JP2003505340A - 4”(r)nh2のアザ−マクロライドの製造方法 - Google Patents
4”(r)nh2のアザ−マクロライドの製造方法Info
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Abstract
Description
ose)単位の4媒(S)−OH官能基を4媒(R)NH2に変換するのに有用な方
法に関するものである。
508,699号の対象である下記一般式で表されるアザマクロライド誘導体に
関するものである:
たはC6−C12アリールスルホニル基であり、これらは必要に応じて置換されて
いてもよい)
要段階から成る: (1) (Z)オキシムを立体特異的ベックマン転位して8a−アザライドマクロ
サイクルを作り、 (2) 4媒(S)−OHを4媒(R)NH2へ変換する、すなわち下記で表わされ
るれ形態反転で4媒位のクラウディノーズ(cladinose)基を変換する:
ている方法は実際の工業規模での製造には適用できない。 すなわち、この方法では4媒位置のヒドロキシル基をケトン基へ酸化した後、
このケトン基をオキシムへ変換し、このオキシムを還元すると所望のアミノ誘導
体とその4媒エピマーとの約1:1の混合物ができる。この合成方法の主たる欠
点は中間体sp2C−4媒を作る必要があり、クラディノーズ(cladinose)単位
のsp3C−4媒の所に存在していた最初の立体化学情報が失われることにある
。この結果は、この合成方法で得られるアイソマーの収率が約20%と低く、し
かも、分離が困難なため、さらに厄介である。すなわち、粗反応収率が約20%
の場合、形態反転で得られるアミノ誘導体は約7%に過ぎない。
アミノ化された上記誘導体の新規な製造方法を提供することにある。
−C12アリールスルホニル基を表し、これらは必要に応じて置換されていてもよ
い、 Aは下記のいずれかを表し、互いに同一でも異なっていてもよい: ・水素原子、 ・置換されていてもよい窒素原子、 ・必要に応じて単数または複数のアリール基(置換されていてもよい)で置換
されていてもよいC1−C4アルキル基、 ・R2COまたはR2SO2基(R2は水素原子、C1−C8アルキル基または置
換されていてもよいアリール基、 ∇は化学式IIの化合物に対して4媒位のCが形態の転化を受けることを表す)
の化合物を製造する方法であって、 少なくとも下記の段階を有することを特徴とする方法にある: (1) 一般式IIの化合物の4媒位のヒドロキシル基を活性化して下記一般式III
の化合物を得る:
変位をさせるるのに十分な条件下で求核性窒素化合物と接触させ、 (3) 2'位のヒドロキシル基の保護を外して一般式Iの所望の化合物を得る。
されないという大きな利点がある。本発明方法は4媒位の形態の反転のみから成
り、この反転は4媒位に存在する活性化されたアルコール官能基を求核性窒素化
合物試薬による変位によって効果的に起こる。
ある。
アリールスルホネート基から選択するのが好ましい。これらは必要に応じて単数
または複数のハロゲン原子、好ましくはフッ素基および/またはニトロ基、シア
ノ基またはトリフルオロメチル基で置換されていてもよい。 一般式IIIのOR1で表される脱離基はメシレート、トリフレートおよびトシレ
ートから選択される基であるのが好ましく、トリフレート基がより好ましい。
いてもよいアミン、アミド、イミド、スルホンアミド、スルホンイミド、ヒドラ
ジンまたはアジド。 本発明方法の好ましい変形例では求核性窒素化合物は系内で発生可能な無機で
はない有機溶剤に可溶なアジドである。
はC6−C26アルキルアリール基を表し、これらは単数または複数のハロゲン原
子、好ましくはフッ素および/またはニトロ、シアノまたはトリフルオロメチル
基で置換されていてもよい) の化合物による一般式IIの4媒位のヒドロキシル反応基の活性化で得られる。
溶媒に可溶なアジドと接触させて立体選択的求核性変位により下記一般式Vの化
合物にする:
有する。 本発明方法の変形例では、2'位のヒドロキシル基の脱保護を行う前または後
に、式Vの化合物を還元してAが水素原子である一般式Iの化合物を得ることが
できる。このアジド官能基の還元は任意の従来方法、例えば「E.F.V. Scriven
達、Chem. Rev. (1988), 88, 297-368」に記載の方法で実施できる。特に、炭素
に担持させたパラジウムまたはラネーニッケルの存在下で水素またはヒドラジン
で触媒還元することができる。
たものが満足のいく収率で回収される。 本発明方法のこの変形例は特に上記定義の一般式IIの化合物から下記一般式I
媒の化合物を製造するのに特に有用である:
−C12アリールスルホニル基を表し、これらは必要に応じて置換されていてもよ
い)
ムまたはホスホニウムアジド、置換されていてもよいトリアリールスルホニウム
およびヘキサ(C1−C20アルキル)グアニジニウムが挙げられる。 本発明の好ましい変形例では、アジドはテトラアルキルアンモニウムアジド、
特にテトラブチル−またはテトラオクチルアンモニウムアジドである。
生成される。この場合、有機溶媒中の一般式IIIの化合物の存在下で、無機アジ
ド、例えばナトリウムアジドと相間移動剤とから有機溶剤に可溶なアジドを系内
で(その場で)生成させる。相間移動剤は好ましくはテトラ(C1−C20アルキル
)アンモニウムまたは−ホスホニウムメタンスルホネートである。
ることによって予め得られる。もちろん、この保護はヒドロキシル基の従来の保
護基、例えば「Protective Groups in Organic Synthesis, 第2版,Theodora W. Greene, P.G. M. Wuts, Wiley Intersciences社,p. 10-142」に記載の保護基
等を用いて従来通りに行う。操作、保護および脱保護の実施手順は上記文献に記
載されている。
。この一般式IIの化合物の活性化も例えば「Protective Groups in Organic Syn
thesis, , 第二版,Theodora W. Greene, P.G.M. Wuts, Wiley Intersciences社
,p. 117-118」に記載の条件等の従来の操作条件下で実施する。下記実施例に記
載の例ではトリフリック無水物による4媒ヒドロキシル基の活性化を詳細に説明
する。
機溶媒中で実施する。有機溶媒に可溶なアジドを用いる本発明の好ましい変形例
では、芳香族溶媒、例えばベンゼンおよびトルエンまたはエーテル、例えばTH
Fまたはメチルター−ブチルエーテルが特に適している。 求核性窒素化合物、好ましくはアジドは、式IIIの化合物に対して約1〜30
当量、好ましくは約1〜5当量の比率で使用する。 温度は従来通り−20℃〜180℃である。一般に温度は化合物の安定度を損
なわずに反応速度に有利なように調整する。
スルホネート基で活性化し、室温、トルエン中でテトラブチル−またはテトラオ
クチルアンモニウムアジドで求核性置換させて形態反転する。 本発明の好ましい変形例では、一般式I、I'、II'、II媒、III、VのRはメ
チル基であり、一般式I、I'のAは水素原子である。
の化合物にある:
−C12アリールスルホニル基を表し、これらは必要に応じて置換されていてもよ
い、 OR1は脱離基を表す)
好ましくはC−4媒炭素は形態Sを有する。 本発明のさらに他の対象は、一般式Iの化合物の製造中間体としての下記一般
式VIIの化合物にある:
−C12アリールスルホニル基であり、これらは必要に応じて置換されていてもよ
く、 Aは必要に応じて置換されていてもよい窒素原子か、必要に応じて置換されて
いてもよいC1−C4アルキル基(必要に応じて単数または複数のアリール基で置
換されていてもよい)であり、互いに同一でも、異なっていてもよい)
炭素が形態Rを有する。 以下、本発明の実施例を示すが、本発明が下記実施例に限定されるものではな
い。
デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAの製造: 使用した合成スキームは下記の通り:
デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAの形成: ピリジン(39.5mg、0.51mモル、5当量)を、無水ジクロロメタン
(0.4ml)で調製した2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−アザ−8a
−メチル−8a−ホモエリスロマイシンA(0.1mg、0.12mモル、1当
量)のアルコール溶液に添加する。溶液を0℃に冷却し、トリフリック無水物溶
液(42.3mg、0.15mモル、1.2当量)を滴下添加する。この溶液を
0℃で1時間、次に室温で30分撹拌する。反応混合物を無水ジクロロメタン(
10ml)で稀釈後、反応混合物を0℃に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(10ml)を加えて加水分解する。有機相を分離した後、蒸留水(10ml
)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、蒸発させる。粗生成物をヘプタン
(10ml)で取り、共沸蒸留によって残留ピリジンの全ての痕跡量を取り除く
。110.4mgの4媒(S)−トリフルオロメチルスルホネート−2'−アセ
トキシ−9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシ
ンAが90%以上の純度で得られる。構造をNMRおよびMS解析で確認する。
キソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAの形成: トルエン(4.5ml;app.1.3当量)で調製したテトラブチルアンモ
ニウムアジドの0.58M溶液を、室温で、前段階で得られた未精製の4媒(S
)−トリフルオロメチルスルホネート−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a
−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンA(1.84g、2.0m
モル、1当量)に添加する。反応混合物を室温で3日間撹拌し、トルエン(25
ml)で稀釈する。この溶液を蒸留水(3×10ml)で3回洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥させ、蒸発させる。1.63gの4媒−デヒドロキシ−4媒(
R)−アジド−2'−アセトキシ−9−デゾキソ−8a−アザ−8a−メチル−
8a−ホモエリスロマイシンAが70%の純度で得られる。構造をNMRおよび
MS解析で確認する。
キソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAの形成: イソプロパノール(5ml)で調製された前段階で得られた未精製の4媒−デ
ヒドロキシ−4媒(R)−アジド−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−ア
ザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAの溶液(250.0mg、0
.30mモル、1当量)にラネーニッケル(200mg)を添加する。ヒドラジ
ンモノヒドレート(30マイクロリットル、0.6mモル、2当量)を30分ご
とに添加する。反応時間は2時間である。反応混合物をエチルアセテート(10
ml)で稀釈し、濾過する。濾過物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(10ml
)、次に水(10ml)で洗浄する。硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過物を蒸
発させる。230mgの4媒−デヒドロキシ−4媒(R)−アミノ−2'−アセ
トキシ−9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシ
ンAが60%の純度で得られる。構造をNMRおよびMS解析で確認する。
)を室温でトルエン(0.2ml)で調製した4媒(S)−トリフルオロメチル
スルホニル−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8
a−ホモエリスロマイシンAの溶液(92.3mg、0.1mモル、1当量)に
添加する。室温で2日間撹拌後、テトラオクチルアンモニウムアジド(58mg
、0.15mモル、1.5当量)を再び添加する。室温でさらに2日間撹拌後、
反応混合物をトルエン(10ml)で稀釈し、水(10ml)で洗浄する。有機
相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させる。溶媒を蒸発後、1HNMR解析で
主成分が4媒−デヒドロキシ−4媒(R)−アジド−2'−アセトキシ−9−デ
オキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAであること
が示される。
ニル−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホ
モエリスロマイシンAの溶液(185mg、0.2mモル、1当量)に、テトラ
ブチルホスホニウムメタンスルホーネート(355mg、1mモル、5当量)と
ナトリウムアジド(325mg、5mモル、25当量)を連続して室温で添加す
る。室温で3日間撹拌後、反応混合物をトルエン(10ml)で稀釈し、水(1
0ml)で洗浄する。有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥させる。溶媒を
蒸発後、1HNMR解析によって主成分が4媒−デヒドロキシ−4媒(R)−ア
ジド−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホ
モエリスロマイシンAであることが示される。
ニル−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホ
モエリスロマイシンAの溶液(92mg、0.1mモル、1当量)に、テトラオ
クチルアンモニウムメタンスルホーネート(217mg、0.38mモル、3.
8当量)とテトラブチルアンモニウムアジド(158mg、2.5mモル、25
当量)を連続して室温で添加する。室温で4日間撹拌後、反応混合物をトルエン
(10ml)で稀釈し、水(10ml)で洗浄する。有機相を分離し、硫酸ナト
リウム上で乾燥させる。溶媒を蒸発後、1HNMR解析によって主成分が4媒−
デヒドロキシ−4媒(R)−アジド−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−
アザ−8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAであることが示される。
ル−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−アザ−8a−メチル−8a−ホモ
エリスロマイシンAの溶液(21.4mg、0.023mモル)に気体アンモニ
アを飽和させる。この溶液を室温で48時間撹拌する。反応混合物をエチルアセ
テート(10ml)で稀釈し、水(15ml)で洗浄する。有機相を分離し、硫
酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させる。LC/MS解析によって4媒−デヒド
ロキシ−4媒(R)−アミノ−2'−アセトキシ−9−デオキソ−8a−アザ−
8a−メチル−8a−ホモエリスロマイシンAが22%生成したことが内標準法
で示される。
Claims (22)
- 【請求項1】 下記一般式II: 【化1】 (ここで、 Rは下記の一般式Iで定義のものを表し、 P1は2'位のヒドロキシル基の保護基) の化合物から下記一般式I: 【化2】 (ここで: Rは水素原子またはC1−C10アルキル基、C2−C10アルケニル基またはC6
−C12アリールスルホニル基を表し、これらは必要に応じて置換されていてもよ
い、 Aは下記のいずれかを表し、互いに同一でも異なっていてもよい: ・水素原子、 ・置換されていてもよい窒素原子、 ・必要に応じて単数または複数のアリール基(置換されていてもよい)で置換
されていてもよいC1−C4アルキル基、 ・R2COまたはR2SO2基(R2は水素原子、C1−C8アルキル基または置
換されていてもよいアリール基、 ∇は化学式IIの化合物に対して4媒位のCが形態の転化を受けることを表す)
の化合物を製造する方法であって、 少なくとも下記の段階を有することを特徴とする方法: (1) 一般式IIの化合物の4媒位のヒドロキシル基を活性化して下記一般式III
の化合物を得る: 【化3】 (ここで、 RとP1は式Iおよび式IIで定義のものを表し、 OR1は脱離基を表す) (2) 得られた一般式IIIの化合物を活性化されたヒドロキシル基の立体選択的
変位をさせるるのに十分な条件下で求核性窒素化合物と接触させ、 (3) 2'位のヒドロキシル基の保護を外して一般式Iの所望の化合物を得る。 - 【請求項2】 下記一般式II': 【化4】 (ここで、RとP1は請求項1に定義のものを表す) の4媒(S)−OHアザマクロライド誘導体から下記一般式I'の4媒(R)−
NA2誘導体を製造する請求項1に記載の方法: 【化5】 (ここで、AとRは請求項1に定義のものを表す) - 【請求項3】 一般式IIIのOR1で表される脱離基がC1−C20アルキルス
ルホネート基、C5−C6アリール基またはヘテロアリールスルホネート基または
C6−C26アルキルアリールスルホネート基から選択され、これらは必要に応じ
て単数または複数のハロゲン原子、好ましくはフッ素および/またはニトロ基、
シアノ基またはトリフルオロメチル基で置換されていてもよい請求項1または2
に記載の方法。 - 【請求項4】 一般式IIIのOR1で表される脱離基がトリフレート基である
請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】 脱離基が下記式IVAまたはIVBの化合物によって一般式
IIの4媒位のヒドロキシル基を活性化して得られる請求項1〜4のいずれか一項
に記載の方法: BSO2X IVA (BSO2)2O IVB (ここで、 Xはハロゲン原子または窒素ヘテロサイクル、好ましくはイミダゾル環であり
、 BはC1−C20アルキルスルホネート基、C5−C6アリール基またはヘテロア
リール基或いはC6−C26アルキルアリール基であり、これらは単数または複数
のハロゲン原子、好ましくはフッ素および/またはニトロ、シアノまたはトリフ
ルオロメチル基で置換されていてもよい) - 【請求項6】 求核性窒素化合物がアンモニア、脱保護可能な基を有してい
てもよいアミン、アミド、イミド、スルホンアミド、スルホンイミド、ヒドラジ
ンまたはアジドから選択される請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項7】 求核性窒素化合物を式IIIの化合物に対して約1〜30当量
の比率で用いる請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】 求核性窒素化合物が系内で発生するものでもよい無機ではな
い有機溶剤に可溶なアジドである請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項9】 一般式IIの化合物を請求項5に記載の下記式IVAまたはI
VBの化合物によって活性化し: 得られた一般式IIIの化合物を無機でない有機溶媒に可溶なアジドと接触させ
、立体選択的求核変位によって下記一般式Vの化合物にする請求項8に記載の方
法: 【化6】 (ここで、 RおよびP1は一般式Iで定義のものを表し、 ∇は式IIの化合物に対して4媒位のCが形態反転していることを意味する) - 【請求項10】 式Vの化合物を還元して、Aが水素原子である一般式Iの
化合物を得る請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 式IIの化合物の4媒位のCが形態Sを有し、式Vの化合物
の4媒位のCが形態Rを有する請求項9または10に記載の方法。 - 【請求項12】 求核性窒素化合物がテトラ(C1−C20アルキル)アンモ
ニウムまたはホスホニウムアジド、置換されていてもよいトリアリールスルホニ
ウムおよびヘキサ(C1−C20アルキル)グアニジニウムの中から選択される無
機ではない有機溶剤に可溶なアジドである請求項8〜11のいずれか一項に記載
の方法。 - 【請求項13】 求核性窒素化合物がテトラブチルアンモニウムアジドまた
はテトラオクチルアンモニウムアジドである請求項8〜12のいずれか一項に記
載の方法。 - 【請求項14】 無機でない有機溶剤に可溶なアジドによる4媒位の脱離基
の求核性転位がベンゼンおよびトルエン等の芳香族溶媒またはTHFまたはメチ
ルター−ブチルエーテル等のエーテルから選択される溶媒中で行われる請求項8
〜13のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項15】 第1段階で4媒位のヒドロキシル基をトリフルオロメタン
スルホネート基で活性化し、室温、トルエン中でテトラブチル−またはテトラオ
クチルアンモニウムアジドで形態を反転して求核性置換を実施する請求項8〜1
4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項16】 一般式I、I'、II'、II媒、IIIおよびVでRがメチル基
を表し、一般式IおよびI'でAが水素原子を表す請求項8〜15のいずれか一
項に記載の方法。 - 【請求項17】 一般式Iの化合物の製造中間体としての下記一般式VIの
化合物: 【化7】 (ここで、 P2は水素原子または保護基を表し、 Rは水素原子またはC1−C10アルキル基、C2−C10アルケニル基またはC6
−C12アリールスルホニル基を表し、これらは必要に応じて置換されていてもよ
い、 ORは脱離基を表す) - 【請求項18】 Rがメチル基で、OR1がトリフレート基である請求項1
7に記載の一般式VIの化合物。 - 【請求項19】 C−4媒炭素が形態Sを有する請求項17に記載の一般式
VIの化合物。 - 【請求項20】 一般式Iの化合物の製造中間体としての下記一般式VII
の化合物: 【化8】 (ここで、 P2は水素原子または保護基を表し、 Rは水素原子またはC1−C10アルキル基、C2−C10アルケニル基またはC6
−C12アリールスルホニル基であり、これらは必要に応じて置換されていてもよ
く、 Aは置換されていてもよい窒素原子か、必要に応じて置換されていてもよい単
数または複数のアリール基(必要に応じてC1−C4アルキル基で置換されていて
もよい)を表し、互いに同一でも異なっていてもよい) - 【請求項21】 Rがメチル基を表し、NA2がN3基を表す請求項20に記
載の一般式VIIの化合物。 - 【請求項22】 C−4媒炭素が形態Rを有する請求項20に記載の一般式
VIIの化合物。
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