JPH1066559A - 風味・芳香化合物を提供する方法 - Google Patents

風味・芳香化合物を提供する方法

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JPH1066559A
JPH1066559A JP20766497A JP20766497A JPH1066559A JP H1066559 A JPH1066559 A JP H1066559A JP 20766497 A JP20766497 A JP 20766497A JP 20766497 A JP20766497 A JP 20766497A JP H1066559 A JPH1066559 A JP H1066559A
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tobacco
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psig
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heat
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JP20766497A
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Jackie Lee White
ジヤツキー・リー・ホワイト
William Monroe Coleman Iii
ウイリアム・モンロー・コールマン,ザ・サード
Thomas Albert Perfetti
トーマス・アルバート・パーフエテイ
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RJ Reynolds Tobacco Co
Original Assignee
RJ Reynolds Tobacco Co
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24BMANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
    • A24B15/00Chemical features or treatment of tobacco; Tobacco substitutes, e.g. in liquid form
    • A24B15/18Treatment of tobacco products or tobacco substitutes

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  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タバコ材料から風味・芳香化合物を製造する
方法を提供する。 【解決手段】 100℃を超える温度で微粉砕タバコ材
料を、圧力制御環境下に密封しながら加熱処理する。好
ましくは、微粉砕タバコ材料を水性タバコ懸濁液として
得て、次にそれを圧力制御環境下に加熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タバコ材料、紙巻
タバコおよびその他の喫煙品向けの風味・芳香物質すな
わち付香剤を提供する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙巻タバコなどの一般的喫煙品は実質的
に円筒棹形状の構造を有し、タバコ材料の小片もしくは
撚り片(すなわちカット充填材の形態)などの喫煙可能
材料が、周囲を紙包装材によって囲まれてタバコ棒(to
bacco rod)を形成する形で充填されている。円筒形フ
ィルター要素の端がタバコ棒の端と接する様に配置され
た紙巻タバコを製造することが望ましいとされるように
なっている。典型的には、フィルター要素には栓ラップ
によって囲まれた酢酸セルロースのトウ(tow)があ
り、周囲を囲む取付材を用いてタバコ棒に取り付けられ
る。多くの紙巻タバコには加工タバコ材料および/また
はタバコ抽出物が含まれて、紙巻タバコにある種の風味
特性を提供している。
【0003】長年にわたり、一般的な喫煙品に対して改
良を加えたものとして、あるいはそのような喫煙品に対
する代替品として、多くの種類の喫煙製品および改良喫
煙品が提案されてきた。最近では、米国特許47081
51号(Shelar);同4771795号(Whiteら);
同4714082号(Banerjeeら);同4756318
号(Clearmanら);および同4793365号(Sensab
augh, Jr.ら)ならびに欧州特許公開第212234号
および277519号に、燃料要素、燃料要素から物理
的に分離されたエーロゾル発生手段および独立の吸口末
端部を有する紙巻タバコおよびパイプが提案されてい
る。そのような種類の喫煙品は、各種形態のタバコを燃
焼させるのではなく加熱することによって、その喫煙者
に天然タバコ風味を提供するものである。
【0004】一般に、天然タバコ風味および芳香は、代
替喫煙材料を含めた喫煙製品の味わい、芳香および許容
性にとって重要なものである。そこで、天然タバコ付香
剤すなわち風味物質についての研究が続けられている。
【0005】例えば米国特許3424171号には、タ
バコの味わいを有する喫煙可能な非タバコ品の製造方法
が記載されている。タバコは緩和な(すなわち焦げつき
温度以下)加熱処理、すなわち約175℃〜200℃
(350〜400F)で処理されて、芳香成分を放出す
る。これらの成分は吸着性活性炭に捕捉され、溶媒抽出
によって活性炭から取り出される。開示された喫煙可能
物は、タバコ芳香成分と溶媒の混合物で処理した植物材
料である。
【0006】同様に、米国特許4150677号には、
(1)比較的多量の望ましい香気分を含むタバコと非反
応性ガス流とを、タバコを約140〜180℃の温度範
囲で加熱する条件下に接触させる段階;(2)得られた
気体流の揮発性成分を凝縮する段階;ならびに(3)そ
の凝縮物を回収する段階;を有するタバコ処理方法が記
載されている。次に凝縮物を利用して喫煙材料に風味を
付けて、それの煙の感覚刺激上の性質を向上させること
ができる。
【0007】英国特許1383029号には、好適な溶
媒に可溶なタバコの成分を抽出し、溶媒除去後に得られ
た残留物を30℃〜260℃の温度で加熱処理すること
からなる、抽出処理を有するタバコ芳香物質の取得方法
が記載されている。
【0008】米国特許5038802号(Whiteら)お
よび同5016654号(Bernasekら)には、タバコを
加熱し、次に不活性雰囲気で加熱チャンバを通過させ
て、タバコからの揮発分を回収する抽出方法が開示され
ている。次に揮発分は、液体吸着剤、低温トラップおよ
びフィルターを含む下流操作で分別される。
【0009】米国特許5235992号(Sensabaugh)
には、第1段階加熱時に第1の「焙焼(toasting)」温度
までタバコを加熱して揮発性物質を放出させ(例えば、
流動ガス流中で)、第2段階加熱時には焙焼温度を上昇
させ、第1および第2の焙焼温度で放出される揮発性物
質の少なくとも一部を風味物質として別個に回収する方
法が提案されている。
【0010】米国特許5121757号(Whiteら)に
は、タバコ材料を化学溶媒を用いて抽出し、抽出物をア
ンモニア化合物と接触させ、アンモニア処理した抽出物
を圧力制御環境下(例:パールボンベ中)で加熱処理す
るタバコ抽出物の化学的性質を変える方法が提案されて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法によって
多くの喫煙品での使用に許容される風味物質が製造され
ているが、それらは一部の喫煙品には不適であるか、あ
るいは所望の化合物を得る前に必然的にタバコ抽出物を
生成する必要があった。さらに、これらの方法の多くが
必然的に、高価もしくは入手しにくい(豊富に存在しな
い)原料を必要とした。そこで、特に比較的豊富な原料
を利用することができ、タバコ抽出物を形成する上で必
要な追加段階を必要としない、喫煙品の製造に有用な風
味・芳香化合物を効率的かつ効果的に製造する方法を提
供することが非常に望ましいことであると考えられる。
【0012】
【課題を解決するための手段】以前はほとんど商業的価
値を持たないと考えられていたタバコ材料、例えば紙巻
タバコ製造工程からのタバコダストなどから、材料に対
して最初に抽出手順を行う必要なく、風味・芳香物質を
製造できることが発見された。微粉砕タバコ葉および茎
などの他のタバコダスト源も使用することができる。本
明細書に記載の本発明によって製造される風味・芳香物
質は、先行技術の相対的に時間消費型且つ資源集約型で
ある抽出/加熱処理方法から得られる風味・芳香物質に
匹敵する芳香特性、全体的揮発プロフィール、および個
々の揮発成分プロフイールを有する。
【0013】本発明は、一般的に、風味物質としてタバ
コ喫煙製品で有用な、さらにはタバコ喫煙の風味源およ
び/または芳香源としてタバコ代替物で有用な天然タバ
コ風味物質の製造方法に関するものである。本発明の方
法は、メイラード反応の生成物である揮発性、半揮発性
および不揮発性の芳香/風味成分の複雑な混合物を有す
る懸濁液を製造するものである。
【0014】詳細には、細かく分割された細片形態のタ
バコ(微粉砕タバコ材料)をタバコ材料から得て、それ
を水性液体と混和して、タバコ懸濁液を得る。この懸濁
液を、微粉砕タバコ材料の化学的性質(例:風味・芳香
特性)を変えるのに十分な条件下に、圧力制御環境で
(例:パールボンベ)加熱処理する。通常は、タバコ懸
濁液を、芳香/風味化合物を増加させるのに十分長い時
間、十分高い温度に曝露する。しかしながら、焦げ付き
もしくはタールの香り/風味を示す芳香/風味を生じる
ほど長期間にわたって、タバコ懸濁液をそのような高温
に曝露しないことが好ましい。
【0015】微粉砕タバコ材料を水性液体と接触させ
て、タバコ懸濁液を得ることができる。タバコ懸濁液
は、その懸濁液中に液相を存在させるだけの水性液体を
含むものでなければならない。典型的には、タバコ懸濁
液の固体分は80%以下とすることができる。より好ま
しくは、懸濁液の固体分は50%未満とし、最も好まし
くは10%〜25%とする。次に、本発明の趣旨を考慮
して、タバコ懸濁液の加熱処理、すなわち緩和高温処理
( moderately high temperature treatment)について
述べることにする。
【0016】本発明の趣旨において、タバコ懸濁液は、
さらに添加物(例:アミノ酸、アミノ酸類縁体もしくは
アミノ酸源またはその他の窒素源、および/または糖も
しくは糖源)を含む水性液体と接触させたダストもしく
は粉末形態のタバコ材料などであり得る。
【0017】従ってより詳細には、本発明は、最初に微
粉砕タバコ材料を水性液体と接触させて水性微粉砕タバ
コ材料懸濁液を得、次に該懸濁液を圧力制御環境下に約
100℃を超える温度で加熱処理することによる、天然
タバコ風味もしくは芳香を得る方法に関するものであ
る。粉砕タバコ材料懸濁液は、該懸濁液を緩和高温処理
する際には、約5重量%以上、好ましくは約10重量%
以上、より好ましくは約25重量%以上のタバコ含有量
を有する。一般に、粉砕タバコ材料懸濁液に加える圧力
は、周囲圧(すなわち大気圧)より高いものとする。本
発明の趣旨において「タバコ含有量」とは、タバコ懸濁
液の総重量に対する、粉砕タバコ材料懸濁液中の微粉砕
タバコ材料の重量に関するものである。粉砕タバコ材料
懸濁液については通常、懸濁液全体を約10分以上約1
00℃を超える温度に曝露するような処理を行う。
【0018】得られる風味・芳香組成物は、タバコ薄層
およびカット充填材用、ならびに他の喫煙可能材料用の
外被(casing)成分もしくは表面被覆(top dressing)
成分として有用である。あるいは、そのような風味・芳
香組成物は、米国特許4708151号(Shelar);同
4714082号(Banerjeeら);同4756318号
(Clearmanら);および同4793365号(Sensabau
gh);ならびに欧州特許公開第212234号および同
277519号に記載された種類の喫煙品において有用
である。
【0019】風味・芳香組成物は、紙巻タバコフィルタ
ー添加物としても有用である。例えば、風味・芳香組成
物を低密度ポリエチレン類に加えてストランドに成形
し、次に米国特許4281671号(Byrneら)および
同4862905号(Green Jr.ら)に記載のような紙
巻タバコフィルターに組み入れることができる。風味・
芳香組成物はさらに、紙巻タバコ包装紙添加物として、
あるいは紙巻タバコ箱の内部への添加物として(例え
ば、紙巻タバコ箱の紙/ホイル薄層内、または紙巻タバ
コ箱内に配置する低密度ポリエチレンフィルム内)有用
であり、望ましい紙巻タバコ芳香および「タバコ箱芳
香」を提供することができる。
【0020】本発明の方法によって生成される風味化合
物は、天然化合物の溶媒抽出およびそれの加熱処理によ
って製造される風味化合物に匹敵する感覚刺激性および
揮発性物質含有性を有する。
【0021】さらに本発明の方法では、以前には製造工
程の廃棄物として廃棄されていたタバコ材料を原料とし
て使用して、やはり他のタバコ原料の場合に匹敵する濃
度および望ましい感覚刺激性を有する風味・芳香物質を
得ることができることが認められている。タバコダスト
は、紙巻タバコ製造時に失われるタバコ材料のかなりの
部分を占めている。本発明は、タバコ材料に対して、喫
煙品等の製造用の芳香・風味成分源としてこれまで未知
の用途を提供するものである。
【0022】本発明のこれらならびに他の利点は、添付
の図面および以下の本発明の詳細な説明によって、より
詳細に説明される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施態様を代表
する工程段階の図式である。
【0024】図1について説明すると、タバコ材料10
について粉砕15を行って、微粉砕タバコ材料ダスト又
は粉末20を製造する。本明細書で使用する場合「微粉
砕材料」とは、10メッシュ未満、好ましくは20メッ
シュ未満、最も好ましくは40メッシュ未満(標準的ふ
るいサイズ)の細片(particles)から構成される材料
を指す。別法として、タバコ材料は、それ以上の粉砕を
不要とすることができる様なすでにダスト状態のもので
あっても良い(すなわち、原料のタバコ材料がすでに微
粉砕されたものである)。好ましいタバコ材料はダスト
又は粉末であるが、カット充填材、ストリップ、茎もし
くは葉などの他の種類の材料を使用することもできる。
【0025】次に、微粉砕タバコ材料を水性液体(例:
水)60と接触55させて、水性タバコ懸濁液70を得
る。この水性タバコ懸濁液を圧力制御環境30下に配置
し、加熱処理35および冷却40を行う。処理済みタバ
コ懸濁液を回収50して、使用に供する。
【0026】本発明において有用なタバコ材料は多様な
ものがあり得る。使用されるタバコ材料は、粉砕時に得
られる粉砕材料が微細に粉砕された細片の形態となるよ
うな形態のものである。好適なタバコの例としては、バ
ーレイ(Burley)タバコ、フルーキュアード(Flue-Cur
ed)タバコ、トルコタバコ、ラタキアタバコ、メリーラ
ンド葉巻や、希少もしくは特産のタバコ、またはそれら
の混合物などがある。非熟成、非保蔵処理、成熟もしく
は未熟のタバコも使用可能である。微粉、ダスト、小
片、茎および葉柄などのタバコ廃棄物を利用することが
できる。本発明のある好ましい実施態様においては、タ
バコ材料には、当業者には紙巻タバコダストとして知ら
れる紙巻タバコ製造副産物が含まれる。前記タバコ材料
は別個にあるいはそれらの混合物として処理することが
できる。
【0027】タバコ材料に対しては粉砕などの各種処理
を施して小さなサイズとし、得られるタバコ材料が微粉
砕形態又は粉末の形態となるようにすることができる。
各種粉砕法は当業者には明らかであり、例えばボールミ
ルもしくはハンマーミルの利用などがあり得る。粉砕は
さらに、振動もしくは攪拌条件下に行うことができ、そ
の条件の選択については当業者には公知である。
【0028】タバコ懸濁液は多くの方法で得ることがで
きる。詳細には、微粉砕タバコ材料を水性の特性を有す
る液体と接触させることで、水性粉砕タバコ材料懸濁液
を得ることができる。そのような液体は主として水から
成り、通常は含水量は約90重量パーセントより大き
く、ある種の環境下では実質的に純粋な水であることが
できる。例えば水の特性を有する液体としては、蒸留
水、水道水などがあり得る。しかしながら、水の特性を
有する液体には、pH緩衝剤;pH調節剤;有機および
無機の酸、塩基および塩;または糖、アミノ酸もしくは
それらに組み込まれている界面活性剤などの物質を含む
水などがあり得る。そのような液体にはさらに、水およ
び水と混和性のある1以上の少量の溶媒(例:グリセリ
ンもしくはポリプロピレングリコールなどの各種アルコ
ール類、ポリオール類または湿潤剤など)との混合物で
あることもできる。微粉砕タバコ材料が水性液体懸濁液
として提供される場合、懸濁液のタバコ含有量は懸濁液
総量の約5重量%以上、好ましくは約10重量%以上、
より好ましくは約25重量%以上である。
【0029】タバコ懸濁液はさらに、1以上のアミノ
酸、アミノ酸類縁体もしくはアミノ酸源(例:グルタミ
ン、アスパラギン、プロリン、アラニン、シスチン、ア
スパラギン酸、フェニルアラニン、グルタミン酸)と1
以上の糖もしくは糖源(例:フルクトース、スクロー
ス、グルコース、マルトース)と接触させることができ
る。
【0030】所望に応じて、香味剤(例:ココア、甘
草、イナゴマメ鞘( St. John's bread)、香辛料類、
ハーブ類など)をタバコ懸濁液に加えることもできる。
【0031】タバコ懸濁液には、米国特許506066
9号(Whiteら)(この出願の開示内容は本明細書に引
用によって全体が添付されている)に記載のような緩和
高温処理を施す。典型的にはそのような処理では、約1
00℃以上、好ましくは約110℃以上、さらに好まし
くは約120℃以上の温度にタバコ懸濁液を曝露する。
しかしながら、タバコ懸濁液は約250℃以下、より望
ましくは約200℃以下、最も好ましくは約175℃で
処理して、タバコ組成物の味わい特性に悪影響を及ぼす
成分の望ましくない生成を回避することが望ましい。
【0032】タバコ懸濁液の緩和高温処理は不活性雰囲
気下で行うことができる。例えば窒素ガスおよびアルゴ
ンガスを用いて、不活性雰囲気を提供することができ
る。しかしながら、加熱処理は周囲雰囲気(すなわち、
大気中)で行うことができる。
【0033】緩和高温処理は、圧力制御環境下に行うこ
とができる。そのような環境は、タバコ懸濁液を空気密
閉容器もしくはチャンバ中に封入することで得られる。
典型的には、圧力制御環境は、比較的高圧に耐えること
ができる圧力容器もしくはチャンバを用いて得られる。
そのような容器もしくはチャンバは、(i)タバコ懸濁
液を封入もしくは封止して、タバコ懸濁液の揮発性風味
成分が緩和高温処理段階時に失われたり又は他の形で散
逸しないようにし、しかも(ii)約100℃よりかな
り高い温度でタバコ懸濁液を処理することができるもの
である。好ましい圧力容器には、外部加熱源が取り付け
られている。圧力制御環境を提供する容器の例として
は、高圧オートクレーブ(Berghof/America Inc.製, Co
ncord, California)およびパール反応器4522型お
よび4552型(The Parr Instrument Co.から市販)
などがあり、これらについては米国特許4882128
号(Hukvariら)に記載されている。このように例示し
た容器の操作は当業者には明らかである。そのような容
器中での本発明の方法の際にタバコ懸濁液にかかる典型
的圧力は、約10psig〜約1000psig、通常
は約20psig〜約500psigである。
【0034】タバコ懸濁液が緩和高温処理を受ける時間
は変動し得るものである。通常、その時間は約10分間
以上、好ましくは約20分間以上、所望の温度でタバコ
懸濁液全体を加熱できるだけのものとする。通常その時
間は、約3時間未満、好ましくは約1時間未満、最も好
ましくは約30分である。しかしながら、加熱処理を受
けるタバコ懸濁液の時間/温度プロフィールを制御し
て、各タバコ懸濁液が長時間にわたって特に高い温度に
曝されないようにすることが望ましい。攪拌機構を装着
した容器もしくは圧力容器設計を用いて、タバコ懸濁液
が処理期間全体にわたって比較的均一の温度で処理され
ることが非常に望ましい。詳細には、タバコ懸濁液全体
を、そのタバコ懸濁液が曝される最高温度で、できるだ
け加熱処理期間にわたって均一に加熱されることが非常
に望ましい。
【0035】本発明の方法を実施する時に提供される条
件は最も好ましくは、タバコ懸濁液のある種の成分
(例:遊離アミノ酸蓄積物および天然糖)がメイラード
反応を受けるようなものとする。メイラード反応すなわ
ち「褐変反応」は、(i)アミノ酸、ペプチド、蛋白そ
の他の含窒素化合物のアミノ置換基と(ii)還元糖そ
の他のタバコ懸濁液に本来含有されるかもしくは添加さ
れる含カルボキシル化合物のカルボニル基との間の反応
である。そのような反応によって、タバコ懸濁液はかな
り暗色化し、典型的には極めて暗い褐色となる(Mailla
rd, Ana.Chim., Vol.9, pp.5 and 258(1916); Hodge,
H.Agric.Food Chem., Vol.1, p.928(1953); Nursten, F
ood Chem., Vol.6, p.263(1981) and Waller et al., A
CS Symp.Ser.(1983)参照)。
【0036】処理済みタバコ懸濁液は、喫煙品の製造に
有用である。これらは表面被覆もしくは外被として、あ
るいは製造業者が選択する簡便な任意の形態で従来の紙
巻タバコその他の喫煙品に加えることができる。紙巻タ
バコもしくは喫煙品当たりに使用される処理済みタバコ
懸濁液の量は変動し得る。例えば1本(rod)当たり約
0.6〜約1gの喫煙材料含む典型的紙巻タバコでは、
化合物約10〜約100ppmを表面被覆もしくは外被
として使用することができる。
【0037】さらに、処理済みタバコ懸濁液を紙巻タバ
コ用のフィルター風味材料として用いることができる。
その懸濁液を用いて、葉巻、紙巻タバコ、喫煙タバコも
しくは嗅ぎタバコなどのタバコ製品の製造に使用される
任意の形態の材料に風味/芳香を与えることができる。
【0038】本発明は、本発明の説明を目的として示し
た以下の実施例によってより詳細に説明されるが、本発
明はこれら実施例によって限定されるものではない。以
下の実施例においては、mgはミリグラムを表し、μg
はマイクログラムであり、gはグラムであり、Lはリッ
トルであり、mLはミリリットルであり、minは分で
あり、mmはミリメートルである。
【0039】
【実施例】実施例1 紙巻タバコダストの形のタバコを、SWECO振動ボールミ
ル(SWECO Inc., Los Angeles, CA USA)で粉砕し、非
常に微細な粉末とした。粉砕紙巻タバコダスト150g
を水1350gと混合した。この懸濁液を封止パールボ
ンベ中175℃で30分間反応させた。室温まで急冷し
た後、残った加圧揮発分を放出し、液体をパールボンベ
から取り出した。非常に香りの強い芳香が液体から出て
いるのが認められた。バーレイタバコダスト、ブルーキ
ュアードタバコダストおよびトルコタバコダストを原料
として用いてこの手順を繰り返した。
【0040】実施例2 紙巻タバコダスト形態のタバコを実施例1に記載の方法
に従って粉砕した。粉砕タバコ材料375gを水112
5gと混合して懸濁液を得た。この懸濁液をパールボン
ベ中、175℃で30分間反応させた。前述の方法に従
って冷却および排気した後、非常に強い芳香が認められ
た。バーレイタバコダスト、フルーキュアードタバコダ
ストおよびトルコタバコダストを原料として用いてこの
手順を繰り返した。
【0041】実施例3 TEKMAR2016加熱サンプル台を装着したTEK
MAR(Cincinnati,Ohio, USA)LSC 2000を用
いて、実施例1および2に記載の方法に従って製造した
芳香液体について、ダイナミックヘッドスペース/ガス
クロマトグラフィー/質量選択的検出/水素炎イオン化
検出(P&T/GC/MSD/FID)分析を行った。
サンプル、すなわち対照化合物もしくは加熱処理サンプ
ル1.0mLが入った5mL分散管(Sparge tube)
(TEKMAR)に、21.3μg/mLでシクロヘキ
サノンを含む水溶液1.0mLを加えた。各サンプルに
ついて4回もしくは5回の分析を行って、精度測定に十
分な値を得た。これらのサンプルをそれぞれ70℃で5
分間予備加熱してから、40mL/minのヘリウム流
で10分間パージした。サンプル温度は70℃に維持し
た。揮発分をTenax(TEKMAR)トラップに捕
捉し、次に10℃に設定し5分間で180℃まで昇温す
るGCカラムで熱的に脱着した。長さ30メートル、内
径0.32mmおよびフィルム厚1μmのDB1701
融解シリカカラム(J & W Scientific,Folsom, CA)を
搭載したHewlett−Packard5880ガス
クロマトグラフ装置(GC)に、TEKMARヘッドス
ペースシステムを直接接続した。カラム出口を、水素炎
イオン化検出器(FID)と70Vで電子衝撃モードで
動作する質量選択的分析装置(MSD)との間で分配し
た。GC注入口、MSD接合部およびFID検出器は2
50℃に設定した。移動が終了した後、カラムオーブン
を毎分2℃ずつで10℃から47℃へと、次に毎分10
℃ずつで240℃までの昇温にプログラムした。シクロ
ヘキサノンについてのFID面積カウントを、各同定揮
発成分の量の計算に用いた。質量スペクトルライブラリ
検索ルーチンおよびGC保持時間データベースの両方か
ら、揮発成分を同定した。
【0042】以下の表1には、紙巻タバコダスト、バー
レータバコダスト、フルーキュアードタバコダストおよ
びトルコタバコダストからの各同定揮発成分を、5個の
サンプルについてのμg/mL単位での平均濃度として
示してある。表2には、使用した4種類のダストからの
各同定揮発成分を、5個のサンプルについての成分の平
均パーセント分布として示してある。いずれの表におい
ても、C2ピラジン類とは付加炭素数2個のピラジン類
(例:ジメチルピラジン)を意味し、C3ピラジン類と
は付加炭素数3個のピラジン類(例:エチルメチルピラ
ジン類)を意味し、C4ピラジン類とは付加炭素数4個
のピラジン類(例:エチルジメチルピラジン類)を意味
する。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】実施例4 バーレータバコ約20部、フルーキュアードタバコ約5
5部およびオリエンタルタバコ約25部を含むタバコ混
合物を、タバコストリップの形態で製造した。タバコス
トリップ混合物の乾燥重量は約2400gであった。こ
のタバコストリップ混合物に、熱処理タバコダストの懸
濁液を加えた。懸濁液はタバコダスト10重量%および
水90重量%を含むものであった(タバコダスト約15
0gおよび水1350g)。懸濁液を加えた後、タバコ
ストリップの最終重量は約2550gであり、熱処理タ
バコ懸濁液150gを含有していた(ストリップ混合物
の約5.8重量%)。
【0046】このストリップ混合物を含水率約18%で
1インチ当たり32個の小片に刻んだ。得られたカット
充填材を加熱した巻きたばこコータードラム(pill coa
terdrum)で約13%まで乾燥させた。このカット充填
材混合物に、広げたフルーキュアードタバコカット充填
材2040g(40部)およびカット・ロール(cut-ro
lled)して広げた茎510g(10部)を加えた。
【0047】最終混合物を、少量の香味剤を含むグリセ
リン1.5重量%で表面被覆した。このタバコカット充
填材を用いて、長さ88mmの紙巻タバコ(RJR照合
番号456紙(Ecusta Corp., Pisgah Forest, NC, US
A)で覆われた57mmのタバコ棒と27mmの成形ア
セテートフィルター(Filtron International Ltd., Gr
eat Britain,コード番号SAF))を製造した。この紙巻
タバコを吸口から約13mmに通気孔を設けた。平均通
気は約55%であった。このようにして、以下の計5種
類の紙巻タバコを製造した。
【0048】紙巻タバコA:ストリップ混合物に熱処理
懸濁液を加えていないもの(対照) 紙巻タバコB:紙巻タバコダストから得た熱処理懸濁液
を含有 紙巻タバコC:バーレータバコダストから得た熱処理懸
濁液を含有 紙巻タバコD:フルーキュアードタバコダストから得た
熱処理懸濁液を含有 紙巻タバコE:トルコタバコダストから得た熱処理懸濁
液を含有。
【0049】これら5種類全ての紙巻タバコをFTC煙
分析に提出し、紙巻タバコ1本当たりのタール生成量は
約10mgであった。全ての紙巻たばこを紙巻たばこA
に対する比較で試験した。いずれの被験紙巻タバコも
(B、C、D、E)、対照紙巻タバコと比較してタバコ
の味わいを多く提供し、対照より口当たりが良くコクが
ある(smoother and richer)と考えられた。さらに、
被験紙巻タバコの方が紙巻タバコAより個々の喫煙者に
は好まれた。4種類の被験品のいずれも、心地よいタバ
コの芳香を持っていた。
【0050】この実験の結果は、タバコダスト懸濁液を
調製し、それを用いて、紙巻タバコの味わいおよび芳香
に関する特性を高めることができることを示している。
【0051】以上の説明および実施例においては、本発
明の好ましい実施態様を開示した。これら実施例中では
具体的用語を使用しているが、これらは属性的かつ説明
的な意味でのみ使用されるものであって、本発明を限定
するものではなく、本発明の範囲は前記の特許請求の範
囲によって定義されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様を代表する工程段階の図式で
ある。
【符号の説明】
10 タバコ材料 15 粉砕 20 微粉砕タバコ材料 30 圧力制御環境 35 加熱処理 40 冷却 50 加熱処理溶液の回収 55 接触 60 水性液体 70 水性微粉砕タバコ材料懸濁液
フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・モンロー・コールマン,ザ・ サード アメリカ合衆国、ノース・カロライナ・ 27106、ウイストン−セイレム、ロツク・ ドライブ・2900 (72)発明者 トーマス・アルバート・パーフエテイ アメリカ合衆国、ノース・カロライナ・ 27103、ウイストン−セイレム、ニユウカ ソル・ドライブ・2116

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タバコ材料の化学的性質を変える方法に
    おいて、(i)周囲圧を超える圧力制御環境下、(i
    i)100℃を超える温度で、タバコ懸濁液を加熱処理
    して該タバコ材料の化学的性質を変えることを有してな
    る方法。
  2. 【請求項2】 前記タバコ懸濁液が、微粉砕タバコ材料
    と水性液体とを接触させることによって製造される、請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 タバコ懸濁液が、タバコ材料を10重量
    パーセント以上含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 圧力制御環境が密閉系である、請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 タバコ懸濁液に対して、約250℃以下
    の温度で加熱処理を行う、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 タバコ懸濁液を約10psig〜約10
    00psigの圧力下に加熱処理する、請求項1に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 タバコ懸濁液を約20psig〜約50
    0psigの圧力下に加熱処理する、請求項1に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 タバコ懸濁液を100psigを超える
    圧力下に加熱処理する、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 タバコ材料の化学的性質を変える方法に
    おいて、 (a)タバコ材料を粉砕して微粉砕タバコ材料を得る段
    階、 (b)微粉砕タバコ材料と水性液体とを接触させてタバ
    コ懸濁液を得る段階、 (c)(i)周囲圧を超える圧力制御環境下、(ii)
    100℃を超える温度で、タバコ懸濁液を加熱処理して
    該タバコ材料の化学的性質を変える段階、を有すること
    を特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 タバコ懸濁液が、タバコ材料を10重
    量パーセント以上含む、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 圧力制御環境が密閉系である、請求項
    9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 タバコ懸濁液に対して、約250℃以
    下の温度で加熱処理を行う、請求項9に記載の方法。
  13. 【請求項13】 タバコ懸濁液を約10psig〜約1
    000psigの圧力下に加熱処理する、請求項9に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 タバコ懸濁液を約20psig〜約5
    00psigの圧力下に加熱処理する、請求項9に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 タバコ懸濁液を100psigを超え
    る圧力下に加熱処理する、請求項9に記載の方法。
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