JP2003342459A - 樹脂組成物ならびにそれからなる成形品 - Google Patents

樹脂組成物ならびにそれからなる成形品

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Sadanori Kumazawa
貞紀 熊澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形性、機械特性、耐熱性、耐薬品性に優れ
た樹脂組成物ならびにそれからなる成形品を提供する。 【解決手段】 ポリ乳酸樹脂、ポリアセタール樹脂およ
びポリ乳酸樹脂以外の熱可塑性ポリエステル樹脂を含有
してなる樹脂組成物ならびにそれからなる成形品。ポリ
乳酸樹脂およびポリアセタール樹脂の合計を100重量
部としたときに、ポリ乳酸樹脂の含有量が99重量部以
下50重量部以上である樹脂組成物、ポリアセタール樹
脂の含有量が99重量部以下50重量部超である樹脂組
成物、および、熱可塑性ポリエステル樹脂の含有量が1
00重量部以下1重量部以上である樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリ乳酸樹脂、ポ
リアセタール樹脂およびポリ乳酸樹脂以外の熱可塑性ポ
リエステル樹脂を含有してなる成形性、機械特性、耐熱
性、耐薬品性に優れた樹脂組成物ならびにそれからなる
成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ乳酸樹脂は、高い融点を持ち、また
溶融成形可能であることから、実用上優れた生分解性ポ
リマーとして期待されている。また、将来的にはバイオ
原料から作られる汎用ポリマーとしての利用も期待され
ている。しかしながら、ポリ乳酸樹脂は、結晶化速度が
遅いため、結晶化させて成形品として用いるには限界が
あった。例えばポリ乳酸樹脂を射出成形する場合には、
長い成形サイクル時間や成形後の熱処理を必要とするこ
と、および成形時や熱処理時の変形が大きいことなどの
実用上大きな問題があった。
【0003】また、ポリ乳酸樹脂は、耐薬品性にも劣
り、その用途展開には限界があった。
【0004】一方、ポリアセタール樹脂は、機械特性や
成形性などバランスに優れた樹脂であることから、射出
成形品として広く用いられているが、酸性の薬品に弱い
という問題があった。
【0005】2種またはそれ以上のポリマーを配合して
用いる技術は、ポリマーアロイとして広く知られてお
り、このポリマーアロイは、個々のポリマーの欠点を改
良する目的で広く利用されている。しかしながら、2種
以上のポリマーを混合した場合、多くはポリマー同士の
分散性が悪く、ペレットや成形品の形状に加工できなか
ったり、劣った特性を示す傾向となるが、特にポリアセ
タールにおいては顕著である。
【0006】しかし、まれに2種のポリマーが均一な非
晶相を形成する場合があり、この種のものは一般に相溶
性または混和性ポリマーアロイとして優れた特性を示す
ことが期待されているが、その例は少ない。
【0007】ポリ乳酸樹脂と相溶性のあるポリマーとし
ては、ポリエチレングリコール(例えば、非特許文献1
参照)やポリメチルメタクリレート(例えば、非特許文
献2参照)が知られているが、これらのポリマーを混合
した場合には、ポリ乳酸樹脂の強度や結晶性が大きく低
下するという問題があった。
【0008】また、ポリアセタールと相溶性のあるポリ
マーとしては、ポリビニルフェノール(例えば、非特許
文献3参照)が知られているが、ポリビニルフェノール
は分子量が一般に低いことから、混合後の樹脂物性が低
下するという問題があった。
【0009】特許文献1には、ポリアセタールに生分解
性を付与する目的で、脂肪族ポリエステルと微量のホル
ムアルデヒドを含有させた樹脂組成物が開示され、その
中で脂肪族ポリエステルの1例として、種々の脂肪族ポ
リエステルとともにポリ乳酸の使用例が開示されている
が、同公報記載の組成物では、上記に記載したポリ乳酸
樹脂やポリアセタール樹脂の問題を解決できるものでは
なかった。また、同公報記載の発明においてポリ乳酸
は、他の脂肪族ポリエステルと同等に扱われており、ポ
リアセタールとの相溶性に関して特別な認識は全くなさ
れていない。
【0010】
【非特許文献1】Polymer 37(26),58
49−5857頁(1996)
【非特許文献2】Polymer 39(26),68
91−6897頁(1998)
【非特許文献3】Polymer 33(4),760
−766頁(1992)
【特許文献1】特開平5−43772号公報(第2頁、
実施例)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0012】したがって、本発明の目的は、成形性、機
械特性、耐熱性、耐薬品性に優れた樹脂組成物およびそ
れからなる成形品を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリ乳酸
樹脂、ポリアセタール樹脂およびポリ乳酸樹脂以外の熱
可塑性ポリエステル樹脂を含有する樹脂組成物が上記の
目的に合致する優れた特性を有することを見い出し、本
発明に到達した。
【0014】すなわち、本発明は、ポリ乳酸樹脂、ポリ
アセタール樹脂およびポリ乳酸樹脂以外の熱可塑性ポリ
エステル樹脂を含有してなることを特徴とする樹脂組成
物を提供するものである。
【0015】なお、本発明の樹脂組成物においては、前
記ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール樹脂の合計を10
0重量部としたときに、前記ポリ乳酸樹脂の含有量が9
9重量部以下50重量部以上であること、前記ポリ乳酸
樹脂およびポリアセタール樹脂の合計を100重量部と
したときに、前記ポリアセタール樹脂の含有量が99重
量部以下50重量部超であること、前記ポリ乳酸樹脂お
よびポリアセタール樹脂の合計を100重量部としたと
きに、前記熱可塑性ポリエステル樹脂の含有量が100
重量部以下1重量部以上であること、前記樹脂組成物中
のポリ乳酸樹脂とポリアセタール樹脂が相溶化している
こと、前記樹脂組成物のポリアセタール樹脂由来の降温
時の結晶化温度が、用いたポリアセタール樹脂単独の降
温時の結晶化温度よりも低い温度であること、前記ポリ
アセタール樹脂がポリアセタールコポリマーであるこ
と、前記熱可塑性ポリエステル樹脂が、芳香族ジカルボ
ン酸またはそのエステル形成性誘導体と脂肪族ジオール
またはそのエステル形成性誘導体を主成分として重縮合
してなる重合体であること、前記熱可塑性ポリエステル
樹脂が、テレフタル酸またはそのエステル形成性誘導体
とブタンジオールまたはそのエステル形成性誘導体を主
成分として重縮合してなる重合体であること、前記熱可
塑性ポリエステル樹脂が脂肪族ポリエステルカーボネー
トおよび/またはポリヒドロキシアルカノエートである
こと、および前記熱可塑性ポリエステル樹脂が、コハク
酸、アジピン酸およびそれらのエステル形成性誘導体か
ら選択される一種以上のジカルボン酸と、ブタンジオー
ル、エチレングリコールまたはそれらのエステル形成性
誘導体から選択される一種以上のジオールを、主成分と
して重縮合してなる重合体であること、が、いずれも好
ましい条件として挙げられ、これらの条件を適用した場
合には一層優れた効果の取得を期待することができる。
【0016】また、本発明の成形品は、上記の樹脂組成
物からなることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0018】本発明に用いられるポリ乳酸樹脂とは、L
−乳酸及び/またはD−乳酸を主たる構成成分とするポ
リマーであるが、乳酸以外の他の共重合成分を含んでい
てもよい。他の共重合成分としては、エチレングリコー
ル、ブロピレングリコール、ブタンジオール、ヘプタン
ジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ノナ
ンジオ−ル、デカンジオール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノ−ル、ネオペンチルグリコール、グリセリン、
ペンタエリスリトール、ビスフェノ−ルA、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールおよびポリテ
トラメチレングリコールなどのグリコール化合物、シュ
ウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン
酸、ドデカンジオン酸、マロン酸、グルタル酸、シクロ
ヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、
フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス(p−カルボ
キシフェニル)メタン、アントラセンジカルボン酸、
4,4´−ジフェニルエーテルジカルボン酸、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸、5−テトラブチルホスホニ
ウムイソフタル酸などのジカルボン酸、グリコール酸、
ヒドロキシプロピオン酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ
吉草酸、ヒドロキシカプロン酸、ヒドロキシ安息香酸な
どのヒドロキシカルボン酸、およびカプロラクトン、バ
レロラクトン、プロピオラクトン、ウンデカラクトン、
1,5−オキセパン−2−オンなどのラクトン類を挙げ
ることができる。このような共重合成分としては、全単
量体成分中通常30モル%以下の含有量とするのが好ま
しく、10モル%以下であることが好ましい。
【0019】本発明においては、ポリアセタール樹脂と
の相溶性の点から、乳酸成分の光学純度が高いポリ乳酸
樹脂を用いることが好ましい。すなわち、ポリ乳酸樹脂
の総乳酸成分の内、L体が80%以上含まれるかあるい
はD体が80%以上含まれることが好ましく、L体が9
0%以上含まれるかあるいはD体が90%以上含まれる
ことが特に好ましく、L体が95%以上含まれるかある
いはD体が95%以上含まれることが更に好ましく、L
体が98%以上含まれるかあるいはD体が98%以上含
まれることが更に好ましい。また、L体またはD体の含
有量の上限は通常100%以下である。
【0020】ポリ乳酸樹脂の分子量や分子量分布につい
ては、実質的に成形加工が可能であれば特に制限される
ものではないが、重量平均分子量としては、通常1万以
上、好ましくは4万以上、さらに8万以上であることが
望ましい。ここでいう重量平均分子量とは、ゲルパーミ
テーションクロマトグラフィーで測定したポリメチルメ
タクリレート(PMMA)換算の分子量をいう。
【0021】ポリ乳酸樹脂の融点については、特に制限
されるものではないが、120℃以上であることが好ま
しく、さらに150℃以上であることが好ましく、特に
160℃以上であることが望ましい。ポリ乳酸樹脂の融
点は、通常乳酸成分の光学純度を高くすることにより高
くなり、融点が120℃以上のポリ乳酸樹脂は、L体が
90%以上含まれるかあるいはD体が90%以上含まれ
ることにより、また融点が150℃以上のポリ乳酸樹脂
は、L体が95%以上含まれるかあるいはD体が95%
以上含まれることにより、また融点が160℃以上のポ
リ乳酸樹脂は、L体が98%以上含まれるかあるいはD
体が98%以上含まれることにより、得ることができ
る。
【0022】ポリ乳酸樹脂の製造方法としては、公知の
重合方法を用いることができ、乳酸からの直接重合法、
およびラクチドを介する開環重合法などを挙げることが
できる。
【0023】本発明に用いられるポリアセタール樹脂
は、オキシメチレン単位を主たる繰り返し単位とするポ
リマーであり、ホルムアルデヒドもしくはトリオキサン
を主原料として、重合反応によって得られる、いわゆる
ポリアセタールホモポリマー、および主としてオキシメ
チレン単位からなり、主鎖中に2〜8個の隣接する炭素
原子を有するオキシアルキレン単位を15重量%以下含
有するいわゆるポリアセタールコポリマーのいずれであ
ってもよく、また他の構成単位を含有するコポリマー、
つまりブロックコポリマー、ターポリマーおよび架橋ポ
リマーのいずれであってもよく、これらは1種または2
種以上で用いることができるが、熱安定性の観点からは
ポリアセタールコポリマーであることが好ましい。
【0024】本発明におけるポリアセタール樹脂の製造
方法については特に制限はなく、公知の方法により製造
することができる。ポリアセタールホモポリマーの代表
的な製造方法の例としては、高純度のホルムアルデヒド
を有機アミン、有機あるいは無機の錫化合物、金属水酸
化物のような塩基性重合触媒を含有する有機溶媒中に導
入して重合し、重合体を濾別した後、無水酢酸中、酢酸
ナトリウムの存在下で加熱してポリマー末端をアセチル
化することにより製造する方法などが挙げられる。
【0025】また、代表的なポリアセタールコポリマー
の製造方法の例としては、高純度のトリオキサンおよび
エチレンオキシドや1,3−ジオキソランなどの共重合
成分をシクロヘキサンのような有機溶媒中に導入し、三
弗化ホウ素ジエチルエーテル錯体のようなルイス酸触媒
を用いてカチオン重合した後、触媒の失活と末端基の安
定化を行うことにより製造する方法、あるいは溶媒を全
く使用せずに、セルフクリーニング型撹拌機の中へトリ
オキサン、共重合成分および触媒を導入して塊状重合し
た後、さらに不安定末端を分解除去することにより製造
する方法などが挙げられる。
【0026】これらポリアセタール樹脂の粘度は、成形
材料として使用できる程度のものであれば特に制限はな
いが、ASTMD1238法によるメルトインデックス
(MI)が測定可能であり、温度190℃、荷重2.1
6kgで測定したMIが1.0〜50g/10分の範囲
のものであることが好ましく、1.5〜35g/10分
のものであることが特に好ましい。
【0027】また、ポリアセタール樹脂としては、あら
かじめ熱安定剤や発生ガス捕捉剤を含有しているものを
用いることが好ましく、2,2’−メチレンビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、カルシウムリシ
ノレート、シアノグアナジン、ヘキサメチレンビス
(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシハイドロシアナ
メート)、メラミン、メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂、ナイロン6/66、ナイロン66/610/6、ナ
イロン612/6、テトラキス[メチレン(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシアナメート)]
メタン、1,6−ヘキサンジオールビス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、トリエチレングリコール[3−(3,5−ジ
−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]の少なくとも1種が含有されているこ
とが好ましい。
【0028】なお、ポリアセタール樹脂の分解が促進さ
れることにより組成物の耐久性を損なうなどの組成物自
体の特性に強い影響を与える可能性の高いホルムアルデ
ヒドは、配合しない方が好ましく、ポリアセタール樹脂
に含まれるホルムアルデヒドを考慮してもポリアセター
ル樹脂に対して、多くとも500ppm未満にとどめて
おくのが好ましく、さらに250ppm未満にとどめて
おくことが好ましく、さらに100ppm未満にとどめ
ておくことが好ましい。このようなホルムアルデヒド含
有量を達成するには、前述したようにポリアセタールホ
モポリマーの重合後、ポリマー末端をアセチル化した
り、ポリアセタールコポリマーの重合後、不安定末端を
分解除去するなどの方法により安定化処理を行ったポリ
アセタール樹脂を用いることが好ましい。上記樹脂組成
物中のホルムアルデヒド含有量は、樹脂組成物を粉砕し
て得られる粉体1gを、水100ml中、50℃で6時
間撹拌して、ホルムアルデヒドを抽出し、アセチルアセ
トン法で定量することにより測定することができる。
【0029】本発明で使用する熱可塑性ポリエステル樹
脂は、(イ)ジカルボン酸あるいはそのエステル形成性
誘導体とジオールあるいはそのエステル形成性誘導体、
(ロ)ヒドロキシカルボン酸あるいはそのエステル形成
性誘導体、(ハ)ラクトンから選択された一種以上を重
縮合してなる重合体または共重合体であり、ポリ乳酸樹
脂以外の熱可塑性ポリエステル樹脂である。
【0030】上記ジカルボン酸あるいはそのエステル形
成性誘導体としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フ
タル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナ
フタレンジカルボン酸、ビス(p−カルボキシフェニ
ル)メタン、アントラセンジカルボン酸、4,4´−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸、5−テトラブチルホス
ホニウムイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸などの芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、
アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジオ
ン酸、マロン酸、グルタル酸、ダイマー酸などの脂肪族
ジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカ
ルボン酸単位およびこれらのエステル形成性誘導体など
が挙げられる。
【0031】また、上記ジオールあるいはそのエステル
形成性誘導体としては、炭素数2〜20の脂肪族グリコ
ールすなわち、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジメタ
ノール、シクロヘキサンジオール、ダイマージオールな
ど、あるいは分子量200〜100000の長鎖グリコ
ール、すなわちポリエチレングリコール、ポリ−1,3
−プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ルなど、芳香族ジオキシ化合物すなわち、4,4´−ジ
ヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハ
イドロキノン、ビスフェノールA、ビスフェノールS、
ビスフェノールFなど、及びこれらのエステル形成性誘
導体などが挙げられる。
【0032】また、上記ヒドロキシカルボン酸として
は、グリコール酸、ヒドロキシプロピオン酸、ヒドロキ
シ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシカプロン酸、ヒ
ドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒド
ロキシ−2−ナフトエ酸およびこれらのエステル形成性
誘導体などが挙げられる。上記ラクトンとしてはカプロ
ラクトン、バレロラクトン、プロピオラクトン、ウンデ
カラクトン、1,5−オキセパン−2−オンなどを挙げ
ることができる。
【0033】また、本発明で使用する熱可塑性ポリエス
テル樹脂には、多官能イソシアネート化合物などの架橋
成分が少量含まれていても良い。
【0034】これらの重合体ないしは共重合体の具体例
としては、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリブチレン
(テレフタレート/イソフタレート)、ポリプロピレン
テレフタレート、ポリプロピレン(テレフタレート/イ
ソフタレート)、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン(テレフタレート/イソフタレート)、ビスフェ
ノールA(テレフタレート/イソフタレート)、ポリブ
チレンナフタレート、ポリブチレン(テレフタレート/
ナフタレ−ト)、ポリプロピレンナフタレート、ポリエ
チレンナフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテ
レフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレン(テレフ
タレート/イソフタレート)、ポリ(シクロヘキサンジ
メチレン/エチレン)テレフタレート、ポリ(シクロヘ
キサンジメチレン/エチレン)(テレフタレート/イソ
フタレート)、ポリブチレン(テレフタレート/イソフ
タレート)/ビスフェノールA、ポリエチレン(テレフ
タレート/イソフタレート)/ビスフェノールA、ポリ
(エチレン/ブチレン)テレフタレート、ポリ(エチレ
ン/ブチレン)(テレフタレート/イソフタレート)な
どの芳香族ポリエステルや、ポリブチレン(テレフタレ
ート/サクシネート)、ポリエチレン(テレフタレート
/サクシネート)、ポリブチレン(テレフタレート/ア
ジペート)、ポリエチレン(テレフタレート/アジペー
ト)、ポリブチレン(テレフタレート/セバテート)、
ポリエチレン(テレフタレート/セバテート)、ポリ
(エチレン/ブチレン)(テレフタレート/サクシネー
ト)、ポリ(エチレン/ブチレン)(テレフタレート/
アジペート)、ポリブチレンテレフタレート・ポリエチ
レングリコールのポリエーテルエステル共重合体、ポリ
エチレンテレフタレート・ポリエチレングリコールのポ
リエーテルエステル共重合体、ポリブチレンテレフタレ
ート・ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールブロ
ック共重合体、ポリブチレンテレフタレート/イソフタ
レート・ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールブ
ロック共重合体、ポリブチレンテレフタレート・ポリ
(プロピレンオキシド/エチレンオキシド)グリコール
ブロック共重合体、ポリブチレンテレフタレート/イソ
フタレート・ポリ(プロピレンオキシド/エチレンオキ
シド)グリコールブロック共重合体、ポリブチレンテレ
フタレート・ポリブチレンアジペートブロック共重合
体、ポリブチレンテレフタレート・ポリ−ε−カプロラ
クトン共重合体などポリエーテルあるいは脂肪族ポリエ
ステルを芳香族ポリエステルに共重合した共重合体や、
ポリエチレンオキサレート、ポリブチレンオキサレー
ト、ポリネオペンチルグリコールオキサレート、ポリエ
チレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリ
ブチレンアジペート、ポリエチレンアジペート、ポリブ
チレン(サクシネート/アジペート)、ポリエチレン
(サクシネート/アジペート)、ポリ(エチレン/ブチ
レン)(サクシネート/アジペート)、ポリヒドロキシ
酪酸及びβ−ヒドロキシ酪酸とβ−ヒドロキシ吉草酸と
のコポリマーなどのポリヒドロキシアルカノエート、ポ
リカプロラクトンなどの脂肪族ポリエステル、ポリブチ
レンサクシネート・カーボネートなどの脂肪族ポリエス
テルカーボネート、p−オキシ安息香酸/ポリエチレン
テレフタレート、p−オキシ安息香酸/6−オキシ−2
−ナフトエ酸などの共重合ポリエステルなどの液晶性ポ
リエステルが挙げられる。
【0035】これらの中で、芳香族ジカルボン酸または
そのエステル形成性誘導体と脂肪族ジオールまたはその
エステル形成性誘導体を主成分として重縮合してなる重
合体が好ましく、具体的には、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリ(シクロヘキサンジメチレン/エチ
レン)テレフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポ
リブチレン(テレフタレート/イソフタレート)、ポリ
エチレン(テレフタレート/イソフタレート)、ポリブ
チレンテレフタレート・ポリエチレングリコールのポリ
エーテルエステル共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト・ポリエチレングリコールのポリエーテルエステル共
重合体、ポリブチレンテレフタレート・ポリ(テトラメ
チレンオキシド)グリコールのポリエーテルエステル共
重合体、ポリエチレンテレフタレート・ポリ(テトラメ
チレンオキシド)グリコールのポリエーテルエステル共
重合体、ポリブチレン(テレフタレート/イソフタレー
ト)・ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールのポ
リエーテルエステル共重合体、ポリブチレン(テレフタ
レート/アジペート)、ポリエチレン(テレフタレート
/アジペート)、ポリエチレン(テレフタレート/サク
シネート)を好ましく挙げることができる。上記芳香族
ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と脂肪族
ジオールまたはそのエステル形成性誘導体を主成分とし
て重縮合してなる重合体においては、全ジカルボン酸に
対する芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘
導体の割合が50モル%以上であることが好ましく、6
0モル%以上であることがさらに好ましい。また、全ジ
オールに対する脂肪族ジオールまたはそのエステル形成
性誘導体の割合が50モル%以上であることが好まし
く、60モル%以上であることがさらに好ましい。
【0036】また、これらの中では、テレフタル酸また
はそのエステル形成性誘導体とブタンジオールまたはそ
のエステル形成性誘導体を主成分として重縮合してなる
重合体がさらに好ましく、具体的には、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリブチレン(テレフタレート/イソフ
タレート)、ポリブチレンテレフタレート・ポリエチレ
ングリコールのポリエーテルエステル共重合体、ポリブ
チレンテレフタレート・ポリ(テトラメチレンオキシ
ド)グリコールのポリエーテルエステル共重合体、ポリ
ブチレン(テレフタレート/イソフタレート)・ポリ
(テトラメチレンオキシド)グリコールのポリエーテル
エステル共重合体、ポリブチレン(テレフタレート/ア
ジペート)、ポリブチレン(テレフタレート/サクシネ
ート)を好ましく挙げることができる。上記テレフタル
酸またはそのエステル形成性誘導体とブタンジオールま
たはそのエステル形成性誘導体を主成分として重縮合し
てなる重合体においては、全ジカルボン酸に対するテレ
フタル酸またはそのエステル形成性誘導体の割合が50
モル%以上であることがさらに好ましく、60モル%以
上であることがさらに好ましい。また、全ジオールに対
するブタンジオールまたはそのエステル形成性誘導体の
割合が50モル%以上であることがさらに好ましく、6
0モル%以上であることがさらに好ましい。
【0037】また、本発明で用いる熱可塑性ポリエステ
ル樹脂の好ましい例としては、ポリエステルカーボネー
トやポリヒドロキシアルカノエートを挙げることがで
き、具体的にはポリブチレンサクシネート・カーボネー
ト、ポリヒドロキシ酪酸及びβ−ヒドロキシ酪酸とβ−
ヒドロキシ吉草酸とのコポリマーを好ましく挙げること
ができる。また、他の好ましい例としては、アジピン
酸、コハク酸およびそれらのエステル形成性誘導体から
選択される一種以上のジカルボン酸と、ブタンジオー
ル、エチレングリコールおよびそれらのエステル形成性
誘導体から選択される一種以上のジオールを、主成分と
して重縮合してなる重合体を挙げることができ、具体的
には、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンアジペ
ート、ポリブチレン(サクシネート/アジペート)、ポ
リエチレンサクシネート、ポリエチレンアジペート、ポ
リエチレン(サクシネート/アジペート)、ポリ(エチ
レン/ブチレン)(サクシネート/アジペート)を好ま
しく挙げることができる。上記アジピン酸、コハク酸お
よびそれらのエステル形成性誘導体から選択される一種
以上のジカルボン酸とブタンジオール、エチレングリコ
ールおよびそれらのエステル形成性誘導体を主成分とし
て重縮合してなる重合体においては、全ジカルボン酸に
対するアジピン酸、コハク酸およびそれらのエステル形
成性誘導体から選択される一種以上のジカルボン酸の割
合が50モル%以上であることがさらに好ましく、60
モル%以上であることがさらに好ましい。また、全ジオ
ールに対するブタンジオール、エチレングリコールおよ
びそれらのエステル形成性誘導体から選択される一種以
上のジオールの割合が50モル%以上であることがさら
に好ましく、60モル%以上であることがさらに好まし
い。
【0038】上記熱可塑性ポリエステル樹脂の分子量や
分子量分布については、実質的に成形加工が可能であれ
ば特に制限されるものではないが、重量平均分子量とし
ては、通常1000以上、好ましくは1万以上、さらに
5万以上であることが望ましい。ここでいう重量平均分
子量とは、ゲルパーミテーションクロマトグラフィーで
測定したポリスチレン換算の分子量をいう。
【0039】上記熱可塑性ポリエステル樹脂は、単独で
用いても2種以上混合して用いても良い。
【0040】熱可塑性ポリエステル樹脂の含有量は、ポ
リ乳酸樹脂およびポリアセタール樹脂の合計を100重
量部としたときに、100重量部以下1重量部以上であ
ることが好ましく、70重量部以下3重量部以上である
ことがさらに好ましく、50重量部以下5重量部以上で
あることが特に好ましい。
【0041】本発明においては、ポリ乳酸樹脂、ポリア
セタール樹脂およびポリ乳酸樹脂以外の熱可塑性ポリエ
ステル樹脂を配合することにより、成形性、機械特性、
耐熱性、耐薬品性に優れた組成物が得られることを特徴
とするが、ポリ乳酸樹脂とポリアセタール樹脂との配合
組成によって特に効果を奏する特性が異なる。
【0042】すなわち、ポリ乳酸樹脂およびポリアセタ
ール樹脂の合計を100重量部としたときに、ポリ乳酸
樹脂99重量部以下50重量部以上、特に99重量部以
下60重量部以上を含有してなる樹脂組成物において
は、ポリ乳酸樹脂の特性を改良する点で有用であり、こ
の組成物は特に成形性、機械特性、耐熱性、耐薬品性の
改良効果が特に顕著である。また、この組成物において
は、ポリ乳酸樹脂が有する特性を活かして、生分解性を
伴ってもかまわない。
【0043】一方、ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール
樹脂の合計を100重量部としたときに、ポリアセター
ル樹脂99重量部以下50重量部以上超、特に99重量
部以下60重量部以上を含有してなる樹脂組成物におい
ては、ポリアセタール樹脂の特性を改良することが可能
であり、特に機械特性、耐薬品性の改良に効果がある。
【0044】本発明においては、通常、組成物中でポリ
乳酸樹脂とポリアセタール樹脂とが相溶化している。こ
こでいう「相溶化」とは、分子レベルで非晶相内に両者
が均一相を形成することを説明するために用いられる。
つまり、配合物の一方または両方が結晶相および非晶相
の両方を形成する場合、相溶化とは、非晶相が分子レベ
ルで混合することを意味する。
【0045】配合物中の相溶性の判断は、いくつかの方
法で行うことができる。相溶性について判断する最も一
般的な方法は、ガラス転移温度で判断する方法である。
相溶性配合物中では、ガラス転移温度が各々単独のもの
より変化し、多くの場合単一のガラス転移温度を示す。
ガラス転移温度の測定方法としては、差動走査熱量計
(DSC)で測定する方法、および動的粘弾性試験によ
り測定する方法のいずれも用いることができる。
【0046】しかしながら、ポリアセタール樹脂は高結
晶性であるために、ポリアセタール樹脂の含有量が多い
場合には、ガラス転移温度が不明確になるという問題が
ある。この場合の相溶性の判断としては、ポリアセター
ル樹脂の結晶化温度を用いることができる。すなわち、
ポリアセタール樹脂がそれ自体よりも結晶化速度の遅い
樹脂と相溶性配合物を形成した場合には、ポリアセター
ル樹脂の結晶化速度が単体の場合よりも低下するからで
ある。したがって、この結晶化速度の低下を、DSCで
測定した降温時の結晶化温度で判断することができる。
【0047】例えば、Polymer 38(25),
6135−6143(1997)には、脂肪族ポリエス
テルであるポリ(3−ヒドロキシブチレート)とポリメ
チレンオキサイド(ポリアセタール)のブレンドが非相
溶性であることが報告されているが、この場合、DSC
で測定した組成物中のポリアセタールの降温時の結晶化
温度は、ポリアセタール単体の結晶化温度とほとんど変
わらないことが示されている。
【0048】一方、上記非特許文献3には、ポリアセタ
ールとポリビニルフェノールが相溶性であることが報告
されているが、この場合、組成物中のポリアセタールの
降温時の結晶化温度が、ポリアセタール単体の結晶化温
度に比べて、低下することが示されている。
【0049】本発明の樹脂組成物では、樹脂組成物中の
ポリアセタール樹脂の降温時の結晶化温度が、ポリアセ
タール樹脂単独の結晶化温度よりも低い温度を示す。好
ましい結晶化温度の低下は組成によって異なる。そし
て、この結晶化温度は、用いるポリ乳酸樹脂の光学純度
が高くなると、低下の程度が大きくなる傾向にある。
【0050】ポリ乳酸樹脂とポリアセタール樹脂の合計
を100重量部としたときに、ポリ乳酸樹脂99重量部
以下50重量部以上およびポリアセタール樹脂1重量部
以上50重量部以下を配合する場合には、DSCにより
降温速度20℃/分で測定したポリアセタール樹脂の結
晶化温度の低下が2℃以上であることが好ましく、3℃
以上であることがさらに好ましく、4℃以上であること
が特に好ましい。特に、ポリ乳酸樹脂とポリアセタール
樹脂の合計を100重量部としたときに、ポリ乳酸樹脂
99重量部以下60重量部超およびポリアセタール樹脂
1重量部以上40重量部未満を配合する場合には、DS
Cにより降温速度20℃/分で測定したポリアセタール
樹脂の結晶化温度の低下が5℃以上であることが好まし
く、7℃以上であることがさらに好ましく、10℃以上
であることが特に好ましい。
【0051】ポリ乳酸樹脂とポリアセタール樹脂の合計
を100重量部としたときに、ポリ乳酸樹脂50重量部
未満1重量部以上およびポリアセタール樹脂50重量部
超99重量部以下を配合する場合には、DSCにより降
温速度20℃/分で測定したポリアセタール樹脂の結晶
化温度の低下は0.2℃以上であることが好ましく、
0.5℃以上であることがさらに好ましく、1℃以上で
あることが特に好ましい。特に、ポリ乳酸樹脂とポリア
セタール樹脂の合計を100重量部としたときに、ポリ
乳酸樹脂50重量部未満40重量部以上およびポリアセ
タール樹脂50重量部超60重量部以下を配合した場合
には、DSCにより降温速度20℃/分で測定したポリ
アセタール樹脂の結晶化温度の低下は0.5℃以上であ
ることが好ましく、1℃以上であることがさらに好まし
く、2℃以上であることが特に好ましい。
【0052】ポリ乳酸樹脂、ポリアセタール樹脂にポリ
乳酸樹脂以外の熱可塑性ポリエステル樹脂を含有した場
合には、多くの場合、熱可塑性ポリエステル樹脂は、他
の二つの樹脂とは相溶化せず、ポリ乳酸樹脂とポリアセ
タール樹脂のガラス転移温度や結晶化温度に与える影響
は小さい。
【0053】本発明では、単にポリ乳酸樹脂やポリアセ
タール樹脂に熱可塑性ポリエステル樹脂に混合する以上
に大きな効果を得られる。これは、ポリ乳酸樹脂とポリ
アセタール樹脂の相溶性並びに両者が相溶化したものと
熱可塑性ポリエステル樹脂の高い親和性に起因するもの
である。
【0054】本発明の樹脂組成物に対しては、本発明の
目的を損なわない範囲で、充填剤(ガラス繊維、炭素繊
維、天然繊維、有機繊維、セラミックスファイバー、セ
ラミックビーズ、アスベスト、ワラステナイト、タル
ク、クレー、マイカ、セリサイト、ゼオライト、ベント
ナイト、モンモリロナイト、ドロマイト、カオリン、微
粉ケイ酸、長石粉、チタン酸カリウム、シラスバルー
ン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウ
ム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、
ケイ酸アルミニウム、酸化ケイ素、石膏、ノバキュライ
ト、ドーソナイト、木粉、紙粉および白土など)、安定
剤(酸化防止剤、光安定剤など)、難燃剤(臭素系難燃
剤、燐系難燃剤、アンチモン化合物、メラミン化合物な
ど)、滑剤、離形剤、染料や顔料を含む着色剤、核化剤
(タルク、有機カルボン酸金属塩、有機カルボン酸アミ
ドなど)および可塑剤(ポリエステル系可塑剤、グリセ
リン系可塑剤、多価カルボン酸エステル系可塑剤、リン
酸エステル系可塑剤、ポリアルキレングリコール系可塑
剤およびエポキシ系可塑剤など)、末端封鎖剤(エポキ
シ化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物
など)などを添加することができる。
【0055】また、本発明の樹脂組成物に対しては、本
発明の目的を損なわない範囲で、他の熱可塑性樹脂(例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、アク
リル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン樹脂、ポリスルホン、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリイミド、ポリエーテルイミドなど)
および熱硬化性樹脂(例えばフェノール樹脂、メラミン
樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹
脂など)及び軟質熱可塑性樹脂(例えばエチレン/グリ
シジルメタクリレート共重合体、エチレン/プロピレン
ターポリマー、エチレン/ブテン−1共重合体などの軟
質ポリオレフィン系ポリマー、各種コアシェル型エラス
トマー、ポリアミドエラストマーなど)などの1種以上
をさらに含有させることができる。
【0056】本発明の樹脂組成物の製造方法については
特に限定されるものではないが、例えばポリ乳酸樹脂、
ポリアセタール樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂および
必要に応じてその他の添加剤を予めブレンドした後、樹
脂の融点以上において、1軸または2軸押出機を用いて
均一に溶融混練する方法を好ましくあげることができ
る。また、予めポリ乳酸樹脂とポリアセタール樹脂を溶
融混練した後に、熱可塑性ポリエステル樹脂、および必
要に応じてその他の添加剤を溶融混練する方法も用いる
ことができる。
【0057】本発明の樹脂組成物は、独特の特性を持つ
組成物であり、射出成形や押出成形などの方法によっ
て、各種成形品に加工し利用することができる。
【0058】上記の樹脂組成物から得られる本発明の成
形品としては、射出成形品、押出成形品、ブロー成形
品、フイルム、シート、ボトルおよび繊維などが挙げら
れ、未延伸フィルム・シート、一軸延伸フィルム、二軸
延伸フィルム、ラミネートフィルム、発泡シートなどの
各種フイルム・シート、および未延伸糸、延伸糸、超延
伸糸など各種繊維として、いずれも好適に利用すること
ができる。また、これらの成形品は、電気・電子部品
(各種ハウジング、歯車、ギアなど)、建築土木部材、
自動車部品(内装・外装部品など)、農業資材、包装材
料、衣料および日用品など各種用途に利用することがで
きる。
【0059】
【実施例】以下に、実施例によって本発明を更に詳細に
説明するが、これらは本発明を限定するものではない。
【0060】[実施例1〜11、比較例1〜11]D体
の含有量が1.2%であり、ヘキサフルオロイソプロパ
ノールを溶媒に用いゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーで測定したPMMA換算の重量平均分子量が16
万であるポリL乳酸樹脂、ASTM法D1238に準じ
て190℃、2.16kg荷重で測定したメルトインデ
ックス値が27g/10分であり融点が170℃である
ポリアセタールコポリマー(東レ社製“アミラス”S7
31)および下記に示した各種熱可塑性ポリエステル樹
脂を、それぞれ表1、表2に示した割合で混合し、30
mm径の2軸押出機により、シリンダー温度210℃
(ただし、熱可塑性ポリエステル樹脂としてポリブチレ
ンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレートを使
用した場合は230℃)、回転数200rpmの条件で
溶融混練を行い、樹脂組成物を得た。
【0061】なお、表1、表2における熱可塑性ポリエ
ステル樹脂の符号は、次の内容を示すものである。 A−1:ポリブチレンテレフタレート(東レ社製“トレ
コン”1401X31) A−2:ポリブチレンテレフタレート・ポリ(テトラメ
チレンオキシド)(東レデュポン社製“ハイトレル”4
047) A−3:ポリブチレン(テレフタレート/アジペート)
(BASF社製“エコフレックス”) A−4:ポリブチレンサクシネート・カーボネート(三
菱ガス化学社製“ユーペック”) A−5:ポリヒドロキシ酪酸(三菱ガス化学社製“ビオ
グリーン”) A−6:ポリプロピレンテレフタレート(シェル社製
“コルテラ”) A−7:ポリエチレン(テレフタレート/サクシネー
ト)(デュポン社製“バイオマックス”) A−8:ポリブチレンアジペート(昭和高分子社製“ビ
オノーレ”1001)。 A−9:ポリエチレンサクシネート(日本触媒社製“ル
ナーレSE”) 得られた樹脂組成物について、差動走査熱量計(DS
C)を用い、ガラス転移温度(Tg)およびポリアセタ
ール樹脂の降温時の結晶化温度(Tc)を、昇降温速度
20℃/分で測定し、得られたポリ乳酸由来のガラス転
移温度、ポリアセタール樹脂由来の降温時の結晶化温度
を表1、表2に併せて示す。
【0062】また、得られた樹脂組成物について、シリ
ンダー温度220℃、金型温度60℃で射出成形を行な
い、3.2mm厚の引張試験用の試験片を得た。このと
き、成形時の試験片の変形を目視で観察した。また、得
られた試験片を用い、ASTM法D638に準じて引張
試験を行い、引張強度と引張弾性率を測定した。また、
得られた試験片をアセトンに7日間含浸した後、引張強
度を測定し引張強度保持率を求めた。また、試験片を熱
風オーブン中、140℃で1時間処理した後の試験片の
変形を目視で観察した。これらの結果を表1、表2に併
せて示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】表1、表2の結果から明らかなように、ポ
リ乳酸樹脂、ポリアセタール樹脂、熱可塑性ポリエステ
ル樹脂の3者を含有する本発明の樹脂組成物は、比較例
に示したものよりも、高い耐薬品性を示しており、成形
時や熱処理時の変形も少なく、弾性率も高く、優れた成
形性、機械特性、耐熱性、耐薬品性を有している。
【0066】[実施例12〜15、比較例12〜15]
D体の含有量が1.2%であり、ヘキサフルオロイソプ
ロパノールを溶媒に用いゲルパーミエーションクロマト
グラフィーで測定したPMMA換算の重量平均分子量が
16万であるポリL乳酸樹脂、ASTM法D1238に
準じて190℃、2.16kg荷重で測定したメルトイ
ンデックス値が9g/10分であり融点が170℃であ
るポリアセタールコポリマー(東レ社製“アミラス”S
761)および下記に示した各種熱可塑性ポリエステル
樹脂を、それぞれ表3に示した割合で混合し、30mm
径の2軸押出機により、シリンダー温度220℃(ただ
し、熱可塑性ポリエステル樹脂としてポリブチレンテレ
フタレートを使用した場合は230℃)、回転数150
rpmの条件で溶融混練を行い、樹脂組成物を得た。
【0067】なお、表3における熱可塑性ポリエステル
樹脂の符号は、次の内容を示すものである。 A−1:ポリブチレンテレフタレート(東レ社製“トレ
コン”1401X31) A−2:ポリブチレンテレフタレート・ポリ(テトラメ
チレンオキシド)(東レデュポン社製“ハイトレル”4
047)。
【0068】得られた樹脂組成物について、ガラス転移
温度(Tg)およびポリアセタール樹脂の降温時の結晶
化温度(Tc)を、差動走査熱量計(DSC)を用い、
昇降温速度20℃/分で測定した結果を表3に併せて示
す。
【0069】また、得られた樹脂組成物について、シリ
ンダー温度220℃、金型温度40℃で射出成形を行な
い、3.2mm厚の引張試験用の試験片を得た。このと
き、成形時の試験片の変形を目視で観察した。また、得
られた試験片を用い、ASTM法D638に準じて引張
試験を行った。また、得られた全長21cmの引張試験
片を図1に示すように20cmの治具に曲げながら装着
し、これを20%の塩酸水溶液に含浸し、クラックが生
成する時間を測定した。図1は試験片を治具に装着した
概念図であり、試験片1は治具2に曲げられて装着され
ている。
【0070】また、試験片を熱風オーブン中、140℃
で1時間処理した後の試験片の変形を目視で観察した。
結果を表3に併せて示す。
【0071】
【表3】
【0072】表3の結果から明らかなように、ポリアセ
タール樹脂、ポリ乳酸樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂
の3者を含有する本発明の樹脂組成物は、比較例に示し
たものよりも、高い耐薬品性、機械特性を示している。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の樹脂組成
物は、優れた成形性、機械特性、耐熱性、耐薬品性を有
するものであり、この樹脂組成物からなる本発明の成形
品は、上記の特性を生かして、電気・電子部品、建築土
木部材、自動車部品、農業資材、包装材料、衣料および
日用品など各種用途に有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例でクラック発生時間の評価用試験
片を治具に装着した概念図である。
【符号の説明】
1.試験片 2.治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CB00X CF03Y CF04Y CF05Y CF06Y CF07Y CF08Y CF17Y CF18W CF18Y CF19W CF19Y CG04Y GA00 GC00 GG00 GK00 GL00 GN00 GQ00 4J200 AA04 BA14 BA21 CA01 DA01 DA12 DA16 DA17 DA28 EA05 EA07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ乳酸樹脂、ポリアセタール樹脂およ
    び、ポリ乳酸樹脂以外の熱可塑性ポリエステル樹脂を含
    有してなることを特徴とする樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール
    樹脂の合計を100重量部としたときに、前記ポリ乳酸
    樹脂の含有量が99重量部以下50重量部以上であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール
    樹脂の合計を100重量部としたときに、前記ポリアセ
    タール樹脂の含有量が99重量部以下50重量部超であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール
    樹脂の合計を100重量部としたときに、前記熱可塑性
    ポリエステル樹脂の含有量が100重量部以下1重量部
    以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂組成物中のポリ乳酸樹脂とポリアセ
    タール樹脂が相溶化していることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂組成物のポリアセタール樹脂由来の
    降温時の結晶化温度が、用いたポリアセタール樹脂単独
    の降温時の結晶化温度よりも低い温度であることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】 前記ポリアセタール樹脂がポリアセター
    ルコポリマーであることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 前記熱可塑性ポリエステル樹脂が、芳香
    族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体と脂肪
    族ジオールまたはそのエステル形成性誘導体を主成分と
    して重縮合してなる重合体であることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 前記熱可塑性ポリエステル樹脂がテレフ
    タル酸またはそのエステル形成性誘導体とブタンジオー
    ルまたはそのエステル形成性誘導体を主成分として重縮
    合してなる重合体であることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 前記熱可塑性ポリエステル樹脂が、脂
    肪族ポリエステルカーボネートおよび/またはポリヒド
    ロキシアルカノエートであることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 前記熱可塑性ポリエステル樹脂が、コ
    ハク酸、アジピン酸およびそれらのエステル形成性誘導
    体から選択される一種以上のジカルボン酸と、ブタンジ
    オール、エチレングリコールおよびそれらのエステル形
    成性誘導体から選択される一種以上のジオールを、主成
    分として重縮合してなる重合体であることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の樹脂組成物からなる成形品。
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