JP2003501985A - 音声対残留オーディオ(vra)の相互作用形中央チャンネルのダウンミックス - Google Patents

音声対残留オーディオ(vra)の相互作用形中央チャンネルのダウンミックス

Info

Publication number
JP2003501985A
JP2003501985A JP2001502618A JP2001502618A JP2003501985A JP 2003501985 A JP2003501985 A JP 2003501985A JP 2001502618 A JP2001502618 A JP 2001502618A JP 2001502618 A JP2001502618 A JP 2001502618A JP 2003501985 A JP2003501985 A JP 2003501985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio
channels
channel
ratio
audio signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001502618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4818554B2 (ja
Inventor
エー. ボードレイ,マイケル
エー. ソーンダース,ウィリアム
Original Assignee
ヒアリング エンハンスメント カンパニー,リミティド ライアビリティー カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヒアリング エンハンスメント カンパニー,リミティド ライアビリティー カンパニー filed Critical ヒアリング エンハンスメント カンパニー,リミティド ライアビリティー カンパニー
Publication of JP2003501985A publication Critical patent/JP2003501985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4818554B2 publication Critical patent/JP4818554B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R3/005Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for combining the signals of two or more microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/40Arrangements for obtaining a desired directivity characteristic
    • H04R25/407Circuits for combining signals of a plurality of transducers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 可聴の信号を復号する方法が、デジタル可聴信号について規定された複数のチャンネル(221−226、またはCENTER, ALL OTHER SPEAKERS)を有するデジタル可聴信号を受理することであって、その場合に該複数のチャンネルの1つは中央のチャンネル(CまたはCENTER)および複数のチャンネルの他のものの少なくとも1つは残余の可聴チャンネルであるもの、中央のチャンネル(CまたはCENTER)を複数のチャンネル(221−224、またはALL OTHER SPEAKERS)の他のものの少なくとも1つと比較すること、および比について予め定められた値に合致しないときは中央のチャンネルと複数の他のチャンネルの少なくとも1つを自動的に調節すること、を包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連出願に対する相互参照 本出願は、1999年6月15日付で出願された標題「音声対残留オーディオ
(VRA)相互作用形中央チャンネルダウンミックス(Voice−to−Re
maining Audio(VRA)Interactive Center
Channel Downmix)」の米国仮特許出願番号60/139,2
42の利益を主張する。
【0002】 発明の分野 本発明の実施態様は、一般的に、オーディオ信号を処理するための方法および
装置に関し、さらに特に、広範囲のエンドユーザの聴取体験を改善するためにオ
ーディオ信号を処理するための方法および装置に関する。
【0003】 発明の背景 マルチチャンネル増幅器とマルチスピーカシステムとを含む「ハイエンド」す
なわち高額の装置を有するエンドユーザは、現時点では、マルチチャンネルオー
ディオシステムの中央チャンネル信号の音量をその他のチャンネルのオーディオ
信号とは別個に調節する能力が制限されている。大半の映画では、対話が主に中
央チャンネル上に位置し、かつ、他の音響効果が他のチャンネル上に位置してい
るので、この制限された調節能力は、大音量の音響効果を伴うセッション中にエ
ンドユーザが対話をよりよく聞き取れるように、主に対話から成るチャンネルの
振幅を増大させることを可能にする。
【0004】 現時点では、この制限された調節は重大な欠点を有する。第1に、この調節は
、全スピーカの個別的な音量レベル調節を可能にするDVDプレーヤおよびマル
チチャンネルスピーカシステム(例えば、6スピーカホームシアターシステム)
を所有するエンドユーザだけにとって利用可能であるにすぎない調節能力である
。さらに、この調節は、好適オーディオ信号(例えば、音声または対話信号)と
その他のオーディオ信号(他のチャンネルすべて)との過渡的現象中に連続的に
変更される必要がある調節である。最後の欠点は、映画プログラムの1つのオー
ディオセグメント中では許容可能だった音声−その他のオーディオ(VRA)調
節が、その他のオーディオレベルが過剰に大きく増大するか対話レベルが過剰に
小さく低下する可能性がある場合には、別のオーディオセグメントにとっては適
切でないことがあるということである。
【0005】 大部分のエンドユーザが、この調節能力を可能にするホームシアター、すなわ
ち、ドルビイ デジタル(Dolby Digital)のデコーダと6チャン
ネル可変利得増幅器とマルチスピーカシステムとを、長年にわたって所有してい
ないし、将来も所有することはないであろう。さらに、エンドユーザは、プログ
ラムの開始時に選択されたVRA比がプログラム全体において同じ状態にとどま
ることを確実にする能力を持たないであろう。
【0006】 図3は、一般的なホームシアターシステムの意図された空間配置設定を示す。
5.1空間チャンネルにおけるオーディオ制作に関しては記述された規則がない
が、業界標準は存在する。本明細書で使用する場合の術語「空間チャンネル」は
、出力装置(例えば、スピーカ)の物理的位置と、出力装置からの音がどのよう
にエンドユーザに送り届けられるかを意味する。こうした標準の1つは、中央チ
ャンネル226上に対話の大部分を配置することである。同様に、空間配置を必
要とする他の音響効果は、左と右と左サラウンドと右サラウンドとに関してL2
21、R222、Ls223、Rs224と符号が付けられている他の4つのス
ピーカのどれかに配置される。さらに、中域用スピーカに対する損傷を防ぐため
に、低周波数効果(LEE)が、サブウーファスピーカ225に向けられている
0.1チャンネル上に配置される。
【0007】 ディジタル音声圧縮が、アナログ伝送では不可能だったオーディオのためのよ
り大きなダイナミックレンジを制作者がエンドユーザに提供することを可能にす
る。このより大きなダイナミックレンジは、何らかの非常に大音量の音響効果が
存在する場合に、大半の対話が過剰に小さい音に聞こえることの原因となる。次
の事例がその事情を説明する。アナログ伝送(または録音)が、95dBまでの
ダイナミックレンジ振幅を伝送する能力を有し、かつ、典型的に対話が80dB
で録音されていると仮定する。誰かが話をしている時にその他のオーディオが上
限に達する時には、その他のオーディオの大音量セグメントがその対話を聞き取
りにくくする可能性がある。しかし、この状況は、ディジタルオーディオ圧縮が
105dBまでのダイナミックレンジを可能にする時に悪化するだろう。当然の
ことながら、その対話は他の音に対して同一のレベル(80dB)のままであり
、音の大きい他の音声だけがその振幅の点でよりリアリスティックに再生される
ことが可能であるにすぎない。DVDに対話のレベルが過剰に低く記録されてい
るというユーザの不満は非常に一般的である。実際には、この対話は適正なレベ
ルにあり、ダイナミックレンジが制限されたアナログ録音の場合の対話よりも適
切でありリアリスティックである。
【0008】 適正に検定されたホームシアターシステムを現時点で所有する顧客の場合でさ
え、今日製造される多くのDVDにおいて大音量のその他のオーディオセクショ
ンによってダイアログがマスクされることが多い。小グループの顧客が、中央チ
ャンネルの音量を増大させること、および/または、その他のチャンネルすべて
の音量を低下させることによって、了解度における幾分かの改善を見い出すこと
が可能である。しかし、この固定された調節は特定のオーディオ部分に関してだ
け許容可能であるにすぎず、適正な検定によるレベルを混乱させる。スピーカの
レベルは、典型的には、視聴位置において特定の音圧レベル(SPL)を生じさ
せるように検定されている。この適正な検定は、視聴が可能な限りリアリスティ
ックであることを確実にする。不幸にして、このことは大きな音が非常に大きな
音で再生されることを意味する。夜遅くの視聴の際には、このことは望ましくな
いだろう。しかし、スピーカレベルのどんな検定もこの調節を破綻させるだろう
【0009】 発明の概要 オーディオ信号を復号する方法が、1つのチャンネルが中央チャンネルであり
かつその他のチャンネルの少なくとも1つが残留オーディオのチャンネルである
複数のチャンネルが定義されているディジタルオーディオ信号を受け取ることと
、中央チャンネルの複数のチャンネルのその他のチャンネルに対する比率を求め
るために中央チャンネルを複数のチャンネルのその他のチャンネルの少なくとも
1つと比較することと、この比率の予め決められた値が満たされない時に中央チ
ャンネルと複数のその他のチャンネルの少なくとも1つとを自動的に調節するこ
ととを含む。
【0010】 詳細な説明 本発明は、好適音声対その他のオーディオ能力のためのマルチチャンネルオー
ディオプログラムのその他のチャンネルに対して、マルチチャンネルオーディオ
プログラムの中央チャンネルレベルを調節するための方法および装置を開示する
【0011】 さらに、本発明は、エンドユーザが好適音声対その他のオーディオを調節する
ことを可能にする仕方でオーディオメディア上に古いマスタを再記録しかつ新た
なマスタを記録するための方法および装置を開示する。本明細書で使用される場
合の術語「マスタ」は、オーディオ記録プロセスの最初の段階で発生させられる
オーディオメディアを意味する。さらに、術語「エンドユーザ」は、放送または
音声記録の消費者または聴取者、すなわち、録音または放送によって配布される
オーディオメディア上のオーディオ信号を受け取る1人または複数人の個人を意
味する。さらに、術語「好適オーディオ」は、オーディオ信号の音声成分、音声
情報、または、主要音声成分を意味し、術語「残留オーディオ(remaining audi
o)」は、オーディオ信号のバックグラウンド成分、音楽成分、または、非音声
成分を意味する。
【0012】 本明細書で説明される発明は特定のオーディオCODEC(圧縮/圧縮解除)規格
には限定されず、Digital Theater Sound(DTS)、Dolby Digital、Sony Dynamic
Digital Sound(SDDS)、Pulse Code Modulation(PCM)等のようなあらゆるオーデ
ィオCODECと共に使用されることが可能である。
【0013】 好適なオーディオ対残留オーディオの比の重要性 本発明は、好適オーディオ信号のその他のオーディオに対する比率の聴取の好
適な範囲が非常に広く、予想よりも明らかに広いという理解に基づいている。こ
の重要な発見は、好適オーディオ信号レベルの残留オーディオ信号すべてのレベ
ルに対する比率の好適性に関する小さな人口サンプルの試験の結果である。
【0014】 聴力障害聴取者または正常な聴取者に関する所望の範囲の特定の調節 正常ユーザと聴力障害ユーザとが異なったタイプのオーディオプログラミング
に関する対話とその他のオーディオとの間の比率をどのように知覚するかを理解
する領域において、非常に方向付けられた調査研究を行ってきた。こうした集団
では、音声と残留オーディオとの間における望ましい調節の範囲に関して、大き
な違いがあることが発見されている。
【0015】 小学生、中学生、中年の市民、老齢の市民を含む人口のランダムなサンプルに
対して2つの実験を行った。合計71人の人間を試験した。この試験は、(残留
オーディオが群衆の騒音である)フットボールゲームと、(残留オーディオが音
楽である)ポピュラーソングとに関して、音声レベルとその他のオーディオのレ
ベルとを調節することをユーザに依頼した。VRA(音声対残留オーディオ)比
と呼ばれる測定基準が、各々の選択の場合にダイアログまたは音声の音量の線形
値をその他のオーディオの音量の線形値で割り算することによって形成された。
【0016】 この試験の結果として幾つかの事柄が明らかになった。第1に、スポーツおよ
び音楽メディアの両方の場合に、音声とその他のオーディオとに関して同じ比率
を選択する人間は2人といない。全員にアピールするVRA(消費者によっては
調節不可能である)を提供する上でその集団が制作者に依存していたので、この
ことは非常に重要である。これらの試験結果から見て、これは明らかにあり得な
いことである。第2に、典型的には、聴力障害を有する人間の場合に(了解度を
改善するために)VRAがより高いが、正常な聴力を有する人間も、その制作者
によって現在提供されている比率とは異なる比率を選好する。
【0017】 さらに、VRAの調節を可能にするあらゆる装置は、集団の大部分を満足させ
るために、これらの試験から推定されるような調節能力を少なくとも提供しなけ
ればならないという事実を強調することが重要である。ビデオおよびホームシア
ターメディアが様々なプログラミングを提供するので、少なくともあらゆるメデ
ィア(音楽またはスポーツ)に関する最低の測定比率から音楽またはスポーツか
らの最高の比率までをその比率が範囲に含まなければならないということを考慮
しなければならない。これは、0.1から20.17、または、デシベル単位で
は46dBの範囲であろう。さらに、これは単なる人口の標本抽出にすぎないと
いうことと、スポーツ放送を視聴する時にある1人の人間は群衆の騒音を好まな
いが別の人間はアナウンスを好まないということがあり得るので調節能力は理論
的には無限であるべきであるということとに留意されたい。広範囲のVRA比率
に関するこのタイプの研究と具体的な要求は、文献または従来の技術において報
告も論議もされていないということに留意されたい。
【0018】 この試験では、より高齢の男性グループが選択されて、固定されたバックグラ
ウンドノイズとアナウンサーの声との間の調節を行うように依頼され(この試験
は後で学生グループに対して行われた)、この試験では、アナウンサーの声だけ
が変化させられ、バックグラウンドノイズは6.00に設定された。より高齢の
グループの結果は次の通りだった。
【0019】 表1 個人 設定 1 7.50 2 4.50 3 4.00 4 7.50 5 3.00 6 7.00 7 6.50 8 7.75 9 5.50 10 7.00 11 5.00
【0020】 全ての年齢の人間が互いに異なる聴取要求と聴取選択とを有するという事実を
さらに例示するために、21人の大学生のグループが、音声とバックグラウンド
の混合を聴取し音声レベルに対する1つの調節を行うことによって音声のバック
グラウンドに対する比率を選択するように選択された。この場合にはフットボー
ルゲームにおける群衆騒音であるバックグラウンドノイズは6(6.00)の設
定値に固定され、学生たちは、個別に録音された純粋な声またはほぼ純粋な声だ
ったアナウンサーの実況放送の声のレベルを調節することが可能にされた。言い
換えると、学生たちは、より高齢の人間のグループが行った試験と同じ試験を行
うように選択された。学生たちは、年齢を原因とする聴取虚弱を最小限に抑える
ように選択された。学生たちはすべて10代後半か20才代前半だった。この試
験結果は次の通りだった。
【0021】 表2 学生 音声の設定 1 4.75 2 3.75 3 4.25 4 4.50 5 5.20 6 5.75 7 4.25 8 6.70 9 3.25 10 6.00 11 5.00 12 5.25 13 3.00 14 4.25 15 3.25 16 3.00 17 6.00 18 2.00 19 4.00 20 5.50 21 6.00
【0022】 (図1に示されているような)より高齢のグループの年齢は36才から59才
の範囲内であり、これらの個人の多くは40才グループまたは50才グループに
属していた。この試験結果によって示されているように、平均の設定値はかなり
高い傾向があり、その板を挟んで幾分かの聴力の損失を示した。この場合も同様
に範囲が3.00から7.75までの4.75の広がりを有し、このことは、人
々における声のバックグラウンドに対する選好聴取比率、または、選好信号のそ
の他のオーディオ(prefered signal to remaining audio)(PSRA)の好ましい聴
取比率の変動の範囲の発見を立証した。両方の被験者グループに関するレベル設
定値の全範囲は2.0から7.75の範囲だった。これらのレベルは、この実験
を行うために使用されたレベル調節機構上の実際の値を表す。これらのレベルは
、様々なユーザから求められている可能性がある(「騒音」レベル6.0と比較
する時の)信号対騒音値の範囲の表示を提供する。
【0023】 様々なユーザによって選択される相対的なラウドネス変動にこれがどのように
関係するかをより良く理解するために、2.0から7.75の非線形の音量コン
トロールの変化が20dBすなわち10倍の増加を表す。したがって、人口のこ
のような小さな標本抽出と単一のタイプのオーディオプログラミングの場合でさ
え、異なる聴取者が「残留オーディオ」に対して極めて著しく異なるレベルの「
好適信号」を選好するということが発見された。この選択はすべての年齢グルー
プに共通しており、個々の好みと基本的な聴取能力とに係わらずに一貫しており
、このことは従来においては全く予想されていなかった。
【0024】 この試験結果が示すように、年齢を原因とする聴力障害のない(表IIに示す
通りの)学生が選択した範囲は、2.00という低い設定値から6.70という
高い設定値まで、4.70の広がり、すなわち、1から10までの全範囲のうち
のほぼ半分の範囲内で変動した。この試験は、録音され放送される大半のオーデ
ィオ信号の「1つのサイズですべて間に合う(one size fits a
ll)」という考え方が、聴取者自身の好みと聴取欲求とに適合するようにミキ
シングを調節する能力を個々の聴取者に与える上でどれだけ不十分であるかとい
うことを示している。この場合も同様に、学生たちは、好みと聴取欲求とにおい
て個別的な差異を示すより高齢のグループの場合と同様に、その設定値において
広範囲の広がりを示した。この試験の1つの結果は、聴取上の好みは著しく多様
であるということである。
【0025】 さらに別の試験が、より大きなサンプルグループにおいてこの結果を確認して
いる。さらに、試験結果がオーディオのタイプに応じて変動する。例えば、オー
ディオソースが音楽であった場合には、音声−その他のオーディオの比率はほぼ
ゼロから約10まで変動したが、一方、オーディオソースがスポーツプログラミ
ングだった時には、この比率はほぼゼロから約20までの間で変動した。さらに
、標準偏差がほぼ3だけ増大したが、一方、平均は音楽の平均の2倍以上に増大
した。
【0026】 この試験の最終結果は、好適オーディオ/残留オーディオの比を選択してそれ
を恒久的に固定する場合には、人口の大部分にとっては望ましいとは言えないオ
ーディオプログラムを作成したことになる可能性が極めて高いということである
。さらに、上述のように、最適の比率は短期的および長期的な時変関数であるだ
ろう。したがって、この好適オーディオ対残留オーディオの比に対する完全な調
節が、「正常な」聴取者すなわち聴力障害のない聴取者を満足させるために望ま
しい。さらに、この比率に対する最終的な調節をエンドユーザに提供することが
、エンドユーザが自分の聴取体験を最適化することを可能にする。
【0027】 好適オーディオ信号と残留オーディオ信号に対するエンドユーザの個別的な調
節が、本発明の一側面の明らかな特徴であろう。本発明の詳細を例示するために
、好適オーディオ信号が関連音声情報である応用例を考察する。
【0028】 好適オーディオ信号と残留オーディオ信号との生成 図1は、録音または放送プログラムにおいて一般的なバックグラウンドオーデ
ィオから関連音声情報を分離させる一般的なアプローチを示す。関連音声の定義
に関してプログラム制作ディレクタによって決定が行われなければならないだろ
う。俳優、俳優グループ、または、コメンテータが関連の話し手として識別され
なければならない。
【0029】 関連話し手が識別されると、彼らの声が音声マイクロフォン1によって拾い上
げられるであろう。音声マイクロフォン1は、接話マイクロホン(コメンテータ
の場合)または音響録音で使用される高指向性ショットガンマイクロホンのどち
らかである必要があるであろう。高指向性であることに加えて、これらのマイク
ロフォン1は音声帯域が制限されており、好ましくは200−5000HZの帯
域に制限されていることが必要である。指向性と帯域フィルタリングとの組合せ
が、録音時に関連音声情報に音響的に結合したバックグラウンドノイズを最小化
する。特定のタイプのプログラミングでは、音響結合を防止する必要が、関連の
ダイアログ音声をオフラインで録音してプログラムのビデオ部分に応じてそのダ
イアログをダビングすることによって排除されることが可能である。音楽の場合
のように最高品質のバックグラウンド情報を提供するためには、バックグラウン
ドマイクロフォン2が極めて広帯域でなければならない。
【0030】 カメラ3が、プログラムのビデオ部分を提供するために使用される。オーディ
オ信号(音声および関連音声)はエンコーダ4においてビデオ信号と共に符号化
される。一般的に、オーディオ信号は、異なる搬送周波数でオーディオ信号を単
に変調することによってビデオ信号から分離されることが普通である。現在では
ほとんどの放送がステレオ放送なので、関連音声情報をバックグラウンドと共に
符号化する方法は、4チャンネルディスク録音を作成するために左前チャンネル
と右前チャンネルとが2チャンネルステレオに追加されるのと同じ仕方で、それ
ぞれのステレオチャンネル上に関連の音声情報を多重化することである。これは
追加の放送帯域幅の必要を生じさせるが、ビデオディスクまたはテーププレーヤ
内のオーディオ回路系が関連音声情報を復調するように設計されている限りは、
これは録音メディアに関して問題を生じさせないであろう。
【0031】 適切と見なされる何らかの手段によって信号が符号化され終わると、符号化さ
れた信号が放送システム5によってアンテナ13を通して放送するために送り出
されるか、または、録音システム6によってテープまたはディスク上に録音され
る。記録されたオーディオビデオ情報の場合には、バックグラウンド情報と音声
情報が単に別個の録音トラック上に配置されることが可能である。
【0032】 好適オーディオ信号と残留オーディオの受信および復調 図2は、符号化されたプログラム信号を受信して再生するための典型的な実施
形態を示す。受信器システム7は、放送情報の場合に、符号化されたオーディオ
/ビデオ信号から主搬送周波数を復調する。記録メディア14の場合には、VC
RのヘッドまたはCDプレーヤ8のレーザ読取り装置が、符号化されたオーディ
オ/ビデオ信号を生じさせるだろう。
【0033】 両方の場合とも、これらの信号は復号化システム9に送られるだろう。デコー
ダ9は、周波数分割復調または時間分割復調と組み合わされた包絡線検波のよう
な標準的な復号化技術を使用して信号をビデオと音声オーディオとバックグラウ
ンドオーディオとに分離するだろう。バックグラウンドオーディオ信号は別個の
可変利得増幅器10に送られ、視聴者は自分の好みに合わせてこの増幅器を調節
する。音声信号は可変利得増幅器11に送られ、この増幅器を視聴者が自分の特
定の必要に応じて調節することが可能である。
【0034】 2つの調節された信号が、最終的なオーディオ出力を生じさせるために単位利
得加算増幅器12によって加算される。あるいは、これら2つの調節済み信号が
単位利得加算増幅器12によって加算され、さらに、最終的なオーディオ出力を
生じさせるために可変利得増幅器15によって調整される。このようにして、視
聴者は、オーディオプログラムを再生する時点でオーディオプログラムを自分の
固有の聴取要件に合わせて最適化するためにバックグラウンドレベルに対して関
連音声を調節することが可能である。同一の聴取者が同一のオーディオを再生す
る都度に、この比率の設定値がその聴取者の聴取の変化のために変化する必要が
あるだろう。この設定値は、この柔軟性に対応するように無限に調節可能な状態
のままである。
【0035】 中央チャンネルの自動VRA調節機能 中央チャンネルのレベルの幾らかの利得、または、その他のスピーカのレベル
の低下とが、こうした調節能力を有する5.1チャンネルオーディオシステムの
ようなマルチチャンネルオーディオシステムを有するエンドユーザにおける、音
声了解度の改善を実現する。消費者全員がこうしたシステムを所有するわけでは
なく、本発明は消費者全員がその能力を有することを可能にするということに留
意されたい。
【0036】 図4は、自動VRAレベル調節機能または検定オーディオ機能をエンドユーザ
が選択する選択権を有するシステムを示す。このシステムは検定されたデコーダ
231と、スイッチ235,237と、プロセッサ232と、複数の増幅器23
4、238、236とを含む。図4から明らかなように、このシステムは、5.
1デコーダの出力チャンネルすべてが電力増幅器236を経由して5.1スピー
カユニット入力に直接向かう通常の動作位置と見なされている位置Bにスイッチ
235を動かすことによって調節される。その次にデコーダは、スピーカのレベ
ルがホームシアターシステム用に適切であるように検定されるであろう。上述の
ように、これらのスピーカレベルは夜間の視聴には適していないであろう。
【0037】 あるいは、スイッチ235は、エンドユーザが所望のVRA比を選択し、中央
チャンネルの相対的なレベルをその他のオーディオチャンネルのレベルに対して
調節することによって自動的にそのVRA比が維持されることを可能にする位置
Aに動かされてもよい。
【0038】 ユーザによって選択されたVRAに反しないオーディオプログラムのセグメン
トの間、スピーカは当初の検定されたフォーマットでオーディオサウンドを再生
する。自動レベル調節機能は、その他のオーディオが過剰に大レベルになるか声
が過剰に小レベルになる時にだけ「発動(kick−in)」する。これらの時
点では、声のレベルが増大させられるか、その他のオーディオがレベル低下させ
られるか、または、この両方が組み合わされることが可能である。これは、「実
効VRA検査」プロセッサ232によって行われる。実効VRA検査プロセッサ
232は、上述の機能を果たすために必要なハードウェアとソフトウェアとこれ
らの組合せのすべてを含む。エンドユーザが、スイッチ235によって作動可能
化された自動VRA維持機能を有することを選択する場合には、5.1チャンネ
ルのレベルが実効VRA検査ブロック232で比較される。平均中央レベルが(
室内音響条件と視聴位置における予想SPLとに適合するように、逆に検定され
ることが可能である)その他のチャンネルのレベルに対して十分な比率である場
合には、通常の検定されたレベルが高速スイッチ237を経由して増幅器236
によって再生される。
【0039】 その比率が不適切であると予想される場合には、高速スイッチ237は中央チ
ャンネルをその中央チャンネル自体の自動レベル調節に送り、その他のスピーカ
をこれらのスピーカ自体の自動レベル調節に送る。
【0040】 本発明によって、(1)こうした自動VRA−HOLD機能が既存の5.1オ
ーディオチャンネルに直接適用され、(2)ホームシアターで現在調節可能な中
央レベルが、その他のチャンネルに対する特定の比率に調節され、かつ、過渡現
象の存在下で維持されることが可能であり、(3)ユーザ選択VRAが攪乱され
ない時には、検定されたレベルが再生され、および、ユーザ選択VRAが攪乱さ
れる時には自動レベル調節が行われ、それによって、よりリアリスティックな形
でオーディオを再生し、検定を一時的に変化させることによって依然として過渡
現象の変化に適応し、(4)エンドユーザが自動(または手動)VRAまたは検
定済みシステムを選択することを可能にし、それによって、中央チャンネルの調
節の後に再検定することを不要にする。
【0041】 さらに、レベルが自動的に調節されると上述しているが、この機能は、図4に
示す通りの単純な手動の利得調節を可能にするために動作不能にされることも可
能であることに留意されたい。
【0042】 非中央チャンネルスピーカ装置にダウンミックスするための中央チャンネル調節 上述のように、多くのエンドユーザはホームシアターシステムを所有していな
い。しかし、DVDプレーヤがますます普及しており、ディジタルテレビが近い
将来に放送されることになっている。こうしたディジタルオーディオフォーマッ
トは、あらゆる放送オーディオを聴取するために5.1チャンネルデコーダをエ
ンドユーザが所有することを必要とするだろうが、エンドユーザは誰もが、5.
1オーディオチャンネルを有する最高限まで調節可能な検定されたシアターシス
テムを購入する金銭的余裕を持っているわけではないだろう。
【0043】 本発明の次の観点は、最高限の再生能力を持たない可能性があるエンドユーザ
に対しても制作者が5.1チャンネルのオーディオを配送するだろうという事実
を利用すると共に、依然としてエンドユーザが声−その他のオーディオVRA比
レベルを調節することを可能にする。さらに、本発明のこの側面は、エンドユー
ザがマルチスピーカ調節システムを所有することなしにその比率を維持または保
持する機能を選択することを可能にすることによって増強される。
【0044】 図5は、本発明の実施形態によってどのようにダウンミックスが実現されるか
を示す概念図を示す。この図に示されているように、ダウンミキシングは、DV
Dプレーヤまたは別の類似の装置の出力ポートからの5.1チャンネル(この場
合にはドルビイ デジタル(Dolby Digital))ビットストリーム
を受け取るインタフェースユニット241によって行われる。その次に、信号が
、ユーザ選択VRAによる中央チャンネル243のユーザ調節のために、専用の
オーディオデコーダに送られる。その次に、出力信号が、中央チャンネルスピー
カを提供しないステレオ、4チャンネル、または、他のあらゆるスピーカ装置2
44に送られる。
【0045】 図6は、本発明によってどのようにダウンミックスが具体化されるかを示す概
念図の別の具体例を示す。非ホームシアターオーディオシステムのためのダウン
ミキシングが、選択可能なVRAからすべてのユーザが利益を受けるための方法
を提供する。調節された対話が、可能な限り変更を加えずにオーディオプログラ
ムの意図された空間配置を残すように非中央チャンネルスピーカに送られる。し
かし、対話レベルは単純により高いだろう。図に示されているように、Nチャン
ネルD/Aコンバータ252は、中央チャンネルダウンミックス243のユーザ
調節のための専用オーディオデコーダからのディジタル信号をアナログ信号に変
換する。その次に、アナログ信号がNスピーカオーディオ再生装置253に送ら
れる。
【0046】 5.1オーディオチャンネル(ドルビイ デジタル、Dolby Digital)を4チ
ャンネル(ドルビイ プロロジック、Dolby Pro-Logic)または2チャンネル(
ステレオ)または1チャンネル(モノラル)にダウンミキシングするための明確
に規定されたガイドラインが存在する。適正な比率における5.1チャンネルの
適正な組合せが、消費者が所有するあらゆる再生システムに関して最適の空間配
置を生じさせるために選択された。既存のダウンミキシング方法の問題点は、こ
うした方法がトランスペアレントであり、エンドユーザによる調節が不可能であ
るということである。これは、より新しい5.1チャンネルオーディオミックス
においてダイナミックレンジが使用される仕方によっては、了解度に関する問題
を生じさせる可能性がある。
【0047】 その他のオーディオが対話をマスキングしてそのダイアログを理解困難にする
セグメントを有する5.1チャンネルで再生されている映画を、一例として取り
上げる。消費者が6個のスピーカと6チャンネル調節可能利得増幅器を有する場
合には、音声了解度が上述のように改善されて維持されることが可能である。し
かし、ステレオ再生しかできない消費者は、(Dolby Digital Broadcast Implem
entation Guidelinesに従った)図7に示されている図による5.1チャンネル
のダウンミックス版を受け取るだろう。実際には、中央チャンネルレベルは、D
Dビットストリームで指定されている量(−3、−4.5、または、−6dB)
だけ低下させられる。これは、さらに、その他のチャンネル上に高いレベルのそ
の他のオーディオを含むセグメントにおいて、了解度を低下させるだろう。
【0048】 本発明のこの観点は、空間チャンネルがユーザの再生装置にダウンミックスさ
れる前にその空間チャンネルの各々に調節可能な利得を配置することによって、
ダウンミキシングプロセスを回避する。
【0049】 図8は、復号された5.1チャンネルの各々におけるエンドユーザ調節可能レ
ベルを示す。典型的には、低周波数効果(LFE)チャンネルのダウンミキシン
グは、電子部品の飽和と了解度の低下とを防ぐために行われない。しかし、ダウ
ンミキシングが生じる前にエンドユーザによる調節が可能なので、エンドユーザ
によって指定された比率でダウンミックスにLFEを含むことが可能である。
【0050】 エンドユーザが各チャンネルのレベル(レベル調節器276a−g)を調節す
ることを可能にすることが、あらゆる数の再生スピーカを有するエンドユーザが
、以前には5.1再生チャンネルを持った人々だけに利用可能だった音声レベル
調節を利用することを可能にする。
【0051】 上述のように、この装置は、ホームシアターシステムの再生チャンネルの数に
係わらずに、デコーダ271がスタンドアロンのデコーダであろうと、DVD内
部のデコーダであろうと、テレビ内部のデコーダであろうと、あらゆるデコーダ
271の外部で使用されることが可能である。エンドユーザは、(5.1)出力
を送るようにデコーダ271に単に命令するだけでよく、「インタフェースボッ
クス」が、以前にはデコーダによって行われていた調節とダウンミキシングを行
うだろう。
【0052】 図9はこのインタフェースボックス282を示す。このインタフェースボック
ス282は、あらゆるデコーダから5.1復号オーディオチャンネルをその入力
として受け取り、個別の利得を各チャンネルに与え、および、消費者が所有する
再生スピーカの個数に応じてダウンミキシングを行うことが可能である。
【0053】 さらに、本発明のこの側面は、あらゆるダウンミキシングが行われる前に5.
1チャンネルの各々に対して個別のユーザ調節可能なチャンネル利得を配置する
ことによって、あらゆるデコーダに組み込まれることが可能である。現行の方法
は、必要に応じてダウンミキシングを行い、その後で利得を施すことである。こ
の現行の方法は、どんなダウンミキシング状況においても中央チャンネルがその
他のオーディオを含むその他のチャンネルの中にミキシングされるので、対話の
了解度を改善することは不可能である。
【0054】 さらに、上述の自動VRA−HOLD機構がこの実施形態に非常に適している
だろうということに留意されたい。各増幅器の利得を調節することによってVR
Aが選択されると、VRA−HOLD機能がダウンミキシングの前にその比率を
維持しなければならない。あらゆるダウンミキシングされた再生装置を聴取して
いる間にその比率が選択されるので、ダウンミキシング回路内でのスケーリング
(scaling)が、消費者によって行われた追加の中央レベル調節によって
補償されるだろう。したがって、ダウンミキシング処理自体の結果として、追加
の補償は不要である。
【0055】 さらに、ユーザによる増幅調節とダウンミキシングとの前の中央チャンネルの
帯域フィルタリングが、音声よりも周波数が低い音と音声よりも周波数が高い音
(例えば200Hzから4000Hz)の音とを取り除き、幾つかの部分におけ
る了解度を改善するだろう。さらに、左右のチャンネルが音声の帯域幅の外側に
ある音楽およびサウンドエフェクトを再生するように意図されているので、中央
チャンネルにおける了解度を改善するために除去される内容は、その左右のチャ
ンネル上にも存在する可能性が非常に高い。このことが、音声の了解度を改善す
ると同時にその他のオーディオ音響の忠実度の損失がないことを確実なものにす
る。
【0056】 本発明のこの側面は、(1)あらゆる数のスピーカを有する消費者が、5.1
再生スピーカを持つ人々にとって現在利用可能なVRA比率調節を利用すること
を可能にし、(2)この同じ消費者が、その他のチャンネル上のその他のオーデ
ィオに対比して中央チャンネル上において所望のレベルを設定することと、その
比率がVRA−HOLD機能によって過渡現象に関しても同一の状態のままにす
ることとを可能にし、(3)ビットストリームを変更することなしに、または、
所要の伝送帯域幅を増大させることなしに、あらゆる5.1チャンネルデコーダ
のあらゆる出力に適用されることが可能であり、すなわち、ハードウェアには依
存しない。
【0057】 VRA再生のための3チャンネル録音 本明細書で開示する着想の具体例を提供するためには、メディアの特定の適用
において特定のメディアを選択することが必要である。しかし、この特定の具体
例は、他の形態のメディア、または、わずかに変更された録音方法を本発明の範
囲から排除しない。さらに、本発明の焦点が、2チャンネルオーディオに変換さ
れた3チャンネルオーディオに関して記述されるが、VRA調節を目的とする特
定のダウンミキシングが意図されている形でマルチチャンネル録音を想定するこ
とは、本発明の範囲の外にあるものではない。
【0058】 VRA調節機構の目的は、了解度を改善するように音声すなわちダイアログの
レベルとその他のオーディオのレベルを別々に調節する能力をエンドユーザに提
供することである。本発明の上述の側面は、多くのマルチチャンネル制作がダイ
アログの大部分を中央チャンネル上に配置するという事実を利用する。さらに、
多くのユーザは、こうしたマルチチャンネルプログラムにおいて中央チャンネル
のレベルを増大させるために必要とされる調節にアクセスすることができない。
従って、上述のように、制限されたVRA調節能力をエンドユーザに提供するた
めには、明らかに困難な問題は何も制作者に課せられることはない。後述するよ
うに、上述の構成要素を使用するより効果的なVRA調節機構を確実にする制作
方法が開示される。さらに、上述のハードウェアと同じハードウェアを使用する
機構、さらに、多くの古いオーディオ録音がこの新たな制作方法を使用してリマ
スタ(remaster)されることが可能であり、したがって、現行の5.1
チャンネル再生のための上述のハードウェアを使用してVRAを調整するための
手段をユーザに可能にする。
【0059】 この制作方法の詳細を説明するために使用される第1の具体例が典型的なポピ
ュラー音楽である。マスタ録音は、典型的には、ドラムスとギターとベースと音
声とを含むことがある様々なオーディオトラックを含む。これらのトラックは、
当然のことながら、そのプレイバックが完結した歌曲を構成するように単一の録
音メディア上で同期される。現行のCD(またはDVDオーディオ)ディスクが
制作される時には、これらのトラックが制作者の判断でステレオプログラムにミ
キシングされ、音声がその他の音楽とミキシングされる。現代のステレオ制作上
の慣例では、エンドユーザが音声−その他のオーディオ比に対して何らかの調節
を行うことは不可能である。しかし、制作者が左右チャンネル上に空間的に望ま
しい形で(非音声の)音楽ミックスを配置することになっている場合には、別々
の「プログラム」がエンドユーザによって再生時に互いに別個に調節されること
が可能である。(この制作は、マルチチャンネルプログラミングを含むDVDオ
ーディオ規格を使用して行われることが可能である。)さて、(左右の音楽と中
央の音声とを伴う形で)DVDがこのように制作された場合には、このDVDは
、ダウンミキシング前の中央チャンネル上の調節を伴って、5.1チャンネルか
ら2チャンネルへ上述のダウンミキシング装置によって再生されることが可能で
ある。この特定の実施形態が図9に示されている。
【0060】 図10は、ダウンミキシング前における中央チャンネルの調節を伴う、左右チ
ャンネル上に音楽を配置し中央チャンネル上に音声を配置するプロセスを示す。
このプロセスは、音声とその他のオーディオとから成るマスタオーディオプログ
ラム90の制作から始まる。ブロック91に示されているように、マスタオーデ
ィオプログラム90からの信号がミキシングされて左右のチャンネル上で同等に
調整される。3チャンネルオーディオメディア92が、左右のオーディオプログ
ラムがオーディオメディアの左右の位置にあると同時に、その音声がオーディオ
メディアの中央チャンネル上に位置するように作成される。このメディアは、そ
のプログラムの残り部分の合計オーディオレベルを基準にして標準再生レベルの
音声レベルを有する形で作成される。このことが、再生時に、エンドユーザが、
音声レベルとその他のオーディオのレベルとを同じ値に設定することによって標
準的なミックスを体験することが可能であることを確実なものにするであろう。
【0061】 オーディオ再生装置93は、以前の発明で説明されたレベル調節/ダウンミッ
クスハードウェア94に5.1チャンネル分のオーディオすべてを送る。ダウン
ミックスは、5.1チャンネルオーディオプログラムからステレオプログラムを
送るように設定されることが可能である。ほとんどの音楽の制作はサラウンド効
果または低周波数効果を必要としないので、ダウンミックスは、VRA再生のた
めに、単純に調節済みの音声レベルを左右チャンネルの音楽プログラムに組み合
わせる。このマルチチャンネルオーディオ制作方法は、ほとんどではなくても多
くのエンドユーザが、プログラミングのタイプにより適しているより少ない数の
チャンネルにダウンミキシングしているだろうという事実に基づく。典型的には
純粋なオーディオ性能にとってステレオイメージングで十分であるので、音楽が
これの卓越した例である。この方法は、ダウンミキシングに適しているダイアロ
グトラックを配置するために、より大容量のDVDメディアにおいて使用可能で
ある追加の空間を単に利用する。この実施形態は、中央チャンネルレベル調節の
ために上述のシステム構成要素に対して変更を加えることを全く必要とせずに、
VRA能力のためにシステム構成要素を使用する。
【0062】 図11は、図10で説明されている本発明による実施形態の別の具体例を示す
。空間的に配置されている音声を制作者が制作する(および、エンドユーザが体
験する)ことが望ましいだろう。エンドユーザに到達するまで音声とその他のオ
ーディオとが互いに分離している状態を保つために、および、空間的な配置能力
を有するために、(完全な空間的再生のためには)4つのチャンネルがエンドユ
ーザに伝送されなければならない。これらのオーディオチャンネルは左オーディ
オ、右オーディオ、左音声、右音声を含む。図10に示されているように、マス
タは完結した音楽的および空間的な配置のすべてを有する。5.1オーディオD
VDのようなマルチチャンネル録音メディアが制作され、その結果として左オー
ディオ(音声なし)が(Lのような)単一チャンネルに位置し、右オーディオが
Rに位置し、左音声が左サラウンドチャンネルに位置し、右音声が右サラウンド
チャンネルに位置する。純粋な音声のためにサラウンドチャンネルを使用するこ
とは純粋に任意であり、あらゆるディスクリートチャンネルが一般性の損失なし
に上記信号のどれにでも使用されることが可能である。制作中には、標準化手続
によって、オーディオコンポーネントの各々の配置がメディアのタイプに合わせ
て決定されるだろう。ここでは、左右の音声が左右のサラウンドに位置し、一方
、左右のオーディオが右チャンネルの左前に位置すると仮定する。
【0063】 図11は、必要とされる特殊なダウンミックスと、それが図10とはどのよう
に異なっているかを示す。左右のオーディオ信号の両方に供給されるオーディオ
利得があり、左右の音声信号の両方に供給される音声利得がある。このことが、
必要とされるVRA調節能力を可能にする。その次に、図に示されているように
、左プログラムが、左音声と左オーディオを組み合わせることによって生じさせ
られ、一方、右プログラムが、右オーディオと右音声を組み合わせることによっ
て生じさせられる。この結果として、純粋なステレオプログラムが送り出される
と同時に、依然としてエンドユーザがVRA比を調節することが可能である。
【0064】 本発明の実施形態は、ダウンミックス方法が中央チャンネル調節システム構成
要素に適合可能であることを確実にするように音声が配置されなければならない
、マルチチャンネルを使用することによる録音方法を開示する。ステレオ再生へ
のダウンミキシングのために音声が中央チャンネルに配置されることが示唆され
た。これは、ダイアログのためにまたはその他のオーディオのために他のチャン
ネルを使用することを除外しない。同様の調節およびダウンミックス方法が、そ
れらが当初録音されたチャンネルとは無関係に、所望の空間配置を有する全プロ
グラムを再生するために必要とされる。しかし、システム構成要素が予め決めら
れたフォーマットを除いて設計されていない場合には、ダウンミックスは制作に
不適合であり、最終的な結果は予測不可能であろう。専用のダイアログチャンネ
ルとして中央チャンネルを使用して制作が行われることを確実にすることによっ
て、および、エンドユーザは同様のシステム構成要素を使用してあらゆるダウン
ミックスシナリオのためにVRAを調節することが可能である。
【0065】 (幾つかのチャンネル上での再生を必要とする)マルチチャンネル音声セグメ
ントのためのVRA調節は、音声がその他のオーディオとは別個にDVD上で再
生される限り、依然としてあらゆるマルチチャンネルオーディオフォーマットに
関して行われることが可能である。このことは、音声とその他のオーディオの両
方のマルチチャンネル制作を必要とし、使用されるオーディオフォーマットのチ
ャンネルの数によって制限されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、記録または放送されたプログラムの一般的なバックグラウンドオーデ
ィオから関連の音声情報を分離する本発明による一般的な方法を示す図である。
【図2】 図2は、符号化されたプログラム信号を受け取って再生するための本発明によ
る実施形態を示す図である。
【図3】 図3は、一般的なホームシアターシステムの所期の空間配置設定を示す図であ
る。
【図4】 図4は、本発明による自動音声−その他のオーディオ(VRA)レベル調節機
能または検定されたオーディオ機能を選択するための選択権をエンドユーザが有
するシステムを示す図である。
【図5】 図5は、どのようにダウンミックスが本発明によって具体化されるかを示す1
つの概念図の具体例を示す図である。
【図6】 図6は、どのようにダウンミックスが本発明によって具体化されるかを示す1
つの概念図の別の具体例を示す図である。
【図7】 図7は、標準化されたダウンミックス係数を有する従来技術のドルビイ デジ
タルエンコーダおよびデコーダを示す図である。
【図8】 図8は、本発明による復号化された5.1チャンネルの各チャンネルにおける
エンドユーザ調節可能レベルを示す図である。
【図9】 図9は、本発明の実施形態による、図8に示すインタフェースボックスを示す
図である。
【図10】 図10は、ダウンミキシング前の中央チャンネルの調節を伴う、左右チャンネ
ル上に音楽を位置させかつ中央チャンネル上に音声を位置させるためのプロセス
を示す図である。
【図11】 図11は、本発明の原理による図10に示されているシステムの別の実施形態
を示す図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月3日(2002.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA, ZW (72)発明者 ソーンダース,ウィリアム エー. アメリカ合衆国,バージニア 24060,ブ ラックスバーグ,プリマス ストリート 2509 Fターム(参考) 5D044 AB05 BC02 CC06 FG23 FG30 5D062 BB20 CC01 CC02

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を復号する方法であって、 1つのチャンネルが中央チャンネルでありかつその他のチャンネルの少なくと
    も1つはその他のオーディオチャンネルである複数のチャンネルが定義されてい
    るディジタルオーディオ信号を受け取ること、 前記中央チャンネルの前記複数のチャンネルのその他のチャンネルに対する比
    率を求めるために、前記中央チャンネルを前記複数のチャンネルのその他のチャ
    ンネルの前記少なくとも1つと比較すること、および、 前記比率に関する予め決められた値が満たされない時に、前記中央チャンネル
    と前記複数のその他のチャンネルの前記少なくとも1つとを自動的に調節するこ
    と、 を含むオーディオ信号を復号する方法。
  2. 【請求項2】 前記比率の値が前記予め決められた値より大きい時に前記中
    央チャンネルと前記複数のその他のチャンネルの前記少なくとも1つとを調節す
    る段階をさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記比率の値が前記予め決められた値より小さい時に前記中
    央チャンネルと前記複数のその他のチャンネルの前記少なくとも1つとを調節す
    る段階をさらに含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記中央チャンネルはほぼ音声のチャンネルである請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記中央チャンネルは音声チャンネルである請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のチャンネルのその他のチャンネルの前記少なくと
    も1つは非音声チャンネルを含む請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 エンドユーザのためにオーディオプログラムの再生を最適化
    するオーディオシステムであって、 好適オーディオ信号とその他のオーディオ信号とを含む符号化されたオーディ
    オ信号を受け取る受信器、 好適オーディオ信号とその他のオーディオ信号とを再生するために前記符号化
    オーディオ信号を復号する、前記受信器に接続されているデコーダ、 前記好適オーディオ信号を調節する、前記デコーダに接続されている第1のユ
    ーザ調節可能増幅器、 前記その他のオーディオ信号を調節する、前記デコーダに接続されている第2
    のユーザ調節可能増幅器、 前記好適オーディオ信号の前記その他のオーディオ信号に対する比率を比較し
    て値を出力する、前記デコーダに接続されているプロセッサ、および、 前記好適オーディオ信号の前記その他のオーディオ信号に対する前記比率の予
    め決められた値が満たされないとき前記比率を自動的に調節する制御装置、 を含むオーディオシステム。
  8. 【請求項8】 前記比率が前記予め決められた値よりも大きいとき前記選好
    オーディオ信号は調節される請求項7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記比率が前記予め決められた値よりも小さいとき前記選好
    オーディオ信号は調節される請求項7に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記比率が前記予め決められた値よりも大きいとき前記そ
    の他のオーディオ信号は調節される請求項7に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記比率が前記予め決められた値よりも小さいとき前記そ
    の他のオーディオ信号は調節される請求項7に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記好適オーディオ信号はほぼ音声の信号を含む請求項1
    に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記好適オーディオ信号は音声信号を含む請求項1に記載
    のシステム。
  14. 【請求項14】 前記その他のオーディオ信号は非音声信号を含む請求項1
    に記載のシステム。
JP2001502618A 1999-06-15 2000-06-13 音声対残留オーディオ(vra)の相互作用形中央チャンネルのダウンミックス Expired - Lifetime JP4818554B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13924299P 1999-06-15 1999-06-15
US60/139,242 1999-06-15
US09/580,203 US6442278B1 (en) 1999-06-15 2000-05-26 Voice-to-remaining audio (VRA) interactive center channel downmix
US09/580,203 2000-05-26
PCT/US2000/016068 WO2000078094A1 (en) 1999-06-15 2000-06-13 Voice-to-remaining audio (vra) interactive center channel downmix

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003501985A true JP2003501985A (ja) 2003-01-14
JP4818554B2 JP4818554B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=26837025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001502618A Expired - Lifetime JP4818554B2 (ja) 1999-06-15 2000-06-13 音声対残留オーディオ(vra)の相互作用形中央チャンネルのダウンミックス

Country Status (13)

Country Link
US (2) US6442278B1 (ja)
EP (1) EP1190598A1 (ja)
JP (1) JP4818554B2 (ja)
CN (1) CN1284410C (ja)
AR (1) AR024352A1 (ja)
AU (1) AU761690C (ja)
BR (1) BR0011645A (ja)
CA (1) CA2374849A1 (ja)
IL (1) IL147057A0 (ja)
MX (1) MXPA01012991A (ja)
NO (1) NO20016090L (ja)
TW (1) TW480894B (ja)
WO (1) WO2000078094A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008060632A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Tamura Seisakusho Co Ltd 音声調整装置、方法及びプログラム
JP2019134442A (ja) * 2019-03-04 2019-08-08 ローム株式会社 ミキサー回路、オーディオ信号処理回路、オーディオ信号のミキシング方法、それを用いた車載用オーディオ装置、オーディオコンポーネント装置、電子機器

Families Citing this family (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6442278B1 (en) * 1999-06-15 2002-08-27 Hearing Enhancement Company, Llc Voice-to-remaining audio (VRA) interactive center channel downmix
JP2001268700A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Fujitsu Ten Ltd 音響装置
US7212872B1 (en) * 2000-05-10 2007-05-01 Dts, Inc. Discrete multichannel audio with a backward compatible mix
US20040096065A1 (en) * 2000-05-26 2004-05-20 Vaudrey Michael A. Voice-to-remaining audio (VRA) interactive center channel downmix
JP4304401B2 (ja) * 2000-06-07 2009-07-29 ソニー株式会社 マルチチャンネルオーディオ再生装置
JP2004516732A (ja) * 2000-12-18 2004-06-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 音声再生装置
US7177432B2 (en) * 2001-05-07 2007-02-13 Harman International Industries, Incorporated Sound processing system with degraded signal optimization
US7447321B2 (en) * 2001-05-07 2008-11-04 Harman International Industries, Incorporated Sound processing system for configuration of audio signals in a vehicle
US7451006B2 (en) * 2001-05-07 2008-11-11 Harman International Industries, Incorporated Sound processing system using distortion limiting techniques
US6804565B2 (en) * 2001-05-07 2004-10-12 Harman International Industries, Incorporated Data-driven software architecture for digital sound processing and equalization
US7668317B2 (en) * 2001-05-30 2010-02-23 Sony Corporation Audio post processing in DVD, DTV and other audio visual products
JP2003102100A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Pioneer Electronic Corp デジタル音響再生装置、音響装置、および音響再生システム
WO2003093775A2 (en) * 2002-05-03 2003-11-13 Harman International Industries, Incorporated Sound detection and localization system
JP3800139B2 (ja) * 2002-07-09 2006-07-26 ヤマハ株式会社 レベル調節方法、プログラムおよび音声信号装置
AU2003244932A1 (en) * 2002-07-12 2004-02-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Audio coding
US7006645B2 (en) * 2002-07-19 2006-02-28 Yamaha Corporation Audio reproduction apparatus
US20060106597A1 (en) * 2002-09-24 2006-05-18 Yaakov Stein System and method for low bit-rate compression of combined speech and music
KR20040060718A (ko) * 2002-12-28 2004-07-06 삼성전자주식회사 오디오 스트림 믹싱 방법, 그 장치 및 그 정보저장매체
EP1576602A4 (en) * 2002-12-28 2008-05-28 Samsung Electronics Co Ltd METHOD AND DEVICE FOR MIXING AUDIO SEQUENCE AND INFORMATION RECORDING MEDIUM
US7269452B2 (en) * 2003-04-15 2007-09-11 Ipventure, Inc. Directional wireless communication systems
US8849185B2 (en) 2003-04-15 2014-09-30 Ipventure, Inc. Hybrid audio delivery system and method therefor
US7551745B2 (en) * 2003-04-24 2009-06-23 Dolby Laboratories Licensing Corporation Volume and compression control in movie theaters
US7251337B2 (en) 2003-04-24 2007-07-31 Dolby Laboratories Licensing Corporation Volume control in movie theaters
KR101164937B1 (ko) * 2003-05-28 2012-07-12 돌비 레버러토리즈 라이쎈싱 코오포레이션 오디오 신호의 인식된 라우드니스를 계산 및 조정하는방법, 장치 및 컴퓨터 프로그램
KR100429688B1 (ko) * 2003-06-21 2004-05-03 주식회사 휴맥스 모자이크 이피지 서비스에서의 오디오 송신 및 수신방법
US7398207B2 (en) * 2003-08-25 2008-07-08 Time Warner Interactive Video Group, Inc. Methods and systems for determining audio loudness levels in programming
US7190795B2 (en) * 2003-10-08 2007-03-13 Henry Simon Hearing adjustment appliance for electronic audio equipment
EP1736001B2 (en) 2004-04-08 2021-09-29 MediaTek Inc. Audio level control
US8626494B2 (en) * 2004-04-30 2014-01-07 Auro Technologies Nv Data compression format
US8009837B2 (en) * 2004-04-30 2011-08-30 Auro Technologies Nv Multi-channel compatible stereo recording
JP2006109290A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 復号化装置
AU2005299410B2 (en) 2004-10-26 2011-04-07 Dolby Laboratories Licensing Corporation Calculating and adjusting the perceived loudness and/or the perceived spectral balance of an audio signal
US8199933B2 (en) 2004-10-26 2012-06-12 Dolby Laboratories Licensing Corporation Calculating and adjusting the perceived loudness and/or the perceived spectral balance of an audio signal
US8077815B1 (en) 2004-11-16 2011-12-13 Adobe Systems Incorporated System and method for processing multi-channel digital audio signals
US7787631B2 (en) * 2004-11-30 2010-08-31 Agere Systems Inc. Parametric coding of spatial audio with cues based on transmitted channels
US20060241797A1 (en) * 2005-02-17 2006-10-26 Craig Larry V Method and apparatus for optimizing reproduction of audio source material in an audio system
PL1931197T3 (pl) * 2005-04-18 2015-09-30 Basf Se Preparat zawierający co najmniej jeden fungicyd konazolowy, inny fungicyd i jeden kopolimer stabilizujący
WO2006126843A2 (en) 2005-05-26 2006-11-30 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for decoding audio signal
JP4988717B2 (ja) 2005-05-26 2012-08-01 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド オーディオ信号のデコーディング方法及び装置
KR100878816B1 (ko) 2006-02-07 2009-01-14 엘지전자 주식회사 부호화/복호화 장치 및 방법
CN101410892B (zh) * 2006-04-04 2012-08-08 杜比实验室特许公司 改进的离散余弦变换域中的音频信号响度测量及修改
TWI517562B (zh) 2006-04-04 2016-01-11 杜比實驗室特許公司 用於將多聲道音訊信號之全面感知響度縮放一期望量的方法、裝置及電腦程式
DE602007011594D1 (de) 2006-04-27 2011-02-10 Dolby Lab Licensing Corp Tonverstärkungsregelung mit erfassung von publikumsereignissen auf der basis von spezifischer lautstärke
JP4940308B2 (ja) 2006-10-20 2012-05-30 ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション リセットを用いるオーディオダイナミクス処理
US8521314B2 (en) * 2006-11-01 2013-08-27 Dolby Laboratories Licensing Corporation Hierarchical control path with constraints for audio dynamics processing
US8396574B2 (en) * 2007-07-13 2013-03-12 Dolby Laboratories Licensing Corporation Audio processing using auditory scene analysis and spectral skewness
CN102017402B (zh) * 2007-12-21 2015-01-07 Dts有限责任公司 用于调节音频信号的感知响度的系统
KR101227876B1 (ko) * 2008-04-18 2013-01-31 돌비 레버러토리즈 라이쎈싱 코오포레이션 서라운드 경험에 최소한의 영향을 미치는 멀티-채널 오디오에서 음성 가청도를 유지하는 방법과 장치
US8577052B2 (en) * 2008-11-06 2013-11-05 Harman International Industries, Incorporated Headphone accessory
JP4844622B2 (ja) * 2008-12-05 2011-12-28 ソニー株式会社 音量補正装置、音量補正方法、音量補正プログラムおよび電子機器、音響装置
JP5564803B2 (ja) * 2009-03-06 2014-08-06 ソニー株式会社 音響機器及び音響処理方法
US8538042B2 (en) 2009-08-11 2013-09-17 Dts Llc System for increasing perceived loudness of speakers
TWI459828B (zh) * 2010-03-08 2014-11-01 Dolby Lab Licensing Corp 在多頻道音訊中決定語音相關頻道的音量降低比例的方法及系統
US9312829B2 (en) 2012-04-12 2016-04-12 Dts Llc System for adjusting loudness of audio signals in real time
EP3503095A1 (en) 2013-08-28 2019-06-26 Dolby Laboratories Licensing Corp. Hybrid waveform-coded and parametric-coded speech enhancement
EP3154279A4 (en) * 2014-06-06 2017-11-01 Sony Corporation Audio signal processing apparatus and method, encoding apparatus and method, and program
WO2016019130A1 (en) * 2014-08-01 2016-02-04 Borne Steven Jay Audio device
US10978079B2 (en) * 2015-08-25 2021-04-13 Dolby Laboratories Licensing Corporation Audio encoding and decoding using presentation transform parameters
EP3369175B1 (en) 2015-10-28 2024-01-10 DTS, Inc. Object-based audio signal balancing

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS492161Y1 (ja) * 1972-08-09 1974-01-19
JPH03195300A (ja) * 1989-12-25 1991-08-26 Mitsubishi Electric Corp 音声再生装置
JPH06165079A (ja) * 1992-11-25 1994-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチチャンネルステレオ用ダウンミキシング装置
JPH0844686A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Hitachi Ltd データ管理システム
WO1999012386A1 (en) * 1997-09-05 1999-03-11 Lexicon 5-2-5 matrix encoder and decoder system

Family Cites Families (88)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2783677A (en) 1953-06-29 1957-03-05 Ampex Electric Corp Stereophonic sound system and method
US3046337A (en) 1957-08-05 1962-07-24 Hamner Electronics Company Inc Stereophonic sound
US3110769A (en) 1959-01-17 1963-11-12 Telefunken Gmbh Stereo sound control system
GB1522599A (en) 1974-11-16 1978-08-23 Dolby Laboratories Inc Centre channel derivation for stereophonic cinema sound
US4074084A (en) 1975-11-05 1978-02-14 Berg Johannes C M Van Den Method and apparatus for receiving sound intended for stereophonic reproduction
US4150253A (en) 1976-03-15 1979-04-17 Inter-Technology Exchange Ltd. Signal distortion circuit and method of use
US4051331A (en) 1976-03-29 1977-09-27 Brigham Young University Speech coding hearing aid system utilizing formant frequency transformation
US4052559A (en) 1976-12-20 1977-10-04 Rockwell International Corporation Noise filtering device
US4406001A (en) 1980-08-18 1983-09-20 The Variable Speech Control Company ("Vsc") Time compression/expansion with synchronized individual pitch correction of separate components
US4405831A (en) 1980-12-22 1983-09-20 The Regents Of The University Of California Apparatus for selective noise suppression for hearing aids
US4454609A (en) 1981-10-05 1984-06-12 Signatron, Inc. Speech intelligibility enhancement
US4516257A (en) 1982-11-15 1985-05-07 Cbs Inc. Triphonic sound system
US4484345A (en) 1983-02-28 1984-11-20 Stearns William P Prosthetic device for optimizing speech understanding through adjustable frequency spectrum responses
US4622440A (en) 1984-04-11 1986-11-11 In Tech Systems Corp. Differential hearing aid with programmable frequency response
US4776016A (en) 1985-11-21 1988-10-04 Position Orientation Systems, Inc. Voice control system
US4809337A (en) 1986-06-20 1989-02-28 Scholz Research & Development, Inc. Audio noise gate
US5138498A (en) 1986-10-22 1992-08-11 Fuji Photo Film Co., Ltd. Recording and reproduction method for a plurality of sound signals inputted simultaneously
US4816905A (en) 1987-04-30 1989-03-28 Gte Laboratories Incorporated & Gte Service Corporation Telecommunication system with video and audio frames
JPH06101664B2 (ja) 1987-08-20 1994-12-12 パイオニア株式会社 再生波形等化回路
DE3730763A1 (de) 1987-09-12 1989-03-30 Blaupunkt Werke Gmbh Schaltung zur stoergeraeuschkompensation
US4941179A (en) 1988-04-27 1990-07-10 Gn Davavox A/S Method for the regulation of a hearing aid, a hearing aid and the use thereof
JP3017744B2 (ja) 1989-03-09 2000-03-13 パイオニア株式会社 ボイスチェンジ回路
US5212764A (en) 1989-04-19 1993-05-18 Ricoh Company, Ltd. Noise eliminating apparatus and speech recognition apparatus using the same
US5450146A (en) 1989-05-24 1995-09-12 Digital Theater Systems, L.P. High fidelity reproduction device for cinema sound
US5003605A (en) 1989-08-14 1991-03-26 Cardiodyne, Inc. Electronically augmented stethoscope with timing sound
US5144454A (en) 1989-10-31 1992-09-01 Cury Brian L Method and apparatus for producing customized video recordings
US5113447A (en) * 1990-01-05 1992-05-12 Electronic Engineering And Manufacturing, Inc. Method and system for optimizing audio imaging in an automotive listening environment
JPH03236691A (ja) 1990-02-14 1991-10-22 Hitachi Ltd テレビジョン受信機用音声回路
JP2538668Y2 (ja) 1990-03-02 1997-06-18 ブラザー工業株式会社 メッセージ機能付き音楽再生装置
US5216718A (en) 1990-04-26 1993-06-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Method and apparatus for processing audio signals
DE69132749T2 (de) 1990-05-28 2002-07-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Vorrichtung zur Sprachsignalverarbeitung für die Bestimmung eines Sprachsignals in einem verrauschten Sprachsignal
EP0459362B1 (en) 1990-05-28 1997-01-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Voice signal processor
JP3006059B2 (ja) 1990-09-17 2000-02-07 ソニー株式会社 音場拡大装置
US5155510A (en) 1990-11-29 1992-10-13 Digital Theater Systems Corporation Digital sound system for motion pictures with analog sound track emulation
US5146504A (en) 1990-12-07 1992-09-08 Motorola, Inc. Speech selective automatic gain control
US5408686A (en) 1991-02-19 1995-04-18 Mankovitz; Roy J. Apparatus and methods for music and lyrics broadcasting
JP3068226B2 (ja) 1991-02-27 2000-07-24 株式会社リコス バックコーラス合成装置
US5210366A (en) 1991-06-10 1993-05-11 Sykes Jr Richard O Method and device for detecting and separating voices in a complex musical composition
JPH0537478A (ja) 1991-07-31 1993-02-12 Fujitsu Ten Ltd 音場制御装置
EP0553906B1 (en) 1992-01-21 1998-04-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for sound enhancement with envelopes of multiband passed signals feeding comb filters
US5384599A (en) 1992-02-21 1995-01-24 General Electric Company Television image format conversion system including noise reduction apparatus
US5812688A (en) 1992-04-27 1998-09-22 Gibson; David A. Method and apparatus for using visual images to mix sound
JPH05342762A (ja) 1992-06-12 1993-12-24 Sanyo Electric Co Ltd 音声再生回路
JPH087524B2 (ja) 1992-07-17 1996-01-29 株式会社日本ビデオセンター カラオケ採点表示装置
US5319713A (en) 1992-11-12 1994-06-07 Rocktron Corporation Multi dimensional sound circuit
US5325423A (en) 1992-11-13 1994-06-28 Multimedia Systems Corporation Interactive multimedia communication system
US5341253A (en) 1992-11-28 1994-08-23 Tatung Co. Extended circuit of a HiFi KARAOKE video cassette recorder having a function of simultaneous singing and recording
US5400409A (en) 1992-12-23 1995-03-21 Daimler-Benz Ag Noise-reduction method for noise-affected voice channels
DE69423922T2 (de) * 1993-01-27 2000-10-05 Koninkl Philips Electronics Nv Tonsignalverarbeitungsanordnung zur Ableitung eines Mittelkanalsignals und audiovisuelles Wiedergabesystem mit solcher Verarbeitungsanordnung
US5572591A (en) 1993-03-09 1996-11-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sound field controller
US5396560A (en) 1993-03-31 1995-03-07 Trw Inc. Hearing aid incorporating a novelty filter
US5434922A (en) 1993-04-08 1995-07-18 Miller; Thomas E. Method and apparatus for dynamic sound optimization
JP3206619B2 (ja) 1993-04-23 2001-09-10 ヤマハ株式会社 カラオケ装置
US5619383A (en) 1993-05-26 1997-04-08 Gemstar Development Corporation Method and apparatus for reading and writing audio and digital data on a magnetic tape
JP2951502B2 (ja) 1993-05-26 1999-09-20 パイオニア株式会社 カラオケ装置
JP3685812B2 (ja) 1993-06-29 2005-08-24 ソニー株式会社 音声信号送受信装置
US5644677A (en) 1993-09-13 1997-07-01 Motorola, Inc. Signal processing system for performing real-time pitch shifting and method therefor
US5485522A (en) 1993-09-29 1996-01-16 Ericsson Ge Mobile Communications, Inc. System for adaptively reducing noise in speech signals
BE1007617A3 (nl) 1993-10-11 1995-08-22 Philips Electronics Nv Transmissiesysteem met gebruik van verschillende codeerprincipes.
US5576843A (en) 1993-10-29 1996-11-19 Time Warner Entertainment Co., L.P. System and method for controlling play of multiple dialog audio tracks of a software carrier
US5469370A (en) 1993-10-29 1995-11-21 Time Warner Entertainment Co., L.P. System and method for controlling play of multiple audio tracks of a software carrier
US5569038A (en) 1993-11-08 1996-10-29 Tubman; Louis Acoustical prompt recording system and method
US5497425A (en) * 1994-03-07 1996-03-05 Rapoport; Robert J. Multi channel surround sound simulation device
TW247390B (en) 1994-04-29 1995-05-11 Audio Products Int Corp Apparatus and method for adjusting levels between channels of a sound system
JP3568584B2 (ja) 1994-06-28 2004-09-22 ローム株式会社 オーディオ装置
US5533129A (en) * 1994-08-24 1996-07-02 Gefvert; Herbert I. Multi-dimensional sound reproduction system
US5706145A (en) 1994-08-25 1998-01-06 Hindman; Carl L. Apparatus and methods for audio tape indexing with data signals recorded in the guard band
JPH08102687A (ja) * 1994-09-29 1996-04-16 Yamaha Corp 音声送受信方式
US5668339A (en) 1994-10-26 1997-09-16 Daewoo Electronics Co., Ltd. Apparatus for multiplexing an audio signal in a video-song playback system
JP2897659B2 (ja) 1994-10-31 1999-05-31 ヤマハ株式会社 カラオケ装置
US5751903A (en) 1994-12-19 1998-05-12 Hughes Electronics Low rate multi-mode CELP codec that encodes line SPECTRAL frequencies utilizing an offset
JP3239672B2 (ja) 1995-02-15 2001-12-17 ヤマハ株式会社 自動演奏装置
JP3319211B2 (ja) 1995-03-23 2002-08-26 ヤマハ株式会社 音声変換機能付カラオケ装置
KR0155811B1 (ko) 1995-03-28 1998-12-15 김광호 컴팩트 디스크 플레이어 일체형 텔레비젼 수상기
US5684714A (en) 1995-05-08 1997-11-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and system for a user to manually alter the quality of a previously encoded video sequence
KR100188089B1 (ko) 1995-07-10 1999-06-01 김광호 음성 강조 회로
US5872851A (en) 1995-09-18 1999-02-16 Harman Motive Incorporated Dynamic stereophonic enchancement signal processing system
US5852800A (en) 1995-10-20 1998-12-22 Liquid Audio, Inc. Method and apparatus for user controlled modulation and mixing of digitally stored compressed data
US5666350A (en) 1996-02-20 1997-09-09 Motorola, Inc. Apparatus and method for coding excitation parameters in a very low bit rate voice messaging system
US5727068A (en) * 1996-03-01 1998-03-10 Cinema Group, Ltd. Matrix decoding method and apparatus
US5809472A (en) 1996-04-03 1998-09-15 Command Audio Corporation Digital audio data transmission system based on the information content of an audio signal
US5822370A (en) 1996-04-16 1998-10-13 Aura Systems, Inc. Compression/decompression for preservation of high fidelity speech quality at low bandwidth
JPH09322078A (ja) 1996-05-24 1997-12-12 Toko Inc 画像伝送装置
US5912976A (en) * 1996-11-07 1999-06-15 Srs Labs, Inc. Multi-channel audio enhancement system for use in recording and playback and methods for providing same
US6005948A (en) * 1997-03-21 1999-12-21 Sony Corporation Audio channel mixing
US6026168A (en) * 1997-11-14 2000-02-15 Microtek Lab, Inc. Methods and apparatus for automatically synchronizing and regulating volume in audio component systems
US6311155B1 (en) * 2000-02-04 2001-10-30 Hearing Enhancement Company Llc Use of voice-to-remaining audio (VRA) in consumer applications
US6442278B1 (en) * 1999-06-15 2002-08-27 Hearing Enhancement Company, Llc Voice-to-remaining audio (VRA) interactive center channel downmix

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS492161Y1 (ja) * 1972-08-09 1974-01-19
JPH03195300A (ja) * 1989-12-25 1991-08-26 Mitsubishi Electric Corp 音声再生装置
JPH06165079A (ja) * 1992-11-25 1994-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチチャンネルステレオ用ダウンミキシング装置
JPH0844686A (ja) * 1994-07-28 1996-02-16 Hitachi Ltd データ管理システム
WO1999012386A1 (en) * 1997-09-05 1999-03-11 Lexicon 5-2-5 matrix encoder and decoder system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008060632A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Tamura Seisakusho Co Ltd 音声調整装置、方法及びプログラム
JP2019134442A (ja) * 2019-03-04 2019-08-08 ローム株式会社 ミキサー回路、オーディオ信号処理回路、オーディオ信号のミキシング方法、それを用いた車載用オーディオ装置、オーディオコンポーネント装置、電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
BR0011645A (pt) 2002-04-30
CA2374849A1 (en) 2000-12-21
NO20016090L (no) 2002-02-15
JP4818554B2 (ja) 2011-11-16
IL147057A0 (en) 2002-08-14
AU5733000A (en) 2001-01-02
AU761690C (en) 2003-10-30
US20030002683A1 (en) 2003-01-02
NO20016090D0 (no) 2001-12-13
MXPA01012991A (es) 2002-07-02
AU761690B2 (en) 2003-06-05
US6650755B2 (en) 2003-11-18
CN1284410C (zh) 2006-11-08
AR024352A1 (es) 2002-10-02
TW480894B (en) 2002-03-21
WO2000078094A1 (en) 2000-12-21
EP1190598A1 (en) 2002-03-27
US6442278B1 (en) 2002-08-27
CN1369189A (zh) 2002-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818554B2 (ja) 音声対残留オーディオ(vra)の相互作用形中央チャンネルのダウンミックス
US8284960B2 (en) User adjustable volume control that accommodates hearing
US7415120B1 (en) User adjustable volume control that accommodates hearing
US6912501B2 (en) Use of voice-to-remaining audio (VRA) in consumer applications
JP2003522439A (ja) 音声対残留オーディオ(vra)相互作用式補聴装置および補助設備
KR20000053152A (ko) 기록/재생용 다중채널 오디오 강화 시스템 및 그 제공 방법
JP2009141972A (ja) 擬似立体音響出力をモノラル入力から合成する装置および方法
AU2001231228A1 (en) Use of voice-to-remaining audio (VRA) in consumer applications
US20040096065A1 (en) Voice-to-remaining audio (VRA) interactive center channel downmix
JP2727339B2 (ja) 環境音響装置
Nakahara Multichannel Monitoring Tutorial Booklet
WO1999053721A1 (en) Improved hearing enhancement system and method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090901

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091202

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110831

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4818554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term