JP2003339216A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の施肥機においては、動力伝達装置途中
の揺動部材に設けた有段階の長さ調節機構により該動力
伝達装置のリンク比を変更し、繰出し部への入力軸の回
動角を変え、肥料の散布量の調節を行っていたので、肥
料の散布量の微妙な調整ができないという問題があっ
た。 【解決手段】 動力伝達装置69途中の揺動リンク73
に設けた長さ調節機構により、該動力伝達装置69のリ
ンク比を変更し、繰出し部の駆動軸48の回動角を変
え、肥料の散布量の調節を行う施肥機において、該揺動
リンク73に無段階の長さ調節機構を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揺動部材から連動
連結部材を介して動力を伝達する動力伝達機構の伝達量
を調整可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、クランク軸にクランクアーム
を連結し、該クランクアームより揺動アーム等の揺動部
材やリンクやワンウェイクラッチ等を介して従動側の軸
に動力を伝達するリンク式の動力伝達機構は公知となっ
ている。このリンク式の動力伝達機構の動力伝達途中に
リンク比を変更する機構を設けて回動量を変更すること
が行なわれている。例えば、揺動アームとリンクの連結
部において、揺動アームに複数の取付孔を開口し、また
は複数のノッチ等を設け、該揺動アームとリンクの取り
付け位置を変更することによってリンク比を変更してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の揺動ア
ームまたはリンクの長さ調節機構は、該揺動アームとリ
ンクとの連結部における取付孔の位置変更によってリン
ク比を変更する構成となるので、揺動アームまたはリン
クの一端を取り外し、位置変更して再度取り付ける必要
があるため、調整に非常に長い時間を要していた。ま
た、有段階の調節となるため、微妙な調整ができず、揺
動アームまたはリンクの長さを調整する等複数の調節が
必要となることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、駆動側揺動部
材より複数の連動連結部材を介して従動側の軸に動力を
伝達する動力伝達装置において、駆動側揺動部材に第一
連動連結部材が連結され、該第一連動連結部材と第二連
動連結部材との連結部における第二連動連結部材に長孔
を設け、前記第一連動連結部材に被締付部材を回転自在
に設けて前記長孔に挿通し、該被締付部材を第二連動連
結部材に対して締付部材により締付固定するものであ
る。
【0006】請求項2においては、前記締付部材は連結
部より突出する把手部を有し、該把手部を締付固定時に
前記第二連動連結部材の揺動接線方向に位置するように
構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、発明の連動連結式動力伝達
装置を施肥機に適用した実施例を説明する。図1は本発
明の動力伝達装置を有する施肥機を搭載した乗用田植機
の全体側面図、図2は同じく植付部の側面図、図3は施
肥機装着部の後面図、図4は施肥機の拡大後面図、図5
は施肥機の平面図、図6は施肥機の拡大平面図、図7は
繰出装置の側面断面図、図8は動力伝達装置の側面図、
図9は動力伝達装置の平面図である。
【0008】まず、本発明の動力伝達装置を有する施肥
機を装備した田植機の全体構成から説明する。図1及び
図2に示す如く、乗用田植機は走行部1の後部に昇降リ
ンク機構27を介して植付部15が配置され、該走行部
1は機体フレーム3前部上方にエンジン2を搭載し、前
下部にフロントアクスルケースを介して前輪6を支持さ
せると共に、後部にリアアクスルケースを介して後輪8
を支持している。そして、前記エンジン2はボンネット
9に覆われ、該ボンネット9の両側には予備苗載台30
が配設され、該ボンネット9上部には燃料タンク4が設
けられて、該燃料タンク4の後部には操向ハンドル14
が配置されている。該操向ハンドル14の下部左右両側
方に主変速レバー、副変速レバー、アクセルレバー及び
操作パネル等が具備される操作部11が集中配置されて
いる。また、走行部1の機体フレーム3を覆う機体カバ
ー12は、ボンネット9後部から座席13前部に渡って
メインステップ10を形成し、該メインステップ10後
部では高く盛り上がってその上に座席13が設けられて
いる。前記メインステップ10の前方であってボンネッ
ト9の左右両側に、前部ステップ9aがボンネット9と
一体的に形成されていて、該前部ステップ9aとメイン
ステップ10の間にはクラッチペダル32及びブレーキ
レペダル等が配設されている。
【0009】また、前記植付部15は、4条植えとした
苗載台16や複数の植付爪17やセンターフロート34
やサイドフロート35等から構成されており、前記苗載
台16は前高後低に配設して、苗載台16の下部は下ガ
イドレール18、前面の上部は上ガイドレール19によ
って左右往復摺動自在に支持し、クランク式の植付爪1
7を植付伝動フレーム21の後部に配設している。した
がって、前輪6及び後輪8を走行駆動して移動させると
ともに、左右に往復摺動可能な苗載台16から1株分の
苗を植付爪17によって取り出し、連続的に植え付け作
業が行えるようになっている。
【0010】植付伝動フレーム21の前部にはローリン
グ支点軸22を介してヒッチ24が設けられ、そのヒッ
チ24は、ヒッチ24の上部左右両側に枢支されている
トップリンク25と、ヒッチ24の下部左右両側に枢支
されているロワーリンク26とを含む昇降リンク機構2
7を介して走行部1の後部に連結されている。前記ロワ
ーリンク26の前端部内側面にはリフトアーム37の基
部が固設されており、このリフトアーム37をロワーリ
ンク26の配設方向に対して略直交する上方向に突設し
ている。昇降リンク機構27を昇降駆動させる昇降シリ
ンダー20がこのロワーリンク26に連結したリフトア
ーム37に連結している。
【0011】また、前記リフトアーム37の上端部とロ
ワーリンク26の後端部との間には補強リンク14が連
結されており、ロワーリンク26の剛性を高めるように
している。前記トップリンク25及びロワーリンク26
の前端部は、後部連結フレーム44間に横設された枢支
ピンを介して枢支されており、この後部連結フレーム4
4が昇降リンク機構27の支持部として兼用されてい
る。この昇降リンク機構27によって植付部15を昇降
させる平行リンクが形成されており、圃場の凹凸に合わ
せて昇降させても、植付けられた苗の植付け姿勢が変わ
らないようにしている。
【0012】次に、施肥機40について説明する。施肥
機40は、前記苗載台16の苗マット載置面に対向して
配置される。すなわち、図2及び図4に示す如く、施肥
機40は支持フレーム43に固定されて苗載台15の各
条の左右中央上方に配置される。該支持フレーム43は
基部フレーム43aと支持柱43bと横フレーム43c
から構成されている。基部フレーム43aは前記植付伝
動フレーム21の後部に固定されて立設され、該基部フ
レーム43aに支持柱43bの下端が固設され、該支持
柱43bの上端に縦フレーム43dを介して横フレーム
43cが横設されている。
【0013】図2、図5及び図7に示す如く、前記横フ
レーム43cは、平面視で左右水平方向に二本前後平行
に配列されている。該横フレーム43cは側面視略逆L
字状に構成されており、その水平面部下に、繰出ケース
47に固設されるプレート47dが固定され、横フレー
ム43cと横フレーム43cの間に架設されている。そ
して、このように支持フレーム43c・43cに固定さ
れる繰出ケース47内に、繰出ロール45を収容し、該
繰出ロール45の回転により一定量の肥料を繰り出す構
成としている。該繰出ケース47の下部には施肥ホース
46が連通され、該施肥ホース46の下端は作溝器38
の後部に延設された作溝ガイド39に連通している。該
作溝器38は前記植付爪17により植え付けられる位置
の側方の前に配置され、サイドフロート35及びセンタ
ーフロート34の裏面に固定されている。
【0014】上述の如く配設された施肥機40は、図4
及び図7に示す如く、繰出装置41と、該繰出装置41
上に載置される施肥ホッパ42と、繰出装置41の下部
に連通される施肥ホース46から構成されている。
【0015】前記繰出装置41の上部には施肥ホッパ4
2が分離可能に連通接続されている。すなわち、該施肥
ホッパ42の底面には投入口93が開口され、底部の内
部周囲にシャッターガイド63が設けられ、該シャッタ
ーガイド63は前後内面に左右水平方向にレール状の凹
部を形成して、該シャッターガイド63に開閉手段とな
るシャッター62が摺動可能に挿入され、該シャッター
62の摺動部にはスポンジやゴム等で構成した弾性体を
設けてシールして漏れが発生しないようにし、摺動性の
向上もできるようにし、該シャッターガイド63にシャ
ッター62を挿入して摺動することによって投入口93
を開閉できるようにしている。
【0016】前記シャッターガイド63の両側部にはフ
ック64・64が枢支され、一方、繰出ケース47の側
面の係合部を係合することによって繰出装置41と施肥
ホッパ42を固定でき、係合を解除することによって施
肥ホッパ42を外すことができ、肥料の補給やメンテナ
ンス等を容易にできるようにしている。
【0017】図4及び図7に示す如く、前記繰出部41
は、繰出ケース47内の中央に繰出回転体である繰出ロ
ール45が内装されてその側端部で繰出ケース47によ
り回転自在に枢支され、該繰出ロール45の左右両側端
部を延出して後述する爪部45aを形成して、条止め用
のクラッチである爪クラッチ51を介して駆動軸48と
連結可能に構成している。該繰出ロール45への動力伝
達構成は前記植付爪17の回動を動力伝達機構(動力伝
達装置)69を介して伝達される。なお、植付爪17の
駆動方式は本実施例のようにクランク式であってもロー
タリ式であってもよい。
【0018】次に、施肥機40に適用した本発明の動力
伝達装置の構成について説明する。図2、図4、図6に
示すように、植付伝動フレーム21の後部の側面に動力
取出軸70が突出され、該動力取出軸70にクランクア
ーム67を固設し、該クランクアーム67の先端に植付
アーム68の中途部を連結し、該植付アーム68の一端
(前端)に植付爪17を取り付けて他端(後部)に揺動
部材となる揺動アーム76の一端を枢結している。該揺
動アーム76の他端を支点軸77に枢支して、該支点軸
77を植付伝動フレーム21後端より上方へ突設したア
ーム71後端に固設し、揺動アーム76よりリンク式の
動力伝達装置69を介して駆動軸48に動力が伝達され
る。
【0019】動力伝達装置69は図8、図9に示すよう
に、前記揺動アーム76に固設される駆動側アーム8
3、連動連結部材となる第一リンクとなる連結ロッド7
2、第二リンクとなる揺動リンク73、連結リンク8
0、揺動ステー81等よりなり、前記揺動アーム76に
駆動側アーム83が固定され、該駆動側アーム83に連
結ロッド72の下端が枢支されている。なお、連結ロッ
ド72は長さを調節可能に構成している。該連結ロッド
72の他端の連結アーム73との連結部においては、被
締付部材となるボルト74の頭部74a側が回転自在に
枢支され、該頭部74aにはリンクボール等を設けて回
転自在に支持できるようにしている。ボルト74の頭部
74aと反対側のネジ部74bが座金75、揺動リンク
73に形成した長孔73a、目盛プレート91、座金7
5と挿通して、端部は締付部材となる固定レバー78に
固定されたナット78aによって螺装して締め付け固定
できるようにしている。
【0020】前記揺動リンク73の中途部には孔73d
が開口されて、該孔73dに前記支持フレーム43より
突設した支点軸79が挿入されて回転自在に枢支され、
該揺動リンク73の他端には複数の枢支孔73b・73
c(本実施例では二つ)が開口され、該枢支孔73b・
73cのいずれかに連結リンク80の一端が枢支され、
該連結リンク80の他端は揺動ステー81に枢支されて
いる。該揺動ステー81はワンウェイクラッチ82を介
して前記駆動軸48に連結され、該駆動軸48が爪クラ
ッチ51(図6)を介して繰出ロール45と連結可能に
構成されている。
【0021】このような構成において、動力取出軸70
に伝達された動力がクランクアーム67を介して植付ア
ーム68を回動し、該植付アーム68後部と連結してい
る揺動アーム76を揺動させると、該揺動アーム76に
取り付けられた駆動側アーム83が揺動し、この揺動が
連結ロッド72を上下方向に往復動し、この往復動が揺
動リンク73を支点軸79を中心にシーソーの如く揺動
し、連結リンク80を介して揺動ステー81を上下方向
に揺動する。そして、この揺動ステー81の揺動によっ
てワンウェイクラッチ82を介して駆動軸48が一方向
に間欠回転駆動され、爪クラッチ51を「入」状態にす
ると、繰出ロール45が回転され、一定量ずつ肥料が繰
り出されて施肥ホース46より落下されるのである。
【0022】そして、本発明は前述の如く、揺動リンク
73に長孔73aを支点軸79に対して半径方向に開口
し、連結ロッド72の一端(上端)を長孔73aに沿っ
て摺動可能に配置して、無段階にリンク比を変更可能と
している。更に、前記ボルト74の頭部74aには頭部
の74aの形状に合わせた孔を有する回り止めプレート
90が外嵌され、該回り止めプレート90を後面視逆L
字状に構成した揺動リンク73の内側に当接することに
よりボルト74が締付時に回らない構成としている。ま
た、前記目盛プレート91は後面視逆L字状に構成し
て、揺動リンク73の外側を摺動できるように構成し
て、該揺動リンク73の上面に目盛を刻設することで、
リンク比を変更するときに、ボルト74とともに目盛プ
レート91も摺動して、変更位置の目安となるようにし
ている。
【0023】また、前記固定レバー78はナット78a
を固定した基部より把手部78bが突出して延出されて
おり、該把手部78bを持って回動することにより大き
な力を必要とせず、かつ、工具も必要とせず容易に締め
付けたり、弛めたりできるようにしている。そして、該
把手部78bは図8に示すように、締付固定時におい
て、揺動リンク73と連結ロッドの連結部におけるの揺
動(回動)軌跡方向(または接線方向)に位置するよう
に構成している。即ち、固定レバー78を締め付けたと
きの位置が、該固定レバー78の長手方向がボルト74
の回動(揺動)軌跡(または接線方向)に略位置するよ
うに、前記回り止めプレート90を揺動リンク73に取
り付けるのである。本実施例では、回動軌跡に対して接
線方向としているため、揺動リンク73に対して直角方
向に固定レバー78を配置している。
【0024】このように構成することによって、揺動リ
ンク73が揺動しても固定レバー78は緩むことが殆ど
なくなるのである。つまり、接線方向と異なる位置に固
定レバー78が位置していると、揺動リンク73が揺動
したときに固定レバー78の重心は回転軌跡より離れた
位置に位置し、揺動によって固定レバー78が慣性モー
メントによって弛むように回転してしまうのである。該
固定レバー78が弛められるとボルト74は長孔73a
内を摺動するのでリンク比が変更されてしまうのであ
る。但し、前記長孔73aは前記連結リンク80や駆動
側アーム83や連結ロッド72等のリンクとリンクの連
結部に配置することが可能であるが、リンク長が長く長
孔を長く構成できて調整範囲が広い部分であり、しか
も、苗載台と反対側の開放されて操作し易い後側に位置
する連結部が好ましい。
【0025】このような構成において、肥料の繰出量を
変更する場合には前記揺動リンク73と連結ロッド72
の接続位置を変更することによって調節する。すなわ
ち、固定レバー78を回動して弛めて、該連結ロッド7
2の固定位置を変更してリンク比を変更し、駆動軸48
の回転数を変更して散布量を調節する。したがって、前
記動力伝達装置69のリンク比は無段階での変更が可能
となっている。また、前記連結ロッド72を固定位置か
ら取り外さずにリンク比の変更が可能となっており、従
来よりも短時間での肥料の散布量の調節が可能である。
【0026】また、前記揺動リンク73と前記連結リン
ク80の接続は、該揺動リンク73に設けられた孔73
b、孔73cのいずれか一方を選択して行うことで該揺
動リンク73の長さを調節することが可能であるから、
前記連結ロッド72の接続位置変更による揺動アームの
長さ調節との併用により、該揺動リンク73の長さ調節
範囲を拡大することが可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0028】即ち、請求項1に示す如く、駆動側揺動部
材より複数の連動連結部材を介して従動側の軸に動力を
伝達する動力伝達装置において、駆動側揺動部材に第一
連動連結部材が連結され、該第一連動連結部材と第二連
動連結部材との連結部における第二連動連結部材に長孔
を設け、前記第一連動連結部材に被締付部材を回転自在
に設けて前記長孔に挿通し、該被締付部材を第二連動連
結部材に対して締付部材により締付固定するので、被締
結部材を長孔内で任意の位置に摺動して位置調整ができ
るようになり、リンク比を無段階に変更することが可能
となって、揺動量を任意に変更でき、微妙な出力調整が
可能となり、また、連動連結長の調節操作も容易とでき
る。
【0029】請求項2に示す如く、前記締付部材は連結
部より突出する把手部を有し、該把手部を締付固定時に
前記第二連動連結部材の揺動接線方向に位置するように
構成したので、該締付部材の重心位置と、該締付部材の
第二連動連結部材への取り付け位置とを結ぶ直線の向き
が揺動方向と略同一となり、ゆるみ力の発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動力伝達装置を有する施肥機を搭載し
た乗用田植機の全体側面図。
【図2】同じく植付部の側面図。
【図3】施肥機装着部の後面図。
【図4】施肥機の拡大後面図。
【図5】施肥機の平面図。
【図6】施肥機の拡大平面図。
【図7】繰出装置の側面断面図。
【図8】動力伝達装置の側面図。
【図9】動力伝達装置の平面図。
【符号の説明】
48 駆動軸 69 動力伝達装置 73 揺動リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 昌司 兵庫県養父郡八鹿町朝倉200 八鹿鉄工株 式会社内 Fターム(参考) 2B052 AA27 BC05 BC16 EA02 EB11 2B060 AA06 BA04 BB06 3J062 AA13 AB27 AC07 BA16 BA35 CB02 CB12 CB22 CB32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側揺動部材より複数の連動連結部材
    を介して従動側の軸に動力を伝達する動力伝達装置にお
    いて、駆動側揺動部材に第一連動連結部材が連結され、
    該第一連動連結部材と第二連動連結部材との連結部にお
    ける第二連動連結部材に長孔を設け、前記第一連動連結
    部材に被締付部材を回転自在に設けて前記長孔に挿通
    し、該被締付部材を第二連動連結部材に対して締付部材
    により締付固定することを特徴とする動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記締付部材は連結部より突出する把手
    部を有し、該把手部を締付固定時に前記第二連動連結部
    材の揺動接線方向に位置するように構成したことを特徴
    とする請求項1記載の動力伝達装置。
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