JP2003338492A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

Info

Publication number
JP2003338492A
JP2003338492A JP2002145728A JP2002145728A JP2003338492A JP 2003338492 A JP2003338492 A JP 2003338492A JP 2002145728 A JP2002145728 A JP 2002145728A JP 2002145728 A JP2002145728 A JP 2002145728A JP 2003338492 A JP2003338492 A JP 2003338492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma processing
gas
processing apparatus
discharge
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002145728A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Nishimoto
伸也 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2002145728A priority Critical patent/JP2003338492A/ja
Publication of JP2003338492A publication Critical patent/JP2003338492A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス流路や真空断熱用空間等の空間内で発生
する異常放電を従来に比べて大幅に削減することがで
き、良好なプラズマ処理を行うことのできるプラズマ処
理装置を提供する。 【解決手段】 載置台2の載置面と半導体ウエハWの裏
面との間に温調用ガスを供給するための温調用ガス流路
9には、内部をガスが流通可能とされた通気性を有する
セラミックス多孔体からなり、放電を防止するための温
調用ガス流路用の放電防止部材10が設けられている。
シャワーヘッド14のガス拡散用空隙17内には、内部
をガスが流通可能とされた通気性を有するセラミックス
多孔体からなり、放電を防止するための処理ガス流路用
の放電防止部材20が設けられている。真空断熱空間8
内(排気装置に接続される排気流路の部位)にも、同様
な真空断熱空間用の放電防止部材30が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマを生起し
て半導体ウエハ等のエッチング処理等のプラズマ処理を
行うプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラズマを生起し、このプラ
ズマを被処理物に作用させて所定の処理を施すプラズマ
処理装置が多用されている。
【0003】例えば、半導体装置の製造分野において
は、半導体装置の微細な回路構造を形成する際に、半導
体ウエハ等の被処理基板にプラズマを作用させて、エッ
チングや成膜を行っている。
【0004】このようなプラズマ処理装置、例えばエッ
チング装置では、真空チャンバ内に半導体ウエハ等を収
容し、高周波電力等を利用してこの真空チャンバ内に導
入した所定の処理ガスをプラズマ化し、このプラズマを
半導体ウエハ等に作用させてエッチング処理を行うよう
になっている。このため、エッチング装置では、例えば
多数のガス吐出孔が設けられたシャワー状の処理ガス供
給部等によって、真空チャンバ内に処理ガスを供給する
よう構成された処理ガス用ガス流路が設けられている。
【0005】また、上記のように、プラズマ処理装置で
は、半導体ウエハ等にプラズマを作用させるため、この
プラズマの作用によって、半導体ウエハの温度が上昇す
る傾向にある。このため、半導体ウエハが載置された載
置台を温調(冷却)するとともに、載置台と半導体ウエ
ハ裏面との間に温調用ガス、例えば、ヘリウムガス等を
供給して半導体ウエハを効率良く温調できるように構成
されたものがある。このようなプラズマ処理装置では、
上記のような温調用ガスを真空チャンバ内に導入するた
めの温調用ガス流路が設けられている。
【0006】さらに、上記載置台と、この載置台を支持
する支持部材との間に、排気装置に接続され内部を真空
状態とされる真空断熱層を設け、載置台を断熱するよう
にしたプラズマ処理装置も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプラズマ処理装置では、例えば、処理ガスを真
空チャンバ内に吐出するために設けられた多数のガス吐
出孔から、真空チャンバ内に生起されたプラズマがガス
流路内に侵入し、ガス流路内で異常放電が生じる場合が
ある。
【0008】また、半導体ウエハが載置される載置台に
高周波電力を供給するよう構成されたプラズマ処理装置
では、この載置台を貫通するように温調用ガス流路が設
けられるため、温調用ガス流路内で電子等の荷電粒子が
加速されて異常放電が生じる場合がある。
【0009】さらに、前述した真空断熱層を有するプラ
ズマ処理装置では、この真空断熱層を構成する空間内で
異常放電が生じる場合がある。
【0010】そして、上記のように異常放電が生じる
と、印加された高周波電力(パワー)に損失が生じると
ともに、プラズマが不安定になって、所望の処理を行え
なくなるという問題が発生する。また、異常放電が生じ
た部位の各部材が、放電によって損傷を受けるという問
題も発生する。
【0011】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、ガス流路や真空断熱用空間等の空間内で
発生する異常放電を従来に比べて大幅に削減することが
でき、良好なプラズマ処理を行うことのできるプラズマ
処理装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明は、被処理基板を収容してプラズマ処理するため
の真空チャンバと、前記真空チャンバ内にプラズマを発
生させるための機構と、放電が起こり得る空間に設けら
れ、内部をガスが流通可能とされた通気性を有するセラ
ミックス多孔体からなり当該空間内における放電を防止
するための放電防止部材とを具備したことを特徴とす
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載のプラズ
マ処理装置において、前記空間が、電位差を持った面で
囲まれた領域であることを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
プラズマ処理装置において、前記空間が、前記真空チャ
ンバ内に設けられた上部電極を介して前記真空チャンバ
内に処理ガスを供給するための処理ガス拡散空隙である
ことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1又は2記載の
プラズマ処理装置において、前記空間が、前記被処理基
板が載置される載置台を介して前記被処理基板の裏面側
に温調用のガスを供給するためのガス導入部であること
を特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、請求項1又は2記載の
プラズマ処理装置において、前記空間が、前記被処理基
板が載置される載置台と当該載置台を支持する支持部材
との間に設けられて、前記載置台を断熱するための真空
断熱部であることを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は、請求項1〜5いずれか
1項記載のプラズマ処理装置において、前記放電防止部
材は、気孔率50〜90%、気孔径100〜1000μ
m、に設定されていることを特徴とする。
【0018】請求項7の発明は、請求項1〜6いずれか
1項記載のプラズマ処理装置において、前記放電防止部
材は、泡状微細気孔を内包する構造を有してなることを
特徴とする。
【0019】請求項8の発明は、請求項1〜7いずれか
1項記載のプラズマ処理装置において、前記放電防止部
材が、前記セラミックス多孔体と、このセラミックス多
孔体の周囲に設けられる支持部材とから構成されている
ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を、実施の形
態について図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態の概略構成を
模式的に示すもので、同図において符号1は、材質が例
えばアルミニウム等からなり、内部を気密に閉塞可能に
構成され、プラズマ処理室を構成する円筒状の真空チャ
ンバを示している。
【0022】上記真空チャンバ1の内部には、下部電極
を兼ねた載置台2が設けられており、この載置台2は、
セラミックなどの絶縁板3を介して真空チャンバ1内に
支持されている。
【0023】また載置台2の上方の外周には導電性材料
または絶縁性材料で形成されたフォーカスリング4が設
けられており、載置台2の上面(載置面)には、図示し
ない静電チャックが設けられ、クーロン力またはジョン
ソンラーベック力で半導体ウエハWを吸着、保持するよ
うになっている。
【0024】また、載置台2のほぼ中央には、高周波電
力を供給するための給電線5が接続されている。この給
電線5にはマッチングボックス6及び高周波電源7が接
続され、高周波電源7からは、13.56〜150MH
zの範囲の高周波電力が、載置台2に供給されるように
なっている。
【0025】また、載置台2の内部には、温調用の冷媒
等が循環される図示しない温調用媒体循環流路が形成さ
れており、載置台2を所定温度に温調できるようになっ
ている。
【0026】さらに、載置台2と、この載置台2を支持
する支持部材である絶縁板3との間には、図示しない排
気装置に接続され、内部を真空雰囲気として真空断熱層
を形成するための真空断熱空間8が設けられている。そ
して、この真空断熱空間8内(排気装置に接続される排
気流路の部位)には、内部をガスが流通可能とされた通
気性を有するセラミックス多孔体からなり、真空断熱空
間8内における放電を防止するための真空断熱空間用の
放電防止部材30が設けられている。
【0027】さらにまた、載置台2の内部には、載置台
2の載置面と半導体ウエハWの裏面との間に温調用ガ
ス、例えば、ヘリウムを供給するための温調用ガス流路
9が設けられている。この温調用ガス流路9は、載置台
2内に温調用ガスを一旦溜めるガス溜め部9aと、この
ガス溜め部9aから半導体ウエハWの裏面に向けてガス
を供給する複数のガス吐出用細孔部9b、及びガス溜め
部9aに外部から温調用ガスを供給するためのガス導入
部9cとから構成されている。そして、このガス導入部
9cには、内部をガスが流通可能とされた通気性を有す
るセラミックス多孔体からなり、放電を防止するための
温調用ガス流路用の放電防止部材10が設けられてい
る。
【0028】また、フォーカスリング4の外側には、環
状に構成され、多数の排気孔が形成された排気リング1
1が設けられており、この排気リング11を介して、排
気ポート12に接続された排気系13により、真空チャ
ンバ1内の処理空間の真空排気が行われるよう構成され
ている。
【0029】一方、載置台2の上方の真空チャンバ1の
天壁部分には、シャワーヘッド14が、載置台2と平行
に対向する如く設けられており、このシャワーヘッド1
4は接地されている。したがって、これらの載置台2お
よびシャワーヘッド14は、一対の電極(下部電極と上
部電極)として機能するようになっている。
【0030】上記シャワーヘッド14は、その下面に多
数のガス吐出孔15が設けられており、且つその上部に
ガス導入部16を有している。そして、その内部にはガ
ス拡散用空隙17が形成されている。ガス導入部16に
はガス供給配管18が接続されており、このガス供給配
管18の他端には、エッチング用の処理ガスを供給する
処理ガス供給系19が接続されている。
【0031】そして、シャワーヘッド14のガス拡散用
空隙17内には、内部をガスが流通可能とされた通気性
を有するセラミックス多孔体からなり、放電を防止する
ための処理ガス流路用の放電防止部材20が設けられて
いる。
【0032】また、真空チャンバ1の外側周囲には、真
空チャンバ1と同心状に、環状の磁場形成機構(リング
磁石)21が配置されており、載置台2とシャワーヘッ
ド14との間の処理空間に磁場を形成するようになって
いる。この磁場形成機構21は、回転機構22によっ
て、その全体が、真空チャンバ1の回りを所定の回転速
度で回転可能とされている。
【0033】上記のように構成されたエッチング装置に
よるエッチング手順について説明すると、まず、真空チ
ャンバ1に設けられた図示しないゲートバルブを開放
し、このゲートバルブに隣接して配置された図示しない
ロードロック室を介して、搬送機構等により半導体ウエ
ハWを真空チャンバ1内に搬入し、載置台2上に載置す
る。そして、載置台2に設けられた図示しない静電チャ
ックを作動させて、半導体ウエハWをクーロン力または
ジョンソンラーベック力により吸着する。
【0034】この後、搬送機構を真空チャンバ1外へ退
避させ、ゲートバルブを閉じ、排気系13の真空ポンプ
により排気ポート12を通じて真空チャンバ1内を排気
する。
【0035】真空チャンバ1内が所定の真空度になった
後、真空チャンバ1内には、処理ガス供給系19から、
所定のエッチングガスが、所定流量で導入され、真空チ
ャンバ1内が所定の圧力、例えば1.33Pa〜133
Pa(10mTorr〜1000mTorr)に保持さ
れる。
【0036】そして、この状態で高周波電源7から、載
置台2に、所定周波数(例えば13.56MHz)の高
周波電力を供給する。また、このようなプラズマ発生用
の高周波電力に加えて、載置台2には必要に応じてイオ
ン引き込み用の高周波電力が供給される。このような高
周波電力は、一般にプラズマ発生用の高周波電力より周
波数の低い高周波電力が使用され、この場合、載置台2
には2種類の周波数の高周波電力が供給される。
【0037】上記のように下部電極である載置台2に高
周波電力が印加されることにより、上部電極であるシャ
ワーヘッド14と下部電極である載置台2との間の処理
空間には高周波電界が形成されるとともに、磁場形成機
構21による磁場が形成され、この状態でプラズマによ
るエッチングが行われる。
【0038】そして、所定のエッチング処理が実行され
ると、高周波電源7からの高周波電力の供給を停止する
ことによって、エッチング処理を停止し、上述した手順
とは逆の手順で、半導体ウエハWを真空チャンバ1外に
搬出する。
【0039】以上のとおり、本実施形態に係るプラズマ
エッチング装置においては、温調用ガス流路であるガス
導入部9cに、温調用ガス流路用の放電防止部材10が
設けられており、処理ガス用ガス流路であるガス拡散用
空隙17内に処理ガス流路用の放電防止部材20が設け
られている。さらに、真空断熱空間8内にも、真空断熱
空間用の放電防止部材30が設けられている。
【0040】これらのうち、処理ガス流路用の放電防止
部材20は、全体が略円板状となるように形成されてい
る。
【0041】処理ガス流路用の放電防止部材20は、図
2に示すように、略円板状に形成された通気性を有する
セラミックス多孔体20aと、このセラミックス多孔体
20aの周囲を囲むように配置され、アルミナ、窒化ア
ルミナ、窒化珪素などのセラミックスから環状に形成さ
れた支持部材20bとから構成されている。この支持部
材20bは、セラミックス多孔体20aと異なり、通気
率が低いことが好ましい。
【0042】また、温調用ガス流路用の放電防止部材1
0及び真空断熱空間用の放電防止部材30は、全体が略
円柱状となるように形成されている。温調用ガス流路用
の放電防止部材10は、図3に示すように、略円柱状に
形成された通気性を有するセラミックス多孔体10a
と、このセラミックス多孔体10aの周囲を囲むように
配置され、アルミナ、窒化アルミナ、窒化珪素などのセ
ラミックスから円筒状に形成された支持部材10bとか
ら構成されている。この支持部材10bは、セラミック
ス多孔体10aと異なり、通気率が低いことが好まし
い。なお、真空断熱空間用の放電防止部材30も、上記
温調用ガス流路用の放電防止部材10と同様な形状に構
成されている。
【0043】このように、セラミックス多孔体10a,
20aの周囲に支持部材10b,20bを配置した構成
とすることにより、セラミックス多孔体10a,20a
の部分を直接触らずに取り扱うことができ、また、全体
の強度も高くなるので、取り扱いが容易になり、取り扱
いの際に、角部等がチッピングを起こしたり、セラミッ
クス多孔体10a,20aから微小粒子が剥離して周囲
に散乱すること等を防止することができる。
【0044】また、温調用ガス流路用の放電防止部材1
0の場合は、セラミックス多孔体10aの側面部からガ
スが漏れることを支持部材10bによって防止すること
ができる。これによって、ガスの流量制御を精度良く行
うことができる。
【0045】さらに、樹脂等の柔軟な部材、たとえば熱
収縮性を有するフッ素樹脂などを支持部材10bとして
用いる、或いは支持部材10bに設けることによって、
温調用ガス流路用の放電防止部材10の側面部分と、ガ
ス流路との間の気密封止を容易に行うことが可能とな
り、これらの間からのガスの漏れも防止することができ
る。
【0046】上記セラミックス多孔体10a,20a
は、気孔率が高く、気孔径が揃っていることが条件であ
り、気孔率は50〜90%、気孔径は100〜1000
μm、に設定されていることが好ましい。すなわち、気
孔率が50%未満であったり、気孔径が100μm未満
であると、著しく通気率が低下し、透過抵抗が増大する
うえ、異常放電マージンが小さく、プロセス条件によっ
て異常放電が発生する可能性があり、一方、気孔率が9
0%を超える、または気孔率が1000μmを超える
と、異常放電のマージンは拡大するが、多孔体の強度が
不足して好ましくない。
【0047】また、セラミックス多孔体10a,20a
としては、泡状微細気孔を内包する構造を有し、隣接す
る泡状微細気孔同士が連通している多孔質焼結体が好ま
しく、東芝セラミックス株式会社製の泡セラミックス
(商品名)が適用できる。この多孔質焼結体は、原料粉
末、硬化性成分(たとえばエポキシ樹脂)、および気泡
材を含有する気泡保持スラリーを作製し、このスラリー
に硬化剤(たとえばアミン系化合物)を添加して撹拌し
た後、成形型に流し込んで成形体を形成し、そして、成
形体を約1650℃で焼成することによって製造するこ
とができる。また、セラミックス原料としては、アルミ
ナ、ムライト、コージェライト、シリカ、ジルコニア、
炭化珪素、窒化珪素、水酸化アパタイト等のセラミック
ス原料粉末を使用することができるが、アルミナ、或い
は炭化珪素を用いることが好ましく、さらには、高純度
アルミナを用いることが好ましい。
【0048】上記製法によれば、気孔率はスラリー中へ
の気体導入量を調整することによって製造段階で制御す
ることができ、また、気孔径は、気泡材の種類や濃度、
スラリー粘度、硬化剤を添加してからスラリーが流動性
を失うまでの時間、等を調整することにより、製造段階
で制御することができる。
【0049】したがって、セラミックス多孔体10a,
20aは、必要とされる通気性の程度等により、最適な
気孔率、気孔径となるように製造することができ、例え
ば、気孔率、気孔径を変更することによって、全体的な
大きさを変えることなく、通気性等を変更することがで
きる。すなわち、装置によって、処理ガスや温調用ガス
の流量特性が異なる場合があるが、このセラミックス多
孔体10a及び20aによれば、全体のボリュームを変
化させることなく、気孔率及び気孔径を調節して、流量
特性を制御することができるので、セラミックス多孔体
10a及び20aを保護する支持部材10b及び20
b、温調用ガス流路9及び拡散用空隙17、またはそれ
らに関連する部品の寸法を統一して、部品の共用化を図
ることができる。そして、流量特性を装置毎に設定し、
異常放電マージンを拡大して、装置の耐圧を飛躍的に向
上させることができる。
【0050】上記構成の処理ガス流路用の放電防止部材
20により、真空チャンバ内に生起されたプラズマが、
ガス吐出孔15を通ってガス拡散用空隙17内に侵入し
てガス拡散用空隙17内でプラズマに起因する不所望な
異常放電が発生することを防止することができる。
【0051】すなわち、プラズマ中の高エネルギー粒子
がガス吐出孔15を通ってセラミックス多孔体20a内
に侵入すると、セラミックス多孔体20a内で衝突を繰
り返すことによってエネルギーが減衰するため、この粒
子がガス拡散用空隙17内に到達したとしても、エネル
ギーが減衰しているために、放電を起こすには至らな
い。
【0052】また、セラミックス多孔体20aの有する
インダクタンスによって、ガス拡散用空隙17内におけ
る処理ガスの拡散を促進させることができるとともに、
ガス拡散用空隙17内の圧力が上昇することによって、
放電が起こり難い圧力領域とすることができる。
【0053】これによって、異常放電によって高周波電
源7から印加した電力(パワー)の損失が生じることを
防止することができ、所望の電力(パワー)で所望の処
理を施すことができる。また、異常放電によってプラズ
マが不安定になったり、放電により各部品が損傷を受け
ることも防止することができる。
【0054】なお、図1に示された放電防止部材20
は、ガス拡散用空隙17内の一部を占める大きさ(厚
さ)とされているが、ガス拡散用空隙17内の全空間を
占めるような大きさ(厚さ)の放電防止部材20を用い
ることもできる。但しこの場合は、気孔率の高いセラミ
ックス多孔体20aを用いることが必要となる。また、
ガス吐出孔15は、内部の流れが粘性流となり、シース
を保持し得る穴径とされている。
【0055】図4は、ガス拡散用空隙17内に上記放電
防止部材20を設けた場合と、設けない場合のガス拡散
用空隙17内における異常放電発生の有無の相違を調べ
た結果を示すものである。なお、印加電力は、40MH
zと3.2MHzの2種の周波数の高周波電力であり、
これらの印加電力を変えて異常放電が発生するか否かを
放電モニターによって検知した。また、行ったプロセス
は、SiNのエッチングプロセスであり、圧力は5.5
9Pa(42mTorr)、ガス種及びガス流量は、C
2 2 /CO/O2 =50/100/8sccm、処
理時間は60秒である。
【0056】同図に示されるとおり、放電防止部材20
を設けない場合(図中左側の「無し」の欄)は、印加電
力(パワー)を増大させるとガス拡散用空隙17内にお
ける異常放電が発生する(図中×印で示してある)が、
ガス拡散用空隙17内に放電防止部材20を設けた場合
(図中右側の「有り」の欄)は、同じ印加電圧としても
ガス拡散用空隙17内における異常放電が発生しなかっ
た(図中円印で示してある)。
【0057】また、上記構成の温調用ガス流路用の放電
防止部材10により、ガス導入部9c内において、高周
波電力が印加された載置台2に向けて外部から電子等の
荷電粒子が加速されて侵入して来ることを防止すること
ができ、かかる荷電粒子に起因してガス導入部9c内で
不所望な異常放電が発生することを防止することができ
る。すなわち、ガス導入部9c内における荷電粒子が、
電離衝突を起こすのに必要なエネルギーを持たないよう
にすることができ、これによって異常放電が発生するこ
とを防止することができる。
【0058】なお、ガス導入部9c内で異常放電が発生
した場合も、異常放電によって高周波電源7から印加し
た電力(パワー)の損失が生じ、所望の処理が行えなく
なってしまうとともに、プラズマが不安定になる、放電
により各部品が損傷を受ける等の問題が生じる。
【0059】さらに、真空断熱空間用の放電防止部材3
0により、真空断熱空間8内で、残留したガス分子等に
起因した不所望な異常放電が発生することを防止するこ
とができる。
【0060】以上のとおり、本実施形態では、処理ガス
を真空チャンバ1内に導入するための処理ガス流路に設
けられた処理ガス流路用の放電防止部材20により、処
理ガス流路内で不所望な異常放電が発生することを防止
することができ、さらに、温調用ガスを真空チャンバ1
内に導入するための温調用ガス流路に設けられた温調用
ガス流路用の放電防止部材10により、温調用ガス流路
内で不所望な異常放電が発生することを防止することが
できる。さらにまた、真空断熱空間8内に設けられた真
空断熱空間用の放電防止部材30により、真空断熱空間
8内で不所望な異常放電が発生することを防止すること
ができる。すなわち、電位差を持った面で囲まれた領域
からなり、放電が起こり得る空間内に、内部をガスが流
通可能とされた通気性を有するセラミックス多孔体から
なる放電防止部材を設けることによって、かかる空間内
において異常放電が発生することを防止することができ
る。
【0061】なお、上記実施形態では、本発明を処理ガ
ス流路と温調用ガス流路と真空断熱空間に適用した場合
について説明したが、その他のガス流路や空間等につい
ても同様にして適用することができることは勿論であ
る。
【0062】また、上述した実施形態では、本発明を、
下部電極にのみ高周波電力を供給するタイプのエッチン
グ装置に適用した例について説明したが、本発明はかか
る場合に限定されるものではなく、例えば、上部電極と
下部電極の双方に高周波電力を供給するタイプのエッチ
ング装置や、成膜を行うプラズマ処理装置等、あらゆる
プラズマ処理装置に適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のプラズマ
処理装置によれば、ガス流路や真空断熱用空間等の空間
内で発生する異常放電を従来に比べて大幅に削減するこ
とができ、良好なプラズマ処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプラズマ処理装置の概略
構成を模式的に示す図。
【図2】図1のプラズマ処理装置の要部概略構成を示す
図。
【図3】図1のプラズマ処理装置の要部概略構成を示す
図。
【図4】放電の有無を調べた結果を示す図。
【符号の説明】
W……半導体ウエハ、1……真空チャンバ、2……載置
台、8……真空断熱空間、9……温調用ガス流路、9…
…温調用ガス流路用の放電防止部材、14……シャワー
ヘッド、15……ガス吐出孔、17……ガス拡散用空
隙、20……処理ガス流路用の放電防止部材、30……
真空断熱空間用の放電防止部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 DA03 DA04 FA01 KA20 KA43 KA46 LA11 5F004 AA16 BA04 BA06 BB13 BB22 BC08 DA00 DA15 DA26 DB07 5F045 AA08 BB08 BB15 EC08 EF05 EH04 EH14 EM02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を収容してプラズマ処理する
    ための真空チャンバと、 前記真空チャンバ内にプラズマを発生させるための機構
    と、 放電が起こり得る空間に設けられ、内部をガスが流通可
    能とされた通気性を有するセラミックス多孔体からなり
    当該空間内における放電を防止するための放電防止部材
    とを具備したことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラズマ処理装置におい
    て、 前記空間が、電位差を持った面で囲まれた領域であるこ
    とを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のプラズマ処理装置
    において、 前記空間が、前記真空チャンバ内に設けられた上部電極
    を介して前記真空チャンバ内に処理ガスを供給するため
    の処理ガス拡散空隙であることを特徴とするプラズマ処
    理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のプラズマ処理装置
    において、 前記空間が、前記被処理基板が載置される載置台を介し
    て前記被処理基板の裏面側に温調用のガスを供給するた
    めのガス導入部であることを特徴とするプラズマ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のプラズマ処理装置
    において、 前記空間が、前記被処理基板が載置される載置台と当該
    載置台を支持する支持部材との間に設けられて、前記載
    置台を断熱するための真空断熱部であることを特徴とす
    るプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか1項記載のプラズ
    マ処理装置において、 前記放電防止部材は、気孔率50〜90%、気孔径10
    0〜1000μm、に設定されていることを特徴とする
    プラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項記載のプラズ
    マ処理装置において、 前記放電防止部材は、泡状微細気孔を内包する構造を有
    してなることを特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか1項記載のプラズ
    マ処理装置において、 前記放電防止部材が、前記セラミックス多孔体と、この
    セラミックス多孔体の周囲に設けられる支持部材とから
    構成されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
JP2002145728A 2002-05-21 2002-05-21 プラズマ処理装置 Withdrawn JP2003338492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002145728A JP2003338492A (ja) 2002-05-21 2002-05-21 プラズマ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002145728A JP2003338492A (ja) 2002-05-21 2002-05-21 プラズマ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003338492A true JP2003338492A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29704923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002145728A Withdrawn JP2003338492A (ja) 2002-05-21 2002-05-21 プラズマ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003338492A (ja)

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006121117A1 (ja) * 2005-05-11 2006-11-16 Tokyo Electron Limited プラズマクリーニング方法および成膜方法
WO2007083795A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Tokyo Electron Limited プラズマ処理装置
JP2007221116A (ja) * 2006-01-20 2007-08-30 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
WO2007145229A1 (ja) * 2006-06-13 2007-12-21 Tokyo Electron Limited シャワープレート及びその製造方法、並びにそのシャワープレートを用いたプラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び電子装置の製造方法
KR100804110B1 (ko) * 2004-10-29 2008-02-18 도카이 고교 미싱 가부시키가이샤 자수 미싱
WO2008099789A1 (ja) * 2007-02-15 2008-08-21 Creative Technology Corporation 静電チャック
US20080254220A1 (en) * 2006-01-20 2008-10-16 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus
JP2008270839A (ja) * 2008-07-24 2008-11-06 Tadahiro Omi プラズマ処理装置
JP2009084686A (ja) * 2007-09-11 2009-04-23 Tokyo Electron Ltd 基板載置機構、基板処理装置、基板載置機構上への膜堆積抑制方法及び記憶媒体
JP2009218592A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Ngk Insulators Ltd 静電チャック
WO2012020791A1 (ja) 2010-08-10 2012-02-16 株式会社アクモ マグネシウム電池
CN101405433B (zh) * 2006-03-16 2012-02-22 东京毅力科创株式会社 用于减少沉积系统中粒子污染的方法和设备
JPWO2013051248A1 (ja) * 2011-10-07 2015-03-30 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
KR20150096492A (ko) 2013-03-29 2015-08-24 토토 가부시키가이샤 정전척
US9287152B2 (en) 2009-12-10 2016-03-15 Orbotech LT Solar, LLC. Auto-sequencing multi-directional inline processing method
KR20160134930A (ko) * 2015-05-13 2016-11-24 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP2017212328A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 京セラ株式会社 セラミック流路部材
KR102000501B1 (ko) 2018-03-14 2019-07-16 토토 가부시키가이샤 정전 척
KR20190108481A (ko) 2018-03-14 2019-09-24 토토 가부시키가이샤 정전 척
CN110767598A (zh) * 2018-07-27 2020-02-07 北京北方华创微电子装备有限公司 卡盘装置及半导体加工设备
WO2020121898A1 (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 日本発條株式会社 流路付きプレート
JP2020109806A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 京セラ株式会社 試料保持具
CN111524850A (zh) * 2019-02-01 2020-08-11 东京毅力科创株式会社 载置台和基片处理装置
KR20200106828A (ko) 2019-03-05 2020-09-15 토토 가부시키가이샤 정전척 및 처리 장치
KR20200106827A (ko) 2019-03-05 2020-09-15 토토 가부시키가이샤 정전척 및 처리 장치
KR20200106829A (ko) 2019-03-05 2020-09-15 토토 가부시키가이샤 정전척 및 처리 장치
US10923383B2 (en) 2018-03-14 2021-02-16 Toto Ltd. Electrostatic chuck
JP2021141278A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置
JP2022535508A (ja) * 2019-05-24 2022-08-09 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 結合層の保護が改善された基板支持キャリア
US11417556B2 (en) 2019-03-05 2022-08-16 Toto Ltd. Electrostatic chuck and processing apparatus
US11626310B2 (en) 2018-10-30 2023-04-11 Toto Ltd. Electrostatic chuck

Cited By (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100804110B1 (ko) * 2004-10-29 2008-02-18 도카이 고교 미싱 가부시키가이샤 자수 미싱
WO2006121117A1 (ja) * 2005-05-11 2006-11-16 Tokyo Electron Limited プラズマクリーニング方法および成膜方法
US8925351B2 (en) 2006-01-20 2015-01-06 Tokyo Electron Limited Manufacturing method of top plate of plasma processing apparatus
EP1975986A4 (en) * 2006-01-20 2013-09-11 Tokyo Electron Ltd PLASMA PROCESSING UNIT
JP2007221116A (ja) * 2006-01-20 2007-08-30 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置
EP1975986A1 (en) * 2006-01-20 2008-10-01 Tokyo Electron Ltd. Plasma processing equipment
US20080254220A1 (en) * 2006-01-20 2008-10-16 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus
WO2007083795A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Tokyo Electron Limited プラズマ処理装置
US8268078B2 (en) * 2006-03-16 2012-09-18 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for reducing particle contamination in a deposition system
CN101405433B (zh) * 2006-03-16 2012-02-22 东京毅力科创株式会社 用于减少沉积系统中粒子污染的方法和设备
US20100230387A1 (en) * 2006-06-13 2010-09-16 Tokyo Electron Limited Shower Plate, Method for Manufacturing the Shower Plate, Plasma Processing Apparatus using the Shower Plate, Plasma Processing Method and Electronic Device Manufacturing Method
WO2007145229A1 (ja) * 2006-06-13 2007-12-21 Tokyo Electron Limited シャワープレート及びその製造方法、並びにそのシャワープレートを用いたプラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び電子装置の製造方法
US8372200B2 (en) 2006-06-13 2013-02-12 Tokyo Electron Ltd. Shower plate, method for manufacturing the shower plate, plasma processing apparatus using the shower plate, plasma processing method and electronic device manufacturing method
TWI392020B (zh) * 2006-06-13 2013-04-01 Tokyo Electron Ltd A shower plate and a method for manufacturing the same, and a plasma processing apparatus using the shower plate, a plasma processing method
JP2008047869A (ja) * 2006-06-13 2008-02-28 Hokuriku Seikei Kogyo Kk シャワープレート及びその製造方法、並びにそのシャワープレートを用いたプラズマ処理装置、プラズマ処理方法及び電子装置の製造方法
WO2008099789A1 (ja) * 2007-02-15 2008-08-21 Creative Technology Corporation 静電チャック
JP5087561B2 (ja) * 2007-02-15 2012-12-05 株式会社クリエイティブ テクノロジー 静電チャック
JP2009084686A (ja) * 2007-09-11 2009-04-23 Tokyo Electron Ltd 基板載置機構、基板処理装置、基板載置機構上への膜堆積抑制方法及び記憶媒体
US9202728B2 (en) 2007-09-11 2015-12-01 Tokyo Electron Limited Substrate mounting mechanism, and substrate processing apparatus
JP2009218592A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Ngk Insulators Ltd 静電チャック
JP2008270839A (ja) * 2008-07-24 2008-11-06 Tadahiro Omi プラズマ処理装置
JP4689706B2 (ja) * 2008-07-24 2011-05-25 忠弘 大見 プラズマ処理装置
US9287152B2 (en) 2009-12-10 2016-03-15 Orbotech LT Solar, LLC. Auto-sequencing multi-directional inline processing method
WO2012020791A1 (ja) 2010-08-10 2012-02-16 株式会社アクモ マグネシウム電池
JPWO2013051248A1 (ja) * 2011-10-07 2015-03-30 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
KR101693187B1 (ko) 2013-03-29 2017-01-05 토토 가부시키가이샤 정전척
KR20150096492A (ko) 2013-03-29 2015-08-24 토토 가부시키가이샤 정전척
US9960067B2 (en) 2013-03-29 2018-05-01 Toto Ltd. Electrostatic chuck
KR20160134930A (ko) * 2015-05-13 2016-11-24 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
KR102323320B1 (ko) 2015-05-13 2021-11-09 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP2017212328A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 京セラ株式会社 セラミック流路部材
KR102000501B1 (ko) 2018-03-14 2019-07-16 토토 가부시키가이샤 정전 척
US10923383B2 (en) 2018-03-14 2021-02-16 Toto Ltd. Electrostatic chuck
US10497600B2 (en) 2018-03-14 2019-12-03 Toto Ltd. Electrostatic chuck
KR20190108481A (ko) 2018-03-14 2019-09-24 토토 가부시키가이샤 정전 척
KR20190108525A (ko) 2018-03-14 2019-09-24 토토 가부시키가이샤 정전 척
US11018039B2 (en) 2018-03-14 2021-05-25 Toto Ltd. Electrostatic chuck which reduces arc discharge
CN110767598A (zh) * 2018-07-27 2020-02-07 北京北方华创微电子装备有限公司 卡盘装置及半导体加工设备
US11626310B2 (en) 2018-10-30 2023-04-11 Toto Ltd. Electrostatic chuck
JP7324230B2 (ja) 2018-12-14 2023-08-09 日本発條株式会社 流路付きプレート
CN113169112B (zh) * 2018-12-14 2024-05-07 日本发条株式会社 具有流路的板件
KR20210087536A (ko) * 2018-12-14 2021-07-12 닛폰 하츠죠 가부시키가이샤 유로가 형성된 플레이트
CN113169112A (zh) * 2018-12-14 2021-07-23 日本发条株式会社 具有流路的板件
KR102590641B1 (ko) 2018-12-14 2023-10-17 닛폰 하츠죠 가부시키가이샤 유로가 형성된 플레이트
JPWO2020121898A1 (ja) * 2018-12-14 2021-11-25 日本発條株式会社 流路付きプレート
WO2020121898A1 (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 日本発條株式会社 流路付きプレート
JP7175773B2 (ja) 2019-01-07 2022-11-21 京セラ株式会社 試料保持具
JP2020109806A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 京セラ株式会社 試料保持具
CN111524850B (zh) * 2019-02-01 2024-03-08 东京毅力科创株式会社 载置台和基片处理装置
CN111524850A (zh) * 2019-02-01 2020-08-11 东京毅力科创株式会社 载置台和基片处理装置
US11764040B2 (en) 2019-02-01 2023-09-19 Tokyo Electron Limited Placing table and substrate processing apparatus
US11417556B2 (en) 2019-03-05 2022-08-16 Toto Ltd. Electrostatic chuck and processing apparatus
KR20200106829A (ko) 2019-03-05 2020-09-15 토토 가부시키가이샤 정전척 및 처리 장치
US11276602B2 (en) 2019-03-05 2022-03-15 Toto Ltd. Electrostatic chuck and processing apparatus
KR20200106828A (ko) 2019-03-05 2020-09-15 토토 가부시키가이샤 정전척 및 처리 장치
KR20200106827A (ko) 2019-03-05 2020-09-15 토토 가부시키가이샤 정전척 및 처리 장치
JP2022535508A (ja) * 2019-05-24 2022-08-09 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 結合層の保護が改善された基板支持キャリア
JP7387764B2 (ja) 2019-05-24 2023-11-28 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 結合層の保護が改善された基板支持キャリア
JP2021141278A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置
JP7394661B2 (ja) 2020-03-09 2023-12-08 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003338492A (ja) プラズマ処理装置
JP5357639B2 (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
TW434745B (en) Plasma processing apparatus
TWI490365B (zh) A cover member, a processing gas diffusion supplying means, and a substrate processing means
US20080041312A1 (en) Stage for plasma processing apparatus, and plasma processing apparatus
KR102569911B1 (ko) 포커스 링 및 기판 처리 장치
JP5710318B2 (ja) プラズマ処理装置
US7619179B2 (en) Electrode for generating plasma and plasma processing apparatus using same
WO2002007212A1 (fr) Dispositif de maintien pour corps traite
JP2004055703A (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JPH10261698A (ja) プラズマ処理装置
TWI475610B (zh) Electrode construction and substrate processing device
JP2007005491A (ja) 電極アッセンブリ及びプラズマ処理装置
US8715782B2 (en) Surface processing method
JP2017028074A (ja) プラズマ処理装置
JPH08335568A (ja) エッチング装置
US8268721B2 (en) Semiconductor device and semiconductor device manufacturing method
JP4115155B2 (ja) プラズマ処理装置の真空処理室内部品の帯電抑制方法
JP4615290B2 (ja) プラズマエッチング方法
JP5661513B2 (ja) プラズマ処理装置
JP2004047653A (ja) プラズマ処理装置用基板載置台及びプラズマ処理装置
JP3525039B2 (ja) 減圧処理装置
JP5087575B2 (ja) 半導体製造装置、遮蔽プレート及び半導体装置の製造方法
JP2003332305A (ja) プラズマ処理装置
JP4340501B2 (ja) 半導体製造装置およびプレート

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802