JP3026158U

JP3026158U - 健康用バイブレータ

Info

Publication number: JP3026158U
Application number: JP1995014576U
Authority: JP
Inventors: ・ゲイツモナハン・スティシー
Original assignee: モナハンスティシーゲイツ
Priority date: 1995-12-19
Filing date: 1995-12-19
Publication date: 1996-07-02
Anticipated expiration: 2001-12-19

Abstract

(57)【要約】【課題】安価で場所をとることなく、使用に際して面倒
な準備が不要であって、軽量化することによって背中や
肩の裏、頭皮、足の裏等身体の所望の部位について手軽
にマッサージができる器具を提供する。【解決手段】振動のオン・オフ、種類または強弱を指定
するスイッチを含む電動歯ブラシの基部を利用した振動
印加部と、振動印加部に装着され身体の所望部位に接触
して所望の刺激を与える振動子を含む交換可能な振動部
とからなり、前記振動印加部で生じる振動が振動部に伝
導して振動子を振動させ、該振動子により前記所望の刺
激を得ることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、物理的刺激によって身体の凝り、うっ血等をほぐし血行を促進させるための健康用バイブレータに関する。

【０００２】

【従来の技術】

身体上の特定部位、特に肩、腰等のマッサージのためのバイブレータは、従来種々のものが考案されている。即ち椅子型のような極めて大きいものや、電極式あるいは電動式の器具である。しかし、椅子型の装置は高額であって、場所をとることから必ずしも各家庭には普及しておらず、また頭皮や足の裏等には使用することができない。電極式のものは皮膚にシート状の電極を張り付ける必要があり、準備が面倒で皮膚の過敏な者には不快感があるうえ、適宜所望の位置に移動しにくい。さらに頭皮や足の裏等のような電極を張り付けることができない部位には使用することができない。電動式ではあっても重量の重いものは種々販売されているが、いずれもその重さゆえに背中や肩の裏側等のマッサージには必ずしも適しているとは言い難いものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本願は、上記種々の問題を解決し手軽に使用できることを目的に考案されたものである。即ち、安価で場所をとることなく、使用に際して面倒な準備が不要であって、軽量化することによって背中や肩の裏、頭皮、まぶた、足の裏等の身体の所望の部位についてマッサージができるよう従来品に改良を加えたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

かかる目的を達成するために、本考案では、振動のオン・オフ、種類または強弱を指定するスイッチ（３）を含む電動歯ブラシの基部を利用した振動印加部（１）と、該振動印加部（１）に装着され身体の所望部位に接触して所望の刺激を与える振動子（１０）を含む交換可能な振動部（２）とからなり、前記振動印加部（１）で生じる振動が振動部（２）に伝導して振動子（１０）を振動させ、該振動子（１０）により前記所望の刺激を与えられるような構成とした。電動歯ブラシの基部を使用することによりバイブレータの軽量化が図られ、持ち易く上記の通り身体の所望部位に容易に接触させることが可能となる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

振動印加部（１）で生じる振動が振動部（２）に伝達して振動子（１０）を振動させ、振動子（１０）を上記各所望部位に接触させることにより、所望の刺激を得ることができる。本考案の健康用バイブレータは、上記構成より極めてコンパクトかつ軽量に製作することができるので、従来の器具ではマッサージが困難であった部位についても容易にマッサージすることが可能となる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

【０００７】図１において、（１）は振動印加部、（２）は振動印加部に着脱自在に装着される振動部である。前記振動印加部（１）は電動歯ブラシの基部を使用するものであり、ホルダー（４）と、ホルダー（４）に内蔵されるバッテリー（５）と、バッテリー（５）により駆動するモータ（６）と、モータ（６）の駆動により振動を発生する振動杆（７）と、ホルダー（４）の外表面において操作できる、電源のオン・オフだけでなく振動の種類または強弱等を指定するスイッチ（３）により構成される。

【０００８】前記ホルダー（４）にあっては、その先端に前記振動部（２）を着脱自在に装着する挿入孔（８）が開口しており、該挿入孔（８）内に前記振動杆（７）が突出している。

【０００９】前記振動部（２）は、ネック部（９）と、ネック部（９）の先端に設けられた振動子（１０）と、ネック部（９）の基部に設けられ前記ホルダー（４）の先端に開口している挿入孔（８）に挿入され着脱自在に装着される挿入部（１１）とから構成され、該挿入部（１１）には前記ホルダー（４）の挿入孔（８）に振動部（２）の挿入部（１１）を挿入したとき、挿入孔（８）内に突出している、モータ（６）によって駆動される振動杆（７）に嵌合する嵌合孔（１２）が形成されている。

【００１０】振動子（１０）または振動部（２）全体は、使用する部位に合わせて差し替えることが可能であり、振動子（１０）の形状は楕円形等任意であって、その表面に適宜凹凸が形成されていても良く、特に限定されるものではない。

【００１１】振動部（２）全体は合成樹脂で形成されるが、振動子（１０）のみを異なる材質、即ち強化ゴム等で形成してもよい。振動子（１０）と振動部（２）のその他の部分とは一体に形成されてもよく、或いは別体に形成され、振動子（１０）だけを任意に交換できるようにしてもよい。振動子（１０）のネック部（９）の先端への装着は、ねじ込み、嵌合、その他任意の方法で行う。また、振動子（１０）または振動部（２）全体については、使い捨てとしてもよく、そうすることによって、摩耗した場合に取り替えが容易となり、衛生的である。

【００１２】

【考案の効果】

肩凝りをはじめとする各種の凝りは、身体の各所に生じる。原因の大部分は血行不良によるものであり、凝った部位およびその周辺部に軽い物理的刺激を与えることによって症状が軽減されることは、よく知られている。そのために、各種の器具が考案されてきたことは既に述べた通りである。しかしながら、従来器具は、それぞれに一長一短があり、特に手軽に所望部位に使用出来ないという点で必ずしも満足のいくものではなかった。本考案は、既に述べた通りこれらの点で従来品にない改良を加えたものである。即ち、電動歯ブラシの基部を用いたことにより、軽量化を図り、そのため背中、肩の裏等これまで使用しにくかった部位や、頭皮、足の裏、まぶた等身体の所望部位に使用することができる。面倒な準備も不要であり、携帯も可能である。また、構成上、安価に製作することが可能である。更に、各種の振動部（２）または振動子（１０）を交換し、かつスイッチ（３）によって振動の種類または強弱を調節することもでき、こめかみやまぶた等の部位に対するマッサージも行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す全体図である。

【符号の説明】

１．振動印加部２．振動部３．スイッチ４．ホルダー５．バッテリー６．モータ７．振動杆８．挿入孔９．ネック部１０．振動子１１．挿入部１２．嵌合孔

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】振動のオン・オフを指定するスイッチ
（３）を含む電動歯ブラシの基部を利用した振動印加部
（１）と、振動印加部（１）に装着され身体の所望部位
に接触して所望の刺激を与える振動子（１０）を含む交
換可能な振動部（２）とからなり、前記振動印加部
（１）で生じる振動が振動部（２）に伝導して振動子
（１０）を振動させ、該振動子（１０）により身体の所
望部位に所望の刺激を与えられるようにしたことを特徴
とする健康用バイブレータ。
【請求項２】スイッチ（３）が振動のオン・オフばかり
でなく、振動の種類または強弱を指定することができ
る、請求項１記載の健康用バイブレータ。