JP2003346890A - 制御弁式鉛蓄電池およびその製造方法 - Google Patents

制御弁式鉛蓄電池およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電容量が高く、充放電サイクル性能および
浮動充電性能の優れた制御弁式鉛電池を生産能率良く提
供する。 【解決手段】 完全充電状態における制御弁式鉛蓄電池
の正極板の活物質中に含まれるPbSO4の比率を3重
量%以下とする。また、電槽化成によって制御弁式鉛蓄
電池を製造する方法であって、電槽化成工程の少なくと
も初回の充電において充電終了直前のセル電圧が2.6
V/セルを超えない製造方法である。また、同製造方法
において、初回の放電終止電圧を0.5V〜1.6Vと
した製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液量制限式の制御
弁式鉛蓄電池とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】制御弁式鉛蓄電池は、実質的に遊離の電
解液を含まないため横倒しに設置することが可能であ
る。このように敷設の自由度が大きい利点があり、種々
の用途に広く用いられている。また、生産能率が高いと
いう利点から、近年制御弁式鉛蓄電池の製造において電
槽化成方式が広く採用されている。
【0003】従来、制御弁式鉛蓄電池に限らず鉛蓄電池
の電槽化成においては、初回の充電を、充電のレートを
10〜5時間率{0.1〜0.2ItA}とし、1セル
当たりの充電電圧が2.7V/セルを超えた後も充電を
継続して実施する。
【0004】鉛蓄電池を化成するに際して、初回の充電
時には、正極板からの酸素ガス(以下O2と記述す
る。)発生量が多い。特に充電電圧がセル当たり2.6
V/セルを超えるとO2の発生量が急増する。制御弁式
鉛蓄電池の場合、充電時に正極板から発生するO2を負
極板上で還元し元の水分子に戻すことによって、電解液
量が減少したり電解液中の硫酸濃度が上昇するのを防止
している。
【0005】しかし、負極板のO2の還元能力は、化成
が進むと同時に向上するのであって、初回の充電時にお
いてはその能力が低い。前記従来の化成の場合、初回の
充電においてセル当たりの電圧が2.6Vを超えてしま
う。このため、充電時に正極板で発生するO2は、負極
板上で還元しきれず電池外に逸散してしまい、電解液の
減少量が大となる。制御弁式鉛蓄電池は、電池内にフリ
ーの電解液が存在しないよう、電解液量を極限にまで絞
っている。このような電池においては、水分の消費によ
る電解液量の低下が即電池の電気的特性の低下につなが
る。それ以外に、電解液のH2SO4の濃度が上昇するた
めに極板に含まれるPbとH2SO4とが反応してPbS
4が生成し易い状況が生じる。このことによって、化
成の効率が低下すると同時に正極板および負極板中のP
bSO4の生成量が増大する。
【0006】制御弁式鉛蓄電池の場合、化成工程の初回
の充電で極板中に生成したPbSO 4はその後の充電に
おいても消失し難い。正極板中のPbSO4の生成は、
電池に対して充電不足と類似の影響をもたらす。すなわ
ち、PbSO4が生成した分、活物質であるPbO2の量
が低下する。また、PbSO4は、電池の充放電を妨
げ、活物質の利用率を低下させるので、前記Pb量の減
少以上に電池の容量が低下する欠点があった。鉛蓄電池
の容量低下の他、サイクル寿命や浮動充電寿命の低下を
招く虞がある。
【0007】また、鉛蓄電池における深放電は、極板中
のPbSO4を電解液中に溶出させる効果がある。ま
た、初回の放電における放電電気量が少ない場合、2回
目以降の充電における充電受け入れ性が悪く、効率の良
い化成が実施できない虞がある。2回目以降の充電にお
ける充電受け入れ性を良くするためには、初回放電の放
電電気量を少なくとも電池の定格容量(以下単に定格容
量と記述する)の5%以上にすることが望ましい。
【0008】前記、本発明の係る鉛蓄電池の化成のよう
に初回の充電を、充電電圧が2.6V/セルを超えない
条件で行った場合、従来の通例の如く放電終止電圧を
1.8〜2.0V/セルに設定すると初回の放電におい
て定格容量の10%以上の放電電気量を確保するのが困
難であった。
【0009】従来の制御弁式鉛蓄電池は、電解液量を絞
らずに十分な量の電解液を備える鉛蓄電池に比べ、充放
電サイクルを繰り返し行った時や浮動充電を行った時に
充電不足になる傾向があり、そのため、電池の持ってい
る本来の容量を発揮できなかったり、特性の劣化が速い
ために耐用期間が十分でない欠点があった。
【0010】以上記述した事情から放電性能に優れ、か
つ、耐用期間の永い制御弁式鉛蓄電池が求められてい
た。また、該制御弁式鉛蓄電池を簡便に製造する方法が
求められていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
制御弁式鉛蓄電池の欠点に鑑みなされたものであって、
電気的特性に優れ、且つ、耐用期間の長い制御弁式鉛蓄
電池を提供するものである。本発明は、また、前記制御
弁式鉛蓄電池を簡便に製造する方法を提供するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る制御弁式鉛
蓄電池は、電池を完全充電した後において正極板の活物
質中に含まれるPbSO4の含有比率が3重量%以下の
極板とすることによって前記課題を解決する。
【0013】本発明は、電槽化成によって化成を行う制
御弁式鉛蓄電池の製造方法であって、電槽化成の初回の
充電において、充電終了直前の電圧が2.6V/セルを
超えず、かつ電池の定格容量に対して150〜250%
の電気量を充電する。また、該初回の充電に引き続き実
施する放電において放電の終止電圧を0.5〜1.6V
/セルとすることによって前記本発明に係る制御弁式鉛
蓄電池を製造する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、液量を制限した制御弁
式鉛蓄電池であって、完全充電した状態において正極板
の活物質中に含まれるPbSO4の比率が3重量%以下
である制御弁式鉛蓄電池である。ここでいう完全充電と
は、温度常温においてレート0.1〜0.3ItAで定
レートで充電し、充電電気量が該充電に先立つ放電電気
量の110%以上、通常110〜120%に達するまで
充電することをいう。
【0015】また本発明においては、完全充電した状態
において正極板の活物質中に含まれるPbO2の比率が
95重量%以上とすることが望ましい。このことによっ
て電池の放電容量を高める以外に充放電サイクル寿命や
浮動充電寿命の優れた制御弁式鉛蓄電池とすることがで
きる。
【0016】1例を示すと、図1は、電圧が12ボルト
(V)、定格容量が5アンペアアワー(Ah)モノブロ
ック型の制御弁式鉛蓄電池を、化成の最終工程で完全充
電した後の正極板中に含まれるPbSO4の比率が1.
5重量%の本発明に係る実施例電池とPbSO4の比率
が8重量%の比較例電池の充放電サイクル性能を比較し
たグラフである。
【0017】前記充放電サイクル試験は、化成終了後の
電池を対象として温度25℃において行った。1および
2サイクル目の場合放電は、レート0.25ItAで放
電終止電圧10.2Vとして実施した。充電は、レート
0.1ItAで12時間充電した。3サイクル目以降に
おいては放電は、レート0.25ItAで2時間放電
し、レート0.1ItAで12時間充電した。該充放電
サイクルを繰り返し実施した。なお、51サイクル目、
101サイクル目、151サイクル目…というふうに5
0サイクルに1回電池容量評価のため1および2サイク
ル目と同様レート0.25ItAで放電終止電圧10.
2Vとして実施した。充電は、レート0.1ItAで1
2時間充電した。50サイクル毎に実施する放電におけ
る放電持続時間が2時間を切った時点をもって供試電池
のサイクル寿命とした。
【0018】本発明に係る制御弁式鉛蓄電池と比較例の
制御弁式鉛蓄電池は、極板群の構成において同じである
が、図1に示した如く、本発明に係る実施例電池の方が
比較例電池に比べて放電容量が大きい。更に、サイクル
の経過に伴う容量の低下が小さい点で優れている。
【0019】図2は、化成終了後の前記実施例電池およ
び比較例電池を、温度60℃において充電電圧を2.2
75V/セル(端子電圧:13.65V)として浮動充
電(フローテイング)した時の充電電流の推移を示した
グラフである。図2に示した如く、実施例電池のフロー
ト電流は、比較例電池のフロート電流に比べて小さい。
フロート電流は主として、電解液の水分子の電気分解に
起因するものであり、図2に示す結果は、実施例電池に
おいては水分子の分解が抑制され、電池が初期に近い状
態のまま維持されていることを示唆している。
【0020】前記供試電池を原則1ヶ月に1度浮動充電
を停止して温度25℃、レート3ItA、放電終止電圧
1.4V/セル(端子電圧:8.4V)として、放電試
験に供した。図3は、該放電試験で得られた容量をプロ
ットしたグラフである。図3に示すように、本発明に係
る実施例電池は、浮動充電における容量低下が小さい。
【0021】前記本発明に係る制御弁式鉛蓄電池は、後
記の本発明に係る電槽化成工程を含む製造方法を適用す
ることによって製造することができる。
【0022】本発明に係る制御弁式鉛蓄電池の製造方法
は、電槽化成によって液量制限式の制御弁式鉛蓄電池を
製造する方法であって、化成工程の初回の充電を、充電
終了直前の電圧が2.6V/セル以下において実施す
る。かつ、初回充電の充電電気量を電池の定格容量に対
して150〜250%の範囲に設定する。このことによ
って、化成を実効あるものとすると同時に充電時に正極
板での酸素の発生を抑制すると同時に電気分解による電
解液量の減少を抑制し、前記本発明に係る制御弁式鉛蓄
電池を製造することができる。
【0023】本発明においては、前記初回充電のレート
は特に限定されるものではない。従来一般的に採用され
ている0.1〜0.3ItAでの充電が適用できる。さ
らに、充電の高速化を図るために0.5〜1ItAでの
充電も適用できる。ただし、3〜5ItAを超える高率
で充電を行おうとすると充電電圧が上昇し、2.6V以
下で定格容量の150〜250%充電することが難しく
なる虞がある。従って、初回の充電は、1ItA以下の
レートで行うことが望ましい。
【0024】本発明においては、前記初回の充電に引き
続いて放電電圧が0.5〜1.6Vの範囲に入るまで放
電をする。本発明に係る化成のように初回の充電電気量
を制限した場合、初回放電の放電終止電圧を従来方式の
ように1.9〜2.0Vに設定すると初回の放電電気量
は電池の定格容量に対して多くても3〜5%という低い
値になってしまう。本発明では、初回放電の放電終止電
圧を前記のように低い値に設定することによって、定格
容量に比して10%以上、さらには15%以上の放電電
気量を確保する。前記のように該深放電の実施は、放電
の過程で正極板に残存するPbSO4の溶出を促し放電
時の反応抵抗を低減する効果がある。放電時の反応抵抗
を低減することによって、放電をスムースに進行させ、
該1回目の放電に続いて実施する2回目の充電における
充電受け入れを向上させることができる。放電電圧が
0.5Vを下回るまで放電を実施すると、極板表面への
デンドライト状物質の析出により内部短絡が発生する虞
があるので避けることが望ましい。
【0025】本発明においては、前記初回放電のレート
は特に限定されるものではない。初回の放電レートとし
ては0.2〜1ItAが適用でき、中でも従来一般的に
採用されているレート0.2〜0.5ItAが好まし
い。初回の放電において放電レートが1ItAを超える
と放電深度が浅くなる虞があり好ましくない。
【0026】また、化成の効率を高めるために化成を温
度40±10℃で行うことが望ましい。化成の温度が3
0℃未満では、化成が不十分となり電池の自己放電を大
きくする虞がある。また、化成実施の温度が50℃を超
えると極板に添加したリグニンが溶出したり、負極板中
のPbSO4やPb23の生成量が増大したりする欠点
がある。本発明において高率充電を適用した場合、充電
中に電池内の発熱を伴う。従って、化成に際しては、電
池を水浴に浸漬することによって電池温度の制御を容易
にすることが望ましい。
【0027】本発明に係る制御弁式鉛蓄電池の電槽化成
方法においては、従来と同じく充放電を3〜5回繰り返
し実施する。2回目以降以降の充電および放電は従来と
同じ条件が適用できる。例えば、充電はレート1.5〜
5時間率{0.67〜0.2ItA}、終止電圧を2.
8〜2.9V/セルに設定して充電し、放電は、レート
0.5〜0.2ItA、終止電圧を1.8〜2.0V/
セルとして放電する。化成の最終工程でレート0.1〜
0.3ItAで、充電電圧が2.8〜2.9V/セルに
達した後も更に2〜5時間充電を継続することによって
完全充電する。
【0028】以下実施例に基づいて本発明の詳細な説明
を行う。 (実施例)図4は、本発明に係る制御弁式鉛蓄電池1に
電槽化成用の保液タンク2を装着した様子を模式的に示
した図である。電池1は、定格容量が5Ahの制御弁式
鉛蓄電池であって、6セルを直列接続した構成のモノブ
ロック型の電池である。各セルは、所定量の活物質を充
填した正極板が3枚と、所定量の活物質を充填した負極
板が4枚、および正極板と負極板の間に介在させたセパ
レータおよびリテーナで構成した極板群を備える。
【0029】図4において、電池1に設けた各セルの注
液口3と保液タンク2の連結用管4を嵌号させて両者を
連結する。該保液タンクを経由して電解液である比重
1.25の希硫酸50mlを各セルに注液した後、保液
タンク2の上面に設けた注液口5に圧力調整弁6を装着
して外気を遮断したのち電池1の正極端子7と負極端子
8に化成用直流電源を接続して電槽化成を実施した。こ
のように、化成中に外気の侵入を遮断することによっ
て、負極板のPbが酸化されPbSO4が生成するのを
防ぐことが望ましい。
【0030】(実施例1) (電槽化成の実施)前記電池を電槽化成に供した。化成
に際しては電池を温度40±3℃の水浴内に設置した。
化成は、全て該条件にて実施した。電流2.5A{2時
間率すなわち0.5ItA}の定電流で初回の充電を行
った。図5に本実施例の化成工程の充電および放電曲線
を示す。初回の充電を4.0時間でうち切った(定格容
量の200%充電)。充電開始直後の充電電圧は、3.
33V/セル(端子電圧:20V)に達したが、充電開
始後10分足らずの間に1.6V/セル(端子電圧:1
5.6V)以下に低下した。図5に示す如く、充電を続
行するに伴い充電電圧が徐徐に上昇する。本実施例にお
ける初回充電の充電終了直前の電圧は、セル当たり2.
23V/セル(端子電圧:13.4V)であった。引き
続き、電流2.7A{1.85時間率すなわち0.54
ItA}の定電流で初回の放電を行った。セル当たりの
電圧0.5〜1.6Vの範囲に入った時点で放電をうち
切った。放電終了時の実測電圧は0.73V/セル(端
子電圧:4.4V)であった。初回の放電における放電
電気量対電池の定格容量の比は、約24%であった。
【0031】初回と同一のレートで2回目の充電を実施
した。該充電を4.73時間で充電をうち切った(定格
容量の237%充電)。充電終了直前の充電電圧は2.
77V/セル(端子電圧:16.6V)であった。該充
電後初回と同じレートで放電終止電圧を1.8Vとして
放電を実施した。2回目の放電電気量の定格容量に対す
る比率は、約50%であった。
【0032】初回と同一のレートで3回目の充電を行っ
た。該充電を4.0時間でうち切った(定格容量の20
0%充電)。充電中の最高の電圧は2.87V/セル
(端子電圧:17.2V)、充電終了直前の電圧は2.
8V/セル(端子電圧:16.8V)であった。該充電
後初回と同じレートで放電終止電圧を2.0Vとして放
電を実施した。該放電の放電電気量は、定格容量の約3
7%であった。
【0033】初回と同一のレートで4回目の充電を行っ
た。充電を5時間でうち切った(定格容量の203%充
電)。充電電圧が2.8Vを超えた後の充電継続時間は
4.05時間で放電終了直前の充電電圧は2.85V/
セル(端子電圧:17.1V)であった。該充電によっ
て電池を完全充電し、化成を終了した。化成の全所要時
は、約20時間であった。
【0034】(化成終了後の正極板に含まれるPbSO
4およびPbO2比率の定量)化成終了後の完全充電状態
にある電池を解体し、正極板に含まれるPbSO4およ
びPbO2比率の定法による定量分析に供した。即ち、
PbSO4の定量は、試料中のPbSO4を酢酸アンモニ
ウム水溶液に溶解させた後、EDTAを用いたキレート
滴定によった。また、PbO2については、粉砕した試
料を酢酸ナトリウムを溶解した酢酸溶液に添加した後ヨ
ードメトリによって定量した。実施例1の正極板の活物
質に含まれるPbSO4およびPbO2の比率は、それぞ
れ1.5重量%、97.5重量%であった。
【0035】(充放電サイクル試験)化成終了後の実施
例電池および比較例電池を前記の条件において充放電試
験に供した。すなわち、試験温度を25℃とし、1およ
び2サイクル目の場合放電は、レート0.25ItAで
放電終止電圧1.7V/セル(端子電圧:10.2V)
として実施した。充電は、レート0.1ItAで12時
間充電した。3サイクル目以降においては放電は、レー
ト0.25ItAで2時間放電し、レート0.1ItA
で12時間充電した。該充放電サイクルを繰り返し実施
した。なお、51サイクル目、101サイクル目、15
1サイクル目…というふうに50サイクルに1回電池容
量評価のため1および2サイクル目と同様レート0.2
5ItAで放電終止電圧10.2Vとして実施した。充
電は、レート0.1ItAで12時間充電した。50サ
イクル毎に実施する放電における放電持続時間が2時間
を切った時点をもって供試電池のサイクル寿命とした。
【0036】(浮動充電試験)化成終了後の電池を前記
同様温度60℃において浮動充電試験に供した。すなわ
ち、浮動充電の印可電圧を2.275V/セル(端子電
圧:13.65V)とした。浮動充電中の充電電流を計
測し記録した。また、浮動充電試験を開始後1ヶ月毎
に、温度25℃においてレート3ItA、終止電圧を
1.4V/セル(端子電圧:8.4V)として放電し
た。放電持続時間が5分間を切った時点をもって浮動充
電寿命とした。
【0037】(実施例2)次の条件で化成を実施した。
電流1.0A{5時間率すなわち0.2ItA}の定電
流で初回の充電を行った。充電を10時間で打ち切った
(充電電気量は定格容量の200%である)。それ以外
は、2回目以降4回目まで実施例1と同じ条件で充電を
行った。 (実施例3)次の条件で化成を実施した。電流5.0A
{1時間率すなわち1ItA}の定電流で初回の充電を
行った。充電を2.0時間で打ち切った(充電電気量は
定格容量の200%である)。それ以外は、2回目以降
4回目まで実施例1と同じ条件で充電を行った。
【0038】(実施例4)初回の充電を5.0時間で打
ち切った(初回の充電電気量は定格容量の250%であ
る)。それ以外は、4回目の充電まで実施例1と同じ条
件で化成を行った。 (実施例5)初回の充電を3.0時間で打ち切った(初
回の充電電気量は定格容量の150%である)。それ以
外は、4回目サイクル目まで実施例1と同じ条件で化成
を行った。
【0039】(比較例1)実施例1において、初回の充
電を6.0時間で打ち切った(充電電気量は定格容量の
300%である)。それ以外は、4回目の充電まで実施
例1と同じ条件で化成を行った。 (比較例2)実施例1において、初回の充電を2.4時
間で打ち切った(充電電気量は定格容量の120%であ
る)。それ以外は、4回目の充電まで実施例1と同じ条
件で化成を行った。
【0040】(実施例6)実施例1において初回の放電
を、終止電圧1.8V/セル(端子電圧:10.8V)
とした。それ以外は、実施例1と同じ条件で化成を行っ
た。 (実施例7)実施例1と同じ条件で化成を行った。ただ
し、初回の放電における終止電圧の実測値は0.5V/
セル(端子電圧:3.0V)であった。 (実施例8)実施例1において初回の放電を、終止電圧
1.6V/セル(端子電圧:9.6V)とした。それ以
外は、実施例1と同じ条件で化成を行った。
【0041】(実施例9)実施例1において初回の放電
を、レート0.2ItAで行った。それ以外は、実施例
1と同じ条件で化成を行った。
【0042】(比較例3)従来一般的に行われていた方
法で電槽化成を実施した。具体的には、化成の温度を4
0℃とした。また、化成の充電および放電のレートを
0.2ItAとした。また、放電の終止電圧を1.95
V/セル(端子電圧:11.7V)とした。本比較例の
化成工程における充放電曲線を図5に示す。初回の充電
を20時間実施した。図5に示すように、該充電の20
時間目における電池の電圧は、2.71V/セル(端子
電圧:16.2V)であった。初回の放電時間は2.2
時間であった。2回目充電を6.0時間実施し、6.0
時間目の充電電圧は、2.84V/セル(端子電圧:1
7.0V)であった。2回目の放電時間は2.6時間で
あった。3回目の充電時間は11.2時間で11.2時
間目の充電電圧は、2.88V/セル(端子電圧:1
7.3V)あった。3回目の放電時間は2.9時間であ
った。4回目の充電を14時間実施した。該充電におい
て充電電圧が2.8Vに達した後の充電継続時間は10
時間で充電の14時間目における電圧は、2.91V/
セル(端子電圧:17.5V)あった。
【0043】図5に示した如く、化成に要した時間は5
8.9時間であった。前記の如く、本発明の実施例1に
係る電槽化成に要する時間は20時間であり、従来一般
的に行われていた比較例3に係る電槽化成の所要時間と
比較すると約1/3に短縮することができる。
【0044】表1に実施例電池および比較例電池の電槽
化成工程における初回の充電および放電の条件{充電レ
ート、充電電気量、充電終了直前のセル電圧(表では充
電電圧と表記した)、放電レート、放電終止電圧、放電
電気量}と化成後の完全充電した電池の正極板の分析結
果を示す。
【0045】
【表1】
【0046】表1に示す如く、本発明に係る実施例電池
の正極に含まれるPbSO4の比率は3重量%以下であ
るのに対して、比較例電池の場合は、6、8および9重
量%と高い値である。比較例電池1および比較例電池3
の場合は、前記の理由によってPbSO4の比率が高く
なったと推定される。また、比較例電池2の場合は、初
回充電の充電電気量が小さ過ぎて実効のある化成ができ
ていないものと考えられる。前記のように化成工程にお
いて一旦生成したPbSO4は、その後充放電を繰り返
し行ってもなかなか減少しない。正極に含まれるPbS
4の多少が後記電池の充放電サイクル寿命や浮動充電
寿命に大きく影響する。また、実施例電池の場合、正極
に含まれるPbO2の比率が95重量%以上と高い値を
示し、化成が良好に進んでいることを示している。実施
例電池の中では実施例6のPbSO4の比率が若干高
く、PbO2の比率が若干低い。これは、初回放電にお
ける放電終止電圧を1.8と高く設定したために、他の
実施例電池と比較して放電電気量が小さくなった影響が
出ているものと思われる。
【0047】実施例電池および比較例電池を前記に示し
た温度25℃における充放電サイクル試験および温度6
0℃における浮動充電試験に供した。表2に実施例電池
および比較例電池のサイクル寿命と浮動充電寿命を示
す。
【0048】
【表2】
【0049】表2に示したように、化成後の完全充電状
態における正極板のPbSO4の含有比率を3重量%以
下とした実施例電池のサイクル寿命および浮動充電寿命
は、比較例電池に比べて高い値を示している。これは、
主として実施例電池の方が電解液の水分子の分解が抑制
され極板の性能劣化が小さくなったことによると考えら
れる。
【0050】以上記述した如く、本発明に係る制御弁式
鉛蓄電池は、初期放電容量、充放電サイクル特性、浮動
充電特性ともに優れており、容量、耐用期間の長さにお
いて優れた特性が得られることを示している。
【0051】本発明に係る電槽化成方法によれば、化成
終了後の完全充電を行った状態において正極板に含まれ
るPbSO4の比率を3重量%以下とすることができ、
従来の電槽化成による電池のPbSO4の比率6重量%
以上に比べて大幅に削減することができる。また、初回
の放電終止電圧を1.6V以下の低い値に設定すること
によって、初回の充電電気量を制限した場合においても
化成の実効を上げることができる。
【0052】また、本発明に係る電槽化成方法は、初回
の充電電気量を充電時間によって規定するのみで実施で
きるので、従来の化成装置をほぼそのまま適用すること
ができる。さらに、初回充電の充電電気量を小さくして
いることと高率充電を適用することが可能なので、短時
間で化成を終えることができる。
【発明の効果】
【0053】本発明の請求項1による制御弁式鉛蓄電池
は、放電容量が高く、サイクル性能および浮動充電性能
に優れた制御弁式鉛蓄電池である。
【0054】本発明の請求項2に係る製造方法は、請求
項1に記載の発明に係る制御弁式鉛蓄電池を提供するも
のであって、かつ従来方法に比べて化成に要する時間の
大幅な短縮を可能にするものである。
【0055】本発明の請求項3は、請求項1に記載の発
明に係る制御弁式鉛蓄電池を提供するものであって、請
求項2に記載の発明に係る制御弁式鉛蓄電池において一
層PbSO4の比率を低減した正極板を備えた制御弁式
鉛蓄電池を提供するものである。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例電池および比較例電池の充放電サ
イクル特性を示すグラフである。
【図2】本発明実施例電池および比較例電池の浮動充電
における充電電流を示すグラフである。
【図3】本発明実施例電池および比較例電池の浮動充電
の経過時間と放電容量の関係を示すグラフである。
【図4】本発明に係る制御弁式鉛蓄電池に電槽化成用の
保液タンクを装着した様子を模式的に示す一部切欠断面
図である。
【図5】制御弁式鉛蓄電池の本発明に係る電槽化成およ
び比較例の電槽化成における充放電曲線を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 制御弁式鉛蓄電池

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 完全充電状態において正極板の活物質に
    含まれる硫酸鉛(PbSO4)の比率が、3重量%以下
    である制御弁式鉛蓄電池。
  2. 【請求項2】 制御弁式鉛蓄電池を電槽化成によって製
    造する方法であって、該電槽化成における初回の充電
    を、充電終了直前のセル当たりの電圧が2.6V/セル
    以下、充電電気量を電池の定格容量に対して150〜2
    50%充電することを特徴とする制御弁式鉛蓄電池の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記初回充電後、放電終止電圧を0.5
    〜1.6V/セルの範囲に設定して放電することを特徴
    とする請求項2記載の制御弁式鉛蓄電池の製造方法。
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