JPH11187724A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH11187724A
JPH11187724A JP36772197A JP36772197A JPH11187724A JP H11187724 A JPH11187724 A JP H11187724A JP 36772197 A JP36772197 A JP 36772197A JP 36772197 A JP36772197 A JP 36772197A JP H11187724 A JPH11187724 A JP H11187724A
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fertilizer
hose
planting
slack
blower
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Yuichi Takeda
田 裕 一 竹
Terumasa Inoue
上 輝 政 井
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施肥ホッパ内の肥料を小さな搬送力で
もって施肥ホース内をスムーズに移動させて施肥を行
う。 【解決手段】 走行車(1)の後部に施肥機(36)を
装備させると共に、走行車(1)の後方にリンク機構
(27)を介し昇降自在に植付部(15)を装備させた
田植機において、施肥機(36)の施肥ホッパ(45)
と植付部(15)の肥料放出部(97)と間を接続する
肥料搬送ホース(47)の弛みを規制するホース規制部
材(98)(99)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば苗載台及び植
付爪を備えて連続的に苗植作業及び側条施肥作業を行う
田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種施肥ホッパから
の肥料を施肥ホースで搬送して先端の作溝器など肥料放
出部で放出するようにした施肥機において、搬送ホース
は植付部の昇降或いは植付部のローリング動作によっ
て、外れたり引張られることのないように長さに余裕を
もたせている。しかし乍らこのような長さに余裕のある
場合、作業中に植付部が上限或いは下限位置に上昇或い
は下降してホースに上方向或いは下方向の弛みが発生す
るとき、ホース内で肥料が登る箇所が形成されて肥料詰
りなどが発生し易くなるため、その分肥料を搬送する空
気流の空気圧などを高くする必要が生じ、施肥ブロワの
送風能力や発電能力を向上させる必要がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、走
行車の後部に施肥機を装備させると共に、走行車の後方
にリンク機構を介し昇降自在に植付部を装備させた田植
機において、施肥機の施肥ホッパと植付部の肥料放出部
と間を接続する肥料搬送ホースの弛みを規制するホース
規制部材を設けて、例えば植付部の上昇或いは下降動作
によって搬送ホースに弛み箇所が発生するような場合で
も、規制部材でもってその弛みの発生を防止して、空気
流などによる肥料のスムーズな搬送を常に維持させて、
施肥作業の精度向上を図るものである。
【0004】また、搬送ホースの上方向の弛みを規制す
るホース上部規制部材を設けて、例えば植付部の上昇動
作で搬送ホースに上方向の弛みが生じる場合にも、その
弛みを防止してホース内の肥料のスムーズな流れを維持
させて、施肥精度を向上させるものである。
【0005】さらに。施肥ホースの下方への弛みを規制
するホース下部規制部材を設けて、例えば植付部の下降
動作で搬送ホースに下方向の弛みが生じる場合にも、そ
の弛みを防止してホース内の肥料のスムーズな流れを維
持させて、施肥精度を向上させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に
搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアク
スルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持
させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤ
アクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケー
ス(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして
前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予
備苗載台(10)を取付けると共に、乗降ステップ(1
1)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によ
って前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カ
バー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転
席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハ
ンドル(14)を設ける。
【0007】また、図中(15)は10条植え用の苗載
台(16)並びに10条分の植付爪(17)などを具備
する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載
台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(1
9)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に
支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケ
ース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該
ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪
ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(2
2)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付け
る。また前記植付ケース(20)の前側に支持フレーム
(23)を設け、該フレーム(23)をヒッチフレーム
(24)に連結させ、トップリンク(25)及びロワー
リンク(26)を含むリンク機構(27)後部にヒッチ
フレーム(24)を取付け、走行車(1)後側にリンク
機構(27)を介して植付部(15)を連結させ、前記
リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させ
る昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結
させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動する
と同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一
株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗
植え作業を行うように構成する。
【0008】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、
(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッ
チペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、
(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は
2条分均平用サイドフロート、(36)は10条用の側
条施肥機である。
【0009】さらに、図2、図3、図4に示す如く、前
記運転席(13)両側の車体カバー(12)両外側にス
テップである左右補助デッキ(37)(37)を固定さ
せ、該デッキ(37)(37)前部に前記乗降ステップ
(11)(11)を固定させると共に、前記補助デッキ
(37)(37)後部の機外側に前後ブラケット(3
8)(38)及び位置決めバネ(39)及び脚フレーム
(40)を介して左右サイドデッキ(41)(41)を
起伏自在かつ脱着自在に連結させ、サイドデッキ(4
1)を略水平に倒伏させたとき、脚フレーム(40)を
補助デッキ(37)のパイプフレームに当接させて作業
者の体重を支える一方、サイドデッキ(41)を略垂直
に起立させて上方に折畳み収納させるもので、前記バネ
(39)が補助デッキ(37)に弾圧してサイドデッキ
(41)を起伏位置または起立位置に倒伏自在に固定さ
せると共に、前記ブラケット(38)を脱着してサイド
デッキ(41)を脱着させるように構成している。
【0010】さらに、図2、図5乃至図10に示す如
く、6条用の中央施肥部(42)と、各2条用の左右施
肥部(43)(43)とに、前記施肥機(36)を分割
して構成すると共に、右施肥部(43)機外側に送肥ブ
ロワ(44)を配設させる。また、6条分の施肥ホッパ
(45)と肥料繰出ケース(46)…と施肥ホース(4
7)…と合成樹脂パイプ製エアタンク(48)を中央施
肥部(42)の中央施肥フレーム(49)に配設させる
と共に、2条分の施肥ホッパ(45)と肥料繰出ケース
(46)(46)と施肥ホース(47)(47)と合成
樹脂パイプ製エアタンク(48)を左右施肥部(43)
(43)の左右施肥フレーム(50)(50)に配設さ
せる。
【0011】そして、前記中央施肥フレーム(49)両
端部の側板(51)(51)に支点アーム(52)(5
2)を一体固定させ、支点アーム(52)に回動支点軸
(53)を介して回動アーム(54)を水平方向に回転
自在に連結させ、左右施肥フレーム(50)(50)の
側板(55)(55)に回動アーム(54)(54)を
一体固定させると共に、前記各側板(51)(55)を
ピン(56)によって位置決め当接させてパッチン錠
(57)により接離自在に固定させ、中央施肥フレーム
(49)両側に左右施肥フレーム(50)(50)を一
体固定させ、中央施肥部(42)両側に左右施肥部(4
3)(43)を連設させて10条施肥機(36)を作業
状態に組立てる一方、パッチン錠(57)を外し、繰出
ケース(46)の動力を入切する条止めワイヤ(58)
(58)を連結させた状態の左右施肥フレーム(50)
(50)を回動支点軸(53)回りに前方側に略180
度回転させ、左右施肥フレーム(50)(50)の外側
板(59)(59)部に固定させたサイドアーム(6
0)(60)を中央施肥フレーム(49)の受アーム
(61)(61)にノブボルト(62)(62)により
着脱自在に固定させ、中央施肥フレーム(49)前側に
左右施肥フレーム(50)(50)を折畳み収納し、運
転席(13)両側にレバー(29)(30)(31)取
付け位置を隔てて左右施肥部(43)(43)を収納
し、左右補助デッキ(37)(37)の最大幅内に施肥
機(36)を支持させるように構成している。
【0012】また、右施肥フレーム(50)の外側板
(59)に縦アーム(63)下端部を固定させ、縦アー
ム(63)上端部に昇降支点軸(64)を介して昇降ア
ーム(65)を上下方向に回転自在に連結させ、前記送
肥ブロワ(44)を昇降アーム(65)に取付けるもの
で、送肥ブロワ(44)の側板(66)を外側板(5
9)に当接させてパッチン錠により着脱自在に固定さ
せ、右施肥部(43)機外側に送肥ブロワ(44)を連
設させ、送肥ブロワ(44)の送風口(67)をエアタ
ンク(48)に連通接続させ、ブロワ(44)からエア
タンク(48)に肥料搬送風を供給させると共に、昇降
支点軸(64)回りに昇降アーム(65)を略180度
上昇回転させて折畳み収納し、右施肥部(43)のホッ
パ(45)上面に送肥ブロワ(44)を載せ、前記各ア
ーム(63)(65)をノブボルト(68)によって着
脱自在に固定させ、右施肥部(43)上側に送肥ブロワ
(44)を収納するように構成している。
【0013】さらに、図10に示す如く、前記車体フレ
ーム(3)後端部上側に取付ける台フレーム(69)に
中央施肥フレーム(49)を固定させると共に、補助デ
ッキ(37)のデッキフレーム(70)に中央施肥フレ
ーム(49)を補強フレーム(71)により連結させ、
補助デッキ(37)と中央施肥フレーム(49)を相互
に補強している。
【0014】さらに、図1、図2、図11に示す如く、
6条分の中央苗台(72)と各2条分の左右苗台(7
3)とに苗載台(16)を分割して形成し、苗台支点軸
(74)(74)回りに左右苗台(73)(73)を上
昇させて中央苗台(72)上側に折畳み収納させると共
に、2条分の植付爪(17)…及びフロート(35)を
備える左右植付ケース(20)(20)とこれを支える
左右アーム(75a)(75a)を中央苗台(72)後
側の基アーム(75b)方向にケース支点軸(75)回
りに回動させて折畳み収納させ、また左右2条分の下部
レール(18)を左右植付ケース(20)(20)とと
もに折畳み収納させるもので、6条中央苗台(72)左
右幅(A)よりも6条中央施肥部(42)左右幅(B)
を小さく形成し、各苗台(72)(73)(73)左右
幅(C)よりも各施肥部(42)(43)(43)左右
幅(D)を小さく形成し、植付部(15)の最大左右幅
内前方に送肥ブロワ(44)を設置させると共に、左右
施肥部(43)(43)収納幅(E)を左右補助デッキ
(37)(37)左右幅(F)と略等しく且つ折畳んだ
サイドデッキ(41)とは非ラップ状態に形成し、中央
施肥部(42)左右幅(B)よりも左右施肥部(43)
(43)収納幅(E)を大きく形成し、左右補助デッキ
(37)(37)左右幅(F)内に植付部(15)両側
2条分及び施肥機(36)両側2条分と送肥ブロワ(4
4)が折畳み収納される一方、収納位置の左右施肥部
(43)(43)間と中央施肥部(42)前側とで形成
する平面視凹部(76)に運転席(13)及び各レバー
(29)(30)(31)を配設させている。また中央
施肥部(42)と収納位置の左右施肥部(43)(4
3)の前後幅を施肥機スペース(H)に、予備苗載台
(10)の前後幅を予備苗台スペース(I)に、これら
予備苗台スペース(I)と施肥機スペース(H)間を作
業者乗降スペース(G)にそれぞれ形成して、前記乗降
スペース(G)には左右幅を比較的幅広に形成する補助
デッキ(37)の前半部を配置させて、左右施肥部(4
3)(43)収納状態下で前記スペース(G)の補助デ
ッキ(37)を利用して作業者が運転席(13)に乗降
し、運転席(13)に作業者が座乗して各レバー(2
9)(30)(31)操作を行うと共に、左右施肥部
(43)(43)収納状態下で田植作業を行う場合には
補助デッキ(37)上で作業者は予備苗載台(10)か
ら容易に苗を取出し、苗載台(16)に容易に苗の受継
ぎを行うことを可能とさせるように構成している。
【0015】図12に示す如く、前記繰出ケース(4
6)の上面前側の取入口(77)に前記ホッパ(45)
の下部出口(78)を嵌着させると共に、前記繰出ケー
ス(46)前面下側に取出口(79)を形成し、着脱自
在なキャップ(80)によって取出口(79)を閉塞し
ている。
【0016】また、前記繰出ケース(46)下面に底蓋
(81)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂
製の前記底蓋(81)下面に出口(82)を形成するも
ので、エアタンク(48)に前端部を嵌着させる軟質合
成樹脂製の接合パイプ(83)を備え、該パイプ(8
3)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(84)
前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント
(84)後端に前記搬送ホース(47)を嵌着させ、前
記ブロワ(44)の送風をエアタンク(48)から各パ
イプ(83)…及びホース(47)に吹出させ、底蓋
(81)の出口(82)からジョイント(84)中間に
落下する肥料を搬送ホース(47)に移動させるもの
で、T字形フランジを形成する前記ジョイント(84)
中間に入口(85)を上向き開放に形成し、底蓋(8
1)の出口(82)に嵌合キャップ(86)を固定さ
せ、該キャップ(86)を前記入口(85)の外壁に着
脱自在に嵌着させ、出口(85)を入口(82)に接続
させると共に、前記エアタンク(48)に取付板(8
7)を一体固定させ、取付板(87)に前記ジョイント
(84)をボルト止め固定させている。
【0017】また、取入口(88)及び吹出口(89)
を有する入口板(90)と、同一円周上に略四角形の複
数の繰出口(91)…を有する繰出ロールである繰出板
(92)と、排出口(93)を有する出口板(94)を
備え、略円形平板製の前記各板(90)(92)(9
4)を繰出ケース(46)と底蓋(81)の間に多層状
に配設させると共に、繰出ケース(46)に繰出軸(9
5)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(90)(9
2)(94)の中央部に繰出軸(95)下端部を貫通さ
せ、出口板(94)下面に下方側からバネ(96)を弾
圧させ、各板(90)(92)(94)を下方に抜出し
自在に繰出軸(95)に支持させ、かつ閉塞レバーによ
って各板(90)(92)(94)を繰出ケース(4
6)と底蓋(81)間に弾圧させるもので、入口板(9
0)と出口板(94)を繰出ケース(46)に係止さ
せ、各板(90)(94)に対して繰出軸(95)を遊
転させると共に、繰出板(92)を繰出軸(95)に係
合軸支させ、繰出軸(95)によって繰出板(92)を
強制的に回転させ、取入口(88)から繰出口(91)
に入った肥料を排出口(93)に移動させて出口(8
2)方向に落下させ、エアタンク(48)からの空気流
に混合させて搬送ホース(47)内を移動させ、各フロ
ート(34)(35)に固着する肥料放出部である側条
作溝器(97)より肥料を植付田面内に放出して側条施
肥を行うように構成している。
【0018】図13乃至図15に示す如く、作業中に植
付部(15)が上限値及び下限値の間で上昇及び下降さ
せるに伴って、各搬送ホース(47)に上方向及び下方
向の弛みが発生する場合には、規制部材である上下スト
ッパ(98)(99)によってホース(47)の弛みを
規制するもので、苗載台(16)の裏面或いは苗台支持
アーム(100)に門形状の上ストッパ(98)基端を
固設すると共に、トップリンク(25)などリンク機構
(27)を回避させる状態で下ストッパ(99)の両側
基端を上ストッパ(98)に固設して、例えば図14実
線状態に示す如く植付作業の上限値まで植付部(15)
を上昇させる際などにホース(47)に発生する上方向
の弛みを上ストッパ(98)で押えて規制する一方、同
図仮想線に示す如く植付作業の下限値まで植付部(1
5)を下降させる際などにホース(47)に発生する下
方向の弛み(垂れ下り)を下ストッパ(99)で押えて
規制して、ホース(40)内の移動中肥料が登り状態と
なる登り箇所がホース(40)に発生するのを防止する
ように構成している。
【0019】而して作業中、植付部(15)を上限値或
いは下限値まで上昇或いは下降させた場合にも、ホース
(47)の弛みをストッパ(98)(99)で防止し
て、常に肥料のスムーズな搬送を維持させて、ブロワ
(44)の送風能力も必要最小限とさせて、ブロワ(4
4)をコンパクトな小形軽量化にでき、また回転数を低
下させて低騒音化にでき、さらにブロワ(44)の消費
電流を下げて発電機などの発電能力も低下させて発電機
のコンパクト化なども図ることができる。
【0020】また、植付作業中や路上走行中植付部(1
5)に大きな振動が発生したり、植付部(15)に大き
な衝撃などが加わる場合にも、上下ストッパ(98)
(99)間に各搬送ホース(47)は良好に保持され
て、ホース(47)の損傷事故などから保護される。
【0021】図16に示す施肥機(36)は、左右各2
条部の施肥部(43)(43)を取外し自在な脱着構造
として、左右施肥部(43)(43)の取外し時には中
央施肥部(42)で6条用施肥機として使用するもの
で、中央施肥部(42)の左右取付座である左右側板
(51)(51)にブロワ(44)の側板(66)とエ
アタンク(48)の蓋(101)をノブボルト或いはパ
ッチン錠などを介して取外し自在に固定させて、10条
或いは6条両方の田植及び側条施肥作業を可能とさせる
ように構成している。
【0022】そして、図17に示す如くバッテリ(10
2)及び発電機(103)とレギュレータ(104)に
ブロワ操作スイッチ(105)を介しブロワ(44)の
ブロワモータ(106)を接続すると共に、切換スイッ
チ(107)を介し可変抵抗器(108)をブロワモー
タ(106)と操作スイッチ(105)間に介設して、
10条用としての使用時には抵抗器(108)を介する
ことなく直にモータ(106)とバッテリ(102)或
いは発電機(103)に接続させて使用する一方、6条
用としての使用時には抵抗器(107)でブロワ(4
4)の消費電圧を降下させ、ブロワ(44)の回転数を
低下させて6条用の適正風量に調整するように構成して
いる。
【0023】なお可変抵抗器(107)に換え、各種抵
抗値の異なる抵抗器を複数設けて、必要に応じ適正の抵
抗器のものに切換える構成でも良い。
【0024】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、走行車(1)の後部に施肥機(36)を装備させる
と共に、走行車(1)の後方にリンク機構(27)を介
し昇降自在に植付部(15)を装備させた田植機におい
て、施肥機(36)の施肥ホッパ(45)と植付部(1
5)の肥料放出部(97)と間を接続する肥料搬送ホー
ス(47)の弛みを規制するホース規制部材(98)
(99)を設けたものであるから、例えば植付部(1
5)の上昇或いは下降動作によって搬送ホース(47)
に弛み箇所が発生するような場合でも、規制部材(9
8)(99)でもってその弛みの発生を防止して、空気
流などによる肥料のスムーズな搬送を常に維持させて、
施肥作業の精度向上を図ることができるものである。
【0025】また、搬送ホース(47)の上方向の弛み
を規制するホース上部規制部材(98)を設けたもので
あるから、例えば植付部(15)の上昇動作で搬送ホー
ス(47)に上方向の弛みが生じる場合にも、その弛み
を防止してホース(47)内の肥料のスムーズな流れを
維持させて、施肥精度を向上させることができるもので
ある。
【0026】さらに。施肥ホース(47)の下方への弛
みを規制するホース下部規制部材(99)を設けたもの
であるから、例えば植付部(15)の下降動作で搬送ホ
ース(47)に下方向の弛みが生じる場合にも、その弛
みを防止してホース(47)内の肥料のスムーズな流れ
を維持させて、施肥精度を向上させることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】補助デッキ部の平面図である。
【図4】同背面説明図である。
【図5】走行車の平面図である。
【図6】走行車左側の平面図である。
【図7】走行車右側の平面図である。
【図8】右施肥部背面図である。
【図9】左右施肥部平面図である。
【図10】右施肥部側面図である。
【図11】全体の平面配置説明図である。
【図12】肥料繰出部の説明図である。
【図13】施肥機の側面説明図である。
【図14】施肥機の側面説明図である。
【図15】施肥機の背面説明図である。
【図16】6条用施肥機の説明図である。
【図17】ブロワの駆動回路図である。
【符号の説明】
(1) 走行車 (15) 植付部 (27) リンク機構 (36) 施肥機 (45) 施肥ホッパ (47) 施肥ホース (97) 側条作溝器(肥料放出部) (98) 上ストッパ(規制部材) (99) 下ストッパ(規制部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車の後部に施肥機を装備させると共
    に、走行車の後方にリンク機構を介し昇降自在に植付部
    を装備させた田植機において、施肥機の施肥ホッパと植
    付部の肥料放出部と間を接続する肥料搬送ホースの弛み
    を規制するホース規制部材を設けたことを特徴とする田
    植機。
  2. 【請求項2】 搬送ホースの上方向の弛みを規制するホ
    ース上部規制部材を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の田植機。
  3. 【請求項3】 施肥ホースの下方への弛みを規制するホ
    ース下部規制部材を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の田植機。
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JP2016111963A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 株式会社クボタ 粉粒体供給装置

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