JP2003506648A - ステップアップ減速ギヤ装置 - Google Patents

ステップアップ減速ギヤ装置

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JP2003506648A JP2001515484A JP2001515484A JP2003506648A JP 2003506648 A JP2003506648 A JP 2003506648A JP 2001515484 A JP2001515484 A JP 2001515484A JP 2001515484 A JP2001515484 A JP 2001515484A JP 2003506648 A JP2003506648 A JP 2003506648A
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    • F16H1/04—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members
    • F16H1/06—Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members with parallel axes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】減速装置は、少なくとも１つの第１の減速ステージ（３）と、１つの第２の減速ステージ（４）とを有し、この第２の減速ステージは、互いに平行な軸を夫々有する駆動入力シャフト（８）と駆動出力シャフト（７）とを備えた円筒形のギヤ（５，６）を有する。第２のステージの駆動入力シャフト（８）は、中空形状を有し、第１のステージの駆動入力シャフト（１７）を同軸的に収容している。第１の減速ステージは、モータ（１５）が設けられている位置から軸方向に離れた中空シャフト（８）の端部に位置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明の主題は、少なくとも１つの第１の減速ステージと１つの第２の減速ス
テージとを有するタイプの減速装置である。この第２の減速ステージは、互いに
平行な軸を夫々有する駆動入力シャフト及び駆動出力シャフトを夫々備えた円筒
形のギヤを有する。
【０００２】
【従来の技術】
“減速装置（reducer）”という用語は、主駆動入力シャフトと主駆動出力シ
ャフトとの相対速度をギヤで変速するか減じるかするように駆動し得る伝達部材
の一般的な意味で、この明細書では用いられている。上述されたような特徴を有
する減速装置は、“ＣＹＣＬＯ（登録商標） ＭＯＤＵＬＡＲ ＳＹＳＴＥＭ” という名称で知られており、Ｓｕｍｉｔｏｍｏ Ｃｙｃｌｏ Ｄｒｉｖｅ Ｅｕ ｒｏｐｅ Ｌｔｄにより、製造されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
このＣＹＣＬＯ伝達システムは、高い減速率を有し、互いに平行もしくは直交
している複数の軸を有する減速装置を使用する必要がある場合には、特に有用で
ある。これは、揺動可能な取り付けを行うのに、非常に適している。ＣＹＣＬＯ
減速装置は、中空の駆動出力シャフトを備え、互いに平行な軸を有し、第２の減
速ステージに結合された第１のサイクロイドカム減速ステージから成る。この伝
達システムの主な欠点は、これの軸方向にかさばることである。このかさばると
いうことは、特に、揺動可能な取り付けを行うためには、減速装置の軸方向のコ
ンパクト化が重要である所定の適用例において不適当である。 本発明の主要な目的は、上述された先行技術に関連して見受けられたような技
術的な問題が起こらないように、構造的かつ機能的にデザインされた減速装置を
提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
この問題は、本発明により、添付請求項に基づいて形成された、上述されたよ
うなタイプの減速装置を用いることで、解決される。 本発明の特徴及び利点は、添付図面を参照し、これに限定されない例を用いた
、２つの好ましい実施形態の詳細な説明により、明らかにされる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１を参照すると、概して参照符号１で示された、本発明の減速装置は、ケー
シング２を有する。このケーシングの内部には、参照符号３で示された第１の減
速ステージと、参照符号４で示された第２の減速ステージとが、少なくとも部分
的に収容されている。 第２の減速ステージ４は、互いに噛み合うように、かつ各管状シャフト７，８
にキーで結合されるように設けられ、互いに平行な軸Ｘ，Ｙを夫々に有する１対
の円筒形のギヤ５，６を有する。シャフト７は、減速装置の主駆動出力シャフト
を構成し、ベアリング７ａ、７ｂに支持され、また、必要に応じて、減速装置１
の揺動可能な取付けを可能にするために中空の形状を有する。
【０００６】 シャフト８は、減速装置の第２のステージの、駆動入力シャフトを構成し、ま
た、第１の部分１１で直径が大きくされた内側部分１０を備えた、中空形状を有
している。 直径が大きくされた内側部分１０は、カップリング１３、例えば、電気モータ
１５の駆動シャフト１４にキーで結合された筒型カップリングを、少なくとも部
分的に収容している。駆動シャフト１５は、フランジ付きカップリング１６によ
って、ケーシング２に設けられている。第２の減速ステージのシャフト８は、広
い放射状のクリアランスに、第１の減速ステージ３の駆動入力シャフト１７を収
容している。このシャフト１７は、例えば、カップリング１３を用いて駆動シャ
フト１４と共に回転され得るように、これに、スプラインカップリング１７ａに
よって接続されている。減速ステージ３は、モータ１５から離れたシャフト１７
の端部に取り付けられた太陽歯車１８を備え、例えば、これと一体的に形成され
たエピサイクリック減速装置を有する。太陽歯車１８は、複数の遊星歯車式ギヤ
１９と噛み合わされ、また、ケーシング２に取り付けられたリングギヤ２１とも
噛み合っている。スパイダー２０が、第２の減速ステージの駆動入力シャフト８
と共に回転するように、これの歯１２にキーで結合することによって結合されて
いる。実際には、第１の減速ステージのエピサイクリック減速装置全体は、ケー
シング２に設けられ、これの中に、電気モータ１５が設けられている位置から離
れた端部で、部分的もしくは全体的に収容されている。かくして、減速装置１は
、軸方向にかなりコンパクト化される。実際に、リングギヤ２１と、これに対し
て、リークを防ぐように取り付けられたカバー２２とは、ケーシング２から突出
した、第１の減速ステージの所定部分のためのハウジングを形成している。コン
パクト化は、以下の事実により更に改良される。説明されたような構造に関して
、シャフト８の直径の大きいキャビティ部分１０内に、カップリング１３とモー
タ１５のシャフト１４とを、少なくとも部分的に重ねて収容することが可能であ
り、また、第２の減速ステージは、シャフト８によって、第１の減速ステージに
運動学的に接続される。
【０００７】 図２は、本発明の減速装置の第２の実施形態を示す。第２の実施形態の減速装
置は、概して、参照符号３０で示され、第１の実施形態に類似した部分は、同じ
参照符号で示されている。 実際に、減速装置３０は、以下の点で、第１の実施形態の減速装置１とは異な
っている。更なるいわゆる予備減少ステージ３１が、電気モータと第１の減速ス
テージとの間に設けられ、駆動シャフト１４に取り付けられた太陽歯車３２を備
えたエピサイクリック減速装置の形をしている。また、リングギヤ３３が、ケー
シング２に取り付けられ、スパイダー３４は、第１の減速ステージ３の駆動入力
シャフト１７に取り付けられ、複数の遊星歯車式ギヤ３５により、太陽歯車３２
とリングギヤ３３とに、従来の方法で、運動学的に接続されている。事前減速ス
テージの保持だけでなく、モータ及びケーシング２の接続のために、フランジ付
きのカップリング１６は、適当なディメンションを有し、リングギヤ３３を介在
して、ケーシングに接続されている。伝達即ち角度減速装置が、代わりとして、
もしくは、事前減速ステージ３１に加えて、従来の方法で適合され得る。
【０００８】 かくして、本発明は、提起された問題を解決し、競合製品と比較して軸方向に
かなりコンパクト化されているばかりでなく、相当に用途の広い減速装置を提供
する。この減速装置は、単に基本的な構造のアセンブリによって、即ち、任意で
最適な事前減速ステージを備えた、上述の第１の実施形態の基本的な構造のアセ
ンブリによって、特別の必要を満たすように、様々の方法で事前減速ステージ３
１並びに／もしくは収束軸を有した角度減速装置と結合されているため、相当に
用途が広い。本発明によって与えられる更なる利点の中には、第１の減速ステー
ジが、単にカバー２２を取り外すことにより、モータの分解もしくは他の面倒な
作業なしで、容易かつ十分にアクセス可能であるという点がある。更に、第１の
減速ステージの完全かつ改良されたアクセスにより、ブレーキと、減速装置を一
方向にのみ回転させる逆転防止装置と、主駆動入力シャフト１７に効果的に結合
され得る他のアクセサリーとが、第１の減速ステージに容易に接続可能にされ、
低い伝達トルクでギヤシャフトでの動作の明らかな利点を伴う。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１は、本発明の第１の実施形態に係わって形成された減速装置の、軸方向の
概略的な断面図である。
【図２】 図２は、本発明に係わる減速装置の第２の実施形態の、軸方向の概略的な断面
図である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年１１月９日（２００１．１１．９）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項７】 前記第１の減速ステージ（３）並びに／もしくはこの第１の
減速ステージの駆動入力シャフト（１７）へのアクセスのために、第１の減速ス
テージのハウジングは、モータが設けられている位置に対向する端において、カ
バー（２２）によって開放可能なように閉じられている、請求項６の減速装置。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年１１月２２日（２００１．１１．２２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項７】 前記第１の減速ステージ（３）並びに／もしくはこの第１の
減速ステージの駆動入力シャフト（１７）へのアクセスのために、第１の減速ス
テージのハウジングは、モータが設けられている位置に対向する端において、カ
バー（２２）によって開放可能なように閉じられている、請求項６の減速装置。
【手続補正書】
【提出日】平成１４年１０月３日（２００２．１０．３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】変更
【補正の内容】
【０００６】 シャフト８は、減速装置の第２のステージの、駆動入力シャフトを構成し、ま
た、一端の第１の部分１１で内径が大きくされた内側の部分１０と、反対側の端
部１２ａで歯が形成された外側の部分１２とを備えた中空形状を有している。シ
ャフト８は、軸受部８ａ、８ｂによってケーシング２中で回転可能なように支持
されている。 直径が大きくされた内側部分１０は、カップリング１３、例えば、電気モータ
１５の駆動シャフト１４にキーで結合された筒型カップリングを、少なくとも部
分的に収容している。駆動シャフト１５は、フランジ付きカップリング１６によ
って、ケーシング２に設けられている。第２の減速ステージのシャフト８は、広
い放射状のクリアランスに、第１の減速ステージ３の駆動入力シャフト１７を収
容している。このシャフト１７は、例えば、カップリング１３を用いて駆動シャ
フト１４と共に回転され得るように、これに、スプラインカップリング１７ａに
よって接続されている。減速ステージ３は、モータ１５から離れたシャフト１７
の端部に取り付けられた太陽歯車１８を備え、例えば、これと一体的に形成され
たエピサイクリック減速装置を有する。太陽歯車１８は、複数の遊星歯車式ギヤ
１９と噛み合わされ、また、ケーシング２に取り付けられたリングギヤ２１とも
噛み合っている。スパイダー２０が、第２の減速ステージの駆動入力シャフト８
と共に回転するように、これの歯１２にキーで結合することによって結合されて
いる。実際には、第１の減速ステージのエピサイクリック減速装置全体は、ケー
シング２に設けられ、これの中に、電気モータ１５が設けられている位置から離
れた端部で、部分的もしくは全体的に収容されている。かくして、減速装置１は
、軸方向にかなりコンパクト化される。実際に、リングギヤ２１と、これに対し
て、リークを防ぐように取り付けられたカバー２２とは、ケーシング２から突出
した、第１の減速ステージの所定部分のためのハウジングを形成している。コン
パクト化は、以下の事実により更に改良される。説明されたような構造に関して
、シャフト８の直径の大きいキャビティ部分１０内に、カップリング１３とモー
タ１５のシャフト１４とを、少なくとも部分的に重ねて収容することが可能であ
り、また、第２の減速ステージは、シャフト８によって、第１の減速ステージに
運動学的に接続される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ， ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，Ｋ Ｇ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ， ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ， ＺＡ，ＺＷ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも１つの第１の減速ステージ（３）と、１つの第２
    の減速ステージ（４）とを具備し、この第２の減速ステージ（４）は、互いに平
    行な軸を夫々有する駆動入力シャフト（８）及び駆動出力シャフト（７）を夫々
    備えた円筒形のギヤ（５，６）を有する、減速装置において、 前記第２のステージ（４）の駆動入力シャフト（８）は、中空の形状を有し、
    第１のステージ（３）の駆動入力シャフト（１７）を同軸的に収容し、また、前
    記少なくとも１つの第１の減速ステージ（３）は、モータ（１５）が設けられて
    いる位置から軸方向に離れた、中空シャフト（８）の端部に位置されていること
    を特徴とする、減速装置。
  2. 【請求項２】 前記第２のステージの駆動出力シャフトは、中空形状を有す
    る、請求項１の減速装置。
  3. 【請求項３】 前記第１の減速ステージは、エピサイクリック減速装置を有
    する、請求項１もしくは２の減速装置。
  4. 【請求項４】 事前減速ステージ（３１）が、前記第１の減速ステージの上
    流に設けられている、請求項１乃至３のいずれか１の減速装置。
  5. 【請求項５】 前記事前減速ステージ（３１）は、エピサイクリック減速装
    置（３２，３３，３４）を有する、請求項４の減速装置。
  6. 【請求項６】 前記事前減速ステージ（３１）は、収束軸を有する減速装置
    を有する、請求項４の減速装置。
  7. 【請求項７】 前記第１の減速ステージ（３）並びに／もしくはこの第１の
    減速ステージの駆動入力シャフト（１７）は、ケーシング（２）を介して、モー
    タ（１５）が設けられている位置に対向する端において、アクセス可能である、
    請求項１乃至６のいずれか１の減速装置。
  8. 【請求項８】 前記第１の減速ステージ（３）並びに／もしくはこの第１の
    減速ステージの駆動入力シャフト（１７）へのアクセスのために、第１の減速ス
    テージのハウジングは、モータが設けられている位置に対向する端において、カ
    バー（２２）によって開放可能なように閉じられている、請求項７の減速装置。
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