JP2003508597A - 低粘度の熱水凝集性セルロースエーテル、解重合によるその製造方法並びにその用途 - Google Patents

低粘度の熱水凝集性セルロースエーテル、解重合によるその製造方法並びにその用途

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JP2003508597A
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ハムメス・アルフ
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クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は温水で凝集しそして高純度および白色度を有する低粘度セルロースエーテルに関する。また本発明は酸化剤の存在下に触媒での酸性加水分解解重合によって上記低粘度セルロースエーテルを製造する方法並びにそれの用途に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、高純度および高白色度で低粘度の熱水凝集性セルロースエーテル、
触媒による酸性加水分解によって場合によっては酸化剤の存在下に解重合によっ
てこのセルロースエーテルを製造する方法およびその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】
高重合度のセルロースエーテルを分解することは久しい以前から公知であり、
かつこれは多種多用な方法で達成することができる。特に、低い粘度の生成物へ
の分解は、この生成物が中でも医薬有効物質または種々の種子の被覆剤として、
また例えば懸濁重合の際にも有利に使用できるので非常に注目されて来た。以下
において、低粘度生成物とは、20℃で水中2.0%(完全乾燥状態)で測定さ
れるヘプラー粘度が50mPasより大きくない以下のセルロースエーテルを言
う。
【0003】 セルロースエーテルを分解するために使用される方法は、触媒によるアセター
ル結合の酸性加水分解の他に、中でも酸化分解並びにエネルギーに富んだ放射線
または微生物/酵素による分解がある。
【0004】 エネルギーに富んだ放射線によるセルロースエーテルの粘度低下はドイツ特許
出願公開(A)第4, 434, 280号明細書および米国特許第2, 895, 8
91号明細書に記載されている。塩不含セルロースエーテルは適当な反応条件を
選択した場合には分解する代わりに架橋する。この方法の欠点は実質的に、不均
一な物質が(重合度が照射される層の厚さ、放射線の侵入深さ、放射線強度に依
存して)生じること、混合物から反応副生成物を除く方法に欠陥があること並び
に公的な批判に一般的に曝されている放射線の取扱にある。
【0005】 セルロースエーテルを酸化分解する方法は中でも米国特許第2, 912, 43
1号明細書、同第4, 316, 982号明細書、スイス特許第461, 455号
明細書、ドイツ特許出願公開第2, 016, 203号明細書および英国特許第9
53, 944号明細書に記載されている。
【0006】 米国特許第2, 912, 431号明細書には、次亜ハロゲン酸塩、過酸化物ま
たは過ヨウ素酸塩で水性アルコールとの混合状態のカルボキシメチルセルロース
を同時漂白下に40〜80℃で分解する方法が開示されている。
【0007】 40〜75%の固形分含有量の水で湿ったセルロースエーテルをオゾン/空気
/酸素−混合物で0〜60℃で分解することは米国特許第4, 316, 982号
明細書に記載されている。スイス特許第461455号明細書には、セルロース
エーテルを75%の最大水分含有量のもとで0.1〜10%濃度の過酸化水素溶
液と混合する方法が開示されている。次いで得られる混合物は100〜250℃
でH2 2 が消費され尽くすまで酸化分解されそして乾燥される。
【0008】 ドイツ特許出願公開第2, 016, 203号明細書には、5%の最大水分含有
量の充分に乾燥した粉末を過酸化水素溶液と混合しそして50〜150℃で分解
する、セルロースエーテルの分解方法が開示されている。
【0009】 英国特許第953, 944号明細書では、乾燥されたまたは湿った状態の水溶
性の非イオン性セルロースエーテルの粘度を高温のもとでのH2 2 と反応させ
ることによって粘度を低下させている。
【0010】 この場合セルロースエーテルの酸化分解は一般に沢山の副生成物を生じさせる
【0011】 湿ったまたは完成した生成物の分解を後続の精製段階なしで行なう場合には、
収量を最適にするために、生じた副生成物を解重合した生成物からもはや除かな
い。酸化分解によって製造される低い粘性のセルロースエーテルは激烈な反応条
件のために通常には変色されている。
【0012】 無機または有機酸を用いる加水分解による簡単な分解法は例えば米国特許(A
)第1, 679, 943号明細書、同第1, 943, 461号明細書、ヨーロッ
パ特許(B)第0, 497, 985号明細書およびヨーロッパ特許出願公開第0
, 210, 917号明細書に記載されている。
【0013】 米国特許(A)第1943,461号明細書には、予め粉砕したセルロースエ
ステルを密閉された耐圧容器中で0.7〜5.2barの圧力、115〜160
℃の温度で20〜60分間に、薄い酸またはそれの混合物(濃度0.5〜5%、
分解されるセルロースエーテルの重量の数倍)で分解する。米国特許(A)第1
679943号明細書にはセルロースエーテルを種々の酸混合物で分解すること
が記載されており、この場合には耐圧容器も高温も必要とされない。しかしなが
ら特に室温の場合には、数日にわたり得る許容できない反応時間が発生する。
【0014】 ヨーロッパ特許(B)第0,497,985号明細書には低い銅価のセルロー
ス物質、即ち高いα−セルロース含有量のセルロース物質を洗浄し、乾燥し、粉
砕しそして0.5重量%濃度のHCl水溶液と約70℃の温度で混合している。
この方法の場合、セルロースエーテルの水分含有量が重要な役割を果たしている
。該水分含有量は一方においては、強過ぎる乾燥が生成物の角質化および黄変を
もたらすので、乾燥の際に1%以下に下げてはならず、もう一方においては、低
分子量のセルロースエーテルの場合には必須量の水がゲル形成に有利であるので
分解の間に5%より多くない。得られるセルロースエーテルは非常に低い粘度を
有する(2.0%濃度、20℃で<20mPas)。同様な方法がヨーロッパ特
許出願公開(A)第0,210,917号明細書に記載されている。そこでは3
〜8%の水を含有するセルロースエーテル粉末を40〜85℃で0.1〜1重量
%のHCl水溶液で分解している。
【0015】 特に、高純度の低粘度の生成物に分解することがガスとしてHClを使用する
ことによっても達成できる。この種の方法は例えば米国特許第3,391,13
5号明細書および同第4,061,859号明細書に記載されている。
【0016】 米国特許第3,391,135号明細書は、5%より少ない水分含有量の高粘
度セルロースエーテル粉末から30〜80℃で、10mPasより低い溶液粘度
(2.0%濃度、20℃)のセルロースエーテルを製造する方法を開示している
。過剰のHClガスを除き、次いでセルロースエーテルを弱い塩基の混入によっ
て中和する。
【0017】 米国特許第4,061,859号明細書によれば、0.01〜5重量%の水分
含有量の乾燥した粉末としてのセルロースエーテルをハロゲン化水素を用いて1
5〜80℃で分解し、次いで重炭酸ナトリウムの混入またはアンモニアガスの導
入によって中和する。生じる物質は、解重合段階の後の分解した物質に接触され
る二酸化硫黄ガスで漂白される。この方法では、出発粘度が数十万mPasであ
るセルロースエーテルを低粘度生成物に分解することができる。解重合の後の漂
白段階は生成物の明色化を可能とする。
【0018】 加水分解法は機能基を中和しそして保護しそして低粘度生成物の製造に使用で
きる。しかしながら分解するセルロースエーテルが水性媒体に著しく希釈した状
態にある場合には、該セルロースエーテルの一部溶液による収率損失は殆ど回避
できない。これに対して完全に後処理され、粉砕されそして乾燥されたセルロー
スエーテルは僅かの水性または気体状HClを用いて分解する場合には、弱い塩
基を混入することによって中和しなければならない。このことは完成生成物の塩
含有量を増加させそして反応副生成物を該生成物から除かない。分解の間の水分
含有量が多すぎる場合には、該物質の部分的溶解および付着を回避し難い。その
場合には、僅かな酸量の均一な分布および出来るだけ一様な重合度が同様に実現
し難い。特に注意深く反応を実施する場合には黄変を減らすことだけがはできる
が、抑制することはできない。生成物の補足的漂白は確かにセルロースエーテル
の白色度を高めるが、追加的方法段階を必要としそして生じる副生成物が除去さ
れない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
それ故に、本発明の課題は、従来技術の上述の各欠点を有していない、セルロ
ースエーテルの解重合法を提供することであった。特に、できるだけ一様な重合
度および少ない副生成物成分の他に非常に僅かな塩含有量および高い白色度を有
しそして高い透過率の透明な溶液をもたらし、結果として製剤被覆(タブレット
、糖衣錠、カプセル)、化粧料、食品および懸濁重合の分野で有利に使用できる
低粘度セルロースエーテルを製造する可能性を追求することであった。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この課題は、酸による加水分解によって熱水凝集性セルロースエーテルを解重
合する方法において、分解を濃厚な水性スラリーとしてのセルロースエーテルの
凝集点より上の温度で実施することを特徴とする上記方法によって解決される。
【0021】 この場合にはセルロースエーテルとして、熱水凝集し得る公知のあらゆるセル
ロースエーテルを使用することができる。
【0022】 アルキルセルロース、例えばメチル−、エチル−およびプロピルセルロース、
並びにそれらの混合物エーテル、例えばヒドロキシエチルメチル−、ヒドロキシ
プロピルメチル−、エチルヒドロキシエチル−およびエチルメチルセルロースが
特に有利である。
【0023】 分解のために使用されるセルロースエーテルの製造および加工は決して制限さ
れない。このものは当業者に知られたあらゆる方法によって製造できるし加工で
きる(“Ullmann's Enzyklopaedie der Technischen Chemie”; 第9巻、“セル
ロースエーテル(Celluloseether)"、Chemie出版社、ワインハイム、第4版、19
75、第 192頁以降)。
【0024】 使用するセルロースエーテルの解重合度並びに粘度も同様に決して制限されな
い。しかしながら分解するためには、重合度が解重合によって達成したい重合度
から遙かに離れていないセルロースエーテルを使用するのが特に有利である。
【0025】 特に有利な実施態様においては、本発明の方法によって、20℃で水中2.0
%(完全乾燥状態)で測定して≦50mPasのヘプラー粘度を有する低粘度セ
ルロースエーテルが製造される。
【0026】 加水分解に適する酸は鉱酸、また、強い有機酸並びにそれらの混合物でもよい
。しかしながら鉱酸が特に有利である。
【0027】 鉱酸としては塩酸、硫酸、硝酸並びにリン酸を使用するのが特に有利である。
しかしながらそれらの混合物も使用できる。
【0028】 強い有機酸としては三フッ化醋酸、醋酸、蟻酸、蓚酸、フタル酸、マレイン酸
並びに安息香酸を使用するのが有利である。それらの混合物も使用することがで
きる。
【0029】 触媒による酸性での加水分解は本発明によればセルロースエーテルの凝集点よ
り上で実施される。70〜105℃の温度範囲が特に有利である。
【0030】 本発明の方法は更に、分解を濃厚スラリーとして実施することを特徴とする。
水とセルロースエーテルとの重量比は最大10:1、特に最大7:1、中でも最
大5:1であるのが好ましい。懸濁剤としてのできるだけ少量の水が、低粘度成
分の溶解によって一般に引き起こされる収率損失を非常に少なくする。
【0031】 別の特に有利な実施態様においては、濃厚な水性スラリーに、酸性または中性
媒体中での解重合の前、間および/または後に追加的に酸化剤を添加する。
【0032】 酸化剤としては、過酸化化合物並びにその塩、および他の過酸化合物、例えば
過硫酸ナトリウム、過硼酸塩(これとTAEDの様な活性剤との組合せ)、亜塩
素酸ナトリウム、ハロゲン、ハロゲン化酸化物および漂白に使用されるその他の
化合物を使用するのが有利である。特に過酸化水素(H2 2 )が有利である。
【0033】 この場合、酸化剤はセルロースエーテルを基準として一般に0.01〜20重
量%、好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%の
量で使用される。
【0034】 驚くべきことに本発明者は、酸化剤の添加が好ましくは加水分解の間に1%よ
り著しく下の僅かな量で既に粘度を低下させる他に、通常は少なくとも一部がセ
ルロースエーテルに吸着されそしてセルロースエーテ自体の変色を引き起す反応
副生成物を酸化によってより良好な水溶液の状態に変えさせることを見出した。
このことは解重合されたセルロースエーテルの副生成物を更に良好に分離させる
。従って酸化剤、例えばH2 2 を使用することが均一度を高めるのと同時に生
成物の白色度を向上させる。更に酸化剤を添加すると、その他は同じ条件のもと
で最終粘度を更に低下させる。一定の目的粘度の場合にも、酸化剤を添加しない
方法を実施するのと比較して反応時間が短縮されおよび/または酸の量が減らす
ことができる。
【0035】 原則として酸化剤の添加は酸による加水分解の前または後も考えられるが、こ
の添加は解重合の過程で行なうのが特に有利である。
【0036】 分解および酸化による追加的明色化および/または副生成物の除去を一つの段
階で実施することもできるし、または相い前後して、しかも酸性媒体中でもまた
は(部分)中和を行なった後でも行なうこともできる。
【0037】 更に分解は既製の製品でも通例の湿分含有量の湿った生製品でも実施すること
ができる。生成物を既製品とするためには後続の乾燥および粉砕が必要であるの
で、製造過程で生じる様な湿った生製品を分解するために使用するのが特に有利
である。
【0038】 セルロースエーテルへ転化する際に過剰の塩は水性スラリーにより同様に除か
れるので、例えば最後の洗浄段階の代わりに分解を部分的に減少した塩含有量の
もとでも実施することができる。極めて僅かな塩含有量の生成物が得られる。
【0039】 分解されたセルロースエーテルの水溶液は一般にセルロースエーテル基本骨格
に酸性基が形成されることによって弱い酸性pH値を示す。この溶液のpH値は
、分解されたセルロースエーテルの解重合の後に反応副生成物を洗去するために
水でなく少なくとも1種類の塩基性塩(例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリウム)の水溶液で、分解されたセルロー
スエーテルの凝集点より上の温度で洗去することによって、5.5〜8.0の十
分に中性のpHに調整することができる。目的のpH値に調整するための別の方
法で説明する様な追加的混合段階は省かれる。塩基は均一に分散されそしてセル
ロースエーテルは通例の方法では一段階以上で乾燥できそして粉砕できる。
【0040】 上記方法の収率は意図する最終粘度および分解するセルロースエーテルの凝集
点の高さに依存して一般に約80%〜96%の間である。セルロースエーテルを
水性後処理する際に粘度次第で一般に3〜8%の洗浄損失が発生することそして
その洗浄段階の代わりに分解を実施することができるので、収率損失が最小限に
なる。収率の向上、特に高い凝集点の生成物の場合のそれは耐圧装置中で実施す
る場合に分解温度を高めることによって達成することができる。
【0041】 得られる生成物の粘度は実質的に使用される酸量、反応時間並びに場合によっ
ては追加的な酸化剤の量によって意図的に調整することができ、かつこれは非常
に良好に再現できる。良好に十分に混合し並びに反応成分が良好に分布する場合
に均一に分解するので、生成物は殆ど一様の重合度を有する。
【0042】 本発明の方法によって高純度でかつ高白色度のセルロースエーテルが製造され
る。特に良好な結果はメチルヒドロキシプロピルセルロースを製造する場合に達
成される。
【0043】 従って本発明の別の対象は、20℃で水中2.0%(完全乾燥状態)で測定し
て≦50mPas、特に有利には≦5mPasのヘプラー粘度を有するメチルヒ
ドロキシプロピルセルロースである。
【0044】 この場合、5〜50mPasの範囲内の粘度を有するメチルヒドロキシプロピ
ルセルロースの白色度は、好ましくは60%以上でありそして≦5mPasの粘
度のメチルヒドロキシプロピルセルロースのそれは好ましくは50%以上である
(根拠:DIN規定5033)。白色度はなかでもセルロースエーテルの粒度分
布に左右されるので、所定の値は<125μmの粒度の割合が最高50%、好ま
しくは10%以下である生成物を基準としている。
【0045】 製造されるセルロースエーテルの塩含有量は0.4重量%以下、殊に0.2重
量%以下、特に0.1重量%以下であるのが好ましい。
【0046】 メトキシ基の割合が28〜32重量%でありそしてヒドロキシプロピル基の割
合が5〜9重量%であるメチルヒドロキシプロピルセルロースが特に有利である
【0047】 上記のセルロースエーテルはその高い純度およびその高い白色度のために特に
製剤あるいは種子の被覆に並びに化粧料、食品で使用するのにおよび懸濁重合の
際に適している。
【0048】 本発明を以下の実施例によって更に詳細に説明するが、本発明はこれらによっ
て制限されない。
【0049】
【実施例】
粘度は、特別に表記がない限り、Haake社のヘプター落球粘度計を用いて
2.0%(完全乾燥状態)濃度水溶液で測定した。記載された酸の量は他に記載
がない限り、使用したセルロースエーテルの量を基準とする重量%の濃塩酸(3
7%濃度)を意味する。
【0050】 実施例1〜12: 羽根型攪拌機を備えたQVF社の30Lの攪拌式ガラス製容器で14kgの水
を沸騰するまで加熱する。次いで相応する量の濃塩酸をゆっくり添加しそして5
kg(完全乾燥状態)の出発材料を水で湿った製品(固形分含有量約60%)と
してばらまいて混ぜ込む。これに滴加ロートを通して50gのH2 2 (100
%濃度)を任意の濃度の水溶液として導入する。これはセルロースエーテルを基
準として1重量%の使用量に相当する。
【0051】 表1に記載した時間、90〜100℃で攪拌し、次いで等モル量の希薄苛性ソ
ーダ(1部の濃厚苛性ソーダ(50%濃度)+3部の水)を30分にわたってゆ
っくり添加することによってpH6.5〜7.5に中和する。
【0052】 得られる生成物を相応する孔サイズのガラス製ヌッチェに通して熱い状態で濾
過しそして、部分的に顕著に変色した懸濁剤残留物を生成物から除くために沸騰
する僅かな水で後洗浄する。次いでその生成物を乾燥しそして市販の粉砕機で粉
砕する。その際に粉砕処理パラメータは、得られる顆粒が以下の粒度分布を有す
るように選択する。
【0053】 >500μm <5% 500〜125μm >85% <125μm <10% この顆粒から、表1に総括掲載する分析データが測定される。
【0054】 表1:追加的酸化剤を用いてまたは用いないでの熱水凝集性セルロースエーテ ル(MHPC)の、触媒による酸性分解 ┌──┬───┬───┬──┬──┬────┬───┬──┬─────┐ │実施│出発 │HCl 重│時間│H2O2│白色度 %│粘度 │塩 │透過率 │ │例 │物質1)│量% 2)│(h) │ │粉末3) │[mPas]│% 4)│(%)5) │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┬──┤ │ │ │ │ │ │ │2.0% │ │ 578│415 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 1 │ A │ 8 │ 0.5│ - │ 57 │13.3 │0.04│ 95 │ 87 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 2 │ A │ 8 │ 0.5│ + │ 61 │ 9.4 │0.06│ 96 │ 92 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 3 │ A │ 16 │ 1 │ - │ 49 │ 3.4 │0.04│ 96 │ 87 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 4 │ A │ 16 │ 1 │ + │ 55 │ 2.9 │0.04│ 96 │ 89 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 5 │ B │ 4 │ 0.5│ - │ 51 │ 17.4 │0.04│ 92 │ 82 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 6 │ B │ 4 │ 0.5│ + │ 71 │ 11.6 │0.04│ 92 │ 87 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 7 │ B │ 4 │ 0.5│+ 6)│ 62 │ 12.0 │0.04│ 95 │ 87 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 8 │ B │ 4 │ 0.5│- 7)│ 69 │ 11.3 │0.04│ 95 │ 90 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 9 │ C │ 8 │ 0.5│ - │ 60 │ 23.1 │0.16│ 95 │ 87 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 10 │ C │ 8 │ 0.5│ + │ 61 │ 10.8 │0.09│ 95 │ 90 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 11 │ C │ 16 │ 0.5│ - │ 59 │ 9.6 │0.09│ 94 │ 87 │ ├──┼───┼───┼──┼──┼────┼───┼──┼──┼──┤ │ 12 │ C │ 16 │ 0.5│ + │ 59 │ 5.3 │0.04│ 95 │ 90 │ └──┴───┴───┴──┴──┴────┴───┴──┴──┴──┘ 1) A リンターセルロース1、メチルヒドロキシプロピルセルロース、 OCH3=30.0%、OC3H6=7.2%; 水分含有生製品、固形分含有量= 約61% 、 分解前の出発粘度(1.9%完全乾燥状態):340mPas B リンターセルロース2、メチルヒドロキシプロピルセルロース、 OCH3=29.1%、OC3H6=6.5%; 水分含有生製品、固形分含有量= 約56% 、 分解前の出発粘度(1.9%完全乾燥状態):50mPas C リンターセルロース3、メチルヒドロキシプロピルセルロース、 OCH3=29.8%、OC3H6=6.9%; 水分含有生製品、固形分含有量= 約62% 、 分解前の出発粘度(1.9%完全乾燥状態):35000mPas 2) セルロースエーテル(完全乾燥状態)を基準としての重量%の濃塩酸(37%濃 度) 3) 根拠:DIN−基準5033;規定の波長での反射率(%)を測定すること によって、白色標準(Emaille白色標準:入射光反射率 71.5%) に比 較して色測定装置LF90(製造元:Dr.Bruno Lange)で測 定:標準測定単位UME3、色測定ヘッドLF90、測定ゲオメトリー(Me ss-geometrie) 0°/45°、標準光線C、ガラス製キューベット、青色フ ィルタBG12/5(447nm)、光保護キャップd=50mm 4) 苛性ソーダ溶液で塩酸を中和することによるNaCl含有量 5) 透過率:1.0%(完全乾燥状態)濃度の水溶液で578nmおよび415 nmで標準としての水に比較して測定 6) 10gのH2 2 の添加下 7) 50gのNaClO2 の添加下 実施例13および14: 実施例1〜12の場合に記載した様に実施するが、14kgの水の代わりに2
5kgの水を最初に導入しそして分解のために3.75kg(完全乾燥状態)の
湿った生製品を使用する。
【0055】 表2:追加的酸化剤を用いてまたは用いないでの熱水凝集性セルロースエーテ ル(MHEC)の、触媒による酸性分解 ┌──┬─────┬────┬───┬──┬───┬───┬─────┐ │実施│出発物質1)│HCl │時間 │H2O2│粘度 │塩 (%)│透過率(%) │ │例 │ │( 重量%)│ (時) │ │[mPas]│ │ │ ├──┼─────┼────┼───┼──┼───┼───┼──┬──┤ │ │ │ │ │ │2.0% │ │ 578│415 │ ├──┼─────┼────┼───┼──┼───┼───┼──┼──┤ │ 13 │ D │ 16 │ 1.0 │ - │ 8.3 │ 0.01 │ 94 │ 88 │ ├──┼─────┼────┼───┼──┼───┼───┼──┼──┤ │ 14 │ D │ 16 │ 1.0 │ + │ 7.0 │ 0.01 │ 96 │ 91 │ └──┴─────┴────┴───┴──┴───┴───┴──┴──┘ 1) D リンターセルロース4、メチルヒドロキシエチルセルロース、 OCH3=27.8%、OC2H4=5.1%(1.4%の湿分含有量に自然乾燥した); 水分 含有生製品、固形分含有量= 約59% 、分解前の出発粘度(1.9%完全乾燥 状態):176000mPas
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年9月27日(2001.9.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸による加水分解によって熱水凝集性セルロースエーテルを
    解重合する方法において、分解を濃厚な水性スラリーとしてのセルロースエーテ
    ルの凝集点より上の温度で実施することを特徴とする、上記方法。
  2. 【請求項2】 セルロースエーテルとしてメチル−、エチル−、プロピル−
    、ヒドロキシエチルメチル−、ヒドロキシプロピルメチル−、エチルヒドロキシ
    エチル−またはエチルメチルセルロースを使用する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 分解されたセルロースエーテルが、20℃で水中2.0%(
    完全乾燥状態)濃度で測定して≦50mPasのヘプラー粘度を有する請求項1
    または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 酸として鉱酸および/または有機酸を使用する請求項1〜3
    のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 鉱酸として塩酸、硫酸、硝酸および/またはリン酸を使用す
    る請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 水とセルロースエーテルとの重量比が最高10:1である請
    求項1〜5のいずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 濃厚な水性スラリーに、酸性または中性媒体中での解重合の
    前、間および/または後に追加的に酸化剤を添加する請求項1〜6のいずれか一
    つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 酸化剤として過酸化化合物、過硼酸塩、亜塩素酸ナトリウム
    、ハロゲンおよび/またはハロゲン化酸化物を使用する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸化剤として過酸化水素を使用する請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 酸化剤をセルロースエーテルを基準として0.01〜20
    重量%の量で使用する請求項7〜9のいずれか一つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 解重合後に、分解されたセルロースエステルを分解された
    セルロースエーテルの水溶液を5.5〜8.0の範囲内のpH値に調整するため
    に、分解されたセルロースエーテルの凝集点より上の温度で少なくとも1種類の
    塩基性塩水溶液で洗浄する請求項1〜10のいずれか一つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 塩として炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナト
    リウムおよび/または硫酸水素ナトリウムを使用する請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 20℃で水中2.0%(完全乾燥状態)で測定して≦50
    mPasのヘプラー粘度を有するメチルヒドロキシプロピルセルロースにおいて
    、該セルロースが<125μmのサイズの粒子の割合が最高50%である粒度分
    布において50%以上である白色度を有することを特徴とする、上記メチルヒド
    ロキシプロピルセルロース。
  14. 【請求項14】 白色度が60%以上である、5〜50mPasのヘプラー
    粘度を有する請求項13のメチルヒドロキシプロピルセルロース。
  15. 【請求項15】 0.4重量%以下である塩含有量を有する、請求項13ま
    たは14に記載のメチルヒドロキシプロピルセルロース。
  16. 【請求項16】 28〜32重量%の範囲のメトキシ基の割合および5〜9
    重量%の範囲のヒドロキシプロピル基の割合を有する、請求項13〜15のいず
    れか一つに記載のメチルヒドロキシプロピルセルロース。
  17. 【請求項17】 請求項13〜16のいずれか一つに記載のメチルヒドロキ
    シプロピルセルロースを、薬剤または種子の被覆にあるいは化粧料、食品におい
    て使用するかまたは懸濁重合の際に使用する方法。
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