JP2003505202A - 痛みを軽減するためのマッサージバイブレータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、身体表面のエネルギーチャネル及び身体表面部分を刺激することにより、頭部、顔面部、および身体における種々の痛みを軽減するためのマッサージバイブレータに関する。本装置は、振動発生器（１６）を取り囲む中心ボディ（１１）と、中心ボディの一部分にある少なくとも一対の弾性アーム（１４）と、前記各アームの端部にある能動的末端ヘッド（１５）とを有している。各一対のアームの末端ヘッドが刺激される領域に当てられて、所望のポイントにおいて振動によるマッサージを行うために、バイブレータにより生じた振動が、弾性アームを介して、末端ヘッド（１５）に伝えられる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （発明の属する技術分野） 本発明は、人間の頭部、顔面部、及び身体に対する痛みに積極的に作用させる
ことができるマッサージバイブレータのような電気医療装置を提供する。

【０００２】 （発明の背景） 何千年にも渡り使用されてきた、東洋の、特に中国の伝統的な療法において、
内部器官及び種々の身体領域における障害、症状及び病気に対して、身体表面の
ある部分を刺激することが、いかに好ましい効果を持ち得るかが、発見されてき
た。発見された多数のポイントの中には、間違いなく最も重要なポイントとして
、内部の多数のエネルギーチャネルポイントと、これらのチャネルの多数の交差
ポイントとがある。これらのポイントは、手の親指と人差し指との間と、足の親
指の付け根とに、それぞれ位置しており、生命エネルギーに対して全般的な影響
を有するのみでなく、一般に、偏頭痛、頭痛、歯痛、及び他の身体の痛みなど、
顔面部及び頭部に対する種々の形態の痛みに対して特に有効である。

【０００３】 時が経つにつれて、刺鍼領域の治療は、非常に改良され精巧となった刺激方法
により、その質が高まってきた。石や骨から成る原始的な針から、金や銀から成
る針に、そして今日用いられている鋼鉄製の針へと移り変わってきた。熱による
刺激から、磁気インパルスを利用した電気による刺激、及びレーザーによる刺激
へ、まだ実験段階にある他の多くの方法と同様に、到達した。エネルギーポイン
トを振動させることを含む手動のマイクロマッサージは、常時最も効果的な方法
の一つとされてきたが、この考えは、問題のポイントを深く正確に加圧する機械
的な動きが振動と組み合わされた本発明のマッサージバイブレータの設計には劣
っている。

【０００４】 この組み合わされた動きにより、オペレータの手による行為に起因する小休止
や中断のいずれも起こらずに、機械により、特定のポイントを振動させて、真に
適切なマイクロマッサージを実行することができ、頭部、顔面部、及び身体表面
の他の部分の種々の痛みに対して非常に高い効果が得られる。

【０００５】 （発明の概要） 本明細書において提案されているマッサージバイブレータは、電池駆動された
振動発生器を取り囲む中心ボディと、該中心ボディの少なくとも一方の側に、好
ましくは中心ボディの両側にある一対の弾性アームと、各アームの自由端部にあ
るヘッドとから構成されている。次に、中心ボディ内のバイブレータにより生じ
た振動は、弾性アームにより、刺激を受けるポイントに当てられた能動的末端ヘ
ッドへ伝えられ、これにより、痛みに対して効果的な振動マッサージが行われる
。

【０００６】 従って、マッサージバイブレータは、オペレータを必要とせずに、患者自身が
自主的に、取り扱い、使用し、制御することができるので、単純で簡単に使用で
きる装置といえる。それは、額、こめかみ、頭頂部における痛み、偏頭痛、歯痛
、頸部の、ずきずきする痛み、痙攣、及びひりひりする痛みなどの痛みに対して
、また、脱毛、不安、不眠、心配、怒りなどに対して、概ねリラックスするため
の現代的で有効なレスポンスである。

【０００７】 本発明について、添付の図面に関連して、以下にさらに詳細に説明する。図面
は図示のためのものであり、これに拘束されるものではない。

【０００８】 （好ましい実施の形態） 本装置は、プラスチック製の中心ボディコンテナ（１１）と、底部に固定され
たフランジ部（１２）と、上部の取り外し可能なふた部（１３）とから成る。中
心ボディの両側または少なくとも一方の側から湾曲し弾力のある２本のアーム（
１４）がさらに備えられ、各アームは能動的末端ヘッド（１５）を有している。
各一対の湾曲アームは、ボディに連結されており、各アームは、内側に対向する
湾曲部を有し、自由端部において相互に湾曲している。各アーム（１４）の末端
ヘッド（１５）は、球形であるのが好ましいが、これは、必要と考えられる場合
において、半球形、楕円形、円筒形などを除外するものではない。

【０００９】 ボディコンテナ（１１）内において、振動発生器（１６）が収容され保護され
ている。これは、電磁気によるか、または図示したように、２本の電池（１７）
、例えば１．５Ｖのアルカリ電池により電気駆動されるモータを有するカム（１
９）とすることができる。ふた部内において、各電池用の支持スプリングと、ふ
た部をねじるか軸方向に動かすことによりまたはスイッチ（２０）操作により、
振動発生器の電気回路を開閉させる接点（１８）とが存在している。

【００１０】 図４及び図５において示したように、本装置は、患者が、必要に応じて、直接
手に取り、弾性アーム（１４）の末端ヘッド（１５）を刺激する手のポイントに
当てて、振動発生器（１６）を始動するためにふた部を動かして、用いることが
できる。このように、振動は、前述の有益な効果を生じさせる振動によるマッサ
ージの動きを伴い、刺激されるポイントに伝えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本装置の斜視図である。

【図２】 図１の装置を側面から見た断面図である。

【図３】 本装置を水平方向から見た断面図である。

【図４】 使用時における本装置の側面図である。

【図５】 本装置の他の使用方法を示す図である。

【図６】 本装置の他の使用方法を示す図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ， ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ， ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＤＭ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ， ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，Ｋ Ｒ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，Ｓ Ｉ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (71)出願人 ベルトーリ ロウイース イタリア イー−25062 ブレッシァ コ ンセジーオ ヴィア ヴァルソルダ 47 ／アー (72)発明者 タヴェルナ ルチア イタリア イー−20156 ミラノ ヴィア ヴァレジーナ 55 (72)発明者 マリネッリ ルチアーノ イタリア イー−25049 ブレッシァ イ ゼオ トラヴ． 12 ヴィア ローマ 10 (72)発明者 ベルトーリ エンリー イタリア イー−25062 ブレッシァ コ ンセジーオ ヴィア ヴァルソルダ 47 ／アー (72)発明者 ベルトーリ ロウイース イタリア イー−25062 ブレッシァ コ ンセジーオ ヴィア ヴァルソルダ 47 ／アー Ｆターム(参考） 4C074 BB05 CC01 DD01 DD04 EE03 GG01 5D107 AA13 BB07 DD04 FF10

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 身体表面におけるエネルギーチャネルポイント及び他のエネ
   ルギーポイントを直接刺激することにより、頭部、顔面部、及び身体における痛
   みを効果的に軽減するためのマッサージバイブレータであって、 電池により駆動される振動発生器（１６）を取り囲む中心ボディ（１１）と、 前記中心ボディの少なくとも一方の側にある少なくとも一対の弾性アーム（１
   ４）と、 前記アームの各端部にある能動的末端ヘッド（１５）とを備え、 前記各一対のアームの前記末端ヘッドが刺激される前記ポイントに当てられて
   、前記選択されたポイントにおいて振動によるマッサージを行うために、前記ボ
   ディの前記バイブレータにより生じた振動が、前記弾性アームを介して、前記末
   端ヘッド（１５）に伝えられることを特徴とするマッサージバイブレータ。
2. 【請求項２】 前記弾性アーム（１４）は、前記中心ボディに連結され、内
   側に対向する湾曲部と相互に湾曲する自由端部とを伴った湾曲形状を有し、該自
   由端部に対して前記能動的末端ヘッド（１５）が用いられている請求項１に記載
   のマッサージバイブレータ。
3. 【請求項３】 各能動的末端ヘッドは、球形、楕円形、円筒形、または他の
   形状のいずれかである請求項１及び２に記載のマッサージバイブレータ。
4. 【請求項４】 前記中心ボディは、必要に応じて前記振動発生器を始動した
   り停止したりするための電気スイッチ（１９）を備え、 前記スイッチは、前記ボディの回転ふた部の上部に位置するか、または前記ボ
   ディの回転ふた部から成る請求項１から３に記載のマッサージバイブレータ。
5. 【請求項５】 前記振動発生器は、電磁気装置または電気的に駆動されるカ
   ムである請求項１から４に記載のマッサージバイブレータ。
6. 【請求項６】 額、こめかみ、頭頂部における痛み、偏頭痛、歯痛、頸部に
   おける、ずきずきする痛み、痙攣、痛みなど、頭部及び顔面部における痛みを効
   果的に軽減するように、及び不安、精神的不安定、心配、不眠、脱毛の状態を効
   果的に軽減するように、身体表面においてポイントを刺激するための方法であっ
   て、 利用者が直接取り扱い操作することができ、前記ポイントに接して配置され、
   コンテナ内に配置された振動装置により作動される手段により生じた振動による
   マッサージの動きによって、問題の前記ポイントを刺激することを特徴とする身
   体表面のポイント刺激方法。