JP2003511023A - 酵素粒質物 - Google Patents

酵素粒質物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、コアー単位及びシェル単位を含んで成る酵素含有顆粒に関する、ここで前記コアー単位は酵素を含んで成り、そして実質的に酵素を有さないシェルに単位に密閉され、前記コアー単位の直径に対する前記顆粒の直径の比率が少なくとも1.1であることを特徴とする。また、そのような顆粒を生成するための方法及び前記顆粒の使用が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野: 本発明は、濃縮された酵素コアーを含む新規酵素顆粒生成物、及び前記酵素顆
粒の生成方法に関する。 発明の背景: 既知の酵素顆粒配合技法は次のものを包含する: a)噴霧乾燥された生成物、ここで液体酵素−含有溶液が、酵素−含有粒状物
質を形成するために、乾燥塔を下降する小滴を形成するために噴霧乾燥塔におい
て噴霧化される。非常に小さな粒子がこの手段で生成され得る(Michael S. Sho
well (editor): Powdered detergents; Surfactant Science Series, 1988, Vol
. 71: p.140-142; Marcel Dekker)。
【0002】 b)積層された生成物、ここで酵素は予備形成された内部コアー粒子の周囲を
層として被覆され、酵素含有溶液が典型的には、予備形成されたコアー粒子が、
流動化される流動層装置において噴霧化され、そして前記酵素含有溶液がコアー
粒子に付着し、そしてコアー粒子の表面上に乾燥酵素の層を残して乾燥される。
所望するサイズの粒子が、その所望するサイズの有用なコアー粒子が見出される
場合、この手段で得られる。このタイプの生成物は、例えばWO97/23606号に記載
されている。 c)吸収されたコアー粒子、ここでコアの周囲を層として酵素を被覆するより
もむしろ、酵素がコアの表面上に及び/又はその表面中に吸収される。そのよう
な方法は、WO97/39116号に記載されている。
【0003】 d)押出され又はペレット化された生成物、ここで酵素含有ペーストがペレッ
トに圧縮され、又は圧力下で、小さな開口部を通して押出され、そして粒子に切
断され、続いて乾燥される。そのような粒子は通常、押出し閉口部(通常、内径
孔を有するプレート)が製造される材料が押出し開口部に対する許容できる圧力
低下を制限するので、相当なサイズを有する。また、小さな開口部を使用する場
合、非常に高い押出し圧力が、酵素に対して有害である、酵素ペーストにおける
熱発生を高める。(Michael S. Showell (editor); Powdered detergents; Surf
actant Science Series; 1998; vol. 71; p.140-142; Marcel Dekker)。
【0004】 e)小球化された生成物、ここで酵素粉末が溶融されたワックスに懸濁され、
そしてその懸濁液が、例えば回転ディスク噴霧機により、液滴がすばやく凝固す
る冷却チャンバー中に噴霧される(Michael S. Showell (editor); Powdered de
tergents; Surfactant Science Series; 1998; vol. 71: p.140-142; Marcel De
kker)。得られる生成物は、酵素が、不活性材料の表面上に濃縮される代わりに
、その表面じゅうに均等に分布される生成物である。また、アメリカ特許第4,01
6,040号及びアメリカ特許第4,713,245号は、この技法に関する資料である。
【0005】 f)ミキサー粒状化生成物、ここで酵素含有液体が従来の粒状化合物の乾燥粉
末組成物に添加される。適切な割合での前記液体及び粉末が混合され、そして液
体の湿気が乾燥粉末に吸収されるにつれて、乾燥粉末中の成分は付着し、そして
凝集し始め、そして粒子が沈着し、酵素を含んで成る粒質物を形成する。そのよ
うな方法は、アメリカ特許第4,106,991号(NOVO NORDISK)及び関連する資料、
すなわちヨーロッパ特許第170360B1号(NOVO NORDISK)、ヨーロッパ特許第3043
32B1号(NOVO NORDISK)、ヨーロッパ特許304331号(NOVO NORDISK)、WO90/094
28号(NOVO NORDISK)に記載される。
【0006】 種々の高剪断ミキサーがグラニュレーターとして使用され得るこの方法の特定
の生成物においては、酵素、充填剤及び結合剤、等から成る粒質物が、粒子を強
化するためにセルロースファイバーと共に混合され、いわゆるT−粒質物が得ら
れる。より強い強化された粒子は、ほとんど酵素ダストを開放しない(下記参照
のこと)。
【0007】 発明の要約: 本発明は、コアー単位及びシェル単位を含んで成る酵素含有顆粒に関し、ここ
で前記コアー単位が酵素を含んで成り、そして実質的に酵素を有さないシェルに
単位に密閉され、前記コアー単位の直径に対する前記顆粒の直径の比率が少なく
とも1.1であることを特徴とする。 第2の観点においては、本発明は、酵素コアー単位、及び前記酵素コアー単位
及びシェル単位を含んで成る完成酵素顆粒の調製方法に関する。本発明はさらに
、酵素顆粒を含んで成る組成物、例えば食料/ベーキング/穀紛/ドウ組成物又は
洗剤組成物、及びそのような組成物の使用にも関する。 さらなる観点においては、本発明は、酵素包含コアー単位を調製するための特
定の方法に関する。
【0008】 発明の特定の記載: 定義: 用語“コアー単位の直径に対する顆粒の直径の比率”(この後、DG/DCとして
省略される)とは、本明細書において使用される場合、コア単位のみの直径によ
り割り算された、コアー単位及びシェル単位を含んで成る顆粒の直径として理解
されるべきである。例えば、100μmの直径を有するコアー単位が200μmの厚さの
被膜層により被覆される場合、顆粒は、(200+100+200)=500μmの直径を有
し、そしてDG/DCは500μm/100μm=5である。
【0009】 用語“活性”とは、酵素調製物に関して、又は酵素顆粒もしくは酵素コアーに
関して使用される場合、固定された標準条件下で標準の基質と反応する、調製物
、顆粒又はコアーにおける酵素の能力の相対的測定である。活性は、固定された
標準条件下で、反応した基質μモル/分/g測定されたサンプルとして定義される
単位で測定される(この後、“標準アッセイ”として言及される)。活性はまた
、活性酵素タンパク質の量の尺度でもある。酵素は、標準アッセイにおける純粋
酵素タンパク質の活性である比活性を有する。
【0010】 比活性はまた、固定された標準条件下での、反応した基質μモル/分/g純粋酵
素として定義される単位で測定される。酵素の比活性が知られている場合、サン
プルにおける純粋酵素タンパク質の量は計算され得る。純粋酵素のサンプル1g
が標準のアッセイにおいて1分当たり基質100μモルと反応する場合、酵素の比
活性は、100単位/g純粋酵素である。未知の酵素活性のサンプル1gが標準のアッ
セイにおいて1分当たり50μmの基質と反応する場合、サンプルの活性は50単位/
gであり、そしてサンプルにおいて0.5gの純粋酵素が存在する。
【0011】 用語、粒子又は粒質物の“サイズ”とは、粒子又は粒質物の最長の寸法で測定
される粒子の直径を包含することが理解されるべきである。また、顆粒の平均サ
イズは、粒子の最長の寸法で測定される本発明の方法により製造される顆粒の平
均寸法として理解されるべきである。用語“粒度分布”とは、特定の方法に起因
する顆粒のサイズの範囲、すなわちそれらの直径に関しての顆粒のスペクトル又
はグラジエント分布を意味する。
【0012】 粒度分布(PSD)は、個々の粒子の質量平均直径により表され得る。D50の平均
質量直径は、顆粒の50質量%がより小さな直径を有し、そして50質量%がより大
きな直径を有する直径である。値D10及びD90は、それぞれ、顆粒の10及び90質量
%が問題の値よりも小さな直径を有する直径である。“スパン”とは、PSDの幅
を示し、そして(D90−D10)/D50として表される。本発明のためには、粒度分布
は通常、できるだけ狭い。従って、本発明の粒質生成物のスパンは、典型的には
約2.5以上でなく、好ましくは約2.0以上ではなく、より好ましくは約1.5以上で
はなく、そして最も好ましくは約1.0以上ではなく、例えば0.1〜0.9である。
【0013】 用語“粒子”及び“粒質物”又は“顆粒”とは、高分子サイズの主に球状又は
ほぼ球状構造体として理解されるべきである。 用語“実質的に酵素を有さない”とは、本明細書においてシェル単位について
使用される場合、シェル1g当たり5mg未満の酵素が存在することを意味する。
【0014】 用語“Rayleigh噴霧器”とは、低いスパン値(通常、1.5以下のスパン値、例
えば、0.9〜1.3のスパン値が得られる)を有する液滴を生成することができる噴
霧器として理解されるべきであり、前記噴霧器は噴霧メンバー、及び少なくとも
1つの内径孔を含んで成る表面メンバーを含むことによって特徴づけられる。好
ましい態様においては、Rayleigh噴霧器は回転噴霧装置であり、ここで液体は、
内径孔を含んで成る回転中空シリンダーの内表面上に液体を分配することによっ
て噴霧され、前記液体は内径孔を通してシリンダー壁を通過することによって液
滴を形成する。そのような噴霧器は、WO94/21383号の請求項9〜30及び図1〜18
における噴霧化方法(それらは、引用により本明細書に組み込まれる)に記載さ
れる。Rayleigh噴霧化の原理及び機構は、当業界において知られている。
【0015】 顆粒: 本発明の酵素顆粒においては、酵素活性は、実質的に酵素を有さないシェル単
位又は被膜により取り囲まれる中心コアー単位中に濃縮される。コアー単位は当
業界において知られているコアー単位よりも小さくて、そしてシェル単位と当業
界において知られているシェルよりも厚く、そして酵素顆粒の確立された用途に
おいて有用な全活性を有する酵素顆粒を供給するために、コアー単位中の酵素活
性は相当に増大される。
【0016】 非常に狭い粒度分布を有して調製され得る、本発明の小さな酵素コアーは、酵
素コアーのサイズ及び周囲のシェルの厚さを独立して変えることによって、活性
の調節の新規且つ柔軟な調製手段を提供する。さらに、本発明の酵素顆粒は、環
境的に好都合な性質、例えば低ダスト及び臭気レベル、粒質添加剤の低められた
含有率、及び酵素の改良された貯蔵安定性を有する。生成物は、追加の被膜にお
ける高価で且つ環境的に対立する色素、例えば二酸化チタン色素のための必要性
を回避する天然の白色を有する。
【0017】 本発明の顆粒は、シェル単位の厚さがコアー単位直径の少なくとも5%である
ことを意味する、DG/DCが少なくとも1.1である構造体を有することにより特徴づ
けられる。酵素活性がコアー単位においてより濃縮され得るほど、より小さなコ
アー単位が製造され得、そして所望する固定された活性の顆粒を調製する場合、
より厚いシェル単位が製造され得る。より小さなコアー単位は顆粒性質を改良し
、そして顆粒の調製において柔軟性を高める。従って、好ましい態様においては
、顆粒のためのDG/DCは少なくとも1.5、好ましくは少なくとも2、より好ましく
は少なくとも2.5、より好ましくは少なくとも3、最も好ましくは少なくとも4
である。しかしながら、DG/DCは好ましくは約100以下、好ましくは約50以下、よ
り好ましくは25以下、及び最も好ましくは10以下である。DG/DCについての最も
好ましくい範囲は、約4〜約6である。
【0018】 酵素顆粒のある態様においては、酵素コアーはさらに、シェル単位に存在する
成分からコアー単位を保護するためにコアー単位を取り囲むフィルム層を含んで
成る。この保護外部フィルム層はまた、他の目的、例えば酵素自体及び単位の構
造的結合性の両者の安定性、及び貯蔵目的のために作動することができる。
【0019】 酵素コアー単位: 本発明の酵素は、酵素コアー単位内に位置する。酵素コアー単位は、できるだ
けサイズ的に小さいが、しかし顆粒のための酵素の必要な量、及び酵素コアー単
位の構造安定性及び酵素自体の物理的及び化学的安定性を提供するために有用な
成分を含むよう企画される。従って、酵素コアー単位は、少なくとも1つの酵素
、及び任意には、1又は複数の賦形剤又は添加剤を含むであろう。
【0020】 本発明により得られる1つの利点が小画分の粒質物に対してのみの高価な添加
剤、例えば酵素安定剤の分散又は分布を制限する場合、粒質物の好ましい態様は
、顆粒の全体の質量の約30%まで、例えば約15%まで、好ましくは約10%まで、
例えば約5%まで含むよう、その相対的質量に関して、コアー単位のサイズを制
限する。
【0021】 前記酵素コアー単位のサイズは、本発明の好ましい態様においては、その最長
の寸法でのその直径に関して、1000μm以下、好ましくはわずか700μm又は600μ
m以下、好ましくは100〜500μm、例えば100〜400μm、好ましくは200〜300μmで
ある。粒質物の全体的直径に関して、その直径は、シェル単位の直径よりも小さ
くなるよう意図され、そして粒質物の全体的直径に関して、2つの単位の縮小形
である。
【0022】 本発明は、全体の粒質物の小さな中心画分に酵素含有物を濃縮することである
。この小さな画分(本明細書においては、酵素コアー単位と称する)は、サイズ
的に小さくなるよう意図されるが、シェル被膜成分による粒状化工程の間、他の
酵素コアー単位とその凝集を妨げる十分に大きくあるべきである。しかしながら
、さらなる加工の間、酵素コアー単位との凝集を妨げるために、酵素コアー単位
のサイズは好ましくは、50μm以上、例えば100μm以上である。これは、全質量
の少なくとも1重量%、例えば少なくとも2重量%、例えば少なくとも5又は10
重量%の酵素コアー単位に相当することができる。好ましい態様においては、コ
アーは、顆粒の1〜5%(w/w)を構成する。
【0023】 本発明の不可欠な特徴は、酵素活性がコアー単位に対してのみ制限されること
である。本発明により定義されるような顆粒中の他の成分は、酵素を含むような
意図されない。しかしながら、当業者に知られているように、酵素は、最終粒質
物の使用の間、他の場所で分散され又は拡散され得る。
【0024】 酵素コアーの物理学的状態は、固体、液体又はゲルの状態であり得る。 本発明の好ましい態様は、固体酵素コアー単位を含んで成る。本発明の1つの
態様においては、酵素コアー単位は、このシェル単位に封入される場合、固体で
ある。その後、酵素顆粒は、酵素中の結合剤又は他の成分の、酵素コアーの多孔
率の上昇をもたらすシェル単位の内部部分中への拡散を引き起こすために、それ
らの成分の融点以上に加熱され得る。これは、コアー単位の溶解性を高めるであ
ろう。
【0025】 酵素: 本発明における酵素は、いずれかの酵素又は異なった酵素の組み合わせであり
得る。従って、“酵素”が言及される場合、これは一般的に、1又は複数の酵素
の組み合わせを包含することが理解されるであろう。 酵素変異体(例えば、組み合わせ技法により生成される)は、用語“酵素”の
意味内に包含されることが理解されるべきである。そのような酵素変異体の例は
、例えばヨーロッパ特許第251,446号(Genencor)、WO91/00345号(Novo Nordis
k)、ヨーロッパ特許第525,610号(Solvay)及びWO94/02618号(Gist-Brocades
NV)に開示されている。本明細書において使用される酵素分類は、Recommendati
ons (1992) of the Nomenclature Committee of the International Union of B
iochemistry and Molecular Biology, Academic Press, Inc., 1992に従う。
【0026】 従って、本発明の顆粒に適切に組み込まれ得る型の酵素は、オキシドレダクタ
ーゼ、EC1.-.-.-、トランスファラーゼ、EC2.-.-.-、 ヒドロラーゼ、EC3.-.-.-
、 リアーゼ、EC4.-.-.-、 イソメラーゼ、EC5.-.-.-及びリガーゼ、EC6.-.-.-
を包含する。
【0027】 本明細書における好ましいオキシドレダクターゼは、ペルオキシダーゼ(EC 1
. 11. 1)、ラッカーゼ(EC 1. 10. 3. 2)及びグルコースオキシダーゼ(EC 1.
1. 3. 4)を包含し、そして好ましいトランスフェラーゼは、次ぎのサブクラス
のいずれかにおけるトランスフェラーゼである: a)1−炭素基を転移するトランスフェラーゼ(EC 2. 1); b)アルデヒド又はケトン残基を転移するトランスフェラーゼ(EC 2. 2);
アシルトランスフェラーゼ(EC 2. 3);
【0028】 c)グリコシルトランスフェラーゼ(EC 2. 4); d)アルキル又はメチル基以外のアリールを転移するトランスフェラーゼ(EC
2. 5);及び e)窒素基を転移するトランスフェラーゼ(EC 2. 6)。 本発明における最も好ましい型のトランスフェラーゼは、トランスグルタミナ
ーゼ(タンパク質−グルタミンγ−グルタミルトランスフェラーゼ;EC 2. 3. 2
. 13)である。 適切なトランスグルタミナーゼのさらなる例は、WO96/06931号(Novo Nordisk
A/S)に記載される。
【0029】 本発明における好ましいヒドロラーゼは、次ぎのものである:カルボン酸エス
テルヒドロラーゼ(EC 3. 1. 1. −)、例えばリパーゼ(EC 3. 1. 1. 3);フ
ィターゼ(EC 3. 1. 3. −)、例えば3−フィターゼ(EC 3. 1. 3. 8)及び6
−フィターゼ(EC 3. 1. 3. 26);グリコシダーゼ(EC 3. 2, “カルボヒドラ
ーゼ”として本明細書において示される群内にある)、例えばα−アミラーゼ(
EC 3. 2. 1. 1);ペプチダーゼ(EC 3. 4, プロテアーゼとしても知られている
);及び他のカルボニルヒドロラーゼ。
【0030】 本明細書においては、用語“カルボヒドラーゼ”とは、特に5−及び6−員の
環構造体の炭水化物鎖(例えば、澱粉)を分解することができる酵素(すなわち
、グリコシダーゼ、EC 3. 2)のみならず、また炭水化物、例えば、6−員の構
造体、例えばD−グルコースを、5−員の環構造体、例えばD−フルクトースに異
性体化できる酵素を示すために使用される。
【0031】 適切なカルボヒドラーゼは次ぎのものを包含する(括弧でEC番号):α−アミ
ラーゼ(3. 2. 1. 1)、β−アミラーゼ(3.2. 1. 2)、グルカン1,
4−α−グルコシダーゼ(3. 2. 1. 3)、セルラーゼ(3. 2. 1. 4)、
エンド−1,3(4)−β−グルカナーゼ(3.2.1.6)、エンド−1,4
−β−キシラナーゼ(3.2.1.8)、デキストラナーゼ(3.2.1.11
)、キチナーゼ(3.2.1.14)、ポリガラクツロナーゼ(3.2.1.1
5)、リゾチーム(3.2.1.17)、β−グルコシダーゼ(3.2.1.2
1)、α−ガラクトシダーゼ(3.2.1.22)、β−ガラクトシダーゼ(3
.2.1.23)、アミロ−1,6−グルコシダーゼ(3.2.1.33)、キ
シラン1,4−β−キシロシダーゼ(3.2.1.37)、
【0032】 グルカンエンド−1,3−β−D−グルコシダーゼ(3.2.1.39)、α
−デキストリンエンド−1,6−グルコシダーゼ(3.2.1.41)、スクロ
ースα−グルコシダーゼ(3.2.1.48)、グルカンエンド−1,3−α−
グルコシダーゼ(3.2.1.59)、グルカン1,4−β−グルコシダーゼ(
3.2.1.74)、グルカンエンド−1,6−β−グルコシダーゼ(3.2.
1.75)、アラビナンエンド−1,5−α−アラビノシダーゼ(3.2.1.
99)、ラクターゼ(3.2.1.108)、キトナナーゼ(3.2.1.13
2)及びキシロースイソメラーゼ(5.3.1.5)。
【0033】 市販のオキシドレダクターゼ(EC 1. -. -. -)の例は、GluzymeTM (Novo No
rdisk A/Sから入手できる酵素)を包含する。 市販のプロテアーゼ(ペプチダーゼ)の例は、KannaseTM, EverlaseTM, Esper
aseTM, AlcalaseTM, NeutraseTM, DurazymTM, SavinaseTM, PyraseTM 、Pancrea
tic Traypsin NOVO (PTN), Bio-FeedTM Pro 及びClear-LensTM Pro (すべては、
Novo Noridisk A/S, Bagsvaerd, Denmarkから入手できる)を包含する。 他の市販のプロテアーゼは、MaxataseTM, MaxacalTM, MaxapemTM, OpticleanT M 及びPurafectTM (Genencor International Inc. 又はGist-Brocadesから入手で
きる)を包含する。
【0034】 市販のリパーゼの例は、LipoprimeTM, LipolaseTM, LiplaseTM Ultra, Lipozy
meTM, PalataseTM, NovozymTM 435及びLecitaseTM (すべては、Novo Nordisk A/
Sから入手できる)を包含する。 他の市販のリパーゼは、LumafastTM (Genencor International Inc. からのプ
ソイドモナス・メンドシナ(Pseudomonas mendocina)リパーゼ);LipomaxTM (G
ist-Brocades/Genencor Int. Inc. からのPs. プソイドアルカリケネス(Ps. ps
eudoalcaligenes)リパーゼ;及びSalvay Enzyme, からのバチルスsp. (Bacillu
s sp.) リパーゼ) を包含する。さらなるリパーゼは他の供給業者から入手でき
る。
【0035】 市販のカルボヒドラーゼの例は、次ぎのものを包含する:Alpha-GalTM, Bio-f
eedTM alpha, Bio-FeedTM Beta, Bio-FeedTM plus, Bio-FeedTM plus, Novozyme TM 188, CelluclastTM, CellusoftTM, CeremylTM, CitrozymTM, DenimaxTM, Dez
ymeTM, DextrozymeTM, FinizymTM, FungamylTM, GamanaseTM, GlucanexTM, Lact
ozymTM, MaltogenaseTM, PentopanTM, PectinexTM, PromozymeTM, PulpzymeTM,
NovamylTM, TermamylTM, AMGTM (Amyloglucosidase Novo), MaltogenaseTM, Swe
etzymeTM及びAquazymTM (すべての酵素は、Novo Nordisk A/Sから入手できる)。
他のカルボヒドラーゼは他の会社から入手できる。
【0036】 本発明のコアー単位における酵素含有率は、純粋酵素タンパク質として計算さ
れる場合、前記酵素コアー単位の約20〜100重量%の範囲、好ましくは25重量%
以上、例えば30, 35, 40, 45, 50, 55, 60, 65, 70, 75, 80, 85, 90又は95重量
%以上である。
【0037】 しかしながら、いくつかの酵素は、非常に高い比活性を有し、その結果、重量
的に低い酵素タンパク質がコアー単位の高い活性を維持するために必要とされる
。従って、例えばプロテアーゼに関しては、好ましいコアー活性は、コアー1g当
たり少なくとも60KNPU、より好ましくは少なくとも100KNPU、より好ましくは少
なくとも200KNPU又は最も好ましくは少なくとも250KNPUである。本発明において
使用されるプロテアーゼ活性のための単位は、サンプル1g当たりキロ ノボ プ
ロテアーゼ単位(KNPU/g)である。
【0038】 酵素活性は、溶液におけるジ−メチル−カゼイン(DMC)の酵素による消化か
ら生成される遊離アミノ基の形成速度(μモル/分)を、所定量のコアーについ
て測定することによって、標準アッセイにおいて決定される。その形成速度は、
形成される遊離基と添加される2,4,6−トリ−ニトロ−ベンゼン−スルホン
酸(TNBS)との間の同時反応の直線進行を420nmでの吸光度により記録すること
によってモニターされる。DMCの消化及び色彩反応は、50℃で8.3のpHの硼酸緩衝
液において、9分間の反応時間、続いて3分間の測定時間を伴なって行われる。
フォルダーAF 220/lは、引用により本明細書に組み込まれるNovo Nordisk A/S,
Denmarkから必要に応じて入手できる。
【0039】 一般的に、すべての酵素に関しては、好ましいコアー活性は、既知方法を用い
て、既知の酵素20%(w/w)以上を有するコアーについて測定され得る活性であ
る。 好ましくは、結晶形又は非晶形での酵素は、コアー単位内で均等に分配される
か、又は分散される。
【0040】 最終顆粒(被覆された)の酵素含有率は、相当に低いであろう。最終顆粒にお
けるプロテアーゼ含有率は典型的には、1〜20KNPU/gの範囲であり、そしてα−
アミラーゼに関しては、10〜500kNU/gの活性が典型的であろう。例えば、リパー
ゼに関しては、50〜400KLU/gの範囲の活性が通常適切であろう。 酵素の選択は、粒質物の最終使用に依存する。用語“酵素”及びその用語のい
くつかの好ましい例は、前で定義されている(前記を参照のこと)。任意には、
多−酵素複合体の一部として補酵素、任意には、チモーゲンを必要とする1又は
複数の酵素型が、酵素コアー単位に存在することができる。
【0041】 本発明のこの観点の1つの態様は、構造体化された酵素コアー単位を含んで成
り、それにより、酵素含有粒子は、クラスター化された粒子コアー単位を形成す
るために酵素コアー単位内でクラスター化される。粒子は、同じか又は異なった
酵素をそれぞれ含むことができ、そして任意には、被覆され得る。構造体化され
た酵素コアー単位の他の態様は、積層された酵素コアー単位の態様であり、それ
により、不活性水和性コアー粒子が、例えば積層されたコアー単位を形成するた
めに、酵素含有層による流動層積層化により積層され/被覆される。
【0042】 構造体化されたコアー単位はまた、多層酵素コアー単位を形成するために、酵
素含有層により積層された酵素含有コアーから形成され得る。複数の酵素を含ん
で成る、構造体化されたコアー単位から成る顆粒は、補−顆粒と称する。そのよ
うな補−顆粒は、それらがシェル単位材料の量を最少にするので、一部、商業的
に興味あるものである。典型的な補−顆粒は、プロテアーゼ及びアミラーゼ活性
を有するが、しかし他の組み合わせ、例えばプロテアーゼ−リパーゼ−カルボヒ
ドラーゼ、及び2又は3個の活性及び/又は酵素の多くの他の組み合わせもまた
可能である。補−顆粒は、積層された構造体として、又はクラスター化された粒
子構造体として存在することができる。
【0043】賦形剤 : 酵素コアー単位は、コアー単位において特殊化された機能を推進する賦形剤又
は添加剤を含んで成ることができる。賦形剤は、当業界において通常使用される
化合物であり、そして次の群から選択されるが、但しそれらだけには限定されな
い:
【0044】 酵素安定剤 粒質化の分野において従来使用される酵素安定剤又は保護剤は、酵素含有単位
の要素であり得る。安定剤又は保護剤は次のいくつかのカテゴリーに分けられる
:アルカリ性又は中性材料、還元剤、酸化防止剤及び/又は第1遷移金属イオン
の塩。それらの個々は、同じか又は異なったカテゴリーの他の保護剤と共に使用
され得る。アルカリ保護剤の例は、酸化剤を活動的に中和することによって化学
的掃去効果を提供するアルカリ金属珪酸塩、炭酸塩又は炭酸水素塩である。
【0045】 還元保護剤の例は、亜硫酸、チオ亜硫酸又はチオ硫酸の塩であり、そして酸化
防止剤の例は、メチオニン、ブチル化されたヒドロキシトルエン(BHT)又はブ
チル化されたヒドロキシアニソール(BHA)である。最も好ましい剤は、チオ硫
酸塩、例えばチオ硫酸ナトリウム又はメチオニンである。また、酵素安定剤は、
ボレート、ホウ砂、ホルメート、ジ−及びトリカルボン酸及び可逆性酵素インヒ
ビター、例えばスルフヒドリル基を有する有機化合物又はアルキル化された又は
アリール化された硼酸であり得る。
【0046】 硼素基材の安定剤の例は、WO96/21716号に見出され得、そして好ましい硼素基
材の安定剤は引用により本明細書に組み込まれるWO96/41859号に記載される4−
ホルミル−フィニル−硼酸又はその誘導体である。有用な酵素安定剤のさらに他
の例は、ゼラチン、カゼイン、ポリビニルピロリドン(PVP)及び脱脂乳粉末で
ある。酵素安定剤は、コアー単位の0.01〜10%(w/w)、好ましくは0.1〜5%、
例えば0.5〜2.5%を構成する。
【0047】 溶解剤 酵素コアー単位の溶解性は、コアー単位が洗剤配合物の成分である場合、特に
決定的である。当業者により知られているように、多くの剤は、種々の方法を通
して、配合物の溶解性を高めるように作用し、そして当業界に知られている典型
的な剤は国立薬局方に見出され得る。従って、酵素コアー単位は任意には、酵素
コアー単位の溶解性を増強するよう作用するいずれかの剤を含んで成る。それら
の剤は通常、配合物の水との接触に基づいての膨潤、又は砕解、破壊、破裂又は
破断を引き起こす。
【0048】 無機物 例えば水溶性及び/又は不溶性無機塩、例えば細かく粉砕されたアルカリスル
フェート、アルカリカーボネート、及び/又はアルカリ塩化物、クレー例えばカ
オリン(例えば、SpeswhiteTM, English China Clay)、ベントナイト、タルク
、ゼオライト、炭酸カリウム及び/又はシリケート。 −結合剤、例えば高い融点又は不確定的に高い融点及び非蝋質の性質を有する
結合剤、例えばポリビニルピロリドン、デキストリン、ポリビニルアルコール、
セルロース誘導体、例えばヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース又
はCMC。適切な結合剤は、炭水化物結合剤、例えばRoquette Freres, Franceから
入手できるGlucidex 21DTMである。
【0049】 蝋 25〜150℃、好ましくは35〜80℃の溶融温度を有する有機化合物。適切な蝋は
、ポリエチレングリコール;ポリプロピレン又はポリエチレン、又はそれらの混
合物;非イオン性界面活性剤;天然源からの蝋、例えばCarnauba蝋、Candelilla
蝋、密蝋、水素化された植物油又は動物牛脂;脂肪酸アルコール;モノグリセリ
ド及び/又はジグリセリド;脂肪酸及びパラフィンを包含する。
【0050】 繊維材料 例えば繊維形態での純粋な又は不純なセルロース。これは、のこ屑、純粋繊維
セルロース、綿又は他の形の純粋又は不純繊維セルロースであり得る。また、繊
維セルロースに基づいてのフィルター助剤が使用され得る。繊維形でのいくつか
のブランドのセルロース、例えばCEPOTM 及びARBOCELLTM が市販されている。繊
維セルロースフィルター助剤の適切な例は、Arbocel BFC200TM 及びArbocel BC2
00TM である。また、合成繊維は、ヨーロッパ特許第304331B1号に記載のように
して使用され得、そして典型的なファイバーは、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリエステル、特にナイロン、ポリビニルホルメート、ポリ(メタ)アクリル
酸化合物から製造され得る。
【0051】 架橋剤 例えば酵素適合性界面活性剤、例えばエトキシル化されたアルコール、特に10
〜80個のエトキシ基を有するアルコール。それらは両者とも、シェル単位及び酵
素コアー単位に見出され得る。 沈殿防止剤 メディエーター(洗剤用途において顆粒の溶解に基づいて漂白作用を増強する
ための)、及び/又は溶媒が、従来の粒状化剤として組み込まれ得る。 粘度調節剤 粘度調節剤は、コアー単位の調整からの残存物としてコアー単位に存在するこ
とができる。
【0052】 本発明のコアー単位のより小さなサイズに関連する重要な特徴は、賦形剤が含
まれる体積が既知のコアー単位の体積よりも小さいことである。従って、コアー
単位における賦形剤の計算された最適濃度に関しては、この濃度を得るために必
要とされる賦形剤の絶対量が低められ得る。この特徴は、賦形剤がしばしば高価
な特徴化学物質であるので、本発明の顆粒の製造費用を減じる。
【0053】 シェル単位: 本発明のシェル単位は、既知のシェル単位よりも厚く、そして少なくとも25μ
mの好ましい厚さを有する。より好ましい厚さは、少なくとも50μm、例えば少な
くとも75μm、少なくとも100μm、少なくとも150μm、少なくとも200μm、少な
くとも250μm又は最も好ましくは少なくとも300μmである。
【0054】 シェル単位は、WO89/08694号、WO89/08695号、ヨーロッパ特許第270608B1号及
び/又はPA199800876号(本発明の優先日で公開されていないデンマーク優先出願
)に記載のように、1又は複数の従来のシェル又は被膜成分を含んで成る。従来
の被膜材料の他の例は、アメリカ特許第4,106,991号、ヨーロッパ特許第170360
号、ヨーロッパ特許304332号、ヨーロッパ特許第304331号、ヨーロッパ特許第45
8849号、ヨーロッパ特許第458845号、WO97/39116号、WO92/12645A号、Wo89/0869
5号、WO89/08694号、WO87/07292号、WO91/06638号、WO92/13030号、WO93/07260
号、WO93/07260号、WO93/07263号、WO96/38527号、WO96/16151号、WO97/23606号
、アメリカ特許第5,324,649号、アメリカ特許第4,689,297号、ヨーロッパ特許第
206417号、ヨーロパ特許第193829号、DE第4344215号、DE第4322229A号、DD第263
790号、日本特許第61162185A号及び/又は日本特許第58179492号に見出され得る
。特に、PA第199800876号に記載される塩被膜は、本発明におけるシェル単位と
して有用である。
【0055】 シェル単位組成物に含まれる成分は、“酵素コアー単位”に記載される賦形剤
の列挙から選択され得る。さらなる成分は、塩素掃去剤、可塑剤、顔料、滑剤(
例えば、界面活性剤又は静電防止剤)及び芳香剤から選択され得るが、但しそれ
らだけには限定されない。 本発明における被膜層において有用な可塑剤は、例えば次のものを包含する:
ポリオール、例えば糖、糖アルコール、又は1000以下の分子量を有するポリエチ
レングリコール(PEG);ウレア、フタレートエステル、例えばジブチル又はジ
メチルフタレート;及び水。
【0056】 適切な顔料は次のものを包含するが、但しそれらだけには限定されない;細か
く分割された白色体質顔料、例えば二酸化チタン又はカオリン、着色された顔料
、水溶性着色剤、及び1又は複数の顔料及び水溶性着色剤の組み合わせ。 本明細書において使用される場合、用語“滑剤”とは、表面摩擦を低め、顆粒
の表面を滑らかにし、静電気の発生する傾向を低め、そして/又は顆粒の脆砕性
を低めるいずれかの剤を言及する。滑剤はまた、被膜における結合剤の厚さを減
じることによって、被覆工程の改良に関連する役割が演じることができる。従っ
て、滑剤は、抗−凝集剤及び湿潤剤として作用することができる。適切な滑剤の
例は、ポリエチレングリコール(PEC)及びエトキシル化された脂肪アルコール
である。
【0057】 洗剤配合物で主に目的とする態様においては、異なった“機能的”成分、例え
ばTAED, CMC, 漂白剤、OBA,界面活性剤、香料及び当業者に知られている洗剤配
合物に使用される他の機能的成分が、シェルに添加され得る。シェルはまた、任
意には、食品産業、ベーキング産業、添加剤産業、飼料産業、洗剤産業、又は酵
素顆粒が使用され得る他の産業へのそれらの特定の使用のために選択される機能
的成分を含んで成ることができる。
【0058】 本発明の好ましい態様においては、本発明の顆粒は、引用により本明細書に組
み込まれるデンマーク特許出願PA199800876号(ページ5〜9)に記載されるよ
うな高い一定の湿度を有する保護被膜により被覆される。従って、シェルは、一
定の態様においては、コアーにおいて酵素活性を安定化するために湿気及び/又
は漂白バリヤーとして作用すべきである。さらに、他の態様においては、シェル
単位は、機械的工程、例えば投与又は錠剤化の間、機械的バリヤーとして作用す
る。一定の態様においては、シェル単位は、構造的な意味について及び活性に関
して、錠剤化工程を耐えるための酵素コアー単位のために十分に圧縮でき且つ柔
軟性である。これは、洗剤配合物のために実質的に最も適用できる。
【0059】 シェル単位は、多くの手段において、酵素含有コアーを取り囲む従来のシェル
単位又は被膜層に類似するが、但し厚く、好ましくは既知のシェル単位によりも
相当に厚い著しい差異を除く。また、従来の薄いシェル単位とは対照的に、本発
明のシェル単位は、非常に少量の酵素を含む。酵素顆粒の調製の間、コアー単位
における酵素のいくらかは、好ましくないことには、しばしばシェル単位中に通
過し、又は分散し、そしてさらに、顆粒の外表面に達することができる。
【0060】 しかしながら、本発明においては、シェル単位の高められた厚さは、シェルに
おける酵素の相対量を低め、その結果、シェルの重量当たりの酵素の量が非常に
低く維持され得る。また、シェルの厚さを高めることによって、酵素は顆粒の外
表面に達することから妨げられ得る。従って、シェル単位は、本明細書に使用さ
れる定義に従って酵素を実質的に有さないと思われる。本発明の高められたシェ
ル厚さは、良く知られたHeubach試験方法において決定されるように、乾燥形で
顆粒を取り扱う場合、開放され得る酵素ダストの量を減じる。
【0061】 シェル単位は、コアー単位における酵素に対する保護を付与し、なぜならば、
それは酵素が通常安定化される、コアー単位の環境を、酵素に対して通常敵対す
る、顆粒を取り囲む環境から物理的に分離するからである。従来の薄いシェル単
位は、低い保護性を付与し、そしてシェル単位を通して周囲の環境からコアー単
位中に侵入する有害な成分を中和する、シェル単位に高価な酵素保護剤を導入す
ることが必要である。厚いシェル単位を適用することによって、この工程は、例
えばコアー単位と周囲の環境との間の距離により減じられる。好ましい態様にお
いては、シェル単位への酵素保護剤の添加は、時代遅れになり、そしてシェル単
位は酵素保護剤を実質的に有さない。
【0062】 本明細書における用語“実質的に有さない”を用いることによれば、酵素保護
剤はシェル単位に意図的に添加されない。しかしながら、コアー単位からの酵素
保護剤は、顆粒の調製の間、シェル単位中にコアー単位から通過し、又は拡散す
ることができる。従って、前記用語は、シェル単位における酵素保護剤の濃度が
、コアー単位における濃度の10%(w/w)以下であることを意味する。シェル単
位はまた、本発明の顆粒を含む生成物の処理、例えば供給物の蒸気−ペレット化
の場合、コアー単位における酵素を保護するであろう。
【0063】 蒸気処理において使用される高い温度は、一定条件下で、酵素を変性すること
ができ、従って、それらの活性を低め又は破壊する。シェル単位は、シェル単位
に熱耐性を付与するか、又は全体の組成が、酵素がまた十分に安定している温度
で溶解するであろうシェルを付与する成分を含んで成ることができる。これは、
酵素の直後環境内の温度の、一定の期間(その問題の時間はまた、シェル単位の
厚さにも依存する)、シェル単位の融点よりも高くない温度への上昇を可能にす
るであろう。従って、(蒸気)ペレット化工程の間、コアー単位における酵素を
保護するための適切なシェル単位は、溶融温度又は70〜120℃以内の温度範囲を
有すべきである。
【0064】 本発明のシェル単位の重要な特徴は、シェル単位の高められた厚さ及び組成が
顆粒性質、例えば全体の活性、サイズ及び顆粒の密度に寄与することである。従
って、本発明においては、最終顆粒の活性、サイズ及び嵩密度は、シェル単位の
組成及び厚さの変動により調節され得る。所定のコアー単位に関しては、より厚
いシェル単位及びより重いシェル単位組成物は、最終顆粒の低い活性、高められ
たサイズ及び高められた嵩密度を提供する。これは、異なった目的及び用途のた
めに有用な広範囲の異なった顆粒がわずか1つのタイプのコアー単位を用いて調
製され得ることを意味する。これは、顆粒の性質、例えば活性、サイズ及び密度
を調節するために厚いシェル単位の変動が、シェル単位の機械的、構造的又は保
護性質を重度に悪化しないで、可能であるので、達成可能である。
【0065】 シェル単位のサイズは、その目的、例えば洗剤、食品、ベーキング剤、動物飼
料、又は当業者に知られているいずれか他の使用に依存して、製造業者の必要に
適合するよう変更され得る。 さらに、密度はまた、酵素顆粒の重量な特徴である。例えば、酵素顆粒を含ん
で成る洗剤配合物においては、不適切な顆粒密度は、生成物の矛盾した性能を導
く洗剤成分の分離を導く。これは、非常に好ましくなく、そしてこの供給は多く
の問題を受けて来た。
【0066】 一定の態様においては、シェルは、それぞれ特定の機能を有するいくつかの層
を含むことができる。 好ましい態様においては、シェルは液体滑剤の外層を有する。滑剤の目的は、
顆粒の流動性を高め、そして個々の顆粒が取り扱いの間、衝突する場合、ダスト
形成をさらに阻害するために、顆粒を潤滑にすることである。滑剤は好ましくは
、鉱油又は非イオン性界面活性剤であり、そしてより好ましくは、滑剤は他のシ
ェル材料と混和しない。
【0067】 コアー単位、シェル単位及び顆粒の調製方法: 顆粒性質のみならず、また同等に、工程の企画及び企画の経済に関して、酵素
顆粒配合物を改良を目的とする進行する研究においては、厚いシェル単位により
取り囲まれる高い酵素活性の小さなコアー単位を調製するための新規調製方法が
開発された。従って、本発明は、コアー単位の直径に対する顆粒の直径の比率が
少なくとも1.1であるよう、酵素含有コアーをシェルにより被覆する段階を含ん
で成る、コアーシェル形状を有する酵素含有顆粒の調製方法に関する。
【0068】 この方法においては、コアー単位の調製は、コアー単位上に、好ましくは実質
的に酵素を有さないシェル単位を被覆する工程から、時間及び位置において物理
的に分離され得、そして得れる顆粒の性質は、シェルの厚さ及び組成の変動によ
り、及び狭い粒度分布及び均質レベルの酵素を有するコアー単位を調製すること
により、特定の用途に調節され、そして受注注文され得る。 所望する性質の酵素顆粒を調製する場合、高いか又は濃縮された酵素活性を有
するコアー単位が高められた厚さのシェルにより被覆される方法は、次のいくつ
かの利点を提供する:
【0069】 ・コアー単位は、最終顆粒の性質、例えばサイズ、活性、密度、色彩、酵素ダ
ストレベル、臭気、機械的及び物理的強さ、等がシェル単位により調節され得る
ので、コアー単位上にシェルを適用する方法とは無関係に調製され得る。これは
、異なった目的及び用途のために有用な広範囲の異なった顆粒がわずか数種の基
本的タイプのコアー単位を用いて調製され得ることを意味する。
【0070】 本発明の方法は、コアー単位が被覆工程とは独立して調製され得、そして特定
の用途のために企画された最終顆粒を生成するために被覆又はシェル被覆工程に
、所望に基づいて封入され得る、独立した物理的存在物又は生成物中間体として
適切な条件下で安定して輸送され、そして貯蔵され得るので、莫大な理論的利点
を提供する。湿度レベル及び温度が調節できる貯蔵条件が好ましく、又は酵素コ
アーがパッケージされる場合、その貯蔵条件は気密性容器において確立され得る
。実際、コアー単位の調製と最終顆粒の調製との間の時間及び位置に大きな差異
が存在する。
【0071】 コアー単位の調製と顆粒を仕上げるためにシェル単位の適用との間の時間の差
異又は時間のスパンは、時(1〜24時間)、日(1〜7日間)、週(1〜52週間
)及びさらに年(1〜5年間)であり得、そして前記方法は、1つの地理学的地
域(例えば、1つの国)においてのコアー単位の調製及びもう1つの地理学的地
域(例えば、もう1つの国)においての顆粒の仕上げを提供する。従って、貯蔵
安定性コアー単位は、意図された地方市場の特定の必要性を満たすシェル単位の
適用のための地方の仕上げ場所に低費用で容易に輸送され得る。また、濃縮され
たコアー単位は、低められた貯蔵必要条件、及びパッケージング、輸送及び取り
扱いにおいて低められた環境的危険性を提供する。
【0072】 ・完成顆粒の性質の多くは被覆又はシェル封入工程において顆粒に付与される
ので、コアー単位の狭い粒度分布を提供するコアー単位を調製するための方法が
選択され、又は開発され得る。従って、前記方法は、コアー単位のさらなる加工
、例えばサイズ分類されたコアー以上及び以下の篩い分け、分離及び再循環の必
要性が低められるので、調製の間、酵素活性の低められた損失性を提供する。再
循環工程は費用がかかり、そして活性酵素の損失を招く。
【0073】 ・エネルギー貯蔵が再循環を低めることによって得られる。 ・生成能力が、再循環比率を低めることにより、高められる。 ・改良された活性調節。コアー単位の活性及びサイズが決定されると、仕上げ
顆粒の活性及びサイズは、仕上げ顆粒のサイズを測定することによって、オンラ
インで容易に評価され得る。 ・仕上顆粒活性における改良された均質性。
【0074】コアー単位の調製 : 本発明の酵素コアーは、当業界において知られている技法を用いて生成され得
る。適切な技法の例は、噴霧冷却、噴霧乾燥、溶解粒質化及び高剪断粒質化を包
含するが、但しそれらだけには限定されない。それらの技法の1以上の組み合わ
せがまた使用され得る。
【0075】 1つの態様においては、コアー単位を調製するための方法は、噴霧冷却工程で
ある。噴霧冷却工程は、酵素が酵素を変性しないような温度で、溶融された物質
に分散され、そして/又は溶解され、そしてこの混合物が酵素を組み込む物質を
凝固するために冷却される工程である。前記物質は好ましくは、有機物質であり
、そして溶融温度又は20〜150°内の溶融温度範囲を有する。そのような物質は
頻繁には、“ワックス”と称される(Michael S. Showell (editor); Powdered
detergents; Surfactant Science Series; 1998, vol. 71; p. 140-142; Marcel
Dekker を参照のこと)。
【0076】 噴霧冷却工程においては、溶融されたワックスにおける酵素の混合物の凝固は
、前記混合物を液滴に噴霧し、そして前記液滴を、冷却空気流において、典型的
には冷却塔において凝固することによって達成され得、それにより、狭いPSDを
有する酵素コアー単位粒子が得られる。
【0077】 酵素は、好ましくは精製された結晶性又は非晶性酵素(例えば、WO91/09943号
に記載される)を溶融されたワックス中に混合することによって、溶融されたワ
ックスに適用され得る。より好ましい態様いおいては、酵素及び任意には、他の
成分は、溶融されたワックスに分散されるか又は懸濁されている、乾燥粉末形で
、例えば噴霧乾燥された生成物として存在する。溶融されたワックスの噴霧は多
くの手段で達成さえ得、ここで、中でも、高速回転ディスク噴霧器、圧力ノズル
、空気圧ノズル又は音波ノズルのいずれかを用いて、噴霧を行うことが好ましい
(Course Material from the Microencapsulation Seminar, Held by Center fo
r professional advancement on May 9 to May 11, 1990, Amsterdam に記載さ
れる)。
【0078】 冷却による液滴の凝固は好都合には、冷却容器、例えば塔において行われ、こ
こで溶融されたワックスにおける酵素の噴霧された分散液又は溶液が塔の上部に
おける冷却空気流中に導入され、そして液滴の凝固が、液滴が塔の底部の方に冷
却空気流を通して通過するに連れて生じる。溶融されたワックス、酵素及び任意
には他の成分の混合物は好ましくは、供給パイプ及び噴霧器における意図されな
い凝固及び閉塞を回避するために、凝固が開始する温度よりも少なくとも30℃高
い温度で、噴霧器に供給される。
【0079】 溶融されたワックス混合物を冷却するために使用される空気の量及び温度が、
凝固を可能にするために溶融されたワックス混合物から十分な熱(液体の顕熱、
固体の融合の潜熱及び固体の顕熱)を除くことができるよう調節されるべきであ
る。好ましい態様においては、冷却塔を去る空気の温度は、冷却塔を去る固体粒
子の温度よりも約5℃低い。
【0080】 噴霧冷却又は噴霧急冷の一般的な技法は、当業界において良く知られており、
そしてK. Masters, Applications in the chemical industry, section 14.10.1
, pp. 565-566, Spray drying Handbook, 3’ edition 1979 George Goodwin Ld
tt. London ISBN 0-7114-4924-4/John Wiley & Sons, New York に記載される良
く知られている装置を用いて行われ得る。
【0081】 好ましい特定の噴霧器は、特に狭い粒度分布が得られるRayleigh噴霧器である
。1つのそのような噴霧器は、WO94/21383号に記載されている。この噴霧器は、
異なったサイズのために再処理されるべきであるコアー単位の量が相当に低めら
れる工程を可能にする。噴霧冷却工程は、溶融熱が蒸発熱よりも低い、非常にエ
ネルギー効率の工程であるけれども、酵素活性の能力限界及び可能な損失の危険
性のために、生成物のいずれかの十分な再循環を有することは所望されない。
【0082】 他の態様として、コアー単位はまた、溶融されたワックスにおける酵素及び任
意には他の成分の分散体を製造し、前記ワックスを固化し、そして酵素粒子を組
み込む固化されたワックスを微粉砕し/破砕し、そして任意には、マルメライザ
ー(marumerizer)工程により前記粒子を球状化することを含んで成る方法によ
り調製され得る。
【0083】 ワックスに基づくコアー単位(すなわち、酵素含有粒子)を調製するもう1つ
の好ましい態様は、 (a)溶融ワックスに酵素を分散するか又は溶解し、 (b)前記分散体を液相、例えば油に移し、ここで酵素及びワックスの両者が
不混和性であり、 (c)前記液相において前記酵素−ワックス分散体の小液滴のエマルジョンを
形成し、 (d)前記ワックスを粒子に凝固するために、前記液相及び酵素−ワックス液
滴を冷却し、 (e)前記液相から粒子を単離することを含んで成る方法である。
【0084】 本発明の目的のためには、この型の方法は、エマルジョン粒質化方法を示す。 酵素コアー単位を生成するためにもう1つの可能な態様は、噴霧冷却方法と同
じか又は類似する型の噴霧器、好ましくはRayleigh噴霧器を用いての特定の噴霧
乾燥方法である。これは、比較的大きな液滴の所望する酵素のコアーサイズへの
乾燥を可能にするために、十分な大きな噴霧乾燥塔を単に必要とする。この方法
は、エネルギー及び財政的に、非常に効率的な方法をもたらすであろう。
【0085】 本発明のもう1つの態様においては、酵素コアー単位は、溶融粒質化方法によ
り生成される。溶融粒質化方法は当業者に知られている(Melt agglomeration w
ith polyethylens glycols in high shear mixers, Torber Schafer, The Royal
Danish School of Pharmacy, 1996を参照のこと)。噴霧乾燥の前、酵素工程に
溶融結合剤を添加することが好ましい。 酵素コアーは、前記方法のいずれかにより生成されるような噴霧乾燥された酵
素粉末が、高剪断ミキサーに移される前、セルロース、デキストリン及びスルフ
ェートのような成分と共に混合される高剪断粒質化方法により生成され得る。水
中、結合剤溶液及び糖が、所望する平均粒度が達成されるまで、添加され得る。
【0086】 酵素コアー単位は、調製の後、直接的に使用されるか、又はそれらは、同じ生
成場所で後で加工され得るか、又はいくつかの異なった生成物が同じ酵素コアー
から生成され得る他の特定の生成場所に輸送され得る中間の生成物として貯蔵さ
れ得る。この方法は、結果的に、わずか1つの生成物型が1つの時点で生成され得
る従来技術に比較して、非常に柔軟である。さらに、その最小の実施可能バッチ
サイズは、その工程における小さな生成物保持のために、酵素コアー工程におい
てはより小さい。前記方法の1つの態様いおいては、薄フィルムが、最終顆粒の
輸送、貯蔵又は直後のさらなる加工の前、酵素コアー単位に適用される。そのフ
ィルム層は、ある態様においては、接着を助ける材料を含んで成ることによって
、続くシェル被覆段階を助けることができる。
【0087】シェル単位の適用 : シェル単位の形成及び適用はまた、当業界いおいて知られている技法、例えば
機械的被覆方法及び/又は流動層被覆方法を用いて行われ得る。 被覆段階、すなわち酵素コアーへのシェルの付加が、コアー単位がミキサー、
例えばパングラニュレーターにおいて被膜材料と共に混合される純粋な機械的被
覆工程として、又はコアーが流動化され、そしてシェル材料の溶液又は分散液が
前記コアー上に噴霧される流動層被覆工程又は組合された機械的被覆及び流動層
被覆工程として行われ得る。
【0088】 それらの両工程、例えば、一定の最小のサイズまで酵素コアーサイズを増強す
るための第1の流動層被覆、続いて、最終サイズに達するための機械的積層工程
が使用され得、又はそれらの1つのみが使用され得る。被覆工程の好ましい態様
においては、シェルの内部部分が流動層工程いおいて生成される。 機械的被覆工程はまた、生成速度を速めるために、流動層乾燥段階と共に組合
され得る。
【0089】 酵素顆粒の用途: 本発明はまた、本発明の酵素顆粒を含んで成る組成物に関する。組成物はいず
れの組成物ででもあり得るが、しかし好ましい組成物は、食品、ベーキング及び
/又は洗剤産業において意図されるそれらの組成物である。従って、組成物は、
食品、パン粉、ドウ又は洗剤組成物、又はそのような組成物に組み込まれる活性
剤であり得る。また、本発明は、例えば食品、例えばパンを改良するためへの、
又はセルロース含有布のような目的物を清浄するためへの組成物の使用を包含す
る。
【0090】 上記で言及されるような酵素顆粒は、種々の産業において使用され得る。さら
に、個々の産業内で、顆粒は、製造業者の必要性、市場の必要性、最終使用者の
必要性及び地方市場の“分化的/社会的”習慣に適合するように受注生産され得
る。特定の必要性を満たすために顆粒の全体的配合を受注生産する1つのそのよ
うな例は、洗剤産業における製造及び加工段階において、後で操作され得る酵素
顆粒である。
【0091】 日本市場は、短時間での冷水洗浄において効果的であり、そしてそれに対して
敏感である顆粒を必要として;アメリカ合衆国市場は、構造化された液体配合及
び温水道水温度に対して効果的であり、そして敏感である顆粒を必要とし;ヨー
ロッパ市場は、温洗浄温度及び長期洗浄時間に対して効果的であり、そして敏感
である顆粒を必要とし;東南アジア及びアジア市場は、石鹸棒を用いての手洗い
に対して効果的であり、そして敏感である顆粒を必要とする。それらの市場のす
べては、シェル単位及びフィルム配合が別々に又はさらに地方で行われる場合、
より適切に要求を満たされ得る。本発明は、特定の市場の多くの必要条件を満た
すよう多くの加工プラントへのそれらの酵素コアーの輸送を可能にする酵素コア
ーを独立して調製することによってこれを可能にする。
【0092】ベーキング添加剤としての酵素コアーの使用 : 本発明の特定の態様においては、本発明者は、小さな耐久性酵素含有コアーの
開発が特定の産業部分において有用であることを見出した。それらの部分におい
ては、コアー単位それ自体が使用され得る。
【0093】 穀紛微粉砕機及びベーキング産業においては、酵素の使用は十分に確立されて
いる。しかしながら、小麦紛組成物における酵素粒子の組み込みに関しては、粒
子サイズは200μmの粒子サイズを越えるべきではない。そのような小さな粒子は
、噴霧乾燥された生成物として従来利用されて来た。しかしながら、従来の噴霧
乾燥された生成物は通常、非常に小さな粒子の脆い凝集体であり、そして酵素ダ
ストを開放する傾向である。
【0094】 いくつかの噴霧乾燥工程においては、非常に小さな粒子が、最初に乾燥段階に
おいて形成され、続いて、噴霧乾燥工程の最後に、幾分脆い大きな凝集体を形成
するために一緒に凝集し又は接着する。そのような凝集された粒子は好ましくは
、150〜2000μmの平均直径又はサイズを有することができる。WO94/21383号の噴
霧装置を用いての他の噴霧乾燥工程においては、噴霧器の特定の企画のために、
小さな凝集されていない、より均質な粒子が、生成され得る。 従って、Rayleigh噴霧器を用いての本発明者の開発により、本発明は、200μm
以下の平均サイズを有する、噴霧乾燥され又は噴霧冷却された酵素含有の離散し
た粒子を提供する。
【0095】 従って、本発明は、Rayleigh噴霧装置により酵素含有液体出発材料を噴霧する
ことを含んで成る、酵素含有粒子の調製方法を提供する。前記方法は好ましくは
、噴霧乾燥工程(それにより、酵素含有液体は水性である)、又は噴霧冷却工程
(それにより、液体はワックスである)である。本発明はまた、前記方法により
得られる酵素コアー粒子を含んで成る組成物、特に酵素コアー粒子を含んで成る
ドウ改良剤組成物、又はドウ改良剤を含んで成る小麦粉組成物を包含する。
【0096】 サイズに関しては、この態様の粒子は、好ましくは50〜300μm、より好ましく
は50〜200μm、最も好ましくは50〜150μmの範囲内の低い平均直径を有する。 10〜15重量%の水含有率を有するであろう粒子は好ましくは、さらに低い水分
率、例えば約5%(w/w)以下に、噴霧乾燥された粒子を、その噴霧乾燥された粒
子が流動化された粒子から過剰の湿気を蒸発する、好ましくは加熱され、そして
乾燥された空気の上方への流水により流動化されたまま維持される流動層乾燥装
置中に導入することによって乾燥され得る。
【0097】 この態様においては、また、Rayleigh噴霧化により得られる酵素粒子を含んで
成る組成物が包含される。好ましい組成物は、ドウ又は小麦粉組成物である。 ベーキング産業において酵素を用いる場合、一定の酵素活性が好ましい。小麦
粉は、ベーキング品質の差異を導く種々の含有率のアミラーゼを有する。アミラ
ーゼの添加は、小麦粉を標準化するために必要である。アミラーゼ及びペントサ
ナーゼは一般的に、酵母発酵のための糖を提供し、パン体積を改良し、劣化を遅
延し、そしてペントサンガムに起因する腐敗速度及び粘着性を低める。炭水化物
の例は、下記に与えられる。
【0098】 一定の麦芽生成アミラーゼが、生成物における粘着性を引き起こさないで、2
又はそれ以上の日、パンの保存期間を延長するために使用され得る。スターチ分
子、低分子量糖及びデキストリンの非還元性末端から分離することによって、ゲ
ル化されたスターチを選択的に改良する。スターチは、劣化がたぶんほとんど生
じないような手段で改良される。生成された低分子量糖は、完全生成物における
ブム状質をもたらす中間の長さのデキストリンを創造しないで、ベーキングされ
た製品の水保持能力を改良する。酵素はパンのベーキングの間、不活性化され、
その結果、それは、ラベル上に表示されるべきではない加工助剤であると思われ
る。
【0099】 パンの体積は、パンの中味の良好且つ均等な構造をさらに提供する菌類α−ア
ミラーゼにより改良され得る。前記α−アミラーゼは、マルトース、デキストリ
ン及びグルコースを生成する内酵素である。穀物及びいくつかの細菌α−アミラ
ーゼは、スターチのゲル化温度以上の温度で不活性化され、従って、小麦ドウに
添加される場合、それは、低いパン体積及び粘着性のパン内部をもたらす。Fung
amylは、熱不安定性である利点を有し、そしてゲル化温度の直下で不活性化され
る。
【0100】 多くのペントサナーゼ及びヘミセルロース活性を含む酵素調製物は、ドウの取
り扱い及び安定性を改良し、そしてパンの新鮮度、パンの中味構造及びパンの体
積を改良する。 小麦粉におけるペントサン画分を加水分解することによって、それはその水結
合能力を非常に失い、そして次に、水はスターチ及びグルテンのために利用でき
るであろう。グルテンは、より柔軟性で且つ延伸性になり、そしてスターチゲル
化がより容易になる。ペントサナーゼは他の乳化剤と組合して、又は乳化剤自体
として使用され得る。
【0101】洗剤組成物 : 本発明の酵素顆粒が添加され、そして従って、洗剤組成物の成分に成る。 本発明の洗剤組成物は、例えば手動又は機械用洗濯洗剤組成物、例えば染色さ
れた布の前処理のために適切な洗濯用添加剤組成物及びすすぎ用布軟化剤組成物
として配合され得、又は一般的な家庭用硬質表面洗浄操作への使用のための洗剤
組成物として配合され得、又は手動又は機械用皿洗い操作のために配合され得る
【0102】 特定の観点においては、本発明は、本発明の酵素を含んで成る洗剤組成物を提
供する。洗剤添加剤及び洗剤組成物は、1又は複数の他の酵素、例えばプロテア
ーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペ
クチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、オキシダーゼ、例
えばラッカーゼ、及び/又はペルオキシダーゼを含むことができる。 一般的に、選択された酵素の性質(すなわち、他の酵素及び非酵素成分、等と
のpH−最適適合性)は、選択された洗剤と適合できるべきであり、そして前記酵
素は有効量で存在すべきである。
【0103】 プロテアーゼ:適切なプロテアーゼは、動物、植物又は微生物起源のそれらの
ものである。微生物起源のものが好ましい。化学的に修飾された又はタンパク質
構築された変異体が包含される。プロテアーゼは、セリンプロテアーゼ又は金属
プロテアーゼ、好ましくはアルカリ微生物プロテアーゼ、又はトリプシン−様プ
ロテアーゼであり得る。アルカリプロテアーゼの例は、スブチリシン、特にバチ
ルスに由来するそれら、例えばスブチリシンNovo、スブチリシンCarlsberg、ス
ブチリシン147及びスブチリシン168(WO89/06279号記載される)である。トリプ
シン−様プロテアーゼの例は、トリプシン(例えば、ブタ又はウシ起源の)及び
フサリウム(Fusarium)プロテアーゼ(WO89/06270号及びWO94/25583号に記載さ
れる)である。
【0104】 有用なプロテアーゼの例は、WO92/19729号、WO98/20115号、WO98/20116号及び
WO98/34946号に記載される変異体、特に次の位置の1又は複数の位置における置
換を有する変異体である:27, 36, 57, 76, 87, 97, 101, 104, 120, 123, 167,
170, 194, 206, 218, 222, 224, 235及び274。 好ましい市販のプロテアーゼ酵素は、AlcalaseTM, SavinaseTM, PrimaseTM, D
uralaseTM, EsperaseTM及びKannaseTM (Novo Nordisk A/S), MaxataseTM, Maxac
alTM, MaxapemTM, ProperaseTM, PurafectTM, Purafect OxPTM, FN2TM 及びFN3T M (Genencor International Inc.) を包含する。
【0105】 リパーゼ:適切なリパーゼは、細菌又は菌類起源のそれらのものを包含する。
化学的に修飾された又はタンパク質構築された変異体が包含される。有用なリパ
ーゼの例は、ヨーロッパ特許第258068号及び第305216号に記載されるようなヒュ
ーミコラ(Humicola)(サーモミセス(Thermomyces))、例えばH.ラヌギノサ
(H.lanuginosa)(T. ラヌギノサス(T. lanuginosus))からの、又はWO96/1358
0号に記載されるようなH.インソレンス(H.insolens)からのリパーゼ、シュ
ードモナス(Pseudomonas)クパーゼ、例えばP.アルカリゲネス(P.アルカリゲ
ネス(P. alcaligenes)又はP.シュードアルカリゲネス(P. pseudoalcaligenes
)(EP218272号)、
【0106】 P.セパシア(P. cepacia)(ヨーロッパ特許第331376号)、P.スツゼリ(P. stu
tzeri)(イギリス特許第1,372,034号)、P. フルオレセンス(P. fluorescens)
、シュードモナス sp. 株SD705(WO95/06720号及びWO96/27002号)、P. ウィス
コンシネンシス(P. wisconsinensis)(WO96/12012号)からのリパーゼ、バチル
ス(Bacillus)リバーゼ、例えばB.スブチリス(B. subtilis)(Dartoisなど. (
1993), Biochemica など., Biophysis Acta, 1131, 253-360), B. ステアロサー
モフィラス(B. stearothermophilus)(JP64/744992号) 又はB.プミラス(B. p
umilus)(WO91/16422) からのリパーゼを包含する。
【0107】 他の例は、リパーゼ変異体、例えばWO92/05249号、WO94/01541号、ヨーロッパ
特許第407225号、ヨーロッパ特許第260105号、WO95/35381号、WO96/00292号、WO
95/30744号、WO94/25578号、WO95/14783号、WO95/22615号、WO97/04079号及びWO
97/07202号に記載されるそれらのものである。 好ましくは市販のリパーゼ酵素は、LipolaseTM及びLipolase UltraTM (Novo N
ordisk A/S) を包含する。
【0108】 アミラーゼ:適切なアミラーゼ(α及び/又はβ)は、細菌又は菌類起源のそ
れらのものを包含する。化学的に修飾されているか又はタンパク質構築された変
異体が包含される。アミラーゼは、例えばバチルス(Bacillus)、例えばイギリ
ス特許第1,296,839号に詳細に記載されるB.リケニホルミス(B. lichenifurmis
)の特定株から得られたα−アミラーゼを包含する。
【0109】 有用なアミラーゼの例は、WO94/02597号、WO94/18314号、WO96/23873号及びWO
97/43424号に記載される変異体、特に次の位置の1又は複数の位置での置換を有
する変異体である:15, 23, 105, 106, 124, 128, 133, 154, 156, 181, 188, 1
90, 197, 202, 208, 209, 243, 264, 304, 305, 391, 408及び444。 市販のアミラーゼは、DuramylTM, TermamylTM, FungamylTM 及びBANTM (Novo
Nordisk A/S), RapidaseTM 及びPurastarTM (Genencor International Inc.)で
ある。
【0110】 セルラーゼ:適切なセルラーゼは、細菌又は菌類起源のそれらのものを包含す
る。化学的に修飾された又はタンパク質構築された変異体が包含される。適切な
セルラーゼは、バチルス(Bacillus)、シュードモナス(Pseudomonas)、ヒュ
ーミコラ(Humicola)、フサリウム(Fusarium)、チエラビア(Thielavia)、
アクレモニウム(Acremonium)属からのセルラーゼ、例えばアメリカ特許第4,43
5,307号、第5,648,263号、第5,691,178号及び第5,776,757号、及びWO89/09259号
に開示されるヒューミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、マイセリオ
プソラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)及びスサリウム・オキシ
スポラム(Fusarium oxysporum)から生成される菌類セルラーゼを包含する。
【0111】 特に適切なセルラーゼは、着色保護有益性を有するアルカリ又は中性セルラー
ゼである。そのようなセルラーゼの例は、ヨーロッパ特許第0495257号、ヨーロ
ッパ特許第0531372号、WO96/11262号、WO96/29397号、WO98/08940号に記載され
るセルラーゼである。他の例は、セルラーゼ変異体、例えばWO94/07998号、ヨー
ロッパ特許第0531315号、アメリカ特許第5,457,046号、アメリカ特許第5,686,59
3号、アメリカ特許第5,763,254号、WO95/24471号、WO98/12307号及びPCT/DK98/0
0299号に記載されるそれらの変異体である。 市販のセルラーゼは、CelluzymeTM 及びCarezymeTM (Novo Nordisk A/S), Cln
zinaseTM 及びPuradax HATM (Genencor International Inc.), 及びKAC−500(B) TM (Kao Corporation) を包含する。
【0112】 ペルオキシダーゼ/オキシダーゼ:適切なペルオキシダーゼ/オキシダーゼは、
植物、細胞、細菌又は菌類起源のそれらのものを包含する。化学的に修飾された
又はタンパク質構築された変異体が包含される。有用なペルオキシダーゼの例は
、コプリナス(Coprinus)、例えばC.シネレウス(C. cinereus)からのペルオ
キシダーゼ、及びWO93/24618号、WO95/10602号及びWO98/15257号に記載されるよ
うな変異体を包含する。
【0113】 市販のペルオキシダーゼは、GuardzymeTM (Novo Nordisk A/S) を包含する。 洗剤酵素は、1又は複数の酵素を含む別々の添加剤を添加することによって、
又はそれらの酵素のすべてを含んで成る組合された添加剤を添加することによっ
て、洗剤組成物に包含され得る。本発明の洗剤添加剤、すなわち別々の添加剤又
は組合された添加剤は、本発明の1又は複数の酵素顆粒を含むよう配合される。 本発明の洗剤組成物は、いずれか便利な形、すなわち棒、錠剤、粉末、顆粒、
ペースト又は液体形で存在することができる。液体洗剤は、水性であり、典型的
には、70%までの水及び0〜30%の有機溶媒を含み、又は非水性であり得る。
【0114】 洗剤組成物は、非イオン性、例えば半−極性、及び/又はカチオン性、及び/又
は両性イオン性であり得る、1又は複数の界面活性剤を含んで成る。界面活性剤
は典型的には、0.1〜60重量%のレベルで存在する。 本明細書において包含される場合、洗剤は通常、約1〜約40%のアニオン性界
面活性剤、例えば綿状アルキルベンゼンスルホネート、α−オレフィンスルホネ
ート、アルキルスルフェート(脂肪アルコールスルフェート)、アルコールエト
キシスルフェート、第2アルカンスルホネート、α−スルホ脂肪酸メチルエステ
ル、アルキル−又はアルケニル琥珀酸又は石鹸を含むであろう。
【0115】 本明細書において包含する場合、洗剤は通常、約0.2〜約40%の非アニオン性
界面活性剤、例えばアルコールエトキシレート、ノニルフェノールエトキシレー
ト、アルキルポリグリコシド、アルキルジメチルアミノオキシド、エトキシル化
された脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノエタノールアミド、ポリヒドロ
キシアルキル脂肪酸アミド、又はグルコサミンのN−アシル N−アルキル誘導体
(“グルカミド類”)を含むであろう。 洗剤は、0〜65%の洗剤ビルダー又は錯生成剤、例えばゼオライト、ジホスフ
ェート、トリホスフェート、ホスホネート、カーボネート、シトレート、ニトリ
ロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、アルキル−
又はアルケニル琥珀酸、可溶性シリケート又は積層されたシリケート(例えば、
HoechstからのSKS−6)を含むことができる。
【0116】 洗剤は1又は複数のポリマーを含むことができる。それらの例は、カルボキシ
メチルセルロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、
ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビ
ニルイミダゾール)、ポリカルボキシレート、例えばポリアクリレート、マレイ
ン酸/アクリル酸コポリマー及びラウリルメタクリレート/アクリル酸コポリマー
を包含する。
【0117】 洗剤は、H2O2源、例えば過酸形成漂白活性剤、例えばテトラアセチルエチレン
ジアミン、又はノナノイルオキシベンゼンスルホネートと共に組み合わされ得る
過硼酸塩又は過炭酸塩を含んで成る漂白システムを含むことができる。他方では
、その漂白システムは、例えばアミド、イミド又はスルホン型のペルオキシ酸を
含むことができる。 本発明の洗剤組成物の酵素は、従来の安定剤、例えばポリオール、例えばプロ
ピレングリコール又はグリセロール、糖又は糖アルコール、乳酸、硼酸又は硼酸
誘導体、例えば芳香族硼酸エステル又はフェニル硼素酸誘導体、例えば4−ホル
ミルフェニル硼素酸を用いて安定化され得、そして組成物は、例えばWO92/19709
号及びWO92/19708号に記載のようにして配合され得る。
【0118】 洗剤はまた、他の従来の洗剤成分、例えば布用コンディショナー、例えばクレ
ー、気泡増強剤、泡抑制剤、耐蝕剤、土壌−沈殿防止剤、抗−土壌再沈殿剤、顔
料、殺菌剤、蛍光増白剤、ヒドロトロープ、曇りインヒビター又は香料を含むこ
とができる。 洗剤組成物においては、いずれかの酵素、特に、本発明の酵素は、洗剤液体1
L当たり0.01〜100mgの酵素タンパク質、好ましくは0.05〜5mgの酵素タンパク質/
1Lの洗浄液体、特に0.1〜1mgの酵素タンパク質/1Lの洗浄液体に対応する量で
添加され得る。 本発明の酵素はさらに、引用により本明細書に組み込まれるWO97/07202号に記
載される洗剤配合物に組み込まれ得る。
【0119】 実施例 本発明は、次の非制限例により例示される。例1 : 33%(w/w)の固形分を有する、3kgのSavinase(商標)酵素(Novo Nordisk A
/S (Denmark) から入手できるプロテアーゼ酵素)濃縮物を、10%(w/w)のデキ
ストリン結合剤に添加した。酵素活性は、この混合物において約98KNPU/gであっ
た。前記混合物を、175℃の入口空気温度、60℃の出口空気温度、及び2−流体
ノズルによる同時流噴霧化を用いて、MobileMinor lab 噴霧乾燥機において噴霧
乾燥し、約20μmの平均粘度を有する粉末を得た。その得られる粉末は、約264KN
PU/gの酵素活性を有した。
【0120】 得られた粉末を、58〜60℃の温度で、1kgの溶融されたPEG4000中に分散した。
その分散体を、それを噴霧冷却塔において、9000RPMで作動する高速回転噴霧器
を用いて噴霧化することによって、噴霧冷却する。得られたコアー単位をスクリ
ーンし、200〜225μmの画分を分離する。
【0121】例2 : 例1を反復した。但し、高速回転アトマイザーを、WO94/21383号、例1、ペー
ジ19、12〜13行に開示されるようなRayleighアトマイザーにより、噴霧冷却段階
において置換した。また、Savinase(商標)をタンパク質混合物(大豆タンパク
質)により置換し、そしてPEG4000をLutensol AT-80 ワックスにより置換した。
タンパク質負荷は、40重量%であった。Malvern レーザー装置による前記の得ら
れた粒度分布の測定に基づいて、次の結果を得た:
【0122】
【表1】 同じサンプルに対する同等のデータのスクリーン分析を用いて、次の結果を得
た:
【0123】
【表2】
【0124】 非常に狭いサイズ分布が高いタンパク質負荷によってさえ得られることが上記
データから明確に見出される。所望する平均粒度を、噴霧器の回転速度を調節す
ることによって、単純に得ることができる。これは、所望するサイズの酵素コア
ーを獲得し、そしてまた、狭いPSDを有する単純な手段を可能し、そしてコアー
及びシェルを含んで成る完成酵素顆粒の最終酵素活性の調節を可能にする。
【0125】例3 : 例1を反復した。但し、噴霧冷却段階を、溶融粒状化工程により置換し、そし
て酵素粉末を、市販の噴霧乾燥された大豆タンパク質粉末(Soy-Co-Mill)によ
り置換した。この粉末350gを、95gのPEG4000チップと共に混合し、そして垂直高
剪断ミキサー(Pro-c-ept NV, BelgiumからのMi-Mi-Pro)に添加した。粉末温度
を、1500rpmの羽根速度及び5600rpmのチョッパー速度を用いて、66℃に上げた。
得られる酵素コアー粒子は、シェルが供給される後での被覆段階を非常に改良す
る、非常に小さく且つ球状であった。少量の凝集された粉末は、それらが非移動
システムにおいて凝固される場合、粒子の表面に付着することができる。従って
、得られる酵素コアー単位を凝固し、そして分類するために流動層冷却器を用い
ることは、産業的に好ましいであろう。
【0126】例4 : 例3を反復した。但し、大豆タンパク質粉末を、例1におけるようにして製造
された、噴霧乾燥された酵素粉末により置換し、ここでデキストリン結合剤が、
噴霧乾燥がPEG4000により置換される前、酵素濃縮物に添加された。これは、溶
融及び混合工程の前、噴霧乾燥された粉末中への溶解結合剤の分布の十分な手段
を与えた。
【0127】例5 : 例1を反復した。但し、噴霧冷却段階を、高剪断粒質化工程により置換し、こ
こで噴霧乾燥された酵素粉末を、10%(w/w)セルロースファイバー、10%(w/w
)デキストリン結合剤と共に混合した。硫酸ナトリウム塩を、100%(w/w)まで
添加した。この混合物を、50Lの水平高剪断ミキサーに移し、そして約200μmの
平均粒度が得られるまで、水溶液中、5%(w/w)デキストリン及び5%(w/w)糖
を有する結合剤溶液の添加下で混合した。続いて、湿潤コアー単位を、生成物の
温度が60度に達するまで、90℃の入口温度を用いて、流動層において乾燥せしめ
た。乾燥された生成物を、スクリーンし、180μm〜250μmの範囲でのコアー単位
を得た。得られる酵素活性は、約14KNPU/gであった。
【0128】例6 : 例1を反復した。但し、噴霧冷却段階を、エマルジョン粒質化工程により置換
し、ここで100gの噴霧乾燥された粉末を、100gの溶融されたPEG4000ワックス中
に分散した。続いて、この分散体を、Ultra Turraxブレンダーを用いて、65℃に
加熱された鉱油(Whiteway T15)約1L中に乳化した。油中、酵素−ワックス分
散体の形成された液滴のサイズを、ブレンダーの速度、及び乳化剤(SPAN80:ソ
ルビタンモノ−9−オクタデセノエート(オレイン酸及びソルビトールに由来す
るヘキシトール無水物のモノエステル))の添加により調節した。
【0129】 所望の液滴サイズが達成される場合、前記油を周囲温度に冷却し、そして凝固
された粒子を油から濾過した。形成されたコアー単位を、計算し、約132KNPU/g
であることがわかった。得られた酵素コアー粒子は非常に小さく、狭いPSDを有
し、そしてそれらの多数は、シェルが供給される後での被覆段階を高く改良する
完全な球状であった。これは、粒子の形状を形成する表面張力及び凝固の間、液
滴上に付与される非常に低い剪断のために利用できる長い時間のためである。
【0130】例7 : 例5に記載のようにして生成された酵素8kg充填物を、流動層コーター(Aeoro
matic-Fielder Precision Coater. Size MP2/3)に添加し、酵素コアーの初期被
覆についてのそのような流動層工程の実行可能性を研究した。この研究の目的は
、いずれの凝固も伴なわないで、そのような小さな酵素コアーを被覆する工程の
実行可能性を試験することである。 酵素コアーの初期性質は次の通りであった:
【0131】
【表3】 工程においては、次の被覆層を適用する:
【0132】
【表4】 適用される加工条件:125℃の入口空気温度及び50℃の生成物温度。 被覆された酵素コアーの最終性質は次の通りであった:
【0133】
【表5】
【0134】 タッピングされた密度を、硬質容器における既知質量の粉末を特定回(典型的
には、100〜1000回)タッピングし、そして前記粉末の最終体積を測定すること
によって測定する。前記タッピングされた密度は、質量に対する体積の比率であ
る。タッピングは、硬質表面上に特定の距離(1〜10mm)、粉末容器から自油に
落下せしめることによって行われる。HPMCは、ヒドロキシ−プロピル−メチル−
セルロースである。 その結果は、そのような小さなコアー単位を、前記工程において、凝集しない
で被覆することが驚くべきことには、可能であることを示す。
【0135】例8 : この例においては、酵素コアーを、WO94/21383号、例1、19ページ、12〜36行
に開示されるようなRayleigh噴霧器を用いて、液体濃縮物から直接的に噴霧乾燥
することによって生成した。前記液体濃縮物は、所望する性質、例えば強度、粘
度及び乾燥性質を達成するよう配合された。
【0136】 次の配合を使用した: 試験1:2500Lの酵素濃縮物A、1750kgの炭酸カルシウム、750kgの糖及び400kg
の水。 試験2:2000Lの酵素濃縮物B、1500kgの炭酸カルシウム、91kgの糖及び49kgの
水。 試験3:1400Lの酵素濃縮物C、350kgの炭酸カルシウム、91kgの糖及び49kgの
水。 PSDを測定するために、前記得られた酵素コアーに対するスクリーン分析を用
いて、次の結果を得た:
【0137】
【表6】 それらの結果は、フィルターからの微細画分を包含する、噴霧乾燥から直接的
に得られた、スクリーンされていない生成物の分布を示す。 噴霧乾燥された酵素コアーの粒子密度及び酵素強度の測定に基づいて、次の結
果を得た:
【0138】
【表7】
【0139】 生成された粒子は、実質的に球状で且つ小さかった。後者は、表4における真
の密度データから見出される。高い剪断粒質化工程からの及び比較できる酵素強
度を有する現在の酵素粒質物は、1.9g/mlに非常に接近する真の密度を有する。
この結果はまた、Rayleigh噴霧器を用いて、ドウ改質剤としての使用のために適
切である、小さなサイズ及び狭いPSDを有する、強い凝固されていない粒子を生
成することが、噴霧乾燥工程において可能であることを示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年11月6日(2001.11.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】 種々の高剪断ミキサーがグラニュレーターとして使用され得るこの方法の特定
の生成物においては、酵素、充填剤及び結合剤、等から成る粒質物が、粒子を強
化するためにセルロースファイバーと共に混合され、いわゆるT−粒質物が得ら
れる。より強い強化された粒子は、ほとんど酵素ダストを開放しない(下記参照
のこと)。 アメリカ特許第4,707,287号は、酵素材料のコアー、及びアルカリ緩衝塩を含
んで成る保護皮膜を含んで成る、改良され粒質物酵素組成物を開示する。 日本特許第08073344号の抜粋は、酵素封入されたワックスカプセルを開示する
。 アメリカ特許第5,230,822号は、ワックス−封入された粒子を開示する。
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Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアー単位及びシェル単位を含んで成る酵素含有顆粒であっ
    て、前記コアー単位が酵素を含んで成り、そして実質的に酵素を有さないシェル
    に単位に密閉され、前記コアー単位の直径に対する前記顆粒の直径の比率が少な
    くとも1.1であることを特徴とする酵素含有顆粒。
  2. 【請求項2】 前記コアー単位の直径に対する前記顆粒の直径の比率が少な
    くとも2.5である請求項1記載の酵素含有顆粒。
  3. 【請求項3】 前記酵素コアー単位のサイズが、その最長の寸法でのその直
    径に関して、1000μm以下、好ましくは700μm又は600μm以下、好ましくは100〜
    500μm、例えば100〜400μm、好ましくは200〜300μmである請求項1又は2記載
    の酵素含有顆粒。
  4. 【請求項4】 前記コアー単位のサイズが、前記顆粒の全質量に比較しての
    その相対的質量に関して、約30%まで、例えば約20%まで、例えば約15%まで、
    好ましくは約10%まで、例えば約5%までである請求項1〜3のいずれか1項記
    載の酵素含有顆粒。
  5. 【請求項5】 前記コアー単位における酵素含有率が、純粋酵素タンパク質
    として計算される場合、前記酵素コアー単位の約20〜100重量%の範囲、好まし
    くは25重量%以上、例えば30, 35, 40, 45, 50, 55, 60, 65, 70, 75, 80, 85,
    90又は95重量%以上である請求項1〜4のいずれか1項記載の酵素含有顆粒。
  6. 【請求項6】 前記酵素が、前記酵素コアー単位内に均質に分散される請求
    項1〜5のいずれかの1項記載の酵素含有顆粒。
  7. 【請求項7】 前記顆粒が、1種以上のタイプの酵素を含んで成る補助顆粒
    (co-granule)である請求項1〜5のいずれか1項記載の酵素含有顆粒。
  8. 【請求項8】 前記顆粒が、構造体化されたコアー単位、例えば多層コアー
    単位又はクラスター化された粒子コアー単位を含んで成る請求項1〜5のいずれ
    か1項記載の酵素含有顆粒。
  9. 【請求項9】 前記シェル単位に存在する成分から前記コアー単位を保護す
    るために、前記コアー単位の周囲にフィルム層をさらに含んで成る請求項1〜8
    のいずれか1項記載の酵素含有顆粒。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項記載の多数の酵素顆粒を含ん
    で成る粒状酵素生成物であって、前記酵素コアー単位が、比率(D90−D10)/D50
    が約2.5以下、好ましくは約2.0以下、より好ましくは約1.5以下、最も好ましく
    は約1.0以下であるような粒度分布を有することを特徴とする粒状酵素生成物。
  11. 【請求項11】 コアーシェル形状を有する酵素含有顆粒の調製方法であっ
    て、酵素含有コアー単位を供給し、そして前記コアー単位を、実質的に酵素を有
    さないシェルにより被覆する段階を含んで成り、その結果、前記コアー単位の直
    径に対する前記顆粒の直径の比率が少なくとも1.1であることを特徴とする方法
  12. 【請求項12】 前記コアー単位の直径に対する前記顆粒の直径の比率が少
    なくとも2.5である請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記酵素コアー単位のサイズが、その最長の寸法でのその
    直径に関して、1000μm以下、好ましくは700μm又は600μm以下、好ましくは100
    〜500μm、例えば100〜400μm、好ましくは200〜300μmである請求項11又は12記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 前記コアー単位のサイズが、前記顆粒の全質量に比較して
    のその相対的質量に関して、約30%まで、例えば約20%まで、例えば約15%まで
    、好ましくは約10%まで、例えば約5%までである請求項11〜13のいずれか1項
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記コアー単位における酵素含有率が、純粋酵素タンパク
    質として計算される場合、前記酵素コアー単位の約20〜100重量%の範囲、好ま
    しくは25重量%以上、例えば30, 35, 40, 45, 50, 55, 60, 65, 70, 75, 80, 85
    , 90又は95重量%以上である請求項11〜14のいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記酵素が、前記酵素コアー単位内に均質に分散される請
    求項11〜15のいずれかの1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記顆粒が、1種以上のタイプの酵素を含んで成る補助顆
    粒(co-granule)である請求項11〜15のいずれか1項記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記顆粒が、構造体化されたコアー単位、例えば多層コア
    ー単位又はクラスター化された粒子コアー単位を含んで成る請求項17記載の方法
  19. 【請求項19】 前記シェル単位に存在する成分から前記コアー単位を保護
    するために、前記コアー単位の周囲にフィルム層をさらに含んで成る請求項11〜
    18のいずれか1項記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記酵素コアー単位が、比率(D90−D10)/D50が約2.5以
    下、好ましくは約2.0以下、より好ましくは約1.5以下、最も好ましくは約1.0以
    下であるような粒度分布を有する、多数の酵素顆粒を形成することを含んで成る
    請求項11〜19のいずれか1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記酵素コアーが、噴霧冷却工程、噴霧乾燥工程、溶融粒
    状化工程、エマルジョン粒状化工程及び/又は高剪断粒状化工程を用いて形成さ
    れる請求項11〜20のいずれか1項記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記シェル単位が、流動層乾燥段階と共に任意に組合され
    た機械的被覆段階を用いて形成される請求項11〜21のいずれか1項記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記シェル単位が、流動層被覆工程を用いて形成される請
    求項11〜21のいずれか1項記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記コアー単位が第1段階において生成され、そして次に
    、第2段階におけるシェル単位の続く形成の前、貯蔵され、そして/又は輸送さ
    れ、前記コアー単位が任意には、貯蔵及び/又は輸送の前、フィルム層により被
    服される請求項11〜23のいずれか1項記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記コアー単位を生成する第1段階と前記シェル単位の形
    成の第2段階との間の時間範囲が1〜24時間、好ましくは1〜7日である請求項
    24記載の方法。
  26. 【請求項26】 請求項1〜10のいずれか1項記載の酵素含有粒質物を含ん
    で成る組成物。
  27. 【請求項27】 前記組成物が、飼料添加剤である請求項26記載の組成物。
  28. 【請求項28】 前記組成物が、洗剤添加剤である請求項26記載の組成物。
  29. 【請求項29】 前記組成物が、飼料である請求項26記載の組成物。
  30. 【請求項30】 前記組成物が、洗剤である請求項26記載の組成物。
  31. 【請求項31】 パンの改良のためへの請求項1〜10のいずれか1項記載の
    酵素含有粒質物の使用。
  32. 【請求項32】 飼料の改良のためへの請求項1〜10のいずれか1項記載の
    酵素含有粒質物の使用。
  33. 【請求項33】 目的物を清浄するためへの請求項30記載の洗剤組成物の使
    用。
  34. 【請求項34】 酵素含有粒子の調製のための乳化粒状化方法であって、 (a)溶融ワックスに酵素を分散するか又は溶解し、 (b)前記分散体を液相に移し、ここで酵素及びワックスの両者が不混和性で
    あり、 (c)前記液相において前記酵素−ワックス分散体の小液滴のエマルジョンを
    形成し、 (d)前記ワックスを粒子に凝固するために、前記液相及び酵素−ワックス液
    滴を冷却し、 (e)前記液相から粒子を単離する、 ことを含んで成る方法。
  35. 【請求項35】 酵素含有液体出発材料を、Rayleigh噴霧装置により噴霧化
    することを含んで成る酵素含有粒子の調製方法。
  36. 【請求項36】 前記液体が水性液であり、そして前記工程が噴霧乾燥工程
    である請求項35記載の方法。
  37. 【請求項37】 請求項36記載の方法により得られる粒子を含んで成るドウ
    改質剤組成物。
  38. 【請求項38】 請求項37記載のドウ改質剤を含んで成る穀紛生成物。
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