JP3091099U - 電動按摩棒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前端に設けた電熱片により前端を昇温して血
液循環を促進し按摩効果を高めるようにした電動按摩棒
の提供。 【解決手段】 本体と蓋体を具え、本体は一端が閉じた
棒状ケース体とされ、その内部に電池室と機械室があ
り、機械室内に振動器が設けられ、該蓋体が本体後端に
螺接され、並びに蓋体のコントローラが連接線を介して
該振動器を制御し振動させ、該本体の封閉端に高周波、
微幅運動を発生させる電動按摩棒において、本体の封閉
前端の内壁にフィルム状の電熱片が設けられ、該電熱片
が導線で該蓋体に設けられた電熱スイッチと連通し、該
電熱片により本体前端を昇温させて人体血液循環を促進
して按摩効果を高める。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の電動按摩棒に係り、特に、前端の高周波、微幅の運動を利用し 、人体に対して按摩作用を発生するほか、前端内に設けた電熱片により前端温度 を上昇させ血液循環を促進し按摩効果を高めるようにした電動按摩棒に関する。

【０００２】

【従来の技術】

科学技術の発達により、肉体労働は各種の機械が代行するようになり、人々は 静態の作業に多く従事するようになったが、長時間座ったままでいると運動不足 に陥りやすく、血液循環不良や筋肉のこりがもたらされるほか、腰痛や背中の痛 みの現象が発生する。このため各種の按摩器具が提供され、これらの按摩器具を 使用することで筋肉或いはツボを按摩し、血液循環を促進し並びにこった筋肉を リラックスさせている。

【０００３】 現在よく目にする按摩器具はほぼ二種類に分けられ、その一つは電動按摩椅子 、もう一つは按摩棒である。そのうち、電動按摩椅子は価格が高く且つ場所をと るため普及は比較的困難で、且つ電動按摩椅子と本考案は異なる技術領域の物品 であるためその構成についての説明は省略する。按摩棒は二種類の型式に分けら れ、その一つはハンドルと按摩ヘッドで組成され、且つ按摩ヘッドに複数の凸粒 が設けられ、使用者がそのハンドルを握り按摩棒で人体を叩くことにより、凸粒 で皮膚を刺激しセルフ按摩の目的を達成する。このような型式の按摩棒の欠点は 、使用者が自分で往復してタッピングしなければならず、腕や手の筋肉に疲労を 形成し、且つ使用者の施力が不足すると、按摩効果が不良となり、もし施力が大 き過ぎると傷害を形成しやすい。もう一種の型式の按摩棒は内部に振動器を具え 、並びに内蔵電池或いは外接電源の設計によりこれら振動器を作動させる電源を 提供し、振動器を利用し按摩ヘッドに高周波の微幅振動を発生させ、これにより 人体を振動刺激して按摩効果を発生する。このような型式の按摩棒の長所は使用 者の施力タッピングにより按摩効果を発生させる必要がなく、使用上比較的便利 なところにある。しかし、前述の電動式按摩棒は十分に人体に対する按摩作用を 発生することができるが、血液循環の促進、筋肉のリラックス作用については不 足のところがあり、特定区域に按摩を行う時、往々にして連続長時間使用しなけ れば具体的な効果を得られなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種の電動按摩棒を提供することにあり、それはヘッ ド内部に電熱片が設けられ、電流の該電熱片通過を制御してヘッドを昇温し、人 体血液循環を促進して按摩効果を高めることができるものとする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、本体と蓋体を具え、本体は一端が閉じた棒状ケース体とさ れ、その内部に電池室と機械室があり、機械室内に振動器が設けられ、該蓋体が 本体後端に螺接され、並びに蓋体のコントローラが連接線を介して該振動器を制 御し振動させ、該本体の封閉端に高周波、微幅運動を発生させる電動按摩棒にお いて、 本体の封閉前端の内壁にフィルム状の電熱片が設けられ、該電熱片が導線で該 蓋体に設けられた電熱スイッチと連通し、該電熱片により本体前端を昇温させて 人体血液循環を促進して按摩効果を高めるようにしたことを特徴とする電動按摩 棒としている。 請求項２の考案は、請求項１に記載の電動按摩棒において、ケース状のヘッド カバーが本体に套設され、且つ該ヘッドカバーの外表面に複数の凸粒が凸設され 、按摩効果を高めたことを特徴とする、電動按摩棒としている。 請求項３の考案は、請求項２に記載の電動按摩棒において、本体の周囲に環状 に凸環が設けられ、ヘッドカバーの内壁に環状に嵌め溝が凹設され、該凸環に該 嵌め溝が挿嵌されて該ヘッドカバーが位置決めされたことを特徴とする、電動按 摩棒としている。 請求項４の考案は、請求項２に記載の電動按摩棒において、ヘッドカバーが矩 形を呈し、凸粒がヘッドカバーの上端に分布し、皮膚に対して面状刺激を形成し て按摩効果を高めることを特徴とする、電動按摩棒としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案は、本体と蓋体を具え、本体は一端が閉じた棒状ケース体とされ、その 内部に電池室と機械室があり、機械室内に振動器が設けられ、該蓋体が本体後端 に螺接され、並びに蓋体のコントローラが連接線を介して該振動器を制御し振動 させ、該本体の封閉端に高周波、微幅運動を発生させる電動按摩棒において、本 体の封閉前端の内壁にフィルム状の電熱片が設けられ、該電熱片が導線で該蓋体 に設けられた電熱スイッチと連通し、該電熱片により本体前端を昇温させて人体 血液循環を促進して按摩効果を高めるようにしたことを特徴としている。

【０００７】

【実施例】

図１、２に示されるように、本考案の電動按摩棒は、本体１０と蓋体２０を具 え、図２に示されるように、該本体１０は一端が閉じた棒状ケース体とされ、そ の内部に電池室１２と機械室１４があり、機械室１４内に振動器１６が設けられ 、電池室１２に電池３０が収容され、該蓋体２０が本体１０後端に螺接され、並 びに蓋体２０のコントローラ２２が該振動器１６に配線で連接されてその振動を 制御し、該本体１０の封閉端に高周波、微幅運動を発生させる。以上は従来の電 動按摩棒と同じであるため、その具体的構造については詳細な説明を省略する。 該本体１０の封閉前端の内壁にフィルム状の電熱片１８が貼り付けられ、該電熱 片１８が導線（図示せず）で該蓋体２０に設けられた電熱スイッチ２４と連通し 、該電熱片１８により本体１０前端を昇温させて人体血液循環を促進して按摩効 果を高めるようにしている。

【０００８】 以上は本考案の実施例１であり、使用者はコントローラ２２により該振動器１ ６の動作を制御でき、該本体１０の前端に振動を発生させ、並びに該コントロー ラ２２によりその振動の周波数、振幅を制御し、該本体１０の前端を利用し人体 に対して振動按摩を行うことができる。該電熱スイッチ２４をオンとすれば、電 流が電熱片１８を通過して通路を形成し、電熱片１８を昇温させ、これにより本 体１０前端が昇温し、温熱状態を呈する該本体１０前端を人体に接触させて按摩 を行う時、その温熱により血液循環を促進し、比較的短時間内に明らかな按摩効 果を得ることができる。

【０００９】 このほか、前述の実施例１にさらにヘッドカバーを増設したものが実施例２で ある。図３、４を参照されたい。本考案の実施例２は、本体１０’、蓋体２０’ 及びヘッドカバー４０’を具えている。そのうち、本体１０’と蓋体２０’の前 述の実施例１と同じ部分は説明を省略する。該本体１０’の側周に環状に凸環１ １’が設けられ、該ヘッドカバー４０’は該本体１０’に組み合わされる柱形ケ ース体とされ、その内壁面に環状に凹状の嵌め溝４４’が設けられ、該凸環１１ ’が該嵌め溝４４’に組み合わされ、ヘッドカバー４０’が位置決めされ、該ヘ ッドカバー４０’の上端に複数の凸粒４２’が凸設され、該本体１０’に連動し てヘッドカバー４０’が運動し、並びに該凸粒４２’により皮膚に対して面状の 刺激を形成し、按摩効果を高める。

【００１０】 図５は前述の実施例２の変化により得られる実施例３である。それは、本体１ ０”、蓋体２０”及びヘッドカバー４０”を具え、そのうち、ヘッドカバー４０ ”は該本体１０”に組み合わされる棒状中空ケース体とされ、その外表面に複数 の凸粒４２”が形成され、該本体１０”にヘッドカバー４０”を連動させて振動 させ、並びに該凸粒４２”で人体皮膚に刺激を与えることにより按摩効果を高め ることができる。これにより、本考案はさらに多種の異なる設計のヘッドカバー の設計変化が可能であり、使用者が自身の必要或いは好みにより、各種の異なる 形状のヘッドカバーに交換して本体に取り付けることにより、使用の便利性を高 めることができる。

【００１１】 総合すると、本考案は予期された目的と機能を十分に達成し、且つその構造は これまでになく、実用新案登録の要件を具備している。

【００１２】

【考案の効果】 本考案の電動按摩棒はヘッド内部に電熱片が設けられ、電流の該電熱片通過を 制御してヘッドを昇温し、人体血液循環を促進して按摩効果を高めることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１の斜視図である。

【図２】本考案の実施例１の断面図である。

【図３】本考案の実施例２の分解斜視図である。

【図４】本考案の実施例２の断面図である。

【図５】本考案の実施例３の分解斜視図である。

【符号の説明】

１０ 本体 １２ 電池室 １４ 機械室 １６ 振動器 １８ 電熱片 ２０ 蓋体 ２２ コントローラ ２４ 電熱スイッチ ３０
電池 １０’ 本体 １１’ 凸環 ２０’
蓋体 ４０’ ヘッドカバー ４２’ 凸粒 ４４’
嵌め溝 １０” 本体 ２０” 蓋体 ４０”
ヘッドカバー ４２” 凸粒

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体と蓋体を具え、本体は一端が閉じた
   棒状ケース体とされ、その内部に電池室と機械室があ
   り、機械室内に振動器が設けられ、該蓋体が本体後端に
   螺接され、並びに蓋体のコントローラが連接線を介して
   該振動器を制御し振動させ、該本体の封閉端に高周波、
   微幅運動を発生させる電動按摩棒において、 本体の封閉前端の内壁にフィルム状の電熱片が設けら
   れ、該電熱片が導線で該蓋体に設けられた電熱スイッチ
   と連通し、該電熱片により本体前端を昇温させて人体血
   液循環を促進して按摩効果を高めるようにしたことを特
   徴とする電動按摩棒。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の電動按摩棒において、
   ケース状のヘッドカバーが本体に套設され、且つ該ヘッ
   ドカバーの外表面に複数の凸粒が凸設され、按摩効果を
   高めたことを特徴とする、電動按摩棒。
3. 【請求項３】 請求項２に記載の電動按摩棒において、
   本体の周囲に環状に凸環が設けられ、ヘッドカバーの内
   壁に環状に嵌め溝が凹設され、該凸環に該嵌め溝が挿嵌
   されて該ヘッドカバーが位置決めされたことを特徴とす
   る、電動按摩棒。
4. 【請求項４】 請求項２に記載の電動按摩棒において、
   ヘッドカバーが矩形を呈し、凸粒がヘッドカバーの上端
   に分布し、皮膚に対して面状刺激を形成して按摩効果を
   高めることを特徴とする、電動按摩棒。