JP3029074U - マッサージ器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】単にマッサージ部の振動効果だけしか期待でき
ないため、新陳代謝や血行を促進させるには時間がかか
り過ぎ、即効性に乏しい。 【解決手段】中空状の胴部本体１と、該胴部本体１に取
付柄２を介して突設されたマッサージ部３とを備え、前
記胴部本体１内に、モーターと電池とを内設する。そし
て、少なくとも前記マッサージ部３を、トルマリン鉱石
の砕石若しくは粉末を混在した素材にて形成する。これ
により該マッサージ部３を皮膚等の患部に押し付けた
際、トルマリン鉱石の砕石若しくは粉末が患部に直接的
に触れることから、トルマリンがマイナスイオンを補う
べく患部の活性化が促されるものであり、前記マッサー
ジ部３の機械的振動と共に、患部を昇温し血行促進等の
即効性あるマッサージ効果が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、マッサージ器の改良に関し、更に詳しくは、機械的振動によるマッ サージ効果のみならず、顔や肌等の活性を促進し、頭、首、肩、足腰等のツボや 疲労患部を即効的にほぐすことができるマッサージ器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、斯かるマッサージ器としては、例えば、美容と健康のために使用される 携帯用のマッサージ器がある。このマッサージ器は、中空状の胴部本体と、該胴 部本体に突設されたマッサージ部と、前記胴部本体に内設された電池及びモータ ーと、該モーターの回転軸に突設された偏心錘とを備え、該偏心錘の回転により 、前記マッサージ部が振動するように構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述した従来例のマッサージ器にあっては、前記マッサージ部 の機械的振動によるマッサージ効果だけしか得られないため、当部の新陳代謝や 血液循環の促進効果までをも期待することができず、また、長い間続けて使用し なければ効き目がないなど即効性に乏しいものであった。

【０００４】 本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、携帯式のマッサージ器であり ながらも、機械的振動と共に、患部を昇温しながら血行促進等の即効性あるマッ サージ効果が得られる低廉なマッサージ器を提供することを目的とするものであ る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、中空状の胴部本体と、該胴部本体に突設されたマッサージ部とを備 えてなるマッサージ器において、少なくとも前記マッサージ部にトルマリン鉱石 の砕石若しくは微粉末を混在してなるマッサージ器に存する。

【０００６】 尚、マッサージ部は、少なくとも表面をトルマリン鉱石で成形しても良く、ま た、その際には、研磨等の表面処理が施されることは云うまでもない。

【０００７】 このように構成される本考案のマッサージ器は、前記マッサージ部にトルマリ ン鉱石の砕石若しくは微粉末を混在したことによって、また、延いては、前記マ ッサージ部の少なくとも表面をトルマリン鉱石で成形したことによって、該マッ サージ部を皮膚、肌、ツボ等の患部に押し当てた際、トルマリン鉱石又はその砕 石若しくは微粉末が直接的に皮膚等の患部に接触し得ることとなる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

次に、本考案に係るマッサージ器の第１実施例を図１〜図４を参照しながら説 明する。図中Ａは、本考案に係る顔面マッサージ器であり、このマッサージ器Ａ は、図１に示すように、中空状の胴部本体１と、該胴部本体１に取付柄２を介し て突設されたマッサージ部３とを備えている。

【０００９】 前記胴部本体１は、合成樹脂材等の適宜素材からなる円筒状の前本体１ａと、 該前本体１ａの下端開口に着脱かつ回動自在に挿着された有底筒状の後本体１ｂ とから構成されている。

【００１０】 前記前本体１ａ内には、図３に示すように、その上端開口から回転軸４ａを突 出させるべくモーター４が組み付けられている。また、このモーター４の回転軸 ４ａには、偏心錘５が突設されており、この偏心錘５が連続して回転することに より、後述するマッサージ部３を強制的に振動させるものである。

【００１１】 また、前記後本体１ｂには、電池６が内設されており、この後本体１ｂを周方 向に回動させることにより前記モーター４のオン、オフの切り替え操作がなされ る回動スイッチを構成している。

【００１２】 一方、前記マッサージ部３は、トルマリン鉱石の微粉末を混在してなる合成樹 脂材からなり、前記取付柄２の先端に形成された傾斜部２ａに着脱自在に装着さ れている。

【００１３】 しかも、このマッサージ部３は、表面が球面状になるように湾曲成形されると 共に、前記傾斜板２ａとの間に空隙室７が形成されるべく組み付けられている。 従って、斯かる空隙室７内には、必要に応じトルマリン鉱石の原石や微粉末或い は発熱体等を内装させても良い。

【００１４】 このように構成される本考案のマッサージ器Ａは、前記後本体１ｂを右方向に 回動させること（オン操作）により、前記モーター４が駆動して前記偏心錘５を 回転せしめ、前記マッサージ部３を機械的に振動させるものであり、該マッサー ジ部３を顔面に押し当てながらマッサージをすることができる。

【００１５】 また、その際、トルマリン鉱石の微粉末が肌に接触することから、機械的振動 と共に肌を昇温し血行促進等の即効性あるマッサージ効果が得られるのである。

【００１６】 換言すれば、トルマリン鉱石の電極が皮膚に刺激を与えて、神経系統への微弱 電流が所謂パルス信号となって新陳代謝、特に、血液の循環を促進し、また、ト ルマリン鉱石自体が大変強い遠赤外線発生能力を持っているため、常温よりも高 い体温に対して遠赤外線を発生し、これが皮膚の表面から深部への毛細血管を拡 張させることと相俟って、全身に流れる血液循環量が増加し、身体の芯から温め る。この昇温効果は、単に温かいというだけでなく、全身の新陳代謝を促進し、 細胞新生に必要な栄養素を血流によって末端まで運び、代謝による老廃物を運び 戻ってくるため、皮膚の活性化が促されるのである。

【００１７】 次に、本考案に係るマッサージ器の第２実施例を図５〜図７を参照しながら説 明する。尚、理解を容易にするため、前述した第１実施例と同一部分は同一符号 で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。

【００１８】 図５は、手や足のツボを押圧するためのツボマッサージ器Ｂの斜視図であり、 胴部本体１の上位に卵状のマッサージ部８が装着されている。このマッサージ部 ８は、硬質の合成樹脂材からなり、表面に複数の突条８ａ，８ａ…が突設されて いる。

【００１９】 この突条８ａ，８ａ…は、手足等のツボに押圧することにより、心地良い刺激 を与えることができるものであり、斯かる押圧の力加減で好みに応じた刺激に調 整できることは云うまでもない。

【００２０】 また、この突条８ａ，８ａ…は、トルマリン鉱石の微粉末を混在してなる合成 樹脂材からなり、該突条８ａ，８ａ…をツボ等に押圧することにより、活性化が 促される。換言すれば、筋肉が硬くなると血液や組織液が酸性になりプラスイオ ンが蓄積するが、トルマリン鉱石の微粉末がマイナスイオンを補って正常に戻す ことができるため、活性化が促されるものであり、また、機械的振動と共に、患 部を昇温し血行促進等の即効性のあるマッサージ効果が得られるのである。

【００２１】 更に、前記胴部本体１は、第１実施例と同様、円筒状の前本体１ａと、該前本 体１ａの下端開口に着脱かつ回動自在に挿着された有底筒状の後本体１ｂとから 構成されており、前記前本体１ａ内にモーター４が組み付けられ、前記後本体１ ｂに電池６が内設されていると共に、この後本体１ｂを左右方向に回動させるこ とにより前記モーター４のオン、オフの切り替え操作がなされる。

【００２２】 また、このモーター４の回転軸４ａには、第１実施例と同様に偏心錘５が突設 されており、この偏心錘５が連続して回転することにより、前記マッサージ部８ を強制的に振動させることができるものである。

【００２３】 次に、本考案に係るマッサージ器の第３実施例を図８〜図９を参照しながら説 明する。尚、理解を容易にするため、前述した第１実施例と同一部分は同一符号 で示し、構成の異なる処のみを新たな番号を付して以下に説明する。

【００２４】 図８は、手や足のツボを押圧するためのツボマッサージ器Ｃの斜視図であり、 胴部本体１の頂面に三基の剛球体９ａ，９ａを備えたマッサージ部９が装着され ている。

【００２５】 このマッサージ部９は、表面にトルマリン鉱石の微粉末を混在してなる合成樹 脂材からなり、頂面に前記剛体９ａ，９ａを備えている。この剛体９ａ，９ａは 、半球状の金属材からなるものであるが、必要に応じてその表面にトルマリン鉱 石の微粉末を混在させても良いものである。

【００２６】 従って、この剛球体９ａ，９ａ…を患部に押圧することにより、第２実施例と 同様、機械的振動によるマッサージ効果と共に、前記マッサージ部９に混在させ たトルマリン鉱石の微粉末がマイナスイオンを補うべく当部に電流が流れて新陳 代謝、血液の循環を促進し、また、遠赤外線の発生により昇温し血行促進等の即 効性あるマッサージ効果が得られるのである。

【００２７】 また、この剛球体９ａ，９ａ…を備えたマッサージ部９の上には、合成樹脂材 からなるキャップ１０が被装されている。このキャップ１０は、頂面に複数の突 条１０ａ，１０ａ…が突設されており、頭皮をマッサージすることができるよう に考慮されている。

【００２８】 尚、本考案のマッサージ器は、本実施例に限定されることなく、本考案の目的 の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂する ものである。例えば、本実施例のマッサージ部３，８，９，１１は、少なくとも 表面にトルマリン鉱石の微粉末を混在していれば足りるものであるが、微粉末の 代わりにトルマリン鉱石の砕石を散在させたり或いは表面を研磨処理したトルマ リン鉱石そのものをマッサージ部に成形し又は使用しても良いものであり、これ ら変形例は全て本考案の技術的範囲に含まれるものである。

【００２９】 また、第３実施例のツボマッサージ器では、三基の剛球体９ａ，９ａ…を突設 させたものを使用しているが、これに限定されることなく、図１０に示すように 、一基の剛球体１１ａに簡素化した構造のマッサージ器を用いても良い。

【００３０】

【考案の効果】

本考案は上述のように構成され、前記マッサージ部にトルマリン鉱石の砕石若 しくは微粉末を混在したことによって、また、延いては、記マッサージ部の少な くとも表面をトルマリン鉱石で成形したことによって、該マッサージ部を皮膚、 肌等の患部に押し当てた際、トルマリン鉱石又はその砕石若しくは微粉末が直接 的に患部に接触し得るため、皮膚や肌の活性化が促され、機械的振動と共に、患 部を昇温し血行促進等の即効性あるマッサージ効果が得られるといった効果を奏 するものである。

【００３１】 このように、本考案のマッサージ器は、機械的振動によるマッサージ効果のみ ならず、顔の皮膚、肌の活性を促進し、頭、首、肩、足腰等のツボや疲労部位を 効果的にほぐすことができるものであり、また、構成が単純であるため大量生産 に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施すること はその実益的価値が甚だ大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るマッサージ器の第１実施例を示す
斜視図である。

【図２】同マッサージ器の側面図である。

【図３】同マッサージ器の縦断面図である。

【図４】同マッサージ器の組立分解斜視図である。

【図５】本考案に係るマッサージ器の第２実施例を示す
斜視図である。

【図６】同マッサージ器の組立分解斜視図である。

【図７】同マッサージ器の縦断面図である。

【図８】本考案に係るマッサージ器の第３実施例を示す
斜視図である。

【図９】同マッサージ器の正面図である。

【図１０】本考案に係るマッサージ器の第４実施例を示
す斜視図である。

【符号の説明】

１ 胴部本体 １ａ 前本体 １ｂ 後本体 ２ 取付柄 ２ａ 傾斜板 ３ マッサージ部 ４ モーター ４ａ 回転軸 ５ 偏心錘 ６ 電池 ７ 空隙室 ８ マッサージ部 ８ａ 突条 ９ マッサージ部 ９ａ 剛球体 １０ キャップ 10ａ 突条 １１ マッサージ部 11ａ 剛球体

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】中空状の胴部本体と、該胴部本体に突設さ
   れたマッサージ部とを備えてなるマッサージ器におい
   て、少なくとも前記マッサージ部にトルマリン鉱石の砕
   石若しくは微粉末を混在してなることを特徴とするマッ
   サージ器。
2. 【請求項２】前記マッサージ部は、少なくとも表面がト
   ルマリン鉱石で成形されていることを特徴とする請求項
   １に記載のマッサージ器。
3. 【請求項３】前記トルマリンの鉱石若しくは砕石には研
   磨等の表面処理が施されていることを特徴とする請求項
   １又は２に記載のマッサージ器。