JP2003510366A - Aprilレセプター(bcma)およびその使用 - Google Patents

Aprilレセプター(bcma)およびその使用

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Abstract

(57)【要約】 TNFファミリーにおけるレセプター:APRIL−Rが提供される。キメラ分子およびAPRIL−Rに対する抗体、ならびにこれらを使用する方法もまた、提供される。また、本発明は、所望されない細胞増殖に関連する状態について哺乳動物を処置する方法であって、該方法は、薬学的に受容可能な賦形剤と共にAPRIL−Rアンタゴニストを含む組成物の治療的な有効量を該哺乳動物に投与する工程を包含し、ここで、該APRIL−Rアンタゴニストが、APRILと該APRILのコグネイトレセプターとの間の相互作用を拮抗するポリペプチドを含む、方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、概して、癌を処置する方法に関する。本発明の方法は、特定の腫瘍
壊死薬剤(TNF)アンタゴニストの投与を包含する。
【0002】 (発明の背景) サイトカインの腫瘍壊死薬剤(TNF)ファミリーのメンバーは、ますます拡
大しつつある重要な生物学的機能に関与する。TNFファミリーの各々のメンバ
ーは、レセプタータンパク質の並列のファミリーの1つ以上のメンバーに結合す
ることによって作用する。ついで、これらのレセプターは、広汎な生理学的応答
および発生学的応答を誘導するように細胞内シグナル伝達を行う。これらのレセ
プターシグナルの多くは、細胞の運命に影響し、そしてしばしば末期分化を誘発
する。細胞分化の例としては、増殖、成熟、移動および死が挙げられる。
【0003】 TNFファミリーメンバーは、II型膜結合タンパク質であり、短い細胞内N
末端ドメイン、膜貫通ドメイン、および細胞表面の外側に存在するC末端レセプ
ター結合ドメインを有する。いくつかの場合、そのタンパク質の細胞外部分が切
断されて離され、サイトカインの分泌形態を生成する。膜結合型タンパク質は、
おそらくそのレセプターとの細胞接触媒介相互作用を介して局所的に作用する一
方で、分泌形態は、循環または分散させる能力を有し、それゆえ遠距離部位にお
いて作用し得る。膜結合型形態および分泌形態の両方は三量体として存在し、そ
してレセプタークラスター化を容易にすることによってそのシグナルをレセプタ
ーに伝達すると考えられる。
【0004】 TNFレセプタータンパク質ファミリーは、1つ以上のシステインリッチ細胞
外ドメインを有することによって特徴付けられる。各々のシステインリッチ領域
は、ジスルフィド結合コアドメインを形成し、これは、リガンド結合ポケットを
形成する三次元構造に寄与する。このレセプターは、I型膜結合型タンパク質で
あり、ここでは、細胞外ドメインがN末端、続いて膜貫通ドメインおよびC末端
細胞内ドメインによってコードされる。細胞内ドメインは、レセプターシグナル
伝達を担う。いくつかのレセプターは、細胞内「死ドメイン」を含み、これは、
細胞アポトーシスをシグナル伝達し得、そしてこれらは、細胞氏の強力なインデ
ューサーであり得る。別のクラスのレセプターは、細胞死を弱く誘導し得、これ
らは死ドメインを欠くようである。第三のクラスのレセプターは、細胞死を誘導
しない。すべてのクラスのレセプターは、細胞型または他のシグナルの発生に依
存して細胞死の代わりに細胞増殖または細胞分化をシグナル伝達し得る。
【0005】 TNFファミリー活性の多能性の性質において十分に研究された例は、主要な
メンバーであるTNFである。TNFは、膜結合型サイトカインとして存在し得
、または切断および分泌され得る。両方の形態が2つのTNFレセプターである
TNF−R55およびTNF−R75に結合する。もともとは、TNFが腫瘍細
胞を直接殺傷する能力にもとづいて記載されたが、TNFはまた、広汎な免疫プ
ロセスを制御し、これには、急性炎症反応を誘導すること、およびリンパ組織ホ
メオスタシスの維持が含まれる。二重の役割に起因して、このサイトカインは、
種々の病理的設定において役割を果たし得、アゴニストおよびアンタゴニストの
両方の試薬が疾患の改変薬剤として開発されている。例えば、TNFおよびLT
α(これはまた、TNFレセプターを通じてシグナル伝達する)は、癌のための
処置において使用されており、特に、四肢の肉腫のような周辺部位に存在するが
んの処置において使用されている。この設定において、レセプターを介したサイ
トカインによる直接にシグナル伝達は、腫瘍細胞死を誘発する(Aggarwa
lおよびNatarajan,1996、Eur Cytokine Netw
7:93−124)。
【0006】 免疫学的設定において、TNFレセプターシグナル伝達をブロックする薬剤(
例えば、抗TNF mAb、可溶性TNF−R融合タンパク質)を使用して、慢
性関節リウマチおよび炎症性腸疾患のような疾患が処置されている。これらの病
理において、TNFは、細胞増殖およびエフェクター機能を誘導するように機能
し、それにより、自己免疫疾患を悪化させ、そしてこの設定において、そのレセ
プターへのTNFの結合をブロックすることにより、治療的効果を有する(Be
utler,1999.J Rheumatol 26 Suppl 57:1
6−21)。
【0007】 より最近になって発見されたリガンド/レセプター系が類似の操作に受け入れ
可能であるようである。LTαとヘテロトリマーを形成するTNFファミリーメ
ンバーであるリンホトキシンβ(LTβ)は、LTβ−Rに結合する。LTβ−
Rを発現するいくつかの腺がん腫瘍細胞は、アゴニスト性抗LTβ−R mAb
で処置されるときに、殺傷または分化され得る(Browning et al
.1996.J Exp.Med 183:867−878)。免疫学的設定に
おいて、抗LTβ mAbまたは可溶性LTβ−R−Ig融合タンパク質が炎症
性腸疾患の発生を、おそらく樹状細胞およびT細胞の相互作用に影響を与えるこ
とによって、ブロックし得る(Mackay et al.1998、Gast
roenterology 115:1464−1475)。
【0008】 TRAIL系はまた、癌治療としての可能性を有する。TRAILは、多数の
膜結合型レセプターおよび可溶性レセプターと相互作用する。これらのレセプタ
ーの2つTRAIL−RlおよびTRAIL−R2(これらはまた、DR4およ
びDR5とも呼ばれる)は、死を誘発するシグナルを腫瘍細胞に伝達するが、死
を誘発しないさらなるTRAILレセプターを発現する正常細胞には伝達しない
。これらのさらなるレセプターは、デコイとして機能すると考えられている。腫
瘍細胞を殺傷するための可溶性TRAILの使用は、腫瘍細胞以外の正常細胞に
おけるデコイレセプターの選択的発現に依存する(Gura,1997.Sci
ence 277:768). 腫瘍細胞はそれ自体がしばしば、免疫認識またはエフェクター機能をブロック
する、種々のデコイレセプターを発現する。実際、いくつかの腫瘍は、TRAI
Lデコイレセプターを過剰発現し、TRAIL媒介性死を回避するようである(
Sheikh et al.,1999.Oncogene 18:4153−
4159)。これは、いくつかの設定において抗腫瘍薬剤としてのTRAILの
有用性を制限する。類似の観察が、肺癌細胞および結腸癌細胞によって過剰発現
される、FAS−Lに対するデコイレセプターについてなされており(Pitt
i et al.,1998.Nature 396:699−703)、そし
てIL−1レセプターアンタゴニストについてもなされている(Mantova
ni et al.,1998.Ann.N Y Acad.Sci.840:
338−351)。デコイレセプターはまた、宿主防御機構から宿主細胞を保護
するために、ウイルスゲノムによって使用される。
【0009】 APRIL(増殖誘発リガンド(A Proliferation Indu
cing Ligand))は、TNFファミリーのタンパク質のあらたなメン
バーである。APRIL発現および機能の研究によって、このタンパク質が腫瘍
細胞によって利用されて迅速な増殖を誘発することが示唆されている。可溶性A
PRILタンパク質で処置されたかまたはAPRIL cDNAでトランスフェ
クトされた腫瘍細胞株は、インビトロで迅速に増殖する。免疫不全マウスに移植
された、APRILでトランスフェクトされた細胞は、腫瘍のように迅速に増殖
する。最後に、ヒト腫瘍細胞は、高レベルのAPRILメッセンジャーRNAを
発現するが、正常な組織は発現しない。これらの観察によって、APRILは、
腫瘍細胞によっても発現されるレセプターに結合し、オートクラインまたはパラ
クラインでの腫瘍細胞活性化を設定する。さらに、APRILは、他の疾患の状
況において作用し、その結果、APRIL経路の活性化またはブロックがさらな
る有用性を有することが可能である。例えば、APRILの過小発現または過剰
発現は、発生欠損において役割を果たし得る。なぜなら、発生はしばしば、細胞
増殖と細胞死との間の慎重に制御されたバランスによって特徴付けられるからで
ある。同様に、APRILは、細胞増殖性疾患において作用し得、その結果、い
くつかの自己免疫疾患(例えば、狼瘡)または細胞集団が迅速に拡大する炎症性
疾患(例えば、細菌敗血症)との関連で生じる。
【0010】 TNFおよびTNFレセプターファミリーメンバーのアゴニストおよびアンタ
ゴニストの疾患改変薬剤としての公知の有用性に基づいて、APRIL経路は、
それ自体が、薬物開発の重要な標的として代表する。このことは、癌治療につい
て特に当てはまる。なぜなら、腫瘍細胞は、APRILを生成および利用して、
自分自身の増殖を抑制するようであり、そしてそれゆえAPRIL経路のデコイ
レセプターまたは他のアンタゴニストを生成しないようであるからである。従っ
て、APRIL経路は、例えば、腫瘍デコイレセプターによって阻害され得る、
TRAIL経路ともFAS−L経路とも特有に異なる。
【0011】 癌についての現在の処置は、多くの腫瘍型について、貧弱な効力、生存率に対
する低い印象、重症副作用を生じる毒性、またはそれらの組み合わせに起因して
不適切である。従って、重症副作用を誘導することなく、効力を提供し得る癌増
殖を処置するためのさらなる方法を、同定および開発するための必要性が存在す
る。従って、抗APRIL mAB、抗APRILレセプター mAb、可溶性
APRILレセプター−Ig融合タンパク質、天然のアンタゴニスト、低分子ア
ンタゴニスト、および化学的、薬学的または他のアンタゴニストを含む、APR
IL経路のアンタゴニスト有用である。
【0012】 この目的のために、本発明者らは、APRILに対するレセプターとして、B
細胞媒介性タンパク質(BCMまたはBCMA)を同定した。
【0013】 (発明の要旨) 出願人は、BCMAが腫瘍壊死薬剤であるAPRILのレセプターであること
を見出した。APRILは、WO99/12965において以前に記載されたの
と同じ分子であり、これは、本明細書において参考として援用される。APRI
Lレセプターは、本明細書において以後「APRIL−R」と称される。本発明
は、癌を有するかまたはその危険のある哺乳動物種の処置のための方法、および
それにおいて使用するための薬学的調製物に関する。そのような被験体としては
すでに癌に罹患した被験体、または癌治療をすでに受けた被験体が挙げられる。
【0014】 本発明の方法および組成物は、癌治療薬剤である特定の薬剤(本明細書におい
てAPRIL−Rアンタゴニスト(例えば、抗APRIL−R抗体を含む)と称
される)が、本明細書において定義される癌を発生する危険があるか、または癌
処置を必要とする被験体において使用され得るという発見を部分的に利用する。
【0015】 本発明の癌治療薬剤は、選択された薬剤に適合する任意の投与経路によって投
与され得、そしてその投与経路に適切な任意の薬学的に受容可能なキャリアを用
いて処方され得る。好ましい投与経路は、非経口であり、特に、静脈内、腹腔内
および嚢内である。処置はまた、好ましくは、外来患者として長期にわたり行わ
れる。この癌治療剤の一日投薬量は、0.01−1000μg/kg体重の範囲
、およびより好ましくは約10−300μg/kg体重の範囲と予期されるが、
正確な投薬量は、使用される特定の癌治療薬剤および特定の被験体の医学的状態
および履歴に依存して、変動する。
【0016】 本発明の処置は、哺乳動物の身体から形質転換した細胞の実質的なクローン集
団(コロニー)を消失させるにおいて、またはもっとも一般的に腫瘍と称される
、コロニーの増殖を抑制もしくは弱毒化するために有用である。それ自体、それ
らは、寿命を延長するにおいて、および癌の危険にあるか、またはすでに癌に罹
患した被験体の生命の品質を維持するにおいて有用である。
【0017】 (詳細な説明) (定義) 請求される本発明の主題をより明確および簡潔に指摘するために、以下の定義
を、以下の詳細な説明および添付の特許請求の範囲において使用される特定の用
語について提供する。
【0018】 本発明は、今度は、以下の詳細な説明を参照して記載される。その中で以下の
定義が包含される。
【0019】 用語「APRILレセプター」または「APRIL−R」とは、本明細書にお
いて使用されるとき、ネイティブ配列のAPRIL−RおよびAPRIL−R改
変体を包含する。APRIL−Rは、種々の供給源(例えば、マウスまたはヒト
の組織型または別の供給源)から単離され得るか、または組換えもしくは合成の
方法によって調製され得る。用語APRIL−Rは、腫瘍壊死ファミリーメンバ
ーAPRILまたはそのホモログもしくはフラグメントに結合し得るポリペプチ
ドをさらにいう。APRIL−Rの例は、BCMAである。
【0020】 用語「BCMA」または「BCM」とは、以下に記載されるようなB細胞成熟
のための新規タンパク質をいう:Gras et al.(1995),Int
ernational Immunology,7:1093−1106,「B
CMAp :an integral membrane protein i
n the golgi apparatus of human matur
e B lymphocytes」;Y.Laabi et al.(1992
),EMBO J.,11,3897−3904,「A new gene B
CM on Chromosome 16 is fused to the
interleukin 2 gene by a t (4; 16) (q
26; pl3) translocation in a malignan
tT cell lymphoma」。 「ネイティブ配列APRIL−R」とは、天然に由来するAPRIL−Rと同
じアミノ酸配列を有するポリペプチドを包含する。そのようなネイティブ配列A
PRIL−Rは、天然から単離され得るか、または組換えもしくは合成の手段に
よって生成され得る。ネイティブ配列APRIL−Rは、天然に存在する、短縮
形態かまたは分泌形態のAPRIL−R(例えば、例えば、細胞外ドメイン配列
を含む可溶性形態)、APRIL−Rの天然に存在する改変体形態(例えば、選
択的スプライシング形態)および天然に存在する対立遺伝子変異体をいう。本発
明の1つの実施形態において、ネイティブ配列APRIL−Rは、配列番号8の
アミノ酸1〜184を含む、成熟または全長のネイティブ配列APRIL−Rポ
リペプチド、あるいはそのフラグメントである。
【0021】 「ARPIL−R細胞外ドメイン」または「APRIL−R ECD」とは、
APRIL−Rの膜ドメインおよび細胞質ドメインを本質的に含まない形態のA
PRIL−Rをいう。通常、APRIL−R細胞外ドメインは、1%未満のその
ような膜貫通ドメインおよび細胞質ドメインを有し、そして好ましくは、0.5
%未満のそのようなドメインを有する。必要に応じて、APRIL−R ECD
は、配列番号8のアミノ酸残基1〜51または1〜52または1〜53を含む。
好ましい実施形態において、APRIL−ECDは、配列番号8のアミノ酸残基
4〜51、またはより好ましくは、配列番号8のアミノ酸残基8〜51を包含す
る。当業者には、本発明のAPRIL−Rポリペプチドの膜貫通ドメインは、そ
の型の疎水性ドメインを同定するについて当該分野において慣用的に使用される
基準に従って同定される。膜貫通ドメインの正確な境界は、変動し得るが、最も
おそらく、本明細書において具体的に言及されたドメインのいずれかの末端の5
アミノ酸以内である。
【0022】 「APRIL−R改変体」とは、全長ネイティブ配列APRIL−Rについて
配列番号5に示される推定アミノ酸配列を有するか、またはAPRIL−R E
CD配列を有する、APRIL−Rと少なくとも約80%のアミノ酸配列同一性
を有すると以下に定義されるような活性APRIL−Rを意味する。そのような
APRIL−R改変体としては、例えば、APRIL−Rポリペプチドであって
、配列番号8の配列の末端またはC末端において1つ以上のアミノ酸残基が付加
、または欠失されているものが挙げられる。通常、APRIL−R改変体は、少
なくとも約80%または85%のアミノ酸配列同一性、より好ましくは少なくと
も約90%のアミノ酸配列同一性、そしてさらにより好ましくは、少なくとも約
95%のアミノ酸配列同一性を、配列番号8のアミノ酸配列に対して有する。
【0023】 「百分率(パーセント)(%)アミノ酸配列同一性」とは、本明細書において
同定される、APRIL−R配列に関して、配列を整列し、そして必要に応じて
ギャップを導入して、最大の百分率配列同一性を達成し、配列同一性の部分とし
て任意の保存置換を考慮した後の、APRIL−Rにおけるアミノ酸残基と同一
である候補配列におけるアミノ酸残基の百分率と定義される。百分率アミノ酸配
列同一性を決定する目的のための整列は、例えば、公に利用可能なコンピュータ
ソフトウェア(例えば、BLAST、ALIGNまたはMegalign(DN
ASTAR)ソフトウェア)を用いた、当該分野の技術範囲内にある、種々の方
法において達成され得る。当業者は、比較される配列の全長にわたり最大の整列
を達成するに必要な任意のアルゴリズムを含め、整列を測定するための適切なパ
ラメータを決定し得る。
【0024】 用語「エピトープタグ化」とは、本明細書において使用されるとき、APRI
L−Rを含むキメラポリペプチド、またはそのドメイン配列であって、「タグポ
リペプチド」に融合されたものをいう。タグポリペプチドは、抗体が作成され得
るエピトープか、または何らかの他の薬剤によって同定され得るエピトープを提
供するに十分であるが、APRIL−Rの活性には干渉しないように十分短い残
基を有する。このタグポリペプチドは、好ましくはまた、その抗体が実質的に他
のエピトープとは交叉反応しないようにかなり独特である。適切なタグポリペプ
チドは、概して、少なくとも6アミノ酸残基、そして通常約8アミノ酸残基と約
50アミノ酸残基との間を有する(好ましくは、約10残基〜約20残基である
)。
【0025】 「単離された」とは、本明細書において開示される種々のポリペプチドを記載
するために使用され、その天然の環境の成分から同定され、そして分離され、そ
して/または回収されたポリペプチドを意味する。その天然の環境の夾雑成分は
、そのポリペプチドについて診断または治療上の使用を代表的に妨害し、そして
酵素、ホルモンおよび他のタンパク質性もしくは非タンパク質性の溶質を含み得
る。好ましい実施形態において、そのポリペプチドは、以下にまで精製される:
(1)N末端の少なくとも15残基を得るに十分な程度、またはスピンカップ配
列決定機の使用によるアミノ酸配列決定するに十分な程度、あるいは(2)クー
マシーブルーまたは好ましくは銀染色を用いて非還元または還元の条件下でSD
S−PAGEでの均質の程度。単離されたポリペプチドとしては、組換え細胞内
のインサイチュのポリペプチドが挙げられる。なぜなら、APRIL−Rの天然
の環境の少なくとも1つの成分が存在しないからである。しかし、通常、単離さ
れたポリペプチドは、少なくとも1つの精製工程によって調製される。
【0026】 用語「抗体」は、その最も広義な意味で使用され、そして具体的には単一のA
PRIL−Rモノクローナル抗体(アゴニスト、アンタゴニストおよび中和抗体
を含む)およびポリエピトープ特異性を有する抗APRIL−R抗体組成物を包
含する。用語「モノクローナル抗体」は、本明細書において使用され、実質的に
均質な抗体(すなわち、微量で存在し得る可能な天然に存在する変異体を除き、
その集団を含む個々の抗体が同一である)の集団から得られる抗体をいう。
【0027】 ポリペプチドの「精製された調製物」または「実質的に純粋な調製物」とは、
本明細書において使用され、天然においてはそれに付随する他のタンパク質、脂
質および核酸から分離されたポリペプチドを意味する。好ましくは、そのポリペ
プチドはまた、それを精製するために使用される他の物質(例えば、抗体、マト
リクスなど)からも分離されている。
【0028】 用語「処置する」、「処置」および「治療」とは、本明細書において使用され
、治癒のための治療、予防(prophylactic)のための治療および予
防(preventative)のための治療をいう。
【0029】 用語「ペプチド」、「タンパク質」および「ポリペプチド」とは、本明細書に
おいて互換的に使用される。
【0030】 本明細書中に使用される場合「生物学的に活性な」は、直接または間接的に実
行され得るインビボ活性またはインビトロ活性を有することを意味する。APR
IL−Rの生物学的に活性なフラグメントは、例えば、レセプターの活性部位と
70%のアミノ酸相同性、より好ましくは少なくとも80%の相同性、最も好ま
しくは少なくとも90%の相同性を有し得る。レセプターに関する同一性または
相同性は、本明細書において、配列番号8のAPRIL−R残基に対して同一で
ある候補配列中のアミノ酸残基の百分率として規定される。
【0031】 本明細書中に使用される場合、用語「哺乳動物」は、ヒト、ウシ、ウマ、イヌ
、マウスおよびネコを含む哺乳動物として分類される任意の動物をいう。本発明
の好ましい実施形態において、哺乳動物は、ヒトである。
【0032】 本発明の実施には、他に示されない限り、細胞生物学、細胞培養、分子生物学
、トランスジェニック生物学、微生物学、組換えDNA、および免疫学の従来技
術を使用し、これらは当業者の範囲内である。このような技術は文献中に記載さ
れる。
【0033】 ここで詳細に、本発明の好ましい実施形態に対する参照がなされる。本発明は
、B細胞および非B細胞の増殖および成熟をもたららす(特にこれらが腫瘍細胞
に関連する場合)ためのAPRIL−RおよびAPRIL−R関連分子の使用に
関する。本発明はまた、免疫関連障害に必要とされるような免疫系の応答をもた
らすためのAPRIL−RおよびAPRIL−R関連分子の使用に関する。さら
に、本発明は、遺伝子治療法を介するAPRIL−RまたはAPRIL−R関連
遺伝子の使用を通じた癌および免疫障害の処置を含む。
【0034】 本発明の配列で形質転換された宿主によって産生されるAPRIL−Rおよび
そのホモログ、または既知のアミノ酸配列から産生されるAPRIL−Rおよび
そのホモログ、ならびに当該分野で公知のプロセスによって精製されるネイティ
ブなAPRIL−Rは、抗癌、抗腫瘍および免疫調節適用に関する種々の方法に
おいて有用である。これらはまた、他の疾患に向けられる治療および方法におい
て有用である。
【0035】 本発明の別の局面は、APRIL−Rをコードする単離された核酸によってコ
ードされるポリペプチドの「アンチセンス」治療における使用に関する。本明細
書中に使用される場合、「アンチセンス」治療は、コードされるタンパク質の発
現を阻害するように(例えば、転写および/または翻訳を阻害することによって
)、細胞状態の下で目的のリガンドをコードする細胞性mRNAおよび/または
DNAと特異的にハイブリダイズするオリゴヌクレオチドまたはそれらの誘導体
の、投与またはインサイチュ生成をいう。結合は、従来の塩基対相補性により得
るか、または例えば、DNA二重鎖への結合の場合、二重らせんの主溝における
特異的相互作用を介し得る。一般的に、「アンチセンス」治療は、当該分野で一
般的に使用される技術範囲をいい、そしてオリゴヌクレオチド配列の特異的結合
に依存する任意の治療が挙げられる。
【0036】 本発明のアンチセンス構築物は、例えば、発現プラスミドとして送達され得、
この発現プラスミドは、細胞中で転写される場合、Kayリガンドをコードする
細胞性mRNAの少なくとも一部に相補的であるRNAを産生する。あるいは、
アンチセンス構築物は、エキソビボで生成されるオリゴヌクレオチドプローブで
あり得る。このようなオリゴヌクレオチドプローブは、好ましくは改変されたオ
リゴヌクレオチドであり、このオリゴヌクレオチドは、内因性ヌクレアーゼに耐
性であり従ってインビボで安定である。アンチセンスオリゴヌとしての使用のた
めの例示的な核酸分子は、ホスホラミデートアナログ、ホスホチオエートアナロ
グ、およびメチルホスホネートアナログのDNAである(例えば、第5,176
,996号;第5,264,564号;および第5,256,775号を参照の
こと)。さらに、アンチセンス治療において有用なオリゴマーを構築するための
一般的な手段は、例えば、Van Der Krolら(1988)Biote
chniques 6:958−976;およびSteinら(1988)Ca
ncer Res 48:2659−2668(これらは、詳細に本明細書中に
参考として援用される)によって概説される。
【0037】 上記のように、本発明のAPRIL−RはTNFレセプターファミリーのメン
バーである。タンパク質、そのフラグメントまたはホモログは、広範な治療適用
および診断適用を有し得る。
【0038】 本発明のポリペプチドは、APRIL(本明細書中に参考として援用されるW
O99/12964中に以前記載されたポリペプチド)と特異的に相互作用する
。しかし、本明細書中に開示されるペプチドおよび方法は、APRIL−Rまた
はそのフラグメントと特異的に相互作用する分子の同定を可能にする。
【0039】 特定の実施形態において、本願発明は、APRILへ結合する能力を有するA
PRIL−R由来のペプチドを使用する方法を含む。APRIL−Rのフラグメ
ントは、いくつかの方法(例えば、組換え的にか、PCRによってか、タンパク
質分解消化、または化学合成によって)で産生され得る。ポリペプチドの内部フ
ラグメントまたは末端フラグメントは、1つ以上のヌクレオチドを、このポリペ
プチドをコードする核酸の1つの末端または両末端から除去することによって作
製され得る。変異誘発されたDNAの発現は、ポリペプチドフラグメントを産生
する。
【0040】 ポリペプチドフラグメントはまた、従来のメリーフィールド固相f−mocま
たはt−boc化学のような当該分野で公知の技術を用いて、化学合成され得る
。例えば、本発明のペプチドおよびDNA配列は、フラグメントの重複を伴わず
に所望の長さのフラグメントへ任意に分けられ得るか、または所望の長さの重複
フラグメントへ分けられ得る。これらのような方法は、以下により詳細に記載さ
れる。
【0041】 (可溶性形態のAPRIL−Rの作製) 可溶性形態のAPRIL−Rは、しばしば、効果的にシグナルを伝達し得、そ
れ故に、天然の膜形態を目下模倣する薬物として投与され得る。本明細書中に主
張されるAPRIL−Rは可溶性サイトカインとして自然に分泌されることは可
能であるが、そうでない場合、分泌を強いるためにその遺伝子を再操作し得る。
可溶性分泌形態のAPRIL−Rを作製するために、DNAレベルでN末端膜貫
通領域、および軸領域のいくらかの部分を除去して、これらを選択された発現系
において有効なタンパク質分解性切断を可能にするI型リーダー配列あるいはI
I型リーダー配列で置換する。当業者は、分泌発現構築物中に保持される軸領域
の量を変更して、リガンド結合特性および分泌効率の両方を最適化し得る。例え
ば、全ての可能な軸の長さを含む構築物(すなわち、N末端短縮)が調製されて
、その結果アミノ酸1〜52で開始するタンパク質が生じ得る。最適な長さの軸
配列は、この型の分析から生じる。
【0042】 (APRIL−Rと反応性の抗体の作製) 本発明はまた、本願発明のAPRIL−Rまたはそのコレセプターと特異的に
反応する抗体を含む。抗タンパク質/抗ペプチドの抗血清またはモノクローナル
抗体は、標準的なプロトコール(例えば、Antibodies:A Labo
ratory Manual、HarlowおよびLane(編)(Cold
Spring Harbor Press:1988)を参照のこと)によって
作製され得る。マウス、ハムスターまたはウサギのような哺乳動物は、免疫原性
形態のペプチドを用いて免疫され得る。タンパク質またはペプチドに免疫原性を
与えるための技術としては、当該分野で周知のキャリアへの結合または他の技術
が挙げられる。
【0043】 APRIL−Rまたはそのコレセプターの免疫原性部分は、アジュバントの存
在下で投与され得る。免疫の進行は、血漿または血清中の抗体検出によってモニ
ターされ得る。標準的なELISAまたは他のイムノアッセイを抗原としての免
疫原を共に使用して、抗体レベルを評価し得る。
【0044】 好ましい実施形態において、本抗体は、APRIL−Rまたはそのコレセプタ
ーの抗原決定基(例えば、配列番号8のポリペプチドの抗原決定基)か、または
密接に関連するヒト哺乳動物ホモログもしくは非ヒト哺乳動物ホモログ(例えば
、70、80、または90%の相同性、より好ましくは少なくとも95%の相同
性)に対して免疫特異的である。本発明のなおさらに好ましい実施形態において
、抗APRIL−R抗体または抗APRILコレセプター抗体は、例えば、配列
番号8と80%未満の相同性であるタンパク質;好ましくは配列番号8と90%
未満の相同性であるタンパク質;および最も好ましくは配列番号8と95%未満
の相同性であるタンパク質と、実質的に交差反応しない(すなわち、特異的に反
応する)。「実質的に交差反応しない」により、抗体が、配列番号8のタンパク
質に対する結合親和性の、10%未満、より好ましくは5%未満、なおより好ま
しくは1%未満である、非相同性タンパク質に対する結合親和性を有することが
意味される。
【0045】 本明細書中に使用される場合、用語、抗体は、APRIL−Rまたはそのレセ
プターともまた特異的に反応するそのフラグメントを含むことが意図される。抗
体は、従来技術を用いて断片化され得、そしてこのフラグメントは、全抗体に関
して上部に記載された様式と同じ様式で有用性に関してスクリーニングされ得る
。例えば、F(ab’)2フラグメントは、抗体をペプシンで処理することによ
って作製され得る。生じるF(ab’)2フラグメントは、ジスルフィド架橋を
還元するために処置されて、Fab’フラグメントを生成し得る。本発明の抗体
は、抗APRIL−R活性または抗APRILコレセプター活性を有する生物特
異的分子およびキメラ分子を含むことがさらに意図される。従って、APRIL
−Rおよびこれらのコレセプターに対するモノクローナル抗体およびポリクロー
ナル抗体(Ab)の両方、ならびにFab’およびF(ab’)2のような抗体
フラグメントは、APRIL−Rおよびその各コレセプターの作用をブロックす
るために使用され得る。
【0046】 種々の形態の抗体がまた、標準的な組換えDNA技術を使用して作製され得る
(WinterおよびMilstein、Nature 349:293−29
9(1991)(これらは、本明細書中に参考として詳細に援用される))。例
えば、動物抗体由来の抗原結合ドメインがヒト定常ドメインに連結されたキメラ
抗体が構築され得る(例えば、Cabillyら、米国4,816,567号(
これは、本明細書中に参考として援用される))。キメラ抗体は、ヒト臨床処置
に使用される場合、動物抗体によって誘発される観察される免疫原性応答を減少
し得る。
【0047】 さらに、APRIL−Rまたはそのコレセプターを認識する組換え「ヒト化抗
体」が合成され得る。ヒト化抗体は、ほとんどヒトIgG配列(これに、特定の
抗原結合を担う領域が挿入される)を含むキメラである。動物は、所望の抗原を
用いて免疫され、対応する抗体が単離され、そして特定の抗原結合を担う可変領
域配列の部分が取り除かれる。次いで、動物由来の抗原結合領域が、抗原結合領
域が欠失されているヒト抗体遺伝子の適切な位置へクローン化される。ヒト化抗
体は、ヒト抗体中の異種(すなわち、種間)配列の使用を最小化し、従って、処
置される被験体において免疫応答をおそらくほとんど誘発しない。
【0048】 異なるクラスの組換え抗体の構築はまた、可変ドメインおよび異なるクラスの
免疫グロブリンから単離されたヒト定常ドメイン(CH1、CH2、CH3)を
含む、キメラ抗体またはヒト化抗体を作製することによって達成され得る。例え
ば、増加した抗原結合部位価を有する抗体は、抗原結合部位をベクター(ヒト:
鎖定常領域を保有する)へクローニングすることによって組換え産生され得る(
Arulanandamら、J.Exp.Med.、177:1439−145
0(1993)(これは、本明細書中に参考として援用される))。
【0049】 さらに、標準的な組換えDNA技術を使用して、抗原結合部位の付近でアミノ
酸残基を変更することによって、組換え抗体のその抗原との結合親和性を変化し
得る。ヒト化抗体の抗原結合親和性は、分子モデリングに基づく変異誘発によっ
て増加され得る。(Queenら、Proc.Natl.Acad.Sci.8
6:10029−33(1989)(本明細書中に参考として援用される))。
【0050】 (アナログの作製:変更されたDNA配列およびペプチド配列の生成) APRIL−Rのアナログは、アミノ酸配列においてかもしくは配列を含まな
い点において、またはこれら両方において、天然に存在するAPRIL−Rと異
なり得る。非配列改変としては、インビボまたはインビトロのAPRIL−Rの
化学誘導体化が挙げられる。非配列改変としては、アセチル化、メチル化、リン
酸化、カルボキシル化、またはグリコシル化における変化が挙げられるが、これ
らに限定されない。
【0051】 好ましいアナログとしては、APRIL−Rの生物学的に活性なそのフラグメ
ントが挙げられ、その配列は、APRIL−リガンドの活性を破壊しない、1つ
以上の保存的アミノ酸置換によってか、1つ以上の非保存的アミノ酸置換によっ
てか、欠失または挿入によって、配列番号8に提供される配列と異なる。保存的
置換としては、代表的に、類似した特徴を伴う別のアミノ酸の代わりの1つのア
ミノ酸の置換(例えば、以下の群内の置換:バリン、グリシン;グリシン、アラ
ニン;バリン、イソロイシン、ロイシン;アスパラギン酸、グルタミン酸;アス
パラギン、グルタミン;セリン、トレオニン;リジン、アルギニン;およびフェ
ニルアラニン、チロシン)が挙げられる。
【0052】 (用途) 全長APRIL−R遺伝子(配列番号8)またはその部分は、例えば、配列番
号6に開示されるAPRIL−R配列に対して所望の配列同一性を有するさらに
別の遺伝子を単離するためにcDNAライブラリーのハイブリダイゼーションプ
ローブとして使用され得る。APRIL−Rをコードするヌクレオチド配列がま
た使用されて、APRIL−Rをコードする遺伝子をマッピングするためおよび
遺伝的障害を有する個体の遺伝分析のためのハイブリダイゼーションプローブを
構築し得る。スクリーニングアッセイが設計されて、APRIL−Rの生物学的
活性を模倣するリード化合物を見出し得る。このようなスクリーニングアッセイ
は、化学ライブラリーの高スループットスクリーニングを受けやすいアッセイが
挙げられ、小分子薬物候補物を同定することにこの化学ライブラリーを特に適切
にする。意図される小分子としては、合成有機化合物または合成無機化合物が挙
げられる。APRIL−Rまたはその改変形態をコードする核酸がまた使用され
て、トランスジェニック動物または「ノックアウト」動物のいずれかを作製し得
、これらは次には治療的に有用な試薬(例えば、癌試薬を含む)の開発およびス
クリーニングにおいて有用である。
【0053】 本発明の配列を用いて形質転換された宿主によって産生されるかまたは公知の
アミノ酸配列から産生されるAPRIL−Rおよびそのホモログ、ならびに当該
分野で公知のプロセスによって精製されるネイティブなAPRIL−Rは、抗癌
適用のための種々の方法において有用である。
【0054】 1つの実施形態において、本発明は、APRIL−Rアンタゴニストを含む治
療有効量の組成物を薬学的に受容可能な賦形剤と共に哺乳動物に投与することに
よって、所望されない細胞増殖と関連する状態に対してその哺乳動物を処置する
方法であり、ここで、APRIL−Rアンタゴニストは、APRILとそのコグ
ネイトレセプターとの間の相互作用を拮抗するペプチドを含む。
【0055】 好ましい実施形態において、細胞表面上のAPRILのコグネイトレセプター
は、BCMAである。
【0056】 この方法は、APRILとそのコグネイトレセプターとの間の相互作用を拮抗
するポリペプチドを有する任意のAPRIL−Rアンタゴニストと共に使用され
得る。APRIL−Rアンタゴニストの例としては、以下が挙げられるがこれら
に限定されない:可溶性APRIL−Rポリペプチド(可溶性BCMAを含むが
、これに限定されない);可溶性キメラAPRIL−R分子(BCMA−IgG
−Fcを含むが、これに限定されない)および抗APRIL−R抗体ホモログ(
抗BCMAモノクローナル抗体を含むが、これに限定されない)。
【0057】 本発明の方法は、所望されない細胞増殖と関連する任意の条件を用いて使用さ
れ得る。特に、本発明の方法は、APRILおよび/またはAPRIL−R(す
なわち、BCMA)を発現する腫瘍細胞を処置するために使用され得る。
【0058】 細胞増殖がAPRILによって調節される癌の例は、インビトロで腫瘍組織ラ
イブラリー中で発現されるAPRILおよび/またはAPRIL−R(すなわち
、BCMA)メッセージのレベルを測定することによってスクリーニングされ得
る。APRILおよび/またはAPRIL−R(すなわち、BCMA)メッセー
ジが高度に発現される腫瘍組織ライブラリーが、候補物である。あるいは、候補
物検索に関して公のデータベースおよび私的なデータベース(すなわち、Inc
yteデータベース)を、例えば、全長ヒトAPRIL cDNA配列を用いて
スクリーニングし得る。これらの技術を適用することによって、例えば、APR
IL mRNA発現は大多数の腫瘍型(以下の表1中に見出されるものを含むが
、これらに限定されない)で検出されたことが見出された。
【0059】 (表1)
【0060】
【表1】 特定の腫瘍治療における所望されない細胞増殖に関連した状態を処置する際に
使用される本発明のAPRIL−Rアンタゴニストは、10%、20%、30%
、または40%を超える腫瘍細胞の増殖を有利に阻害し、そして最も有利には5
0%を超える腫瘍細胞の増殖を阻害する。APRIL−Rアンタゴニストはスク
リーニングにより得られる(例えば、実施例6における考察を参照のこと)。例
えば、APRIL−Rアンタゴニストは、結腸腫瘍および肺腫瘍にそれぞれ由来
するヒト結腸癌HT29またはヒト肺癌A549(例えば、図15における考察
を参照のこと)に対する増殖阻害活性(つまり、10%、20%、30%、40
%または50%を超える)に基いて選択され得る。
【0061】 本発明の別の実施形態は、動物におけるB細胞および非B細胞の増殖、樹状細
胞により誘導されるB細胞の増殖および成熟または免疫グロブリン産生をAPR
IL−Rポリペプチドを使用して阻害する方法を提供する。
【0062】 別の実施形態において、本発明は、自己免疫疾患、高血圧症、心臓血管障害、
腎障害、リンパB細胞増殖障害、免疫抑制性疾患、臓器移植、炎症、およびHI
Vの処置においてAPRIL−Rを使用する方法を提供する。APRIL−Rと
そのリガンドとの間のシグナル経路を含む免疫応答を処置し、抑制し、または変
化するための薬剤を使用する方法もまた含まれる。
【0063】 本発明はまた、APRIL−Rポリペプチドおよび薬学的に受容可能な賦形剤
を含む薬学的組成物を提供する。例えば、APRIL−Rポリペプチドのための
適切なキャリア、およびそれらの処方物は、Osloらにより編集されたRem
ington’ Pharmaceutical Sciences、第16版
、1980、Mack Publishing Co.に記載される。代表的に
は、適切な量の薬学的に受容可能な塩が、処方物に等張性を与えるために処方物
中に使用される。キャリアの例として、生理食塩液、リンガー溶液およびデキス
トロース溶液などのバッファーが挙げられる。溶液のpHは、好ましくは約5〜
約8であり、そしてより好ましくは約7.4〜約7.8である。さらなるキャリ
アは、さらに固形疎水性ポリマーの半透性マトリックスなどの徐放性製剤を含み
、このマトリックスは、成形された物品の形態(例えば、リポソーム、フィルム
、またはミクロ粒子)にある。例えば、投与経路および投与されるAPRIL−
Rポリペプチドの濃度に依存して特定のキャリアが好ましいことが、当業者に明
らかである。
【0064】 投与は、注射(例えば、静脈、腹腔内、皮下、筋内)または他の方法(例えば
、効果のある形態で血流への送達を確実にする注入)により達成され得る。
【0065】 別に示さない限り、本発明の実行には、当該分野の技術範囲である細胞生物学
、細胞培養、分子生物学、微生物学、組換えDNA、タンパク質化学、および免
疫学の慣習的な方法を用いる。このような技術は、文献に記載される。例えば、
Molecular Cloning:A Laboratory Manua
l、第2版(Sambrook、FritschおよびManiatis編)、
Cold Spring Harbor Laboratory Press、
1989;DNA Cloning、Volume IおよびII(D.N.G
lover編)、1985;Oligonucleotide Synthes
is、(M.J.Gait編)、1984;米国特許第4,683,195号(
Mullisら);Nucleic Acid Hybridization(
B.D.HamesおよびS.J.Higgins編)、1984;Trans
cription and Translation(B.D.Hamesおよ
びS.J.Higgins編)、1984;Culture of Anima
l Cells(R.I.Freshney編)、Alan R.Liss,I
nc.、1987;Immobilized Cells and Enzym
es、IRL Press、1986;A Practical Guide
to Molecular Cloning(B.Perbal)、1984;
Methods in Enzymology、Volume 154および1
55(Wuら編)、Academic Press、New York;Gen
e Transfer Vector for Mammalian Cell
s(J.H.MillerおよびM.P.Calos編)、1987、Cold
Spring Harbor Laboratory;Immunochem
ical Methods in Cell and Molecular B
iology(MayerおよびWalker編)、Academic Pre
ss、London、1987;Handbook of Experimen
t Immunology、Volume I〜IV(D.M.Weir およ
び C.C.Blackwell編)、1986;Manipulating
the Mouse Embryo、Cold Spring Harbor
Laboratory Press、1986を参照のこと。
【0066】 以下の実施例は、本発明を説明するために提供され、これらの限定として解釈
されるべきではない。
【0067】 (実施例) 以下に開示される実施例において以下の方法を使用した。
【0068】 (方法:Pichia pastorisにおけるmycタグマウスAPRI
L(CCM776)のクローニングおよび発現) 発現ベクターpCCM213.10を、PDR004(FRAGエピトープタ
グと共にN末端に付加したスーパーFASリガンドストークを有するH98mu
APRIL)を取得することおよびSacIからNot1までのmuAPRIL
コード配列を切り取ることにより構築した。合成オリゴヌクレオチドLTB−5
59およびLTB−560は、α接合因子リーダー配列、mycエピトープタグ
、ならびにFASリガンド由来のKELモチーフを含むXho−1−Sac1リ
ンカーを形成する。muAPRILフラグメントおよびmuAPRILリンカー
の両方をPichia pastoris発現プラスミドであるpccm211
のXho−1−Not1部位に連結した。
【0069】 PCCM213.10をStu1で直線化し、GS115株(his4−)に
エレクトロポレートし、そしてデキストロースを含む最小培地にプレートした。
リッチ培地(BMGY:緩衝化グリセロール複合培地)において代表的な単一コ
ロニーを接種し、そしてそれを30℃で48時間の密度まで増殖させることによ
り、HIS4形質転換体をタンパク質発現について分析した。培養物をスパンし
、そして1.5%メタノールを含む誘導リッチ培地(BMMY:緩衝化メタノー
ル複合培地)に細胞ペレットを再懸濁(1:5)した。30℃で2日間のインキ
ュベーションの後、上清をSDS−PAGEで泳動し、muAPRILの存在を
評価した。クーマシー染色およびウェスタンブロット(抗myc mAb 9E
10を用いる)は、1つの株(CCM776)が、十分な量のグリコシル化され
た形態のmycタグH98 muAPRILタンパク質を産生することを示した
【0070】 (myc−mAPRILの精製) アミノ酸149個のタンパク質であるmyc−mAprilをpichiaで
発現した。このタンパク質は7.45の等電点を有する。175mlのpich
ia上清を透析し、そして一昼夜、緩衝液をpH6.8の10mM トリスに交
換し、次に20mlのSPカラムを通した。カラムをpH6.8の10mM ト
リス−HClで十分に洗浄し、250n mM NaClのPBSで溶出した。
精製工程の第2段階は、ゲル濾過カラム(S300)を使用して達成した。20
mlのSPカラムからのmyc−Aprilを含むフラクションを遠心分離によ
り7mlの容量まで濃縮した。ゲル濾過の後、ODおよびクーマシーゲルにより
検出されたmyc−APRILの8mgを回収した。また、マウスモノクローナ
ル9E10抗体(抗myc)を使用するウェスタンブロット分析を行い、myc
タグが精製工程後に無傷であることを示した。精製されたタンパク質がmyc−
mAprilと一致することをN末端配列で確かめた。
【0071】 (FLAG−ヒト Aprilの精製) プラスミドps429(後にp1448と名づけられた)を使用してリポフェ
クタミン剤(Gibco−Brl)および無血清培地を使用して293T細胞を
過渡的にトランスフェクトした。哺乳動物発現ベクターPCR3(Invitr
ogen)において構築されたプラスミドは、細胞培養培地へのN末端タンパク
質を伴うヒトAPRILのレセプター結合ドメインをコードする。製造者の説明
書(Kodak)に従って、抗FLAG mAb M2カラムおよび過剰の精製
されたFLAGペプチドを使用してFLAG−APRILタンパク質を無血清培
地から精製した。
【0072】 (HBMCA−Fcの精製) HBMCA−Fcを293細胞に過渡的にトランスフェクトした。hBCM−
Fcを過剰発現する293細胞由来の条件培地をプロテインAカラムに充填した
。25mMリン酸100nM NaCl(pH2.8)を使用してタンパク質を
溶出し、続いて1/20容量の0.5M NaPO4(pH8.6)で中和した
。OD280に基いて選択したフラクションを還元SDS−PAGEゲルならび
に非還元SDS−PAGEゲルおよび精製したタンパク質を同定するためのウェ
スタンブロットに供した。3mgのタンパク質を500mlの条件培地から回収
した。
【0073】 (myc−mAPRILは、FACS分析において種々の細胞株と結合する) 450ng/mlの精製したmyc−mAPRILを100μlのPBS/2
%FBS+Fcブロッキング剤であるFcBlock 20μg/ml(Pha
rmingen)および精製したヒトIgG 10μg/ml(Sandoz)
中で細胞株と氷上で1時間結合させた。陽性結合を特異的ウサギ抗マウスAPR
IL抗血清(1:500)およびロバ抗ウサギIgG−FITC(Jackso
n)を使用して明らかにした。細胞株A20、Raji、NIH3T3、および
HT29を提供者(ATCC Bethesda、MD)により示唆された培地
中で維持した。BJAB細胞を10%FBSおよびL−グルタミンを補充したH
EPES緩衝化RPMI中で培養した。競合アッセイにおいて、450ng/m
lのmyc−マウスAPRILを1μg/mlの競合タンパク質と共に添加した
【0074】 (実施例1:プレートアッセイを使用するAPRIL−Rに対するAPRIL
結合の検出) 本実施例において、AprilとのBCMA会合を試験した。
【0075】 BCMAがAprilと会合するか否かを試験するために、共免疫沈降実験を
実施した。この実験において、hBCMA−Fcおよびmyc−mAprilの
両可溶性タンパク質を使用した。
【0076】 異なるTNFリガンド:myc−mApril;myc−CD40Lおよびm
yc−RANKLと共にHBCMA−FcおよびLYbR−Fcを10%FBS
を含む培地中に1/2時間室温で添加した。Fcタンパク質を1〜2時間でプロ
テインAビーズと結合させ、1mlのPBSで3回洗浄し、マウスモノクローナ
ル9E10(抗myc)抗体を用いて免疫ブロット法により分析し、そして増強
した化学発光を使用して発色させた。
【0077】 発明者らは、hBCMA−Fc免疫沈降物においてmyc−APRILを検出
した。このことは、他のTNFリガンド、myc−CD40Lおよびmyc−R
ANKLはBCMAと結合する能力を有さなかったため、BCMAが特異的な手
段でAprilと相互作用することを示す。myc−Aprilは、LTbR−
Fcと会合しない。
【0078】 同じ膜をはがし、そして抗hIG−HRPを用いて再ブロットしてBCMA−
Fcと共に同量のLTbR−Fcが免疫沈降物において使用されたことを示す。
【0079】 (実施例2:) 本実施例は、hBCMA−FCがFLAG−hAPRILと相互作用すること
を記載する。
【0080】 ELISA分析:pH9.6の炭酸塩中の1μg/mlのレセプター−Fc融
合タンパク質(hBCMA−Fc−739またはhTNFR2−Fc−492)
でプレートを一昼夜4℃でコートする。PBS/5%脱脂粉乳/0.5%Twe
en−20を使用して室温で2時間ブロックする。リガンドの倍々希釈を100
μlのブロッキング緩衝液中で行った(TNFa−197は1000ng/ml
から、muBAFF−657は1000ng/mlから、hApril−507
(不活性)は2000ng/mlから、hApril−429は5倍濃縮培地か
ら)。リガンドとインキュベーションした後、プレートをPBS0.5%Twe
en−20中で洗浄し、そして希釈緩衝液中の0.5μg/mlの抗FLAG
mAb M2でプローブした。次に、抗体を抗マウスPO 1/2000を使用
して酵素的発色(OPD)により検出した。
【0081】 免疫沈降実験:293T細胞を9cmのプレートにおいて示された発現プラス
ミド(Rec−Fcまたはflagリガンド)でトランスフェクトした。トラン
スフェクトした細胞を、8mlのOptimem培地(Gibco−BRL)中
で5日間置いた。200μlの各レセプターの条件培地を200μlの各リガン
ドの条件培地+400μlのPBS+10μlのProtGセファロ−スと混合
することにより免疫沈降を実施した。これらをホイール上で1時間回転し、1m
lのPBSで4回洗浄し、次に50μlのサンプル緩衝液(+DTT)中で煮沸
した。20μlの各免疫沈降物をレーン毎にロードした。明らかなブロッティン
グを1μg/mlの抗FLAG M2 mAb(Sigma、St Louis
MO)および抗マウスPO(1/2000)を用いて行った。また、抗ヒトP
Oを用いた再プローブのブロットをチェックした:100μlの条件培地をMe
OH/CHCl3/リゾチームで沈降した。この混合物を50μlサンプル緩衝
液(+DDT)中で煮沸し、20μlをロードした。明らかなブロットを抗FL
AG mAb M2(1μg/ml)および抗マウスPO(1/2000)を用
いて行った。
【0082】 (実施例3:) 本実施例は、myc−mAPRIL;hKayL−440(hBAFF);お
よびFlag−mBAFFのhBCMA−Ig、hLT−R−Tg、またはhp
80 TNFR−Igへの結合を記載する。すべての実験を、25℃で10μl
/ml/分の流速で行った。
【0083】 各実験をHBS緩衝液(10mM HEPES、150mM NaCl、0.
005%のP20界面活性剤、pH7.4)を使用して行った。同じ溶液を実施
緩衝液およびサンプル希釈液の両方に使用した。
【0084】 最初に、CM5チップ(BIAcore,Inc.)表面をN−ヒドロキシス
クシンイミド/N−エチル−N’−(3−ジエチルアミノプロピル)−カルボジ
イミドヒドロクロライド(BIAcore)を用いて活性化した。次いで、20
μlのhBCMA−Ig;15μlのhLT−R05−Igおよび10μlのh
p80−TNFR(10mMの酢酸中30g/mlに希釈)を30μlのエタノ
ールアミン−HCl(pH8.5)で1回、そして15μlのエタノールアミン
−HCl(pH8.5)で再度ブロックした。これにより1600〜3700の
共鳴単位(RU)の表面密度が生じた。チップを1mMの蟻酸20μlで再生し
た。これら廃棄を5回繰り返し、再現可能な、そして安定なベースラインを達成
した。
【0085】 実験のために、100μlのmyc−mApril、hKayL−440、お
よびFLAG−mBAFFそれぞれを希釈緩衝液で30μg/mlまで希釈し、
そしてチップの表面上に注入した。各注入後迅速に、そのチップを500μlの
希釈緩衝液で洗浄した。1mMの蟻酸20μl;続いて別の15μlの注入蟻酸
を注入することにより、実験の間にその表面を再生した。再生後、チップを希釈
緩衝液で平衡化した。
【0086】 (実施例4:可溶性レセプター形態の生成) ヒトに使用するためのレセプターインヒビターを形成するために、細胞外ドメ
インのヒトレセプターcDNA配列が必要である。マウスの形態が既知の場合、
マウスcDNA配列を使用してヒトcDNAライブラリーを容易にスクリーンし
得、そしてこのような操作は当該分野において慣用的に行われる。ヒトcDNA
配列を用いて、膜内外ドメインおよび細胞内ドメインを存在させずにレセプター
の細胞外ドメインをPCR増幅するためのオリゴヌクレオチドプライマーを設計
し得る。代表的には、アミノ酸のほとんどを、最後のジスルフィド結合「TNF
ドメイン」と膜内外ドメインとの間に含む。結果物の可溶性レセプター力価を最
適化するために、含まれる「ストーク(stalk)」領域の量を変化し得た。
種々のC末端Ig融合キメラベクターへのクローニングを可能にするために、適
切な制限部位を含むように、この増幅片を操作する。あるいは、3’末端に停止
シグナルを挿入し、そしてIg融合キメラアプローチの使用に頼ることなく、レ
セプターの可溶性形態を作製し得る。その結果物であるベクターは、バイオテク
ノロジーで使用されるほとんどの系(酵母、昆虫細胞、細菌細胞および哺乳動物
細胞を含む)で発現され得、そして全ての発現タイプに対して例が存在する。所
望であれば、種々のヒトFcドメインをFcRおよび補体の相互作用を最適化ま
たは排除するために付着し得る。あるいは、これらのFcドメインの変異形態を
使用し、FcRもしくは補体の相互作用または特定の利点を有するFcドメイン
へのN−結合糖の付着を選択的に除去し得る。
【0087】 (実施例5:アゴニストまたはアンタゴニスト抗体の生成:) 上記可溶性レセプター形態を使用し、マウスを免疫化し、そして従来の方法に
よりモノクローナル抗体を作製し得る。ELISA法により同定したその結果物
であるmAbsを、種々のインビトロでの細胞アッセイにおいて、可溶性抗体と
してのアゴニスト活性またはプラスチック上に固定されたアゴニスト活性のいず
れかに対してさらにスクリーニングし得る。しばしば、HT29細胞株の死が、
多くのTNFレセプターを介するシグナル伝達に対して感受性のある簡便な系で
ある。この株が目的のレセプターを有さない場合、全長レセプターをHT29株
に安定にトランスフェクトして、ここで細胞傷害性アッセイを行うことが可能に
し得る。あるいは、このような細胞を細胞センサー(Cytosensor)装
置で使用し、レセプターの活性化が、シグナル伝達事象を示すpH変化を誘発し
得るか否かを評価し得る。TNFファミリーレセプターは、このような形式で良
好にシグナル伝達し、そしてこの方法は、レセプターにより引き起こされる実際
の生物学的事象を知ることを必要としない。アゴニストmAbを臨床的使用のた
めヒト化する。また、この手順を使用してアンタゴニストmAbを規定し得る。
このようなmAbは、アゴニスト活性の欠如およびELISA、古典的結合また
はBIAcore技術によりモニターされるレセプター−リガンド相互作用阻害
能により規定される。最後に、アゴニスト抗体に応答した種々の細胞によるケモ
カイン分泌の誘導は、スクリーニングアッセイを形成し得る。
【0088】 (実施例6:レセプター−リガンド相互作用のインヒビターについてのスクリ
ーニング) レセプターIg融合タンパク質を用いて、レセプターと直接的に結合し得る分
子について、いずれの組み合わせライブラリーをもスクリーンし得る。次に、こ
れらの分子を、レセプター−Ig融合タンパク質およびリガンドの可溶性形態を
使用するELISA形式のアッセイにおいてレセプター−リガンド相互作用阻害
能について試験し得る。このELISAを直接使用して、阻害化合物について種
々の天然産物ライブラリーなどをスクリーニングし得る。レセプターをHT29
株などの細胞株にトランスフェクトし、次いでスクリーニングアッセイを形成し
得る生物学的アッセイ(この場合、細胞傷害性)を形成し得る。 (実施例7:インビボにおける腫瘍増殖阻害) 腫瘍増殖アンタゴニストとしてのBCMA−Igの有効性をインビボで増殖さ
せた多数の異種腫瘍細胞株を使用して試験した。胸腺欠損(Nu/Nu)免疫不
全マウスをこれらの研究のために使用し、そして腫瘍細胞を皮下に移植した。積
極的に増殖するSW480腫瘍株については、100μlの無パイロジェン滅菌
PBSに8×105個の細胞を移植した。1つのコントロール群を非処置のまま
(n=5)にし、一方、他の群には100μgのコントロール−Ig(n=6)
タンパク質または100μgのBCMA−Ig(n=6)タンパク質を投薬した
。移植の直前に投薬を開始し、その後続けて7日毎に投薬した。マイクロメータ
ーを使用して腫瘍の直径を測定し、そしてその体積を式、体積=4/3πr3
使用して計算する。
【0089】 SW480結腸癌の腫瘍は、Nu/Nuマウスモデルを使用して非常に迅速に
増殖し、そして明白な腫瘍が10日以内に検出された。24日後にコントロール
の平均腫瘍体積は、0.3cm3であり、一方、BCMA−Ig処置した腫瘍の
平均体積は、0.19cm3であり、腫瘍負荷において46%の減少であった。
結腸癌HT29もまた、Nu/Nuモデルにおいて積極的に増殖する。これらの
実験のために、100μlの無パイロジェン滅菌PBS中1×106個の細胞を
皮下に移植し、そして投薬レジメンはSW480について記載の通りであった。
明らかな腫瘍が7日後に検出され、そしてコントロール群においては、ほとんど
の腫瘍が非常に迅速に増殖した。42日後、コントロール群(非処置およびコン
トロールIg処置、n=12)における腫瘍の平均体積は、0.485cm3
あり、一方、BCMA−Ig処置群(n=5)における平均腫瘍サイズは、0.
095cm3であり、腫瘍負荷において80%の減少であった。50日後、コン
トロール群におけるマウスの30%を腫瘍サイズが1.5cmより大きくなった
ため終点として記録し、実験を中止した。コントロール群と比較して、BCMA
−Ig処置群のマウスの0%を終点として記録した。これらの結果を、表2に示
す。
【0090】
【表2】 これは、腫瘍の平均体積における70%の減少およびBCMA−Ig処置を使用
する腫瘍増殖のHT29モデルにおける死亡率への顕著な影響を示す。
【0091】 肺癌腫瘍株A549は上記した結腸癌株よりもゆっくりと増殖する。この細胞
株について、100μlの無パイロジェン滅菌PBS中に1×106個の細胞を
移植し、そして前述したレジメンを使用して処置した。明白な腫瘍が移植の約2
0日後に検出された。腫瘍移植50日後、コントロール群(非処置およびコント
ロール−Ig処置;n=16)における腫瘍の平均体積は0.2cm3であり、
一方、BCMA−Ig処置群(n=7)における腫瘍の平均体積は0.1cm3
であり、腫瘍の体積において50%の減少であった。BCMA−Ig処置群では
、50日後に57%のマウスが0.1cm3より小さい腫瘍を有し、一方、コン
トロール処置マウスの6%のみがこのような小さな腫瘍負荷を維持した。腫瘍移
植60日後、コントロール群の腫瘍の平均体積は0.3cm3に増加した。一方
、BCMA−Ig処置した群における腫瘍の平均体積は、まだ0.2cm3より
小さかった(0.188)。
【0092】 結腸癌株よりもよりゆっくり増殖する、マウスNIH3T3株についてもまた
、本発明者らは、100μl発熱物質のない滅菌PBS中の5×106細胞を移
植して、上に記載されるように処置した。NITH3T3細胞は、Nu/Nuマ
ウスにおいて皮下に移植された場合、線維肉腫を形成する。4週間後、明白な腫
瘍が、検出され、そしてコントロール群(n=11)においては、これらの腫瘍
は、容量が拡大し、次の10日後で0.136cm3の平均サイズに達した。対
照的に、BCMA−Ig処置群(n=5)における腫瘍容量だけは、0.03c
3のサイズ(腫瘍負加量において78%減少)に達した。腫瘍移植48日後、
コントロール群における平均腫瘍容量は、1.6cm3に達したが、一方BCM
A−Ig処置群おける平均腫瘍容量は、ほんの0.8cm3(腫瘍容量の50%
減少)であった。52日目で、まだ生存している18%だけの動物を残して、コ
ントロール群における動物の82%(9/11)を、1.5cm3より大きい腫
瘍容量に基づいて末期としてスコア付けした。対照的に、まだ生存している60
%の動物を残して、BCMA−Ig処置群における40%(2/5)の動物は、
屠殺されなければならないような容量の腫瘍を有した。これらの結果は、表3に
表にされる。
【0093】
【表3】 経時的なNIH3T3の増殖を示す結果を、図13に示す。経時的なSW48
0の増殖を示す結果を、図14に示す。経時的なHT29の増殖を示す結果、お
よび腫瘍移植後42日の個々の動物を示す散布図を、図15Aに示す。腫瘍移植
後50日後および60日後の個々の動物におけるA549腫瘍の増殖を示す結果
を、図15Bに示す。
【0094】 NIH3T3腫瘍細胞株に対する腫瘍増殖阻害の結果を、図13に示す。SW
480腫瘍細胞株に対する腫瘍増殖阻害の結果を、図14に示す。HT29腫瘍
細胞株およびA549腫瘍細胞株に対する腫瘍増殖阻害の結果を、図15に示す
【0095】 (実施例8:BCMA−IgGは、正常マウスにおけるB細胞の数を減少する
原因となる。) 8週齢雌BALB/cマウスを、The Jackson Laborato
ry(Bar Harbor,ME)から購入した。
【0096】 マウス(3/群)は、8日前、5日前、1日前および2日後に、腹腔内へPB
S、400μgのヒトBCMA−huIgG1(hBCMA−Ig)融合タンパ
ク質(Teresa Cachero,Biogenによって提供される)、ま
たは400μgの精製ヒトIgG(HuIgG)(Sandoz,Basel,
Switzerland)のいずれかを受けた。マウスは、100μgの10%
ヒツジ赤血球細胞(SRBC)(Colorado Serum Compan
y、Denver,CO)を0日目に受けた。
【0097】 屠殺時、血液を、心臓穿刺を介してEDTを含むチューブへ収集し、赤血球を
低張緩衝液の中で溶解した。血液をまた、血清調製のためにEDTAなしで収集
した。単一細胞の懸濁液を、脾臓および腸間膜リンパ節(MLN)から調製し、
赤血球を、低張緩衝液の中で溶解した。フローサイトメトリ−を、PE結合体化
抗CD45R/B220、PE結合体化抗シンデカン(syndecan)/C
D138、PE結合体化抗B7.2、ならびにFITC結合体化抗IgMおよび
FITC結合体化抗CD45R/B220を使用して実施した。全てのmAbを
、Pharmingen(San Diego,CA)から購入した。手短に言
えば、Fcレセプターを、氷の上で15分間10μg/mlのFcBlock(
Pharmingen)でブロックし、次いでPE結合体化mAbおよびFIT
C結合体化mAbを添加し、そして氷の上で20〜30分インキュベートした。
細胞を、1回洗浄し、そして0.5%のパラホルムアルデヒド内に懸濁した。細
胞蛍光データを、FACSCaliburTMフローサイトメーター(Becto
n Dickinson,San Jose,CA)で獲得し、そしてCELL
QuestTMソフトウェア(Becton Dickinson)を使用して分
析した。
【0098】 hBCMA−Igでの処置後、試験した末梢血中および末梢リンパ系器官中の
B細胞の数が約50%減少した。B220highIgMlowB細胞は、PBS処置
およびHuIgG処置マウスにおいて、それぞれ23.4%および21.5%の
細胞となったが、この集団は、hBCMA−Ig処置マウスにおいてはほんの9
.9%の細胞を示した。形質細胞(シンデカン/CD138+)は、hBCMA
−Ig処置マウスにおける3.9%と比較して、PBS処置およびHuIgG処
置マウスの血液中に、それぞれ同じように5.7%および4.8%存在で、わず
かに減少されたようである。B7.2分子は、hBCMA−Ig処置マウスでの
1.9%と比較して、PBS処置およびHuIgG処置マウスではそれぞれ3.
1%および4.5%のB220+細胞で上流調節された。
【0099】 脾臓において、B220highB細胞は、PBS処置およびHuIgG処置マウ
スにおいてそれぞれ36.7%および40%と比較して、hBCMA−Ig処置
マウスにおいて著しく減少し、18.8%を示した。この減少は、IgMhigh
よびIgMlowの分集団の両方において観察された(表1を参照のこと)。脾臓
において新たに形成されたB細胞画分(B220lowIgMhigh)において観察
される変化はなかった(データは示さず)。形質細胞(シンデカン/CD138
+)は、hBCMA−Ig処置マウスにおける2.4%と比較して、PBS処置
およびHuIgG処置マウスの脾臓中に、それぞれ同じように3.3%および3
.4%存在で、わずかに減少されたようである。
【0100】 MLNは、B220+B細胞において、PBS処置およびHuIgG処置マウ
スではそれぞれ26.7%および35.8%と比較して、hBCMA−Ig処置
マウスでは14.1%存在と減少を示した。このデータを、表3に要約する。
【0101】
【表3】 SRBCで免疫化された後の、血液中のB7.2+B細胞ならびにhBCMA
−Ig処置マウスの血液および脾臓中の形質細胞の減少パーセンテージは、B細
胞活性化および/または成熟化の阻害、ならびに活性化B細胞の潜在的に増加し
た排出があることを示唆する。SRBCのこの場合において、非常に小さいパー
セントの抗原特異的B細胞は、活性化され、そして任意の抗原に応答する。hB
CMA−Ig処置は、試験された全ての組織中のB細胞のパーセント(約50%
)によってこのような劇的な減少を生じるので、hBCMA−Igの活性はまた
、静止、成熟B細胞を標的とするようである。
【0102】 従って、BCMA融合タンパク質を、B細胞媒介疾患における臨床的適用で治
療的薬物として使用し得ることを、熟考する。疾患としては、性質が自己免疫で
ある疾患(全身性エリテマトーデス、重症筋無力症、自己免疫溶血性貧血、特発
性血小板減少性紫斑病、抗リン脂質症候群、シャーガス病、グレーヴズ病、ヴェ
ーゲナー肉芽腫症、結節性多発動脈炎および急速進行性糸球体腎炎など)が挙げ
られる。治療的薬剤はまた、形質細胞障害(多発性骨髄腫、ヴァルデンストレー
ムマクログロブリン血症、H鎖病、原発性または免疫担当細胞関連アミロイドー
シス、および未定量有意性の単一クローン性高ガンマグロブリン血症(MGUS
))における適用を有する。腫瘍学標的としては、B細胞癌、白血病、およびリ
ンパ種が挙げられる。
【0103】 当業者にとって、本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに本発明のポリペプチ
ド、組成物および方法において種々の改変および変異がなされ得ることは、明白
である。従って、本発明は、当業者が、本発明の添付される請求の範囲およびそ
れらと等価の範囲内に入ることを条件として、本発明の改変および変異を包含す
ることを示す。
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、ベクターpCCM213.10にマッピングされるマウスAPRIL
のcDNAの核酸配列(配列番号1)およびその誘導アミノ酸配列(配列番号3
)を示す。下線で示されるものは、mycエピトープおよびFasLから誘導さ
れるアミノ酸である。APRIL細胞外ドメインコード配列の始まりは、矢印で
示される。
【図2】 図2は、哺乳動物細胞において発現するFLAG−ヒトAPRIL構築物の核
酸配列(配列番号4)およびその誘導アミノ酸配列(配列番号6)を示す。マッ
プは、シグナル配列(1〜15);FLAGエピトープ(AA16〜23)およ
びヒトAPRIL細胞外ドメインコード配列の始まり(32〜末端)を示す。
【図3A】 図3Aは、全長ヒトBCMAの核酸配列(配列番号7)およびアミノ酸配列(
配列番号8)を示す。
【図3B】 図3Bは、pJST538(ヒトAPRIL−R−hIgGFc融合構築物を
コードするプラスミド)の核酸配列(配列番号11)およびその誘導アミノ酸配
列(配列番号12)を示す。
【図4】 図4は、マウスB細胞リンパ種株A20へのmyc−マウスAPRILの結合
を示す。3つの異なる実験は、A)未染色細胞およびR1532のみで染色され
た細胞、B)RANKL−LおよびR1532で染色された細胞、ならびにC)
APRILで染色された細胞、および無関係なウサギ血清と比較した、A20細
胞へのAPRILの特異的結合を示す。
【図5】 図5は、ヒトB細胞リンパ種株RAJIへのmyc−マウスAPRILの結合
を示す。2つの異なる実験は、A)未染色細胞およびR1532のみで染色され
た細胞、およびRANK−1かつR1532で染色された細胞、ならびにB)A
PRILで染色された細胞、および無関係なウサギ血清と比較した、RAJI細
胞へのAPRILの特異的結合を示す。
【図6】 図6は、A20細胞(A)およびRaji細胞(B)へのAPRIL結合が、
可溶性BAFFタンパク質または可溶性BCMA−Igタンパク質を用いて競争
されることを示す。
【図7】 図7は、種々の細胞株:A)A20細胞、B)HT29細胞、C)NIH3T
3細胞へのFLAG−ヒトAPRILの結合を示す。特異的結合は、ビオチン化
抗FLAG mAb M2検出を使用して、無関係のアイソタイプコントロール
mAbを用いてまたはFLAG−APRILの添加なしで見られる結合と比較し
て示される。
【図8】 図8は、BCMA−Fc融合タンパク質を使用するmyc−mAprilの免
疫沈降を示す。上の左のパネルは、特異的hBMCA−Fc/myc−mAPR
IL免疫沈降および陽性コントロールOPG−Fc/Rank−1免疫沈降を示
し、上の右のパネルの陰性コントロールを比較する。下のパネルは、ロードされ
たタンパク質の量が、等価であることを示す。
【図9】 図9は、FLAG−hAPRILがhBCMA−fc融合タンパク質に結合す
ることを示すELISA形式実験を示す。種々のレセプター−Fc融合タンパク
質が、ELISAプレート上へコートされ、FLAG−タグ化リガンドと結合さ
れた。A)APRILおよびhBAFFのみが、hBCMA−Fcに特異的に結
合したが、hCD40−Fcには結合しないことを示す結合リガンドの検出。B
)hBCMA−Fcコートプレート上へhAPRILまたはhBAFFを結合後
、検出されるELISAシグナルが、添加されるタンパク質の量に直線的に依存
することを示す用量滴定。
【図10】 図10は、hBMCA−Fc融合タンパク質によるFLAG−hAPRILお
よびFLAG−hBAFFの免疫沈降を示す。上の4つのパネルは、免疫沈降に
おけるロードされたタンパク質の等価を示し、一方、下のパネルは、hAPRI
LおよびhBAFFが、hBCMA−Fcによって免疫沈降されるが、hTRA
IN−Fcによって免疫沈降されないことを示す。
【図11】 図11は、myc−mAPRIL、FLAG−hBAFF、およびFLAG−
mBAFFのhBMCA、hLTβレセプター、もしくはhTNF−R80への
結合のBiaCore分析を示し、またはブランクは、hBCMAだけへの特異
的結合を示す。
【図12】 図12は、BCMAトランスフェクト細胞へのAPRIL結合を示す。293
EBNA細胞は、全長hBCMAを発現するプラスミドでトランスフェクトされ
る。細胞は、5mM EDTAを使用して48時間後に収穫され、そしてmyc
−nAPRILで染色された。パネルAは、染色程度が用量依存であることを示
す。パネルBは、染色が、可溶性BCMA−Igタンパク質を使用した場合バッ
クグランドレベルへ減少したことを示す。
【図13】 図13は、コントロール試薬でまたはBCMA−Ig融合タンパク質で処置さ
れた免疫不全(Nu/Nu)マウスにおいて皮下に移植されたNIH3T3細胞
の増殖を示す。このモデルにおいて、NIH3T3細胞は、線維肉腫を形成する
【図14】 図14は、コントロール試薬でまたはhBCMA−Ig融合タンパク質で処置
された免疫不全(Nu/Nu)マウスにおいて皮下に移植されたヒト結腸癌SW
480の増殖を示す。
【図15A】 図15Aは、コントロール試薬でまたはhBCMA−Ig融合タンパク質で処
置された免疫不全(Nu/Nu)マウスにおいて皮下に移植されたヒト結腸癌H
T29の増殖を示す。
【図15B】 図15Bは、コントロール試薬でまたはhBCMA−Ig融合タンパク質で処
置された免疫不全(Nu/Nu)マウスにおいて皮下に移植されたヒト肺癌A5
49の増殖を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07K 16/28 C07K 19/00 19/00 A61K 37/02 C12N 15/09 ZNA C12N 15/00 ZNAA (31)優先権主張番号 60/215,688 (32)優先日 平成12年6月30日(2000.6.30) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 トンプソン, ジェフリー アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02180, ストーンハム, ニューコウム ロード 60 (72)発明者 カシェロ, テレサ アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02446, ブルックリン, ロングウッド アベニュー 105 (72)発明者 アンブロウズ, クリスティン アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01867, リーディング, ウェイクフィ ールド ストリート 197 (72)発明者 リナート, ポール アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02054, ミリス, リッジ ストリート 278 Fターム(参考) 4B024 AA01 BA63 CA02 DA12 GA14 HA17 4C084 AA02 BA44 CA26 NA14 ZB26 4C085 AA14 BB11 CC02 CC23 EE01 4H045 AA10 AA11 AA30 BA10 BA41 CA40 DA50 DA75 EA28 FA74 【要約の続き】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望されない細胞増殖に関連する状態について哺乳動物を処
    置する方法であって、該方法は、薬学的に受容可能な賦形剤と共にAPRIL−
    Rアンタゴニストを含む組成物の治療的な有効量を該哺乳動物に投与する工程を
    包含し、ここで、該APRIL−Rアンタゴニストが、APRILと該APRI
    Lのコグネイトレセプターとの間の相互作用を拮抗するポリペプチドを含む、方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、ここで前記APRIL−R
    アンタゴニストが、以下: a)可溶性APRIL−Rポリペプチド; b)異種アミノ酸配列と融合された可溶性APRIL−Rポリペプチドを含む
    可溶性キメラ分子;および c)抗APRIL−R抗体ホモログ からなる群より選択される、方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法であって、ここで前記可溶性APRI
    L−Rポリペプチドが、以下: a)配列番号8(図3A)のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基184またはそれ
    らのフラグメントを含むネイティブ配列APRIL−Rポリペプチドと、少なく
    とも80%アミノ酸配列同一性を有する、単離されたAPRIL−Rポリペプチ
    ド変異体; b)配列番号8(図3A)のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基52またはそれら
    のフラグメントと少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有する、単離されたA
    PRIL−Rポリペプチド;および c)配列番号8(図3A)のアミノ酸残基8〜アミノ酸残基41またはそれら
    のフラグメントを含む、単離されたAPRIL−Rポリペプチド からなる群より選択される、方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の方法であって、ここで前記可溶性キメラ分
    子が、以下: a)以下: i.配列番号8(図3A)のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基184またはそ
    れらのフラグメントを含むネイティブ配列APRIL−Rポリペプチドと少なく
    とも80%アミノ酸配列同一性を有する、単離されたAPRIL−Rポリペプチ
    ド変異体; ii.配列番号8(図3A)のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基52またはそ
    れらのフラグメントと少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有する、単離され
    たAPRIL−Rポリペプチド変異体;および iii.配列番号8(図3A)のアミノ酸残基8〜アミノ酸残基41または
    それらのフラグメントを含む、単離されたAPRIL−Rポリペプチド変異体、
    からなる群より選択される可溶性APRIL−Rポリペプチド、 b)異種アミノ酸配列と融合されたもの、 を含む、方法。
  5. 【請求項5】 前記異種アミノ酸配列が、免疫グロブリンのIgG Fcド
    メイン由来である、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記異種アミノ酸配列が、分泌タンパク質のシグナル配列由
    来である、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の方法であって、前記抗APRIL−R抗体
    ホモログが、以下: a)配列番号8(図3A)のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基184またはそれ
    らのフラグメントを含むネイティブ配列APRIL−Rポリペプチドと、少なく
    とも80%アミノ酸配列同一性を有する、単離されたAPRIL−Rポリペプチ
    ド変異体; b)配列番号8(図3A)のアミノ酸残基1〜アミノ酸残基52またはそれら
    のフラグメントと少なくとも80%アミノ酸配列同一性を有する、単離されたA
    PRIL−Rポリペプチド変異体;および c)配列番号8(図3A)のアミノ酸残基8〜アミノ酸残基41またはそれら
    のフラグメントを含む、単離されたAPRIL−Rポリペプチド、 からなる群より選択されるAPRIL−Rポリペプチドに結合する抗体を含む、
    方法。
  8. 【請求項8】 所望されない細胞増殖に関連する状態について哺乳動物を処
    置する方法であって、該方法は、2つ以上のアンタゴニストの治療的に有効な量
    を該哺乳動物に投与する工程を包含し、ここで、該アンタゴニストのうちの少な
    くとも2つが、APRILとBCMAとの間の相互作用を拮抗する第1のAPR
    IL−Rアンタゴニスト、およびAPRILとBCMA以外の別のコグネイトA
    PRILレセプターとの間の相互作用を拮抗する第2のAPRIL−Rアンタゴ
    ニストを含む、方法。
  9. 【請求項9】 前記所望されない細胞増殖が癌である、請求項1〜8に記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 所望されない細胞増殖に関連する前記状態が癌である、請
    求項1〜8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記哺乳動物がヒトである、請求項1〜8に記載の方法。
  12. 【請求項12】 癌増殖がAPRILによって調節される癌を有する患者を
    処置する方法であって、該方法は、APRIL−Rアンタゴニストを含む組成物
    の治療的に有効な量を該患者に投与する工程を包含し、ここで、該APRIL−
    Rアンタゴニストが、APRILとAPRIL−Rとの間の相互作用を拮抗する
    ポリペプチドを含む、方法。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の方法であって、前記癌が、ヒト肺癌、結
    腸癌、乳癌、前立腺癌、および増殖がAPRILによって調節される他の癌から
    なる群より選択される、方法。
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