル)を用いて製造した。生成物は、SiO2 「フラッシュ」クロマトグラフィー後に、明るい黄色の油状物(1.4ミリモル、
収率32%)として得た。 元素分析の結果(C1714ClNOとして): 計算値:C,71.96;H,4.97;N,4.94 実測値:C,72.25;H,5.15;N,5.23
【0044】 実施例7 N-シクロヘキサンアセチル-L-フェニルアラニルクロロメチルケトン この化合物は、上記実施例1に概説した方法においてシクロヘキシルアセチル
クロリド(3ミリモル)を代用することにより、収率83%で製造した。かくして
、表題化合物を明るい黄色の油状物(2.5ミリモル)として得た。これは、さら に精製することなく用いた。 元素分析の結果(C1824ClNO2として): 計算値:C,67.17;H,7.52;N,4.35 実測値:C,67.35;H,7.50;N,4.51
【0045】 実施例8 4-ベンジル-5-クロロメチル-2-シクロヘキシルメチル-オキサゾール 表題化合物は、実施例2に記載した方法においてN-シクロヘキシルアセチル-
L-フェニルアラニルクロロメチルケトン(2.5モル)を用いて製造した。生成物
は、SiO2「フラッシュ」クロマトグラフィー後に、明るい黄色の油状物(1. 2ミリモル、収率48%)として得られた。 元素分析の結果(C1822ClNOとして): 計算値:C,71.16;H,7.30;N,4.61 実測値:C,71.23;H,7.45;N,4.65
【0046】 実施例9 1-(4-ベンジル-2-シクロヘキシル-オキサゾール-5-イルメチル)-4-(2- メトキシ-フェニル)-ピペリジン アセトン(15mL)中における4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン(0.1
9g、1.0ミリモル)、炭酸カリウム(0.345g、2.5ミリモル)、ヨウ化カ
リウム(0.066g、0.4ミリモル)および実施例2の4-ベンジル-5-クロロ メチル-2-シクロヘキシル-オキサゾール(0.244g、0.85ミリモル)の懸 濁液を周囲温度で16時間攪拌した。溶媒を真空下で除去し、水(50mL)を加
え、生成物をCH2Cl2(3×50mL)に抽出した。合わせた有機物を水(50 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮し、生 成物(0.415g)をシリケガル上での「フラッシュ」クロマトグラフィー(1%
MeOH/CHCl3)により精製して、無色の油状物(0.376g、収率99%)
を得た。生成物のエタノール溶液をエタノール(2mL)中における1当量のフマ
ル酸で処理して、表題化合物を白色の結晶性固形物として得た。 融点170〜171℃ 元素分析の結果(C293622・1.0C444として): 計算値:C,70.69;H,7.19;N,5.00 実測値:C,70.41;H,7.18;N,4.96
【0047】 実施例10 2-(4-ベンジル-2-シクロヘキシル-オキサゾール-5-イルメチル)-2,3,4 ,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドール アセトン(13mL)中における1,2,3,4-テトラヒドロ-9H-ピリド[3,4
-b]インドール(0.172g、1.0ミリモル)、炭酸カリウム(0.345g、2
.5ミリモル)、ヨウ化カリウム(0.066g、0.4ミリモル)および実施例2の
4-ベンジル-5-クロロメチル-2-シクロヘキシル-オキサゾール(0.289g、
1.0ミリモル)の懸濁液を周囲温度で2時間攪拌した。溶媒を真空下で除去し、
水(50mL)を加え、生成物をCH2Cl2(2×20mL)に抽出した。合わせた
有機物を水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空
中で濃縮し、生成物(0.401g)をシリカゲル上での「フラッシュ」クロマト グラフィー(2%MeOH/CHCl3)により精製して、無色の油状物(0.256
g、収率60%)を得た。生成物のエタノール溶液をエタノール(2mL)中にお ける0.5当量のフマル酸で処理して、表題化合物をオフホワイト色の結晶性固 形物として得た。 融点200〜201℃ 元素分析の結果(C28313O・0.5C444として): 計算値:C,74.51;H,6.88;N,8.69 実測値:C,74.28;H,6.91;N,8.59
【0048】 実施例11 1-(4-ベンジル-2-tert-ブチル-オキサゾール-5-イルメチル)-4-(2-メト キシ-フェニル)-ピペリジン アセトン(15mL)中における4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン(0.1
9g、1.0ミリモル)、炭酸カリウム(0.345g、2.5ミリモル)、ヨウ化カ
リウム(0.066g、0.4ミリモル)および実施例4の4-ベンジル-5-クロロ メチル-2-tert-ブチル-オキサゾール(0.263g、1.0ミリモル)の懸濁液を
周囲温度で12時間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、水(50mL)を加え、生
成物をCH2Cl2(3×50mL)に抽出した。合わせた有機物を水(50mL)で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮し、生成物(0.
4g)をシリカゲル上での「フラッシュ」クロマトグラフィー(1%MeOH/C HCl3)により精製して、無色の油状物(0.32g、収率76%)を得た。生成 物のエタノール溶液を1当量のエタノール性HClで処理して、表題化合物を白
色の結晶性固形物として得た。 元素分析の結果(C273422・1.0HClとして): 計算値:C,71.27;H,7.75;N,6.16 実測値:C,71.45;H,7.98;N,6.36
【0049】 実施例12 2-(4-ベンジル-2-シクロヘキシルメチル-オキサゾール-5-イルメチル)-2 ,3,4,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドール アセトン(15mL)中における1,2,3,4-テトラヒドロ-9H-ピリド[3,4
-b]インドール(0.172g、1.0ミリモル)、炭酸カリウム(0.345g、2
.5ミリモル)、ヨウ化カリウム(0.066g、0.4ミリモル)および実施例8の
4-ベンジル-5-クロロメチル-2-シクロヘキシルメチル-オキサゾール(0.30
3g、1.0ミリモル)の懸濁液を周囲温度で16時間攪拌した。溶媒を真空下で
除去し、水(50mL)を加え、生成物をCH2Cl2(2×20mL)に抽出した。
合わせた有機物を水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過
し、真空中で濃縮し、生成物(0.401g)をシリカゲル上での「フラッシュ」 クロマトグラフィー(2%MeOH/CHCl3)により精製して、無色の油状物( 0.299g、収率68%)を得た。生成物のエタノール溶液をエタノール性HC
lで処理して、表題化合物をオフホワイト色の結晶性固形物として得た。 元素分析の結果(C29333O・1.0HClとして): 計算値:C,73.17;H,7.20;N,8.83 実測値:C,73.28;H,7.41;N,8.89
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/28 A61P 25/28 25/30 25/30 25/32 25/32 43/00 111 43/00 111 C07D 471/04 104 C07D 471/04 104Z //(C07D 471/04 (C07D 471/04 209:04 209:04 213:74) 213:74) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 リン・パディラ・グリーンブラット アメリカ合衆国08530ニュージャージー州 ランバートビル、ノースフィールド・コー ト2番 (72)発明者 フランシス・クリスティ・ネルソン アメリカ合衆国07481ニュージャージー州 ウィックオフ、テラス・ハイツ694番 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB03 CC52 DD10 EE01 4C065 AA05 AA18 BB04 CC09 DD02 EE02 HH01 HH09 JJ01 KK01 LL01 PP06 4C086 AA01 AA03 BC69 CB05 GA07 MA04 NA14 ZA03 ZA05 ZA12 ZA16 ZC61

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造 【化1】 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6アルコキシ、ベン ジルオキシ、トリフルオロメチル、クロロ、ブロモまたはフルオロ; 破線は所望により結合を表す; XはNR4または原子が存在しない; R2は炭素数1〜6のアルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、シクロアル キルアルキル(ここで、シクロアルキル部分は炭素数3〜8、アルキル部分は炭 素数1〜6)、炭素数5〜12のアリールまたは炭素数6〜12のアリールアル キル; R3は炭素数5〜12のアリール、炭素数6〜12のアリールアルキルまたは 環原子数5〜12のヘテロアリール; R4は水素または炭素数1〜6のアルキル] を有する式(1)で示される化合物またはその医薬上許容される塩。
  2. 【請求項2】 R3が炭素数5〜12のアリールである請求項1記載の化合 物。
  3. 【請求項3】 R2が炭素数1〜6のアルキル、炭素数3〜8のシクロアル キルまたはシクロアルキルアルキル(ここで、シクロアルキル部分は炭素数3〜 8、アルキル部分は炭素数1〜6)である請求項1または2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 1-(4-ベンジル-2-シクロヘキシル-オキサゾール-5-イル
    メチル)-4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジンである請求項1記載の化合物ま
    たはその医薬上許容される塩。
  5. 【請求項5】 1-(4-ベンジル-2-シクロヘキシル-オキサゾール-5-イル
    メチル)-4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン・フマル酸塩である請求項1記
    載の化合物。
  6. 【請求項6】 2-(4-ベンジル-2-シクロヘキシル-オキサゾール-5-イル
    メチル)-2,3,4,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドールである請
    求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  7. 【請求項7】 2-(4-ベンジル-2-シクロヘキシル-オキサゾール-5-イル
    メチル)-2,3,4,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドール・フマル
    酸塩である請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】 1-(4-ベンジル-2-tert-ブチル-オキサゾール-5-イルメ チル)-4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジンである請求項1記載の化合物また
    はその医薬上許容される塩。
  9. 【請求項9】 1-(4-ベンジル-2-tert-ブチル-オキサゾール-5-イルメ チル)-4-(2-メトキシ-フェニル)-ピペリジン・塩酸塩である請求項1記載の化
    合物。
  10. 【請求項10】 2-(4-ベンジル-2-シクロヘキシルメチル-オキサゾール
    -5-イルメチル)-2,3,4,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドール
    である請求項1記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  11. 【請求項11】 2-(4-ベンジル-2-シクロヘキシルメチル-オキサゾール
    -5-イルメチル)-2,3,4,9-テトラヒドロ-1H-ピリド[3,4-b]インドール
    ・塩酸塩である請求項1記載の化合物。
  12. 【請求項12】 それを必要とする哺乳動物の不安を治療する方法であって
    、該哺乳動物に、構造 【化2】 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6アルコキシ、ベン ジルオキシ、トリフルオロメチル、クロロ、ブロモまたはフルオロ; 破線は所望により結合を表す; XはNR4または原子が存在しない; R2は炭素数1〜6のアルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、シクロアル キルアルキル(ここで、シクロアルキル部分は炭素数3〜8、アルキル部分は炭 素数1〜6)、炭素数5〜12のアリールまたは炭素数6〜12のアリールアル キル; R3は炭素数5〜12のアリール、炭素数6〜12のアリールアルキルまたは 環原子数5〜12のヘテロアリール; R4は水素または炭素数1〜6のアルキル] を有する式(1)で示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与すること
    からなる治療方法。
  13. 【請求項13】 それを必要とする哺乳動物のうつ病を治療する方法であっ
    て、該哺乳動物に、構造 【化3】 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6アルコキシ、ベン ジルオキシ、トリフルオロメチル、クロロ、ブロモまたはフルオロ; 破線は所望により結合を表す; XはNR4または原子が存在しない; R2は炭素数1〜6のアルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、シクロアル キルアルキル(ここで、シクロアルキル部分は炭素数3〜8、アルキル部分は炭 素数1〜6)、炭素数5〜12のアリールまたは炭素数6〜12のアリールアル キル; R3は炭素数5〜12のアリール、炭素数6〜12のアリールアルキルまたは 環原子数5〜12のヘテロアリール; R4は水素または炭素数1〜6のアルキル] を有する式(1)で示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与すること
    からなる治療方法。
  14. 【請求項14】 それを必要とする哺乳動物のアルツハイマー病、認識障害
    、痴呆症、睡眠障害、薬物嗜癖、アルコール嗜癖または恐慌性障害を治療する方
    法であって、該哺乳動物に、構造 【化4】 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6アルコキシ、ベン ジルオキシ、トリフルオロメチル、クロロ、ブロモまたはフルオロ; 破線は所望により結合を表す; XはNR4または原子が存在しない; R2は炭素数1〜6のアルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、シクロアル キルアルキル(ここで、シクロアルキル部分は炭素数3〜8、アルキル部分は炭 素数1〜6)、炭素数5〜12のアリールまたは炭素数6〜12のアリールアル キル; R3は炭素数5〜12のアリール、炭素数6〜12のアリールアルキルまたは 環原子数5〜12のヘテロアリール; R4は水素または炭素数1〜6のアルキル] を有する式(1)で示される化合物またはその医薬上許容される塩を投与すること
    からなる治療方法。
  15. 【請求項15】 構造 【化5】 [式中、R1は水素、炭素数1〜6のアルキル、炭素数1〜6アルコキシ、ベン ジルオキシ、トリフルオロメチル、クロロ、ブロモまたはフルオロ; 破線は所望により結合を表す; XはNR4または原子が存在しない; R2は炭素数1〜6のアルキル、炭素数3〜8のシクロアルキル、シクロアル キルアルキル(ここで、シクロアルキル部分は炭素数3〜8、アルキル部分は炭 素数1〜6)、炭素数5〜12のアリールまたは炭素数6〜12のアリールアル キル; R3は炭素数5〜12のアリール、炭素数6〜12のアリールアルキルまたは 環原子数5〜12のヘテロアリール; R4は水素または炭素数1〜6のアルキル] を有する式(1)で示される化合物またはその医薬上許容される塩と医薬用担体と
    からなる医薬組成物。
  16. 【請求項16】 医薬品として用いるための請求項1〜11のいずれか1項
    記載の化合物。
  17. 【請求項17】 5-ヒドロキシトリプタミン-1A(5-HT1A)受容体サ ブタイプに関連するか、あるいは影響を受ける疾患状態の治療用医薬品の製造に
    おける請求項1〜11のいずれか1項記載の化合物の使用。
  18. 【請求項18】 不安、うつ病、アルツハイマー病、認識障害、痴呆症、睡
    眠障害、薬物嗜癖、アルコール嗜癖または恐慌性障害の治療用医薬品の製造にお
    ける請求項1〜11のいずれか1項記載の化合物の使用。
  19. 【請求項19】 請求項1記載の式(1)で示される化合物を製造する方法で
    あって、下記の a)式(8) 【化6】 [式中、X、R1、R2、R3および破線は請求項1と同意義] で示される化合物を脱水剤と反応させて、式(1)で示される化合物を得るか、あ
    るいは b)式(2) 【化7】 [式中、Xおよび破線は請求項1と同意義] で示される化合物を式(4) 【化8】 [式中、R2およびR3は請求項1と同意義] で示される化合物と反応させて、式(1)で示される化合物を得ること、 のうちの一方からなる製造方法。
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