JP2004516732A - 音声再生装置 - Google Patents

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エム アールツ,ロナルデュス
イルワン,ロイ
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Koninklijke Philips NV
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Koninklijke Philips Electronics NV
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
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    • G11B20/10018Improvement or modification of read or write signals analog processing for digital recording or reproduction
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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Abstract

多数チャネル音声再生はある程度の間すでに使用されている。例えば、サラウンドサウンドは再生される音声を大いに改善する。音声信号の再生をさらに改善するために、さらに伝達関数を使用して少なくともいくつかの信号部分を単調伝達関数を用いて処理する向上手段が本発明において提案される。

Description

【0001】
(発明の属する技術分野)
本発明は、音声信号を再生する音声再生装置に関する。
【0002】
(従来の技術、発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段)
最近、例えば、サラウンドサウンド信号および/またはいわゆる中心信号を含む多数チャネル音声信号を再生することも時には可能である。多数チャネル信号、例えば、サラウンド信号および/または中心信号を再生することによっても、聴者はより自然な音としてこれを聴く。公知の音声再生装置の不利な点の1つは、例えば、サラウンドサウンド信号はたいてい低すぎるレベルにあることである。さらに、例えば、サラウンドサウンド信号が増幅されるとき、ほとんどの場合、サラウンドサウンド信号は支配的になりすぎてしまい、ある場合には歪んでしまう。正常な左右の信号部分を除く多数チャネル音声信号の他の部分に関して、同じ不利な点が見られる。
【0003】
本発明の目的は、多数チャネル音声信号を修正することが可能であり、先行技術の装置が持つ不利な点を持たない音声再生装置を提供することである。この目的のために、本発明に従った音声再生装置は請求項1の特徴を有する。
【0004】
多数チャネル音声信号部分のための関数が、低いレベルの信号部分に関しては線形の勾配を持ち、高いレベルの音声信号部分に関しては単調に減少する勾配を持つようにして、多数チャネル音声信号部分を処理することによって、先行技術装置の不利な点が解消される。
【0005】
実験によって多数チャネル音声信号再生が実質的に改善されることが示された。スピーチ・発言(speech)の明瞭さ、即ち(音声信号の低いレベル部分での)人と人との対話が改善され、大きい音の効果が(音声信号のより高いレベル部分において)より優れるようになる。
【0006】
本発明の実施形態は従属請求項に記載されている。
【0007】
本発明および有益な本発明を実施するために選択的に使用される他の特徴は、以下で述べられ図面に示された例によって明らかになるであろう。
【0008】
(発明の実施の形態)
図1は本発明に従った音声再生装置1の例を示している。この音声再生装置は、音声信号、この例ではk個のチャネルを受ける入力Iを含む。
この音声入力は、音声入力信号を処理する音声前段階処理部PPUに接続される。
【0009】
前段階処理部PPUにおいて音声信号を前段階処理した後、k個の信号部分が音声処理部APUに供給される。前段階処理部において、例えば、入ってくる信号を異なる数の出力信号に変形して音声処理部に供給することが可能である。例えば、入力信号は2つの信号部分を持つことができ、前段階処理部の出力信号は5つの信号部分をもつことができる。いわゆるサラウンドサウンド信号への変形である。また、DVDの場合では、入力信号が既に5つの信号部分を持ち、出力信号も5つの信号部分を持つことが可能である。この方法で、音声処理部APUでさらに扱われる入力信号の必要な数を得ることが可能である。
【0010】
この音声処理部APUにおいて、n個のチャネルの出力信号部分(例えば、上述のようにn=5)は分離部SPにおいてmチャネル信号部分(m個のチャネルの信号部分)に分離させられる。mチャネル信号部分は向上手段EMに供給される。残りのn−mチャネル信号部分は結合部COMに直接供給される。この例ではEM1からEMmを含む向上手段EMにおいて、mチャネル信号部分は伝達関数(transfer function)を用いて処理される。この伝達機能は、反対称(f(−x)=−f(x))であり、好ましくは、単調(monotone)である。
【0011】
向上手段における処理の後、mチャネル信号部分は、結合部COMに供給されてn−mチャネル信号部分と結合させられる。結合部はl(エル)チャネル信号をl個のラウドスピーカー(loudspeakers)L1からLlに供給する。
【0012】
どんな反対称で好ましくは単調である関数f(−x)=−f(x)でもサラウンドサウンド処理部の伝達関数に使用することが可能である。例えば、y(x)=ctanh(cx)である。
【0013】
値cは関数yの最大レベルを決定する。値cは、関数の単調減少する勾配が必要な増幅範囲内にあるように選択できる。
【0014】
ユーザーが定数値cとcを選択してもよい。また、定数値cとcは入力信号に依存してもよい。c1とc2の代表的な値は、例として|x|max=215(符号ビットを含む16ビット)において、c=7824、c=25000である。小さいxに関しては、y/xはおよそc/c=3.2であるかまたはおよそ10dBの利得に等しい。
【0015】
図2は、本発明に従った音声再生装置において使用される向上手段EM2の伝達関数の例を示している。
【0016】
この例では、向上手段は上述の形を持つ伝達関数を有する非線形的装置を含んでいる。
当業者は、本発明に従って本発明の範囲から逸脱せずに装置の上述した例の多くの変形例に十分気がつくであろう。
【0017】
例えば、各チャネル部分を、別の係数を持つすなわち各チャネルに関して異なる係数を持つ別々の伝達関数を用いて扱うことが可能である。
【0018】
向上手段EMは、例えば、いわゆるロングテールペア(long tail pair)を使用することによってアナログ変域の伝達関数を得ることが可能である。これによって、電流を一方のトランジスターからtanh(x)伝達関数を持つ他方のトランジスターへ引き継ぐ・渡すことが可能である。
【0019】
さらに、テーブルや(スプライン(spline))補間法や、また、tanh(x)も使用することによってディジタル変域の向上手段を得ることが可能である。
【0020】
上述の本発明は、あらゆる種類の多数チャネル信号(多数のチャネル信号)において使用されることが可能である。例えば、本発明はサラウンドサウンド信号とともに使用されることが可能である。さらに、値CとCは各チャネルに関して同じにすることが可能であり、または、値CとCは各チャネルに関して独立的に選択されることが可能である。また、受けられた入力信号に基づいて値を決定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に従った音声再生装置を概略的に描いた例を示している。
【図2】
本発明に従った音声再生装置に使用される向上手段を示している。

Claims (5)

  1. 音声再生装置であって、k個のチャネルの入力信号を受ける入力と、l(エル)個のチャネルの出力信号をl個のラウドスピーカーに供給する出力と、上記入力信号を処理する音声処理部とを含み、
    上記音声処理部は上記k個のチャネルの入力信号の内のm個のチャネルの信号部分を向上させる向上手段を含み、m≦kであり、上記向上手段は好ましくは単調伝達関数を有することを特徴とする音声再生装置。
  2. 上記向上手段が、反対称である単調関数を有する非線形的装置を含むことを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  3. 上記伝達関数がtanh(x)であることを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  4. 音声信号を再生する方法であって、受けた入力信号を処理するステップと、分離された信号部分を供給するステップと、単調減少する勾配を持つ伝達関数を用いて信号部分を処理するステップとを含む方法。
  5. 上記伝達関数がtanh(x)であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
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