JP2003341763A - エアゾール容器のガス抜きカップ及びガス抜き方法 - Google Patents

エアゾール容器のガス抜きカップ及びガス抜き方法

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JP2003341763A
JP2003341763A JP2002147339A JP2002147339A JP2003341763A JP 2003341763 A JP2003341763 A JP 2003341763A JP 2002147339 A JP2002147339 A JP 2002147339A JP 2002147339 A JP2002147339 A JP 2002147339A JP 2003341763 A JP2003341763 A JP 2003341763A
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JP
Japan
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aerosol container
degassing
valve stem
liquid
cup
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JP2002147339A
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Haruo Kimura
治男 木村
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Mitani Valve Co Ltd
Original Assignee
Mitani Valve Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マウンティングカップの巻締め部に係合させ
ることにより、確実に残液を封じ込めることのできるエ
アゾール容器のガス抜きカップを提供する。 【解決手段】 使用済みのエアゾール容器1のガス抜き
を行うためのガス抜きカップが、カバーキャップ10で
構成される。このカバーキャップは、ガス抜き時に反転
状態で上方向きになる開口部から液体が充填されると共
に、バルブステム3に押下げ操作可能に液密状態で当接
する口部11と、この口部を押下げ操作位置に拘束する
ように、マウンティングカップ2の巻締め部2aに係合
する係合部15とが底部に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みのエアゾ
ール容器のガス抜きを行うためのエアゾール容器のガス
抜きカップ及びこのカップを用いたガス抜き方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開平10−53289号公報、特開平
10−264958号公報等によれば、エアゾール容器
の頭部をカバーするカバーキャップを反転させて巻締め
部に装着することにより、バルブステムを押下げ操作位
置に拘束して連続噴射を行わせて、残液を放出させるカ
バーキャップを利用したガス抜き方法が周知である。そ
の際、気中へ噴射させないように、ティッシュペーパ、
布等をカバーキャップ内に挿入して内容物を染み込ませ
ることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では内容物が充填物の隙間から漏れたり、外部に溢れ
出したり、特に塗料の場合には周囲を汚染させる恐れが
あった。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、マウン
ティングカップの巻締め部に係合させることにより、確
実に残液を封じ込めることのできるエアゾール容器のガ
ス抜きカップ及びガス抜きカップを用いたガス抜き方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、使用済みのエアゾール
容器のガス抜きを行うためのエアゾール容器のガス抜き
カップにおいて、上方の開口部から液体が充填されると
共に、バルブステムに押下げ操作可能に液密状態で当接
する口部と、この口部を押下げ操作位置に拘束するよう
に、エアゾール容器頭部の巻締め部に係合する係合部と
が底部に形成されたことを特徴とする。
【0006】このガス抜きカップを用いたガス抜き使用
方法としては、請求項5により、口部をバルブステムへ
液密状態で当接させた状態でガス抜きカップに液体を充
填し、次いでバルブステムを押下げ操作するように係合
部を巻締め部に係合させることにより、液体中に内容物
を放出させる。これにより、残液は液中に混入し、混入
しないガスはカップの開口部から気中に放散される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図2を基に本発明の実施
の形態によるエアゾール容器のカバーキャップを説明す
る。エアゾール容器1の肩部の巻締め部7aで巻締めさ
れた目金蓋7に巻締め部2aで巻締めされたマウンティ
ングカップ2のボス部5には、周知の噴射バルブ(詳述
せず)が設けられることにより、上方へばね付勢された
バルブステム3が突出している。このバルブステムに
は、流路に形成された嵌着部9aが嵌着するように噴射
ボタン9が取付けられ、押し下げ操作されると内容物が
噴射される。
【0008】エアゾール容器1にはガス抜きカップとし
て機能するカバーキャップ10が付属し、その下端部に
は、巻締め部7aに着脱自在に係合するように、その周
面に対応した凹状曲面を有する環状の係合部17が形成
されている。また、反転状態で底部となる上面部10a
には、バルブステム3の平坦環状のステム先端面3a
(図2参照)に液密状態で当接するフランジ部12を備
えた筒状の口部11と、バルブステム先端面3aを押下
げ操作した位置に拘束するように、巻締め部2aに係合
する係合部15とが形成されている。
【0009】口部11は、バルブステム3の外径に対応
した内径を有し、筒部16で包囲されている。係合部1
5は、巻締め部2aの周面に対応した断面凹状の環状に
形成され、バルブステム3を中心とする円形の巻締め部
2aの外径に対応した外周面に間隔を置いて突出部15
aが形成されている。エアゾール容器1には、ガス抜き
孔21を上面部22に備えたカップ状の内蓋20(図2
参照)が別部品として付属している。
【0010】カバーキャップ10は、図1に示すよう
に、通常状態では係合部17が巻締め部7aに係合する
ことにより、噴射ボタン9と共に容器肩部の上方をカバ
ーしている。
【0011】エアゾール容器1の廃棄に際しては、噴射
ボタン9をバルブステム3から取外し、またカバーキャ
ップ10に、その下端の開口部19から内蓋20を周面
部25がカバーキャップ10の内周面に沿った状態で互
いの凸部23を係合させて装着する。次いで、口部11
にバルブステム3を挿入させて、そのステム先端面3a
をフランジ部12でシールする。
【0012】続いて、このようにバルブステム3に対し
て液密状態になったカバーキャップ10に開口部19か
ら水道水を注ぎ、その水位が内蓋20の上面部22の近
辺に達した時点で、図2に示すように、カバーキャップ
10を下方へ押して係合部15を巻締め部2aに係合さ
せる。これにより、バルブステム3は押下げ操作位置に
保持され、残液が水中へ放出されて混入する。水に溶け
ないガスはガス抜き孔21から外気へ放出され、またそ
の上面部22により噴射圧で液面が跳ねて残液がこぼれ
るのが防止される。
【0013】放出が終了した時点で、残液が混入したカ
バーキャップ10の混合液を排水する。内容物が染料等
周囲を汚染させる可能性のある内容物であっても確実に
カバーキャップ10内に封じ込めることができる。
【0014】尚、前述の内部蓋は、エアゾール容器1の
底部に着脱自在に嵌合し得る構造に形成し、通常はこの
嵌合状態で容器を使用するようにもできる。カバーキャ
ップ10に充填する液は、水道水に限定されるものでな
く、使用済みの水でも良く、また内容物に応じた凝固液
を充填して凝固させることも考えられる。また、先端部
にステム先端面に当接する環状のフランジ部を有する口
部のシール構造としては、パッキンを装着することも考
えられる。
【0015】図3及び図4を基に別の実施の形態による
エアゾール容器のカバーキャップを示す。エアゾール容
器31は、その頭部に巻締め部32で装着されたマウン
ティングカップから同様にばね付勢されたバルブステム
33が突出しており、またガス抜きカップとして機能す
るカバーキャップ30が付属している。
【0016】このカバーキャップは、放射状のリブ面3
0cで連結された内筒部30a及び容器外周面の外径に
対応した外径の外筒部30bとの2重筒として形成され
ている。内筒部30aの下端部には巻締め部32に着脱
自在に係合する係合部37が形成されている。反転状態
で底部となる上面部34には、バルブステム33の先端
面の外周縁33aに液密状態で当接する円錐状の内周面
36aを有し、かつ中心部に噴射孔36bを備えてバル
ブステム33と同軸状の筒部形状の口部36と、この口
部でバルブステム33を押下げ操作した位置に拘束する
ように、巻締め部32に係合する係合部35とが形成さ
れている。外筒部30bの下端部38は、エアゾール容
器31の肩部の外周に近接するように、係合部37より
も下方へ延びている。
【0017】エアゾール容器31の不使用状態では、図
3に示すように、係合部35が巻締め部32に係合する
ことにより、カバーキャップ30は、エアゾール容器3
1の肩部の上方をカバーしている。
【0018】廃棄時には、図4に示すように、カバーキ
ャップ30を反転させて、口部36のテーパ状内周面3
6aを噴射ヘッド39を抜いたバルブステム33の先端
に当接させて液密状態で液体を注入する。続いて、カバ
ーキャップ30を下方へ押すことによりバルブステム3
3を押下げ操作して係合部35を巻締め部32に係合さ
せて、残液を液中に連続的に噴射させる。
【0019】以上、実施の形態をカバーキャップとして
説明したが、単にガス抜き専用のガス抜きカップとして
エアゾール容器に付属させることも可能である。この場
合、ガス抜きカップの底面部に、バルブステムに押下げ
操作可能に液密状態で当接する口部と、この口部を押下
げ操作位置に拘束するように、エアゾール容器頭部の巻
締め部に係合する係合部とを形成する。
【0020】
【発明の効果】請求項1又は請求項5の発明によれば、
バルブステムに液密状態でセットしたカップ中の液に残
液を放出することにより、残液を確実に液中に封じ込め
ることができ、後処理が廃液だけで済む。誤った気中噴
射も確実に回避され、特に塗料等で周囲を汚染させる恐
れもなくなる。ティシュペーパ、布などを当てて廃液す
る際に、誤って隙間から周囲に噴射させる恐れもなくな
る。請求項2又は請求項6の発明によれば、エアゾール
容器の頭部をカバーするカバーキャップを利用して、液
中に残液を封じ込めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるカバーキャップ付エ
アゾール容器の断面図である。
【図2】同エアゾール容器のガス抜き時の断面図であ
る。
【図3】別の実施の形態によるカバーキャップ付エアゾ
ール容器の断面図である。。
【図4】図3によるエアゾール容器のガス抜き時の断面
図である。
【符号の説明】
1、31 エアゾール容器 2a、7a、32 巻締め部 3、33 バルブステム 3a バルブステムのステム先端面 10、30 カバーキャップ 11、36 口部 15、17、35、37 係合部 36a 口部のテーパ状の内周面
フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB07 PD01 PE14 PE15 PE17 PE18 PE21 PE30 PF04 3E084 AA02 AA12 AA22 AB01 BA01 CA01 CB03 DA01 DB13 FA09 FC07 GA08 GB16 KA04 LB02 LB07 4F033 RA02 RB03 RC21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みのエアゾール容器のガス抜きを
    行うためのエアゾール容器のガス抜きカップにおいて、 上方の開口部から液体が充填されると共に、バルブステ
    ムに押下げ操作可能に液密状態で当接する口部と、この
    口部を押下げ操作位置に拘束するように、エアゾール容
    器頭部の巻締め部に係合する係合部とが底部に形成され
    たことを特徴とするエアゾール容器のガス抜きカップ。
  2. 【請求項2】 エアゾール容器頭部をカバーするよう
    に、前記エアゾール容器頭部に装着されるカバーキャッ
    プとして形成されると共に、反転状態で底部となる前記
    カバーキャップの上面部に、バルブステムに当接する口
    部及び巻締め部に係合する係合部が形成されたことを特
    徴とする請求項1記載のエアゾール容器のガス抜きカッ
    プ。
  3. 【請求項3】 口部が、バルブステムを挿入させる筒状
    に形成されると共に、先端部にバルブステム先端面に当
    接する環状のフランジ部を有することを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載のエアゾール容器のガス抜きカッ
    プ。
  4. 【請求項4】 口部が、バルブステムの先端に当接する
    円錐状の内周面を有し、かつバルブステムに対して同軸
    状の筒部として形成されたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のエアゾール容器のガス抜きカップ。
  5. 【請求項5】 上方が開口部から液体が充填されると共
    に、バルブステムに押下げ操作可能に液密状態で当接す
    る口部と、この口部を押下げ操作位置に拘束するよう
    に、エアゾール容器頭部の巻締め部に係合する係合部と
    が底部に形成されたガス抜きカップを用いて使用済みの
    エアゾール容器のガス抜きを行うためのエアゾール容器
    のガス抜き方法であって、 前記口部を前記バルブステムへ液密状態で当接させた状
    態で前記ガス抜きカップに液体を充填し、次いで前記バ
    ルブステムを押下げ操作するように前記係合部を前記巻
    締め部に係合させることにより、液体中に内容物を放出
    させることを特徴とするエアゾール容器のガス抜き方
    法。
  6. 【請求項6】 ガス抜きカップが、エアゾール容器頭部
    をカバーするように、前記エアゾール容器頭部に装着さ
    れるカバーキャップとして形成されると共に、反転状態
    で底部となる前記カバーキャップの上面部に、バルブス
    テムに当接する口部及び巻締め部に係合する係合部が形
    成され、 前記エアゾール容器頭部から外した前記カバーキャップ
    を反転させ、前記口部を前記バルブステムへ液密状態で
    当接させた状態で前記カバーキャップに液体を充填し、
    次いで前記バルブステムを押下げ操作するように前記係
    合部を前記巻締め部に係合させることにより、液体中に
    内容物を放出させることを特徴とする請求項5記載のエ
    アゾール容器のガス抜き方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319344A (ja) * 2004-05-06 2005-11-17 Toyo Aerosol Ind Co Ltd エアゾール装置
WO2007145065A1 (ja) * 2006-06-12 2007-12-21 Yuugenkaisha Gotoukanagata Kougyousho スプレー缶用キャップ及びスプレー缶

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