JP2003501438A - アルキルポリグリコシド調製の改良方法 - Google Patents

アルキルポリグリコシド調製の改良方法

Info

Publication number
JP2003501438A
JP2003501438A JP2001502436A JP2001502436A JP2003501438A JP 2003501438 A JP2003501438 A JP 2003501438A JP 2001502436 A JP2001502436 A JP 2001502436A JP 2001502436 A JP2001502436 A JP 2001502436A JP 2003501438 A JP2003501438 A JP 2003501438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty alcohol
solvent
dispersion
mixture
alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001502436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003501438A5 (ja
Inventor
ロス,シー.,ディーン
エドワーズ,フランク,エル.
マッカリー,パトリック,ジュニア.
Original Assignee
コグニス コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コグニス コーポレーション filed Critical コグニス コーポレーション
Publication of JP2003501438A publication Critical patent/JP2003501438A/ja
Publication of JP2003501438A5 publication Critical patent/JP2003501438A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 含水糖類の混合物を脂肪アルコールの第1部に添加し、脂肪アルコールの第2部を添加し、この混合物を攪拌し、結晶化させ、含水量を低減し、固体粒子を含む含水量を低減したこの分散を有効量の酸性触媒と接触し、脂肪族アルコールを糖類供給源と反応させて、アルキルポリグリコシドを形成することを含むアルキル多糖類の調製用工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
アルキルポリグリコシドは少なくとも60年は知られている。これらは、低毒
性かつ皮膚に刺激性の少ない非イオン系界面活性剤である。これらは再生可能資
源から作製することができ、環境内で急速に分解される。 アルキルグリコシド調製の初期の工程は、2ステップ工程であった。第1ステ
ップは、1〜6炭素原子を有する低級アルコールを、酸性触媒の存在下で、糖類
供給源と反応させて、アルキルポリグリコシドを形成することを含んだ。これら
のアルキルポリグリコシドは、有用な界面活性剤特性を持たない。水はアルコー
ルに混和性があり、または溶解性が高いために、この反応混合物は多量の水分を
含む(米国特許第4,721,780号を参照)。脂肪族が7〜22炭素原子を
含む高級アルキルポリグリコシドは、実質的に無水条件下における、低級グリコ
シドの高級脂肪アルコールによるアセタール交換反応によって調製された。
【0002】 最近では、7〜約22炭素原子を持つアルキル基を有するアルキルポリグリコ
シドが、「直接工程」によって調製されるようになった。「直接工程」では、反
応で形成される水分を、反応混合物の含水量を理論的可能な限り低レベルに維持
するために、形成されたら可能な限り迅速に除去するような条件で、酸性触媒の
存在下、長鎖脂肪アルコールを糖類供給源と反応させる。反応で形成される水は
、脂肪アルコールに僅かに溶解性があるのみで、不溶解性水はその結果、望まし
くない副反応物を迅速に形成する。「直接工程」のパラメータは、米国特許第3
,839,318号で設定されており、本明細書中に参考文献として編入してい
る。米国特許第4,939,245号、米国特許第4,950,743号、米国
特許第5,003,057号のような他の特許もまた「直接工程」を説明してお
り、本明細書中に参考文献として編入している。
【0003】 直接工程においては、化学量論的に過剰に存在する、糖類の無水物供給源ある
いはアルコールと混合された含水糖類供給源を、減圧下で加熱して水分を除去す
る。酸性触媒を糖類供給源と脂肪アルコールの混合物中に添加し、水分が実質的
に除去された後で、この混合物を減圧下で加熱して、アルキルポリグリコシドを
形成する。代替法としては、無水糖類とアルコールのスラリーを形成し得る。こ
のスラリーを次ぎに加熱したアルコールの第2部に添加する。含水糖類供給源は
、無水性原料よりも遙かに安価であるために、含水糖類供給源を使用することが
好ましい。
【0004】 70%高デキストロースシロップのような供給源は液体であり、取り扱いが容
易で、ポンプも容易であり、現在使用されている無水性供給源よりも大幅に価格
が低いが、水の存在に起因する本質的な問題のために使用されなかった。反応に
おける水は、脂肪アルコールに僅かに溶解性があるのみで、不溶解性水がその結
果、望ましくない副反応物の迅速な形成を起こす。さらに高デキストロースシロ
ップは、現在使用されているデキストロースの他の形状よりも純度が低い。従っ
て、高デキストロースシロップのような水和糖類を、工程における粗原料として
のデキストロースの供給源として使用できる、アルキルポリグリコシド調製のた
めの方法が発見されることが望ましい。
【0005】
【発明の概要】
本発明の1つの局面は、アルコールのような溶媒中において実質的に乾燥して
いる糖類の混合物を調製するための製造方法に関する。この方法の第1段階は、
デキストロースシロップを、糖類を完全に湿潤するために十分量のC722脂肪
アルコールと混合することを含む。次の段階では、第2C722脂肪アルコール
の第2部をこの混合物に添加して、分散を形成する。第3段階では、固体粒子を
形成するために十分な期間、この分散を放置することを含む。この分散は、小粒
子に破砕される半固体塊として形成される。次の段階では、圧力を約100〜約
1mmHgに、及び温度の低限を溶媒が液相に維持されるように選択した温度ま
で低下することにより、固体粒子の形成に後続して起こる分散の含水量の低減す
ることが含まれる。
【0006】 本発明の他の局面は、前記に説明する実質的な乾燥糖類−溶媒混合物を利用す
るアルキルポリグリコシド生成のための工程に関する。本工程は、減圧条件で約
80℃〜約140℃の温度で、有効量の酸性触媒の存在下、C722脂肪アルコ
ールを糖類と反応させて、アルキルポリグリコシドを含む反応混合物を形成する
ことをさらに加えた前記の全てのステップを含む。
【0007】 本発明は、比較的安価な液体、高デキストロース炭水化物シロップを粗原料と
して使用するアルキルポリグリコシドの製造と、無水デキストロースを使用する
ことによる同時工程の利点を可能とする。この無水デキストロースは、既知の脱
水方法と比較して最小のエネルギー必要条件で形成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本明細書中における「脂肪アルコール」の語は、約7〜約22炭素原子を有す
る脂肪族アルコールを意味する。このアルコールは、次の化学式によって表示さ
れるアルコキシル化アルコールでもあり得る: RO(CR1H−CH2O)yH 式中:Rは約7〜22炭素原子を含む脂肪アルコール残基、R1はH、CH3
、あるいは−CH2−CH3、かつYは0〜5の数字である。このアルコールは、
飽和または不飽和,天然または合成,直鎖または分岐鎖であってもよい。本発明
による工程で使用される脂肪アルコールは、単一アルコールあるいはアルコール
混合物であり得る。好ましくは、脂肪アルコールは約8〜18の炭素原子を有す
る脂肪族アルコールである。その構造において芳香族あるいは他の環状部分を有
するアルコールもまた反応し得るが、形成されるグリコシドは一般的には、脂肪
族アルコールから形成されるグリコシドのような生分解性がない。 mmHgで表示される全ての圧力は、特に表記しない限りは絶対圧力である。 本明細書における「吸光係数」の語は、以下の数式に従って計測及び計算される
、1cm3溶液当たり1gの固体原料を含む理論上の溶液の計算吸光度を言及す
る: E470=A/(C*L) 式中: A=470nmにおける計測吸光度であり、C=濃度(g)/cm3
であり、L=軌道長(cm)であり、E(479)=470nmでの吸光係数で
ある。
【0009】 本明細書で使用する場合は、「含水糖類供給源」とは、工程の酸性条件下で、
アルコールと反応するために必要とされる還元糖類を形成する還元糖部分を含む
還元糖あるいはオリゴマーまたはポリマーを意味する。使用し得る幾つかの糖類
の実例は、デキストロース,マンノース,キシロースあるいはアラビノースのよ
うな6炭素または5炭素糖のいずれであってもよい。「含水性」の語は、水分を
含む固体または液体糖類供給源を意味する。デキストロース1水和物,固化高デ
キストロースコーンシロップ,液体高デキストロースコーンシロップ及びその類
似物のような原料は、本発明による改良化工程によってアルキルポリグリコシド
を調製するために有用であることが発見されている。
【0010】 術語「アルキルポリグリコシド」は、次の化学式: RO(CR1H−CH2O)yx の組成物を表示するために使用され、式中Rは約7〜約22炭素原子を有する脂
肪アルコール残基、R1はH、CH3、またはCH2CH3、Gは還元糖類残基、y
は0〜約5である平均数値、かつxは1〜約5である平均数値である。xは1〜
約2.5の数値であることが好ましい。
【0011】 Gは還元糖類残基である。還元糖類残基は、グルコース,フルクトース,ラク
トース,マンノース,キシロース及びその類似物のような単糖類残基、あるいは
、多糖類またはイソマルトース,マルトース,セロビオース,メロビオース,マ
ルトトリオース及びその類似物のようなオリゴ糖類の残基またはフラグメントで
あり得る。オリゴ糖類は、工程による酸性条件と温度の上昇下で、グリコシド交
換反応を受けて、アルコールかつ/またはモノグリコシドあるいはポリグリコシ
ドのヒドロキシル基と反応する還元糖類部分を生成する。
【0012】 本発明の実施に有用な糖類の供給源は、含水物質であり、これらはすなわち水
分を含有している。水分は結晶水、あるいは単に糖類供給源の表面に吸収されて
いる水分の形状であるか、または糖類供給源が液体シロップ形状であり得る。各
糖類単位について1分子の水を含有している、デキストロース一水和物のような
物質及び固化高デキストロースコーンシロップは、本発明の実施に有用である。
【0013】 この方法は、含水糖類供給源、特に高デキストロースコーンシロップ(HDC
S)をアルキルポリグリコシド合成のために調製することを含む2つの加工工程
から構成される。 工程1:加熱したHDCS(70〜71%溶解性固体)のような含水糖類(全
液体)を、溶媒、好ましくは長鎖脂肪アルコールと合わせて、冷却し、溶媒中で
小粒子として固化させる。
【0014】 工程2:この固化した糖類を低圧及び低温で、最終的には無水固体状態にまで
脱水し、アルキルポリグリコシド界面活性剤合成を完了させるために必要であれ
ば、ここで触媒(任意に、さらに脂肪アルコールを加えてもよい)を添加する。 「固化」という語は、混合物中で形成される粒子が、結晶及び無定形粒子の組
み合わせであることを意味している。
【0015】 高デキストロースシロップを本発明によって供給されるアルコールと混合し、
その混合物を攪拌し、さらに放置すると、2分散相が形成され、デキストロース
が、容易に破砕される無定形あるいは結晶性固体小粒子から成る半剛性塊に固化
することが発見されている。結晶化を生起することによるこのメカニズムによっ
て本発明の範疇を限定することなく、シロップとアルコールの組み合わせがデキ
ストロースをゆっくりと脱水して、小粒子を形成することが理論付けられる。
【0016】 本発明による固化工程を使用する場合は、デキストロース分子のベータ形が優
先的に固化することが驚くべきことにも発見されている。分析すると、デキスト
ロースの60〜95%がβ型であることが知られている。β型はα型よりも迅速
に溶解することが従来の技術ではよく知られている。反応速度は、溶解速度によ
って制御されており、従って、β型がα型よりも迅速に溶解するために、β型は
より高い反応速度を有する。このため、デキストロースのβ型を多く含む混合物
がアルキルポリグリコシド形成のための反応に使用される粗原料の優先的形態と
なる。
【0017】 本発明の方法は以下の工程を含む: a)含水糖類を適切な溶媒の適切な第1部と混合して混合物を形成し; b)適切な第2溶媒の適切な第2部を工程a)の混合物と合わせて分散を形成す
る。そして、この第2溶媒がアルコールである; c)この分散を固体粒子(結晶スラリー)を形成するために十分である適切な期
間放置する; d)固体粒子のサイズを低減する; e)固体粒子の形成に後続して起こるこの分散の含水量を低下し(結晶スラリー
の脱水); f)固体粒子を含む含水量を低減した分散を、有効量の酸性触媒と接触させ; g)ステップb)の溶媒を、約80℃〜約140℃の温度で、減圧条件下で、こ
の糖類と反応させて、アルキルグリコシドを含む反応混合物を形成する。
【0018】 本明細書中で使用する場合は、溶媒の「適切な第1部」とは、水和糖類供給源
が添加される溶媒量を言及する。溶媒(すなわち、脂肪アルコール)の第1部は
、一般的には結晶化/固化及びこれに後続して起こる含水糖類の脱水(工程a〜
e)中に存在する溶媒の総量の半分以下である。一般的には、溶媒の第1部は、
結晶スラリー中に存在する溶媒量の約5%〜約45%、より好ましくは約10%
〜約20%を含む。アルキルポリグリコシド反応のために、還元糖類に対する脂
肪アルコールの適切なモル比を得るために、必要に応じて触媒添加前(工程f)
に、アルコールを脱水された結晶スラリーに加えてもよい。
【0019】 本明細書中で使用する溶媒の「適切な第2部」とは、水和糖類供給源が分散さ
れる溶媒量を意味する。溶媒(すなわち、脂肪アルコール)の第2部は、一般的
には結晶化/固化及び後続して起こる含水糖類の脱水(工程a〜e)中に存在す
る溶媒総量の半分以上である。一般的には、溶媒の第2部は、結晶スラリー中に
存在する総溶媒量の約55%〜約95%、さらに好ましくは約80%〜約90%
を含む。
【0020】 第1適切溶媒と第2適切溶媒が同一溶媒であり得ることが、本発明の範疇にお
いて意図されている。 約100mmHgあるいはそれ以下の圧力を、糖類スラリーから水分を除去す
るために使用することができ、溶媒が少なくとも10炭素原子を含むアルコール
である場合は、約50mmHg以下の圧力が好ましい。水分の除去が達成される
圧力は、工程に使用する溶媒に依存し、アルコールと糖類供給源間の反応が行わ
れる範囲であることが好ましい。圧力は、好ましくは約1mmHg〜約100m
mHgの範囲であり、約5mmHg〜約70mmHgの範囲であることがさらに
好ましい。アルコールと糖類供給源間の反応は、これと同一圧力範囲で行われる
。望ましくない副反応を低下し工程がアルキルポリグリコシド形成を誘導するよ
うなレベルまで、混合物の含水量を低減するためには減圧が有用である。温度の
低限は、溶媒が液相を維持するように選択される。好ましくは、中級(midc
ut)アルコール(すなわち、C8からC12−C14アルコール)及び低級炭素数
アルコールのような溶媒では、初回の除水のためには温度は30℃以下に維持さ
れ、次ぎに後期において約80℃〜約140℃まで上昇し得る。長鎖アルコール
では、最低温度は、作業圧においてアルコール混合物の凍結温度以上でなければ
ならない。
【0021】 温度及び圧力条件下で平衡含水率に接近する含水量を含む糖類供給源と脂肪ア
ルコールの混合物は、実質的に無水物と見なされる。好ましい組成物は、一般的
には重量比で1%以下の水、好ましくは重量比で0.5%以下の水を含有する。
混合物中に存在する水の量は、存在するアルコール及び混合物が維持される温度
と圧力に依存する。
【0022】 アルコール−糖類反応(工程fとg)中、反応混合物中に存在する脂肪アルコ
ールは、1モルの還元糖類残基当たり1モルの脂肪アルコールから、実用的な限
界である1モルの還元糖類残基当たり15モルの脂肪アルコールの範囲である。
好ましくは、反応混合物中の脂肪アルコールの量は、還元糖類残基1モル当たり
、約1.5モル〜約8モルで、最も好ましくは約2〜約7モルであり、約2.5
〜約5モルの脂肪アルコールがさらに好ましい。脂肪アルコールは、反応中は常
に化学量的過剰量存在する。
【0023】 アルキルポリグリコシド反応中の還元糖類残基に対する脂肪アルコールの割合
は、一般的には反応混合物が十分な流動性を有し、従って溶解されていない糖類
供給源を懸濁液状態に保持し、反応で形成される水分を反応混合物から迅速に除
去することを可能とするために、適切に加熱、ポンプ、攪拌し得る点で維持され
る。好ましくは、1モルの糖類残基当たり約2モルの脂肪アルコールから1モル
の糖類残基当たり約6モルの脂肪アルコールが、反応混合物を液相に維持するた
めに十分である。
【0024】 反応混合物中の反応還元糖類のモル数に対する脂肪アルコールのモル数の割合
は、さらに重合(DP)度あるいはアルキルグリコシド生成物中のx値を影響す
る。 混合物は反応温度範囲である温度まで加熱される。脂肪アルコールと還元糖類
の供給源間の反応は、一般的には約80℃〜約140℃、さらに好ましくは約9
5℃〜約125℃、最も好ましくは約100℃〜約120℃の範囲で行われる。
7アルコールで維持され得る減圧は、C22脂肪アルコールが反応物質として利
用される場合に維持され得る減圧よりも高い。圧力は、反応混合物から脂肪アル
コールの実質的な量を沸騰することなく、可能な限り低くなければならない。含
水糖類供給源の結晶化とこれに後続して起こる脱水によって生成される、脂肪ア
ルコール中の無水糖類の混合物は、アルキルポリグリコシド反応温度範囲が得ら
れるまで加熱される。好ましくは、反応混合物中の不溶解水が最小となるレベル
まで、水分が低減され、商業的に実用可能な限界まで低レベルとされることが最
も好ましい。除水ステップ中に結晶化混合物に不活性ガス掃引を使用することに
より、含水量をさらに低下することが可能である。掃引に使用し得る不活性ガス
の実例は、窒素、ヘリウム、二酸化炭素及び水素であるが、それに限定はされな
い。いずれの合理的な条件下でも、混合物から全ての水分を除去することは不可
能であり、従って少量の水が常に反応混合物中に存在する。
【0025】 糖類/脂肪アルコール混合物中の含水量が必要レベルまで低下された後、酸性
触媒を混合物中に加える。本発明の実施に有用である酸性触媒は、既知の物質で
ある。本発明の実施において酸性触媒として有用な無機酸の実例は、硫酸、リン
酸、塩酸、及びその類似物、かつその混合物を含むが、これに限定されはしない
。本発明の実施において酸性触媒として有用な有機酸の実例は、トリフルオロ酢
酸、パラトルエンスルホン酸、スルホコハク酸、クメンスルホン酸、スルホン化
脂肪酸及びスルホン化脂肪酸エステル、(単数、あるいは複数の)アルキル基が
総計約8炭素原子以上を含み好ましくは16〜約32炭素原子の範囲であるモノ
あるいはジ−アルキルベンゼンスルホン酸、脂肪アルコール硫酸塩、アルコキシ
ル化脂肪アルコール硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、スルホン酸のアルキルエス
テル、モノ−あるいはジ−アルキルナフタレンスルホン酸塩のような界面活性剤
の酸性形状、樹脂の酸性形状及び脂肪アルコールよる還元糖類のアセタール化用
の既知酸性触媒、及びその混合物を含むが、それに限定はされない。無機及び有
機酸の混合物も本発明の実施において酸性触媒として有用である。
【0026】 触媒の添加後、反応混合物を十分に攪拌して、約80℃〜約140℃の範囲の
反応温度で、減圧条件下で維持して、反応で形成された水を実質的に形成後直ち
に除去する。脂肪アルコールと糖類供給源の混合物が必要温度範囲にある場合は
、混合物に酸性触媒を添加すると直ちに、脂肪アルコールは、糖類供給源と反応
を開始して、水とアルキルポリグリコシドを形成する。極性触媒の水溶液では、
反応温度よりも低い温度が触媒添加のために選択される。触媒添加後、望ましい
反応速度を得るために温度を上昇する。反応混合物中に存在する糖類の供給源を
、脂肪アルコールと反応させて、アルキルグリコシドを形成するに十分な期間、
反応が行われる。当該分野では既知であるように、重合度(重合されて、脂肪族
基に結合するグリコシド残基数)は:1.脂肪アルコールの構造と過剰度;2.
使用する触媒量と種類;かつ3.反応時間、温度及び圧力によって決定される。
これら変数の影響は当該分野では既知であるために、ここでは説明は加えない。
【0027】 米国特許第5,457,190号の発表が本明細書中に参考文献として編入さ
れている。当該分野で既知であるように、脂肪アルコールによる糖類供給源のア
セタール化は水を生成する。酸性条件下での脂肪アルコールと糖類供給源間の反
応は、十分な攪拌と減圧下で行われ、反応で形成された水を迅速に反応混合物か
ら分離することを可能とする。温度の上昇と減圧が反応混合物において維持され
るために、水は実質的に形成されると直ちに反応混合物から除去される。反応混
合物中の水分は、反応混合物中に不溶解性遊離水が存在しないように、できるだ
け低レベルに維持することが好ましい。糖類供給源と脂肪アルコールの混合物は
、混合物中に酸性触媒を添加後、約1〜約15時間反応される。反応は、混合物
中の未反応糖類供給源の量が予め決定されたレベルに到達するまで継続される。
一般的には、反応混合物中の未反応糖類供給源の量は、形成されるアルキルポリ
グリコシドの重量比で約5%以下であり、形成されるアルキルポリグリコシドの
重量比で約2%以下であることが好ましく、形成されるアルキルグリコシドの重
量比で約0.25%であることが最も好ましい。
【0028】 反応が実質的に完了後、反応混合物を冷却し得る。反応混合物を予め決定され
ている温度まで冷却後、反応混合物はさらなる処理のために工程の生成品回収部
分に移送し得る。 反応はバッチあるいは持続的工程として行うことができる。 代替法では、反応混合物を必要とする残留糖類含量まで還元後、アルカリ金属
水酸化物、アルカリ土金属酸化物、アルカリ土金属水酸化物あるいはそれらの混
合物のような中和剤を添加して、酸性触媒を中和し得る。当該分野では既知であ
るように、この中和混合物を次ぎに未反応脂肪アルコールを分離するための手段
を通過させ、アルキルポリグリコシドを回収し、さらにこのアルキルポリグリコ
シドを水と混合、かつ/または発色の低下、発色の安定化、かつ販売されるべき
濃度まで材料を希釈するためにさらに処理し得る。一般的には、アルキルポリグ
リコシドは、活性界面活性剤物質を重量比で約30%〜約80%を含む水溶性混
合物として販売されている。
【0029】 本発明に従う工程が実行される多数の方法がある。本工程の重要なパラメータ
は、脂肪アルコールの第1部中における還元糖類の含水供給源であるスラリーの
形成、脂肪アルコールの第1部中における還元糖類の含水供給源であるスラリー
を脂肪アルコールの第2部中に添加すること、攪拌すること、糖類を固化するに
十分な時間放置すること、さらに形成された半固体塊を小粒子に破砕することで
ある。水除去の初段階用の減圧及び低温条件下で、次ぎに水除去の後半段階の温
度上昇条件下で、固化された含水糖類を含む脂肪アルコールから水が除去される
。温度は一般的には、水が混合物から除去されるが、含水糖類が液化しないよう
なレベルで維持される。含水量が望ましいレベルまで低下された後、脂肪アルコ
ールと糖類の混合物は、有効量の酸性触媒と接触され、温度が上昇され、アルコ
ールと糖類間の反応範囲内で維持される。混合物は、上昇した温度と減圧条件下
で反応し、アルキルポリグリコシドを形成する。
【0030】 混合物を含むアルキルポリグリコシドは、一般的には酸性触媒の中和、アルキ
ルポリグリコシド生成物からの過剰あるいは未反応脂肪アルコールの分離、水と
の混合、生成物の発色レベルの低減、発色の安定化、及び販売される濃度とpH
レベルへのアルキルポリグリコシド濃度の調整のためにさらに処理される。 酸はアルカリ金属水酸化物、アルカリ土金属酸化物あるいは水酸化物、水酸化
アンモニウムまたは酸化アンモニウムあるいはその混合物によって中和し得る。
未反応脂肪アルコールは、溶媒抽出、薄膜蒸発器、薄膜拭取式蒸発器(wipe
d film evaporator)及びその類似物のような低圧蒸発によっ
てアルキルポリグリコシド生成物から分離され、この方法は米国特許5,304
,639号及び第5,480,978号によって説明されており、それぞれの内
容は本明細書中に参考文献として編入している。中和された反応混合物から脂肪
アルコールを分離する前後に発色を低減かつ安定化するために、生成物を処理す
ることが可能であり、その方法は、米国特許第4,950,743号及び5,3
62,861号によって説明されており、それぞれの内容は本明細書中に参考文
献として編入している。生成物を発色低減及び安定化のために処理する前に、脂
肪アルコールを生成物から除去することが好ましい。発色レベルは、次亜塩素酸
漂白、過酸化物漂白、オゾン処理、アルカリ金属ホウ水素化物添加及びその類似
物のような既知の酸化手段によって低減することができる。
【0031】
【実施例】
[実施例1] 5Lの四つ首フラスコに、メカニカルスターラー(攪拌器)、温度計、窒素パ
ージ毛管、冷却H2O凝縮器を含む蒸気離出アセンブリトレイン、及び目盛り付
き受容器を装置した。必要に応じて、真空はリサイクル吸引器、熱は電気マント
ルによって供給した。添加濾斗が触媒添加と皮下試料採集用のゴム隔膜用に供給
された。
【0032】 炭水化物は公称デキストロース等価レベル95かつ公称溶解固体レベル71重
量%を有する高デキストロースコーンシロップ(HDCS)であった。全液状H
DCSとするためには、デキストロースの全てが溶解されなければならない。温
度は当業者によって容易に決定され得る。低温ではHDCSは固化する。 フラスコに、764.8g(3モル)の液化HDCSと200gの平均分子量
193を有する商業等級中級(mid−cut)アルコール(C12、C13ア
ルコール、公称45%C12、55%C13)を加えた。その混合物をゆっくり
と1時間攪拌し、30℃まで冷却した。C12C13アルコール1200gを追
加して、「乳化」するために勢いよく攪拌(約30秒)し、次に攪拌を加えずに
一晩放置した。フラスコ内には半固体結晶スラリーを形成した。これは攪拌によ
って容易に破砕された。
【0033】 [実施例2] 実施例1の脱水法: フラスコに真空(18−20mmHg圧)をかけ、これに引き続いて結晶スラ
リーを攪拌した。水分を蒸留した。ゆっくりと(マントルを介して)加熱し、初
回脱水段階では温度を30℃以下に維持した。
【0034】
【表1】 [実施例3] C8〜C10アルコールによる結晶化。 3モルの全液体HDCS及び200gの公称10%C8及び90%C10脂肪
アルコールから構成される市販C8−C10アルコールを、実施例1と同様に混
合した。この混合物を30℃(約1.5時間)まで冷却し、次に918.5gの
アルコールを追加した。この混合物を勢いよく攪拌後、14時間放置した。フラ
スコ内には結晶スラリーを形成した。これは攪拌によって破砕された。
【0035】 [実施例4] 実施例3の脱水法: 実施例3で生じた結晶スラリーの脱水法は、実施例2と比較可能である温度プ
ロファイルと除水プロファイルを有し、これを表2に示す。
【0036】
【表2】 [実施例5及び実施例6] アルキルポリグリコシド合成法: 実施例2と4による結晶化脱水高デキストロースコーンシロップを、105℃
かつ絶対圧力30mmHg条件下で、ジノニルナフタレンスルホン酸を触媒とし
て使用し、それぞれのアルコールと反応させた。結果生じたアルキルポリグリコ
シド界面活性剤生成物についてのデータを以下に示す:
【0037】
【表3】 [実施例7] 4本の小瓶に7.5gの全液性高デキストロースコーンシロップ(HDCS)
と14gのLOROL(登録商標)1214A(Henkel Corpora
tionの商標)を充填した。LOROL(登録商標)1214Aは、公称C1
0とC18脂肪アルコールの痕跡を有する、67%のC12、27%のC14、
6%のC16を含む脂肪アルコールである。各小瓶を「乳化」するために30秒
間十分に攪拌した。各小瓶を一晩選択した一定温度で保存した後、きめと外観を
記録した。
【0038】 温度(℃) 15時間後の様相 40 半固体。シロップ中に結晶様動きがある。 35 受容可能な結晶性の境界線。アルコールは液状。 30 より改良された結晶性。アルコールは液状。 25(大気温)良好な結晶、しかしアルコールは固化。
【0039】 [実施例8] 実施例1の方法を使用した。温度を25℃〜27℃に維持することを試みなが
ら、3モルのHDCSをLOROL(登録商標)1214A中で結晶化した。9
時間後に、温度を24℃まで低下した。液体−結晶スラッシュを生起した。これ
を攪拌及び脱水した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 マッカリー,パトリック,ジュニア. アメリカ合衆国,オハイオ州 45069,ウ ェスト チェスター,7172 セント アイ ヴス プレイス Fターム(参考) 4C057 AA18 BB04 CC01 DD01 JJ03

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)含水糖類を適切な溶媒の適切な第1部と混合して混合物を形成し; b)適切な第2の溶媒の適切な第2部を前記混合物に加えて分散を形成し、こ
    こで、第2溶媒はアルコールである; c)前記分散を固体粒子を形成するために十分である適切な期間放置し; d)前記粒子のサイズを低減し; e)前記固体粒子の形成に伴い前記分散の含水量を低下させ; f)固体粒子を含む含水量を低減した前記分散を、有効量の酸性触媒と接触さ
    せ; g)前記アルコールを、80℃〜140℃の温度で、減圧条件下で、前記糖類
    と反応させて、前記アルキルグリコシドを含む反応混合物を形成する; 工程を含む、アルキルポリグリコシドの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記含水糖類がデキストロースの1水和物である、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記含水糖類が高デキストロースシロップである、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 溶媒の適切な前記第1部が、溶媒の前記第1部及び第2部総量に対する重量比
    で50%以下である、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 適切な前記第1溶媒が脂肪アルコールである、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 適切な前記第2溶媒が脂肪アルコールである、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記脂肪アルコールが7〜22の炭素原子を有するアルコールである、請求項
    5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記脂肪アルコールが7〜22の炭素原子を有するアルコールである、請求項
    6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記工程f)及びg)が持続性反応として行われる、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 含水量を低減中に不活性ガス掃引が結晶化分散上で維持される、請求項1に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 適切な溶媒の前記第1部は、前記第1部及び第2部の総量に対して約10%〜
    約20%である、請求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記含水量が圧力を100mmHg〜1mmHgまで低下することにより低減
    される、請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 a)含水糖類を適切な溶媒の適切な第1部と混合して混合物を形成し; b)適切な第2溶媒の第2部を前記混合物に合わせて分散を形成し; c)前記分散が固体粒子を形成するために十分である適切な期間放置し; d)前記粒子のサイズを低減し; e)前記固体粒子の形成に伴って前記分散の含水量を低下すること、 を含む、糖類と適切な溶媒との実質的乾燥混合物を生成する方法。
  14. 【請求項14】 前記含水糖類がデキストロース1水和物である、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記含水糖類が高デキストロースシロップである、請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 溶媒の適切な前記第1部が溶媒の前記第1及び第2部の総量に対する重量比で
    50%以下である、請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】 適切な前記第1溶媒が脂肪アルコールである、請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 適切な前記第2溶媒が脂肪アルコールである、請求項13に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記脂肪アルコールが7〜22の炭素原子を有するアルコールである、請求項
    17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記脂肪アルコールが7〜22の炭素原子を有するアルコールである、請求項
    18に記載の方法。
  21. 【請求項21】 適切な溶媒の前記第1部が適切な溶媒の前記第1及び第2部の総量の5%〜5
    0%である、請求項13に記載の方法。
  22. 【請求項22】 適切な溶媒の前記第1部が適切な溶媒の前記第1及び第2部の総量の10%〜
    20%である、請求項13に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記含水量が圧力を100mmHg〜1mmHgまで低下することにより低減
    される、請求項13に記載の方法。
  24. 【請求項24】 a)デキストロースシロップを、7〜22の炭素原子を有する脂肪アルコール
    の第1部と混合して混合物を形成し; b)7〜22の炭素原子を有する適切な第2脂肪アルコールの第2部を前記混
    合物と合わせて分散を形成し; c)前記分散を固体粒子を形成するために十分である適切な期間放置し; d)前記粒子のサイズを低減し; e)圧力を100mmHg〜1mmHgに低下し、温度の低限を脂肪アルコー
    ルが液相であるように選択して140℃と設定し固体粒子の形成に伴い分散の含
    水量を低減し; f)固体粒子を含む含水量を低減した前記分散を有効量の酸性触媒と接触させ
    ; g)80℃〜140℃の温度,減圧条件下にて前記溶媒を前記糖類と反応させ
    、前記アルキルグリコシドを含む反応混合物を形成し; h)アルキルポリグリコシドを回収する、 工程を含む、アルキルポリグリコシドの製造方法。
  25. 【請求項25】 脂肪アルコールの前記第1部が8〜18の炭素原子を有し、第2の適切な脂肪
    アルコールの前記第2部が8〜18の炭素原子を有する、請求項24に記載の方
    法。
  26. 【請求項26】 脂肪アルコールの適切な前記第1部が脂肪アルコールの前記第1部及び第2部
    の総量に対して重量比で50%以下である、請求項24に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記含水量を低減したデキストロースのモル数に対する脂肪アルコールの前記
    第1部に脂肪アルコールの前記第2部を加えたモル比が2:1〜15:1である
    、請求項24に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記含水量が圧力を70mmHg〜5mmHgまで低下することにより低減さ
    れる、請求項24に記載の方法。
  29. 【請求項29】 糖類と適切な溶媒の実質的な乾燥混合物を生成する方法であり、 a)デキストロースシロップと7〜22の炭素原子を有する脂肪アルコールの
    適切な第1部とを混合して混合物を形成し; b)7〜22の炭素原子を有する適切な第2脂肪アルコールの第2部を前記混
    合物と合わせて分散を形成し; c)前記分散を固体粒子を形成するために十分である適切な期間放置し; d)前記粒子のサイズを低減し; e)圧力を100mmHg〜1mmHgに低下し、温度の低限を脂肪アルコー
    ルが液相であるように選択して100℃と設定して、固体粒子の形成に伴い分散
    の含水量を低減する、 工程を含む方法。
  30. 【請求項30】 脂肪アルコールの前記第1部が8〜18の炭素原子を有し、第2の適切な脂肪
    アルコールの前記第2部が8〜18の炭素原子を有する、請求項26に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】 脂肪アルコールの適切な前記第1部が脂肪アルコールの第1部及び第2部の総
    量に対する重量比で50%以下である、請求項29に記載の方法。
  32. 【請求項32】 含水量を低減したデキストロースの前記モル数に対する脂肪アルコールの前記
    第1部に脂肪アルコールの前記第2部を加えたモル比が2:1〜15:1である
    、請求項29に記載の方法。
JP2001502436A 1999-06-08 2000-06-01 アルキルポリグリコシド調製の改良方法 Pending JP2003501438A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/327,932 1999-06-08
US09/327,932 US6204369B1 (en) 1999-06-08 1999-06-08 Process for the preparation of alykl polyglycosides
PCT/US2000/015099 WO2000075155A1 (en) 1999-06-08 2000-06-01 An improved process for the preparation of alkyl polyglycosides

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003501438A true JP2003501438A (ja) 2003-01-14
JP2003501438A5 JP2003501438A5 (ja) 2007-06-28

Family

ID=23278710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001502436A Pending JP2003501438A (ja) 1999-06-08 2000-06-01 アルキルポリグリコシド調製の改良方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6204369B1 (ja)
EP (1) EP1183264B1 (ja)
JP (1) JP2003501438A (ja)
AU (1) AU5456400A (ja)
BR (1) BR0011389A (ja)
DE (1) DE60044900D1 (ja)
ES (1) ES2351954T3 (ja)
WO (1) WO2000075155A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0814093B1 (en) * 1996-06-19 2003-05-07 Canon Kabushiki Kaisha Polymeric compound comprising glycopolymer and a method for decomposing the same
US7465757B2 (en) * 2004-10-15 2008-12-16 Danisco A/S Foamed isocyanate-based polymer, a mix and process for production thereof
US20060122355A1 (en) * 2004-10-15 2006-06-08 O'connor James Derivatized highly branched polysaccharide and a mix for production of polyurethane thereof
WO2006040333A1 (en) * 2004-10-15 2006-04-20 Danisco A/S A foamed isocyanate-based polymer, a mix and process for production thereof
CA2702476C (en) * 2007-10-16 2016-09-20 Jeffrey D. Michael Fluoroalkenyl poly[1,6]glycosides
US8735460B2 (en) 2009-01-09 2014-05-27 DuPont Nutrition BioScience ApS Foamed isocyanate-based polymer, a mix and process for production thereof
RU2488588C1 (ru) * 2012-05-24 2013-07-27 Общество с ограниченной ответственностью Научно-производственное объединение "НИИПАВ" Способ получения модифицированного алкилполиглюкозида
CN115052488A (zh) * 2020-02-06 2022-09-13 嘉吉公司 固体形式的葡萄糖及用于制造固体形式的葡萄糖的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998001851A1 (en) * 1996-07-04 1998-01-15 Philips Electronics N.V. Optical apparatus for scanning a tape-shaped record carrier

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3839318A (en) 1970-09-27 1974-10-01 Rohm & Haas Process for preparation of alkyl glucosides and alkyl oligosaccharides
US3839319A (en) 1973-01-26 1974-10-01 Dow Chemical Co Hydroxypropyl methylcellulose ethers and method of preparation
US4721780A (en) 1985-02-06 1988-01-26 A. E. Staley Manufacturing Company Glycoside preparation directly from aqueous saccharide solutions or syrups
DE3723826A1 (de) * 1987-07-18 1989-01-26 Henkel Kgaa Verfahren zur herstellung von alkylglykosiden
US4950743A (en) 1987-07-29 1990-08-21 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for preparation of alkylglycosides
US4939245A (en) 1988-12-21 1990-07-03 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for the direct production of glysoside product in the presence of solid saccharide
US4987225A (en) * 1988-12-23 1991-01-22 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Removal of water miscible materials from glycoside mixtures
US5003057A (en) 1988-12-23 1991-03-26 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for production of glycosides
US5480978A (en) 1989-09-27 1996-01-02 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for the removal of alcohols
DE4212080A1 (de) * 1992-04-10 1993-10-14 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Alkylglykosiden
DE4215431A1 (de) 1992-05-11 1993-11-18 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur Herstellung von Alkylpolyglycosiden
US5304639A (en) 1992-05-28 1994-04-19 Henkel Corporation Method for preparation of glycosides
US5457190A (en) 1992-05-29 1995-10-10 Henkel Corporation Process for the preparation of glycosides
US5362861A (en) 1992-07-15 1994-11-08 Henkel Corporation Continuous bleaching of alkylpolyglycosides
US5512666A (en) 1994-07-22 1996-04-30 Henkel Corporation Process for making alkyl polyglycosides
GB9500886D0 (en) * 1995-01-18 1995-03-08 Cerester Holding B V Alkylpolyglycosides with a high degree of polymerisation and a process for the preparation thereof
FR2754739B1 (fr) 1996-10-22 1998-12-18 Seppic Sa Compositions anti-mousse et compositions anhydres intermediaires
DE19733269A1 (de) 1997-08-01 1999-04-29 Sueddeutsche Kalkstickstoff Verfahren zur Herstellung homogener, oberflächenaktive Kohlenhydratderivate und polare oder unpolare Substanzen enthaltender wasserfreier Formulierungen

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998001851A1 (en) * 1996-07-04 1998-01-15 Philips Electronics N.V. Optical apparatus for scanning a tape-shaped record carrier

Also Published As

Publication number Publication date
EP1183264B1 (en) 2010-09-01
BR0011389A (pt) 2002-03-05
ES2351954T3 (es) 2011-02-14
AU5456400A (en) 2000-12-28
DE60044900D1 (de) 2010-10-14
WO2000075155A1 (en) 2000-12-14
EP1183264A4 (en) 2002-09-18
US6204369B1 (en) 2001-03-20
EP1183264A1 (en) 2002-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0254376B2 (en) Process for preparing partial polyol fatty acid esters
EP0092876B1 (en) Process of preparing alkylpolysaccharides
JP2003501438A (ja) アルキルポリグリコシド調製の改良方法
JPH0684392B2 (ja) アルキルグリコシド又はその水溶液の製造方法
JPH04506340A (ja) 固体糖類の存在下でのグリコシド生成物の直接製造方法
JP3139686B2 (ja) アルキルグリコシドおよびアルキルポリグリコシドの製造方法
EP1813622A1 (en) Sucrose fatty acid ester with low degree of substitution and process for producing the same
JPH0684390B2 (ja) アルキルグリコシドの製造方法
JP3538783B2 (ja) アルキルポリグルコシドの製法
EP0970097B1 (en) Process for making alkylpolyglycosides
EP0319616B1 (en) Glycoside preparation
EP0646122B1 (en) An improved process for the preparation of alkyl glycosides
EP1363894B1 (en) Preparation of warfarin sodium from warfarin acid
JPS6323893A (ja) ブチルオリゴグリコシドの製造方法
JPH08269076A (ja) アルキルグリコシドの製造方法
JP3051833B2 (ja) アルキルグリコシドの製造方法
JP2601701B2 (ja) 長鎖アルキル多糖類の製造方法
CN100586955C (zh) 一种制备烷基多苷柠檬酸单酯盐的工艺
JPS6335590A (ja) 糖エ−テルの製造法
JPH02117639A (ja) エーテルカルボキシレートの製造方法
JPH0449297A (ja) アルキルグリコシドの製造方法
JPH0859682A (ja) マルチトールエーテルの製造法
JP2021187783A (ja) 脂肪族グリコシド化合物又は糖脂肪酸エステル化合物の製造方法
JPH0684391B2 (ja) アルキルグリコシドの脱色方法
AU2002231294A1 (en) Preparation of warfarin sodium warfarin acid

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070508

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110426