JP2003509077A - タバコ処理方法 - Google Patents

タバコ処理方法

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JP2003509077A
JP2003509077A JP2001524456A JP2001524456A JP2003509077A JP 2003509077 A JP2003509077 A JP 2003509077A JP 2001524456 A JP2001524456 A JP 2001524456A JP 2001524456 A JP2001524456 A JP 2001524456A JP 2003509077 A JP2003509077 A JP 2003509077A
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tobacco
burley
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dryer
pressure
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ステラ クーパー、ウェンディ
クライブ チャドウィック、ポール
エリザベス ラス ホイット、ヘレン
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British American Tobacco Investments Ltd
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British American Tobacco Investments Ltd
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    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24BMANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B3/00Preparing tobacco in the factory
    • A24B3/04Humidifying or drying tobacco bunches or cut tobacco
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24BMANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B3/00Preparing tobacco in the factory
    • A24B3/18Other treatment of leaves, e.g. puffing, crimpling, cleaning
    • A24B3/182Puffing

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  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、特にバーリータバコの芳香性を変えるのに有用な加圧乾燥方法及びこの方法によって処理されたタバコを含む紙巻タバコに関する。バーリータバコは、加圧されたドライヤー内で25kPa乃至700kPa(0.25乃至7バールの絶対圧)で120℃以上の温度で処理され、処理されたバーリータバコは、よりトースト化された特性を有する。他のタバコも膨張率を変えるために同じような方法で処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、タバコ、特にバーリー(Burley)タバコの処理方法に関する。
【0002】 一般的に、バーリータバコは、タバコ製品に使用される前に味及び風味特性を
改善するために熱処理を施す必要がある。
【0003】 バーリータバコの公知の処理方法は、加熱した際にきつね色に焼けるようにケ
ース(case)処理されたバーリー葉片を加熱する工程を含む。ケース処理に使用
される溶液(以下、ケーシングとする)は、主に砂糖、ココア、甘草及び湿潤剤
の混合物であり、その内砂糖はある一定の時間、適当な温度に迄加熱すると好ま
しい香味/感覚上の特性を供する。ある特定の2種類の反応によってこれらの好
ましい成分(タバコ業界では「トースティング(toasting)」と呼ばれている)
が製せられる。その内の1つは、自由なアミノ基を処理する成分で糖を還元する
反応(メイラード反応)であり、もう一方はアミノ基の非存在下で糖を加熱する
反応(ブラウニング反応である)である。一般にブラウニング反応は、メイラー
ド反応より高い温度を必要とする。好ましい香味化合物の形成は、製品温度、滞
留時間及びタバコの処理前/処理後の水分に依存する。
【0004】 ケース処理された葉の乾燥処理(Proctor & Schwartz、Inc社のDryer Han
dbookに記載されているProduct Cased Tobacco Dryer)などの公知の処理に付さ
れる際の最高処理温度は、150℃であり、その際の通常の滞留時間は、190
秒である。しかしながらタバコの温度は、全ての自由な未燃焼水分が、放出され
るまで(即ち、限界水分含有量に到達するまで、図2参照)上昇しないので、タ
バコ自体の温度は、従来の処理工程中には最高温度にまで到達しない。
【0005】 バーリータバコが、従来の処理工程で上記化学反応が生じるの必要な温度に到
達するためにドライヤーから出た際のタバコの水分量は、7%未満でなければな
らない。このような低い水分量では、タバコは脆くなり且つ製品品質に不利益な
効果をもたらさずに処理することが困難になる。従って従来の熱処理後にバーリ
ータバコを切断できるように冷却及び約20%の水分を含むように再度湿らさな
ければならない。そして切断後バーリータバコをタバコ製品に適した水分量にな
るまで再度乾燥しなければならない(通常、12%から16%)。
【0006】 米国特許第4,687,007号には、フルー硬化(flue-cured、熱気によっ
て煙にあてずに乾燥処理した)されたタバコ、オリエンタルタバコ、バーリー及
び再生タバコを含む標準葉タバコブレンドを膨張及び品質を改善、即ち味の強さ
及び不快感を減少させるために該ブレンドを加圧乾燥する工程が開示されている
【0007】 これとは対照的に本発明は、高温でバーリータバコの処理ラインでバーリータ
バコを加熱処理するための方法を提供し、これにより高い温度で水分を多く含む
タバコが得られる。タバコの温度を高くすることによって高い水分含有量で香味
及び風味成分の形成が改善され、これにより紙巻タバコの製造に適した水分量の
バーリータバコを製することができる。
【0008】 本発明の方法は、タバコ製品に使用されるバーリータバコの調整を単純化する
ことができる。一方、公知の方法ではケース処理されたバーリータバコは、最終
製品の水分含有量となるためにトースト、冷却、再湿潤、切断及び乾燥を別々の
工程で行わなければならないが、本発明の方法を用いればバーリータバコの乾燥
及びトースト処理を1つの工程で行って所望の製品としての水分を付与すること
ができる。この処理ラインは、バーリー処理ラインとして知られている。ここで
用いる「バーリー処理ライン」という用語は、葉全体、薄く切り取られたあるい
は単に切断された葉、茎又は葉片部分のみに拘わらず実質的にバーリータバコだ
けを処理するラインを意味する。本発明によって処理時間及び費用を大幅に節約
することができる。
【0009】 また本発明は、低品質処理されたバーリータバコの香味を改善し、従って本発
明の方法で処理されたバーリータバコを含む紙巻タバコの喫煙時の味及び風味を
改善することを目的とする。
【0010】 本発明はさらに余分なケーシング材を必要とせず、改善された香味特性を有す
る処理されたバーリータバコを提供することを目的とする。
【0011】 本発明は、バーリー処理ラインでバーリータバコを処理する方法を提供し、こ
の方法は25kPaから700kPa(0.25から7バール)の範囲の圧力でタバ
コの温度が120℃以上になるように圧力密閉ドライヤー内のバーリー処理ライ
ンでバーリータバコを加熱する工程からなり、この処理中、バーリータバコの水
分含有量は、10%以上に維持され、この処理後の該タバコの水分含有量は、1
0%以上であり、処理されたバーリータバコの香味及び/又は味及び風味はより
トースト化されるように変えられる。
【0012】 本発明の方法は、空気圧で搬送される密閉式ループドライヤーで行うことが好
ましい。
【0013】 加圧された過熱蒸気が、搬送及び乾燥媒体であることが好ましい。
【0014】 本発明ではバーリータバコは、予め切断されていることが好ましい。また従来
のバーリー処理工程のように処理後にバーリータバコを切断してもよい。
【0015】 加圧処理に使用されるバーリータバコの処理前の水分含有量は、タバコ重量基
準で20%を越え、好ましくは25%以上、さらに好ましくは30%以上、そし
て45%迄ならよい。
【0016】 加圧工程時のタバコの温度は、20℃乃至100℃の範囲にあり、50℃以上
であることが有効である。
【0017】 バーリータバコは、圧力耐性の供給口を介してドライヤー内の200℃乃至3
00℃に維持された過熱蒸気流内へと供給される。
【0018】 過熱蒸気の温度は、加圧条件及びタバコ滞留時間に依存するが、220℃以上
であることが好ましく、230℃以上であることがより好ましい。
【0019】 タバコは、過熱蒸気中で懸架された状態でドライヤーを介して搬送される。
【0020】 タバコは、過熱蒸気によって少なくとも120℃、好ましくは少なくとも13
0℃、最も好ましくは140℃の最終製品温度にまで加熱される。
【0021】 ドライヤーは、100kPa乃至700kPa(1乃至7バール)、好ましくは2
00kPa(2バール)、さらに好ましくは300kPa乃至700kPa(3乃至7
バール)の圧力で作動する。
【0022】 タバコからの水分損失は、タバコの加圧処理前の水分含有量及び必要とされる
最終製品の水分含有量に依存するが、5%乃至30%の範囲内である。
【0023】 高温及び高圧でのバーリータバコの滞留時間は、5乃至25秒であり、好まし
くは7乃至15秒である。短い場合で、7乃至8秒、長い場合で15秒である。
ドライヤー内でのタバコの滞留時間は、要求される味及び風味特性に依存する。
【0024】 その後、タバコは例えば高効率サイクロンのような搬送蒸気から分離され、圧
力耐性の出口を介してドライヤーから排出される。
【0025】 処理後のタバコの水分含有量、即ちドライヤーを出た後の水分含有量は、10
%乃至25%であるのが効果的であり、14%乃至16%であることが好ましい
。ドライヤーを出た後のタバコの温度は、90℃乃至140℃の範囲内にある。
【0026】 タバコの知覚特性を改善することに加えて、上記処理を施すことによりバーリ
ータバコがある程度膨張し、処理後のバーリータバコの嵩密度が減少する。タバ
コは5%以上、好ましくは10%以上、より好ましくは15%以上膨張すると有
効である。
【0027】 加熱処理中に圧力を上げることによって乾燥させずに以前の方法よりより高温
に加熱することが可能になる。より高い温度に加熱することによってメイラード
及びブラウニング反応が促進され、高い温度に加熱しない場合に較べて製品が芳
香性反応生成物をより多く含むことになる。またこの反応工程によりタバコから
アンモニアが放出される。アンモニアが放出されるとメイラード反応において糖
類と反応可能になる。アンモニアは、ドライヤー内を再循環し、使用される場合
、従って好ましい香味成分を製するためにより反応しやすくなる。トースティン
グ反応で必要とされる高温が、ケースドリーフドライヤー(Cased Leaf Dryer)
中で乾燥を行わずに標準の最終製品水分量以下、即ち7%で得られるので、バー
リー製品は、さらに湿潤させることなく製造に使用することができる。
【0028】 バーリータバコは加圧乾燥する前に予備処理されることが好ましく、この予備
処理ではタバコが常圧で加熱される。この予備加熱は、任意に行われるものであ
るが、これにより湿潤及びケーシング段階でバーリータバコの浸透度を改善する
ことができる。この予備加熱は、タバコを蒸気と接触させて行ってもよい。予備
加熱されたタバコの温度は、50℃乃至100℃の範囲内であることが好ましく
、60℃乃至70℃の範囲であってもよい。
【0029】 湿潤は、例えばタバコ水分含有量が45%になるようにタバコ内に水を導入し
て行われる。水は蒸気又は霧状の水滴であってもよい。
【0030】 湿潤に加えてまたはこれに代わりバーリータバコにケーシングを加えることが
望ましい。ケーシングは、タバコの風味及び香味を改良するための調味料である
。ケーシング溶液は、湿潤するための水の一部として、好ましくは蒸気中の霧状
の水滴の一部として導入される。
【0031】 冷却工程が、上記加圧工程後にタバコの温度を下げるために行われ、これによ
り水の蒸発による冷却を防ぐことができる。冷却は、タバコ流に混合空気を導入
して行われる。冷却工程後のタバコの温度は、50℃乃至60℃内であることが
好ましい。
【0032】 本発明は、さらに上記工程の製品用の喫煙材料を提供する。
【0033】 本発明は、またさらにフィルターエレメントとこれに装着される巻き紙で包ま
れた喫煙材ロッドとからなり、ロッドは本発明の方法で処理されたバーリータバ
コからなる喫煙物を提供する。
【0034】 喫煙物は、本発明の方法で処理されたバーリータバコを最大で100%含んで
もよい。
【0035】 さらに本発明は、ケースドリーフドライヤーで製せられた処理済みバーリータ
バコよりより多くのトースト特性を呈する処理バーリー喫煙材を提供し、この喫
煙材は、後述するココア臭、カラメル臭、焦げた砂糖又は木の実臭/香ばしさな
どの特性を1つ以上有する。
【0036】 処理されたバーリータバコは、好ましくは従来のケースドリーフドライヤーで
処理された対照タバコ材料と比較して著しく異なるカラメル臭特性を有する(表
11参照)。
【0037】 上述の処理方法は、嵩密度を減少させるため及び好ましい知覚特性を付与する
ために他種のタバコに用いてもよい。
【0038】 さらに本発明は、タバコ葉柄(stem)又は熱気によって乾燥されたタバコ葉片
を加圧ドライヤー内で処理する方法を提供し、この方法は葉柄又は葉片を25k
Pa乃至400kPa(0.25乃至4バール)の範囲の圧力で120℃にまで加熱
する工程を含み、この工程中、タバコの水分量は、10%を越えて維持され、ド
ライヤーを出た時のタバコの水分含有量は、10%以上に維持され、これにより
従来の葉柄又は熱気によって乾燥されたタバコ葉片の処理と比較して充填力(fi
lling power)が改善される。
【0039】 タバコ葉柄又は熱気によって乾燥されたタバコ葉片は、供給口を介して150
℃乃至300℃に維持された過熱蒸気内へ直接供給されてドライヤー内に供給さ
れる。
【0040】 本発明が容易に理解及び効果的に実施できるように図面を参照して詳述する。
【0041】 実施例1 バーリー葉片のサンプルをケース処理し、従来の手段で水分含有量を35%に
し、圧力耐性供給口4を介して空気圧搬送密閉ループドライヤー2に供給した(
図1参照)。空気圧搬送密閉ループドライヤー2内での各サンプルの加圧乾燥処
理の条件を図6に示す。 各バーリーサンプルを加圧過熱蒸気6でドライヤーを介して搬送した。ドライ
ヤーを通るサンプルの流量は、141kPa乃至369kPa(絶対圧で1.41乃
至3.69バール)の圧力の範囲で固形分242乃至325kg/hの範囲内で
あった。各サンプルに用いた蒸気の流量と圧力を表6に示す。
【0042】 過熱蒸気により製品の温度は、加圧試験のために約110℃乃至140℃にま
で上昇した。サンプルは、7、8秒の短い滞留時間(ST)又は15秒の長い滞留
時間(LT)でこれらの条件に付された。 次いでサンプルをサイクロン8を用いて蒸気から分離し、圧力耐性の出口10
を介してドライヤー2から排出した。 得られた最終バーリー製品の水分は、15%乃至17%であった。製品の膨張
度を測定し、香味特性を評価した。バーリー葉片の膨張度(3%乃至8%)を図
5に示した。しかしながら、本発明によって得られる主たる利益は、以下に詳述
するバーリー葉片の芳香及び/又は味及び風味の改善にある。
【0043】 実施例2 実施例1のバーリータバコサンプルの芳香特性を専門家のグループに評価させ
た(表1参照)。 処理されたタバコのサンプル(約8グラム)を予め185mmx245mmの
プラスチック製の袋で覆われたスナップ式固定蓋を有する530mlプラスッチ
ク製容器内に入れた。サンプルは、蓋を閉めた後、袋に書かれたコードによって
確認された。二人以上の試験者に使用されないように十分な数の容器を用意した
。各サンプルに対する評価の発表の順番は、公正を期すために専門家毎に変えた
。サンプルの芳香性は、蓋を取って容器を鼻に近づけることによって評価した。
サンプルは、13の特性、即ち、匂いの強度、青草/草臭(green/grassy)、乾
草臭、かび臭/土臭(musty/earthy)、樹木臭(woody)、木の実臭/香ばしさ
(nutty/roasted)、焦げたカラメル臭、カラメル臭、チョコレート/ココア臭
、果実臭/発酵臭、酸集/腐敗臭、動物臭及びアンモニア臭を連続した階級で評
価した。
【0044】 その結果を各種乾燥条件で処理されたバーリータバコの芳香分布としてプロッ
トした(図8参照)。図8から加圧乾燥処理によってバーリータバコの芳香特性
に著しい変化が生じたことが明である。加圧乾燥処理により好ましくない芳香特
性を全く増加させずにココア、焦げたカラメル、カラメル風味などの好ましい芳
香特性が大幅に増加した。これは処理圧力を増加した場合さらに増加する。
【0045】 実施例3 本発明の工程は、同じ一般的な方法でケース処理されていないタバコを処理す
るために使用することもできる。予備処理をその際に行われる湿潤段階でケーシ
ング溶液を加えずに、即ちケース処理を行わずにバーリ葉片に施すことができる
。実施例2と同じ方法で芳香特性を評価した。
【0046】 実施例4 切断されていないバーリー葉全体をケース処理し、切断されたバーリータバコ
葉片で説明した方法と同じ方法で処理した。実施例2と同じ方法で芳香特性を評
価した。
【0047】 実施例5 他の種類のタバコを本発明の方法で処理し、タバコを膨張させ且つ芳香特性を
変えることもできる。フルー硬化された葉片のサンプルを本発明の方法を用いて
乾燥した(表7A参照)。フルー硬化された葉片を水分含有量が33%になるま
で水を加えて予備処理し、3.7kPa(絶対圧3.7バール)の圧力で乾燥させ
た。 本発明の方法及び公知の方法によるフルー硬化の膨張度の比較を図4に示す。
【0048】 2つの市販の空気圧搬送ドライヤー、ディッキンソン社製(HXD)とハウニ社
製(HDT)と本発明の空気搬送式密閉ループドライヤーを使用した。ディッキン
ソン社製(HXD)とハウニ社製(HDT)システムは、類似しており、大気圧に近い
圧力で作動する。ハウニ社製の装置は、過熱蒸気を使用し、ディッキンソン社製
の装置よりタバコを膨張させる。ディッキンソン社製とハウニ社製システムの双
方において乾燥工程中のサンプルの温度は、80℃乃至100℃に到達した。 本発明の方法が、サンプルを最も膨張させ、従来の方法より充填値で17%増
加した。
【0049】 実施例6 本発明の方法は、切断されたロール状葉柄(CRS)を処理することもできる。
水分含有量が30%乃至50%になるように予備処理で湿潤された切断されたロ
ール状葉柄のサンプルをドライヤー内に供給した。処理後、葉柄の水分含有量は
、12%乃至19%であった。 本発明の方法を使用した場合と実施例5で説明した公知の2つの方法を使用し
た場合の切断されたロール状葉柄の膨張度を比較し、その結果を図3に示す。図
3は本発明の方法により切断された葉柄の径分布に全く影響を与えずに従来のCR
S用の方法より充填値で23%増加した膨張した製品を製することができること
を示している。
【0050】 実施例7 本発明の方法又は公知の方法で処理されたフルー硬化された葉片と切断された
ロール状葉柄のサンプルの芳香特性を上記の専門家グループに評価させた(表1
参照)。種々の条件下で本発明の方法によって処理されたフルー硬化された葉片
と切断されたロール状葉柄サンプルの芳香分布をプロットした(図9及び10参
照)。対照サンプルに比較してフルー硬化された葉片と切断されたロール状葉柄
サンプルの芳香特性の変化は僅かであった。
【0051】 実施例8 全ての芳香評価実験の主成分分析(PCA)を行った。全分散(total variance
)の33.4%と15.7%を占める主成分分析の第1の2次元を選択した。図
6はサンプルがその典型的なバーリー種の特徴(動物臭、アンモニア臭)、かび
臭及び酸性臭、及びそれらの草臭、樹木臭(woody)、木の実臭、焦げたカラメ
ル臭及びカラメル臭によって第1の次元に沿って区分けされたことを示している
。主成分2を一方で主に乾し草状特性、他方で芳香性、発酵/果実及びチョコレ
ート/ココア臭の強度で決めた。
【0052】 サンプルの第1階乗マップ(factorial map)は、タバコ種によるタバコサン
プルの類似性のグループ化の傾向を示す(図6を図7に重ねた場合)。バーリー
タバコサンプルは、第1の軸に沿って良好に分類され、強い動物臭、アンモニア
臭、酸性臭/腐食臭及びかび臭/土臭特性を有していた。そのバーリタバコを処
理した後、サンプルは、マップの左側、即ち、樹木臭、木の実臭/焙焼臭、カラ
メル臭、焦げたカラメル臭及び青草/草臭の特性に、より強い傾向を示す部分に
移行する。実験した他のタバコサンプルでは、このような分類の傾向は、あまり
見られない。フルー硬化処理された葉片及びCRS種からのサンプルは、一定の範
囲の芳香性を示すマップの同じ部分で再分類されるが、処理、処理条件及びタバ
コの種類によってその強度が変化する。例えば、サンプル10はより強いチョコ
レート臭を呈するすることが認められたが、サンプル22及び25ではより強い
果実臭/発酵臭が認められた。
【0053】 実施例9 タバコの種類による顕著な違いを調べるために行った2因子分散分析“ANOVA
”は、非常に顕著なジャッジ効果(judge effect)を示す(表8参照)。判断(
judges)の不一致は、知覚分析で共通して見られ、これは強度スケールを使用し
て個人間の違いによって説明することができる。タバコ種による効果の違いを顕
著に示す13の特性の評価にダンカン多重比較試験(Duncan multiple comparis
on test)を行った。結果を表8に示す。 バーリータバコは、CRS及び葉片部分サンプルに比較して最も異なる知覚特性
を示した。 2因子ANOVAの結果は、非常に顕著なジャッジ効果を示している(表9、10
、11参照)。既に述べたようにこれらの効果は、共通しており、製品の違いで
影響するものではない。
【0054】 バーリータバコサンプルに関して言えば、強度、動物臭及びキャラメル臭が、
サンプルの違いによる効果において著しかった。これは芳香強度特性でサンプル
27及び34が、サンプル26、28、32、33及び34とサンプル29及び
30と比較して高い平均値を出したからである。サンプル27及び29の動物臭
の強度は、サンプル32、33、35及び26及びサンプル26、28、31、
32、33、34及び35に比較して著しく弱かった。サンプル26と35のキ
ャラメル臭は、サンプル27、28、29及び30及びサンプル30及び28よ
り弱かった。
【0055】 CRSサンプルの2つの特性、即ち強度及び青草/草臭において、顕著な違いが
あった(表9参照)。多重比較試験では、サンプル11、6、5及び2は、サン
プル1及び2より強い芳香強度を有することが認められた。サンプル4及び2は
、サンプル10及び6より強い青草/草臭を呈し、このサンプル6も、対照(サ
ンプル1)と著しく異なった。 葉片タイプのタバコサンプルでは、これらサンプルから得られる芳香が、同じ
処理及び条件を使用しても同じであるということを示し、顕著な違いは認められ
なかった。
【0056】 実施例10 100%バーリー処理葉片を含む紙巻タバコを喫煙した際の知覚評価(完全風
味分布)を行った。各喫煙特性を風味特性を表す図でプロットした(図11及び
12参照)。表12はこの風味特性を表す図に用いた略語の詳細を示す。この評
価試験の結果は、処理されたバーリー葉片で製せられた紙巻タバコが、無味感及
び刺激感が減少して、バランスの取れた味覚が得られたことを示している。他の
喫煙特性もまた良い方に変化し、例えば、喫煙時のチョコレート/ココア特性が
、著しく増加した。著しく変化した特性の平均値とF比(F ratios)を表13に
示す。
【0057】 実施例11 本発明の方法で処理されたタバコの物理的及び知覚的特性を評価した。本発明
の方法で処理されたCRSを従来のフルー硬化処理された葉柄タバコを20:80
の比でブレンドし、同じブレンド比の対照紙巻タバコと同じ物理的特性を有する
紙巻タバコにした。対照紙巻タバコと比較したこれら紙巻タバコの特性を表2及
び3に示す。2つの群のCRESは、密度が低く(実際には最大で4%の減少である
が、最大で7%まで減少する可能性がある)、従って同じ物理的特性及び同等又
はそれ以上良好な味覚を有する紙巻タバコを安価に得ることができる。
【0058】 実施例12 本発明の方法で処理されたフルー硬化されたタバコを非膨張(従来の)CRSと
80:20の比でブレンドした。このブレンドで紙巻タバコを製し、同じ物理的
特性を有する対照紙巻タバコと比較した。これら紙巻タバコの特性を表4及び5
に示す。膨張葉柄を含む紙巻タバコのタバコのパフ数は減少している。本発明の
方法で処理されたタバコを含む紙巻タバコの密度は著しく減少した(最大で15
%)。従って、ブレンドのコストを減少させる可能性がある。本発明の方法で処
理された葉柄も紙巻タバコの風味を変えたということが確認された。
【表1】 LEDS:ディッキンソン社製葉片膨張乾燥システム(Lamina Expansion Drying Sy
stem) m. c. : 水分含有量 LT/ST : 長/短滞留時間
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7A】
【表7B】
【表8】 ns : 顕著でない *P(確率値)<0.05 **P<0.01 ***P<0.001 異なる下線が引かれた特性におけるタバコの種類は、ダンカン試験(P<0.0
5)により異なる。
【表9】 ns : 顕著でない *P<0.05 **P<0.01 ***P<0.001 異なる下線が引かれた特性におけるタバコの種類は、ダンカン試験(P<0.0
5)により異なる。
【表10】 ns : 顕著でない *P<0.05 **P<0.01 ***P<0.001 異なる下線が引かれた特性におけるタバコの種類は、ダンカン試験(P<0.0
5)により異なる。
【表11】 ns : 顕著でない *P<0.05 **P<0.01 ***P<0.001 異なる下線が引かれた特性におけるタバコの種類は、ダンカン試験(P<0.0
5)により異なる。
【表12】
【表13】 F(0.05; 2,22) = 3.44 F(0.01; 2,22) = 5.72 *は、p=0.05で有意な数値を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した方法で使用するのに適した空気圧搬送密閉リングドライヤ
ーの略図。
【図2】 タバコの乾燥状態を表し、タバコの臨界水分をほぼ中央に示した。
【図3】 切断されたロール状の葉柄(Cut Rolled Stem, CRS)用の公知の乾燥方法と切
断されたロール状の膨張葉柄(Cut Rolled Expanded Stem, CRES)用の本発明の
乾燥方法との比較を棒グラフにて示す。グラフ中の2本の棒は、実験で使用され
る条件の範囲を越えて得られた14%水分含有量(ヒアーソンオーブン揮発性物
質(Hearaon Oven Volatiles):HOV)での最小及び最大膨張値(圧搾特定容量
、Compressed Specific Volume,(CSV:cm3/g)を示す。
【図4】 フルー硬化された葉片を乾燥した場合の公知の乾燥方法と本発明の乾燥方法と
の比較を棒グラフにて示す。グラフ中の2本の棒は、実験で使用される条件の範
囲を越えて得られた14%水分含有量(ヒアーソンオーブン揮発性物質:HOV)
での最小及び最大膨張値(圧搾特定容量、Compressed Specific Volume,(CSV:
cm3/g)を示す。
【図5】 本発明の方法によるトースト処理中のバーリー葉片タバコと公知の方法による
トースト処理中のバーリー葉片タバコの膨張を比較を示した棒グラフ。本発明の
工程を表すグラフ中の2本の棒は、この実験での条件の範囲を越えて得られた最
小及び最大値を表す(表6参照)。
【図6】 表1に示すタバコサンプルの知覚データの主成分分析"Principal Component A
nalysis"(PCA)を示す。表1は、複数の専門家によるタバコサンプルの香味特
性の評価を示している。
【図7】 主成分分析のローディングプロット(loading plot)を示す。
【図8】 表6に詳述する条件下で処理されたバーリー葉片タバコの芳香分布を示す。
【図9】 フルー硬化された葉片タバコの香味分布を示す。
【図10】 切断されたロール状の膨張葉柄の香味分布を示す。
【図11】 本発明の方法で処理されたバーリー葉片100%含む紙巻タバコの完全な風味
分布を示す。S99113は対照であり、S99114は高圧、長滞留時間で処理
された葉片である。
【図12】 本発明の方法で処理されたバーリー葉片100%含む紙巻タバコの完全な風味
分布を示す。S99114は対照であり、S99115は高圧、短滞留時間で処理
された葉片である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年10月23日(2001.10.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 チャドウィック、ポール クライブ イギリス、エヌエヌ13 6エヌジー、ノー サンツ、ブラックレイ、フローラ トンプ ソン ドライブ 6 (72)発明者 ホイット、ヘレン エリザベス ラス イギリス、エウピー10 4エヌビー、ハン プシャー、アンドーバー、ジャットランド クレセント 66 Fターム(参考) 4B043 BA09 BA18 BA51 BA66

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーリータバコの処理ラインでバーリータバコを処理する方
    法において、該方法は、前記処理ラインで25kPa乃至700kPa(0.25乃
    至7バールの絶対圧)の範囲の圧力で加圧された密閉ドライヤー内でタバコの温
    度が120℃以上になるように加熱する工程からなり、該工程中、バーリータバ
    コの水分含有量は、10%を越えて維持され、前記ドライヤーを出た後のバーリ
    ータバコの水分含有量が、10%以上であり、処理されたバーリータバコの香り
    及び/又は味及び/又は風味が、よりトースト化されるように変えられることを
    特徴とする処理方法。
  2. 【請求項2】 前記方法が、空気圧で搬送される密閉式ループドライヤー内
    で行われることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 加圧された蒸気が、搬送及び乾燥媒体であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 処理されるバーリータバコが、予め切断されていることを特
    徴とする請求項1、2又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】 バーリータバコが、処理後、切断されることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の方法。
  6. 【請求項6】 バーリータバコの処理前の水分含有量が、20%を越えてい
    ることを特徴とする先行請求項いずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 バーリータバコの処理前の水分含有量が、25%以上である
    ことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 バーリータバコの処理前の水分含有量が、30%以上である
    ことを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 バーリータバコの処理前の水分含有量が、最大で45%以上
    であることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 タバコの温度が、20℃乃至100℃の範囲内にあること
    を特徴とする先行請求項いずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 処理前のタバコの温度が、50℃を越えていることを特徴
    とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記バーリータバコが、前記ドライヤー内へ入口を介して
    直接、200℃乃至300℃の温度に過熱された蒸気内に供給されることを特徴
    とする先行請求項いずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記過熱蒸気の温度が、220℃以上であることを特徴と
    する請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記過熱蒸気の温度が、230℃以上であることを特徴と
    する請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記タバコが、少なくとも120℃の製品温度に加熱され
    ることを特徴とする先行請求項いずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記タバコが、少なくとも130℃の製品温度に加熱され
    ることを特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記タバコが、少なくとも140℃の製品温度に加熱され
    ることを特徴とする請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記ドライヤーが、100kPa乃至600kPa(1乃至6
    バールの絶対圧)の圧力で作動することを特徴とする先行請求項いずれか1項に
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記ドライヤーが、200kPa(2バールの絶対圧)を越
    えた圧力で作動することを特徴とする請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ドライヤーが、300kPa乃至600kPa(3乃至6
    バールの絶対圧)の範囲内の圧力で作動することを特徴とする請求項19記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 高温及び高圧でのバーリータバコの滞留時間が、5秒から
    25秒の間であることを特徴とする先行請求項いずれか1項記載の方法。
  22. 【請求項22】 高温及び高圧でのバーリータバコの滞留時間が、7秒乃至
    15秒の範囲内にあることを特徴とする請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記滞留時間が、7乃至8秒であることを特徴とする請求
    項21又は22記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記滞留時間が、15秒であることを特徴とする請求項2
    1又は22記載の方法。
  25. 【請求項25】 処理後のバーリータバコの水分含有量が、10%乃至25
    %であることを特徴とする先行請求項いずれか1項記載の方法。
  26. 【請求項26】 処理後のバーリータバコの水分含有量が、14%乃至16
    %であることを特徴とする請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 知覚特性を改善することに加えて、前記バーリータバコは
    7%以上膨張することを特徴とする先行請求項いずれか1項記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記バーリータバコが、10%以上膨張することを特徴と
    する請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記バーリータバコが、15%以上膨張することを特徴と
    する請求項28記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記バーリータバコが、前記処理前に常圧で60℃乃至7
    0℃の範囲の温度に加熱されることを特徴とする先行請求項いずれか1項記載の
    方法。
  31. 【請求項31】 1つ以上のケーシング材が、前記バーリータバコに加えら
    れることを特徴とする先行請求項いずれか1項記載の方法。
  32. 【請求項32】 先行請求項いずれか1項に記載の方法で処理された喫煙材
    料。
  33. 【請求項33】 巻き紙で巻かれた請求項1乃至31のいずれか1項に記載
    された方法で処理されたバーリータバコからなる喫煙材ロッドにフィルターを取
    り付けてなる喫煙品。
  34. 【請求項34】 ケースドリーフドライヤーで処理されたバーリータバコよ
    りより良好なトースト特性を呈する処理されたバーリー喫煙材料において、該喫
    煙材料が、ココア、キャラメル、焦げたキャラメル又は木の実/焙焼臭特性の内
    、1つ以上の特性が改善されていることを特徴とする喫煙材料。
  35. 【請求項35】 タバコ葉柄又はフルー硬化処理された葉片タバコを加圧さ
    れたドライヤー内で処理する方法において、従来の葉柄又はフルー硬化処理され
    た葉片処理に較べて充填力が改善されるように、前記方法が、100kPa乃至4
    00kPa(1乃至4バールの絶対圧)の範囲の圧力で加圧された密閉ドライヤー
    内でタバコの温度が120℃になるまで加熱する工程からなり、該工程中、タバ
    コの水分含有量は、10%を越えて維持され、前記ドライヤーを出た後のバーリ
    ータバコの水分含有量が、10%以上であることを特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 本明細書中に記載されている実施例のいずれか1つに従っ
    てバーリー処理ラインでバーリータバコを処理する方法。
  37. 【請求項37】 本明細書中に記載されている実施例のいずれか1つに従っ
    てタバコ葉柄又はフルー硬化された葉片タバコを処理する方法。
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