JP2003503567A - テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法 - Google Patents

テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法

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Abstract

(57)【要約】 テレフタル酸と1,4−ブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法は、a)少なくとも2基のリアクタからなるリアクタカスケード内でテレフタル酸を1,4−ブタンジオールと直接エステル化する段階と、b)a)段階において得られたエステル化生成物を予備縮合する段階と、c)b)段階において得られた予備縮合物を重縮合する段階とを含み、a)段階のリアクタカスケードに沿って反応圧は低下するが温度は上昇しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はテレフタル酸(TPA)と1,4−ブタンジオール(BDO)からポ
リブチレンテレフタレート(PBT)を連続的に調製するための方法に関する。
【0002】 ジメチルテレフタレート(DMT)と1,4−ブタンジオールからのポリブチ
レンテレフタレートの調製法が従来技術より知られている。この方法の難点とし
て、副産物として少量生成するテトラヒドロフラン(THF)が反応時に遊離す
るメタノールと共沸化合物を形成し、これを利用価値を有する物質として回収す
ることが非常に困難である点がある。
【0003】 テレフタル酸と1,4−ブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの
直接的調製は、THFが比較的多量に生成して反応に必要とされる1,4−ブタ
ンジオールが失われるために困難である。更に、1,4−ブタンジオールからは
THFばかりでなく2,5−ジヒドロフラン(2,5−DHF)も生ずる。この
2,5−ジヒドロフランはTHFからの分離が困難であり、利用価値を有する生
成物であるTHFを汚染してその価値を低減させる。テレフタル酸と1,4−ブ
タンジオールからのポリブチレンテレフタレートの直接的調製における更なる問
題点は、テレフタル酸が1,4−ブタンジオールに可溶でなく、1,4−ブタン
ジオールとのエステル化によってのみ溶液中に可溶化される点である。しかしな
がら、高品質のポリブチレンテレフタレートを生成するには、この物質が、テレ
フタル酸からの遊離酸基などの夾雑物を含まないことが極めて重要である。この
ため、テレフタル酸は実際の重縮合を行うに先立って完全にエステル化して、溶
解されなければならない。
【0004】 テレフタル酸と1,4−ブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの
直接的調製に関する方法が従来技術において幾つか知られている。
【0005】 旧東ドイツ特許出願公開第269296号公報はポリアルキレンテレフタレー
トを調製するための連続的方法に関するものである。使用されるジカルボン酸と
使用されるグリコールとのエステル化工程において適宜反応パラメータを設定し
たことにより、エステル化相からの水の除去を極めて有利に行うことが可能であ
るため、エステル化生成物が高い転換率かつ高い平均重合度にて得られる。この
エステル化工程はリアクタ毎に温度が上昇し、圧力が低減するリアクタカスケー
ドにおいて行われる。開示される実施例はテレフタル酸とエチレングリコールか
らのポリエチレンテレフタレートの調製に関するものである。
【0006】 欧州特許出願公開第0431977号公報には、二酸と1,4−ブタンジオー
ルとの直接的エステル化率を酸基の95%よりも大きなエステル化率に高めるた
めの方法が述べられている。この方法は3基のリアクタで連続的に行われる。こ
の方法は以下の段階よりなる。すなわち、 a)1,4−ブタンジオールと二酸とを少なくとも2:1の比率で混合する工
程、 b)反応混合物を180℃に加熱する段階、 c)適当な触媒を添加する段階、 d)この混合物を大気圧下、180〜245℃の平均温度にて最大60分間反
応させる段階である。
【0007】 この反応においては、THFとして回収されるのは1,4−ブタンジオールの
5%未満であるが、最終生成物中の遊離酸基の含量は高い。
【0008】 ドイツ特許出願公開第4415220号公報には、特定の装置においてポリエ
ステルを調製するための方法が述べられている。この方法は減少する静水圧下、
上昇する反応温度にて行われる。THFの生成に関しての記載は含まれていない
【0009】 ドイツ特許出願公開第3544551号公報は、テレフタル酸と1,4−ブタ
ンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的調製に関するものである
。この調製法は3つの段階にて行われる。第1の段階であるエステル化は、22
5〜260℃、0.1〜1バールの圧力下にて行われる。第2の段階である予備
縮合は230〜260℃、10〜200ミリバールの圧力下にて行われる。第3
の段階である重縮合は240〜265℃、0.25〜25ミリバールの圧力下に
て行われる。
【0010】 本発明の目的は、従来技術と比較して改良されたポリブチレンテレフタレート
の調製法を提供することにある。特に、使用される1,4−ブタンジオールから
のTHFの生成が最小に抑えられ、得られるポリブチレンテレフタレートにおけ
る遊離酸基の含量が極めて小さい。
【0011】 この目的は、テレフタル酸と1,4−ブタンジオールからポリブチレンテレフ
タレートを連続的に調製するための方法であって、以下の段階よりなる方法によ
って先ず達成されるものである。すなわち、 a)少なくとも2基のリアクタからなるリアクタカスケード内でテレフタル酸
を1,4−ブタンジオールと直接エステル化する段階、 b)a)段階において得られたエステル化生成物を予備縮合する段階、 c)b)段階において得られた予備縮合物を重縮合する段階である。
【0012】 本発明の方法では、a)段階のリアクタカスケードに沿って、温度は低下する
【0013】 本発明の方法によって調製されるポリブチレンテレフタレートは高品質であり
、酸及びアルコール基の含量が低い。本発明の方法では、1,4−ブタンジオー
ルからのTHF及び2,5−ジヒドロフランの生成量は小さい。したがって1,
4−ブタンジオールの損失がわずかであるので1,4−ブタンジオールに基づく
ポリブチレンテレフタレートの収率が高くなる。
【0014】 a)エステル化段階 このa)段階は、少なくとも2基、好ましくは2〜5基、特に好ましくは3基
のリアクタからなるリアクタカスケード内で行われる。使用されるリアクタは一
般に撹拌容器である。
【0015】 本発明によれば、このエステル化段階はリアクタ毎に反応圧が低下するリアク
タカスケード内で行われる。このエステル化は好ましくは1バール未満の圧力下
にて行われる。
【0016】 3基のリアクタから構成されるリアクタカスケードの場合、第1のリアクタ内
の圧力(p1)は通常1バール未満、好ましくは、900ミリバール未満、特に
好ましくは800ミリバール未満に設定される。第2のリアクタ内の圧力(p2
)はp1よりも小さく、好ましくは(p1−100)ミリバールよりも小さく、
特に好ましくは(p1−150)ミリバールよりも小さい。第3のリアクタ内で
はエステル化はp2よりも小さい圧力(p3)で、好ましくは(p2―100)
ミリバールで行われる。したがって、圧力は、好ましくは第1のリアクタ内では
650〜900ミリバール(p1)であり、第2のリアクタ内では500〜70
0ミリバール(p2)であり、第3のリアクタ内では350〜600ミリバール
(p3)であり、各リアクタ内の圧力は示された範囲内においてリアクタ毎に低
下する。
【0017】 圧力が1バール未満である好ましい処理条件では1,4−ブタンジオールから
のTHFの生成は更に抑制される。
【0018】 エステル化段階全体の温度範囲は、通常170〜250℃、好ましくは180
〜240℃、特に好ましくは190〜230℃である。本発明によれば、この温
度はリアクタカスケードに沿って増大することはない。すなわちエステル化温度
はリアクタカスケードの各リアクタにおいてほぼ等しいか、あるいはリアクタ毎
に低下する。エステル化段階全体の滞留時間は通常140〜430分、好ましく
は160〜420分、特に好ましくは170〜390分である。3基のリアクタ
から構成されるリアクタカスケードの場合、第1のリアクタ内の滞留時間(V1
)は通常100〜250分、好ましくは110〜250分、特に好ましくは12
0〜240分であり、第2のリアクタ内の滞留時間(V2)は通常20〜105
分、好ましくは30〜100分、特に好ましくは30〜90分、第3のリアクタ
内の滞留時間(V3)は通常20〜75分、好ましくは20〜70分、特に好ま
しくは20〜60分である。
【0019】 エステル化反応は、エステル平衡の位置を所望の方向に移動させるため、モル
過剰量の1,4−ブタンジオールを用いて通常行われる。1,4−ブタンジオー
ルのテレフタル酸に対するモル比は、通常、1.1:1〜3.5:1、好ましく
は1.5:1〜2.8:1、特に好ましくは1.9:1〜2.5:1である。
【0020】 好ましい一実施形態では、通常2:1未満、好ましくは1.5:1未満のモル
比にて1,4−ブタンジオールとテレフタル酸とを含む懸濁液を反応槽に入れ、
加熱した1,4−ブタンジオールにて希釈して50〜100℃、好ましくは60
〜100℃、特に好ましくは70〜90℃に加温し、上記の最終比に対応したテ
レフタル酸に対する1,4−ブタンジオールの比を得る。
【0021】 このBDO/TPA混合物に通常、ルイス酸金属化合物、好ましくはチタンま
たはスズであるエステル化触媒を加える。特に好ましいエステル化触媒は、オル
トチタン酸テトラブチル(TBOT)、チタン酸トリイソプロピル、及びジオク
タン酸スズであり、オルトチタン酸テトラブチルがとりわけ好ましい。この触媒
は、通常エステル化段階において使用されるエステル化触媒の金属としてポリブ
チレンテレフタレートに基づいて算出した場合、通常200ppm未満、好まし
くは65〜150ppm、特に好ましくは75〜100ppmの量にて使用され
る。触媒の全体を第1のリアクタに加えることが可能であるが、好ましい一実施
形態においては、触媒の一部のみ、好ましくは金属としてポリブチレンテレフタ
レートに基づいて算出して50ppm未満、特に好ましくは25ppm未満が第
1のリアクタに導入され、残りの触媒は後続のリアクタ、好ましくは第2のリア
クタに導入される。このエステル化触媒は好ましくは1,4−ブタンジオールと
の混合物としてリアクタに導入される。
【0022】 テレフタル酸、1,4−ブタンジオール、及びエステル化触媒を含有する反応
混合物をリアクタカスケード内で、テレフタル酸に基づいて通常97%よりも高
い転換率、好ましくは97〜99%の転換率にまで反応させる。エステル化段階
が3基のリアクタを有するリアクタカスケード内において行われる場合、エステ
ル化は第1のリアクタ内において通常89%よりも高い転換率(C1)にまで進
む。形成されるTHF/水混合物を分離した後、反応混合物を第2のリアクタに
移し、ここで約95%よりも高い転換率(C2)にまでエステル化する。この時
点において、テレフタル酸のほぼ全体が反応したか、溶液中に溶解しており、こ
のことは反応混合物が透明となることから示される(透明点)。反応混合物は、
安全のため好ましくは第3のリアクタに移されて約97%よりも高い転換率(C
3)にまでエステル化される。
【0023】 次いで、得られた反応混合物をエステル化生成物とTHF/BDO/水混合物
とに連続的に画分する。THF/BDO/水混合物をカラムシステムにて画分し
、回収された1,4−ブタンジオールを第1のエステル化リアクタに戻す。この
エステル化生成物を予備縮合段階bに連続的に移送する。
【0024】 b)予備縮合段階 予備縮合段階は、少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、特に好ましく
は少なくとも4つの温度領域を有する。或る温度領域の温度は、その前の温度領
域の温度よりも通常1〜25℃、好ましくは1〜15℃、特に好ましくは1〜1
0℃だけ高い。予備縮合全体の温度範囲は、通常220〜300℃、好ましくは
225〜290℃、特に好ましくは230〜260℃である。
【0025】 一般に予備縮合は、0.05バールからエステル化段階のリアクタカスケード
の最後のリアクタ内のエステル化圧までの圧力範囲において行われる。予備縮合
は、第1の領域内の圧力が最後のエステル化リアクタ内の反応圧に対応し、これ
に続く領域内では通常20〜500ミリバール、好ましくは25〜450ミリバ
ール、特に好ましくは30〜400ミリバールの低下となるように行われ、或る
領域から後続の領域へと圧力が低下することが好ましい。
【0026】 予備縮合は好ましくは上昇管リアクタ内で行われる。
【0027】 本方法のb)段階全体の滞留時間は、通常10〜80分、好ましくは15〜7
0分、特に好ましくは30〜60分である。特に好ましい一実施形態では、予備
縮合は4つの温度領域において行われ、温度は上記に示した比率にて領域毎に若
干上昇し、圧力は上記の範囲内で第1から第4の領域へと低下する。この好まし
い実施形態では、第4の領域は蒸気及び液相を分離するための装置からなる。こ
の領域において、過剰量の1,4−ブタンジオール、THF、及び水が予備縮合
物から分離される。
【0028】 本発明の方法のエステル化段階に関して述べた触媒を、示された量にて予備縮
合段階に同様に導入することが可能である。
【0029】 予備縮合の後で、予備縮合物は、ISO1628、Part3(1985)に
基づき、フェノール/o−ジクロロベンゼン(1:1)中、25℃にて0.5%
重量強度溶液として、通常5〜50ml/g、好ましくは15〜40ml/gの
粘度数を有する。
【0030】 次いでこの予備縮合物は重縮合リアクタ(c)段階)に移送される。
【0031】 c)重縮合段階 一般的にc)段階は、通常240〜290℃、好ましくは240〜270℃、
特に好ましくは240〜265℃の温度にて単一の領域にて行われる。圧力は通
常0.2〜20ミリバール、好ましくは0.3〜10ミリバールである。
【0032】 滞留時間は、通常30〜180分、好ましくは35〜150分である。
【0033】 重縮合を行う際、好ましくは生成物の表面の更新を行う。表面の更新とは、溶
融物の表面に新たな重合体を常に露出してジオールの流出を促すことである。こ
れは好ましくは1〜20m/(kg生成物・分)、[1〜20m/kg of pro
duct and minute],特に好ましくは1.5〜6m/(kg生成物・分)である
【0034】 一般に重縮合段階に更なる触媒は添加されないが、本方法のこの段階において
、例えば上記に述べた触媒のような触媒を添加することも可能である。
【0035】 連続する重縮合の後で、ポリエステルは、ISO1628、Part3(19
85)に基づき、フェノール/o−ジクロロベンゼン混合物(重量比=1:1、
25℃)中、0.5重量%濃度溶液において求めて、60〜180ml/g、好
ましくは90〜160ml/gの粘度数を有する。
【0036】 本発明の方法の重縮合段階では、粘度数がポリエステルの所望の最終粘度数の
少なくとも80%、好ましくは少なくとも95%、特に好ましくは100%に達
した時点で溶融重合体に滑剤及び核剤が加えられることが好ましく、溶融物は、
所望に応じて、後縮合した後に取り出し、冷却して顆粒化される。100重量%
のポリブチレンテレフタレートに対し、滑剤は通常0.01〜3重量%、好まし
くは0.1〜1重量%、特に好ましくは0.2〜0.8重量%の量にて添加され
、核剤は0.001〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%、特に好ましく
は0.03〜0.5重量%の量にて添加されることが好ましい。
【0037】 この場合、滑剤に核剤を懸濁した懸濁液として添加するが、所望に応じて溶融
物への添加に先立って加温する。懸濁液を調製し、溶融重合体に添加するために
使用される滑剤の種類に応じ、滑剤と核剤との混合物を通常30〜150℃、好
ましくは60〜130℃にまで加温することが必要である。
【0038】 好適な滑剤の例としては、室温で固体であり核剤の懸濁液を調製するために加
熱する必要のある低分子量のポリエチレンワックスが挙げられる。こうした滑剤
としては、グリシジル及び/またはカルボキシル基などの官能基を有利に含有す
るとともに、通常500〜20,000g/モル、好ましくは1000〜10,
000g/モル、特に好ましくは1000〜5000g/モル、更に一層好まし
くは1000〜3000g/モルの平均分子量Mn(数平均)を有することが可
能な低分子量ポリエチレンワックスがある。
【0039】 この分子量は通常、LDPEスタンダード(低密度ポリエチレン)を用いたゲ
ル浸透クロマトグラフィ(GPC)によって求められる。溶融物の粘度は、(D
IN51562に基づき)120℃にて、好ましくは100〜5000mm
g、特に好ましくは100〜3000mm/g、更に一層好ましくは100〜
2000mm/gである。
【0040】 好適な核剤としては、アルカリ金属(アルミノ)ケイ酸塩、及び/またはアル
カリ土類金属(アルミノ)ケイ酸塩からなる群から選択される鉱物類、好ましく
は、島状ケイ酸塩(island silicates)及びシート状ケイ酸塩(sheet silicates)
からなる群から選択される鉱物類が具体的には挙げられる。水酸化物、炭酸塩、
炭酸水素塩、硫酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩及びホスホン酸塩などのすべての可能
な化合物の使用が可能である。更なる好適な核剤としては、例えば、アンチモン
酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、テレフタル酸ナトリウム、クエン酸カ
ルシウム、及びチタンまたはタングステンの金属酸(塩基酸)などの、有機また
は無機酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩がある。
【0041】 好適な無機酸の誘導体は、好ましくはリン酸誘導体であり、中でもフェニルホ
スホン酸ナトリウム、リン酸亜鉛、カルシウムビス(3,5−ジ−tert−ブ
チルエチルホスホネート)(チバガイギー社より販売されるIrganox14
25)及びテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)4,4−ビフ
ェニレンジホスホナイトが特に好ましい。
【0042】 好適な重縮合装置が当業者に知られている。特に好ましい一実施形態では、溶
融物を重縮合リアクタから取り出し、加熱した定量ポンプなどの適当な装置によ
って滑剤と核剤との混合物を添加した後、溶融重合体を「スルザー」管などに移
送して所望の最終粘度にまで濃縮すると同時に溶融物を均質化して取り出し、冷
却、及び顆粒化することが可能である。
【0043】 得られたポリブチレンテレフタレートは、50meq/kgよりも小さく、好
ましくは35meq/kgよりも小さく、特に好ましくは30meq/kgより
も小さい酸価を一般的に有する。なお酸価は水酸化ナトリウムによる滴定によっ
て求めた。
【0044】 本発明の方法は、1,4−ブタンジオールから生成するTHFが少量であるた
めに1,4−ブタンジオールの損失が少ないという利点を有する。一般に、得ら
れるポリブチレンテレフタレートの量に対して生成するTHFの量は5重量%よ
りも小さく、好ましくは4重量%よりも小さく、特に好ましくは3.5重量%よ
りも小さい。同様に、1,4−ブタンジオールから生成する2,5−ジヒドロフ
ランも極少量である。得られるポリブチレンテレフタレートの量に対し、生成す
る2,5−ジヒドロフランの量は好ましくは150ppmよりも小さく、特に好
ましくは100ppmよりも小さい。
【0045】 以下の実施例により本発明を説明する。
【0046】 実施例 実験方法:一定温度にて圧力を低下させるエステル化段階 1,4−ブタンジオールに対するテレフタル酸のモル比が1:1.2となるよ
うにテレフタル酸を1,4−ブタンジオールと混合し、これを反応容器R1に入
れ、1,4−ブタンジオールで調整した。エステル化触媒の一部としてTBOT
(1)を上記1,4−ブタンジオールに混合する。この混合物を全体で8つの反
応領域(3個の反応容器R1〜R3(エステル化段階a))、直立管R4〜R7
における4つの反応領域(予備縮合段階b))、及び重縮合リアクタR8(重縮
合段階c)))に通過させて最終的にポリブチレンテレフタレートとする。ただ
し、温度T1〜T8、圧力p1〜p8、滞留時間V1〜V8とし、圧力p1〜p
3は反応領域R1〜R3において減少する。R2において更なるTBOT(2)
を計量して加えた。1,4−ブタンジオール、THF、及び水を含むR1〜R3
からの蒸留物をカラムシステムで連続的に画分して1,4−ブタンジオールをR
1に戻し、残り(水とTHF)を回収容器内で濃縮して分析した。揮発性のTH
Fが揮発しないよう、蒸留物の回収容器を低温槽にて−20℃に冷却した。更に
、R1からR2へ、R2からR3へ、及びR3からR4へのオーバーフローにて
試料を採取し、酸価を決定することによりC1からC3への転換率を求めた。透
明点を視覚的に判定した。THFをガスクロマトグラフィによって定量し、得ら
れたポリブチレンテレフタレートの量に対するその比を算出した。すなわち、5
%のTHF生成率ではポリブチレンテレフタレート1kg当たり50gのTHF
が生成したことになる。得られたポリブチレンテレフタレートの末端基を滴定に
より決定した。ISO1628に従ってフェノール/o−ジクロロベンゼン中で
粘度測定を行った(VN測定)。
【0047】 このエステル化生成物を4つの加熱領域に区分された直立管に通じた。
【0048】 第4の反応領域の温度は247℃、圧力はエステル化段階の第3のリアクタ内
の圧力に対応した圧力であり、平均滞留時間は22分であった。
【0049】 第5の反応領域の温度は252℃、圧力は400ミリバール、平均滞留時間は
11分であった。
【0050】 第6の反応領域の温度は256℃、圧力は30ミリバール、平均滞留時間は1
8分であった。
【0051】 過剰量の1,4−ブタンジオール、THF及び水などの反応生成物を反応管の
上端にて分離した。更に触媒を加えることなく予備縮合物を重縮合リアクタ(領
域8)に移送した。
【0052】 第8の反応領域の温度は257℃、圧力は0.4ミリバール、平均滞留時間は
115分、ポリブチレンテレフタレートの表面更新は4m/h*kgであった
【0053】 表1は実験方法1を用いて得られた結果、ならびに比較実験としての比較例1
〜比較例4の結果を示したものである。
【0054】 変化させなかった実験パラメータを以下に示す。
【0055】 T4,T5,T6,T7,T8= 247℃,252℃,255℃,256℃
及び257℃ P4= p3 p5,p6,p7,p8= 400ミリバール,150ミリバール,3
0ミリバール及び0.4ミリバール V4,V5,V6,V7,V8= 22分、11分、5分、18分及び115
分 スループット:BDO:TPA= 450g/h:690g/h PBTの収率= 910g/h
【0056】
【表1】
【表2】
【0057】 (*)これらの条件下で行った実験では反応溶液は依然極わずかに濁っていた
【0058】 (**)圧力を減少させ、温度を上昇させた旧東ドイツ特許出願公開第2692
96号公報に類似の方法。
【0059】 (***)ドイツ特許出願公開第3544551号公報の実施例9に類似の方法
。上記の実験と異なり、エステル化は0.65バールの圧力にて行われている。
0.65バールにおける1,4−ブタンジオールの沸点は約210℃であるので
、実施例9に記載の反応温度(245℃)に達することはなかった。加熱槽の温
度を増大させると1,4−ブタンジオールが蒸留により除去され、その結果反応
混合物の温度は217℃に低下した。
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月1日(2002.2.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 ノイハウス,ラルフ ドイツ、69124、ハイデルベルク、シュテ ファニー−ペリシール−シュトラーセ、1 Fターム(参考) 4J029 AA02 AB04 AC01 AD02 AE01 BA05 CB06A JB131 JF321 KB02 KC04 KC06 KD02 KD07 KE03 KE05 KE07 LA02 LA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレフタル酸と1,4−ブタンジオールとからのポリブチレ
    ンテレフタレートの連続的製法において、 a)少なくとも2基のリアクタからなるリアクタカスケード内でテレフタル酸
    を1,4−ブタンジオールと直接エステル化する段階と、 b)a)段階において得られたエステル化生成物を予備縮合する段階と、 c)b)段階において得られた予備縮合物を重縮合する段階とを含み、 a)段階のリアクタカスケードに沿って反応圧が低下し、温度が上昇しないこ
    とを特徴とするポリブチレンテレフタレートの連続的製法。
  2. 【請求項2】 前記a)段階におけるエステル化が1バールよりも低い圧力
    にて行われる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 3基のリアクタからなるリアクタカスケードにおいて、第1
    のリアクタ内の圧力(p1)が1バールよりも小さく、第2のリアクタ内の圧力
    (p2)が(p1−100)ミリバールよりも小さく、第3のリアクタ内の圧力
    (p3)がp2よりも小さい請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 a)段階が170〜250℃の範囲にて行われる請求項1乃
    至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 a)段階の開始時におけるテレフタル酸に対する1,4−ブ
    タンジオールのモル比が1.1:1〜3.5:1である請求項1乃至4のいずれ
    か一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 b)段階の予備縮合の開始以前において、a)段階の最後の
    リアクタの後における転換率がテレフタル酸に対し97%よりも大きい請求項1
    乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 a)段階が好ましくはオルトチタン酸テトラブチルである触
    媒の存在下にて行われる請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 b)段階が220〜300℃の温度かつ0.05バール〜a
    )段階のリアクタカスケードの最後のリアクタにおけるエステル化圧までの範囲
    の圧力にて行われる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 b)段階において得られた予備縮合物がc)段階において2
    40〜290℃の温度かつ0.2〜20ミリバールの圧力にて重縮合される請求
    項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記重縮合が、得られる重縮合物の酸価が50meq/kg
    よりも小さくなるまで継続される請求項9に記載の方法。
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