JP2008270839A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロ波プラズマ処理装置において、プラズマ励起のためのガス導入経路での放電を防止する。
【解決手段】被処理基板を処理するプラズマ処理装置において、プラズマを励起するための空間と、プラズマを励起するためのプラズマガス導入経路を多孔質媒体、たとえば多孔質セラミック材料で分離することにより、前記プラズマガス導入経路でのプラズマの励起を防止して、所望のプラズマ励起空間において高密度かつ均一なプラズマを励起させることが可能とする。
【選択図】図3

Description

本発明は一般にプラズマ処理装置に係わり、特にマイクロ波プラズマ処理装置に関する。
プラズマ処理工程およびプラズマ処理装置は、近年のいわゆるディープサブミクロン素子あるいはディープサブクォーターミクロン素子と呼ばれる0.1μmに近い、あるいはそれ以下のゲート長を有する超微細化半導体装置の製造や、液晶表示装置を含む高解像度平面表示装置の製造にとって、不可欠の技術である。
半導体装置や液晶表示装置の製造に使われるプラズマ処理装置としては、従来より様々なプラズマの励起方式が使われているが、特に平行平板型高周波励起プラズマ処理装置あるいは誘導結合型プラズマ処理装置が一般的である。しかしこれら従来のプラズマ処理装置は、プラズマ形成が不均一であり、電子密度の高い領域が限定されているため大きな処理速度すなわちスループットで被処理基板全面にわたり均一なプロセスを行うのが困難である問題点を有している。この問題は、特に大径の基板を処理する場合に深刻になる。しかもこれら従来のプラズマ処理装置では、電子温度が高いため被処理基板上に形成される半導体素子にダメージが生じ、また処理室壁のスパッタリングによる金属汚染が大きいなど、いくつかの本質的な問題を有している。このため、従来のプラズマ処理装置では、半導体装置や液晶表示装置のさらなる微細化およびさらなる生産性の向上に対する厳しい要求を満たすことが困難になりつつある。
一方、従来より直流磁場を用いずにマイクロ波電界により励起された高密度プラズマを使うマイクロ波プラズマ処理装置が提案されている。例えば、均一なマイクロ波を発生するように配列された多数のスロットを有する平面状のアンテナ(ラジアルラインスロットアンテナ)から処理容器内にマイクロ波を放射し、このマイクロ波電界により真空容器内のガスを電離してプラズマを励起させる構成のプラズマ処理装置が提案されている。例えば特開平9−63793公報を参照。このような手法で励起されたマイクロ波プラズマではアンテナ直下の広い領域にわたって高いプラズマ密度を実現でき、短時間で均一なプラズマ処理を行うことが可能である。しかもかかる手法で形成されたマイクロ波プラズマではマイクロ波によりプラズマを励起するため電子温度が低く、被処理基板のダメージや金属汚染を回避することができる。さらに大面積基板上にも均一なプラズマを容易に励起できるため、大口径半導体基板を使った半導体装置の製造工程や大型液晶表示装置の製造にも容易に対応できる。
図1(A),(B)は、かかるラジアルラインスロットアンテナを使った従来のマイクロ波プラズマ処理装置100の構成を示す。ただし図1(A)はマイクロ波プラズマ処理装置100の断面図を、また図1(B)はラジアルラインスロットアンテナの構成を示す図である。
図1(A)を参照するに、マイクロ波プラズマ処理装置100は複数の排気ポート116から排気される処理室101を有し、前記処理室101中には被処理基板114を保持する保持台115が形成されている。前記処理室101の均一な排気を実現するため、前記保持台115の周囲にはリング状に空間101Aが形成されており、前記複数の排気ポート116を前記空間101Aに連通するように等間隔で、すなわち被処理基板に対して軸対称に形成することにより、前記処理室101を前記空間101Aおよび排気ポート116を介して均一に排気することができる。
前記処理室101上には、前記保持台115上の被処理基板114に対応する位置に、前記処理室101の外壁の一部として、低損失誘電体よりなり多数の開口部107を形成された板状のシャワープレート103がシールリング109を介して形成されており、さらに前記シャワープレート103の外側に同じく低損失誘電体よりなるカバープレート102が、別のシールリング108を介して設けられている。
前記シャワープレート103にはその上面にプラズマガスの通路104が形成されており、前記複数の開口部107の各々は前記プラズマガス通路104に連通するように形成されている。さらに、前記シャワープレート103の内部には、前記処理容器101の外壁に設けられたプラズマガス供給ポート105に連通するプラズマガスの供給通路108が形成されており、前記プラズマガス供給ポート105に供給されたArやKr等のプラズマガスは、前記供給通路108から前記通路104を介して前記開口部107に供給され、前記開口部107から前記処理容器101内部の前記シャワープレート103直下の空間101Bに、実質的に一様な濃度で放出される。
前記処理容器101上には、さらに前記カバープレート102の外側に、前記カバープレート102から4〜5mm離間して、図1(B)に示す放射面を有するラジアルラインスロットアンテナ110が設けられている。前記ラジアルラインスロットアンテナ110は外部のマイクロ波源(図示せず)に同軸導波管110Aを介して接続されており、前記マイクロ波源からのマイクロ波により、前記空間101Bに放出されたプラズマガスを励起する。前記カバープレート102とラジアルラインスロットアンテナ110の放射面との間の隙間は大気により充填されている。
前記ラジアルラインスロットアンテナ110は、前記同軸導波管110Aの外側導波管に接続された平坦なディスク状のアンテナ本体110Bと、前記アンテナ本体110Bの開口部に形成された、図1(B)に示す多数のスロット110aおよびこれに直交する多数のスロット110bを形成された放射板110Cとよりなり、前記アンテナ本体110Bと前記放射板110Cとの間には、厚さが一定の誘電体板よりなる遅相板110Dが挿入されている。
かかる構成のラジアルラインスロットアンテナ110では、前記同軸導波管110から給電されたマイクロ波は、前記ディスク状のアンテナ本体110Bと放射板110Cとの間を、半径方向に広がりながら進行するが、その際に前記遅相板110Dの作用により波長が圧縮される。そこで、このようにして半径方向に進行するマイクロ波の波長に対応して前記スロット110aおよび110bを同心円状に、かつ相互に直交するように形成しておくことにより、円偏波を有する平面波を前記放射板110Cに実質的に垂直な方向に放射することができる。
かかるラジアルラインスロットアンテナ110を使うことにより、前記シャワープレート103直下の空間101Bに均一な高密度プラズマが形成される。このようにして形成された高密度プラズマは電子温度が低く、そのため被処理基板114にダメージが生じることがなく、また処理容器101の器壁のスパッタリングに起因する金属汚染が生じることもない。
図1のプラズマ処理装置100では、さらに前記処理容器101中、前記シャワープレート103と被処理基板114との間に、外部の処理ガス源(図示せず)から前記処理容器101中に形成された処理ガス通路112を介して処理ガスを供給する多数のノズル113を形成された導体構造物111が形成されており、前記ノズル113の各々は、供給された処理ガスを、前記導体構造物111と被処理基板114との間の空間101Cに放出する。すなわち前記導体構造物111は処理ガス供給部として機能する。前記処理ガス供給部を構成する導体構造物111には、前記隣接するノズル113と113との間に、前記空間101Bにおいて形成されたプラズマを前記空間101Bから前記空間101Cに拡散により、効率よく通過させるような大きさの開口部が形成されている。
そこで、このように前記処理ガス供給部111から前記ノズル113を介して処理ガスを前記空間101Cに放出した場合、放出された処理ガスは前記空間101Bにおいて形成された高密度プラズマにより励起され、前記被処理基板114上に、一様なプラズマ処理が、効率的かつ高速に、しかも基板および基板上の素子構造を損傷させることなく、また基板を汚染することなく行われる。一方前記ラジアルラインスロットアンテナ110から放射されたマイクロ波は、導体よりなる前記処理ガス供給部111により阻止され、被処理基板114を損傷させることはない。
このようなマイクロ波プラズマ処理装置は、例えば特許文献1に開示されている。
国際公開第00/74127号公報
ところで、図1(A),(B)で説明した上記のプラズマ処理装置100では、前記シャワープレート103直下の空間101B中に、高密度かつ均一にプラズマを励起することが重要である。そのためには、前記空間101B以外でプラズマが励起されやすい空間、例えばマイクロ波電界が強くプラズマが励起されやすい前記プラズマガス通路104や、前記開口部107においてプラズマが励起されないことが重要である。
しかしながら、実際に本装置10においてプラズマを励起する際は、基板処理の条件によっては前記プラズマガス通路104および開口部107内でプラズマが励起してしまう可能性がある。前記プラズマ通路104および前記開口部107内においてプラズマが励起されてしまうと、マイクロ波電力が消費されてしまい、前記空間101Bにおけるプラズマ密度が低下してしまう。さらに前記前記開口部107直下の領域と前記開口部107から遠い領域でプラズマ密度に差が生じるために、プラズマ励起空間である前記空間101B全体のプラズマ密度に不均一が生じてしまうという問題が発生する。
そこで、本発明は上記の課題を解決した新規で有用なプラズマ処理装置を提供することを統括的課題とする。
本発明の具体的な課題は、プラズマガスを導入する経路途中の空間内においてプラズマを励起させることなく、高密度で均一性のよいプラズマを所望の空間内に励起させることである。
本発明は、上記の課題を、
請求項1に記載したように、
被処理基板を保持する保持台を備えた処理容器と、
前記処理容器に結合された排気系と、
前記処理容器上に設けられたマイクロ波アンテナと、
前記処理容器に、前記保持台上の被処理基板に対面するように設けられた、前記処理容器中にプラズマガスを供給するシャワープレートと、を有するプラズマ処理装置であって、
前記シャワープレートは複数の開口部を有する緻密な媒体からなるとともに前記開口部内に多孔質媒体を有し、前記プラズマガスは前記多孔質媒体を介して前記処理容器中に供給されることを特徴とするプラズマ処理装置により、または、
請求項2に記載したように、
前記シャワープレートおよび前記多孔質媒体はセラミック材料からなることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置により、または、
請求項3に記載したように、
前記被処理基板と前記シャワープレートとの間に、処理ガス供給部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のプラズマ処理装置により、解決する。
[作用]
本発明によれば、被処理基板を処理するプラズマ処理装置において、プラズマを励起するためのプラズマ励起空間以外においてのプラズマ励起を防止するために以下の対策を施した。プラズマガス通路においてはプラズマが励起しないプラズマガス圧力条件にすることによってプラズマ励起を防止した。また、プラズマガスが放射されるシャワープレートにおいては多孔質媒体の気孔部を介してプラズマガスを供給する機構にしたことにより、狭い気孔部空間を介する時にはマイクロ波により加速される電子が、前記気孔部空間の内壁に衝突し、プラズマ励起に必要な加速が与えられない構造としてプラズマ励起を防止した。その結果、所望のプラズマ励起空間において高密度かつ均一なプラズマを励起させることが可能となった。
本発明によれば、被処理基板を処理するプラズマ処理装置において、プラズマを励起するための空間と、プラズマを励起するためのプラズマガス導入経路を多孔質媒体、たとえば多孔質セラミック材料で分離することにより、前記プラズマガス導入経路でのプラズマの励起を防止して、所望のプラズマ励起空間において高密度かつ均一なプラズマを励起させることが可能となった。
[第1実施例]
図2(A),(B)は、本発明の第1実施例によるマイクロ波プラズマ処理装置200の構成を示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図2(A)を参照するに、前記マイクロ波プラズマ処理装置100における前記シャワープレート103が、本実施例においては、多孔質媒体たとえば多孔質セラミック材料である常圧にて焼結されたAlで形成されたディスク状のシャワープレート201に置き換えられている。前記シャワープレート201の上面には、プラズマガスの通路202が形成されている。前記プラズマガス供給ポート105に供給されたArやKr等のプラズマガスは、前記プラズマガス流路202を通過して前記シャワープレート202の多孔質媒体の気孔を通って前記シャワープレート直下の空間101B中に一様に供給される。
この場合、前記したように前記プラズマガス通路202はマイクロ波電界が強く、プラズマが励起されやすい。そこで、前記プラズマガス通路202を、マイクロ波プラズマが励起されない圧力にする必要がある。
図3に、マイクロ波電界の強度と、プラズマ励起ガスであるArの圧力を変化させた場合において、マイクロ波プラズマが励起される領域を示す。マイクロ波の周波数は2.45Gの場合を例にとっている。図中領域Aで示した領域がプラズマが励起される領域であり、前記領域Aにおけるマイクロ波電界強度およびAr圧力においてはマイクロ波プラズマが励起される。
図3を参照するに、例えば圧力が約1Torrの場合、マイクロ波強度は約0.3W/cm2でマイクロ波プラズマが点火し、マイクロ波強度が略最小でマイクロ波プラズマが励起する。しかし、1Torrより圧力を上昇させると、もしくは下降させると、プラズマを励起させるために必要なマイクロ波電界は強くなり、プラズマが励起されにくい条件となることがわかる。本装置では前記プラズマガス通路を約6.67KPa〜13.3KPa(約50Torr〜100Torr)程度とすることで、前記プラズマガス通路202内でプラズマが励起されるのを防止している。
また、プラズマ励起空間である前記空間101Bとプラズマガス供給経路である前記プラズマガス流路202は、多孔質媒体である前記シャワープレート201によって隔絶される構成とされている。前記プラズマガスは前記プラズマガス流路202から前記シャワープレート201の多孔質媒体の気孔内部を通って前記空間101Bに供給される。前記気孔中ではプラズマを励起するために十分な広さの空間が存在しないため、プラズマが励起されることはない。すなわち、前記気孔中ではマイクロ波によって電子が加速されても、プラズマが励起される程度まで電子が加速される前に前記気孔の外壁に衝突するためにプラズマが励起されることがない。
そのために、本装置200においては前記空間101Bにつながるプラズマガス導入経路である前記シャワープレート201内においてプラズマが励起されることがないため、前記空間101Bにおいては高密度かつ均一なプラズマを励起することが可能となった。
[第2実施例]
次に、図4(A),(B)において、本発明の第2実施例であるマイクロ波プラズマ処理装置200Aの構成を示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図4(A)を参照するに、本実施例のマイクロ波プラズマ処理装置200Aでは、前記下段シャワープレート111が撤去されている。前記下段シャワープレート111が省略されているためプラズマガスとは別に処理ガスを供給して成膜やエッチングを行うことはできないが、前記シャワープレート201からプラズマガスとともに酸化ガスあるいは窒化ガスを供給することにより、被処理基板表面に酸化膜や窒化膜、あるいは酸窒化膜を形成することが可能である。
本実施例においても、前記シャワープレート201内においてプラズマが励起されることがないため、前記シャワープレート直下の空間において高密度かつ均一なプラズマを励起することが可能となる。
[第3実施例]
図5(A),(B)は、本発明の第3実施例によるマイクロ波プラズマ処理装置10の構成を示す。
図5(A)を参照するに、前記マイクロ波プラズマ処理装置10は処理容器11と、前記処理容器11内に設けられ、被処理基板12を静電チャックにより保持する好ましくは熱間等方圧加圧法(HIP)により形成されたAlNもしくはAlよりなる保持台13とを含み、前記処理容器11内には前記保持台13を囲む空間11Aに等間隔に、すなわち前記保持台13上の被処理基板12に対して略軸対称な関係で少なくとも二箇所、好ましくは三箇所以上に排気ポート11aが形成されている。前記処理容器11は、かかる排気ポート11aを介して真空ポンプにより、排気・減圧される。
前記処理容器11は好ましくはAlを含有するオーステナイトステンレス鋼よりなり、内壁面には酸化処理により酸化アルミニウムよりなる保護膜が形成されている。
また前記処理容器11の外壁のうち前記被処理基板12に対応する部分には、多孔質媒体たとえば多孔質セラミック材料である常温で焼結されたAlで形成されたディスク状のシャワープレート14が、前記外壁の一部として形成される。
前記シャワープレート14は前記処理容器11上にシールリング11sを介して装着され、さらに前記シャワープレート14上にはHIP処理により形成された緻密なAlよりなるカバープレート15が設けられている。かかるHIP法により形成されたAlカバープレート15はYを焼結助剤として使って形成され、気孔率が0.03%以下で実質的に気孔やピンホールを含んでおらず、30W/m・Kに達する、セラミックとしては非常に大きな熱伝導率を有する。また、前記したように、処理容器11と外部との気密は前記シールリング11sが、前記カバープレート15に押し付けられることによってなされるため、多孔質媒体で機械的強度の低い前記シャワープレート14に加重がかからない構造となっている。前記シャワープレート14の前記カバープレート15と接する側にはプラズマガス流路となる凹形状のプラズマガス流路14Aが形成されており、前記プラズマガス流路14Aは前記シャワープレート14の内部に形成され、前記シャワープレート上部に形成された、後述するプラズマガス導入路21Aに接続している。
前記シャワープレート14は前記処理容器11の内壁に形成された張り出し部11bにより保持されており、前記張り出し部11bのうち、前記シャワープレート14を保持する部分には異常放電を抑制するために丸みが形成されている。
そこで、前記プラズマガス導入路21Aに供給されたArやKr等のプラズマガスは前記シャワープレート14内部の前記プラズマガス流路14Aを通過した後、前記シャワープレート14の多孔質媒体の気孔を通って前記シャワープレート直下の空間11B中に一様に供給される。また、前記プラズマガス導入路21Aと前記カバープレート15の係合部分にはシールリング15sが挿入されており、前記プラズマガスが封入される。
前記カバープレート15上には、ラジアルラインスロットアンテナ20が設けられている。ラジアルラインスロットアンテナ20は、前記前記カバープレート15に密接し図5(B)に示す多数のスロット16a,16bを形成されたディスク状のスロット板16と、前記スロット板16を保持するディスク状のアンテナ本体17と、前記スロット板16と前記アンテナ本体17との間に挟持されたAl,Si,SiONあるいはSiO等の低損失誘電体材料よりなる遅相板18を有する。さらに前記ラジアルラインスロットアンテナ20上部には、プラズマガス・マイクロ波導入部21が設置されている。前記プラズマガス・マイクロ波導入部21は、前記アンテナ本体17に接続される円形もしくは矩形断面で内部がマイクロ波導入経路である21Cと、矩形もしくは円形断面のマイクロ波導入部21B、そして略円筒形状でArやKr等のプラズマガスが導入されるプラズマガス導入路21Aからなる。前記ラジアルスロットラインアンテナ20は前記処理容器11上にシールリング11uを介して装着されており、前記ラジアルラインスロットアンテナ20には前記プラズマガス・マイクロ波導入部21のマイクロ波導入部21Bに接続された外部のマイクロ波源(図示せず)より周波数が2.45GHzあるいは8.3GHzのマイクロ波が供給される。供給されたマイクロ波は前記スロット板16上のスロット16a,16bから前記カバープレート15およびシャワープレート14を介して前記処理容器11中に放射され、前記シャワープレート14直下の空間11Bにおいて、前記シャワープレート14から供給されたプラズマガス中にプラズマを励起する。その際、前記カバープレート15およびシャワープレート14はAlにより形成されており、効率的なマイクロ波透過窓として作用する。その際、前記したように前記プラズマガス流路14Aにおいてプラズマが励起されるのを回避するため、前記プラズマガス流路14Aの前記プラズマガスの圧力は約6.67KPa〜13.3KPa(約50〜100Torr)に保持される。
この場合、実施例1の説明において前記したように、プラズマ励起空間である前記空間11Bとプラズマガス供給経路である前記プラズマガス流路14Aは、多孔質媒体である前記シャワープレート14によって隔絶される構成とされている。前記したように、前記プラズマガスは前記プラズマガス流路から前記シャワープレート14の気孔内部を通って前記空間11Bに供給されるが、前記気孔中ではプラズマを励起するために十分な広さの空間が存在しないため、プラズマが励起されることはない。
そのために、本装置10においても前記空間11Bにつながるプラズマガス導入経路である前記シャワープレート14内においてプラズマが励起されることがないため、前記空間11Bにおいては高密度かつ均一なプラズマを励起することが可能となる。
前記ラジアルラインスロットアンテナ20と前記カバープレート15との密着性を向上させるため、本実施例のマイクロ波プラズマ処理装置10では前記スロット板16に係合する前記処理容器11の上面の一部にリング状の溝11gが形成されており、かかる溝11gを、これに連通した排気ポート11Gを介して排気することにより、前記スロット板16とカバープレート15との間に形成された隙間を減圧し、大気圧により、前記ラジアルラインスロットアンテナ20を前記カバープレート15にしっかりと押し付けることが可能になる。かかる隙間には、前記スロット板16に形成されたスロット16a,16bが含まれるが、それ以外にも様々な理由により隙間が形成されることがある。かかる隙間は、前記ラジアルラインスロットアンテナ20と処理容器11との間のシールリング11uにより封止されている。
さらに前記排気ポート11Gおよび溝11gを介して前記スロット板16と前記カバープレート15との間の隙間に分子量の小さい不活性気体を充填することにより、前記カバープレート15から前記スロット板16への熱の輸送を促進することができる。かかる不活性気体としては、熱伝導率が大きくしかもイオン化エネルギの高いHeを使うのが好ましい。前記隙間にHeを充填する場合には、0.8気圧程度の圧力に設定するのが好ましい。図3の構成では、前記溝11gの排気および溝11gへの不活性気体の充填のため、前記排気ポート11Gにバルブ11Vが接続されている。
前記ガス・プラズマ導入部21の前記導波管21Cは前記ディスク状のアンテナ本体17に接続され、プラズマガス導入部21Aは、前記遅波板18に形成された開口部18Aと前記スロット板16に形成された開口部16cを挿通して前記カバープレート開口部15Aに接続されている。そこで前記マイクロ波導入部21Bに供給されたマイクロ波は、前記導波管21Cを介して前記アンテナ本体17とスロット板16との間を径方向に進行しながら、前記スロット16a,16bより放射される。
図5(B)は前記スロット板16上に形成されたスロット16a,16bを示す。
図5(B)を参照するに、前記スロット16aは同心円状に配列されており、各々のスロット16aに対応して、これに直行するスロット16bが同じく同心円状に形成されている。前記スロット16a,16bは、前記スロット板16の半径方向に、前記遅相板18により圧縮されたマイクロ波の波長に対応した間隔で形成されており、その結果マイクロ波は前記スロット板16から略平面波となって放射される。その際、前記スロット16aおよび16bを相互の直交する関係で形成しているため、このようにして放射されたマイクロ波は、二つの直交する偏波成分を含む円偏波を形成する。
前記スロット板16の中心には、前記プラズマガス導入路21Aを相通するための開口部16cが設けられている。
さらに図5(A)のプラズマ処理装置10では、前記アンテナ本体17上に、冷却水通路19Aを形成された冷却ブロック19が形成されており、前記冷却ブロック19を前記冷却水通路19A中の冷却水により冷却することにより、前記シャワープレート14に蓄積された熱を、前記ラジアルラインスロットアンテナ20を介して吸収する。前記冷却水通路19Aは前記冷却ブロック19上においてスパイラル状に形成されており、好ましくはHガスをバブリングすることで溶存酸素を排除して且つ酸化還元電位を制御した冷却水が通される。
また、図5(A)のマイクロ波プラズマ処理装置10では、前記処理容器11中、前記シャワープレート14と前記保持台13上の被処理基板12との間に、前記処理容器11の外壁に設けられた処理ガス注入口11rから処理ガスを供給されこれを多数の処理ガスノズル開口部31Aから放出する格子状の処理ガス通路を有する処理ガス供給構造31が設けられ、前記処理ガス供給構造31と前記被処理基板12との間の空間11Cにおいて、所望の均一な基板処理がなされる。かかる基板処理には、プラズマ酸化処理、プラズマ窒化処理、プラズマ酸窒化処理、プラズマCVD処理等が含まれる。また、前記処理ガス供給構造31から前記空間11CにC、CまたはCなどのフルオロカーボンガスや、F系あるいはCl系等のエッチングガスを供給し、前記保持台13に高周波電源13Aから高周波電圧を印加することにより、前記被処理基板12に対して反応性イオンエッチングを行うことが可能である。
本実施例によるマイクロ波プラズマ処理装置10では、前記処理容器11の外壁は150°C程度の温度に加熱しておくことにより、処理容器内壁への反応副生成物等の付着が回避され、一日に一回程度のドライクリーニング行うことで、定常的に、安定して運転することが可能である。
[第4実施例]
次に、図6(A),(B)に本発明の第4実施例であるマイクロ波プラズマ処理装置10Aの例を示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図6(A)を参照するに、実施例3の前記マイクロ波プラズマ処理装置10に用いられていた多孔質媒体の前記シャワープレート14の換わりに、前記HIP法により形成された緻密なAlよりなり、少なくとも一つ以上の開口部40Bが形成されたシャワープレート40が設置される。前記シャワープレート40の前記カバープレート15に接する側には前記開口部40Bの各々に連通しプラズマガス流路となる凹部であるプラズマガス流路40Aが形成されている。前記開口部40Bの各々には、多孔質媒体たとえば多孔質セラミックである常圧で焼結されたAlよりなるプラズマガス導入部品41が挿入される。Ar,Krなどのプラズマガスは前記プラズマガス流路40Aを通った後、前記プラズマガス導入部品41の多孔質媒体の気孔を通過して前記空間11Bに略一様に供給される。
この場合も前記マイクロ波プラズマ処理装置10の場合と同様に、プラズマガス通路40Aおよび前記プラズマガス導入部品41内においてプラズマが励起されることがないため、前記空間11Bにおいては高密度かつ均一なプラズマを励起することが可能となる。
[第5実施例]
次に、図7(A),(B)に本発明の第5実施例であるマイクロ波プラズマ処理装置10Bの例を示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
本実施例の図7(A)を参照するに、本実施例のマイクロ波プラズマ処理装置10Bでは、前記下段シャワープレート31が撤去されている。また、前記シャワープレート14を保持する前記張り出し部11bの全面に丸みが形成されている。
かかる構成のプラズマ処理装置10Bでは、前記下段シャワープレート31が省略されているためプラズマガスとは別に処理ガスを供給して成膜やエッチングを行うことはできないが、前記シャワープレート14からプラズマガスとともに酸化ガスあるいは窒化ガスを供給することにより、被処理基板表面に酸化膜や窒化膜、あるいは酸窒化膜を形成することが可能である。
本実施例においても、前記プラズマガス通路14Aおよび前記シャワープレート14内においてプラズマが励起されることがないため、前記シャワープレート直下の空間において高密度かつ均一なプラズマを励起することが可能となる。
[第6実施例]
次に、図8(A),(B)に本発明の第6実施例であるマイクロ波プラズマ処理装置10Cの例を示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
本実施例の図8(A)を参照するに、本実施例のマイクロ波プラズマ処理装置10Cでは、前記マイクロ波プラズマ処理装置10Aの場合と同様に、前記HIP法により形成された緻密なAlよりなり、少なくとも一つ以上の開口部40Bが形成されたシャワープレート40と、前記40Bに挿入される多孔質媒体たとえば多孔質セラミック材料である焼結Alよりなるプラズマガス導入部品41により、Ar,Krなどのプラズマガスが前記処理容器11に供給される。
また、前記10Bの場合と同様に前記下段シャワープレート31が撤去されている。また、前記シャワープレート14を保持する前記張り出し部11bの全面に丸みが形成されている。
かかる構成のプラズマ処理装置10Bでは、前記下段シャワープレート31が省略されているためプラズマガスとは別に処理ガスを供給して成膜やエッチングを行うことはできないが、前記シャワープレート14からプラズマガスとともに酸化ガスあるいは窒化ガスを供給することにより、被処理基板表面に酸化膜や窒化膜、あるいは酸窒化膜を形成することが可能である。
本実施例においても、前記プラズマガス通路40Aおよび前記プラズマガス導入部品41内においてプラズマが励起されることがないため、前記空間11Bにおいては高密度かつ均一なプラズマを励起することが可能となった。
なお、実施例における多孔質媒体は多孔質セラミック材料である常圧にて焼結されたAlを例にとったが、この材料に限定されるものではない。
(A),(B)は、従来のラジアルラインスロットアンテナを使ったマイクロ波プラズマ処理装置の構成を示す図である。 (A),(B)は、本発明の第1実施例によるマイクロ波プラズマ処理装置の構成を示す図である。 マイクロ波プラズマが励起するためのマイクロ波電界と、プラズマガスであるArの圧力の条件を示す図である。 本発明の第2実施例による処理ガス供給構造の構成を示す図である。 本発明の第3実施例によるプラズマ処理装置の構成を示す図である。 本発明の第4実施例によるプラズマ処理装置の構成を示す図である。 本発明の第5実施例によるプラズマ処理装置の構成を示す図である。 本発明の第6実施例によるプラズマ処理装置の構成を示す図である。
符号の説明
10,10A,10B,10C,100,200,200A プラズマ処理装置11,101 処理容器
11A,101A 排気ポート
11b 張り出し部
11r 処理ガス供給ポート
11s,11u,15s シールリング
11A,11B,11C,101A,101B,101C 空間
11G 減圧およびHe供給ポート
12,114 被処理基板
13,115 保持台
13A 高周波電源
14,40,201 シャワープレート
14A,202 プラズマガス流路
15 カバープレート
15a カバープレート開口部
16 スロット板
16a,16b,16c スロット開口部
17 アンテナ本体
18 遅波板
18a 遅波板開口部
19 冷却ブロック
19A 冷却水通路
20 ラジアルラインスロットアンテナ
21 プラズマガス・マイクロ波導入部
21A プラズマガス導入路
21B マイクロ波導入部
21C 導波管
31,112 処理ガス供給構造
31A 処理ガス通路
31B 処理ガスノズル
31C プラズマ拡散通路
31R 処理ガス供給ポート
40 シャワープレート
40A 開口部
41 プラズマガス導入部品

Claims (3)

  1. 被処理基板を保持する保持台を備えた処理容器と、
    前記処理容器に結合された排気系と、
    前記処理容器上に設けられたマイクロ波アンテナと、
    前記処理容器に、前記保持台上の被処理基板に対面するように設けられた、前記処理容器中にプラズマガスを供給するシャワープレートと、を有するプラズマ処理装置であって、
    前記シャワープレートは複数の開口部を有する緻密な媒体からなるとともに前記開口部内に多孔質媒体を有し、前記プラズマガスは前記多孔質媒体を介して前記処理容器中に供給されることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記シャワープレートおよび前記多孔質媒体はセラミック材料からなることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記被処理基板と前記シャワープレートとの間に、処理ガス供給部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のプラズマ処理装置。
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