JP2005126498A - 樹脂組成物及びこの樹脂組成物を用いて形成された成形体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 樹脂組成物は、(A)乳酸系樹脂と、(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとを含有し、(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルを5〜25質量%含有する。
【選択図】 なし
Description
そのため、環境負荷を低減するプラスチックとして、自然環境下で経時的に分解、消失し、かつ、枯渇資源を原料としない材料の研究が行われている。このような材料として、植物原料プラスチックが、今日注目を集めている。植物原料プラスチックは、更に、リサイクル性にも優れている、循環型資源を利用したプラスチックであるという利点もある。
植物原料プラスチックの中でも、特に、乳酸系樹脂は澱粉の発酵により得られる乳酸を原料としており、化学工学的に量産可能であり、かつ、透明性、剛性、耐熱性等に優れていることから、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の代替材料として、フィルム分野や射出成形分野において利用され始めている。
乳酸系樹脂の耐衝撃性を改良するために、脂肪酸エステルを添加し、結晶化処理を行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)が、脂肪酸エステルが核剤として働き、耐衝撃性を向上させる一方で、可塑剤としても機能するので、著しい耐熱性の低下をもたらす。また、室温における弾性率が低下するので、剛性を要求される用途には使用できないものであった。
特開平10−87976号公報(特許文献2参照)には、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート/アジペート共重合体等のような、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下の脂肪族ポリエステルを配合することにより、耐衝撃性を改良できることが開示されているが、これらの脂肪族ポリエステルは結晶融解熱量(ΔHm)が30J/gよりも大きいため結晶性が高く、耐衝撃性を向上させる働きを担う非晶性部分の占める割合が少ない。そのため、これらの脂肪族ポリエステルの配合量を多くしなければ耐衝撃性を改良することができない。ところが、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルの配合量を多くすると、得られる成形体の軟質化や耐熱性の低下が生じてしまう。また、乳酸系樹脂は工業的に大量に生産されようとしており、原料供給面、および価格面において有利であるため、射出成形体に占める乳酸系樹脂の配合量が多い方が、製品を安定して、かつ安価に供給することができる。
すなわち本発明の射出成形体は、(A)乳酸系樹脂と、(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとを含有し、該(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルを5〜25質量%含有することを特徴とする。
また、(D)平均粒径が1〜5μmの無機フィラーを5〜20質量%の範囲内で、更に含有することができる。
ここでは、射出成形によって形成された成形体を、更に、温度60℃〜130℃の範囲で結晶化させることが好ましい。
また、本発明によれば、更に耐加水分解性にも優れる樹脂組成物及びこの樹脂組成物を用いて形成された射出成形体を提供することができる。
本発明の樹脂組成物は、(A)乳酸系樹脂と、(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとを含有する。
ここで、(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルは、樹脂組成物中、5〜25質量%含有されることが必要であり、7〜20質量%含有することが好ましい。(B)成分の含有量が5質量%未満では、耐衝撃性の改良効果が得られず、25質量%より多いと、形成された成形体に軟質化や耐熱性の低下が生じる。
乳酸系樹脂のD乳酸(D体)とL乳酸(L体)との構成比は、L体:D体=100:0〜90:10、もしくは、L体:D体=0:100〜10:90であることが好ましく、L体:D体=100:0〜94:6、もしくは、L体:D体=0:100〜6:94であることがより好ましく、L体:D体=99.5:0.5〜94:6、もしくは、L体:D体=0.5:99.5〜6:94であることが特に好ましい。D体とL体との構成比がこの範囲内であれば、シートや成形体の耐熱性が得られ易く、用途の制限を受けずに広範囲の用途に用いることができる。
本発明においては、L体とD体との共重合比が異なる乳酸系樹脂をブレンドしてもよい。この場合には、複数の乳酸系樹脂のL体とD体との共重合比の平均値が上記範囲内に入るようにすれば良い。L体とD体のホモポリマーと、共重合体をブレンドすることにより、ブリードのしにくさと耐熱性の発現とのバランスをとることができる。
また、開環重合法(ラクチド法)では、乳酸の環状二量体であるラクチドを、必要に応じて重合調節剤等を用いながら、適当な触媒を使用して任意の組成、結晶性を有する乳酸系樹脂を得ることができる。ラクチドには、L−乳酸の二量体であるL−ラクチド、D−乳酸の二量体であるD−ラクチド、さらにL−乳酸とD−乳酸からなるDL−ラクチドがあり、これらを必要に応じて混合して重合することにより、任意の組成、結晶性を有する乳酸系樹脂を得ることができる。
他のヒドロキシ−カルボン酸単位としては、乳酸の光学異性体(L−乳酸に対してはD−乳酸、D−乳酸に対してはL−乳酸)、グリコール酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ−n−酪酸、2−ヒドロキシ−3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシ−3−メチル酪酸、2−メチル乳酸、2−ヒドロキシカプロン酸等の2官能脂肪族ヒドロキシカルボン酸やカプロラクトン、ブチロラクトン、バレロラクトン等のラクトン類が挙げられる。
乳酸系樹脂に共重合される脂肪族ジオールとしては、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール,1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。また、脂肪族ジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸およびドデカン二酸等が挙げられる。
さらにまた、分子量増大を目的として、少量の鎖延長剤、例えば、ジイソシアネート化合物、エポキシ化合物、酸無水物等を使用することもできる。
また、(B)成分の芳香族脂肪族ポリエステル及び乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルは、それぞれ独立して、重量平均分子量が1万〜50万であることが好ましく、5万〜30万であることが更に好ましく、10万〜30万であることが特に好ましい。これらのポリマーは、可塑剤として使用される低分子量の脂肪族ポリエステルとは区別され、両者の相違は、配合する乳酸系樹脂のガラス転移温度(Tg)を低下させるか否かとして現れる。
本発明において、最も好適に用いられる芳香族ジカルボン酸成分はテレフタル酸であり、脂肪族ジカルボン酸成分はアジピン酸であり、脂肪族ジオール成分は1,4−ブタンジオールである。
ところが、本発明のように、ΔHmが5J/g〜30J/gである(B)成分を用いれば、(B)成分を5〜25質量%配合することによって、ビオノーレシリーズ等の脂肪族ポリエステルを25質量%より多く配合した場合と同等以上の耐衝撃性の改良効果が得られる。したがって、本発明のように(B)成分を使用すれば、耐衝撃性と耐熱性を共に有する射出成形体の提供が可能になる。
無機フィラーの含有量は、樹脂組成物中、5〜20質量%であることが好ましい。このように無機フィラーを配合することにより、射出成形体を金型等から取り出す際に、成形体が変形することを防止することができ、また、加熱時に成形体が収縮したり、反りが生じたりすることを防止することができる。無機フィラーの添加量が20質量%より多いと、成形体の強度低下が生じることがある。
−(N=C=N−R−)n− (1)
式中、nは1以上の整数であり、Rは有機系結合単位を示す。例えば、Rは、脂肪族、脂環族、芳香族のいずれかであることができる。また、nは、通常、1〜50の間の適等な整数が選択される。nが2以上の整数である場合に、2以上のRは同一でも異なっていてもよい。
本発明に使用される屈折率が2.0以上の隠蔽性向上剤としては、酸化チタン、チタン酸鉛、チタン酸カリウム、酸化ジルコン、硫化亜鉛、酸化アンチモン、酸化亜鉛等が挙げられる。隠蔽性を効率よく向上させるためには屈折率の最も高い酸化チタンを配合することが特に好ましい。
(A)乳酸系樹脂と、(B)成分である芳香族脂肪族ポリエステル等、及び、必要に応じて、(C)成分である芳香族脂肪族ポリエステル等、(D)無機フィラー、(E)カルボジイミド化合物、(F)エステル化合物、(G)隠蔽性向上剤、その他添加剤等の各原料を、同一の射出成形機に投入し、直接混合して射出成形することにより、射出成形体を得ることができる。あるいはまた、ドライブレンドした原料を、二軸押出機を用いてストランド形状に押し出してペレット化し、その後、ペレットを、再度、射出成形機に戻し、射出成形体を形成することもできる。
具体的には、例えば、(A)乳酸系樹脂と、(B)成分である芳香族脂肪族ポリエステル等、及び、必要に応じて、(C)成分である芳香族脂肪族ポリエステル等、(D)無機フィラー、(E)カルボジイミド化合物、(F)エステル化合物、(G)隠蔽性向上剤、その他添加剤等の各原料を、それぞれ十分に乾燥して水分を除去した後、二軸押出機を用いて溶融混合し、ストランド形状に押し出してペレットを形成する。ただし、乳酸系樹脂はL−乳酸構造とD−乳酸構造の組成比によって融点が変化すること、芳香族脂肪族ポリエステルの混合の割合によって混合樹脂の融点が変化すること等を考慮して、溶融押出温度を適宜選択することが好ましい。通常、100〜250℃の温度範囲内で選択される。
具体的には、射出成形法、ガスアシスト成形法、射出圧縮成形法等の射出成形法によって射出成形体を得ることができる。また、その他目的に応じて、上記の方法以外でもインモールド成形法、ガスプレス成形法、2色成形法、サンドイッチ成形法、PUSH−PULL、SCORIM等を採用する事もできる。ただし、射出成形方法は、これらに限定されるものではない。
ヒケが発生しやすい場合には、保持圧力及び保持時間を十分に取ることが好ましい。例えば、保持圧力は30MPa〜100MPaの範囲で設定されることが好ましく、保持時間は成形体の形状や肉厚によって1秒〜15秒の範囲内で適宜設定されることが好ましい。例えば、上記の肉厚2mmのプレート金型を備えた射出成形機を用いて成形する場合に、保持時間は3秒前後である。
熱処理時間は、材料の組成や熱処理装置、および熱処理温度に応じて適宜設定されるが、例えば、熱処理温度が70℃の場合には15分〜3時間熱処理を行うことが好ましく、また、熱処理温度が130℃の場合には、10秒〜30分間熱処理を行うことが好ましい。成形体を結晶化させる方法としては、射出成形後に金型の温度を上げて金型内で結晶化させる方法や、射出成形体を非晶状態で金型から取り出した後、熱風、蒸気、温水、遠赤外線ヒーター、IHヒーターなどで結晶化させる方法等が挙げられる。熱処理の際には、射出成形体を固定しなくてもよいが、成形体の変形を防止するためには、金型、樹脂型などで固定することが好ましい。また、生産性を考慮すると、梱包した状態で熱処理を行うことが好ましい。
JISK−7110に基づいて、ノッチ付き2号A試験片(長さ64mm×幅12.7mm×厚さ4mm)を作製し、衝撃試験機(安田精機(株)製の「万能衝撃試験機No.258」)を用いて、23℃におけるアイゾット衝撃強度の測定を行った。アイゾット衝撃強度は、15kJ/m2を実用基準とした。
JISK−7191に基づいて試験片(長さ120mm×幅11mm×厚さ3mm)を作製し、荷重たわみ温度試験装置(東洋精機(株)製の「S−3M」)を用いて、荷重たわみ温度の測定を行った。ただし、測定は、エッジワイズ方向、試験片に加える曲げ応力は1.80MPaの条件で行った。荷重たわみ温度は、50℃以上を実用基準とした。
電卓型金型を準備し、東芝機械(株)製の射出成形機「IS50E」を用い、図1に示すような形状の電卓型非晶性成形体を得た(X=約7.6cm、Y=12.2cm)。この時の成形条件は、シリンダー温度195℃、金型温度25℃、射出圧力110MPa、射出時間1.5秒、保持圧力80MPa、保持時間3.0秒、背圧10MPa、スクリュー回転数110rpmであった。
成形後、測定室内(温度23℃、湿度50%RH)で成形体を24時間静置し、図1に示すXとYの寸法を測定した。その後、70℃で3.5時間、熱処理を行った。ただし、熱処理は、恒温恒湿オーブンを用い、成形体に負荷のかからない状態で静置させて行った。熱処理後、直ちに成形体を取り出し、測定室内で24時間静置した後、再度、XとYの寸法を測定し、熱処理による収縮率を算出した。ただし、XとYの寸法の測定には三次元測定機を用いた。また、評価は下記評価基準に基づいて行った。
評価基準:
「○」 XとYの収縮率が共に1.0%未満であり、反りが生じなかったもの
「△」 XとYの収縮率のいずれかが1.0以上、2.0未満であり、また、反りは生じるが、用途によっては実用範囲内であるもの
「×」 XとYの収縮率が共に2.0以上であり、大きな反りが生じたもの
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを用いて、溶媒クロロホルム、溶液濃度0.2wt/vol%、溶液注入量200μL、溶媒流速1.0mL/分、溶媒温度40℃で測定を行い、ポリスチレン換算で、乳酸系樹脂の重量平均分子量を算出した。ただし、用いた標準ポリスチレンの重量平均分子量は、2000000、430000、110000、35000、10000、4000、600である。
85℃、80%RHの条件で湿熱試験を行い、100時間経過後の分子量保持率を下記式により算出した。分子量保持率は、70%以上を実用基準とした。
湿熱試験後の重量平均分子量
分子量保持率(%)= ――――――――――――――― ×100
湿熱試験前の重量平均分子量
乳酸系樹脂としてカーギル・ダウ社製の「Nature Works 4032D」(L−乳酸/D−乳酸=98.5/1.5、重量平均分子量20万)と、芳香族脂肪族ポリエステルとして Eastman Chemicals 社製の「Eastar Bio」(テレフタル酸22モル%、アジピン酸28モル%、1,4−ブタンジオール50モル%、ΔHm=21.6J/g)を用いた。「Nature Works 4032D」と「Eastar Bio」とを、質量比で90:10の割合でドライブレンドした後、三菱重工(株)製の40mmφ小型同方向二軸押出機を用いて180℃でコンパウンドし、ペレット形状にした。得られたペレットを東芝機械(株)製の射出成形機「IS50E」(スクリュー径25mm)を用い、L100mm×W100mm×t3mm、またはt=4mmの、厚さが異なる2種類の板材(以下、それぞれ「3mm板」、「4mm板」と称す)を射出成形した。主な成形条件は以下の通りである。
1)温度条件:シリンダー温度(195℃)、金型温度(20℃)
2)射出条件:射出圧力(115MPa)、保持圧力(55MPa)
3)計量条件:スクリュー回転数(65rpm)、背圧(15MPa)
次に、得られた射出成形体をベーキング試験装置((株)大栄科学精器製作所製、「DKS−5S」)内に静置し、70℃で3.5時間熱処理を行った。4mm板を用いてアイゾット衝撃強度、3mm板を用いて荷重たわみ温度の評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、「Nature Works 4032D」と、「Eastar Bio」とを、質量比が85:15の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、「Nature Works 4032D」と、「Eastar Bio」とを、質量比が80:20の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
Tgが0℃以下であり、かつΔHmが30J/g以下である芳香族脂肪族ポリエステルとして、BASF社製の「Ecoflex F」(テレフタル酸24モル%、アジピン酸26モル%、1,4−ブタンジオール50モル%、ΔHm:21.0J/g)を用いた。実施例1において、「Nature Works 4032D」と「Eastar Bio」とをドライブレンドする替わりに、「Nature Works 4032D」と「Ecoflex F」とを、質量比が85:15の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
Tgが0℃以下であり、かつΔHmが50〜70J/gである芳香族脂肪族ポリエステルとして、ポリブチレンサクシネート(昭和高分子(株)製の「ビオノーレ1001」、ΔHm=58.0J/g)を用いた。実施例1において、「Nature Works 4032D」と「Eastar Bio」とをドライブレンドする替わりに、「Nature Works 4032D」、「Ecoflex F」、及び、「ビオノーレ1001」を、質量比が65:15:20の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
樹脂Aの作製:
1,4-ブタンジオールが30モル%、1,4−シクロヘキサンジメタノールが20モル%、コハク酸が40モル%、アジピン酸が10モル%の組成となるように、下記方法で樹脂Aの重合を行った。
すなわち、1,4-ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、コハク酸、および、アジピン酸を、反応器中で窒素雰囲気下において200℃で2時間反応させた後、窒素を停止して10mmHgの減圧下において4時間エステル化反応を行った。反応生成物に、触媒としてテトライソプロポキシチタンを添加し、220℃、5mmHgの減圧下において7時間、脱グリコール反応を行った。凝集水を取り除いた後、ヘキサメチレンジイソシアネートを添加し、200℃で1時間カップリング反応を行って、樹脂Aを作製した。得られた樹脂Aの重量平均分子量は20万であり、結晶融解熱量(ΔHm)は23.7J/gであった。
ガラス転移温度(Tg)が0℃以下であり、かつΔHmが5〜30J/gである乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとして、樹脂Aを使用した。実施例1において、「Nature Works 4032D」と「Eastar Bio」とをドライブレンドする替わりに、「Nature Works 4032D」と、「樹脂A」とを、質量比が85:15の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に示す。
無機フィラーとしてタルク(日本タルク株式会社製の「SG−95」)を用いた。実施例1において、「Nature Works 4032D」と「Eastar Bio」とをドライブレンドする替わりに、「Nature Works 4032D」と、「Eastar Bio」と、「SG−95」とを、質量比が80:15:5の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様にして、アイゾット衝撃強度、荷重たわみ温度の測定を行い、また、得られた成形体について寸法安定性の評価も行った。その結果を表2に示す。
実施例7において、「Nature Works 4032D」と、「Eastar Bio」と、「SG−95」とを、質量比が75:15:10の割合でドライブレンドした以外は実施例7と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例7と同様の評価を行った。その結果を表2に示す。
実施例7において、「Nature Works 4032D」と、「Eastar Bio」と、「SG−95」とを、質量比が70:15:15の割合でドライブレンドした以外は実施例7と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例7と同様の評価を行った。その結果を表2に示す。
実施例7において、Tgが0℃以下、ΔHmが50〜70J/gである乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとして「ビオノーレ1001」を更に使用し、「Nature Works 4032D」と、「Eastar Bio」と、「SG−95」と、「ビオノーレ1001」とを、質量比が55:15:10:20の割合でドライブレンドした以外は実施例7と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例7と同様の評価を行った。その結果を表2に示す。
また、電卓型の成形体について行った寸法安定性の評価は良好な結果を示した。
実施例1において、芳香族脂肪族ポリエステルを配合せずに、乳酸系樹脂として「Nature Works 4032D」を100質量部用いてペレットを作製した。このペレットを用いて実施例1と同様にして射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表3に示す。
実施例1において、Tgが0℃以下、ΔHmが30J/g以下である芳香族脂肪族ポリエステルの替わりに、脂肪族ポリエステルとしてポリブチレンサクシネート(昭和高分子(株)製の「ビオノーレ1001」、ΔHm=58.0J/g)を用い、「Nature Works 4032D」と、「ビオノーレ1001」とを、質量比が75:25の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表3に示す。
実施例1において、芳香族脂肪族ポリエステルの替わりに、脂肪族ポリエステルとして、ポリブチレンサクシネート80モル%/アジペート20モル%共重合体(昭和高分子(株)製の「ビオノーレ3003」、ΔHm=43.0J/g)を用い、「Nature Works 4032D」と「ビオノーレ3003」とを、質量比85:15の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表3に示す。
実施例1において、芳香族脂肪族ポリエステルの替わりに、脂肪族ポリエステルとして、ポリブチレンサクシネート80モル%/アジペート20モル%共重合体(昭和高分子(株)製の「ビオノーレ3003」、ΔHm=43.0J/g)を用い、「Nature Works 4032D」と「ビオノーレ3003」とを質量比70:30の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表3に示す。
実施例1において、さらに、カルボジイミド化合物として、ラインケミー社製の「スタバクゾールP」(芳香族ポリカルボジイミド:シリカ=95:5)を用いた。実施例1において、「Nature Works 4032D」と「Eastar Bio」とをドライブレンドする替わりに、「Nature Works 4032D」と、「Eastar Bio」と、「スタバクゾールP」とを、質量比85:15:1.5、あるいは、質量比85:15:3.0の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体のそれぞれについて、耐加水分解性の評価として分子量保持率を求めた。その結果を表4に示す。
実施例1において、さらに、カルボジイミド化合物として、ビス(ジプロピルフェニル)カルボジイミド(ラインケミー社製の「スタバクゾールI」)を用いた。実施例1において、「Nature Works 4032D」と「Eastar Bio」とをドライブレンドする替わりに、「Nature Works 4032D」と、「Eastar Bio」と、「スタバクゾールI」とを、質量比85:15:1.5の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、耐加水分解性の評価として分子量保持率を求めた。その結果を表4に示す。
実施例1において、「Nature Works 4032D」と「Eastar Bio」とをドライブレンドする替わりに、「Nature Works 4032D」と、「Ecoflex F」と、「ビオノーレ1001」と、「SG−95」と、「スタバクゾールP」とを、質量比55:10:25:10:1.5の割合でドライブレンドした以外は実施例1と同様にして、射出成形体を作製した。得られた射出成形体について、実施例1と同様にして、耐衝撃性及び耐熱性の評価を行い、また、耐加水分解性の評価として分子量保持率を求めた。その結果を5に示す。
本発明の樹脂組成物は、リサイクルが可能であり、また、地球温暖化防止に役立つ、環境型社会に適応しうる樹脂組成物である。また、本発明によれば、枯渇性資源の節約を図ることができる。
Claims (8)
- (A)乳酸系樹脂と、(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとを含有し、該(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルを5〜25質量%含有することを特徴とする樹脂組成物。
- (A)乳酸系樹脂と、(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとを、合計質量で90〜70質量%、及び、(C)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が50J/g〜70J/gである乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルを、10〜30質量%含有することを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。
- (D)平均粒径が1〜5μmの無機フィラーを5〜20質量%の範囲内で、更に含有することを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂組成物。
- 前記(A)乳酸系樹脂と、前記(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルと、前記(C)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が50J/g〜70J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとの合計質量が100質量部に対して、カルボジイミド化合物を0.5〜10質量部含有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の樹脂組成物。
- 前記(A)乳酸系樹脂と、前記(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルと、前記(C)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が50J/g〜70J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとの合計質量が100質量部に対して、分子量が200〜2,000の範囲にあるエステル化合物を0.5〜5質量部配合することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の樹脂組成物。
- 前記(A)乳酸系樹脂と、前記(B)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである芳香族脂肪族ポリエステル、及び/又は、ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が5J/g〜30J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルと、前記(C)ガラス転移温度(Tg)が0℃以下で、結晶融解熱量(ΔHm)が50J/g〜70J/gである、乳酸系樹脂以外の脂肪族ポリエステルとの合計質量が100質量部に対して、屈折率が2.0以上である隠蔽性向上剤を0.1〜5質量部の範囲内で配合することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の樹脂組成物。
- 請求項1から6のいずれかに記載の樹脂組成物を射出成形することにより形成されることを特徴とする射出成形体。
- 射出成形によって形成された成形体を、更に、温度60℃〜130℃の範囲で結晶化させることを特徴とする請求項7記載の射出成形体。
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