JP2000069814A - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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JP2000069814A
JP2000069814A JP11265127A JP26512799A JP2000069814A JP 2000069814 A JP2000069814 A JP 2000069814A JP 11265127 A JP11265127 A JP 11265127A JP 26512799 A JP26512799 A JP 26512799A JP 2000069814 A JP2000069814 A JP 2000069814A
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裕一 竹田
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一明 伊谷
Yuichi Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体カバー(12)下方に組込まれる
各種部品のメンテナンスの簡略化などを容易に図る。 【解決手段】 走行機体(1)に施肥機(36)を支
持する施肥フレーム(51)を設けると共に、走行機体
(1)の車体カバー(12)に、施肥フレーム(51)
装着用の切欠き(59)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台及び植付爪を
備えて連続的に苗植作業を行う田植機などの移動農機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機の後部に施肥機を装備し
て、苗の植付作業時に側条施肥を同時に行うようにした
ミッドマウント施肥技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、ステ
ップを一体形成する車体カバーに施肥機を取付ける場
合、例えばステップ受けに対してステップと共締めに施
肥機を取付けることにより、車体カバー下方の部品のメ
ンテナンス時などには施肥機が取付けられる車体カバー
後部の取外しが面倒であり、車体カバー後部下方の部品
のメンテナンスなどが極めて困難であった。また、肥料
補給時や残量取出し時に肥料が車体カバー上から下方の
機体部品に落ち零れて錆が発生し易くなるなどの問題が
あった。
【0004】さらに、このような田植機に用いられる車
体カバーの場合、車体カバーの外側縁に折曲形成される
スカートである外側壁の上下巾(深さ)が車輪などの規
制をうける結果、小さなものとなってステップとして用
いられる場合の剛性や強度に欠けるという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、走行
機体に施肥機を装備する移動農機において、走行機体に
施肥機を支持する施肥フレームを設けると共に、走行機
体の車体カバーに施肥フレーム装着用の切欠きを設けた
もので、走行機体に施肥機を装着させた状態で、車体カ
バー取外し作業を容易に行い得、車体カバー下方に組込
まれる各種部品のメンテナンスなどの簡略化を容易に図
り得るものである。
【0006】また、走行機体の車体カバーにステップを
形成する移動農機において、車体カバー外側壁の車輪対
向位置に比べ、車輪対向位置以外の外側壁の上下幅を大
きく形成したもので、車体カバーのステップの強度・剛
性を容易に向上させ得るものである。
【0007】さらに、車体カバー外側壁の上下幅最小位
置で、車体カバーを前後に分割自在に形成したもので、
支持部材を必要とする分割端部と、最も強度が弱い外側
壁の上下幅最小位置とを一致させ、同一の支持部材によ
って車体カバーの分割自在な連結部支持強度を容易に向
上させ得るものである。
【0008】また、走行機体の後部上方に施肥機を装備
する移動農機において、走行機体の車体カバーに、肥料
を貯留する肥料受けを設けたもので、施肥機の肥料補給
時や残量取出し時などに車体カバー上に落ち零れる肥料
を肥料受けに回収貯留し得、車体カバー下方の機体部品
などの錆防止や肥料の損失防止を有効に図ることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は施肥機支持部の側面図、図2は
乗用田植機の側面図、図3は同平面図を示し、図中
(1)は作業者が搭乗する走行機体である走行車であ
り、エンジン(2)を車体フレーム(3)に搭載させ、
ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース
(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共
に、前記ミッションケース(4)の後部にリヤアクスル
ケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)
に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エン
ジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台
(10)を取付けると共に、足掛台(11)を介して作
業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッシ
ョンケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上
部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前
方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)
を設ける。
【0010】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介してヒッチブラケット(24)を設け、ト
ップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含む昇
降リンク機構(27)を介して走行車(1)後側にヒッ
チブラケット(24)を連結させ、前記リンク機構(2
7)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ
(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後
輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右
に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付
爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行う
ように構成する。
【0011】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(3
1)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペ
ダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(3
4)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条
分均平用サイドフロート、(36)は6条用の側条施肥
機である。
【0012】さらに、図4、図5、にも示す如く、左右
一対の四角筒形の前記車体フレーム(3)(3)前部に
エンジン(2)を搭載し、前車軸(37)(37)を介
して左右前輪(6)(6)を軸支させるフロントアクス
ルケース(5)をエンジン(2)後方の車体フレーム
(3)(3)下面に取付け、フロントアクスルケース
(5)後方の左右車体フレーム(3)(3)間に無段ベ
ルト変速ケース(38)を設け、無段変速ケース(3
8)後方の左右車体フレーム(3)(3)間にギヤ変速
ケース(4)を設けると共に、後車軸(39)(39)
を介して左右後輪(8)(8)を軸支させるリヤアクス
ルケース(7)を左右車体フレーム(3)(3)後端下
面に固設させ、エンジン(2)出力を各変速ケース(3
8)(4)を介して各アクスルケース(5)(7)に走
行駆動力として伝達させ、前後輪(6)(8)を駆動す
るように構成している。
【0013】また、正面視門形のリフトフレーム(4
0)両端を左右車体フレーム(3)(3)後端上面に溶
接固定させ、車体フレーム(3)中間のブレーキペダル
受軸(41)と、車体フレーム(3)上に立設させるリ
フトフレーム(40)中間の間に、前低後高に傾斜させ
るサブフレーム(42)(42)を架設させると共に、
サブフレーム(42)(42)間に昇降シリンダ(2
8)を取付け、またトップリンク(25)及びロワーリ
ンク(26)で形成するリンク機構(27)を各フレー
ム(3)(40)(42)を介して取付け、昇降シリン
ダ(28)によってリンク機構(27)を揺動させて植
付部(15)を昇降させるように構成している。
【0014】さらに、前ステップ(43)及び後ステッ
プ(44)によって前記車体カバー(12)を2分割に
分離自在に形成し、後ステップ(44)の後部上方に前
記施肥機(36)を装設させるもので、肥料を入れるタ
ンク(45)、肥料を定量供給する繰出ケース(4
6)、フロート(34)(35)の側条施肥シュート
(47)にフレキシブル形送出パイプ(48)を介して
肥料を排出させる送風ターボファン(49)と、円筒形
の施肥本体フレーム(50)とを、前記施肥機(36)
に備えると共に、施肥本体フレーム(50)左側端にタ
ーボファン(49)を取付け、6条分の6組の繰出ケー
ス(46)…と送出パイプ(48)…を施肥本体フレー
ム(50)に接続させて、前記ファン(49)からの送
出風によって繰出ケース(47)から繰出される肥料を
施肥シュート(47)まで搬送するように構成してい
る。
【0015】さらに、前記車体フレーム(3)後端部で
リンクフレーム(40)上側に施肥フレームであるベー
スフレーム(51)を取付け、左右方向に横架させる前
記ベースフレーム(51)を介して施肥機(36)を設
けると共に、左右一対のサイドステー(52)(52)
と前記ベースフレーム(51)の背面視門形フレーム構
造を介して施肥機(36)を設けるもので、リンクフレ
ーム(40)上側の左右サブフレーム(42)(42)
後端上面にベースフレーム(51)中間下面をボルト止
め固定させ、ベースフレーム(51)左右側端に左右サ
イドステー(52)(52)上端をボルト止め固定さ
せ、左右車体フレーム(3)(3)後端のブラケット
(53)(53)に左右サイドステー(52)(52)
下端をボルト止め固定させている。
【0016】また、略水平に横架させる平面視H形のベ
ースフレーム(51)両側に昇降レール(54)…を立
設させ、前後一組左右二対の4本の該昇降レール(5
4)(54)(54)(54)を介して施肥機(36)
を昇降自在に取付けると共に、弾性上昇部材である左右
一対の2本のガススプリング(55)(55)と施肥本
体フレーム(50)による門形フレーム構造によって昇
降自在に施肥機(36)を取付け、車体フレーム(3)
後端部に配置させるリヤアクスルケース(7)により施
肥機(36)重量を支持させるもので、左右昇降レール
(54)(54)に対向させる軸受板(56)(56)
を前記施肥本体フレーム(50)に溶接固定させ、前記
レール(54)に転動自在に嵌込むベアリングローラ
(57)…を軸受板(56)に回転自在に軸支させ、前
後2本のレール(54)(54)を左右対称に2組設
け、1本のレール(54)に対して上下2個のローラ
(57)(57)を取付け、施肥本体フレーム(50)
を4本のレール(54)と8個のローラ(57)…によ
ってベースフレーム(51)に昇降自在に支持させてい
る。
【0017】なお、前記ガススプリング(55)と略同
じ構造で、前方側に補助ガススプリング(58)を設
け、左右4本のガススプリング(55)(55)(5
8)(58)によって施肥機(36)を適宜持上げ可能
とさせたものである。
【0018】このように、走行車(1)の後部にリヤア
クスルケース(7)を介して後輪(8)を装設させる乗
用田植機において、左右一対のガススプリング(55)
(55)を介して前記リヤアクスルケース(7)上に施
肥機(36)の施肥本体フレーム(50)を取付けると
共に、走行車(1)に昇降自在に設ける施肥機(36)
の略重心位置にガススプリング(55)を連結させるも
ので、前記リヤアクスルケース(7)からの支持によっ
て施肥機(36)の支持を安定させ、前記ガススプリン
グ(55)の支持によって作業者による施肥機(36)
持上げ操作力を軽減させ、施肥機(36)を持上げて行
う掃除または残留肥料取出しなどの作業性を向上させる
と共に、前記ガススプリング(55)の上昇力による施
肥機(36)の前後または左右の傾きを防ぎ、施肥機
(36)の昇降動作がスムーズになり、施肥機(36)
の昇降案内構造を昇降レール(54)…などによって簡
略で軽量コンパクトに構成している。
【0019】そして図6、図7、図8にも示す如く、前
記車体カバー(12)の後ステップ(44)後端を、車
体フレーム(33)後端上方まで延設させて該後ステッ
プ(44)後端に前記ベースフレーム(51)及び昇降
レール(54)などを上下方向に挿通させる左右の切欠
き(59)を開設して、施肥機(36)を車体フレーム
(3)後端上に支持させたままの状態で、前後ステップ
(43)(44)の取外しを可能とさせるように構成し
ている。
【0020】また、前記施肥機(36)を車体フレーム
(3)より取外した施肥機付でない機体の場合には、前
記切欠き(59)を閉塞板(60)で塞ぐもので、切欠
き(59)外側のステップ(44)裏面にボルト(6
1)を介しステー(62)を着脱自在に固定させて、該
ステー(62)先端に固定する平面視長方形状の閉塞板
(60)によって、平面視長方形状の切欠き(59)略
全域を塞いで、このステップ(44)による安全保護の
向上を図るように構成している。
【0021】さらに図10にも示す如く、前記車体カバ
ー(12)の前後ステップ(43)(44)の左右外側
縁を折曲げて形成されるスカートである外側壁(43
a)(44a)の上下巾(深さ)(H1)(H2)を、
前後輪(6)(8)部を除いて一定以上の大きな寸法に
形成すると共に、前後外側壁(43a)(44a)の前
輪(6)近接部下縁を上方に窪ませて、これらの上下巾
(H3)を小さな寸法(H1>H3、H2>H3)に形
成して、前後ステップ(43)(44)の所定地上高さ
内で、外側壁(43a)(44a)と前輪(6)との間
に一定以上の隙間を確保しながら、ステップ(43)
(44)本体の外側壁(43a)(44a)の上下巾
(H1)(H2)を大とさせることによって、ステップ
(43)(44)の剛性と強度を向上させるように構成
している。
【0022】またさらに、前記車体カバー(12)は外
側壁(43a)(44a)の最も小さな上下巾(H3)
の直線部で前後ステップ(43)(44)に分割され
(上下の若干のズレが目だたない)、その分割される前
後ステップ(43)(44)の後端及び前端を、左右車
体フレーム(3)(3)間に固設する横フレーム(6
3)上面に、後ステップ(44)及び前ステップ(4
3)の順に重ね合せ状に支持させて、前後ステップ(4
3)(44)の後端及び前端を支持する横フレーム(6
3)によって、これら外側壁(43a)(44a)で最
も強度の弱い最小巾(H3)部の補強も同時に行うよう
に構成している。
【0023】図8及び図11に示す如く、前記運転席
(13)と該運転席(13)を支持する後ステップ(4
4)のシート受座(44b)間に工具箱(64)を設け
るもので、前記受座(44b)の運転席(13)下位置
に固設するメンテナンス用点検口(65)に密封シート
(66)を介して工具箱(64)の本体底部を嵌着させ
ると共に、本体周縁のフランジ部(64a)を受座(4
4b)に蝶ナット(67)を介して固定させ、工具箱
(64)本体に蝶番(68)を介し開閉自在に設ける蓋
(69)に弾性フック(70)を取付け、蓋(69)の
閉鎖時に工具箱(64)本体のフランジ部(64a)に
固設するフックピン(71)にフック(70)を係合さ
せて、常時は工具箱(64)を作業の障害とならない運
転席(13)下位置に設置し、点検口(65)を工具箱
(64)で塞いでシート(66)により肥料などの隙間
よりの侵入を防止すると共に、工具使用時にはフック
(70)の解除操作のみによって蓋(69)を容易に開
放して、必要工具の簡便な使用を可能とさせるように構
成したものである。
【0024】また、図12、図13に示す如く、前記後
ステップ(44)の後部周縁つまり後ステップ(44)
の施肥機(36)近接位置周辺部に、複数の肥料受け
(72)を取外し自在に配設するもので、後ステップ
(44)の外側壁(44a)に開設するフック係合溝
(73)に、各肥料受け(72)に設けるフック(7
4)を係合させて、後ステップ(44)周囲に肥料受け
(72)を装着させ、施肥機(36)から後ステップ
(44)に肥料が零れ落ちるとき、この肥料を肥料受け
(72)に貯留して、後ステップ(44)上面或いは後
ステップ(44)下側に肥料が零れ落ちて錆を発生させ
るなどの不都合を防止するように構成している。
【0025】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、ターボファン(49)の送風により、繰出ケース
(46)に取出されたタンク(45)の肥料(A)が送
出パイプ(48)から側条施肥シュート(47)に送出
され、植付爪(17)による苗の植付け条に隣接させて
肥料(A)を埋込む側条施肥が行われる。
【0026】そして、リフトフレーム(40)を利用し
て施肥機(36)を取付けることにより、ベースフレー
ム(51)を軽量コンパクトに形成できると共に、施肥
機(36)荷重を車体フレーム(3)後端で支えること
により、施肥機(36)を後車軸(39)上で安定良く
支持できる。また、施肥本体フレーム(50)とガスス
プリング(55)を介して施肥機(36)重量をリヤア
クスルケース(7)で受けることにより、走行車(1)
側の強度的に安定した個所で施肥機(36)を支持でき
ると共に、走行車(1)側で発生する振動をガススプリ
ング(55)で吸収させることができ、このガススプリ
ング(55)のショックアブソーバ効果により、肥料繰
出し量が安定し易く、かつ施肥機(36)本体の耐久性
を向上させることができる。
【0027】また、施肥機(36)荷重を車体フレーム
(3)上で常に支えた状態で、前記切欠き(59)によ
り前後ステップ(43)(44)の取外しを容易に可能
とさせて、これらステップ(43)(44)下部に組込
まれる本機や施肥機(36)の各部品のメンテナンスを
向上させることができると共に、施肥機(36)を後付
けする場合でも容易に取付けを可能にすることができ
る。
【0028】また、前後ステップ(43)(44)にあ
って、これらステップ(43)(44)の一定地上高を
確保した状態で外側壁(43a)(44a)と前輪
(6)との間の隙間を確保しながら、前輪(6)近接部
以外の外側壁(43a)(44a)の上下巾(H1)
(H2)を大とさせる極めて簡単な構成手段によって、
これらステップ(43)(44)の剛性・強度を向上さ
せることができる。さらに、外側壁(43a)(44
a)の上下巾(H3)が最小となる部分で前後ステップ
(43)(44)に分割することによって、この分割端
部を支える支持部材である横フレーム(63)でもって
最も強度の弱い寸法(H3)部分の補強も同時に可能と
させることができて、経済的な手段によってのこれらス
テップ(43)(44)における剛性・強度を効果的に
向上させることができる。
【0029】図14は前述の肥料受け(72)に換え、
後ステップ(44)の後部上面に施肥機(36)から後
ステップ(44)上に零れ落ちる肥料を貯留する肥料受
けである受け皿(75)を取外し自在に複数設けたもの
で、機体内に一体組込みして構成のコンパクト化と、肥
料の貯留量の増大が図れる。
【0030】また、図15のものは、後ステップ(4
4)の後方に後カバー(76)を分割形成して、後ステ
ップ(44)の後端と後カバー(76)の前端の合せ部
に、前記ベースフレーム(51)及び昇降レール(5
4)などを上下方向に挿通させる切欠き(59a)(5
9b)をそれぞれ形成して、施肥機(36)を車体フレ
ーム(3)後端上に支持させたままの状態で、後ステッ
プ(44)及び後カバー(76)の取外しを容易に可能
とさせたものである。
【0031】さらに図16のものは、前述の後ステップ
(44)と後カバー(76)の合せ部に、前記ベースフ
レーム(51)及び昇降レール(54)などを上下方向
に挿通させる大径の半円切欠き(59c)(59d)を
それぞれ形成して、施肥機(36)を車体フレーム
(3)後端上に支持させたままの状態で、後ステップ
(44)及び後カバー(76)の取外しを容易に可能と
させたものである。
【0032】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、走行機体(1)に施肥機(36)を装備する移動農
機において、走行機体(1)に施肥機(36)を支持す
る施肥フレーム(51)を設けると共に、走行機体
(1)の車体カバー(12)に、施肥フレーム(51)
装着用の切欠き(59)を設けたもので、走行機体
(1)に施肥機(36)を装着させた状態で、車体カバ
ー(12)取外し作業を容易に行うことができ、車体カ
バー(12)下方に組込まれる各種部品のメンテナンス
の簡略化などを容易に図ることができるものである。
【0033】また、走行機体(1)の車体カバー(1
2)にステップ(43)(44)を形成する移動農機に
おいて、車体カバー(12)外側壁(43a)(44
a)の車輪対向位置に比べ、車輪対向位置以外の外側壁
(43a)(44a)の上下幅(H1)(H2)を大き
く形成したもので、車体カバー(12)のステップ(4
3)(44)の強度・剛性を容易に向上させることがで
きるものである。
【0034】さらに、車体カバー(12)外側壁(43
a)(44a)の上下幅(H3)最小位置で、車体カバ
ー(12)を前後に分割自在に形成したもので、支持部
材(63)を必要とする分割端部と、最も強度が弱い外
側壁(43a)(44a)の上下幅最小位置とを一致さ
せ、同一の支持部材(63)によって車体カバー(1
2)の分割自在な連結部支持強度を容易に向上させるこ
とができるものである。
【0035】また、走行機体(1)の後部上方に施肥機
(36)を装備する移動農機において、走行機体(1)
の車体カバー(12)に、肥料を貯留する肥料受け(7
2)(75)を設けたもので、施肥機(36)の肥料補
給時や残量取出し時などに車体カバー(12)上に落ち
零れる肥料を肥料受け(72)(75)に回収貯留で
き、車体カバー(12)下方の機体部品などの錆防止や
肥料の損失防止を有効に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥機支持部の側面図。
【図2】全体の側面図。
【図3】全体の平面図。
【図4】走行車の側面図。
【図5】走行車の平面図。
【図6】車体カバーの平面説明図。
【図7】車体カバーの切欠き状態を示す平面説明図。
【図8】車体カバーの切欠き状態を示す側面説明図。
【図9】閉塞板の取付状態の平面説明図。
【図10】車体カバーの分割部の側面説明図。
【図11】工具箱の平面説明図。
【図12】肥料受けの取付状態を示す平面説明図。
【図13】肥料受けの取付状態を示す側面説明図。
【図14】肥料受けの取付状態を示す平面説明図。
【図15】車体カバーの平面説明図。
【図16】車体カバーの平面説明図。
【符号の説明】
(1) 走行車(走行機体) (12) 車体カバー (36) 施肥機 (43)(44) ステップ (43a)(44a) 外側壁 (51) ベータフレーム(施肥フレーム) (59) 切欠き (63) 横フレーム(支持部材) (72)(75) 肥料受け (H1)(H2)(H3) 幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に施肥機を装備する移動農機に
    おいて、走行機体に施肥機を支持する施肥フレームを設
    けると共に、走行機体の車体カバーに施肥フレーム装着
    用の切欠きを設けたことを特徴とする移動農機。
  2. 【請求項2】 走行機体の車体カバーにステップを形成
    する移動農機において、車体カバー外側壁の車輪対向位
    置に比べ、車輪対向位置以外の外側壁の上下幅を大きく
    形成したことを特徴とする移動農機。
  3. 【請求項3】 車体カバー外側壁の上下幅最小位置で、
    車体カバーを前後に分割自在に形成したことを特徴とす
    る請求項2記載の移動農機。
  4. 【請求項4】 走行機体の後部上方に施肥機を装備する
    移動農機において、走行機体の車体カバーに、肥料を貯
    留する肥料受けを設けたことを特徴とする移動農機。
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