JP2003503567A - テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法 - Google Patents
テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法Info
- Publication number
- JP2003503567A JP2003503567A JP2001506712A JP2001506712A JP2003503567A JP 2003503567 A JP2003503567 A JP 2003503567A JP 2001506712 A JP2001506712 A JP 2001506712A JP 2001506712 A JP2001506712 A JP 2001506712A JP 2003503567 A JP2003503567 A JP 2003503567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reactor
- butanediol
- pressure
- terephthalic acid
- esterification
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/78—Preparation processes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/02—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/12—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/16—Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
- C08G63/18—Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings
- C08G63/181—Acids containing aromatic rings
- C08G63/183—Terephthalic acids
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
Description
リブチレンテレフタレート(PBT)を連続的に調製するための方法に関する。
レンテレフタレートの調製法が従来技術より知られている。この方法の難点とし
て、副産物として少量生成するテトラヒドロフラン(THF)が反応時に遊離す
るメタノールと共沸化合物を形成し、これを利用価値を有する物質として回収す
ることが非常に困難である点がある。
直接的調製は、THFが比較的多量に生成して反応に必要とされる1,4−ブタ
ンジオールが失われるために困難である。更に、1,4−ブタンジオールからは
THFばかりでなく2,5−ジヒドロフラン(2,5−DHF)も生ずる。この
2,5−ジヒドロフランはTHFからの分離が困難であり、利用価値を有する生
成物であるTHFを汚染してその価値を低減させる。テレフタル酸と1,4−ブ
タンジオールからのポリブチレンテレフタレートの直接的調製における更なる問
題点は、テレフタル酸が1,4−ブタンジオールに可溶でなく、1,4−ブタン
ジオールとのエステル化によってのみ溶液中に可溶化される点である。しかしな
がら、高品質のポリブチレンテレフタレートを生成するには、この物質が、テレ
フタル酸からの遊離酸基などの夾雑物を含まないことが極めて重要である。この
ため、テレフタル酸は実際の重縮合を行うに先立って完全にエステル化して、溶
解されなければならない。
直接的調製に関する方法が従来技術において幾つか知られている。
トを調製するための連続的方法に関するものである。使用されるジカルボン酸と
使用されるグリコールとのエステル化工程において適宜反応パラメータを設定し
たことにより、エステル化相からの水の除去を極めて有利に行うことが可能であ
るため、エステル化生成物が高い転換率かつ高い平均重合度にて得られる。この
エステル化工程はリアクタ毎に温度が上昇し、圧力が低減するリアクタカスケー
ドにおいて行われる。開示される実施例はテレフタル酸とエチレングリコールか
らのポリエチレンテレフタレートの調製に関するものである。
ルとの直接的エステル化率を酸基の95%よりも大きなエステル化率に高めるた
めの方法が述べられている。この方法は3基のリアクタで連続的に行われる。こ
の方法は以下の段階よりなる。すなわち、 a)1,4−ブタンジオールと二酸とを少なくとも2:1の比率で混合する工
程、 b)反応混合物を180℃に加熱する段階、 c)適当な触媒を添加する段階、 d)この混合物を大気圧下、180〜245℃の平均温度にて最大60分間反
応させる段階である。
5%未満であるが、最終生成物中の遊離酸基の含量は高い。
ステルを調製するための方法が述べられている。この方法は減少する静水圧下、
上昇する反応温度にて行われる。THFの生成に関しての記載は含まれていない
。
ンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的調製に関するものである
。この調製法は3つの段階にて行われる。第1の段階であるエステル化は、22
5〜260℃、0.1〜1バールの圧力下にて行われる。第2の段階である予備
縮合は230〜260℃、10〜200ミリバールの圧力下にて行われる。第3
の段階である重縮合は240〜265℃、0.25〜25ミリバールの圧力下に
て行われる。
の調製法を提供することにある。特に、使用される1,4−ブタンジオールから
のTHFの生成が最小に抑えられ、得られるポリブチレンテレフタレートにおけ
る遊離酸基の含量が極めて小さい。
タレートを連続的に調製するための方法であって、以下の段階よりなる方法によ
って先ず達成されるものである。すなわち、 a)少なくとも2基のリアクタからなるリアクタカスケード内でテレフタル酸
を1,4−ブタンジオールと直接エステル化する段階、 b)a)段階において得られたエステル化生成物を予備縮合する段階、 c)b)段階において得られた予備縮合物を重縮合する段階である。
。
、酸及びアルコール基の含量が低い。本発明の方法では、1,4−ブタンジオー
ルからのTHF及び2,5−ジヒドロフランの生成量は小さい。したがって1,
4−ブタンジオールの損失がわずかであるので1,4−ブタンジオールに基づく
ポリブチレンテレフタレートの収率が高くなる。
のリアクタからなるリアクタカスケード内で行われる。使用されるリアクタは一
般に撹拌容器である。
タカスケード内で行われる。このエステル化は好ましくは1バール未満の圧力下
にて行われる。
の圧力(p1)は通常1バール未満、好ましくは、900ミリバール未満、特に
好ましくは800ミリバール未満に設定される。第2のリアクタ内の圧力(p2
)はp1よりも小さく、好ましくは(p1−100)ミリバールよりも小さく、
特に好ましくは(p1−150)ミリバールよりも小さい。第3のリアクタ内で
はエステル化はp2よりも小さい圧力(p3)で、好ましくは(p2―100)
ミリバールで行われる。したがって、圧力は、好ましくは第1のリアクタ内では
650〜900ミリバール(p1)であり、第2のリアクタ内では500〜70
0ミリバール(p2)であり、第3のリアクタ内では350〜600ミリバール
(p3)であり、各リアクタ内の圧力は示された範囲内においてリアクタ毎に低
下する。
のTHFの生成は更に抑制される。
〜240℃、特に好ましくは190〜230℃である。本発明によれば、この温
度はリアクタカスケードに沿って増大することはない。すなわちエステル化温度
はリアクタカスケードの各リアクタにおいてほぼ等しいか、あるいはリアクタ毎
に低下する。エステル化段階全体の滞留時間は通常140〜430分、好ましく
は160〜420分、特に好ましくは170〜390分である。3基のリアクタ
から構成されるリアクタカスケードの場合、第1のリアクタ内の滞留時間(V1
)は通常100〜250分、好ましくは110〜250分、特に好ましくは12
0〜240分であり、第2のリアクタ内の滞留時間(V2)は通常20〜105
分、好ましくは30〜100分、特に好ましくは30〜90分、第3のリアクタ
内の滞留時間(V3)は通常20〜75分、好ましくは20〜70分、特に好ま
しくは20〜60分である。
過剰量の1,4−ブタンジオールを用いて通常行われる。1,4−ブタンジオー
ルのテレフタル酸に対するモル比は、通常、1.1:1〜3.5:1、好ましく
は1.5:1〜2.8:1、特に好ましくは1.9:1〜2.5:1である。
比にて1,4−ブタンジオールとテレフタル酸とを含む懸濁液を反応槽に入れ、
加熱した1,4−ブタンジオールにて希釈して50〜100℃、好ましくは60
〜100℃、特に好ましくは70〜90℃に加温し、上記の最終比に対応したテ
レフタル酸に対する1,4−ブタンジオールの比を得る。
たはスズであるエステル化触媒を加える。特に好ましいエステル化触媒は、オル
トチタン酸テトラブチル(TBOT)、チタン酸トリイソプロピル、及びジオク
タン酸スズであり、オルトチタン酸テトラブチルがとりわけ好ましい。この触媒
は、通常エステル化段階において使用されるエステル化触媒の金属としてポリブ
チレンテレフタレートに基づいて算出した場合、通常200ppm未満、好まし
くは65〜150ppm、特に好ましくは75〜100ppmの量にて使用され
る。触媒の全体を第1のリアクタに加えることが可能であるが、好ましい一実施
形態においては、触媒の一部のみ、好ましくは金属としてポリブチレンテレフタ
レートに基づいて算出して50ppm未満、特に好ましくは25ppm未満が第
1のリアクタに導入され、残りの触媒は後続のリアクタ、好ましくは第2のリア
クタに導入される。このエステル化触媒は好ましくは1,4−ブタンジオールと
の混合物としてリアクタに導入される。
混合物をリアクタカスケード内で、テレフタル酸に基づいて通常97%よりも高
い転換率、好ましくは97〜99%の転換率にまで反応させる。エステル化段階
が3基のリアクタを有するリアクタカスケード内において行われる場合、エステ
ル化は第1のリアクタ内において通常89%よりも高い転換率(C1)にまで進
む。形成されるTHF/水混合物を分離した後、反応混合物を第2のリアクタに
移し、ここで約95%よりも高い転換率(C2)にまでエステル化する。この時
点において、テレフタル酸のほぼ全体が反応したか、溶液中に溶解しており、こ
のことは反応混合物が透明となることから示される(透明点)。反応混合物は、
安全のため好ましくは第3のリアクタに移されて約97%よりも高い転換率(C
3)にまでエステル化される。
とに連続的に画分する。THF/BDO/水混合物をカラムシステムにて画分し
、回収された1,4−ブタンジオールを第1のエステル化リアクタに戻す。この
エステル化生成物を予備縮合段階bに連続的に移送する。
は少なくとも4つの温度領域を有する。或る温度領域の温度は、その前の温度領
域の温度よりも通常1〜25℃、好ましくは1〜15℃、特に好ましくは1〜1
0℃だけ高い。予備縮合全体の温度範囲は、通常220〜300℃、好ましくは
225〜290℃、特に好ましくは230〜260℃である。
の最後のリアクタ内のエステル化圧までの圧力範囲において行われる。予備縮合
は、第1の領域内の圧力が最後のエステル化リアクタ内の反応圧に対応し、これ
に続く領域内では通常20〜500ミリバール、好ましくは25〜450ミリバ
ール、特に好ましくは30〜400ミリバールの低下となるように行われ、或る
領域から後続の領域へと圧力が低下することが好ましい。
0分、特に好ましくは30〜60分である。特に好ましい一実施形態では、予備
縮合は4つの温度領域において行われ、温度は上記に示した比率にて領域毎に若
干上昇し、圧力は上記の範囲内で第1から第4の領域へと低下する。この好まし
い実施形態では、第4の領域は蒸気及び液相を分離するための装置からなる。こ
の領域において、過剰量の1,4−ブタンジオール、THF、及び水が予備縮合
物から分離される。
合段階に同様に導入することが可能である。
基づき、フェノール/o−ジクロロベンゼン(1:1)中、25℃にて0.5%
重量強度溶液として、通常5〜50ml/g、好ましくは15〜40ml/gの
粘度数を有する。
特に好ましくは240〜265℃の温度にて単一の領域にて行われる。圧力は通
常0.2〜20ミリバール、好ましくは0.3〜10ミリバールである。
融物の表面に新たな重合体を常に露出してジオールの流出を促すことである。こ
れは好ましくは1〜20m2/(kg生成物・分)、[1〜20m2/kg of pro
duct and minute],特に好ましくは1.5〜6m2/(kg生成物・分)である
。
、例えば上記に述べた触媒のような触媒を添加することも可能である。
85)に基づき、フェノール/o−ジクロロベンゼン混合物(重量比=1:1、
25℃)中、0.5重量%濃度溶液において求めて、60〜180ml/g、好
ましくは90〜160ml/gの粘度数を有する。
少なくとも80%、好ましくは少なくとも95%、特に好ましくは100%に達
した時点で溶融重合体に滑剤及び核剤が加えられることが好ましく、溶融物は、
所望に応じて、後縮合した後に取り出し、冷却して顆粒化される。100重量%
のポリブチレンテレフタレートに対し、滑剤は通常0.01〜3重量%、好まし
くは0.1〜1重量%、特に好ましくは0.2〜0.8重量%の量にて添加され
、核剤は0.001〜2重量%、好ましくは0.01〜1重量%、特に好ましく
は0.03〜0.5重量%の量にて添加されることが好ましい。
物への添加に先立って加温する。懸濁液を調製し、溶融重合体に添加するために
使用される滑剤の種類に応じ、滑剤と核剤との混合物を通常30〜150℃、好
ましくは60〜130℃にまで加温することが必要である。
熱する必要のある低分子量のポリエチレンワックスが挙げられる。こうした滑剤
としては、グリシジル及び/またはカルボキシル基などの官能基を有利に含有す
るとともに、通常500〜20,000g/モル、好ましくは1000〜10,
000g/モル、特に好ましくは1000〜5000g/モル、更に一層好まし
くは1000〜3000g/モルの平均分子量Mn(数平均)を有することが可
能な低分子量ポリエチレンワックスがある。
ル浸透クロマトグラフィ(GPC)によって求められる。溶融物の粘度は、(D
IN51562に基づき)120℃にて、好ましくは100〜5000mm2/
g、特に好ましくは100〜3000mm2/g、更に一層好ましくは100〜
2000mm2/gである。
カリ土類金属(アルミノ)ケイ酸塩からなる群から選択される鉱物類、好ましく
は、島状ケイ酸塩(island silicates)及びシート状ケイ酸塩(sheet silicates)
からなる群から選択される鉱物類が具体的には挙げられる。水酸化物、炭酸塩、
炭酸水素塩、硫酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩及びホスホン酸塩などのすべての可能
な化合物の使用が可能である。更なる好適な核剤としては、例えば、アンチモン
酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、テレフタル酸ナトリウム、クエン酸カ
ルシウム、及びチタンまたはタングステンの金属酸(塩基酸)などの、有機また
は無機酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩がある。
スホン酸ナトリウム、リン酸亜鉛、カルシウムビス(3,5−ジ−tert−ブ
チルエチルホスホネート)(チバガイギー社より販売されるIrganox14
25)及びテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)4,4−ビフ
ェニレンジホスホナイトが特に好ましい。
融物を重縮合リアクタから取り出し、加熱した定量ポンプなどの適当な装置によ
って滑剤と核剤との混合物を添加した後、溶融重合体を「スルザー」管などに移
送して所望の最終粘度にまで濃縮すると同時に溶融物を均質化して取り出し、冷
却、及び顆粒化することが可能である。
ましくは35meq/kgよりも小さく、特に好ましくは30meq/kgより
も小さい酸価を一般的に有する。なお酸価は水酸化ナトリウムによる滴定によっ
て求めた。
めに1,4−ブタンジオールの損失が少ないという利点を有する。一般に、得ら
れるポリブチレンテレフタレートの量に対して生成するTHFの量は5重量%よ
りも小さく、好ましくは4重量%よりも小さく、特に好ましくは3.5重量%よ
りも小さい。同様に、1,4−ブタンジオールから生成する2,5−ジヒドロフ
ランも極少量である。得られるポリブチレンテレフタレートの量に対し、生成す
る2,5−ジヒドロフランの量は好ましくは150ppmよりも小さく、特に好
ましくは100ppmよりも小さい。
うにテレフタル酸を1,4−ブタンジオールと混合し、これを反応容器R1に入
れ、1,4−ブタンジオールで調整した。エステル化触媒の一部としてTBOT
(1)を上記1,4−ブタンジオールに混合する。この混合物を全体で8つの反
応領域(3個の反応容器R1〜R3(エステル化段階a))、直立管R4〜R7
における4つの反応領域(予備縮合段階b))、及び重縮合リアクタR8(重縮
合段階c)))に通過させて最終的にポリブチレンテレフタレートとする。ただ
し、温度T1〜T8、圧力p1〜p8、滞留時間V1〜V8とし、圧力p1〜p
3は反応領域R1〜R3において減少する。R2において更なるTBOT(2)
を計量して加えた。1,4−ブタンジオール、THF、及び水を含むR1〜R3
からの蒸留物をカラムシステムで連続的に画分して1,4−ブタンジオールをR
1に戻し、残り(水とTHF)を回収容器内で濃縮して分析した。揮発性のTH
Fが揮発しないよう、蒸留物の回収容器を低温槽にて−20℃に冷却した。更に
、R1からR2へ、R2からR3へ、及びR3からR4へのオーバーフローにて
試料を採取し、酸価を決定することによりC1からC3への転換率を求めた。透
明点を視覚的に判定した。THFをガスクロマトグラフィによって定量し、得ら
れたポリブチレンテレフタレートの量に対するその比を算出した。すなわち、5
%のTHF生成率ではポリブチレンテレフタレート1kg当たり50gのTHF
が生成したことになる。得られたポリブチレンテレフタレートの末端基を滴定に
より決定した。ISO1628に従ってフェノール/o−ジクロロベンゼン中で
粘度測定を行った(VN測定)。
の圧力に対応した圧力であり、平均滞留時間は22分であった。
11分であった。
8分であった。
上端にて分離した。更に触媒を加えることなく予備縮合物を重縮合リアクタ(領
域8)に移送した。
115分、ポリブチレンテレフタレートの表面更新は4m2/h*kgであった
。
〜比較例4の結果を示したものである。
及び257℃ P4= p3 p5,p6,p7,p8= 400ミリバール,150ミリバール,3
0ミリバール及び0.4ミリバール V4,V5,V6,V7,V8= 22分、11分、5分、18分及び115
分 スループット:BDO:TPA= 450g/h:690g/h PBTの収率= 910g/h
。
96号公報に類似の方法。
。上記の実験と異なり、エステル化は0.65バールの圧力にて行われている。
0.65バールにおける1,4−ブタンジオールの沸点は約210℃であるので
、実施例9に記載の反応温度(245℃)に達することはなかった。加熱槽の温
度を増大させると1,4−ブタンジオールが蒸留により除去され、その結果反応
混合物の温度は217℃に低下した。
Claims (10)
- 【請求項1】 テレフタル酸と1,4−ブタンジオールとからのポリブチレ
ンテレフタレートの連続的製法において、 a)少なくとも2基のリアクタからなるリアクタカスケード内でテレフタル酸
を1,4−ブタンジオールと直接エステル化する段階と、 b)a)段階において得られたエステル化生成物を予備縮合する段階と、 c)b)段階において得られた予備縮合物を重縮合する段階とを含み、 a)段階のリアクタカスケードに沿って反応圧が低下し、温度が上昇しないこ
とを特徴とするポリブチレンテレフタレートの連続的製法。 - 【請求項2】 前記a)段階におけるエステル化が1バールよりも低い圧力
にて行われる請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 3基のリアクタからなるリアクタカスケードにおいて、第1
のリアクタ内の圧力(p1)が1バールよりも小さく、第2のリアクタ内の圧力
(p2)が(p1−100)ミリバールよりも小さく、第3のリアクタ内の圧力
(p3)がp2よりも小さい請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 a)段階が170〜250℃の範囲にて行われる請求項1乃
至3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】 a)段階の開始時におけるテレフタル酸に対する1,4−ブ
タンジオールのモル比が1.1:1〜3.5:1である請求項1乃至4のいずれ
か一項に記載の方法。 - 【請求項6】 b)段階の予備縮合の開始以前において、a)段階の最後の
リアクタの後における転換率がテレフタル酸に対し97%よりも大きい請求項1
乃至5のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項7】 a)段階が好ましくはオルトチタン酸テトラブチルである触
媒の存在下にて行われる請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】 b)段階が220〜300℃の温度かつ0.05バール〜a
)段階のリアクタカスケードの最後のリアクタにおけるエステル化圧までの範囲
の圧力にて行われる請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項9】 b)段階において得られた予備縮合物がc)段階において2
40〜290℃の温度かつ0.2〜20ミリバールの圧力にて重縮合される請求
項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項10】前記重縮合が、得られる重縮合物の酸価が50meq/kg
よりも小さくなるまで継続される請求項9に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19929790.8 | 1999-06-29 | ||
DE19929790A DE19929790A1 (de) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von Polybutylenterephthalat aus Terephthalsäure und Butandiol |
PCT/EP2000/005514 WO2001000705A1 (de) | 1999-06-29 | 2000-06-28 | Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von polybutylenterephthalat aus terephthalsäure und butandiol |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3328272B1 JP3328272B1 (ja) | 2002-09-24 |
JP2003503567A true JP2003503567A (ja) | 2003-01-28 |
Family
ID=7912946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001506712A Expired - Fee Related JP3328272B1 (ja) | 1999-06-29 | 2000-06-28 | テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法 |
Country Status (18)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6812321B1 (ja) |
EP (1) | EP1189969B1 (ja) |
JP (1) | JP3328272B1 (ja) |
KR (1) | KR100610299B1 (ja) |
CN (1) | CN1125106C (ja) |
AT (1) | ATE275595T1 (ja) |
AU (1) | AU6428100A (ja) |
BR (1) | BR0012027A (ja) |
CA (1) | CA2378649A1 (ja) |
CZ (1) | CZ295325B6 (ja) |
DE (2) | DE19929790A1 (ja) |
ES (1) | ES2225190T3 (ja) |
IL (1) | IL147025A0 (ja) |
MX (1) | MXPA01012853A (ja) |
MY (1) | MY129005A (ja) |
PL (1) | PL353536A1 (ja) |
TR (1) | TR200103842T2 (ja) |
WO (1) | WO2001000705A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013507501A (ja) * | 2009-10-15 | 2013-03-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | ポリエステル混合物の連続的な製造法 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10127146A1 (de) * | 2001-06-02 | 2002-12-05 | Zimmer Ag | Verfahren zur Herstellung von Polybutylenterephthalat |
JP2004091756A (ja) * | 2002-09-04 | 2004-03-25 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリブチレンテレフタレート樹脂 |
US7550552B2 (en) * | 2004-05-10 | 2009-06-23 | Mitsubishi Chemical Corporation | Process for producing polybutylene terephthalate |
EP1820814B1 (de) * | 2006-01-24 | 2007-08-29 | Lurgi Zimmer GmbH | Verfahren zur Veresterung von Terephthalsäure mit Butandiol, Verfahren zur Herstellung von Polybutylenterephthalat und Vorrichtung dafür |
EP2268704A1 (de) * | 2008-04-15 | 2011-01-05 | Basf Se | Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von biologisch abbaubaren polyestern |
KR101543489B1 (ko) | 2008-04-15 | 2015-08-10 | 바스프 에스이 | 생분해성 폴리에스테르의 연속 제조 방법 |
PT3630869T (pt) | 2017-05-31 | 2021-05-18 | Basf Se | Poliéster alifático-aromático com elevado índice de brancura |
JP2020527634A (ja) * | 2017-07-17 | 2020-09-10 | テクニップ ツィマー ゲーエムベーハー | ポリエステルを調整するための方法 |
US11319407B2 (en) | 2017-11-20 | 2022-05-03 | Basf Se | Method for purifying an aliphatic polyester |
WO2019096918A1 (de) | 2017-11-20 | 2019-05-23 | Basf Se | Kontinuierliches verfahren zur herstellung eines aliphatischen polyesters |
CN108484890A (zh) * | 2018-02-02 | 2018-09-04 | 桐昆集团股份有限公司 | 一种生产多功能差别化pbt聚酯的生产工艺及生产系统 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE269296C (ja) | ||||
DE2514116C3 (de) * | 1975-03-29 | 1983-03-17 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von linearen, hochmolekularen Polybutylenterephthalaten |
US4346213A (en) | 1980-08-25 | 1982-08-24 | Celanese Corporation | Process for the preparation of polybutylene terephthalate |
US4439597A (en) | 1980-08-25 | 1984-03-27 | Celanese Corporation | Process for the preparation of polybutylene terephthalate |
US4499261A (en) * | 1984-02-22 | 1985-02-12 | Davy Mckee Ag | Process for the continuous production of polybutylene terephthalate of high molecular weight |
JPS61163928A (ja) * | 1985-01-14 | 1986-07-24 | Toray Ind Inc | ポリブチレンテレフタレ−ト系重合体の製造法 |
US4614235A (en) | 1985-04-15 | 1986-09-30 | Exxon Chemical Patents Inc. | Use of mono and polyalkylene glycol ethers as agents for the release of differentially stuck drill pipe |
DE3544551C2 (de) | 1985-12-17 | 2002-02-28 | Zimmer Ag | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von hochmolekularem Polybutylenterephthalat |
US4670580A (en) | 1986-03-31 | 1987-06-02 | Celanese Corporation | Process for preparing oligomeric glycol esters of dicarboxylic acids |
DD269296A3 (de) * | 1987-10-12 | 1989-06-28 | Engels Chemiefaserwerk Veb | Verfahren zur kontinuierlichen herstellung von polyalkylenterephthalat |
US5015759A (en) | 1989-12-08 | 1991-05-14 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for increasing the direct esterification reaction rate of a diacid with a glycol |
DE4415220C2 (de) | 1994-04-26 | 1996-02-29 | Fischer Karl Ind Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Polyestern |
DE19509551A1 (de) | 1995-03-16 | 1996-09-19 | Basf Ag | Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung von thermoplastischen Polyestern |
US5519108A (en) * | 1995-06-07 | 1996-05-21 | Industrial Technology Research Institute | Catalytic compositions containing tetrabutyl titanate and a mixture of cocatalysts for the preparation of poly(butylene terephthalate) |
-
1999
- 1999-06-29 DE DE19929790A patent/DE19929790A1/de not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-06-28 MX MXPA01012853A patent/MXPA01012853A/es active IP Right Grant
- 2000-06-28 CA CA002378649A patent/CA2378649A1/en not_active Abandoned
- 2000-06-28 BR BR0012027-8A patent/BR0012027A/pt not_active IP Right Cessation
- 2000-06-28 KR KR1020017016834A patent/KR100610299B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-06-28 AT AT00951286T patent/ATE275595T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-06-28 US US10/018,473 patent/US6812321B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-06-28 CZ CZ20014543A patent/CZ295325B6/cs not_active IP Right Cessation
- 2000-06-28 IL IL14702500A patent/IL147025A0/xx unknown
- 2000-06-28 MY MYPI20002951A patent/MY129005A/en unknown
- 2000-06-28 DE DE50007696T patent/DE50007696D1/de not_active Expired - Fee Related
- 2000-06-28 AU AU64281/00A patent/AU6428100A/en not_active Abandoned
- 2000-06-28 EP EP00951286A patent/EP1189969B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-06-28 JP JP2001506712A patent/JP3328272B1/ja not_active Expired - Fee Related
- 2000-06-28 CN CN00809562A patent/CN1125106C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2000-06-28 PL PL00353536A patent/PL353536A1/xx not_active Application Discontinuation
- 2000-06-28 TR TR2001/03842T patent/TR200103842T2/xx unknown
- 2000-06-28 ES ES00951286T patent/ES2225190T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-06-28 WO PCT/EP2000/005514 patent/WO2001000705A1/de active IP Right Grant
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013507501A (ja) * | 2009-10-15 | 2013-03-04 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | ポリエステル混合物の連続的な製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE50007696D1 (de) | 2004-10-14 |
BR0012027A (pt) | 2002-03-19 |
CN1125106C (zh) | 2003-10-22 |
WO2001000705A1 (de) | 2001-01-04 |
EP1189969B1 (de) | 2004-09-08 |
IL147025A0 (en) | 2002-08-14 |
AU6428100A (en) | 2001-01-31 |
DE19929790A1 (de) | 2001-01-04 |
CA2378649A1 (en) | 2001-01-04 |
ES2225190T3 (es) | 2005-03-16 |
CN1358207A (zh) | 2002-07-10 |
KR20020016866A (ko) | 2002-03-06 |
CZ20014543A3 (cs) | 2002-04-17 |
MXPA01012853A (es) | 2002-07-30 |
KR100610299B1 (ko) | 2006-08-09 |
US6812321B1 (en) | 2004-11-02 |
ATE275595T1 (de) | 2004-09-15 |
TR200103842T2 (tr) | 2002-04-22 |
JP3328272B1 (ja) | 2002-09-24 |
PL353536A1 (en) | 2003-12-01 |
MY129005A (en) | 2007-03-30 |
EP1189969A1 (de) | 2002-03-27 |
CZ295325B6 (cs) | 2005-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5786443A (en) | Process of making polyester prepolymer | |
EP1456276B1 (en) | Process for making polytrimethylene terephthalate | |
JP4540279B2 (ja) | テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法 | |
JP3328272B1 (ja) | テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法 | |
CA2418231C (en) | Process for producing polytrimethylene terephthalate | |
JP3461836B2 (ja) | 熱可塑性ポリエステルの連続的製法 | |
JP6622800B2 (ja) | 副産物の含有量が低いポリ(トリメチレンテレフタレート)の連続製造方法 | |
KR101189114B1 (ko) | 폴리에스테르 제조방법 | |
KR20200027923A (ko) | 첨가제를 사용하여 폴리에스테르를 제조하기 위한 방법 | |
KR20230081450A (ko) | 화학적 재활용 pet의 제조 방법 | |
US3457239A (en) | Process of preparing polyethylene terephthalate using lead fluoride as transesterification catalyst and as condensation catalyst | |
JP2002105187A (ja) | ポリエステルの製造方法 | |
JPH08217867A (ja) | ポリエステルの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020604 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070712 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |