JP2003503309A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 アンドロゲン非依存性状態への前立腺腫瘍細胞の進行を遅らせるための組成物であって、該組成物で前立腺腫瘍細胞を処置した時にアンドロゲン非依存性への進行が遅れる組成物であり、腫瘍細胞によるＴＲＰＭ−２の発現を阻害するアンチセンスオリゴヌクレオチドを有効成分として含有する組成物。
【請求項２】 同じ型の正常組織とは異なる量でＴＲＰＭ−２を発現する癌に罹っている個体における癌細胞の化学療法または放射線感受性を増強するための組成物であって、癌細胞によるＴＲＰＭ−２の発現を阻害するのに有効な材料を有効成分として含有する組成物。
【請求項３】 材料がアンチセンスオリゴヌクレオチドである、請求項２に記載の組成物。
【請求項４】 アンチセンスオリゴヌクレオチドは、翻訳開始または停止部位を含むＴＲＰＭ−２ ｍＲＮＡの領域に相補的である、請求項１または３に記載の組成物。
【請求項５】 アンチセンスオリゴヌクレオチドは、配列番号４により与えられる配列を有する、請求項４に記載の組成物。
【請求項６】 アンチセンスオリゴヌクレオチドは、配列番号５により与えられる配列を有する、請求項４に記載の組成物。
【請求項７】 アンチセンスオリゴヌクレオチドは、配列番号１２により与えられる配列を有する、請求項４に記載の組成物。
【請求項８】 ＴＲＰＭ−２以外の抗アポトーシスタンパク質の発現を阻害する第２のアンチセンスオリゴデオキシヌクレオチドをさらに含む、請求項１から７のいずれか１項に記載の組成物。
【請求項９】 第２のアンチセンスデオキシオリゴヌクレオチドは、アンチセンスＢｃｌ−２オリゴデオキシヌクレオチドである、請求項８に記載の組成物。
【請求項１０】 アンドロゲン非依存性状態への前立腺腫瘍細胞の進行を遅らせるための医薬組成物を処方するための、請求項１から９のいずれかに記載の組成物の使用。
【請求項１１】 配列番号４に記載された配列からなるアンチセンスオリゴヌクレオチド。
【請求項１２】 配列番号５に記載された配列からなるアンチセンスオリゴヌクレオチド。
【請求項１３】配列番号１２に記載された配列からなるアンチセンスオリゴヌクレオチド。
【請求項１４】 ＴＲＰＭ−２ ｍＲＮＡに相補的であって、配列番号４、５および１２のいずれかに記載された配列を含むアンチセンスオリゴヌクレオチド、および、哺乳類対象に該アンチセンスオリゴヌクレオチドを提供してＴＲＰＭ−２の発現を減少させるための薬学的に許容し得る担体を含む医薬組成物。
【請求項１５】 薬学的に許容し得る担体が脂質担体である、請求項１４に記載の医薬組成物。
【請求項１６】 ＴＲＰＭ−２ ｍＲＮＡ以外の配列に特異的に結合する追加的アンチセンスオリゴデオキシヌクレオチドをさらに含む、請求項１４または１５に記載の医薬組成物。
【請求項１７】 追加的アンチセンスオリゴデオキシヌクレオチドは、Ｂｃｌ−２、Ｂｃｌ−ｘｌおよびｃ−ｍｙｃから選ばれる配列に特異的に結合する、請求項１６に記載の医薬組成物。
【請求項１８】 追加的アンチセンスオリゴデオキシヌクレオチドは、配列番号１３に記載の配列からなる、請求項１７に記載の医薬組成物。