JP2003503382A - エポキシド化されたニトリルからの化合物、その生成および洗剤としての使用 - Google Patents

エポキシド化されたニトリルからの化合物、その生成および洗剤としての使用

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Abstract

(57)【要約】 この発明は、低発泡で界面活性剤として用い得るポリオキシアルキレン型の、特にアルカリ性pHでの洗浄化合物における非イオン系化合物に関する。これらは、たとえば過酸化水素によってエポキシド化された不飽和ニトリルと、アルキルブロックされたポリアルキレングリコールとから得られる。非イオン系ニトリル界面活性剤は、たとえばアルカリ条件下で過酸化水素によってさらに反応させ、非イオン系アミド界面活性剤を得ることができる。この種のアミド誘導体はまた、アンモニアまたは1級もしくは2級アミンと、酸またはエステルとの間の反応によっても得られる。非イオン系化合物は、脂肪族炭素鎖において化学式(II)に従った1つまたは複数の構造元素を示し、ここでAOは2から4の炭素原子を含むアルキレンオキシ基であり、R3は1から4の炭素原子を備えたアルキル基であり、nは1から30の間の数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、低発泡であって、特にアルカリ性のpHでの洗浄組成物における
界面活性剤として使用できるポリオキシアルキレン型の非イオン系化合物に関す
る。これらはたとえば、過酸化水素によってエポキシド化された不飽和ニトリル
、およびアルキルブロックされたポリアルキレングリコールから得られる。ニト
リル界面活性剤はさらに、たとえばアルカリ条件下で過酸化水素とさらに反応さ
せてアミドを得ることができる。この種のアミド誘導体はまた、エポキシド化さ
れ、その後アルキルブロックされたポリアルキレングリコールと反応させた不飽
和酸またはエステルからも得ることもできる。これらの酸またはエステル誘導体
は、アンモニアまたは1級もしくは2級アミンと反応させることにより、関連の
アミド誘導体に変化する。
【0002】 非イオン系界面活性剤は、さまざまな用途において広く用いられる界面活性化
合物の重要な群を構成する。しかしながら、12から22の炭素原子を備えた疎
水鎖を含むエチレンオキシド付加生成物の多くは、たとえば皿洗い機による洗浄
、布地の機械による洗浄、瓶の洗浄および硬質表面の洗浄などの特定の用途にお
いては、使用するには過度に高発泡である。
【0003】 EP−A2−0 754 667において、エポキシド化された脂肪酸エステ
ルをポリグリコールエーテルで反応させることにより、より少ない泡を生成する
であろう新しい非イオン系界面活性剤を生成することが提案されている。これら
の開環生成物は、さまざまな用途において消泡剤として用いるのに特に適すると
記載される。WO 94/07840においては、エポキシド化されたエステル
を脂肪族アルコールポリグリコールエーテルと反応させることにより、同様の生
成物が得られる。これらの生成物は、低発泡であり良好な生分解性を有し、固体
材料からの水の除去における補助として用いられると記載される。
【0004】 しかしながら、エステルポリグリコールエーテル化合物を用いる場合に欠点が
あるが、これはエステル基が高いアルカリ性条件に晒された場合に簡単に加水分
解されるためである。非イオン系生成物がアニオン生成物に変換されるので、こ
れは高いpHが必要である用途を除外する。
【0005】 エステル基よりも安定した官能基であるシアノ基を含む非イオン系生成物は、
ライグリー、スミスおよびスタートン(Wrigley、Smith、Stirton)によって発
表されている(J. Am. Oil Chem. Soc. 39:80-84、1962年)。これらの界面
活性剤は、不飽和ニトリルを98%の蟻酸と30%の過酸化水素とで処理してヒ
ドロキシフォルメートを得た後で、緩やかな加水分解でジヒドロキシ化合物を生
成させ、次いでKOHを触媒として用いてエトキシル化させることにより得られ
る。しかしながら、中間生成物の両方のヒドロキシル基が2級であるために、最
終生成物ははっきりとは定まらない。一旦エチレンオキシド単位が2級ヒドロキ
シ基に結合すると、1級ヒドロキシ基が生成し、これは残りの2級基よりも速く
別のエチレンオキシド単位を付加する。その結果、ポリオキシエチレン鎖のうち
の1つが他のものよりも長く、多くのポリオキシエチレン同族体が恐らくは短い
鎖しか含まず、疎水性ジオールの一部が反応さえしない生成物となるであろう。
こうして、上述の記事においては、9,10−ジヒドロキシステアロニトリルを
4モルのエチレンオキシドでエトキシル化することにより、5.9%の出発ジオ
ールを得ることが記載される。
【0006】 したがって、公知のエステルポリグリコールエーテルよりも安定し、エトキシ
ル化されたジオールニトリルよりも明確に規定される、低発泡の生成物である必
要がある。この発明の目的は、そのような生成物を提供することである。
【0007】 これらの目的は、扱いが簡単であり、かつエポキシド化されたニトリルをアル
キルブロックされたポリアルキレングリコールで反応させる標準の手順によって
得ることができる出発材料から調製される、低発泡ではっきりと定まる化合物の
新しい類により満たされることが見出された。得られる生成物は低発泡なので、
これらはたとえば車の洗浄、瓶の洗浄および機械洗浄などの低発泡が要求される
用途のための洗浄組成物において用いるのに好適である。より良好な毒物学的お
よび環境的側面を備え、かつそれでも比較的安定した生成物を得るために、ニト
リル基は、たとえばアルカリ性の過酸化水素によって処理することによりアミド
基に変換され得る。この発明によるアミド誘導体はまた、酸またはEP−A2−
0 754 667に記載される種類のエステル誘導体と、アンモニアまたは1
級もしくは2級アミンとの間の反応によっても生成され得る。
【0008】 この発明による非イオン系化合物は、一般式RY(I)を特徴とし、ここでR
は以下の化学式
【0009】
【化3】
【0010】 で1から3の構成元素を含む置換脂肪族基であり、ここで構成元素の中で示され
る炭素原子はR基の脂肪族炭素骨格の一部であり、これは8から24、好ましく
は11から22の炭素原子を含み、Yはニトリルまたはアミド基であり;R3
1から4の炭素原子を備えたアルキル基であり;AOは2から4の炭素原子を含
むアルキレンオキシ基であり、nは1から30の間、好ましくは3から20の間
の数である。鎖の中に含まれる構成元素の数は好ましくは1から2である。
【0011】 上述の化合物の好適な例は、以下の化学式
【0012】
【化4】
【0013】 を有するものであり、ここでR1は脂肪族基であり、R2は脂肪族基ラジカルであ
り、R1とR2とに含まれる炭素原子の合計は9から19の間であり、R3、AO
、nおよびYは上述のものと同じ意味を有する。
【0014】 好適なアミド基は以下の化学式
【0015】
【化5】
【0016】 を有するものであり、ここでR4およびR5は独立して、H、1から6の好ましく
は1から4の炭素原子を備えたアルキル基、または(AO)mであり、ここでA
Oは2から3の好ましくは2の炭素原子を含むアルキレンオキシ基であって、m
は1から20、好ましくは1から2である。最も好ましくはR4およびR5のうち
の少なくとも1つがHである。
【0017】 この発明に従った非イオン系化合物は以下によって生成されるであろう: (a) 1から3のエポキシ基と、合計8から24の好ましくは12から22
の炭素原子とを含むエポキシド化されたニトリルを、化学式R3O(AO)nH(
ここでR3、AOおよびnは化学式IIにおけるものと同じ意味を有する)を有
するアルキルブロックされたポリアルキレングリコールと触媒の存在下で反応さ
せ、任意で得られた生成物をアルカリ性過酸化水素に晒す;または (b) アンモニアまたは1級もしくは2級アミンを、脂肪族骨格内に化学式
IIに従った1から3の構成元素を含む酸またはエステルと反応させる。アルキ
レンオキシ基はランダムに分散されていても、ブロックであっても、それらの混
合であってもよい。通常はアルキレンオキシ基の少なくとも50%がエチレンオ
キシ基である。アルキルブロックされたポリエチレングリコールは最も頻繁に用
いられる反応物である。アルキルブロックされたポリアルキレングリコールの好
適な例は、CH3(CH2CH(CH3)O)2(CH2CH2O)10Hおよび、CH 3 (CH2CH2O)14Hである。
【0018】 モノエポキシド化されたニトリルとアルキルブロックされたポリアルキレング
リコールとの間の反応が起こる場合、エポキシ環における2つの炭素のうちのい
ずれかに対するグリコールによる攻撃の可能性が等しく存在する。したがって、
同じ量で2つの位置異性体が生成され、これを化学式IIIaおよびIIIbで
示す。
【0019】 エポキシド化されたニトリルは、たとえばGB−A−2055821に記載さ
れる、過酸化水素を活性酸素源として用いるベンチュレロ(Venturello)方法を
用いて、または過酸を用いて、不飽和ニトリルから導出される。不飽和ニトリル
は、1つ以上の二重結合を含む可能性があり、そのようなポリ不飽和ニトリルの
エポキシド化はしたがって、1つ以上のエポキシ基を含んだ生成物を増大させ得
る。したがって、そのようなポリエポキシド化されたニトリルから導出された非
イオン系化合物は、脂肪族骨格に沿って分布するいくつものポリオキシエチレン
鎖を含み得る。ニトリルに対する出発材料である天然の脂肪酸は、通常は異なっ
た量の二重結合を備えた酸の間の混合物であり、したがって結果として生じる最
終生成物もまた、異なった数のポリオキシエチレン鎖を含む化合物の混合物とな
る。
【0020】 不飽和ニトリルは、脂肪族アミンの製造工程における中間生成物であり、よっ
てこれらは簡単に大量に入手することができる。オレオニトリルは不飽和ニトリ
ルの好適な例であるが、不飽和酸から導出される他のニトリルもまた使用可能で
ある。そのような酸の例は、トール油酸、リノール酸、エルカ酸、魚油酸および
、不飽和合成酸である。
【0021】 エポキシニトリルとアルキルブロックされたポリアルキレングリコールとの間
の反応は、ルイス酸たとえばBF3などの酸と、アルコキシドなどのアルカリと
の両方によって触媒作用を起こさせることができる。
【0022】 アルカリ過酸化物での処理によるニトリル基のアミド基への変換は、たとえば
Organic Synthesis Collective vol. II、p.586に記載される。
【0023】 この発明による非イオン系アミド化合物はまた、アンモニアまたはアミンでの
反応による好適な酸またはエステル誘導体による標準の手順によっても得ること
ができる。アミンの好適な例は1級または2級アルキルアミン、エタノールアミ
ンおよびジエタノールアミンである。
【0024】 以下の実施例はこの発明を例示するものであり、この発明を限定するものと解
してはならない。
【0025】 実施例A 化学式IIIaおよびIIIb(ここでR1=C817、R2=C714、AO=
−CH2CH2O−、n=10、R3=CH3、およびY=−CNである)に従った
生成混合物が、以下の手順に従って調製された。
【0026】 攪拌しながら、0.01モルのボロントリフルオリトジエチリルエーテル錯体
が0.1モルのポリエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量=472.
5)に加えられた。混合物は60℃に加熱され、攪拌を続けながら30分間に0
.1モルの9,10−エポキシオレオニトリルが加えられた。反応は発熱反応で
あり、加える間に反応混合物を交互に冷却および加熱することにより温度は60
から65℃の間に保たれた。すべてのエポキシドが加えられた後で、試料は除去
されて、生成物中に存在する反応しなかったエポキシドの量が求められた。この
分析に用いられた方法は滴定手順であり、これはAnalytical Chemistry36(1
964年)p667に記載される。エポキシドの量は<1%であった。生成物は
また1H−NMRによっても調べられ、獲得されたスペクトルは、所望の構造に
従った。
【0027】 BF3を除去するために、生成物に重炭酸ナトリウムが加えられた。得られた
スラリは、15分間攪拌され、次いで重炭酸ナトリウムの層を通して濾過された
【0028】 実施例B 化学式IIIaおよびIIIb(ここでR1=C817、R2=C714、AO=
−CH2CH2O−、n=14、R3=CH3、およびY=−CNである)に従った
生成混合物は、実施例Aに説明された手順に従って調製されたが、用いられたグ
リコールは分子量649のポリエチレングリコールモノメチルエーテルであった
。生成混合物内の反応しなかったエポキシドの量は<1%であり、1H−NMR
スペクトルは所望の構造に従った。
【0029】 実施例C 化学式IIIaおよびIIIb(ここでR1=C817、R2=C714、AO=
−CH2CH2O−、n=7.2、R3=CH3、およびY=−CNである)に従っ
た生成混合物は、実施例Aに記載の手順に従って調製されたが、用いられたグリ
コールは分子量350のポリエチレングリコールモノメチルエーテルであった。
生成混合物内の反応しなかったエポキシドの量は<1%であり、1H−NMRス
ペクトルは所望の構造に従った。
【0030】 実施例D 化学式IIIaおよびIIIb(ここでR1=C817、R2=C714、AO=
−CH2CH2O−、n=11.8、R3=CH3、およびY=−CNである)に従
った生成混合物は、実施例Aに記載の手順に従って調製されたが、用いられたグ
リコールは分子量550のポリエチレングリコールモノメチルエーテルであった
。生成混合物中の反応しなかったエポキシドの量は<1%であり、1H−NMR
スペクトルは所望の構造に従った。
【0031】 実施例E 実施例Cからの35.7g(0.052モル)の生成混合物に、135mlの
アセトンと1mlのDequest2006(錯化剤)が加えられた。混合物は60℃
に加熱され、8.7gの6M KOH水溶液および9.1g(0.080モル)
の30%H22が30分間かけて溶液に滴下された。加えた後に反応混合物は3
時間60℃に保たれた。1H−NMRによる分析は、ニトリル基の29%が1級
アミド基に変換されたことを明らかにした。
【0032】 実施例1 それぞれ10(実施例A)および14(実施例B)のポリオキシエチレン単位
を含むメチルブロックされたポリエチレングリコールで反応させたエポキシド化
されたオレオニトリルの発泡の態様が研究された。49mm内径の500ml測
定シリンダ内で、シリンダを1分間に40回反転させた場合の200mlの0.
5%界面活性溶液から生成された泡がミリメートルで測定された。テストは室温
で行なわれ、泡の高さは直後、1、5および10分後に記録された。エトキシル
化されたジヒドロキシステアロニトリル、10モルのエチレンオキシドでエトキ
シル化されたノニルフェノール(NF+10EO)、および7.5モルのエチレ
ンオキシドでエトキシル化されたC12−C16アルコールが参照として用いられた
。後者の2つの生成物は洗浄工程において用いられる周知の界面活性剤である。
【0033】
【表1】
【0034】 この発明に従った生成物は、同じ量のオキシエチレン単位を含む対応の9,1
0ジヒドロキシステアロニトリル誘導体よりも少ない泡を生成した。NF+10
EOおよび、C12−C16アルコール+7.5EOは、調べられたどのような生成
物よりも多くの泡を発生させた。
【0035】 実施例2 以下の配合が、この発明に従った界面活性剤を含む調合物を調製するために用
いられた。
【0036】
【表2】
【0037】 調合物の洗浄効率は、以下の洗浄テストを用いて評価された:白く塗られたプ
レートに、ディーゼルエンジンから得られた油煤混合物を塗布した。油を塗布し
たプレートの上に25mlのテスト溶液を流し、1分間放置した。次いでプレー
トを大量の水流で濯いだ。すべての溶液および水は約15から20℃の温度に保
たれた。すべてのテスト溶液を同じプレート上に配置した。洗浄の前後にミノル
タクロマメータ(Chroma Meter) CR-200反射計を用いてプレートの反射率を測
定した。
【0038】 テストは、1:10に水で希釈した溶液で行なった。洗い落とされた汚物をメ
ータの中に統合したコンピュータプログラムによって計算し、結果を以下の表に
まとめた。プレート上の4つの異なった箇所で獲得された4つの測定値の平均を
計算することにより、物質ごとの1つの値が得られた。表の中の値は、2つの異
なったプレートで得られた値の平均である。参照は、7.5モルのエチレンオキ
シドによるC12−C16アルコールのエトキシル化によって得られた従来の非
イオン系界面活性剤である。
【0039】
【表3】
【0040】 表からわかるように、この発明の化合物は、参照として用いられた従来的な非
イオン系界面活性剤に匹敵する良好な洗剤であり、これらはまたより低発泡であ
るという利点をも有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4H003 AC05 AC13 DA01 DA05 DA11 DA17 DA19 EA10 EA15 EB41 ED02 FA19 FA28 4H006 AA01 AA02 AA03 AB68 AB70 AC43 AC52 BA02 BA31 BA37 BD70 BE60 QN30 4H039 CA60 CA61 CH70

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式RY(I)を特徴とする非イオン系化合物であって、
    ここでRは以下の化学式 【化1】 で1から3の構成元素を含む置換脂肪族基であり、ここで構成元素の中で示され
    る炭素原子はR基の脂肪族炭素骨格の一部であり、これは8から24の炭素原子
    を含み、Yはニトリルまたはアミド基であり、R3は1から4の炭素原子を備え
    たアルキル基であり、AOは2から4の炭素原子を含むアルキレンオキシ基であ
    り、nは1から30の間の数である、非イオン系化合物。
  2. 【請求項2】 化学式(II)に従った1から2の構成元素を含む、請求項
    1に記載の非イオン系化合物。
  3. 【請求項3】 以下の一般式 【化2】 を特徴とする非イオン系化合物であって、ここでR1は脂肪族基であり、R2は脂
    肪族ラジカルであり、R1とR2とに含まれる炭素原子の合計は9から19の間で
    あり、R3、AO、nおよびYは請求項1と同じ意味を有する、非イオン系化合
    物。
  4. 【請求項4】 AO基の少なくとも50%はエチレンオキシ基である、請求
    項1から請求項3に記載の非イオン系化合物。
  5. 【請求項5】 AO基はエチレンオキシ基である、請求項1から請求項3に
    記載の非イオン系化合物。
  6. 【請求項6】 nは3から20であり、R3はメチルまたはエチルである、
    請求項1から請求項3に記載の非イオン系化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6に記載の非イオン系化合物を生成する
    ための方法であって、化合物は、 (a) 1から3のエポキシ基と合計8から24の炭素原子とを含むエポキシ
    ド化されたニトリルを、化学式R3O(AO)nH(ここでR3、AOおよびnは
    請求項1から請求項6と同じ意味を有する)を有するアルキルブロックされたポ
    リアルキレングリコールと触媒の存在下で反応させ、任意で得られた生成物をア
    ルカリ性の過酸化水素に晒すステップ、または (b) アンモニアまたは1級もしくは2級アミンを、請求項1から請求項6
    に規定される化学式IIに従った1から3の構成元素を含む酸またはエステルで
    反応させるステップ、によって生成されることを特徴とする、方法。
  8. 【請求項8】 洗浄工程における界面活性剤としての請求項1から請求項6
    に従った化合物の使用。
  9. 【請求項9】 硬質表面の洗浄に対する請求項8に従った界面活性剤の使用
  10. 【請求項10】 車両洗浄工程、瓶の洗浄、皿洗い機による洗浄または布地
    の機械での洗浄における請求項8に従った界面活性剤の使用。
JP2001506980A 1999-06-29 2000-06-19 エポキシド化されたニトリルからの化合物、その生成および洗剤としての使用 Withdrawn JP2003503382A (ja)

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