JP2003504816A - 保持体を有するクロックスプリング式コネクタ - Google Patents

保持体を有するクロックスプリング式コネクタ

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JP2003504816A
JP2003504816A JP2001508554A JP2001508554A JP2003504816A JP 2003504816 A JP2003504816 A JP 2003504816A JP 2001508554 A JP2001508554 A JP 2001508554A JP 2001508554 A JP2001508554 A JP 2001508554A JP 2003504816 A JP2003504816 A JP 2003504816A
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パトリック・ビー・ボレン
ギャリー・ベスト
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メソード・エレクトロニクス・インコーポレーテッド
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    • H02G11/02Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using take-up reel or drum
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H75/4449Arrangements or adaptations to avoid movable contacts or rotary couplings, e.g. by the use of an expansion chamber for a lenght of the cord or hose
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    • HELECTRICITY
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R35/00Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
    • H01R35/02Flexible line connectors without frictional contact members
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
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  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本クロックスプリング式コネクタは、チャンバを画成するハウジングを備える。ハウジングは、第1導電性フラットケーブルの第1折り返しループ部に関係する第1ローラと第2導電性フラットケーブルの第2折り返しループ部に関係する第2ローラとを備えた保持体を収容している。前記第1・第2導電性フラットケーブルは、ハブに近いチャンバ内周部とハウジング壁面に近いチャンバ外周部との間を行き来する。本コネクタはさらに、クロックスプリング式コネクタの回転の際にフラットリボンケーブルを押圧する柔軟性ローラ部材を備える。本発明はまた、第1・第2ローラ対が取付けられたフレームを有する一体式保持体アッセンブリを備えたクロックスプリング式コネクタを提供する。フラットリボンケーブルは余裕長さ部分を有し、この部分がケーブルの行き来の際にローラに接触して一体式保持体アッセンブリを回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本出願は、1997年12月8日に出願された米国出願第08/986,866号の一部継続出
願であり、米国出願第08/986,866号は、1996年6月24日出願の米国出願第08/667,
634号の一部継続出願であり、米国出願第08/667,634号は、1994年9月19日に出願
された米国出願第08/276,954号の継続出願である。本明細書は、以上の特許出願
の内容を参照し、これらを含むものとする。
【0002】 本発明は、導電性ケーブルを収容するためのクロックスプリング式コネクタに
関するものである。クロックスプリング式コネクタは、回転可能な電気的装置を
固定された電気的装置に電気的に接続するものである。
【0003】
【従来の技術】
本発明は多数の用途に応用可能であるが、最も一般的な用途は自動車への適用
である。エアバッグ式衝突システムを備えた自動車は年々増加している。一般的
にエアバッグは、運転者に対面する形態でステアリングホイール上に設けられる
。エアバッグは、自動車の車体に取付けられたセンサと、継続的に電気接続され
ていなければならない。衝突の際には、センサがエアバッグ式緩衝装置に電気信
号を伝達し、エアバッグを直ちに膨張させる。従って、ステアリングホイールに
取付けられたエアバッグ装置の回転可能部分と、車体における固定部位に取付け
られた装置の他の部分との間には、電気接続が必要である。回転可能部分と固定
部分との間の電気的接続方法は周知である。一般的には、導電性リングに電気ブ
ラシが接触する形態で構成され、それらのうちの一方は、回転可能な電気接続を
実現するために回転可能とされる。しかし、特に事故による衝撃発生時には、こ
のようなブラシ−リングシステムによる電気接続が一時的に断絶され、エアバッ
グ式緩衝システム全体の非作動につながる危険性がある。
【0004】 こうして、外側ハウジングと、ローター部材と、部材を収容し接続するための
複数の中間ハウジング部材とを備えたクロックスプリング式コネクタが開発され
た。ハウジングとローター部材とは、複数のベアリング面で相対回転可能とされ
ている。“クロックスプリング”は、インターコネクタの内側に配置される。従
来技術のクロックスプリングは導電性単一フラットケーブルを備え、この導電性
単一フラットケーブルの両端は、エアバッグとセンサ装置とを接続するために、
インターコネクタから外へ出る導電性ワイヤに導電接続されている。例えば、米
国特許第5,061,195号は、導電性単一フラットケーブルを備えたクロックスプリ
ングハウジング及びクロックスプリングアッセンブリを開示している。
【0005】 コスト低減、及びクロックスプリングハウジング内に必要とされる空間の削減
のために、導電性フラットケーブルの長さを短縮することも従来技術として公知
である。例えば、米国特許第5,277,604号に記載の技術は、フラットケーブルの
長さを短縮し、座屈を防止して、クロックスプリング式コネクタの高い信頼性と
滑らかな回転とを実現するために、クロックスプリングハウジング内に少なくと
も8個のローラーとクロックスプリングハウジング内における導電性フラットケ
ーブルの巻上げ部分とを設けている。このような構成では、ローラーを取付ける
ために、複雑で高価なシステムが必要となる。このような構成は、高価であり、
なおかつ、単一の導電性フラットケーブルのみを収容可能である。
【0006】 一対の導電性ケーブルを用いた例は、米国特許第3,763,455号に開示されてい
る。複数の導電性ケーブルは、12のスペーサまたはローラーのアッセンブリに
よって支持されている。この構成もまた、多数のローラーを含む多数の部材を必
要とし、装置の組立て時間を長くし、コストを増加させる。
【0007】 ステアリングホイール上に取付けられる制御装置が増えると、クロックスプリ
ング式コネクタを通じて多数の電気信号を伝達するために、より多くの導電体が
必要になる。従来のクロックスプリングには、各フラットケーブルが最大で6本
の導電体を含む複数の導電性ケーブルを備えているものがある。導電性フラット
ケーブルの限られた幅、及びフラットケーブルの製造方法により、導電体は6本
が限界である。従って、6本を越える導電体を収容可能なクロックスプリング式
コネクタが求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
さらに、クロックスプリングの組立ては労力を要しコストのかかる作業であり
、ミスを生じやすい。特に、公知の技術におけるクロックスプリングの組立ては
、ステアリングホイールの回転に同調したフラットリボンケーブルをガイドする
部材の仕分けから始めなければならない。種々の部材を個々にクロックスプリン
グ内に収めて組立てるのは、面倒で労力のかかる作業である。従って、本発明の
目的は、組立て及び製造が容易なクロックスプリングを提供することである。
【0009】 本発明の他の目的は、フレームを有しステアリングホイール内に容易に収める
ことのできる一体式保持体アッセンブリを提供することである。
【0010】 本発明の他の目的は、可動部材を最小限としたクロックスプリング式コネクタ
を提供することである。
【0011】 本発明のさらなる目的は、最小限の長さを有する導電性フラットケーブルを備
えたクロックスプリング式コネクタを提供することである。
【0012】 本発明の他の目的は、独立して自在に回転することのできる保持体を備えたク
ロックスプリングを提供することである。
【0013】 本発明のさらなる目的は、柔軟性ローラー部材を用いることにより導電性フラ
ットケーブルの振動が低減されたクロックスプリング式コネクタを提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題及び利点は、チャンバを画成するハウジングを備えたクロックスプ
リング式コネクタにより達成される。チャンバ内に配置された保持体は柔軟性ロ
ーラを備えている。導電性フラットケーブルは保持体によって保持される。導電
性フラットケーブルは、第1のローラに関係する第1の折り返しループ部と、第
2のローラに関係する第2の折り返しループ部とを有する。第1のローラは第1
のフラットケーブルに関係し、第2のローラは第2のフラットケーブルに関係し
ている。ハブは、フラットケーブルを受容するための内側出口キャビティを備え
ている。ハブが時計回り方向に回転すると、第1の導電性フラットケーブルがハ
ブから巻き出されて第1のローラに近い保持体壁面に押付けられ、同時に、第2
のフラットケーブルがハブから巻き出されて第2のローラに近い保持体の第2壁
面に押付けられて保持体を時計回り方向に回転させ、こうして、第1及び第2の
導電性フラットケーブルがハブからハウジングの外周部へと移送される。ハブが
反時計回り方向に回転すると、第1のフラットケーブルが第1のローラを引張り
、第2のフラットケーブルが第2のローラを引張り、こうして第1及び第2のフ
ラットケーブルがチャンバの外周部から巻き取られ、同時に保持体が反時計回り
方向に回転する。
【0015】 ハウジング部材はハブを収容し、保持体はハブ上に取付けられ、カバーが保持
体と複数のフラットケーブルとをハウジング内に封止している。カバーは外側出
口キャビティを備えている。
【0016】 本発明の変更形態は、一体式保持体アッセンブリを含むハウジングを備えたク
ロックスプリングである。一体式保持体アッセンブリは回転可能状態でハウジン
グに取付けられている。ハウジング自体は、チャンバを画成する固定カバーとベ
ース部とを備えている。一体式保持体アッセンブリは、好ましくは、独立に回転
する1または複数のローラを備えたフレームを有している。ハウジング内では、
内周領域が、ハブとフレームとによって同心状に画成され、外周領域が、フレー
ムとハウジングとによって同心状に画成されている。第1及び第2のフラットリ
ボンケーブルはハブを取囲み、内周領域と外周領域との間を行き来する。フラッ
トリボンケーブルは、フレームに取付けられたローラ部分を通って折り返され、
内周領域と外周領域とに位置する各フラットリボンケーブルは反対方向に移動す
る。内周部及び外周部における長さを変化させるために、各フラットリボンケー
ブルは、対応するローラまたはローラ対を通過する余裕長さ部分を有している。
第1及び第2のフラットリボンケーブルは、前述の形態と同様に、内側バックボ
ーンに接続されている。内側バックボーンはベース部に受容され、内周領域から
各フラットリボンケーブルにアクセス可能とされている。外周領域に存在する各
フラットリボンケーブルには外側バックボーンがアクセス可能とされている。複
数のフラットリボンケーブルは、クロックスプリング内で、内側バックボーンと
外側バックボーンとを連結する。こうして、内側バックボーンが回転すると、複
数のフラットリボンケーブルが一体式保持体アッセンブリに接触し、かつこれを
回転させる。より詳しく述べると、各フラットリボンケーブルの余裕長さ部分が
ローラに接触し、フラットリボンケーブルの巻付け、巻き出しに伴い、一体式保
持体アッセンブリを回転させる。好ましくは、各フラットリボンケーブルの余裕
長さ部分が、各フラットリボンケーブルを受容するローラ対の一方または他方に
接触し、この接触によって一体式保持体アッセンブリを時計回り方向、または反
時計回り方向に回転させる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以上の特徴及びその他の特徴は、好ましい実施形態に関する以下の詳細説明に
記載されている。
【0018】 本発明によるクロックスプリング式コネクタは、クロックスプリング式コネク
タの好ましい実施形態に関する種々の特徴を示す図1〜図3を参照することによ
って、より良く理解することができる。図1で分かるように、ハウジング10は
ハブ20を収容する。ハブには保持体30が取付けられている。保持体30には
、第1の導電性フラットケーブル41と第2の導電性フラットケーブル42とが
保持されている。カバー50は、フラットリボンケーブル41,42と、保持体
30と、ハブ20とを収容したハウジング10に封をしている。
【0019】 ハウジング10は縁部12を有し、ここにハブ20のベース部22が置かれて
いる。ハブ20及びハウジング10は、ベース部22と縁部12との間の摩擦力
が十分に低い状態でハブ20がハウジング10内で自在に回転するよう、適切な
材料で形成されている。ベース部22と縁部12との間の支持面の摩擦力を低減
するために、テフロンテープ、シリコン材、またはグリースといった材料をベー
ス部22と縁部12との間に挿入してもよい。本発明の装置のその他全ての支持
面についても同様である。内側出口キャビティ24が、ハブ20のベース部22
から下方に突出している。内側出口キャビティ24内には直径内バックボーン2
6が挿入されている。内側バックボーン26は、その入口端部27に導電性フラ
ットケーブルを収容し、出口端部29からは絶縁ワイヤ28が延在している。
【0020】 ハブ20上には、独立して自在に回転することのできる保持体30が載せられ
ている。好ましい実施形態では、保持体30は、熱可塑性ポリマー材を型成形し
て形成された概して球形状の部材である。しかし、保持体30はどのような材料
で形成してもよい。保持体30は、第1のローラ取付部37と第2のローラ取付
部38とを備えている。それぞれのローラ取付部37,38からは、軸33,3
4が上方に向けて突出している。ローラ領域壁面35,36はローラ取付部37
,38を取囲み、第1のローラ31及び第2のローラ32の外径に対応した形状
に形成されている。ローラ領域壁面35,36の各端部には、内径角部65及び
外径角部66が設けられている。角部65,66の形状を変更することによって
ローラ領域壁面35,36の総輪郭を変化させることができ、こうして導電性ケ
ーブル41,42の経路をコントロールすることが可能である。角部65,66
に丸みを付けると、壁面35,36の輪郭が縮小し、導電性ケーブル41,42
に接触する領域も縮小する。角部65,66を外側のある点までもって行くと、
壁面35,36の輪郭が拡大し、導電性ケーブル41,42に接触する領域も拡
大する。
【0021】 第1のローラ31は保持対30の軸33に取付けられ、第2のローラ32は保
持体30の軸34に取付けられている。第1・第2のローラ31,32は、軸3
3,34上で、独立に、自在に回転する。保持体30からハブ20に向けて、あ
るいはハウジング壁面15に向けて、複数の突起39a,39bが突出し、導電
性ケーブル41,42が回転の際に接触する面を構成している。保持体30は、
ローラ31,32を取付ける部材であると共に、チャンバ14の外周部に存在す
る導電性ケーブル41,42を、チャンバ14の内周部に存在する導電性ケーブ
ル41,42から分離する部材にもなっている。保持体30には、スプリング部
材62が一体成形されている。スプリング部材62からはスペーサ64が突出し
、クロックスプリングハウジングのチャンバ14内で保持体30を軸線方向に位
置決めする役割を果たしている。ハウジングチャンバ14はさらに、その底部が
ハブベース部22によって、上部がカバー50によって構成されている。
【0022】 本発明の装置は、2本の導電性フラットケーブルを含んでいる。第1の導電性
ケーブル41及び第2の導電性ケーブル42は互いに隣接し、ハウジング10の
チャンバ14内で保持体30に巻付けられている。本発明の好ましい実施形態に
おけるフラットリボンケーブル41,42は、互いに平行な6本の導電体を一対
の絶縁フィルム間に挟んで形成されている。それぞれ6本の導電体を有する2本
のフラットリボンケーブル41,42用いることによって、本発明の好ましい実
施形態は、合計12本の導電体を保持していることになる。導電体の数をほとん
ど限界なく増加させるために、本実施形態が2本以上の導電性ケーブルを保持す
るように構成しても、それは本発明の範囲に含まれる。第1の導電性ケーブル4
1は、折り返された第1のU字形ループ部43を備え、第2の導電性ケーブル4
2は、折り返された第2のU字形ループ部44を備えている。第1・第2の導電
性ケーブル41,42は、外周部の外側出口キャビティ52を通ってクロックス
プリング外部へと出ている。導電性ケーブルの尾部46は、チャンバ14内の導
電性ケーブル経路に対して垂直に折り曲げられ、外側出口キャビティ52に収容
されている。外側バックボーン54は、外側出口キャビティ52において、導電
性ケーブルの尾部46とは反対側に受容されている。外側バックボーン54の入
口キャビティ56は、第1・第2の導電性ケーブル41,42を受容している。
ケーブル41,42の導電体は、対応する絶縁ワイヤ58に溶接されている。絶
縁ワイヤ58は、外側バックボーン54の出口端59から突出している。
【0023】 最も簡単で、最も迅速なクロックスプリング式コネクタの組立てを可能とする
ために、組立ては、ハウジング10にハブ20を接近させて行われる。ハブ20
は内周部に出口キャビティ24を有しているが、ハブ20は、自動車のステアリ
ングホイールに組付けられる回転可能部材である。自動車のステアリングホイー
ルを回転させるとハブ20が同時に回転する。外周部に出口キャビティ52を備
えたカバー50は、ハウジング10上に置かれる。カバー50はクロックスプリ
ング式コネクタの静止部材である。外周部に配置された出口キャビティ52は、
自動車のステアリングコラムに組付けられて、静止状態に置かれる。図1は、内
側出口キャビティ24がアッセンブリの底面に、外側キャビティ52が上面に配
置された状態でクロックスプリング式コネクタのアッセンブリを示しているが、
クロックスプリング式コネクタをステアリングアッセンブリに組付ける際には、
内側出口キャビティ24及びハブ20がクロックスプリング式コネクタの上面に
、外側出口キャビティ52及びカバー50がクロックスプリング式コネクタの底
面に来るよう、アッセンブリは反転される。
【0024】 図2を参照することにより、クロックスプリングの作動をより容易に理解する
ことができる。ハウジング10の内部には保持体30とハブ20とが取付けられ
ている。保持体30には、第1のローラ31及び第2のローラ32が取付けられ
ている。クロックスプリング式コネクタは完全に巻上げられた状態で、すなわち
導電性ケーブル41,42の大部分がチャンバ14の内周部でハブ20の周囲に
巻付けられた状態で示している。第1のローラ31は、ローラ領域37において
保持体30の軸33に取付けられている。第2のローラ32は、第2のローラ領
域38において保持体30の軸34に取付けられている。第1の導電性ケーブル
41は、外側バックボーン54から出て、ハウジング10の外周部壁面15に近
くに延在している。折り返された第1のループ部43は第1のローラ31周りに
巻付けられ、次いでハブ20周りに巻付けられている。第2の導電性ケーブル4
2は、外側バックボーン52から出て、折り返された第2のループ部44で第2
のローラ32周りに巻付けられ、次いでハブ20周りに巻付けられている。ハブ
20への巻付けは、第1の導電性ケーブル41のハブ20に対する巻付け位置か
ら180°離れた反対側で行われている。第1の導電性ケーブル41′は、第2
の導電性フラットケーブル42′に近接して内側バックボーン26の位置で終端
している。
【0025】 ステアリングホイールの回転運動は、ハブ20及び内側バックボーン26を通
じてクロックスプリング式コネクタに伝達される。時計回りの回転、すなわち矢
印70,71で示す回転によって、第1の導電性フラットケーブル41はハブ2
0から巻戻され、位置100で右方向へ動き、保持体30の第1のローラ領域3
7における壁面35に接触する。同時に、第2の導電性フラットケーブル42は
位置102でハブ20から巻き出され、保持体30の第2のローラ領域38にお
ける壁面36に接触する。ハブが時計回り方向に巻き出し動作を継続すると、導
電性ケーブル41,42は壁面35,36を押し、保持体30も時計回りに回転
させる。ハブ20及び保持体30が時計回りに回転すると、第1の導電性フラッ
トケーブル41は第1のローラ31に沿って巻き出され、ハウジング10の壁面
15に近接しながらチャンバ14の外周に沿って周回する。同時に、第2の導電
性フラットケーブル42は、第2のローラ32に沿って第1の導電性フラットケ
ーブル41の場合とは180°異なる位置で巻き出され、チャンバ14の外周部
において第1の導電性フラットケーブル41に近接した第2の巻付け層を形成す
る。ハブ及び保持体30の時計回り方向の回転は、フラットケーブル41,42
がハブ20から完全に巻き出されるまで継続する。
【0026】 完全に巻き出された状態を図3の示している。図3では、図2と同類の部材に
は、同様の符号を付している。クロックスプリング式コネクタ5は、完全に巻き
出された状態で、すなわち、導電性フラットケーブル41,42がハブ20周り
に巻付けられていない状態で示している。クロックスプリング式コネクタを巻付
けるためには、ハブ20を、矢印72,73で示す反時計回り方向に回転させる
。ハブ20を反時計回り方向に回転させると、第1のフラットケーブル41は第
1の折り返しループ部43において第1のローラ31を引張り、第1のローラ3
1を回転させる。同時に、第2のフラットケーブル42は第2の折り返しループ
部44において第2のローラ32を引張り、第2のローラ32を時計回り方向に
回転させる。第1・第2のローラ31,32上における第1ケーブル41及び第
2ケーブル42の引張り作用によって、保持体30は反時計回り方向に回転する
。ハブ20及び保持体30が反時計回り方向の回転を継続すると、第1・第2の
導電体41,42はチャンバ14の外周部から巻戻され、再びハブ20上に巻付
けられる。完全に巻き出された状態では、ケーブルはチャンバ14の外周に沿っ
て、第1層81、第2層82、第3層83、第4層84を形成していることが分
かる。第1の導電性ケーブル41及び第2の導電性ケーブル42は、交互に層を
形成している。すなわち、第1層81及び第3層83は第1の導電性ケーブル4
1であり、第2層82及び第4層84は、第2の導電性ケーブル42である。ハ
ブ20の反時計周り方向への1回転目には、チャンバの外周部から層81が巻取
られ、第1のローラ31を通じてハブ20上に巻付けられる。同時に、第2のロ
ーラ32によって第2層82が巻取られる。2回転目には、反時計回り方向の回
転を継続する第1のローラ31によって第3層が巻取られ、第2のローラ32に
よって第4層が巻取られる。このような交互の巻取り作用は、チャンバ14内周
部におけるハブ20への第1・第2の導電性ケーブル41,42の時計回り方向
の巻付け作用に呼応して達成される。
【0027】 図4に移ると、ここには、ハブ120を有するハウジング110を含む本発明
の他の実施形態を示している。ハブには保持体130が取付けられている。第1
の導電性フラットケーブル141は保持体130によって保持されている。カバ
ーは、保持体及びハブ120を収容するハウジング110に封をしている。ハウ
ジング110は、ハウジング110のベース部122における摩擦力が十分に低
い状態でハブ120がハウジング110内で自在に回転するよう、適切な材料で
形成されている。ベース部122とハウジング110との間の支持面の摩擦力を
低減するために、テフロンテープ、シリコン材、またはグリースといった材料を
ベース部122とハウジング110との間に挿入してもよい。また、これらの材
料を、保持体130とハウジング110との間の摩擦力を低減するために用いて
もよい。内周出口領域126は導電性フラットケーブル141を受容し、帯材が
、導電性フラットケーブルを外部電気ワイヤに接続するためのバックボーン(図
示せず)に取付けられる。
【0028】 好ましい実施形態では、保持体130は、熱可塑性ポリマー材を型成形して形
成された概して球形状の部材である。しかし、保持体130はどのような材料で
形成してもよい。保持体130は、第1のローラ取付部137と第2のローラ取
付部187とを備えている。一実施形態では、6つのローラ取付部と6個のロー
ラ部材131とを備えている。しかし、ローラ取付部及びローラ部材の数がいく
つであっても、本発明の範囲に含まれる。ローラ取付部137からは、軸133
が上方に向けて突出している。ローラ領域壁面135,136はローラ取付部3
7を取囲み、ローラ部材131の外径に対応した円筒形状に形成されている。ロ
ーラ部材131は軸133に取付けられ、アーム160によって軸上に保持され
ている。好ましい実施形態では、アーム160は軸133に一体成形されている
。アーム160は、軸から、ローラ部材131の内径を越えて延在している。好
ましい実施形態では、ローラ部材131は、ゴムまたはネオプレンといった柔軟
材料から形成されている。ローラ部材131を柔軟材料で形成することによって
、フラットリボンケーブル141に付与され、リボンケーブル141をチャンバ
182の外側壁面に対して、及びチャンバ42の内側壁面に対して保持するため
の押圧力を最大化することができる。例えば、一実施形態では、Apple Rubber P
roducts 社製のゴム製Oリングを用いることができる。このOリングは、硬度7
0、直径19.5mmであって、ローラ部材の初期形状に対する変形量が20%以下で
ある場合に、フラットリボンケーブル141に0.15グラムの押圧力を与える。ロ
ーラ部材131の直径は、概略、チャンバ182の幅±0.100インチとする。チ
ャンバの幅は、ハウジング110の内側壁面152と外側壁面151との間の最
短距離で定義される。
【0029】 ローラ部材131の他の実施形態として、内径部を低摩擦の剛性材料で、外径
部を高摩擦の柔軟材料で形成してもよい。複合構成されたローラは、ある程度の
圧縮を許容しながら、フラットリボンケーブル141に対して最大の摩擦力を与
える。ローラ部材の中心部に剛性材料を有していることによって、ローラ部材の
永久変形を防止することができる。ローラ部材131は、軸133上で、独立か
つ自在に回転する。保持体130に取付けられた複数のローラ部材の配置によっ
て、内側壁面152及び外側壁面151に対するフラットリボンケーブルの押圧
力が、クロックスプリングハウジング110の全周にわたって連続的に発生する
。ローラ部材131は、内側壁面152と外側壁面151との間の幅にほぼ等し
い外径を有している。第1のローラ領域137に配置されたローラ部材131は
、折り返しループ形成の機能も有し、こうしてフラットリボンケーブル141は
、ハブ120からU字形にガイドされて第1のローラ領域137を通過し、外側
壁面151に沿ってガイドされる。図4に示す実施形態は、単一のフラットリボ
ンケーブル141のみを備えている。しかし、この実施形態を変更して、複数の
フラットリボンケーブルが保持体130及びローラ部材131によって保持され
るように構成してもよい。
【0030】 図4におけるクロックスプリング110は、完全反時計回転状態、すなわち、
フラットリボンケーブル141がハウジング110の外側壁面151上に巻き出
された状態である。ハブ120が時計回り方向へ回転すると、フラットリボンケ
ーブル141は第1のローラ領域137を通って移動し、ハブ120の内側壁面
152上に巻付けられる。フラットリボンケーブル141が移動して、外側壁面
151に沿って延在する状態から内側壁面152に巻付けられた状態へと移行す
ると、外側壁面151上の巻回帯材の厚さは減少し、内側壁面152に巻付けら
れたフラットリボンケーブル141の厚さは増加する。言い換えれば、フラット
リボンケーブル141の巻回位置が外側壁面151から内側壁面152へと移行
すると、ローラ部材131と外側壁面151・内側壁面152との間の隙間が変
化する。ローラ部材131と外側壁面151・内側壁面152との間の隙間が変
化しても、柔軟性ローラ部材131は、フラットリボンケーブル141に対する
押圧力を一定に維持する。この作用は、外側壁面151・内側壁面152に何層
のフラットリボンケーブルが配置されているかによらない。上記の移動過程は、
ハブ120が反時計回り方向に回転する場合には逆転される。
【0031】 図5に移ると、ここには第2のローラ領域187を拡大して示している。ロー
ラ部材131は軸133上に取付けられ、アーム160,161で保持されてい
る。ローラ部材131は保持体130に取付けられており、保持体130は、ク
ロックスプリングのハウジング110内において外側壁面151と内側壁面15
2との間に取付けられている。フラットリボンケーブル141は、ハウジング1
10の外側壁面151に対して巻回された第1層191及び第2層192を備え
ている。フラットリボンケーブル141の巻回された2つの層191,192は
、ローラ部材131を圧縮して卵形に変形させる。この場合、ローラ部材131
において外側・内側壁面151,152に接触する側の直径は、ローラ部材13
1がローラ領域136,137に近接している点201,202におけるローラ
部材の直径よりも小さい。ローラ部材131はまた内側壁面152の方へオフセ
ットしているので、ローラ部材131の内径は、ローラ部材131の内径と軸1
33との間に、ローラ部材の内径と軸133との間に形成される第2の隙間21
1より大きい第1の隙間210を形成している。好ましい実施形態では、ローラ
部材131は、軸133の半径よりも大きな内側半径を有しているので、上記の
ようなオフセット状態が形成される。当然、ハブが回転してフラットリボンケー
ブル141が内側壁面152に巻付けられる場合には、ローラ部材131は外側
壁面151に向かう別の方向へオフセットする。この場合、第1の隙間210は
第2の隙間211より小さい。ローラ部材131の卵形は維持され、ローラ部材
131は、ハウジング110の内側壁面152に巻付けられたフラットリボンケ
ーブル141に対する押圧力を保持する。従って、ハブ回転の全行程にわたって
、すなわちフラットリボンケーブル141の巻付け、巻き出しの全行程にわたっ
て、フラットリボンケーブル141には一定の圧力が付与され、フラットリボン
ケーブル141がハウジング110の内側壁面152または外側壁面151に押
付けられることを理解されたい。その結果、クロックスプリングの作動音が小さ
くなり、音の原因となるフラットリボンケーブル141の振動が防止される。
【0032】 図6に移ると、ここには図4における6−6線で切断した側方断面を示してい
る。ハウジング110にはハブ120が取付けられ、こうして保持体130を収
容するチャンバ182が形成されている。ローラ部材131は軸133に取付け
られ、アーム160,161によって保持されている。クロックスプリングが完
全な反時計回り状態にあるとき、外側壁面151に沿ってフラットリボンケーブ
ル141の多重層が巻回され、ハウジング110の内側壁面152に沿ってフラ
ットリボンケーブル145の単一層が配置される。この状態では、ローラ部材1
31の内径と軸133の第1側191との間に形成された第1の隙間210が、
軸133の反対の第2側192における第2の隙間211より大きいことが分か
る。上述のように、ローラ部材131は柔軟材料で形成されているので、クロッ
クスプリングハウジング110の内側壁面152へのフラットリボンケーブルの
巻付け、及び外側壁面151への巻き出しの全行程において、ローラ部材131
は、フラットリボンケーブル141,145に一定の押圧力を付与する。
【0033】 以上のように本発明によれば、クロックスプリングハウジング内に収容される
最小限の構成部材をもって、また導電性フラットケーブルの長さを最小限とした
構成で、2本の導電性フラットケーブルを容易に巻付けることが可能である。
【0034】 さらなる好ましい実施形態として、図7は、1または複数のフラットリボンケ
ーブルをガイドするために回転可能に取付けられたローラを含む一体式保持体ア
ッセンブリ230を示している。一体式保持体アッセンブリ230は、前述の実
施形態に対して、組立てを容易にするために、予備組立てされ1つのユニットと
して一体化された構成部材を有しているという点で異なっている。追って詳細に
説明するように、好ましい実施形態である一体式保持体アッセンブリ230は、
ローラまたはローラアッセンブリを取付けるフレーム260を備えている。前述
の実施形態同様、一体式保持体アッセンブリ230は、クロックスプリングハウ
ジング210によって形成されたチャンバ214内に収められている。好ましい
一体式保持体アッセンブリ230は、フラットリボンケーブルをガイドするため
の複数対のローラを備えたフレーム260を有している。一体式保持体アッセン
ブリ230の作動は、前述のクロックスプリングと略同様である。図7は、一体
式保持体アッセンブリ230が回転可能状態でハブ220を収容し、カバー25
0がハウジング210に固定されてハブ220及び一体式保持体アッセンブリ2
30を内部に収めている様子を示している。ハウジング210は、ハブ220が
ハウジング内で自在に回転できるよう、ベース部(図1に符号22で示す)とハ
ウジング210との間の摩擦力が十分小さくなる材料で形成されている。そのた
めに、ベース部222とハウジング210との間に、テフロンテープ、シリコン
材、または従来のグリースなどを挿入してもよい。同様にして、一体式保持体ア
ッセンブリ230は、ハウジング210内でハブ220上に回転可能状態で取付
けられている。
【0035】 さらに図7を参照すると、フレーム260はハブ220を取囲み、かつ、フラ
ットリボンケーブル240,241をガイドするために回転自在に取付けられた
複数のローラを支持している。フレーム260は一方向に長く、チャンバ214
を横断するような輪郭を有し、フラットリボンケーブル240,241をガイド
するローラを含む1または複数のローラアッセンブリを備えている。好ましい実
施形態では、第1のローラ対231,231と第2のローラ対232,232と
が、フレーム260を挟んで対向配置され、各ローラ対には隣接する2つのロー
ラが設けられている。しかし、当業者には明らかであるように、ローラの数はこ
れより多くても少なくてもよく、それらを同様の配置、または異なる配置で設け
てもよい。ローラは、対応する第1の連結フォーク238,238、第2の連結
フォーク239,239によって回転可能状態でフレーム260に取付けられて
いる。連結フォークは、フレーム260から一体式に延在し、各ローラ231,
232を軸回りに回転自在に支持している。以下において、内周部とは一体式保
持体アッセンブリ230とハブ220との間の同心円領域を、外周部とはハウジ
ング210と一体式保持体アッセンブリ230との間の同心円領域を意味するも
のとする。ローラ231,232は、フラットリボンケーブル240,241を
内周部から外周部へと送り出したり、巻き戻したりする。ローラは中実プラスチ
ック製とすることが好ましいが、本明細書の他の部分で説明したように、この実
施形態においても柔軟性ローラを用いてもよい。
【0036】 前述の実施形態同様、フラットリボンケーブル240,241は、ハウジング
内において2つの導電性バックボーンまたは導電性表面を電気的に接続する。こ
のとき、第1のバックボーンはベース部に受容され、ステアリングホイールの動
きに合せてベース部と共に回転する。本実施形態の目的を達するために、リボン
ケーブル240,241は、前述の実施形態で説明した方式で、内周部バックボ
ーン226を外周部バックボーン254に接続している。各フラットリボンケー
ブル240,241は、内周部と外周部とにまたがるように分配され、内周部か
ら外周部へと、またはその逆に、ローラアッセンブリ231,232を通じて送
られる。このようにして、内周部バックボーン226の回転に伴いフラットリボ
ンケーブル240,241が送られる場合、内周部及び外周部に存在する各フラ
ットリボンケーブル240,241の部分は、互いに反対方向へ移動する。各フ
ラットリボンケーブル240,241は、内周部バックボーン226の回転に従
って変化する余裕部を有していてもよく、その長さは、任意の瞬間において、各
ローラアッセンブリ231,232におけるローラ間に位置するケーブル長さで
概略規定される。内側バックボーン226が回転すると、クロックスプリングが
巻付け方向であるか、巻戻し方向であるかに応じて、フラットリボンケーブル2
40,241は、内周部へより多く送られたり、外周部へより多く送られたりす
る。図7は、好ましい形態のクロックスプリングを、フラットリボンケーブル2
40,241の巻き出し位置で、すなわち、各フラットリボンケーブル240,
241が最も外周部側に送られた状態で詳細に示す図である。
【0037】 フラットリボンケーブル240,241を内周部、外周部に均等に分配しても
よいので、本発明を図7に示す巻付け位置で説明する。当業者には明らかである
ように、フラットリボンケーブル240,241の巻付け位置から巻出し位置へ
の分配及び送りは、図2,3及びそれに付随する説明と、実質的に同様または同
じである。本実施形態は、ハウジング内で1または複数のフラットリボンケーブ
ルをガイド・支持するための改良された機構を備えている点で、前述の実施形態
とは異なる。図7に示すように、各フラットリボンケーブル240,241は、
内周部において部分的にハブ220を取囲みながら内側バックボーン226に接
続されている。両フラットリボンケーブル240,241は内側バックボーン2
26に接続され、フレーム260の対向する端部から外周部へと出て、巻回され
ている。フラットリボンケーブル241は、もう一方のケーブルより180°余
計にハブ220を周回するので、その分長く図示されている。
【0038】 前述の実施形態同様、ステアリングホイールが回転すると内側バックボーン2
26が回転し、内周部または外周部に存在するフラットリボンケーブル240,
241の長さを変化させる。図7に示す実施形態では、ステアリングホイールを
時計回り方向に回転させるとフラットリボンケーブル240,241がハブ22
0周りに巻付けられる。巻付け運動によって、フラットリボンケーブル240,
241の余裕部分は、それぞれのローラ対231,231及び232,232を
通じて移動する。各フラットリボンケーブル240,241は、概して、それぞ
れのローラ対231,231及び232,232を通過する際にたるみをもつ。
たるみ部分は次いでローラ対に係合し、内側バックボーン226の回転に伴って
保持体230を回転させる反力を発生する。このようにして、保持体230の動
きによってローラ231,231及び232,232が位置決めされ、フラット
リボンケーブルが外周部から引き込まれる。内側バックボーンのさらなる回転に
よって、フラットリボンケーブル240,241が挟まれたり、半径方向内側に
引張られたりすることはない。こうして、フラットリボンケーブル240,24
1は、巻出し位置からハブ220周りの完全巻付け位置へと移動し、余裕部分の
全ては内周部に収められる。
【0039】 フラットリボンケーブル240,241がそれぞれのローラ231,232を
通過する際にたるみを有していることが好ましいが、ローラに対してフラットリ
ボンケーブル240,241を張った状態としてもよいことは当業者には明らか
である。このように張った係合状態では、外周部から内周部へと移動する際に各
フラットリボンケーブル240,241は対をなすローラ231,232の一方
を引張り、ローラ間にわずかなたるみを生じさせる。フラットリボンケーブル2
40,241がローラ231,232を通過する際の引張り作用によって、フラ
ットリボンケーブルの引き込みに伴い一体式保持体アッセンブリ230を回転さ
せる反力が発生する。
【0040】 図7に示す形態によれば、内側バックボーン226が反時計回り方向に回転す
ると、フラットリボンケーブル240,241は、内周部から送り出される。ク
ロックスプリングの反時計回転によって、フラットリボンケーブル240,24
1は押され、内周部から外周部へと送り出される。送り出し方向の回転は、ロー
ラ231,231及び232,232を通過する際に、フラットリボンケーブル
240,241にたるみを生じさせる。フラットリボンケーブル240,241
の押出し運動によってそれぞれにたるみが生じ、そのたるみ部分がローラ対及び
/または一体式保持体アッセンブリ230に強制的に接触し、一体式保持体アッ
センブリ230を反時計回りの回転させる。このように、内側バックボーン22
6が時計回り方向に、または反時計回り方向に回転する際に、各フラットリボン
ケーブル240,241の余裕部分は、内周部へ移動したり、外周部へ移動した
りする。
【0041】 前述の実施形態同様、本実施形態では、フラットリボンケーブル240,24
1が半径方向に圧力を受け、音の原因となる摺動摩擦が低減される。しかし、本
実施形態は、従来技術に対し、フラットリボンケーブル240,241を内周領
域でのみ押圧するという点で顕著な改良を実現している。このようにして本実施
形態では、フラットリボンケーブルが外周領域に配置された際に生じやすい折り
目及び裂け目の形成を回避することができる。より詳しく述べると、フラットリ
ボンケーブル240,241は、フレーム260とハブ220との間の小さい同
心空間に収容され、内周領域においてフラットリボンケーブル240,241は
、互いに、そしてフレーム/ハブに向けて押圧される。こうして、本発明によれ
ば、フラットリボンケーブル240,241が内周領域と外周領域との間で移送
される際に生じやすい音を低減することが可能である。
【0042】 本発明によりクロックスプリングを組立てる方法は、本実施形態にも適用され
る。この方法は、固定されたカバーと回転可能なベース部とを備えたハウジング
を準備する段階を含む。このハウジングは、第1及び第2の導電性バックボーン
を受容する。第1の導電性バックボーンは、ベース部及びステアリングホイール
と共に回転するようにベース部に受容される。加えて、本方法は、ハウジングに
対して自在に回転するようにハブ220をハウジング210に取付ける段階と、
ハブ220及びハウジング210に対して自在に回転するように一体式保持体ア
ッセンブリ230を取付ける段階とを含む。本方法はさらに、第1のバックボー
ンと第2のバックボーンとを接続するために、第1のフラットリボンケーブル2
40をハウジング210内に配索する段階を含む。こうして、第1のフラットリ
ボンケーブルの一部はフレームとハブとの間の領域に配置され、フラットリボン
ケーブルの他の部分はハウジングとフレームとの間に配置される。本方法は、第
1、第2のフラットリボンケーブル240,241をフレーム260によりハブ
に押付けるために、第2のフラットリボンケーブル241を実質的に同様の方法
で配索する段階を含んでいてもよい。各フラットリボンケーブルを押圧するのに
十分な狭い領域を内周部におけるフレームとハブとの間に形成するために、フレ
ーム260をハブ220に対して寸法決めし、こうしてフラットリボンケーブル
を押圧してもよい。最後に本組立て方法は、組立てられたクロックスプリングを
、公知であり通常実施されている方法でステアリングシステムに固定する段階を
含んでいてもよい。
【0043】 本実施形態は2本のフラットリボンケーブルを含んで好適に構成されているが
、一対のローラのみを設けることによって一体式保持体アッセンブリ230が1
本のフラットリボンケーブルを受容するように構成できることは当業者には明ら
かである。同様に、クロックスプリング内に3またはそれ以上のフラットリボン
ケーブルを収容するために、ローラ対を付加してもよい。フラットリボンケーブ
ルの数は、ステアリングホイール内で必要な閉鎖回路の数によって定まるもので
あり、本発明によって制約されるものではない。
【0044】 ここに記載した好ましい実施形態に種々の変更及び改良を加えることができる
ことが当業者には明らかである点を理解されたい。そのような変更及び改良は、
本発明の思想及び範囲を逸脱することなく、また本発明の利点を損なうことなく
行うことができる。従って、そのような変更及び改良は本発明の特許請求の範囲
に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クロックスプリング式コネクタの拡大斜視図である。
【図2】 クロックスプリング式コネクタを完全巻き付け状態で示す平面図
である。
【図3】 クロックスプリング式コネクタを完全巻き出し状態で示す平面図
である。
【図4】 クロックスプリング式コネクタの他の実施形態を示す平面図であ
る。
【図5】 図4に示す柔軟性ローラ部材の拡大図である。
【図6】 図4に示すクロックスプリング式コネクタを6−6線で切断した
側方断面図である。
【図7】 変更された一体式保持体アッセンブリを有するクロックスプリン
グを巻き出し状態で示す平面図である。
【符号の説明】
10,110,210 ハウジング 12 縁部(リップ部) 14,182,214 チャンバ 20,120,220 ハブ 22,222 ハブベース部 24 内側出口キャビティ 26,226 内側バックボーン 27 入口端部 28 絶縁ワイヤ 29 出口端部 30,130 保持体 31,32,131,231,232 ローラ部材 33,34,133 軸 41,42,41′,42′,141,145,240,241 導電性フラ
ットケーブル 43 第1のU字形ループ部(第1の折り返しループ部) 44 第2のU字形ループ部(第2の折り返しループ部) 50 カバー 52 外側出口キャビティ 54 外側バックボーン 151 外側壁面 152 内側壁面 210 第1の隙間 211 第2の隙間 230 一体式保持体アッセンブリ 260 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側壁面と外側壁面とを有し内部に第1及び第2の導電性フ
    ラットケーブルを巻回状態で収容するクロックスプリングハウジングと、 前記ハウジング内に回転可能状態で取付けられたハブと、 前記ハウジングによって画成されかつ前記内側壁面と前記外側壁面との最短距
    離によって幅が規定されるチャンバと、 前記チャンバ内に取付けられ、かつ、柔軟材から形成されて前記幅±0.100イ
    ンチの直径を有する複数のローラ部材が設けられた保持体と、を備え、 前記ローラ部材は、前記ハウジングの前記内側壁面及び前記外側壁面の双方に
    沿って配索された前記第1及び第2の導電性フラットケーブルを押圧することを
    特徴とするクロックスプリング式コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記複数のローラ部材の各々は、ゴム製Oリングから形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のクロックスプリング式コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記保持体には、少なくとも4つのローラ部材が取付けられ
    、該ローラ部材の各々は、柔軟性材料から形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のクロックスプリング式コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記複数のローラ部材の各々は、その内径部に剛性材料を有
    し、その外径部に前記柔軟性材料を有していることを特徴とする請求項1に記載
    のクロックスプリング式コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記複数のローラ部材の各々は前記保持体の軸上に取付けら
    れ、前記複数のローラ部材の内径は前記軸の外径より大きく形成され、前記ロー
    ラ部材は、前記第1及び第2の導電性フラットケーブルの巻付け、巻き出しの際
    に、前記軸上で左右にオフセットすることを特徴とする請求項1に記載のクロッ
    クスプリング式コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記複数のローラ部材の各々は、前記軸の第1側において内
    径と外径との間に第1の隙間を形成し、前記軸の第2側において内径と外径との
    間に第2の隙間を形成し、前記各導電性フラットケーブルの大部分が前記軸の第
    2側に近い前記外側壁面に沿って巻回された際には前記第1の隙間が前記第2の
    隙間より大きく、前記各導電性フラットケーブルの大部分が前記軸の第1側に近
    い前記内側壁面上に巻回された際には前記第2の隙間が前記第1の隙間より大き
    くなるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のクロックスプリ
    ング式コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記内側壁面上に巻回された前記各導電性フラットケーブル
    の厚さは、前記第1の隙間幅に比例して変化することを特徴とする請求項6に記
    載のクロックスプリング式コネクタ。
  8. 【請求項8】 内側出口キャビティがバックボーンを受容し、 前記バックボーンは入口端部と、それに対向する出口端部とを有し、 前記入口端部は、前記第1及び第2の導電性フラットケーブルを受容し、 前記出口端部は、そこから延在する絶縁ワイヤを有していることを特徴とする
    請求項1に記載のクロックスプリング式コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記ハブが巻出し位置から回転することによって前記第1及
    び第2の導電性フラットケーブルが前記チャンバの外周部から巻付けられ、この
    際、前記第1の導電性フラットケーブルは、前記複数のローラ部材のうち1つの
    ローラ部材周りに形成される第1の折り返しループ部を通って前記ハブ上に巻き
    付けられ、前記第2の導電性フラットケーブルは、前記複数のローラ部材のうち
    別のローラ部材周りに形成される第2の折り返しループ部を通って前記ハブ上に
    巻き付けられ、 前記ハブが巻出し位置から回転することによって前記第1及び第2の導電性フ
    ラットケーブルが巻き出され、この際、前記第1の導電性フラットケーブルは、
    前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材周りに形成される前記第1の折り
    返しループ部を通って前記ハブから前記チャンバの前記外周部へと巻き出され、
    前記第2の導電性フラットケーブルは、前記複数のローラ部材のうち1つのロー
    ラ部材周りに形成される前記第2の折り返しループ部を通って前記ハブから前記
    チャンバの前記外周部へと巻き出され、 前記複数のローラ部材は、前記導電性フラットケーブルの各々が巻付け及び巻
    き出される際に、前記第1及び第2の導電性フラットケーブルを常に押圧するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のクロックスプリング式コネクタ。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の導電性フラットケーブルは、前記外側
    壁面に沿い前記ハウジングと前記複数の柔軟性ローラ部材とに挟まれて巻付けら
    れることを特徴とする請求項9に記載のクロックスプリング式コネクタ。
  11. 【請求項11】 前記ハブは、前記チャンバの第1側を構成する前記ハウジ
    ングのリップ部上に取付けられ、前記ハウジング上に取付けられたカバーが前記
    チャンバの第2側を構成することを特徴とする請求項1に記載のクロックスプリ
    ング式コネクタ。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2の導電性フラットケーブルは12本の導
    電体を含むことを特徴とする請求項1に記載のクロックスプリング式コネクタ。
  13. 【請求項13】 前記複数のローラ部材の各々は、前記保持体から独立して
    自在に回転可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のクロックスプリ
    ング式コネクタ。
  14. 【請求項14】 前記保持体は、前記ハウジング及び前記ハブから独立して
    自在に回転可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のクロックスプリ
    ング式コネクタ。
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